JP3970703B2 - インクジェット画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、搬送ローラ対によって記録媒体を画像形成部に向けて挟持搬送し、この画像形成部において記録媒体表面への画像形成を行うインクジェット画像形成装置に係る。特に、本発明は、記録媒体の搬送動作を安定的に行うための対策に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、インクジェット画像形成装置(以下、インクジェットプリンタと呼ぶ)における画像形成動作としては、先ず、給紙トレイに収容されている複数枚の記録用紙のうち1枚を搬送路に送り出し、この記録用紙を、搬送路を経て画像形成部に供給する。そして、この画像形成部において用紙表面にインク滴を吐出することで所定の画像形成を行った後に、この記録用紙を排紙トレイに排紙するようになっている。
【0003】
また、シリアルヘッドタイプのインクジェットプリンタの場合、画像形成部には、インクカートリッジを搭載したキャリッジが配設されており、このキャリッジが走査動作を行いながらインクカートリッジからインクヘッドに供給されたインクによって上記画像形成動作を行うようになっている。
【0004】
一般に、この種のインクジェットプリンタは、記録用紙の片面(上面)にインク滴を吐出して画像形成動作を行うため、このインク滴が滴下される記録用紙の片面がインクの吸収に伴って膨潤する。この片面の膨潤に伴い記録用紙には若干の反りが発生する。
【0005】
通常の画像形成動作にあっては、比較的短い時間で1枚の記録用紙に対する画像形成が完了するため、この記録用紙の反りは僅かであり殆ど問題とならない。
【0006】
ところが、画像形成動作の途中で何らかの不具合が生じて画像形成動作が中断された場合、その後に画像形成動作が再開されるまでの時間が長くなるに従って上記膨潤が進み記録用紙の反りが大きくなる。また、イメージデータの画像形成を行う場合には記録用紙の送りピッチを小さくすることがあり、この場合にも、画像形成完了までの時間が長くなって上記膨潤が進み、記録用紙の反りが大きくなる。そして、このような状況では、記録用紙の表面がインクヘッドに接触してしまい、用紙表面が汚れたり用紙ジャムが発生してしまう。
【0007】
この不具合を解消するために、例えば特開2001−31288号公報に開示されているインクジェットプリンタがある。この公報には、画像形成部において記録用紙を支持するプラテンの上面に、記録用紙搬送方向に沿って延びるリブを形成した構成が開示されている。そして、このリブの記録用紙搬送方向上流側には搬送ローラ対が配設されており、この搬送ローラ対によって記録用紙がプラテン上のリブに押さえ付けられるように搬送される。これにより、記録用紙は、その搬送方向に直交する方向(用紙幅方向)に亘って波状に変形する。その結果、記録用紙が搬送方向に変形し難く、また、用紙幅方向への膨潤による変形は、波打ち量の増大により吸収されて、インクヘッド側への浮きが抑制される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記公報に開示されている技術にあっては、プラテン上に形成されているリブに記録用紙が押さえ付けられながら搬送されるため、この両者間での摩擦の影響により記録用紙の搬送抵抗が大きく、安定した搬送動作を行えない可能性があった。
【0009】
特に、記録用紙における搬送方向下流側端(先端)が下側(プラテン側)に湾曲している場合には、この記録用紙先端における搬送抵抗が著しく高くなるなどして用紙ジャムが発生しやすい状況となってしまう。
【0010】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、記録用紙とプラテンとの間の摩擦力を抑制して記録用紙の搬送を安定的に行いながらも、記録用紙が膨潤してインクヘッドに接触してしまうといった状況を回避できるインクジェット画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
−発明の概要−
上記の目的を達成するために、本発明は、プラテンの上流側に配置され記録用紙を挟持搬送する搬送ローラ対を利用し、この搬送ローラ対を記録用紙が通過する際に、この記録用紙を搬送方向に沿って僅かに曲げるようにし、これによって記録用紙に腰を付けるようにしている。
