JP3968813B2 - カメラシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋内や敷地内において、監視範囲内の画像を撮像する撮像手段と、事象の発生により信号を発生する信号発生手段とを連動させて、撮像手段の画像を記憶するとともに、記憶された画像を再生又は遠隔に転送するカメラシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のカメラシステムとしては、屋内や敷地内において、監視範囲内の画像を撮像する撮像手段たるCCDカメラなどのカメラと、事象の発生を検知する信号発生手段たるセンサとを備え、センサの種類や設置状況とは無関係に、カメラの画像を一定又は可変の周期で記憶したり、カメラの画像に変化が生じるとカメラの画像を記憶するものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成のカメラシステムでは、カメラの画像を間欠的に記憶しているので、画像を記憶する画像記憶手段たるメモリの記憶容量をある程度小さくすることができる。
しかしながら、センサの種類や設置状況とは無関係に一定の周期や解像度でカメラの画像を記憶しており、センサの種類すなわち発生した事象の種類やセンサの設置状況に応じてカメラの画像を記憶していないので、センサが事象の発生を検知した前後で、その事象を的確に判断できる画像を記憶できない可能性があった。また、メモリに冗長な画像まで記憶されるために、メモリの記憶容量を有効に利用できないという問題もあった。その結果、メモリに記憶された画像を再生したり、遠隔でモニタする際に、発生した事象を的確に判断できる画像を見ることができないという問題もあった。
【0004】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、発生した事象を的確に判断できる画像を記憶するとともに、記憶された画像を再生、又は、遠隔でモニタすることにより発生した事象を的確に判断し対処できるカメラシステムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明では、上記目的を達成するために、事象の発生により信号を発生する信号発生手段と、監視範囲の画像を撮像する撮像手段と、撮像手段が画像を撮像する度に既に記憶した画像を上書きすることで新規に撮像された画像を記憶する画像記憶手段と、画像記憶手段に記憶された画像を再生する再生手段と、画像記憶手段に記憶された画像を遠隔に転送する転送手段とを備え、画像記憶手段が画像を記憶する周期を、信号発生手段の種類や設置状況に応じて変化させるとともに、信号発生手段が、非常事態発生時に押釦が押動されることによって、非常事態を報知する非常押釦からなり、この非常押釦が押動された場合において、画像記憶手段は、前記画像の記憶処理を中断せずに、非常押釦が押動された直前直後の画像を上書きすることなく保持することを特徴とし、信号発生手段が信号を発生した前後、すなわち、事象が発生した前後の画像が記憶されるので、発生した事象を的確に判断することのできる画像を記憶できる。しかも発生した事象に応じた周期で画面を記憶できるので、事象の発生時と経過を少ない画像枚数で表現した画像を記憶することができる。さらに非常事態の発生時とその後の状況を示す画像を記憶することができ、且つ、記憶した画像を再生、又は、遠隔でモニタすることができるので、その画像を見て非常事態の内容やその後の経過を判断し、非常事態に対して迅速且つ適切に対処することができる。
【0006】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、画像記憶手段が記憶する画像の解像度を、信号発生手段の種類や設置状況に応じて変化させており、発生した事象に応じた解像度の画面を記憶できるので、発生した事象を明確に識別することのできる画像を記憶することができる。
【0007】
請求項3の発明では、請求項1の発明において、信号発生手段が、非常押釦と、火災を検知する火災センサからなり、画像記憶手段は、火災センサの設置状況に応じた特定の周期で、火災センサが火災を検知した時点の前後の画像を記憶しているので、火災の発生時とその後の延焼過程を示す画像を記憶することができる。また、記憶した画像を再生、又は、遠隔でモニタすることができるので、その画像を見て火災の発生原因や延焼過程を判断し、火災に対して迅速且つ適切に対処することができる。
