JP3969573B2 - 車両用ドア - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アウターパネルとインナーパネルとの間に内部空間を設けたドア本体と、ドア内機能部品が予め装着され、かつインナーパネルに設けた開口を塞ぐように、インナーパネルに固定されるモジュールベースとを備える車両用ドアに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用ドアにおいて、車外側のアウターパネルと中央部に開口を有する車内側のインナーパネルとの周縁を接合して、アウターパネルとインナーパネルとの間に内部空間を設けたドア本体を形成し、モジュールベースに予め装着されたドアロック装置、及び窓昇降装置等のドア内機能部品を、開口からドア本体の内部に挿入して、所定の取り付け位置に配置するとともに、モジュールベースをインナーパネルに固定して、開口を塞ぐようにした構成は公知である(例えば、特開2000−62465号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
また、ワンボックス車等のスライドドアにおいては、上記ドア内機能部品の他に、ドア本体の車内外に設けたドア開扉用の操作ハンドルに連結され、ドアロック装置を制御するための複数のレバーから形成される操作制御装置が設けられている。
【0004】
通常、ドアロック装置は、モジュールベースの後端側に装着され、操作制御装置は、モジュールベースの前端側に装着される。そして、ドアロック装置と操作制御装置は、可撓性のケーブルによって連結される。
操作ハンドルの操作力を、操作制御装置からドアロック装置へ伝達するとき、可撓性のケーブルにおける伝達効率の低下を防ぐため、ケーブルは、ドアロック装置と操作制御装置を連結した状態で、垂れ下がったり、屈曲したりすることがないように、複数のホルダーをもって、モジュールベースに支持される。
【0005】
しかし、ケーブルをホルダーによりモジュールベースに支持する構成においては、ケーブルの垂れ下がりを確実に防止するには、数多くのホルダーを使用しなければならず、ケーブルに係わる組付け作業の効率は、余儀なく低いものとなる。
【0006】
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、簡単な構成により、ケーブルの垂れ下がりを防止して、ケーブルの組み付け作業の向上を図ることができるようにした車両用ドアを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)車外側のアウターパネルと、ほぼ中央部に開口が形成された車内側のインナーパネルとを接合し、前記アウターパネルとインナーパネルとの間に内部空間を設けた前後方向を向くドア本体と、前記開口を塞ぐように前記インナーパネルに固定されるモジュールベースと、該モジュールベースの前後方向の一端部に装着され、かつ前記開口から前記ドア本体の内部に挿入されて、前記ドア本体の内部に固定されるドアロック装置と、前記モジュールベースの他端部に装着され、かつ前記ドア本体に設けた操作ハンドルに連結される操作制御装置と、前記操作制御装置とドアロック装置とを連結し、前記操作ハンドルの操作力を前記ドアロック装置に伝達しうる可撓性のケーブルとを備える車両用ドアにおいて、前記モジュールベースのほぼ中央部に、前記アウターパネル側に向けて隆起し、かつ上面が前後方向を向く直線状の隆起部を設けるとともに、前記ケーブルを、前記隆起部の上面に沿って配索する。
【0008】
(2)上記(1)項において、ドアロック装置及び操作制御装置を、モジュールベースのアウターパネル側に対向する側面に装着する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態を適用した車両用ドアの分解斜視図、図2は、車両の車内側から見たドアの要部のモジュールベース装着状態の側面図、図3は、車両の車内側から見たモジュールベースの側面図、図4は、車両の車外側から見たモジュールベースの側面図である。
なお、以下の説明では、図1〜図3において、左方を「後方」、右方を「前方」とし、図4において、左方を「前方」、右方を「後方」とし、図5において、上方を「車外側」、下方を「車内側」とする。
【0010】
(1)は、車体の側面に設けた前後方向を向くガイドレール(図示略)によって、前後方向へ摺動可能に支持されるスライドドアのドア本体で、車外側のアウターパネル(2)と車内側のインナーパネル(3)との周縁同士が接合され、両パネル(2)(3)の間に内部空間が形成されている。
