JP3970621B2 - 料金収受システム、料金収受方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば有料道路や有料橋などの有料施設に適用される料金収受システム、料金収受方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
高速道路などの有料道路の料金所は、料金収受用の車線を横一列に配置した形態のものや一つの車線に複数の収受エリアを縦に並べて配置した形態のもの(以下縦列車線という)など、さまざまな形態がある。
【0003】
縦列車線は、車両進入方向に手前の収受エリア(第1収受エリア)と奥の収受エリア(第2収受エリア)とを縦列配置した車線であり、第1および第2それぞれの収受エリアのブースに滞在する2人の収受員が相互に連絡を取り合い、車線に進入する車両に対してどちらの収受エリアで通行料金を収受するかを、マイクなどを利用して声を掛け合うことで分担している。
【0004】
このような縦列車線では、通常、進入してきた車両に対してそれぞれの収受エリアで1台おきに交互に通行料金を収受するのが基本であり、縦列車線に進入する車両に対しては車線入口に近い側の第1収受エリアの収受員がどちらの収受エリアで通行料金の支払いをすべきかを指示するとともに、第2の収受エリアの収受員へマイクを使って連絡するようにしている。
【0005】
一方、近年では、このような縦列車線にも、無線通信を利用した自動料金収受システム、つまりETCシステムが導入されつつある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このようなETCシステムを縦列車線に導入する上では以下のような問題がある。
【0007】
すなわち、縦列車線に進入した車両がETCシステム用の車載器を搭載した車両(ETC車)の場合、このETC車が第1収受エリアでETC処理が済み、正常に課金済みとなった際に、停車することなくそのまま直進し第1収受エリアからマイク連絡する間もなく一瞬にして第2収受エリアの位置に達してしまう。
【0008】
ETC車と車載器を搭載していない車両とは、外見上では見分けがつき難く、第2収受エリアに滞在する収受員は、手前の第1収受エリアで停車しなかった車両がETC車で第2収受エリアを通過させて良い車両なのか、第1収受エリアで料金収受せず、第2収受エリアの側で料金を徴収すべき(停車させるべき)車両なのかを識別できず、料金徴収済みの車両を誤って停止させてしまうことがあるという問題点があった。
【0009】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、縦列車線において従来システムと無線システムとの混在運用を正しく行うことのできる料金収受システム、料金収受方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の料金収受システムは、有料道路の料金収受用の車線に第1収受エリアおよび第2収受エリアを縦列に設け、それぞれの収受エリアで利用料金の収受処理を行うことが可能な料金収受システムにおいて、前記第1収受エリアに、前記第1収受エリアに進入あるいは退出する車両を検知する車両検知手段と、前記車両検知手段による入退出の検知区間内で無線通信することで車線への進入車両を、無線収受可能な第1の車両と無線収受不可能な第2の車両に種別する車両種別手段と、前記車両種別手段により種別された第1の車両に対して無線通信による料金収受を行う無線収受手段と、前記車両種別手段により種別された前記第2の車両に対して現金あるいは現金相当の媒体による料金収受を行う第1非無線収受手段と、前記無線収受手段および前記第1非無線収受手段による収受処理の状況を車種毎に管理する第1車両管理手段とを具備し、前記第2収受エリアに、前記第2の車両に対して現金あるいは現金相当の媒体による料金収受を行う第2非無線収受手段と、前記第1車両管理手段により管理されている前記第1収受エリアでの車種毎の収受処理の状況に、前記車両検知手段による第1収受エリアの退出検知内容と前記第2非無線収受手段による収受処理結果とを反映させて管理する第2車両管理手段と、前記第2車両管理手段に管理されている車種毎の収受状況を報知する収受状況報知手段とを具備したことを特徴としている。
【0021】
すなわち、本発明では、縦列車線の第1収受エリアへの車両の進入を検知すると、車両の入退出が検知される区間内で無線通信することで車線へ進入した車両を、無線収受可能な第1の車両と無線収受不可能な第2の車両に種別し、種別した第1の車両に対して第1収受エリア内で無線通信による料金収受を行い、種別した第2の車両に対して第2収受エリア内で現金あるいは現金相当の媒体による料金収受を行う。この際に、第2収受エリア内で、第1および第2の各収受エリアでの収受状況を種別した車種毎に報知するので、第2収受エリアに滞在する収受員は、手前の第1収受エリアで停車しなかった車両がETC車で第2収受エリアを通過させて良い車両なのか、第1収受エリアで料金収受せず、第2収受エリアの側で料金を徴収すべき(停車させるべき)車両なのかを識別できるようになる。
【0024】
この結果、縦列車線において従来システムと無線システムとの混在運用を正しく行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る一つの実施形態の料金収受システムの構成を示す図である。
【0026】
図1に示すように、この車線は、車両の進行方向に向かって手前に配置されている第1収受エリアAとその先(後方)に配置されている第2収受エリアBとから構成される縦列車線であり、例えば有料道路の料金徴収場所(料金所など)に設置されている。
【0027】
それぞれの収受エリアA,Bには第1ブース1と第2ブース3が設置されている。第1ブース1および第2ブース3内には、それぞれ収受員が待機(滞在)しており通行車両に対する通行料金の収受処理を行う。従ってこの車線への進入車両は、第1収受エリアAまたは第2収受エリアBのいずれかのエリアで通行料金の支払いを行うことになっている。
【0028】
第1収受エリアAには、現金や現金に相当する媒体(プリペイドカード、回数券、クレジットカードなど)での従来型システムにおける通行料金の収受処理を行うための非無線収受手段としての有人収受機21の他に、車両の位置や進行方向を検出するためのセンサ類(第1センサ22a、第2センサ22b、第3センサ22c)、この縦列車線に進入してくる車両に車線状況を通知するための車線表示板23、通行車両に対してETC処理状況および処理結果などを通知(報知)する路側表示器24、収受員に対してETC処理状況および処理結果などを通知(報知)するブース内表示器25、第1ブース1内の収受員に対して機器の故障等をメッセージ画面上に表示して通知(報知)したり、システムの運用形態の切替を行う車線監視制御盤26、車両に搭載されているETCシステム用の車載器から利用者が取り出し収受員に手渡されたICカードのリード・ライトを行うICカードリーダ27、車両の進行を制御する発進制御装置28、通行車両に搭載されている車載器と無線通信を行うためのアンテナ29、およびこれら機器を制御する車線制御装置20などが備えられている。
【0029】