【0009】
請求項4の発明では、請求項2の発明において、信号発生手段が、非常押釦と、侵入物体を検知する侵入検知センサからなり、画像記憶手段は、侵入検知センサが侵入物体を検知すると、通常時よりも高い解像度で、撮像手段の画像を記憶しているので、侵入物体を明確に識別することができる鮮明な画像を記憶することができる。また、記憶した画像を再生、又は、遠隔でモニタすることができるので、その画像を見て侵入物体の正体や侵入経路を判断し、侵入物体に対して迅速且つ適切に対処することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明のカメラシステムを屋内8に配置した場合の概略構成図を示す。屋内8には、監視範囲たる屋内8の画像を撮像する撮像手段たるカメラ2と、信号発生手段たる火災センサ3、非常押釦4及び侵入検知センサ5とが配設される。ここで、火災センサ3は火災或いは煙を検知し、非常押釦4は、非常事態発生時に押釦が押動されると非常事態の発生を報知し、侵入検知センサ5は屋内8に物体が侵入したことを検知する。
【0011】
カメラ2、火災センサ3、非常押釦4及び侵入検知センサ5は信号線7を介して親器1に接続されており、カメラ2の画像信号や、火災センサ3、非常押釦4及び侵入検知センサ5の信号が親器1に入力される。また、親器1は電話回線や専用回線等の回線6を介して遠隔に設けられたモニタ用の端末(図示せず)に接続されている。親器1は火災センサ3、非常押釦4及び侵入検知センサ5から入力された信号を演算し、その演算結果に基づいてカメラ2の画像を記憶するとともに、記憶した画像を再生したり、回線6を介して遠隔地に設けられた端末へ転送し、遠隔地から屋内8の画像をモニタすることができる。
【0012】
図2は、親器1のブロック図を示す。有線インターフェイス部(以下、有線I/F部と略す)12には、信号線7を介してカメラ2の画像信号や、火災センサ3、非常押釦4及び侵入検知センサ5からの信号が入力される。有線I/F部12は、入力された画像信号や検知信号の信号処理を行い、カメラ2からの画像信号は画像処理部13へ出力し、火災センサ3、非常押釦4及び侵入検知センサ5からの信号はCPU10へ出力する。画像処理部13は、有線I/F部12を介して入力されたカメラ2の画像信号に色補正、広角歪補正、ノイズ除去等の各種画像補正・処理を行って、画像記憶手段たる画像記憶部14に出力する。CPU10は、プログラム記憶部11に記憶されたプログラムに従って、有線I/F部12を介して入力された信号の演算処理を行う。
【0013】
画像記憶部14は、CPU10からの命令が入力されていない場合、画像処理部13から入力された画像信号を記憶し、その画像信号を一定期間保持した後、画像処理部13から新しい画像信号が入力される度に、画像記憶部14に保持されている最も古い画像信号に上書きする。また、画像記憶部14は、CPU10からの命令に従って、記憶している画像信号を転送手段たる通信インターフェイス部(以下、通信I/F部と略す)15、又は、再生手段たる表示・操作部16に出力する。通信I/F部15は回線6を介して遠隔地に設けられたモニタ用の端末に接続されており、通信I/F部15はCPU10からの命令に従って画像記憶部14に記憶された画像信号を端末に転送し、端末でカメラ2の画像をモニタする。また、表示・操作部16を操作して、画像記憶部14に保持された画像信号の再生を指示すると、画像記憶部14に記憶された画像信号が表示・操作部16に入力され、表示・操作部16で画像信号が再生される。
【0014】
図3に示すように、ある事象が発生し、対応する信号発生手段が時刻t0 で事象の発生を検知して信号を発生すると、CPU10は、信号を発生した信号発生手段を認識し、時刻t0 から所定の時間Tb だけ前の画像信号と、時刻t0 から所定の時間Ta だけ後の画像信号とを保持するように、画像記憶部14に命令を出力する。尚、時間Ta,Tb は信号発生手段の種類や設置状況に応じた固有の値である。
【0015】