【0011】
インナーパネル(3)のほぼ中央部には、横長の開口(4)が穿設され、この開口(4)は、インナーパネル(3)の車内側の側面に固定される横長のモジュールベース(5)によって閉塞される。
【0012】
モジュールベース(5)は、金属板をプレス加工により成形されるとともに、その上端部に設けた複数の上部取付片(5a)(5b)、及び下端部に設けた複数の下部取付片(5c)が、車外方向を向く複数のボルト(6)によって、それぞれインナーパネル(3)に締結されることにより、開口(4)を塞ぐようにインナーパネル(3)に固定される。なお、インナーパネル(3)及びモジュールベース(5)の車内側の側面は、ドアトリム(図示略)によって覆われる。
【0013】
モジュールベース(5)は、後端が開口(4)の後縁部(4b)より僅かに後方に突出し、前端が開口(4)の前縁より大きく前方へ突出しうる前後方向の長さを有している。すなわち、モジュールベース(5)の後端側は、インナーパネル(3)と僅かに車内外方向に重合し、同じく前端側は、インナーパネル(3)と大きく車内外方向に重合するようになっている。
【0014】
モジュールベース(5)のほぼ中央部には、アウターパネル(2)側へ向けて隆起し、かつ前後方向に長寸の隆起部(9)が設けられている。隆起部(9)は、開口(4)からドア本体(1)の内部に挿入されるようになっている。隆起部(9)の上面(9a)及び下面(9b)は、前後方向へ直線状に形成されている。なお、本実施形態における上面(9a)及び下面(9b)は、図8に示すように、車内外方向(図8において左右方向)に傾斜しているが、これに変えて、車内外方向に水平になるようにしても良い。
【0015】
モジュールベース(5)の下縁部には、開口(4)の下縁(4a)より上方に位置する凹部(5d)(5d)が設けられている。モジュールベース(5)をインナーパネル(3)に組み付けた状態において、図2に示すように、各凹部(5d)から開口(4)の一部が覗くようになっている。
【0016】
なお、モジュールベース(5)の凹部(5d)から覗く開口(4)の一部は、図8に示すように、作業者がモジュールベース(5)の凹部(5d)を持って、モジュールベース(5)をインナーパネル(3)に取り付ける作業をおこなう際に、作業者の指が挿入しうる程度の大きさとなっている。
【0017】
モジュールベース(5)の前端部寄りの上部には、図1〜図4に示すように、横向きだるま形状の係止孔(11)が設けられている。係止孔(11)は、インナーパネル(3)における開口(4)の上方に突設された鍔付きの係止ピン(10)に掛止されることによって、モジュールベース(5)の前部側をインナーパネル(3)に吊支するものである。
【0018】
なお、係止ピン(10)及び係止孔(11)の数、及びそれらの位置等は、本実施形態に特定されるものでなく、種々の変更が可能である。例えば、係止ピン(10)及び係止孔(11)を2個以上にすること、係止ピン(10)をモジュールベース(5)側に設け、係止孔(11)をインナーパネル(3)側に設けること等が挙げられる。
また、係止ピン(10)は、インナーパネル(3)に仮止め可能なボルトであっても良い。
【0019】
モジュールベース(5)における後端部のアウターパネル(2)と対向する外側面には、ドアロック装置(7)が取り付けられている。また、同じく前端部の外側面には、ドアロック装置(7)に連結されるとともに、ドアロック装置(7)を制御するための後述の複数のレバーから形成される操作制御装置(8)が取り付けられている。
【0020】
ドアロック装置(7)及び操作制御装置(8)は、ドア本体(1)におけるドア内機能部品であり、モジュールベース(5)をインナーパネル(3)に取り付ける以前に、予め、別の組み立てラインでモジュールベース(5)に取り付けられる。
【0021】
ドアロック装置(7)は、主に図5に示すように、ドア本体(1)の閉止位置において車体側に固着されたストライカ(図示略)と係合し、ドア本体(1)を閉止位置に拘束する噛合機構を内蔵したボディ(7a)と、ボディ(7a)に固定され、前方へ延出する金属製のベースプレート(7b)とを有している。
【0022】
ドアロック装置(7)のベースプレート(7b)の前部に取り付けられたクロージャ装置(25)は、ドアを閉じたとき、ドアロック装置(7)がハーフラッチ状態になると、ストライカと係合した噛合機構を強制的に回動させて、ドアをハーフラッチ状態から全閉位置となるフルラッチ状態に移動させるものである。
【0023】