なお、この第1収受エリアAにおけるセンサ類は、車線に進入した車両を検知する第1センサ22a、車両が無線通信エリアの終端に到達したことを検知する第2センサ22b、車両が発進制御装置28を抜けきったことを検知する第3センサ22cなどに分類される。ETC処理状況および処理結果などは、ブース内表示器25に表示する以外に音声で報知してもよい。
【0030】
すなわち、この第1収受エリアAには、従来型システムの機器とETCシステムの機器とが混在して配置されている。
【0031】
第2収受エリアBには、有人収受機31、車両が発進制御装置38を抜けきったことを検知する第4センサ32、収受員に対して料金処理結果を通知するブース内表示器35、第2ブース3内の収受員に対して機器の故障等を通知したり、運用形態の切替を行う車線監視制御盤36、車両に搭載されている車載器から利用者により取り出され収受員に手渡されたICカードのリード・ライトを行うICカードリーダ37、車両の進行を制御する発進制御装置38、およびこれら機器を制御する車線制御装置30などが備えられている。
【0032】
すなわち、この第2収受エリアBには、ETCシステムの機器の中の無線処理以外の機器(第4センサ32、ICカードリーダ37,発進制御装置38など)と従来型システムの機器(有人収受機31など)とが混在して配置されている。
【0033】
車両に搭載される車載器は、ICカードを収容するカード収容部と、ICカードとのインタフェース部と、このインタフェース部を通じて読出した情報を処理するとともに、処理結果をメモリに記憶するICカード処理部と、メモリに記憶されている情報を車載器アンテナから送信するとともに車載器アンテナで受信した情報をメモリに記憶させる無線制御部と、利用者に操作され、その操作内容を案内する表示操作部と、各部を統括して制御する制御部とから構成されている。メモリには、この車載器が搭載される車両の車長・車高・軸数・重量・用途・特長等の車両情報に加え、車載器を他の車載器と識別するためのID番号が予め記録されている。
【0034】
表示操作部には、利用者に操作されるキー操作部や取出ボタン等を備えた操作部と、操作内容を案内する文字表示およびLEDランプ等を備えた表示部と、ICカードを挿入および取り出すICカード挿入口とが備えられている。表示部は無線処理情報等の各種情報を表示し利用者(運転者等)に通知するものである。取出ボタンはICカードを取り出すための操作を行うボタンである。
【0035】
ICカードには、情報を記憶・読み出し可能なフラッシュメモリ、車載器のインタフェース部との間でデータのやり取りを行うインタフェース部と、このインタフェース部およびフラッシュメモリを制御するCPUとが設けられている。
【0036】
フラッシュメモリには、ユーザの銀行の口座番号、割引適用の可否等を示す特殊契約情報、および契約の有効期限などの課金情報が記憶されている。また、このフラッシュメモリには、ICカードを特定するためのID番号が予め記憶されており、車両が入口料金所ゲートを通過する際に、通過日時、料金所ゲートを特定するためのゲート番号、車両の車種、およびカード残額等の通行履歴情報がICカードのこのID番号に関連付けられて記憶される。
【0037】
このICカードは、車載器に装着されると、車載器のICカード処理部を介した制御部との信号のやり取りで車載器の正当性を確認して初めて車載器側のメモリ80に自身のフラッシュメモリに記憶されている課金情報を送る。
【0038】
図2に示すように、第1収受エリアAにおいて、車線表示板23およびアンテナ29は車両が進入する車線内の上方(屋根またはガントリー等)に配置されている。アンテナ29は第1センサ22aと第2センサ22bの設置範囲をカバーするように無線通信エリアを形成している。第2ブース3、路側表示器24、車線制御装置20はアイランド上に配置されている。路側表示器24は車両の進入方向を向いて第1ブース1手前のアイランド上に配置されている。第2ブース3の内部には、有人収受機21、ブース内表示器25、車線監視制御盤26、ICカードリーダ27などが設置されている。第1センサ22a、第2センサ22b、第3センサ22cはアイランド上に設置されており、車線を横切るするように赤外線を送受し、この赤外線を車両が遮断することで車両を検知する。発進制御装置28は車線をまたぎ開閉自在に設置されている。
【0039】
第1センサ22aは車線へ進入した車両の車載器とアンテナ29と無線通信が行われる無線通信エリアの進入位置(車両進行方向先端部分に配置されており、この第1センサ22aによる車両検知により無線通信が開始される。第2センサ22bはアンテナ29が形成する無線通信エリアの退出位置(車両進行方向終端部分に配置されている。発進制御装置28は第1ブース1よりも車両進行方向先でかつ第2収受エリアBの手前に配置されている。第3センサ22cは発進制御装置28のすぐ奥に配置されている。
【0040】
第2収受エリアBにおいて、第2ブース3、車線制御装置30はアイランド上に設置されている。第2ブース3の内部には、有人収受機31、ブース内表示器35、車線監視制御盤36、ICカードリーダ37が設置されている。第2ブース3の前方には発進制御装置38が配置されている。第4センサ32はこの発進制御装置38のすぐ奥に配置されている。第4センサ32は車線を横切るするように赤外線を送受し、この赤外線を車両が遮断することで車両を検知する。発進制御装置38は車線をまたぎ開閉自在に配置されている。発進制御装置28,38の動作モードとしては、自動開閉モードと固定モードがある。自動開閉モードは通常はゲートバーを閉じており、収受処理済みの場合にゲートバーを開放するモードである。固定モードは、有人収受機21,31の画面で設定された開固定あるいは閉固定の各状態に固定される。
【0041】
第1収受エリアAの車線制御装置20と第2収受エリアBの車線制御装置30とは、通信線で接続されており、業務開始時、業務中断時、業務終了時など、相互に随時通信が行われる。
【0042】
図3に示すように、車線制御装置20,30は、装置の処理を制御するCPU61、制御プログラムや各種データ類を記憶する主記憶装置としてのメモリ62およびハードディスクドライブ等の補助記憶装置63、センサ類やアンテナ29等との入出力を制御する入出力制御部64、データ処理装置や有人収受機等の装置との通信を制御する通信制御部65などから構成されている。
【0043】
各車線制御装置20,30のメモリ62には、それぞれ車両管理キューが設定され、各収受エリアA,Bへの車両の入退出状況に応じて随時更新される。
【0044】
車両管理キューには、図4に示すように、各収受エリアへの車両進入時刻情報(日時分秒など)、進入車両の車種情報(ETC、非ETC、異常ETCなど)、収受エリア情報(収受エリアA,収受エリアBなど)、収受状況情報(収受完了、未完了)が順に書き込まれ、処理の経過に伴なって収受状況情報や行全体が更新される。この例の場合、キューの上段が最古車両を示し、キューの下段が最新車両を示す。
【0045】
すなわち、この車両管理キューには、車両がn件登録できるエリアが確保されており、進入車両1件ごとに登録日時、車両の種類(非ETC/ETC/異常ETC)、対象エリア(収受エリアA/収受エリアB)、収受完了か否かが順に登録される。それぞれの収受エリアA,Bに新たな車両が進入すると、この車両管理キューの最新のデータの行の次の行に登録され、車両が通過し終わると、最古のデータが削除される。