CPU10からの命令が画像記憶部14に入力されると、画像記憶部14は、CPU10からの命令に従って指定された期間、すなわち、信号発生手段が信号を発生した時刻t0 前後の期間A〔時刻(t0 −Tb )から時刻(t0 +Ta)までの期間〕の画像を上書きせずに保持する。
ここで、ある事象が発生し、対応する信号発生手段が事象の発生を検知して信号を発生した場合、信号発生手段が信号を発生するとともに、CPU10は、画像記憶部14に記憶された画像信号を、通信I/F部15を介して予め登録された端末に転送し、この端末で画像をモニタする。同時に、CPU10は画像記憶部14に記憶された画像信号を表示・操作部16にも出力させ、表示・操作部16は画像記憶部14から入力された画像信号を再生する。更に、表示・操作部16が外部から操作されて、画像記憶部14に記憶された画像信号の再生を指示された場合、CPU10は画像記憶部14に記憶された画像信号を表示・操作部16に出力させ、表示・操作部16は画像記憶部14から入力された画像信号を再生する。このように、CPU10は、画像記憶部14に記憶された画像信号を表示・操作部16で再生させたり、遠隔の端末に転送しているので、表示・操作部16や外部の端末で画像をモニタすることによって、どのような事象が発生したかを判断することができる。
【0016】
上述のように、このカメラシステムでは、信号を発生した信号発生手段の種類やその設置状況に応じて、画像記憶部14が画像を記憶する周期を変化させている。例えば、信号発生手段として2つの異なる事象をそれぞれ検知する第1及び第2のセンサがあり、図4(a)に示すように、時刻t1 で第1のセンサがある事象の発生を検知した場合、CPU10は、時刻t1 以前の時刻T11,T12の画像信号と、時刻t1 以後の時刻T13の画像信号を保持する命令を画像記憶部14に出力する。また、図4(b)に示すように、第2のセンサが時刻t2 で別の事象の発生を検知した場合、CPU10は、時刻t2 の直前直後の時刻t21,t22における画像信号を保持する命令を画像記憶部14に出力する。そして、画像記憶部14は、CPU10からの命令によって、指定された時刻の画像信号を上書きせずに保持する。
【0017】
また、信号発生手段の種類や設置状況に応じて、画像記憶部14が記憶する画像の解像度を変化させても良い。有線I/F部12を介して信号発生手段からの信号がCPU10に入力されると、CPU10は、この信号を演算処理して、信号発生手段が事象の発生を検知したことを認識し、事象の発生を検知した信号発生手段に応じた解像度でカメラ2の画像信号を保持するように画像記憶部14に命令を出力する。画像記憶部14は、CPU10から入力された命令に従って、CPU10に指定された解像度で画像処理部13から入力された画像信号を保持する。例えば、図5に示すように、時刻t3 で信号発生手段たる第3のセンサがある事象の発生を検知すると、CPU10は、時刻t3 以前の時刻T31から時刻t3 以後の時刻T32までの期間、通常の解像度K0 よりも高い解像度K1 で画像を保持する命令を画像記憶部14に出力し、画像記憶部14はCPU10からの命令に従って解像度K1 でカメラ2の画像信号を保持する。
【0018】
このように、信号発生手段の種類や設置状況に応じて、画像記憶部14が画像を記憶する周期や、画像記憶部14が記憶する画像の解像度を変化させているので、発生した事象に応じた的確な周期や解像度の画像を画像記憶部14に記憶させることができ、発生した事象を少ない画像枚数で的確に表現できる画像を記憶することができ、冗長な画像を減らして、画像記憶部14の記憶容量を有効に利用することができる。
【0019】
ここで、火災センサ3、非常押釦4及び侵入検知センサ5を例として、各センサが夫々対応する事象の発生を検知した場合の親器1の動作を具体的に説明する。