【0012】
−解決手段−
具体的には、駆動側ローラと従動側ローラとで成る搬送ローラ対によって記録媒体を画像形成部に向けて挟持搬送し、この画像形成部において記録媒体表面への画像形成を行うインクジェット画像形成装置を前提とする。このインクジェット画像形成装置に対し、上記駆動側ローラに、大径部及び小径部を軸心方向に隣接して形成する。一方、上記従動側ローラの少なくとも表面を弾性材料により構成し、更に、この従動側ローラを、駆動側ローラの大径部と小径部との間の段部に臨んで配設している。
【0013】
この特定事項により、駆動側ローラと従動側ローラとの間で記録媒体を挟持搬送している状態では、表面が弾性材料で構成されている従動側ローラが、駆動側ローラの大径部と小径部との間の段部に沿うように僅かに変形する。このため、これらローラに挟持搬送されている記録媒体は、この段部付近において搬送方向に沿って僅かに曲げられることになる。その結果、記録用紙には腰が付けられ、上記膨潤による変形は生じにくく、インクヘッド側への浮きが抑制される。このように、本解決手段は、プラテン上に記録媒体を押さえ付けることでその記録媒体に腰を付けるといった従来の手法は用いていない。このため、プラテンと記録媒体との間での搬送抵抗を殆ど生じさせないようにすることができる。その結果、記録媒体の安定した搬送動作を行うことができ、用紙ジャムの発生を回避することができる。
【0014】
また、記録媒体に腰を付けたことで、インクヘッドと記録媒体との間の距離を適切に且つ安定的に得ることができ、インクヘッドからのインク滴の着弾位置を良好に得ることができて高品質の画像形成を行うことができる。
【0015】
尚、本解決手段にあっては、従動側ローラは、その表面のみが弾性材料により構成されていてもよいし、その全体が弾性材料により構成されていてもよい。
【0016】
上記駆動側ローラと記録媒体との位置関係として具体的には以下のものが掲げられる。先ず、駆動側ローラの小径部を、挟持搬送する記録媒体の側端縁に臨む位置に設ける。一方、従動側ローラを、記録媒体の側端縁に臨む駆動側ローラの小径部とそれに隣接する大径部との間の段部に臨んで配設する。
【0017】
これにより、駆動側ローラと従動側ローラとの間で挟持搬送される記録媒体は、その側端縁が駆動側ローラの小径部に入り込むように僅かに曲げられることになる。記録媒体を水平方向に搬送するインクジェット画像形成装置では、一般に、駆動側ローラを下側に従動側ローラを上側にそれぞれ配設していることが多い。この場合、搬送ローラ対から画像形成部に搬送された記録媒体の側端縁は、下側つまりインクヘッドの配設位置とは反対側に曲げられることになり、インクヘッドとの接触が良好に回避される形状となって画像形成部に達することになる。このため、記録媒体がインクヘッドに接触することによって発生する用紙ジャムやインクヘッドの破損が回避され、信頼性の高い記録媒体の搬送状態を得ることができる。
【0018】
上記のローラ構成を採用した場合の好ましいプラテンの構成としては以下のものが掲げられる。プラテンに、記録媒体搬送方向に沿って延びる複数のリブを所定間隔を存して突設する。そして、これら複数のリブのうち、記録媒体の側端縁に対応するリブを、その他のリブよりも突出寸法を小さく設定する。
【0019】
つまり、上記ローラ構成(記録媒体の側端縁を僅かに曲げる構成)を採用した場合、搬送ローラ対から画像形成部に搬送された記録媒体の側端縁はその他の部分よりもプラテン側に曲げられている。このため、プラテン上の各リブの先端同士を繋いだ仮想線がこの記録媒体の形状に沿うように各リブの突出寸法を設定する。これによれば、記録媒体が搬送ローラ対から画像形成部に搬送される際に、記録媒体の側端縁がプラテン上のリブに引っ掛かってしまうといった状況を回避できると共に、プラテン上での記録媒体の搬送も安定して行うことができる。
【0020】
更に、各ローラの構成を具体化すると、先ず、駆動側ローラとしては、大径部及び小径部が軸心方向に亘って交互に複数形成されている。一方、従動側ローラとしては、駆動側ローラの各大径部に対応して複数箇所に配設されていると共に、これら各従動側ローラの軸心方向の長さ寸法は、従動側ローラの軸心方向両端が駆動側ローラの大径部の両端よりも外側に位置するように駆動側ローラの大径部の軸心方向の長さ寸法よりも僅かに長く設定されている。