【0046】
以下、この料金収受システムの動作を説明する。まず、図5を参照して第1収受エリアAにおける車線制御装置20の勤務開始動作について説明する。図5は車線制御装置20の勤務開始動作を示すフローチャートである。
【0047】
第1ブース1内の有人収受機21にて収受員により勤務開始操作が行われると(ステップ101:以下S101と称す)、車線制御装置20は、開始操作された勤務が連動勤務か否かを判定する(S102)。
【0048】
この判定の結果、連動勤務でない場合(S102のNo)、車線制御装置20は、通信線を通じて車線制御装置30にアクセスし車線制御装置30が勤務中か否かを確認および判定する(S103)。車線制御装置30が勤務中ではない場合(S103のNo)、車線制御装置20は、単独勤務を開始する(S104)。なお、単独勤務の内容については後述する。
【0049】
一方、車線制御装置30が既に勤務中の場合(S103のYes)、車線制御装置20は、自身の勤務開始を不可能と判定し(S105)、勤務開始を中止する。
【0050】
上記S102の判定処理で開始操作された勤務が連動勤務であった場合(S102のYes)、車線制御装置20は、車線制御装置30へ「連動勤務要求」データを送信し(S106)、車線制御装置30からの「肯定応答」データを一定時間待つ(S107)。
【0051】
そして、一定時間以内に「肯定応答」データが車線制御装置30から受信された場合(S108のYes)、車線制御装置20は、連動勤務を開始する(S109)。なお、連動勤務動作については後述する。
【0052】
一方、S108の受信待機処理で一定時間内に「肯定応答」データを受信されなかった場合(S108のNo)、車線制御装置20は、収受員判断により単独勤務とするか勤務開始を取り消すかの選択操作を促すメッセージ画面を、有人収受機31のメッセージ画面あるいはブース内表示器25に表示する(S110)。
【0053】
そして、収受員操作により有人収受機31のメッセージ画面の「勤務開始取消」などの項目が選択された場合(S110の勤務取消)、車線制御装置20は、勤務開始不可と判定し(S105)、勤務を中止する。
【0054】
また、有人収受機31のメッセージ画面の「単独勤務」などの項目が選択操作された場合(S110の単独勤務)、車線制御装置20は、車線制御装置30の勤務状態を確認し(S103)、車線制御装置30の勤務状態に応じて単独勤務を開始するか(S104)、あるいは上記のように勤務開始不可と判定して(S105)、勤務を中止する。
【0055】
続いて、図6を参照して第2収受エリアBにおける車線制御装置30の勤務開始動作について説明する。図6は車線制御装置30の勤務開始動作を示すフローチャートである。
【0056】
第2ブース3内の有人収受機31で勤務開始操作が行われると(S201)、車線制御装置30は、開始操作された勤務が連動勤務か否かを判定する(S202)。
【0057】
この判定の結果、連動勤務でない場合(S202のNo)、車線制御装置30は、通信線を通じて車線制御装置20の動作状況を確認し、車線制御装置20が勤務中か否かを判定する(S203)。
【0058】
この判定の結果、車線制御装置20が勤務中でなければ(S203のNo)、車線制御装置30は、単独勤務を開始する(S204)。単独勤務の動作内容については後述する。
【0059】
また、判定の結果、車線制御装置20が勤務中の場合、車線制御装置30は、勤務開始不可と判定する(S205)。
【0060】
一方、上記S202の判定処理で開始された勤務が連動勤務であった場合(S202のYes)、車線制御装置30は、車線制御装置20からの「連動勤務要求」データを待つ(S206)。
【0061】
そして、車線制御装置20から「連動勤務要求」データが受信された場合(S207のYes)、車線制御装置30は、車線制御装置20へ「肯定応答」データを送信し(S208)、連動勤務を開始する(S209)。連動勤務動作については後述する。
【0062】
S207の受信待機処理中に「連動勤務要求」データが受信されなかった場合(S207のNo)、車線制御装置30は、収受員判断により単独勤務とするか勤務開始を取り消すかの選択操作を促すメッセージ画面を、有人収受機31のメッセージ画面あるいはブース内表示器25に表示し、選択操作待ちとなる(S210)。
【0063】
そして、収受員操作により有人収受機31のメッセージ画面の「勤務取消」などの項目が選択操作された場合(S210の勤務取消)、車線制御装置20は、勤務開始不可と判定し(S205)、勤務を中止する。
【0064】
また、単独勤務が選択操作された場合(S210の単独勤務)、車線制御装置30は、車線制御装置20の勤務状態を確認し(S203)、車線制御装置20の勤務状態に応じて単独勤務を開始するか(S204)、あるいは上記のように勤務開始不可能と判定して(S205)、勤務開始を取り消す。
【0065】
次に、図7〜図9を参照して車線制御装置20の連動勤務について説明する。図7〜図9は車線制御装置20の連動勤務動作を示すフローチャートである。
【0066】
開始した勤務が「連動勤務」の場合、車線制御装置20は、発進制御装置28を制御して「開固定」とし(図7のS301)、この車線の第1収受エリアAの車両通過を随時可能にするとともに、第1センサ22aの位置に車両が進入するのを待つ(S302)。
【0067】
そして、この縦列車線に車両が進入し第1センサ22aにより車両の進入が検知された場合(S303)、車線制御装置20は、アンテナ29を制御して無線通信を開始するとともに(S304)、その車両の車種を判定し、判定した車両の情報を自身のメモリの車両管理キューに登録する(S305)。
【0068】
車両の車種は、無線通信の応答状況から「ETC車」、「異常ETC車」、「非ETC車」の3つの種類に識別および判定される。
【0069】
例えば当該車両に対する無線通信が正常に終了した場合(S306のYes)、車線制御装置20は、その車両を「ETC車」と判定し(S307)、自身のメモリの車両管理キューの該当車両の行に「収受エリアA」、「収受済み」を登録するとともに(S308)、路側表示器24、車線監視制御盤26、ブース内表示器25に「ETC車」である旨を表示する(S309)。
【0070】
一方、無線通信が異常終了した場合(S306のNo,S310のYes)、車線制御装置20は、その車両を「異常ETC車」と判定する(S311)。
【0071】
また、無線通信を開始したにもかかわらず車両の車載器からの応答が無いまま車両が第2センサ22bの位置に到達した場合には(S312のYes)、車線制御装置20は、その車両を「非ETC車」と判定する(S313)。
【0072】
車線に進入した車両が非ETC車または異常ETC車であった場合、車線制御装置20は、自身のメモリの車両管理キューに登録されている車両の情報を確認し、1台目かどうかを判定する(図8のS314)。
【0073】
車両管理キューに登録されている車両として1台目であれば(S314のYes)、車線制御装置20は、車両管理キューのその車両の行に「収受エリアB」、「未収受」を登録する一方(S315)、路側表示器24に「前方で収受」する旨の表示を行うとともに、ブース内表示器25、車線監視制御盤27に「収受エリアB」にて収受する旨の表示を行う(S316)。