まず、火災センサ3が火災又は煙の発生を検知した場合について図6を参照して説明する。火災センサ3の検知信号が有線I/F部12を介してCPU10に入力されると、CPU10は火災の発生を認識し、火災センサ3に対応して予め設定された周期で、カメラ2の画像信号を保持するように画像記憶部14に命令を出力する。実際には、火災センサ3が火災の発生を検知するよりも前に火災が発生しているので、火災が発生してから火災センサ3が火災を検知するまでの遅れ時間T4 を火災センサ3の設置状況等から予測し、その遅れ時間T4 を登録しておく。そして、火災が発生した時点の画像を記憶できるように、画像記憶部14は、CPU10の命令に従って、まず火災センサ3が火災を検知した時刻t4 よりも時間T4 だけ早い時刻T41(火災発生時)の画像を保持する。次に、火災の延焼過程を把握できるように、画像記憶部14は時刻T42,T43の画像を保持する。そして、画像記憶部14に記憶された画像を表示・操作部16で再生したり、外部の端末に転送する場合、画像記憶部14に記憶された時刻T41,T42,T43の画像とともに現在の画像を再生、又は、転送することによって、火災の発生時、延焼過程及び現在の状況を最小枚数の画像で的確に判断することができ、火災に対して迅速且つ適切に対処することができる。
【0020】
次に、非常押釦4が押動された場合について図7を参照して説明する。非常押釦4が押動されると、非常押釦4の信号が有線I/F部12を介してCPU10に入力される。CPU10は非常押釦4が押動されたことを認識すると、非常押釦4に対応して予め設定された周期でカメラ2の画像信号を保持するように、画像記憶部14に命令を出力する。非常押釦4の場合、図7に示すように、非常押釦4が押動される原因となる事象が発生した時刻すなわち非常押釦4が押動された時刻t5 の直前直後(時刻T51,T52)の画像信号を画像記憶部14に記憶させる。そして、画像記憶部14に記憶された画像を表示・操作部16で再生したり、外部の端末に転送する場合、画像記憶部14に記憶された時刻T51,T52の画像とともに現在の画像を再生、又は、転送することによって、非常事態発生時、発生後の経過及び現在の画像を見ることができる。したがって、非常事態の発生原因やその後の状況を最小枚数の画像で的確に判断することができ、その非常事態に対して迅速且つ適切に対処することができる。
【0021】
さらに、侵入検知センサ5が侵入物体を検知した場合について図8を参照して説明する。侵入検知センサ5の検知信号は有線I/F部12を介してCPU10に入力される。CPU10は侵入検知センサ5が検知信号を出力したことを認識すると、侵入検知センサ5に対応して予め設定された解像度でカメラ2の画像信号を保持するように画像記憶部14に命令を出力する。例えば、図8に示すように、時刻t6 で侵入検知センサ5が侵入物体を検知すると、実際に侵入物体が屋内に侵入したのは、時刻t6 直前の時刻T61から、時刻t6 直後の時刻T62までの期間なので、侵入した物体を鮮明に識別できるように、この期間の画像を通常の解像度K0 よりも高い解像度K1 で画像記憶部14に記憶する。そして、画像記憶部14に記憶された画像を表示・操作部16で再生したり、外部の端末に転送する場合、画像記憶部14に記憶された時刻T61,T62の画像とともに現在の画像を再生、又は、転送することによって、侵入物体の正体、その侵入経路、及び、現在の状況を最小枚数の鮮明な画像で的確に判断することができ、侵入物体に対して迅速且つ適切に対処することができる。
【0022】
尚、本実施形態では、信号発生手段として火災を検知する火災センサ3、非常事態を発報する非常押釦4及び侵入物体を検知する侵入検知センサ5を用いたが、信号発生手段を上記のものに限定する趣旨のものではなく、上記以外の事象を検知して信号を発生する信号発生手段を用いても良いことは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】
請求項1の発明は、上述のように、事象の発生により信号を発生する信号発生手段と、監視範囲の画像を撮像する撮像手段と、撮像手段が画像を撮像する度に既に記憶した画像を上書きすることで新規に撮像された画像を記憶する画像記憶手段と、画像記憶手段に記憶された画像を再生する再生手段と、画像記憶手段に記憶された画像を遠隔に転送する転送手段とを備え、画像記憶手段が画像を記憶する周期を、信号発生手段の種類や設置状況に応じて変化させるとともに、信号発生手段が、非常事態発生時に押釦が押動されることによって、非常事態を報知する非常押釦からなり、この非常押釦が押動された場合において、画像記憶手段は、前記画像の記憶処理を中断せずに、非常押釦が押動された直前直後の画像を上書きすることなく保持することを特徴とし、信号発生手段が信号を発生した前後、すなわち、事象が発生した前後の画像が記憶されるので、発生した事象を的確に判断することのできる画像を記憶できるという効果がある。しかも、発生した事象に応じた周期で画面を記憶できるので、事象の発生時と経過を少ない画像枚数で表現した画像を記憶できるという効果がある。さらに画像記憶手段は、非常押釦が押動された時点の直前直後の画像を記憶しているので、非常事態の発生時とその後の状況を示す画像を記憶できるという効果もある。また、記憶した画像を再生、又は、遠隔でモニタすることができるので、その画像を見て非常事態の内容やその後の経過を判断し、非常事態に対して迅速且つ適切に対処できるという効果もある。