ドアロック装置(7)のベースプレート(7b)の前部は、車内外方向を向くボルト(13)をもって、図5に示すように、モジュールベース(5)の後部に設けたアウターパネル(2)側に向けて突出する上下の突出部(5e)(5e)の頂上面に固定される。これにより、ドアロック装置(7)は、ベースプレート(7b)の後部側及びボディ(7a)がモジュールベース(5)の後端部(5f)より後方へ突出するように、モジュールベース(5)に固定される。
【0024】
ドアロック装置(7)のボディ(7a)は、モジュールベース(5)をインナーパネル(3)に組み付ける際、開口(4)からドア本体(1)の内部に挿入され、前後方向を向くボルト(12)(図2を参照)をもってインナーパネル(3)に固定される。
【0025】
モジュールベース(5)をインナーパネル(3)に取り付けた状態において、主に図5に示すように、インナーパネル(3)における開口(4)の後縁部(4b)は、モジュールベース(5)の後端部(5f)とドアロック装置(7)のベースプレート(7b)との間の隙間に挟み込まれるようになっている。これにより、モジュールベース(5)をインナーパネル(3)に組み付ける際、モジュールベース(5)の後部側の車内外方向への振れを阻止することができる。
【0026】
操作制御装置(8)は、図6に示すように、モジュールベース(5)とインナーパネル(3)との間に配置されるようになっている。これにより、開口(4)の前後方向の開口幅を小さくすることができ、ドア本体(1)の剛性を高めることができる。
【0027】
操作制御装置(8)は、モジュールベース(5)における前部の車外側の外側面(インナーパネル(3)に対向する面)にボルト(22)(23)により固定されるベースプレート(14)を備え、このベースプレート(14)には、主に図9及び図10に示すように、ドア本体(1)のアウターパネル(2)側に設けた開扉操作用のアウトサイドハンドル(図示略)に連係されるハンドルレバー(15)(16)と、ドアロック装置(7)のオープンレバー(7c)(図4を参照)に可撓性のケーブル(17)を介して連結されるリリースレバー(18)と、ドア本体(1)の車内側に設けた開扉操作用のインサイドハンドル(操作ハンドル)(26)(図6を参照)に操作軸(19)を介して連係されるインサイドレバー(20)と、インサイドハンドル(26)の開扉操作を有効または無効にするためのチャイルドレバー(21)とが設けられている。
【0028】
インサイドハンドル(26)を開扉操作すると、操作軸(19)及びインサイドレバー(20)(アウトサイドハンドルが開扉操作された場合は、ハンドルレバー(16))を介して、リリースレバー(18)をリリース方向へ回動させ、ケーブル(17)を介して、ドアロック装置(7)のオープンレバー(7c)を作動させることによって、ドアロック装置(7)の噛合機構とストライカとの係合を解除して、ドアを開けることができる。
【0029】
操作軸(19)は、ベースプレート(14)のほぼ中央部に枢着され、その車内側を向く端部は、モジュールベース(5)を貫通して車内側に突出している。
【0030】
操作制御装置(8)のベースプレート(14)の前端上部、すなわち操作軸(19)の前方でかつ上方には、インナーパネル(3)側に向けてL字型に折曲された取付片(14a)が設けられている。第1の固定手段をなすボルト(22)は、上下方向において、取付片(14a)と操作軸(19)との間に配置される。
【0031】
操作制御装置(8)における取付片(14a)は、図2、図7及び図11に示すように、モジュールベース(5)の前端の上部に設けた上部取付片(5b)をインナーパネル(3)に固定するためのボルト(6)をもって、モジュールベース(5)の上部取付片(5b)とインナーパネル(3)との間で、上部取付片(5b)とともにインナーパネル(3)に共締めされる。
【0032】
操作制御装置(8)のベースプレート(14)に設けた取付片(14a)と、モジュールベース(5)に設けた上部取付片(5b)とを、ボルト(6)によりインナーパネル(3)に共締めすることにより、インサイドハンドル(26)から操作軸(19)に入力される荷重を、操作制御装置(8)のベースプレート(14)を介して、モジュールベース(5)とインナーパネル(3)とに分散することができ、モジュールベース(5)の板厚を厚くすることなく、操作制御装置(8)のベースプレート(14)を強固に固定することができる。
【0033】