【0074】
また、車両管理キューに登録されている車両として1台目でなければ(S314のNo)、続いて車線制御装置20は、直前の車両が「収受エリアA」であったかどうかを確認および判定する(S317)。
【0075】
この確認の結果、直前の車両が「収受エリアA」であれば(S317のYes)、車線制御装置20は、車両管理キューの当該車両の行に「収受エリアB」、「未収受」を登録する(S315)。
【0076】
また、直前の車両が「収受エリアB」であり、「収受エリアA」でなければ(S317のNo)、車両管理キューの当該車両の行に「収受エリアA」、「未収受」を登録する(S318)。
【0077】
車両管理キューに「収受エリアA」、「未収受」と登録した後、車線制御装置20は、路側表示器24に「停車」を促すための表示を行うとともにブース内表示器25、車線監視制御盤26に「非ETC車」である旨を表示する(S319)。
【0078】
そして、有人収受機21にて収受処理がなされて、有人収受機21から収受完了の通知が車線制御装置20に受信されると(S320)、車線制御装置20は、自身のメモリの車両管理キューに存在する最古の「収受エリアA」かつ「未収受」の車両に対する収受と判定し、車両管理キューの当該車両の収受状況情報を「収受済み」と変更(更新)する(S321)。
【0079】
その後、車線内の車両が進行し第3センサ22cの位置を通過し、第3センサ22cにより検知されると(S322のYes)、車線制御装置20は、自身のメモリの車両管理キューの最古の車両のデータをキューから削除する(S323)。
【0080】
このとき、車両管理キューの当該車両の収受状況情報が「収受完了」となっていた場合(図9のS324のYes)、車線制御装置20は、第2収受エリア3の車線制御装置30に対して「収受完了車両通過」データを送信する(S325)。これにより、第1収受エリアAの車線制御装置30によって、第1収受エリアAにて料金収受完了した車両が通過したことが第2収受エリアBの第2ブース3内に滞在する収受員に通知される。
【0081】
また、車両管理キューの当該車両の収受エリア情報が「収受エリアB」であった場合、車線制御装置20は、第2収受エリア3の車線制御装置30に対して「収受必要車両進入」を送信し通知する(S327)。なお、車線制御装置30より「勤務終了」、「勤務中断」、「故障中断」通知データが受信された場合(S328のYes)、車線制御装置20は、自身を連動勤務から単独勤務に切り替える(S329)。
【0082】
また、連動勤務から単独勤務に切り替えた後、車線制御装置30より「勤務再開」データが受信された場合(S330のYes)、車線制御装置20は、自身を単独勤務から連動勤務へ再度切り替える(S331)。
【0083】
一方、第1収受エリアA側の装置に故障が発生して車線制御装置20の勤務が続行できない場合は(S332)、車線制御装置20は、車線制御装置30に対して「故障中断」を通知する(S333)。
【0084】
また、有人収受機21より勤務中断の操作が行われた場合(S334のYes)、車線制御装置20は、車線制御装置30に対して「勤務中断」データを送信する(S335)。
【0085】
また、有人収受機21より勤務終了の操作が行われた場合(S336のYes)、車線制御装置20は、車線制御装置30に対して「勤務終了」データを送信する(S337)。
【0086】
次に、図10〜図12を参照して車線制御装置20の単独勤務について説明する。図10〜図12は車線制御装置20の単独勤務動作を示すフローチャートである。
【0087】
開始した勤務が「単独勤務」の場合、車線制御装置20は、発進制御装置28の動作モードを、収受員により選択操作されたモードに設定するとともに(図10のS401)、第1センサ22aの位置に車両が進入するのを待つ(S402)。
【0088】
そして、第1センサ22aの位置に車両が進入し、第1センサ22aによって車両が進入してきたことが検知された場合(S403)、車線制御装置20は、アンテナ29を制御して無線通信を開始するとともに(S404)、その車両の車種を判定し、判定した車両の情報を自身のメモリの車両管理キュー(図4参照)に登録する(S405)。
【0089】
車両の車種は、無線通信の応答状況から「ETC車」、「異常ETC車」、「非ETC車」の3つの種類に識別および判定される。
【0090】
例えば当該車両に対する無線通信が正常に終了した場合(S406のYes)、車線制御装置20は、その車両を「ETC車」と判定し(S405)、自身のメモリの車両管理キューの該当車両の行に「収受エリアA」、「収受済み」を登録するとともに(S408)、路側表示器24、車線監視制御盤26、ブース内表示器25に「ETC車」である旨を表示させる(S409)。
【0091】
そして、車線制御装置20は、発進制御装置28の動作モードを確認し(S410)、動作モードが「自動開閉モード」であった場合は(S410のYes)、発進制御装置28を開動作させて(S411)、車線をオープン状態「開」とする。
【0092】
一方、無線通信が異常終了した場合(S406のNo,S412のYes)、車線制御装置20は、その車両を「異常ETC車」と判定する(S413)。
【0093】
また、無線通信を開始したにもかかわらず車両の車載器からの応答が無いまま車両が第2センサ22bの位置に到達した場合には(S414のYes)、車線制御装置20は、その車両を「非ETC車」と判定する(S415)。ここまでの動作は連動勤務時とほぼ同様である。
【0094】
車線への進入車両が非ETC車または異常ETC車であった場合、車線制御装置20は、自身のメモリの車両管理キューの該当車両の行に「収受エリアA」、「未収受」を登録し(図11のS416)、路側表示器24には「停車」を促すための表示を行うとともに、ブース内表示器25、車線監視制御盤26に「非ETC車」である旨を表示させる(S417)。
【0095】
有人収受機21から収受完了の通知が車線制御装置20に受信された場合、車線制御装置20は、自身のメモリの車両管理キューに存在する最古の「未収受」の車両に対する収受と判定し、車両管理キューの当該車両の収受状況情報を「収受済み」とするとともに(S419)、発進制御装置28の動作モードを確認する(S420)。
【0096】
この確認の結果、発進制御装置28の動作モードが「自動開閉モード」であった場合(S420のYes)、車線制御装置20は、発進制御装置28を開放動作させて(S421)、車線をオープン状態「開」とする。
【0097】
そして、車両が進行し、第1収受エリアAの第3センサ22cを通過したことが検知されると(S422のYes)、車線制御装置20は、自身のメモリの車両管理キューの最古の車両の情報を車両管理キューから削除して(S423)、発進制御装置28の動作モードを確認する(S424)。
【0098】
この確認の結果、発進制御装置28の動作モードが「自動開閉モード」では無かった場合(S424のNo)、車線制御装置20は、発進制御装置28を閉動作させて(S425)、車線をクローズ状態「閉」にする。
【0099】