【0021】
この特定事項により、記録媒体に腰を付けるための曲げ部を複数箇所で得ることができ、記録媒体の搬送をより安定して得ることができる。その結果、上記膨潤による変形は殆ど生じず、インクヘッド側への浮きも殆どなくなる。
【0022】
また、駆動側ローラの大径部と小径部との間の段部として、大径部から小径部に亘ってローラ径が徐々に小さくなる形状に形成されている。これによれば、段部による記録媒体の曲げ部分の曲げ量が極端に大きくなってしまうことを阻止でき、記録媒体が曲げ部分で破損してしまうなどといったことが回避される。
【0023】
上記駆動側ローラの小径部は、定形サイズの記録媒体の側端縁に臨む位置に設けられている。この定形サイズの記録媒体とは例えばA4サイズやB5サイズといった大きさの記録媒体である。つまり、これら大きさの記録媒体が搬送されることを想定して駆動側ローラの小径部の位置を予め設定しておく。従って、本解決手段にあっては、駆動側ローラの各小径部の形成位置は必ずしも軸心方向に亘って等ピッチであるとは限らない。
【0024】
搬送ローラ対から画像形成部に向けて送り出された記録媒体の姿勢が、プラテン上の支持面と平行になるよう構成されている。従来では、記録媒体をプラテン上のリブに押さえ付けることによって記録媒体に腰を付けていた。このため、記録媒体の先端がプラテン上の支持面に向かうように、この記録媒体をプラテンに対して所定角度をもって搬送していた。本発明では、その必要はないため、搬送ローラ対から画像形成部に向けて送り出される記録媒体の姿勢としてはプラテン上の支持面と平行に設定しても十分に記録媒体に腰を付けることができ、安定した搬送状態を得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本形態では、カラーインクジェットプリンタに本発明を適用した場合について説明する。
【0026】
−カラーインクジェットプリンタの全体構成の説明−
図1は、本形態に係るカラーインクジェットプリンタ1の外観(カバー11が開放された状態)を示す斜視図である。また、図2は、カラーインクジェットプリンタ1の内部構成を示す側面図である。
【0027】
これらの図に示すように、本形態に係るインクジェットプリンタ1は、給紙部2、分離部3、搬送部4、画像形成部5及び排出部6を備えている。
【0028】
給紙部2は、略鉛直方向に延びる給紙トレイ21及び図示しないピックアップローラを備えており、画像形成動作開始時に給紙トレイ21内の記録媒体としての記録用紙Pをピックアップローラによって取り出して分離部3に向けて搬送するようになっている。また、上記給紙トレイ21は、画像形成動作を行わない際には、記録用紙Pの保管部として機能する。
【0029】
分離部3は、給紙部2から供給される記録用紙Pを、画像形成部5に向けて一枚ずつ供給するためのものであり、給紙ローラ31及び分離器32を備えている。分離器32では、パッド部分(記録用紙Pとの接触部分)と記録用紙Pとの摩擦力が、記録用紙P,P同士の間の摩擦力より大きくなるように設定されている。また、給紙ローラ31では、この給紙ローラ31と記録用紙Pとの摩擦力が、分離器32のパッドと記録用紙Pとの摩擦力や、記録用紙P,P同士の間の摩擦力よりも大きくなるように設定されている。そのため、ピックアップローラによって複数枚の記録用紙P,P,…が取り出されて分離部3まで送られてきたとしても、給紙ローラ31によって、これら複数の記録用紙P,P,…を分離し、最も上側の一枚の記録用紙Pのみを搬送部4に送ることができるようになっている。
【0030】
搬送部4は、分離部3より一枚ずつ供給される記録用紙Pを、画像形成部5に向けて搬送するためのものであり、ガイド板41及び搬送ローラ対42を備えている。搬送ローラ対42は、記録用紙Pをインクヘッド52とプラテン53との間に送り込む際に、インクヘッド52からのインク滴が記録用紙Pの適切な位置に吹き付けられるように、記録用紙Pの搬送を調整する部材である。
【0031】