操作制御装置(8)のベースプレート(14)をモジュールベース(5)に固定するための第1の固定手段をなすボルト(22)と、操作制御装置(8)のベースプレート(14)の取付片(14a)及びモジュールベース(5)の上部取付片(5b)を共締めするための第2の固定手段をなすボルト(6)との間において、モジュールベース(5)の車外側の側面とベースプレート(14)とは、図7に示す縦断面図のように、上下方向及び車内外方向に離間している。
【0034】
これにより、ボルト(6)(22)を通る縦断面形状を、モジュールベース(5)とベースプレート(14)との間に空間(B)を有する閉塞断面形状とし、モジュールベース(5)及びベースプレート(14)をインナーパネル(3)に固定する部分の断面係数を増加させて、強度の向上を図ることができる。
【0035】
操作制御装置(8)のリリースレバー(18)とドアロック装置(7)のオープンレバー(7c)とを連結するケーブル(17)は、モジュールベース(5)の車外側の側面に固定された複数(本実施形態においては3個)のホルダー(24)をもって、モジュールベース(5)の車外側の側面において隆起部(9)の上面(9a)に沿って配索されるように支持される。
【0036】
これにより、少量のホルダー(24)をもって、ケーブル(17)を直線的に配索でき、ケーブル(17)の組付け作業の向上を図ることができる。また、ケーブル(17)のホルダー(24)により支持されていない部分は、隆起部(9)の上面(9a)によって垂れ下がることがないように支持される。
【0037】
ケーブル(17)の垂れ下がり及び屈曲を押さえることにより、操作制御装置(8)のリリースレバー(18)からドアロック装置(7)のオープンレバー(7c)に、操作力を伝達する際のストロークロスを少なくして、ケーブル(17)の伝達効率の向上を図ることができる。
【0038】
次に、本発明の一実施形態における車両用ドアの組み立て要領について説明する。
作業者は、ドアロック装置(7)及び操作制御装置(8)を予め取り付けたモジュールベース(5)の凹部(5d)に手を掛けてモジュールベース(5)を持ち上げ、ドアロック装置(7)を開口(4)からドア本体(1)の内部に挿入して後方へ移動させる。
【0039】
ドアロック装置(7)を取り付け位置の手前迄移動させ、その位置で、モジュールベース(5)の係止孔(11)を、インナーパネル(3)側の係止ピン(10)に掛止させ、モジュールベース(5)の前側を吊支した仮保持状態とし、モジュールベース(5)をさらに後方へ移動させる。
【0040】
ドアロック装置(7)を正規の取り付け位置に合わせた状態で、ボルト(12)をもって、ドアロック装置(7)をドア本体(1)の内部におけるインナーパネル(3)に固定する。
【0041】
仮保持状態において、モジュールベース(5)の前部側は、係止ピン(10)と係止孔(11)との掛止により吊支された状態にあり、またモジュールベース(5)の後部側は、モジュールベース(5)の後端部(5f)とドアロック装置(7)のベースプレート(7b)との間に、インナーパネル(3)における開口(4)の後縁部(4b)が、車内外方向に挟持されているため、モジュールベース(5)における後部側の車内外方向への振れを押さえて、位置決めすることができる。
【0042】
これにより、作業者は、モジュールベース(5)の前部側及び後部側を支えることなく、簡単にドアロック装置(7)をインナーパネル(3)に固定することができる。
【0043】
また、ドアロック装置(7)をドア本体(1)の内部に挿入するとき、またはモジュールベース(5)をインナーパネル(3)に組み付けるとき、モジュールベース(5)の凹部(5d)から作業者の手を十分に入り込ませるだけの開口(4)が覗くため、モジュールベース(5)の凹部(5d)を持っている作業者は、図8に示すように、手を開口(4)を通してドア本体(1)の内部へ入り込ませることができ、インナーパネル(3)に邪魔されることなく、簡単にモジュールベース(5)をインナーパネル(3)に組み付けることができる。
【0044】
次いで、ボルト(6)をもって、モジュールベース(5)の各取付片(5a)(5b)(5c)をインナーパネル(3)に固定する。これにより、操作制御装置(8)は、モジュールベース(5)とインナーパネル(3)との間に配置され、モジュールベース(5)は、開口(4)を閉塞するようにインナーパネル(3)に固定される。
【0045】
モジュールベース(5)をインナーパネル(3)に固定した状態において、モジュールベース(5)の前端の上部に設けた上部取付片(5b)と、操作制御装置(8)のベースプレート(14)の取付片(14a)とは、ボルト(6)によりインナーパネル(3)に共締めされるため、操作制御装置(8)のベースプレート(14)及びモジュールベース(5)を強固にインナーパネル(3)に固定することができる。