そして、有人収受機21にて「勤務終了」の操作が行われ、「勤務終了」データが車線制御装置20に受信されると(図12のS426のNo,S427のYes)、車線制御装置20は、「勤務終了」となる(S428)。
【0100】
また、有人収受機21にて「勤務中断」の操作が行われ、「勤務中断」データが車線制御装置20に受信されると(S426のYes)、車線制御装置20は、「勤務中断」となり(S429)、この勤務中断中に有人収受機21にて「勤務終了」の操作が行われ、「勤務終了」データが車線制御装置20に受信されると(S430)、車線制御装置20は、「勤務終了」となる(S428)。
【0101】
さらに、車線制御装置20が勤務中断中に「勤務再開」の操作が行われ「勤務再開」データが受信された場合(S431)、車線制御装置20は、勤務を再開し、S402の車両進入待ち状態になる。
【0102】
次に、図13〜図15を参照して第2収受エリアBにおける車線制御装置30の連動勤務動作について説明する。図13〜図15は車線制御装置30の連動勤務動作を示すフローチャートである。
【0103】
第2収受エリアBの車線制御装置30が開始した勤務が連動勤務の場合、車線制御装置30は、第2収受エリアBの収受員の選択した動作モードに従い、発進制御装置38の動作モードを設定した後(図13のS501)、第1収受エリアA側の車線制御装置20から車両進入データが受信されるのを待つ(S502)。
【0104】
そして、第1収受エリアAの車線制御装置20より、車両通過データが受信され、その車両通過データが、例えば「収受完了車両通過」であった場合(S503のYes)、車線制御装置30は、自身のメモリの車両管理キューに、車両の車種情報、収受エリア情報として第2収受エリアB、収受状況情報として「収受済み」を登録するとともに(S504)、車線監視制御盤36にその車両が「収受済み」である旨を表示する(S505)。
【0105】
また、車両通過データが「収受必要車両通過」であった場合(S506のYes)、車線制御装置30は、自身のメモリの車両管理キューに車両の車種情報、収受エリア情報として第2収受エリアB、収受状況情報として「未収受」を登録するとともに(S507)、車線監視制御盤36にその車両が「収受必要」である旨を表示する(S508)。
【0106】
そして、有人収受機31にて料金収受処理が行われて、有人収受機31から車線制御装置30に収受完了の通知が受信された場合(図14のS509のYes)、車線制御装置30は、自身のメモリの車両管理キューに存在する最古の「未収受」の車両に対する収受と判定し、自身にメモリの車両管理キューの当該車両の収受状況情報を「収受済み」に変更(更新)し(S510)、発進制御装置38の動作モードを確認する(S511)。
【0107】
発進制御装置38の動作モードが「自動開閉モード」であった場合(S511のYes)、車線制御装置30は、発進制御装置38を開放動作させて(S512)車線をオープン「開」とする。
【0108】
そして、車両が進行し第2収受エリアBの第4センサ32の位置に達し第4センサ32により車両通過が検知された場合(S513のYes)、車線制御装置30は、自身のメモリの車両管理キューの最古の車両情報をキューから削除し(S514)、発進制御装置38の動作モードを確認する(S515)。
【0109】
発進制御装置38の動作モードが「自動開閉モード」であった場合(S515のYes)、車線制御装置30は、発進制御装置38を閉動作させて(S516)、車線をクローズ「閉」とする。
【0110】
なお、第2収受エリアB側の装置に故障が発生して車線制御装置30が勤務を続行できない場合(図15のS517のYes)、車線制御装置30は、車線制御装置20に対して「故障中断」通知データを送信し故障中断を通知する(S518)。
【0111】
その後、有人収受機31が勤務再開操作されて、有人収受機31より、「勤務再開」データが受信された場合(S519のYes)、車線制御装置30は、「勤務再開」データを車線制御装置20へ送信し(S520)、それを通知する。
【0112】
また、有人収受機31が勤務中断操作されて、有人収受機31より、「勤務中断」データが受信された場合(S521のYes)、車線制御装置30は、車線制御装置20に対して「故障中断」通知データを送信し(S522)、有人収受機31の操作による勤務中断を通知する。
【0113】
さらに、有人収受機31が勤務終了操作されて、有人収受機31より、「勤務終了」データが受信された場合(S523のYes)、車線制御装置30は、車線制御装置20に対して「勤務終了」通知データを送信し(S524)、有人収受機31の操作による勤務終了を通知する。
【0114】
一方、車線制御装置20側より車線制御装置30に「故障中断」または「勤務中断」データが受信された場合、車線制御装置30は、有人収受機31に「中断または終了必要」である旨を表示させた後(S526)、有人収受機31にて勤務中断操作または勤務終了操作が行われるのを待機する状態になる(S527)。
【0115】
また、車線制御装置20側から車線制御装置30に「勤務終了」データが受信された場合(S528のYes)、車線制御装置30は、有人収受機31に「終了必要」である旨を表示させた後(S529)、有人収受機31にて勤務終了操作が行われるのを待機する状態になる(S530)。
【0116】
次に、第2収受エリアBにおける車線制御装置30の単独勤務動作について説明する。図16は車線制御装置30の単独勤務動作を示すフローチャートである。
【0117】
第2収受エリアBの車線制御装置30が開始した勤務が「単独勤務」の場合、車線制御装置30は、発進制御装置38を制御して「開固定」とする(S601)。
【0118】
そして、有人収受機31にて料金の収受処理が行われて、有人収受機31より収受完了の通知が受信されるを待つ(S602)。
【0119】
また、有人収受機31にて勤務中断操作が行われ、有人収受機31から「勤務中断」データが受信された場合(S603のYes)、車線制御装置30は、勤務を中断する(S604)。
【0120】
勤務中断中に「勤務再開」データが受信されると(S605のYes)、車線制御装置30は、勤務を再開し、S602の処理に戻る。
【0121】
また、勤務中断中(S604)、あるいは有人収受機31からの受信待機中に(S602)、有人収受機31にて勤務終了操作が行われ、有人収受機31から「勤務終了」データが受信された場合(S606のYes)、車線制御装置30は、単独勤務を終了する。
【0122】
ここで、図17〜図42を参照してこの料金収受システムにおける第1収受エリアAと第2収受エリアBの車両管理キューを用いた各車線制御装置20、30の連動勤務の動作例について説明する。なお、第1収受エリアAの車両管理キューをキュー▲1▼、第2収受エリアBの車両管理キューをキュー▲2▼と称す。
【0123】
まず、図17〜図21を参照してこの縦列車線に車両が単独で進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化について説明する。
【0124】
この縦列車線に車両が進入し、第1収受エリアAの第1センサ22aの地点に達すると、図17に示すように、車線制御装置20のキュー▲1▼の時間情報の欄に車両の進入時刻(yyyy/mm/dd hh:mm:ssなど)の情報が記録される。