画像形成部5は、搬送部4の搬送ローラ対42から供給される記録用紙Pへ画像形成を行うためのものであり、複数のインクカートリッジ81〜84、インクヘッド52、これらインクカートリッジ81〜84及びインクヘッド52を搭載したキャリッジ51、このキャリッジ51を主走査方向に案内するためのガイドシャフト54、画像形成時に記録用紙Pの支持台となる上記プラテン53を備えている。また、上記インクカートリッジ81〜84は、Bk(ブラック),Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の各インク毎に個別にキャリッジ51上に搭載されており、それぞれが独立して交換可能となっている。また、本形態では、各インクカートリッジ81〜84のうちY,M,Cの各カラーインクカートリッジ82〜84に比べてBkインクカートリッジ81が大型のものとなっている。
【0032】
排出部6は、画像形成が行われた記録用紙Pを回収する部分であり、記録用紙P上のインクを乾燥させるための図示しないインク乾燥部、排出ローラ61及び排出トレイ62を備えている。
【0033】
−カラーインクジェットプリンタの動作説明−
上記の構成において、インクジェットプリンタ1は、次のような動作によって画像形成を行う。先ず、図示しないコンピュータ等の外部端末から画像情報に基づく画像形成要求がインクジェットプリンタ1に対してなされる。画像形成要求を受信したインクジェットプリンタ1は、給紙トレイ21上の記録用紙Pを、ピックアップローラによって給紙部2より搬出する。次に、搬出された記録用紙Pは、給紙ローラ31によって分離部3を通過し、搬送部4へと送られる。搬送部4では、搬送ローラ対42によって、記録用紙Pをインクヘッド52とプラテン53との間へと送る。そして、画像形成部5では、インクヘッド52のインクノズルよりプラテン53上の記録用紙Pへ、画像情報に対応してインク滴が吹き付けられる。この時、記録用紙Pはプラテン53上で一旦停止されている。インク滴を吹き付けつつ、キャリッジ51は、ガイドシャフト54に案内されて、主走査方向(図1におけるD2方向)に一ライン分走査される。それが終了すると、記録用紙Pは、プラテン53上で副走査方向(図1におけるD1方向)に一定の幅だけ移動する。画像形成部5において、上記動作が画像情報に対応し継続して実施されることにより、記録用紙Pの全面に画像形成がなされる。このようにして画像形成が行われた記録用紙Pは、インク乾燥部を経て、排出ローラ61によって排出トレイ62に排出される。これにより、記録用紙Pは印刷物としてユーザに提供されることになる。
【0034】
−搬送部4の説明−
次に、本形態の特徴部分である上記搬送部4の構成について説明する。図3は、この搬送部4及びプラテン53の周辺部を示す斜視図である。本図では、プラテン53上を搬送される記録用紙Pを仮想線で示している。また、図4は搬送ローラ対42の一部を断面で示す正面図である。
【0035】
図3に示すように、搬送部4は、記録用紙Pをインクヘッド52とプラテン53との間に送り込むために記録用紙Pを挟持搬送する上記搬送ローラ対42を備えている。
【0036】
この搬送ローラ対42は、下側に位置するフィードローラ43と、上側に位置する複数のピンチローラ44,44,…とを備えている。以下、各ローラ43,44について説明する。
【0037】
(フィードローラ43の説明)
先ず、フィードローラ43について説明する。このフィードローラ43は、金属製のローラ部材であって、図示しない駆動モータからの駆動力を受ける駆動側ローラである。そして、このフィードローラ43の形状としては、その軸心方向に亘って複数の大径部45,45,…と複数の小径部46,46,…とが交互に一体形成されている。詳しくは、図3及び図4に示すものでは、7個の大径部45,45,…と8個の小径部46,46,…とが軸心方向に交互に形成され、この大径部45と小径部46との間に段部47が形成されている。
【0038】
各小径部46,46,…のうち、フィードローラ43の軸心方向の両端部に形成されている小径部46a,46aは、軸心方向長さが短く設定された端部小径部として形成されている。その他の小径部46b,46b,…は、上記端部小径部46aよりも軸心方向長さが長く設定された中央小径部として形成されている。これら中央小径部46b,46b,…の軸心方向長さは互いに同一である。
【0039】