【0024】
請求項2の発明は、画像記憶手段が記憶する画像の解像度を、信号発生手段の種類や設置状況に応じて変化させており、発生した事象に応じた解像度の画面を記憶できるので、発生した事象を明確に識別することのできる画像を記憶できるという効果がある。
【0025】
請求項3の発明は、信号発生手段が、非常押釦と、火災を検知する火災センサからなり、画像記憶手段は、火災センサの設置状況に応じた特定の周期で、火災センサが火災を検知した時点の前後の画像を記憶しているので、火災の発生時とその後の延焼過程を示す画像を記憶できるという効果がある。また、記憶した画像を再生、又は、遠隔でモニタすることができるので、その画像を見て火災の発生原因や延焼過程を判断し、火災に対して迅速且つ適切に対処できるという効果もある。
【0027】
請求項4の発明は、信号発生手段が、非常押釦と、侵入物体を検知する侵入検知センサからなり、画像記憶手段は、侵入検知センサが侵入物体を検知すると、通常時よりも高い解像度で、撮像手段の画像を記憶しているので、侵入物体を明確に識別することができる鮮明な画像を記憶できるという効果がある。また、記憶した画像を再生、又は、遠隔でモニタすることができるので、その画像を見て侵入物体の正体や侵入経路を判断し、侵入物体に対して迅速且つ適切に対処できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のカメラシステムを示す概略構成図である。
【図2】同上の親器を示すブロック図である。
【図3】同上の動作を示すタイムチャートである。
【図4】(a)(b)は同上の動作を示す別のタイムチャートである。
【図5】同上の動作を示すまた別のタイムチャートである。
【図6】同上の火災センサを用いた場合の動作を示すタイムチャートである。
【図7】同上の非常押釦を用いた場合の動作を示すタイムチャートである。
【図8】同上の侵入検知センサを用いた場合の動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 親器
2 カメラ
3 火災センサ
4 非常押釦
5 侵入検知センサ
6 回線
7 信号線
Claims (4)
- 事象の発生により信号を発生する信号発生手段と、監視範囲の画像を撮像する撮像手段と、撮像手段が画像を撮像する度に既に記憶した画像を上書きすることで新規に撮像された画像を記憶する画像記憶手段と、画像記憶手段に記憶された画像を再生する再生手段と、画像記憶手段に記憶された画像を遠隔に転送する転送手段とを備え、画像記憶手段が画像を記憶する周期を、信号発生手段の種類や設置状況に応じて変化させるとともに、信号発生手段が、非常事態発生時に押釦が押動されることによって、非常事態を報知する非常押釦からなり、この非常押釦が押動された場合において、画像記憶手段は、前記画像の記憶処理を中断せずに、非常押釦が押動された直前直後の画像を上書きすることなく保持することを特徴とするカメラシステム。
- 画像記憶手段が記憶する画像の解像度を、信号発生手段の種類や設置状況に応じて変化させることを特徴とする請求項1記載のカメラシステム。
- 信号発生手段が、前記非常押釦と、火災を検知する火災センサからなり、画像記憶手段は、火災センサの設置状況に応じた特定の周期で、火災センサが火災を検知した時点の前後の画像を記憶することを特徴とする請求項1記載のカメラシステム。
- 信号発生手段が、前記非常押釦と、侵入物体を検知する侵入検知センサからなり、画像記憶手段は、侵入検知センサが侵入物体を検知すると、通常時よりも高い解像度で、撮像手段の画像を記憶することを特徴とする請求項2記載のカメラシステム。
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