【0125】
当該車両が非ETCの場合、第1収受エリアAの第2センサ22bの地点で「非ETC」と判定され、図18に示すように、キュー▲1▼の当該車両の車種情報として「非ETC」が記録されると共に、この車両を第2収受エリアBで処理するために、キュー▲1▼の該当車両の収受エリア情報および収受状況情報の各欄には、「収受エリアB」,「未収受」が記録される。
【0126】
当該車両が第1収受エリアAの第3センサ22cの地点を通過すると、図19に示すように、キュー▲1▼から当該車両の情報が削除されると共に、車線制御装置20より「収受必要車両進入」が車線制御装置30へ通知される。この通知を受けた車線制御装置30は、自身のキュー▲2▼に、当該車両の情報として、進入時刻(yyyy/mm/dd hh:mm:ssなど)、車種情報(非ETC)、収受エリア情報(収受エリアB)、収受状況情報(未収受)を記録する。
【0127】
第2収受エリアBにおいて、第2ブース3内の収受員により有人収受機31が操作されて、非ETC車に対する収受処理が行われると、有人収受機31から車線制御装置30への通知によって、図20に示すように、車線制御装置30のキュー▲2▼の当該車両の収受状況情報が「収受済み」に更新される。
そして、当該車両が第2収受エリアBの第4センサ32の地点を通過すると、図21に示すように、キュー▲2▼から当該車両の情報が削除される。
【0128】
続いて、図22〜図42を参照してこの縦列車線に連続して進入する車両の処理について説明する。
図22に示すように、車線に進入した1台目の車両が、第1収受エリアAの第1センサ22aの地点を通過した時点で、車線制御装置20のキュー▲1▼にその車両の進入時刻(yyyy/mm/dd hh:mm:ssなど)が記録される。そして、第2センサ22bの地点で進入車両が「非ETC」と判定された場合、図23に示すように、該当時間情報の行の車種情報の欄に、「非ETC」,収受エリア情報の欄に「収受エリアB」,収受状況情報の欄に「未収受」が記録される。
【0129】
1台目の車両が第1収受エリアA内にとどまっているうちに続けて2台目が車線に進入し第1収受エリアAの第1センサ22aの地点に達すると、図24に示すように、車線制御装置20のキュー▲1▼の時間情報の欄に2台目の車両の進入時刻(yyyy/mm/dd hh:mm:ssなど)の情報が記録される。
そして、2台目の車両が第2センサ22bの位置に達した時点で「非ETC」と判定された場合、図25に示すように、車線制御装置20のキュー▲1▼の該当時間情報の行には「非ETC」,「収受エリアA」,「未収受」が追加記録される。なお、この場合、直前の非ETC車の処理エリアが「収受エリアB」だったため、交互処理の原則から2台目の車両の収受エリアは、「収受エリアA」が自動的に指定されて記録される。
【0130】
そして、1台目の車両(非ETC車)が第1収受エリアAにおいて収受員対応で料金の支払いを済ませて、第1収受エリアAの末端部の第3センサ22cの地点を通過すると、図26に示すように、キュー▲1▼の当該車両の情報がキュー▲1▼から削除されると共に、車線制御装置20から車線制御装置30へ「収受必要車両進入」が通知される。この時点で2台目の車両が最古車両となる。
「収受必要車両進入」が通知された車線制御装置30は、キュー▲2▼に、自身のエリアの最古車両の情報として、進入時刻(yyyy/mm/dd hh:mm:ssなど)、車種情報(非ETC)、収受エリア情報(収受エリアB)、収受状況情報(未収受)を記録する。
【0131】
この縦列車線に新たに3台目の車両が進入し、第1収受エリアAの第1センサ22aの地点を通過し、第2センサ22bの地点で「ETC」と判定された場合、図27に示すように、キュー▲1▼の最新車両の情報として、「ETC」,「収受エリアA」,「収受済み」が記録される。
一方、第2収受エリアBの収受員により非ETC車の収受処理が行われると、図28に示すように、キュー▲2▼の最古車両の情報として記録されている「収受エリアB」かつ「未収受」の車両(1台目)の収受状況情報が「収受済み」に更新される。
【0132】
そして、この第2収受エリアBにおける最古の車両(1台目の車両)が第2収受エリアBの第4センサ32の地点を通過すると、図29に示すように、キュー▲2▼から当該車両の情報が削除される。
一方、第1収受エリアAの第1ブース1において、収受員対応によって非ETC車の収受処理が行われると、図30に示すように、キュー▲1▼の最古の「収受エリアA」かつ「未収受」の車両(2台目)の収受状況情報が「収受済み」に更新される。
【0133】
この後、この縦列車線に4台目の車両が新たに進入し、この4台目の車両が第1収受エリアAの第1センサ22aの地点を通過し、第2センサ22bの地点で「異常ETC」と判定された場合、図31に示すように、キュー▲1▼の最新車両の情報として「異常ETC」,「収受エリアB」,「未収受」が記録される。この場合、直前の非ETC車の処理エリアが「収受エリアA」だったため4台目の車両の収受エリアとしては「収受エリアB」が自動的に指定されて記録される。
【0134】
一方、2台目の車両が第1収受エリアAの第3センサ22cの地点を通過すると、図32示すように、キュー▲1▼から当該車両の情報が削除されると共に、車線制御装置20から車線制御装置30へ「収受完了車両通過」が通知される。「収受完了車両通過」が通知された車線制御装置30は、キュー▲2▼に、当該車両(2台目の車両)の情報として「非ETC」,「収受エリアA」,「収受済み」を記録する。
この時点で第1収受エリアAにおける最古車両は3台目の車両、最新車両は4台目の車両となる。また、第2収受エリアBにおける最古車両は収受済みの2台目の車両となる。
そして、この2台目の車両が第2収受エリアBの第4センサ32の地点を通過すると、図33に示すように、キュー▲2▼から当該車両の情報が削除される。
【0135】
この縦列車線に5台目の車両が新たに進入し第1収受エリアAの第1センサ22aの地点を通知し、第2センサ22bの地点で「非ETC」と判定された場合、図34に示すように、キュー▲1▼には「非ETC」,「収受エリアA」,「未収受」が記録される。この場合、直前の非ETC車の処理エリアが「収受エリアB」だったため5台目の車両の収受エリアは「収受エリアA」が記録される。
【0136】
一方、3台目の車両が第1収受エリアAの第3センサ22cの地点を通過すると、図35に示すように、キュー▲1▼から当該車両の情報が削除されると共に、車線制御装置20から車線制御装置30へ「収受完了車両通過」が通知される。この「収受完了車両通過」が通知された車線制御装置30は、キュー▲2▼に、当該車両の情報として「ETC」,「収受エリアA」,「収受済み」を記録する。
そして、第2収受エリアBに進入したこの3台目の車両が第2収受エリアBの第4センサ32の地点(退出位置)を通過すると、図36に示すように、キュー▲2▼から当該車両の情報が削除される。
【0137】
4台目の車両(異常ETC車)が第1収受エリアAの第3センサ22cの地点を通過すると、図37に示すように、キュー▲1▼から当該車両の情報が削除されると共に、車線制御装置20から車線制御装置30へ「収受完了車両通過」が通知される。この「収受完了車両通過」が通知された車線制御装置30は、キュー▲2▼に、当該車両(4台目の車両)の情報として「異常ETC」,「収受エリアB」,「未収受」を記録する。