一方、上記小径部46,46,…の間に形成されている大径部45,45,…は、その外径寸法が小径部46の外径寸法に対して例えば10%程度大きく設定されている。また、これら大径部45,45,…の軸心方向長さは互いに同一であって、それぞれの軸心方向の長さ寸法は中央小径部46bの軸心方向の長さ寸法に対して例えば20%程度大きく設定されている。尚、小径部46と大径部45との寸法関係はこれに限らない。
【0040】
このフィードローラ43の特徴の一つとして、上記複数の小径部46,46,…のうちの何れかは、挟持搬送する記録用紙Pの側端縁(搬送方向に沿って延びる側端縁)に臨む位置に設けられている。つまり、この小径部46は、A4サイズやB5サイズといった定形サイズの記録用紙Pの側端縁に臨む位置に設けられている。図3及び図4に示す記録用紙Pの搬送状態では、各端部小径部46a,46aが記録用紙Pの側端縁Aに臨む位置に設けられている。言い換えると、記録用紙Pは、その側端縁Aが端部小径部46a,46aに臨む位置で搬送されるようになっている。この図3及び図4に示す記録用紙Pよりも小サイズの記録用紙Pが搬送される場合には、この記録用紙Pは、その側端縁が何れかの中央小径部46b,46bに臨む位置で搬送されるようになっている。
【0041】
(ピンチローラ44の説明)
次に、上述したフィードローラ43との間で記録用紙Pを挟持搬送するピンチローラ44について説明する。複数配置されているピンチローラ44は、何れも同一の構成である。従って、ここでは一つのピンチローラ44についてのみ説明する。
【0042】
図4に示すように、ピンチローラ44は、金属製の軸心部材44aの外周囲に円筒形状のゴムやウレタン等の弾性材44bが一体的に装着されて成るローラ部材であって、駆動モータ等の駆動力を受けることなく支持された従動側ローラである。また、このピンチローラ44は、その軸心方向の長さ寸法が上記フィードローラ43上の1個の大径部45の軸心方向の長さ寸法よりも僅かに長く設定されている。そして、各ピンチローラ44は、それぞれの軸心方向の中央位置がフィードローラ43の各大径部45の中央位置に一致する位置に配設されている。
【0043】
このため、ピンチローラ44は、その軸心方向両端がフィードローラ43の大径部45の両端部分である段部47,47よりも僅かに外側(軸心方向の左右両外側)に位置するように配設されている。これにより、ピンチローラ44の外周部分を構成する弾性材44bと、この弾性材44bに当接しているフィードローラ43の大径部45の外周面との間で記録用紙Pを挟持搬送するようになっている。
【0044】
また、ピンチローラ44は、上述した如く、軸心方向両端がフィードローラ43の大径部45の両端よりも僅かに外側に位置しているため、記録用紙Pの搬送状態では、図5に拡大して示すように、ピンチローラ44の弾性材44bがフィードローラ43の段部47に沿って僅かに変形し、これに沿って記録用紙Pが僅かに曲げられることになる。言い換えると、ピンチローラ44の外周面がフィードローラ43における大径部45と小径部46との間の段部47に臨むように各ローラ43,44が配設されており、この段部47に対応する箇所で記録用紙Pが曲げられることになる。このため、記録用紙Pには腰が付けられ、上記膨潤による変形は生じにくく、インクヘッド52側への浮きが抑制される。
【0045】
従来技術にあっては、プラテン上に記録用紙を押さえ付けることでその記録用紙に腰を付けるといった手法は用いていた。本形態では、このプラテン53の上流側において記録用紙Pを曲げることにより、記録用紙Pに腰を付けている。このため、プラテン53と記録用紙Pとの間での搬送抵抗を殆ど生じさせないようにすることができ、記録用紙Pの安定した搬送動作を行うことができ、用紙ジャムの発生を回避することができる。
【0046】
また、記録用紙Pに腰を付けるための曲げ部を複数箇所に形成しているため、記録用紙Pの全体に亘って形状を安定化させることができ、インクヘッド52と記録用紙Pとの間の距離を適切に且つ安定的に得ることができる。その結果、インクヘッド52からのインク滴の着弾位置を良好に得ることができて高品質の画像形成を行うことができる。
【0047】
−フィードローラ43の変形例−
次に、フィードローラ43の変形例について説明する。本例では、フィードローラ43以外の各部材の構成は上記実施形態と同様である。従って、ここではフィードローラ43の形状のみについて説明する。
【0048】