【0046】
また、ケーブル(17)は、モジュールベース(5)の隆起部(9)の上面(9a)に載置されるように配索されるため、ケーブル(17)の垂れ下がりを防止することができる。これにより、アウトサイドハンドル及びインサイドハンドル(26)の開扉操作により、操作制御装置(8)のリリースレバー(18)を作動させて、ドアロック装置(7)のオープンレバーを作動させるときの、ケーブル(17)のストロークロスを押さえることができる。これにより、操作力を確実にドアロック装置(7)のオープンレバー(7c)に伝達することができ、ケーブル(17)の伝達効率の向上を図ることができる。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
(a)請求項1記載の発明によると、ケーブルを、モジュールベースのアウターパネル側に対向する車外側の側面における隆起部の上面に沿って配索したことにより、ケーブルの垂れ下がりを確実に防止して、ケーブルの操作力伝達効率の向上を図ることができる。
また、ケーブルを隆起部の上面に沿って配索するだけの簡単な作業をもって、ケーブルを直線的に配索することができ、ケーブルの組付け作業の向上を図ることができる。
【0048】
(b)請求項2記載の発明によると、ドアロック装置及び操作制御装置を、モジュールベースのアウターパネル側に対向する車外側側面に装着したことにより、ケーブルを、簡単にモジュールベースの隆起部の上面に沿って配索することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施形態を適用した車両用ドアの分解斜視図である。
【図2】同じく、車両の車内側から見た車両用ドアの要部のモジュールベース装着状態側面図である。
【図3】同じく、車両の車内側から見たモジュールベースの側面図である。
【図4】同じく、車両の車外側から見たモジュールベースの側面図である。
【図5】図2におけるV−V線に沿う拡大横断面図である。
【図6】図2におけるVI−VI線に沿う拡大横断面図である。
【図7】図2におけるVII−VII線に沿う拡大縦断面図である。
【図8】図2におけるVIII−VIII線に沿う拡大縦断面図である。
【図9】車両の車外側から見た操作制御装置の斜視図である。
【図10】車両の車内側から見た操作制御装置の斜視図である。
【図11】図2における矢示A部の拡大斜視図である。
【符号の説明】
(1)ドア本体
(2)アウターパネル
(3)インナーパネル
(4)開口
(4a)下縁
(4b)後縁部
(5)モジュールベース
(5a)(5b)上部取付片
(5c)下部取付片
(5d)凹部
(5e)突出部
(5f)後端部
(6)ボルト(第2の固定手段)
(7)ドアロック装置(ドア内機能部品)
(7a)ボディ
(7b)ベースプレート
(7c)オープンレバー
(8)操作制御装置(ドア内機能部品)
(9)隆起部
(9a)上面
(9b)下面
(10)係止ピン
(11)係止孔
(12)(13)ボルト
(14)ベースプレート
(14a)取付片
(15)(16)ハンドルレバー
(17)ケーブル
(18)リリースレバー
(19)操作軸
(20)インサイドレバー
(21)チャイルドレバー
(22)(23)ボルト(第1の固定手段)
(24)ホルダー
(25)クロージャ装置
(26)インサイドハンドル
Claims (2)
- 車外側のアウターパネルと、ほぼ中央部に開口が形成された車内側のインナーパネルとを接合し、前記アウターパネルとインナーパネルとの間に内部空間を設けた前後方向を向くドア本体と、前記開口を塞ぐように前記インナーパネルに固定されるモジュールベースと、該モジュールベースの前後方向の一端部に装着され、かつ前記開口から前記ドア本体の内部に挿入されて、前記ドア本体の内部に固定されるドアロック装置と、前記モジュールベースの他端部に装着され、かつ前記ドア本体に設けた操作ハンドルに連結される操作制御装置と、前記操作制御装置とドアロック装置とを連結し、前記操作ハンドルの操作力を前記ドアロック装置に伝達しうる可撓性のケーブルとを備える車両用ドアにおいて、
前記モジュールベースのほぼ中央部に、前記アウターパネル側に向けて隆起し、かつ上面が前後方向を向く直線状の隆起部を設けるとともに、前記ケーブルを、前記隆起部の上面に沿って配索したことを特徴とする車両用ドア。 - ドアロック装置及び操作制御装置を、モジュールベースのアウターパネル側に対向する側面に装着した請求項1記載の車両用ドア。
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