そして、第2収受エリアBに進入した4台目の車両(異常ETC車)が第2ブース3内の収受員対応により収受処理が行われ、現金などでの料金の支払いを済ませると、図38に示すように、キュー▲2▼の最古の「収受エリアB」かつ「未収受」の車両(4台目の車両)の収受状況情報が「収受済み」に更新される。
【0138】
この4台目の車両が第2収受エリアBの第4センサ32の地点(退出口)を通過すると、図39に示すように、キュー▲2▼から当該車両の情報が削除される。
一方、第1収受エリアAにおいて、第1ブース1の収受員により5台目の車両(非ETC車)の収受処理が行われると、図40に示すように、キュー▲1▼に残されている最新(最古)の車両情報(「非ETC車」,「収受エリアA」,「未収受」)(5台目の車両)の収受状況情報が「未収受」から「収受済み」に更新される。
【0139】
この5台目の車両が第1収受エリアAの第3センサ22cの地点を通過すると、図41に示すように、キュー▲1▼から当該車両の情報が削除されると共に、車線制御装置20から車線制御装置30へ「収受完了車両通過」が通知される。この「収受完了車両通過」が通知された車線制御装置30は、キュー▲2▼に、当該車両(5台目の車両)の情報として「非ETC」,「収受エリアA」,「収受済み」を記録する。
そして、5台目の車両が第2収受エリアBに進入し、第2収受エリアBを通過して第4センサ32の地点(退出口)を通過すると、図42に示すように、キュー▲2▼から当該車両の情報が削除される。
【0140】
従って、第2収受エリアBの収受員は、車両管理キューの情報が随時更新表示されるブース内表示器25を見ていれば、自身が処理する車両を識別し、自身が対応すべき車両のみを停止させて収受することができる。また、車両管理キューの情報は路側表示器24に表示されるので、非ETC車や異常ETC車のドライバーも前後のどちらの収受エリアで料金を支払えば良いかを判断できる。
【0141】
このようにこの実施形態の料金収受システムによれば、縦列車線にETC車とそれ以外の車両が混在して進入する中で、第1収受エリアAで無線処理済みのETC車と料金を徴収すべき異常ETC車や非ETC車などの車両とをその先の第2収受エリアBの収受員が確実に識別して料金を徴収すべき車両だけを停車させて料金を徴収することができる。
【0142】
また、縦列車線においてETC車についてはすべて手前側の収受エリアで無線課金を行い、それ以外の車両に対しては手前と前方のいずれかの収受エリアA,Bで交互に収受処理を行うことで、料金を効率良く収受することができる。また、前後の収受エリアで適宜振り分けることで、ドライバーや収受員に対して的確な指示を行うことができる。
【0143】
さらに、混雑時間帯などには、手前と前方の両方の収受エリアA,Bの機器を連動動作させて収受処理を行ったり、手前(片方)の収受エリアAのみで収受を行うことも可能である。
【0144】
また、手前と前方の両方の収受エリアA,Bにて各収受員が各ブースの有人収受機21,31にて勤務開始操作を行うことにより各車線制御装置20,30が自動的に相互に通信し、互いの勤務状況から単独勤務にしたり連動勤務にするので、運用形態の切り替えをスムーズに行うことができる。しかも連動勤務中に、いずれか一方(片方)の収受エリアの機器の勤務を終了させることで、自動的に他方の収受エリアの機器のみでの単独勤務へ運用形態を切り替えることができる。
【0145】
さらに、第1収受エリアAの装置が故障した場合でも第2収受エリアBのみETC処理以外の料金収受が可能となるので、収受効率の低下を最小限に抑えることができる。
【0146】
また、各収受エリアA,Bそれぞれに発進制御装置28,38を設置し、前後の収受エリアA,Bの両方で勤務を行っている場合は、収受エリア間に設置されている発進制御装置28を常時開放状態のまま(開固定)とし、この車線の最終端(進行方向前方)の発進制御装置38を開閉動作させることで車両の滞留などをなくし車線の円滑な通行が可能になる。
【0147】
さらに、手前の第1収受エリアAのみで勤務を行っている場合には、第1収受エリアAの発進制御装置28を開閉動作させることで、第1ブース1の前での車両の停止を確実に行えるようになる。つまり、発進制御装置28,38の動作モードを切り替えることで混雑状況や勤務形態に応じた停止位置で車両を確実に停止させることができるようになる。
【0148】
なお、本発明は上記実施形態のみに限定されるものではない。
上記実施形態では、第1収受エリアAと第2収受エリアBにそれぞれ設置した複数の車線制御装置20,30で各車両管理キューにて車両管理を行い、各エリアの機器を別個に制御したが、車線全体として一つの車線制御装置で各機器を統括的に制御してもよい。
【0149】
また、上記実施形態では、第1収受エリアを無線処理、非無線処理、従来システム共用、第2収受エリアを非無線処理、従来システム共用という機器構成例とし、手前のエリアでは、非無線処理車両が連続した場合に非無線処理の車両に対しても収受処理を行うようにしたが、これ以外にも、例えば両エリアとも第1収受エリアと同じ機器構成(フル装備)とし、手前のエリアで非無線処理、奥のエリアでETC処理を行うなど、勤務形態および運用形態を車線の混在状況、車線へ進入する車両の種別の比率、収受員のシフトスケジュールなどに合わせて適宜切り替えても良い。
【0150】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、縦列車線の第1収受エリアと第2収受エリアで料金収受を行う際に、無線収受可能な第1の車両と無線収受不可能な第2の車両に種別して、第2収受エリアに、第1および第2の各収受エリアでの収受状況を種別した車種毎に報知するので、第2収受エリアに滞在する収受員は、自身のエリアで収受すべき車両を識別できるようになる。
【0153】
この結果、縦列車線において従来システムと無線システムとの混在運用を正しく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施形態の料金収受システムにおいて、縦列車線の収受エリア配置図である。
【図2】この料金収受システムにおいて、各収受エリアの機器構成図である。
【図3】この料金収受システムにおいて、各収受エリアの車線制御装置の構成を示す図である。
【図4】車両管理キューの内容を示す図である。
【図5】第1収受エリアの車線制御装置の勤務開始動作を示すフローチャートである。
【図6】第2収受エリアの車線制御装置の勤務開始動作を示すフローチャートである。
【図7】第1収受エリアの車線制御装置の連動勤務動作を示すフローチャートである。
【図8】第1収受エリアの車線制御装置の連動勤務動作を示すフローチャートである。
【図9】第1収受エリアの車線制御装置の連動勤務動作を示すフローチャートである。
【図10】第1収受エリアの車線制御装置の単独勤務動作を示すフローチャートである。
【図11】第1収受エリアの車線制御装置の単独勤務動作を示すフローチャートである。
【図12】第1収受エリアの車線制御装置の連動勤務動作を示すフローチャートである。
【図13】第2収受エリアの車線制御装置の連動勤務動作を示すフローチャートである。