図6は、本例における搬送部4及びプラテン53の周辺部を示す斜視図である。本図においても、プラテン53上を搬送される記録用紙Pを仮想線で示している。また、図7は搬送ローラ対42の一部を断面で示す正面図である。
【0049】
上述した実施形態では、フィードローラ43の形状として、その軸心方向に亘って複数の大径部45,45,…と複数の小径部46,46,…とを交互に一体形成していた。本例に係るフィードローラ43は、その軸心方向の両端部にのみ小径部46,46が形成されており、その他の部分は大径部45として形成されている。つまり、本形態のフィードローラ43は、上述した実施形態のフィードローラ43のうち、小径部として端部小径部46a,46aのみを備えた構成となっている。
【0050】
このため、本形態では、複数のピンチローラ44,44,…のうち軸心方向両側に位置するピンチローラ44,44のみが、フィードローラ43の大径部45の両端部分である段部47,47よりも僅かに外側に位置することになる。
【0051】
このため、記録用紙Pの搬送状態では、図7に拡大して示すように、軸心方向両側に位置するピンチローラ44の弾性材44bがフィードローラ43の段部47に沿って変形し、これに沿って記録用紙Pが曲げられることになる。言い換えると、フィードローラ43とピンチローラ44との間で挟持搬送される記録用紙Pは、その側端縁がフィードローラ43の小径部46に入り込むように僅かに曲げられることになる。つまり、搬送ローラ対42から画像形成部5に搬送された記録用紙Pの側端縁は、下側つまりインクヘッド52とは反対側に曲げられることになり、インクヘッド52との接触が良好に回避される形状となって画像形成部5に達することになる。このため、記録用紙Pがインクヘッド52に接触することによって発生する用紙ジャムやインクヘッド52の破損が回避され、信頼性の高い記録用紙Pの搬送状態を得ることができる。尚、本例の効果は、上述した実施形態における端部小径部46a,46aによっても同様に得ることができている。
【0052】
また、本例におけるプラテン53の上面には記録用紙Pの搬送方向に沿って複数のリブ55,55,…が突設されている(図6参照)。これにより、プラテン53と記録用紙Pとの接触面積を小さくして搬送抵抗を低減するようになっている。上記のローラ構成を採用した場合の好ましいプラテン53の構成としては、これら複数のリブ55,55,…のうち搬送される記録用紙Pの側端縁Aに対応するリブ55a,55aを、その他のリブよりも突出寸法を小さく設定することである。
【0053】
つまり、上記ローラ構成を採用した場合、搬送ローラ対42から画像形成部5に搬送された記録用紙Pの側端縁はその他の部分よりもプラテン53側に曲げられている。このため、プラテン53上の各リブ55,55,…の先端同士を繋いだ仮想線がこの記録用紙Pの形状に沿うように各リブ55,55,…の突出寸法が設定される。
【0054】
これによれば、記録用紙Pが搬送ローラ対42から画像形成部5に搬送される際に、記録用紙Pの先端がプラテン53上のリブに引っ掛かってしまうといった状況を回避できると共に、プラテン53上での記録用紙Pの搬送も安定して行うことができる。
【0055】
尚、本例の如く、プラテン53の上面に複数のリブ55,55,…を突設し、複数のリブ55,55,…のうち、搬送される記録用紙Pの側端縁Aに対応するリブ55a,55aを、その他のリブよりも突出寸法を小さく設定する構成は、上述した実施形態にも適用可能である。
【0056】
−段部47の形状の変形例−
次に、フィードローラ43の大径部45と小径部46との間に形成されている段部47の変形例について説明する。
【0057】
図8に示すように、本例に係る段部47の形状としては、大径部45から小径部46に亘ってローラ径が徐々に小さくなる形状に形成されている。これによれば、段部47による記録用紙Pの曲げ部分の曲げ量が極端に大きくなってしまうことを阻止でき、記録用紙Pが曲げ部分で破損してしまうなどといったいったことが回避される。また、この大径部45から小径部46に亘ってローラ径を徐々に小さくする形状としては、図8に示すテーパ面に限らず湾曲面としてもよい。
【0058】
本例の構成は、上記実施形態における大径部45と中央小径部46bとの間に形成されている段部47に限らず、上記実施形態及び変形例における大径部45と端部小径部46aとの間に形成されている段部47にも適用することが可能である。
【0059】
−搬送ローラ対42のローラ配置状態の変形例−
次に、搬送ローラ対42を構成しているフィードローラ43とピンチローラ44との配置状態の変形例について説明する。
【0060】
上述した実施形態では、フィードローラ43の軸心位置とピンチローラ44の軸心位置とを上下で対向する位置としていた。つまり、これら軸心が同一鉛直面上に位置する構成となっていた。本例のものは、図9に示すように、フィードローラ43の軸心位置に対してピンチローラ44の軸心位置を僅かにプラテン53側に位置させている。
【0061】
これによれば、搬送ローラ対42から画像形成部5に向けて搬送される記録用紙Pは、ピンチローラ44によって僅かに下向き(プラテン53の上面に向かう向き)に排出されることになる。このため、記録用紙Pがインクヘッド52に接触してしまうことをより確実に回避することができる。
【0062】
−その他の実施形態−
上記実施形態では、ピンチローラ44,44,…は、それぞれフィードローラ43の大径部45に対応して配設されていた。つまり、ピンチローラ44,44,…の個数とフィードローラ43の大径部45の個数とは一致していた。本発明はこれに限らず、ピンチローラ44は、フィードローラ43の大径部45と小径部46との間の段部47に臨んで配設されておればよく、例えば図10に示すように、各段部47の対応して配設してもよい。この場合、ピンチローラ44,44,…の個数は、フィードローラ43の段部47の個数に一致することになる。
【0063】
また、上記実施形態では、フィードローラ43を下側に、ピンチローラ44,44,…をその上側にそれぞれ位置させて搬送ローラ対42を構成していた。これらの上下関係は逆であってもよい。但し、この場合、記録用紙Pの両端部に対しては、曲がりが生じないようにローラ形状を変更するか、もしくは、記録用紙Pの両端部が下向きに曲がりが生じるようにローラ形状を変更する必要がある。
【0064】
また、各ピンチローラ44,44,…は、それぞれ独立して支持された複数のローラであったが、互いに連結されて一体的に回転する構成のものであってもよい。このピンチローラ44の構成として、上記実施形態では、金属製の軸心部材44aの外周囲に弾性材44bが一体的に装着された構成としていた。つまり、ピンチローラ44の表面部分のみを弾性材料により構成していた。本発明はこれに限らず、ピンチローラ44の全体を弾性材料により構成してもよい。
【0065】
また、上記実施形態では、カラーインクジェットプリンタ1に本発明を適用した場合について説明した。本発明はこれに限らず、モノクロタイプのインクジェットプリンタに適用することも可能である。
【0066】
更に、本発明は、キャリッジ51が主走査方向に走査しながら画像形成動作を行うシリアルタイプのインクジェットプリンタに限らず、走査動作を行わないラインタイプのインクジェットプリンタへの適用も可能である。
【0067】
【発明の効果】
以上のように、本発明では、画像形成部に向けて記録媒体を挟持搬送する搬送ローラ対を利用し、この搬送ローラ対を記録媒体が通過する際に、この記録媒体を搬送方向に沿って僅かに曲げるようにし、これによって記録媒体に腰を付けるようにしている。このため、インク滴が滴下されることに伴う膨潤による記録媒体の変形は生じ難く、インクヘッド側への浮きが抑制される。また、本発明では、プラテン上に記録媒体を押さえ付けることでその記録媒体に腰を付ける必要はなくなるので、プラテンと記録媒体との間での搬送抵抗を殆ど生じさせないようにすることができる。その結果、記録媒体の安定した搬送動作を行うことができ、用紙ジャムの発生を回避することができて、インクジェット画像形成装置の記録媒体搬送系の信頼性の向上を図ることができる。
【0068】
また、記録媒体に腰を付けたことで、インクヘッドと記録媒体との間の距離を適切に且つ安定的に得ることができ、インクヘッドからのインク滴の着弾位置を良好に得ることができて高品質の画像形成を行うことができる。
【0069】