【図14】第2収受エリアの車線制御装置の連動勤務動作を示すフローチャートである。
【図15】第2収受エリアの車線制御装置の連動勤務動作を示すフローチャートである。
【図16】第2収受エリアの車線制御装置の単独勤務動作を示すフローチャートである。
【図17】この縦列車線に車両が単独で進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化例を示す図である。
【図18】この縦列車線に車両が単独で進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化例を示す図である。
【図19】この縦列車線に車両が単独で進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化例を示す図である。
【図20】この縦列車線に車両が単独で進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化例を示す図である。
【図21】この縦列車線に車両が単独で進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化例を示す図である。
【図22】この縦列車線に車両が連なって進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化例を示す図である。
【図23】この縦列車線に車両が連なって進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化例を示す図である。
【図24】この縦列車線に車両が連なって進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化例を示す図である。
【図25】この縦列車線に車両が連なって進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化例を示す図である。
【図26】この縦列車線に車両が連なって進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化例を示す図である。
【図27】この縦列車線に車両が連なって進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化例を示す図である。
【図28】この縦列車線に車両が連なって進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化例を示す図である。
【図29】この縦列車線に車両が連なって進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化例を示す図である。
【図30】この縦列車線に車両が連なって進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化例を示す図である。
【図31】この縦列車線に車両が連なって進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化例を示す図である。
【図32】この縦列車線に車両が連なって進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化例を示す図である。
【図33】この縦列車線に車両が連なって進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化例を示す図である。
【図34】この縦列車線に車両が連なって進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化例を示す図である。
【図35】この縦列車線に車両が連なって進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化例を示す図である。
【図36】この縦列車線に車両が連なって進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化例を示す図である。
【図37】この縦列車線に車両が連なって進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化例を示す図である。
【図38】この縦列車線に車両が連なって進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化例を示す図である。
【図39】この縦列車線に車両が連なって進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化例を示す図である。
【図40】この縦列車線に車両が連なって進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化例を示す図である。
【図41】この縦列車線に車両が連なって進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化例を示す図である。
【図42】この縦列車線に車両が連なって進入・通過した場合のキュー▲1▼,▲2▼の変化例を示す図である。
【符号の説明】
A…第1収受エリア、B…第2収受エリア、1…第1ブース、3…第2ブース、20,30…車線制御装置、21,31…有人収受機、22a…第1センサ、22b…第2センサ、22c…第3センサ、23…車線表示板、24…路側表示器、25,35…ブース内表示器、26,36…車線監視制御盤、27,37…ICカードリーダ、28,38…発進制御装置、29…アンテナ、32…第4センサ、61…CPU、62…メモリ、63…補助記憶装置、64…入出力制御部、65…通信制御部。
Claims (1)
- 有料道路の料金収受用の車線に第1収受エリアおよび第2収受エリアを縦列に設け、それぞれの収受エリアで利用料金の収受処理を行うことが可能な料金収受システムにおいて、
前記第1収受エリアに、
前記第1収受エリアに進入あるいは退出する車両を検知する車両検知手段と、
前記車両検知手段による入退出の検知区間内で無線通信することで車線への進入車両を、無線収受可能な第1の車両と無線収受不可能な第2の車両に種別する車両種別手段と、
前記車両種別手段により種別された第1の車両に対して無線通信による料金収受を行う無線収受手段と、
前記車両種別手段により種別された前記第2の車両に対して現金あるいは現金相当の媒体による料金収受を行う第1非無線収受手段と、
前記無線収受手段および前記第1非無線収受手段による収受処理の状況を車種毎に管理する第1車両管理手段とを具備し、
前記第2収受エリアに、
前記第2の車両に対して現金あるいは現金相当の媒体による料金収受を行う第2非無線収受手段と、
前記第1車両管理手段により管理されている前記第1収受エリアでの車種毎の収受処理の状況に、前記車両検知手段による第1収受エリアの退出検知内容と前記第2非無線収受手段による収受処理結果とを反映させて管理する第2車両管理手段と、
前記第2車両管理手段に管理されている車種毎の収受状況を報知する収受状況報知手段と
を具備したことを特徴とする料金収受システム。
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