また、本発明によって記録媒体の側端縁をプラテンの配設側に向けて僅かに曲げるようにした場合において、プラテン上に突設された複数のリブのうち、記録媒体の側端縁に対応するリブを、その他のリブよりも突出寸法を小さく設定した場合には、記録媒体が搬送ローラ対から画像形成部に搬送される際に、記録媒体の側端縁がプラテン上のリブに引っ掛かってしまうといった状況を回避できる。これによっても記録媒体の搬送を安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るインクジェットプリンタの外観を示す斜視図である。
【図2】インクジェットプリンタの内部構成を示す側面図である。
【図3】搬送部及びプラテンの周辺部を示す斜視図である。
【図4】搬送ローラ対の一部を断面で示す正面図である。
【図5】フィードローラとピンチローラとの間における記録用紙の挟持搬送状態を示す断面図である。
【図6】変形例における図3相当図である。
【図7】変形例における図4相当図である。
【図8】段部の変形例におけるフィードローラの一部分を示す図である。
【図9】ローラ配置状態の変形例における搬送部及び画像形成部を示す側面図である。
【図10】各段部毎にピンチローラを配設した構成を示す図5相当図である。
【符号の説明】
1 カラーインクジェットプリンタ(インクジェット画像形成装置)
42 搬送ローラ対
43 フィードローラ(駆動側ローラ)
44 ピンチローラ(従動側ローラ)
44b 弾性材
45 大径部
46 小径部
47 段部
5 画像形成部
53 プラテン
54 リブ
P 記録用紙(記録媒体)

Claims (7)

  1. 駆動側ローラと従動側ローラとで成る搬送ローラ対によって記録媒体を画像形成部に向けて挟持搬送し、この画像形成部において記録媒体表面への画像形成を行うインクジェット画像形成装置において、
    上記駆動側ローラは、大径部及び小径部が軸心方向に隣接して形成されている一方、
    上記従動側ローラは、少なくとも表面が弾性材料により構成されていると共に、上記駆動側ローラの大径部と小径部との間の段部に臨んで配設されていることを特徴とするインクジェット画像形成装置。
  2. 請求項1記載のインクジェット画像形成装置において、
    上記駆動側ローラの小径部は、挟持搬送する記録媒体の側端縁に臨む位置に設けられている一方、
    従動側ローラは、上記記録媒体の側端縁に臨む駆動側ローラの小径部とそれに隣接する大径部との間の段部に臨んで配設されていることを特徴とするインクジェット画像形成装置。
  3. 請求項2記載のインクジェット画像形成装置において、
    画像形成部には、記録媒体を支持するプラテンが配設されており、このプラテンには、記録媒体搬送方向に沿って延びる複数のリブが所定間隔を存して突設されており、これら複数のリブのうち、搬送方向に沿って延びる記録媒体の側端縁に対応するリブは、その他のリブよりも突出寸法が小さく設定されていることを特徴とするインクジェット画像形成装置。
  4. 請求項1記載のインクジェット画像形成装置において、
    駆動側ローラに形成されている大径部及び小径部は、軸心方向に亘って交互に複数形成されている一方、
    上記従動側ローラは、駆動側ローラの各大径部に対応して複数箇所に配設されていると共に、これら各従動側ローラの軸心方向の長さ寸法は、従動側ローラの軸心方向両端が駆動側ローラの大径部の両端よりも外側に位置するように駆動側ローラの大径部の軸心方向の長さ寸法よりも僅かに長く設定されていることを特徴とするインクジェット画像形成装置。
  5. 請求項1記載のインクジェット画像形成装置において、
    駆動側ローラの大径部と小径部との間の段部は、大径部から小径部に亘ってローラ径が徐々に小さくなる形状に形成されていることを特徴とするインクジェット画像形成装置。
  6. 請求項2記載のインクジェット画像形成装置において、
    駆動側ローラの小径部は、定形サイズの記録媒体の側端縁に臨む位置に設けられていることを特徴とするインクジェット画像形成装置。
  7. 請求項1記載のインクジェット画像形成装置において、
    画像形成部には、記録媒体を支持するプラテンが配設されている一方、
    搬送ローラ対から画像形成部に向けて送り出された記録媒体の姿勢が、上記プラテン上の支持面と平行になるよう構成されていることを特徴とするインクジェット画像形成装置。
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