JP2005006164A - 監視カメラシステム - Google Patents
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Abstract
【構成】カメラC1〜Cnの各々は常時撮影を行い、画像信号を送信している。また、アラームが検出されたとき画像信号にフラグをセットする。サーバ12は、カメラC1〜Cnを複数のグループに分割し、カメラC1〜Cnのいずれか1つからフラグのセットされた画像信号を受信したとき、そのカメラと同じグループに属する他のカメラを特定して、フラグのセットされた画像信号と、特定されたカメラからの画像信号とを互いに関連付ける。
【効果】発生したアラームに関係のある画像信号だけを選択的かつ一括的に利用可能となるので、異常発生原因を効率よく究明することができる。
【選択図】 図1
【効果】発生したアラームに関係のある画像信号だけを選択的かつ一括的に利用可能となるので、異常発生原因を効率よく究明することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、監視カメラシステムに関し、特にたとえば、N個の監視カメラとこれらのN個の監視カメラからの信号を処理する信号処理装置とを備えた、監視カメラシステムに関する。
【0002】
【従来技術】
従来この種の監視カメラシステムの一例が、特許文献1に開示されている。この従来技術では、複数のセンサのいずれか1つで異常が検知されたとき、複数の監視カメラのうち異常を検知したセンサに対応する監視カメラの映像情報が監視卓処理装置に送信される。監視卓処理装置は、受信した映像情報を表示装置から出力する。これによって、異常発生箇所の状況を速やかに把握することができる。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−355761号公報〔H04N 7/18,G08B 25/00,H04Q 9/00,H04L 12/28〕
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来技術では、複数の監視カメラが設けられているにも拘らず、異常を検知したセンサに対応する監視カメラの映像しか得られない。このため、異常発生の原因や手掛りを究明するにあたって、情報量が少ないという問題がある。一方、全ての監視カメラの映像情報を入手したのでは、情報量が多すぎて取り扱いが煩雑になる。
【0005】
それゆえに、この発明の主たる目的は、異常発生原因を効率よく究明することができる、監視カメラシステムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、N個(Nは2以上の任意の整数)の監視カメラとN個の監視カメラから出力された画像信号を処理する信号処理装置とを備える監視カメラシステムにおいて、N個の監視カメラの各々は、撮影された画像信号をアラームの発行に関係なく信号処理装置に送信する送信手段、およびアラームが発行されたときアラーム発行タイミングによって規定される特定時間帯に撮影された画像信号に特定識別子を割り当てる割り当て手段を備え、信号処理装置は、N個の監視カメラを複数グループに分割する分割手段、特定識別子が割り当てられた特定画像信号を受信したとき特定画像信号を送信した監視カメラと同じグループに属する他の監視カメラを検出する検出手段、および検出手段によって検出された監視カメラによって特定時間帯に撮影された画像信号を特定画像信号に関連付ける関連付け手段を備えることを特徴とする、監視カメラシステムである。
【0007】
第2の発明は、撮影された画像信号をアラームの発行に関係なく送信しかつアラームが発行されたときアラーム発行タイミングによって規定される特定時間帯に撮影された画像信号に特定識別子を割り当てるN個(Nは2以上の任意の整数)の監視カメラから出力された画像信号を処理する信号処理装置において、N個の監視カメラを複数グループに分割する分割手段、特定識別子が割り当てられた特定画像信号を受信したとき特定画像信号を送信した監視カメラと同じグループに属する他の監視カメラを検出する検出手段、および検出手段によって検出された監視カメラによって特定時間帯に撮影された画像信号を特定画像信号に関連付ける関連付け手段を備えることを特徴とする、信号処理装置である。
【0008】
第3の発明は、複数グループに分割されたN個(Nは2以上の任意の整数)の監視カメラの各々からアラームの発行に関係なく送信されるかつアラームが発行されたときアラーム発行タイミングによって規定される特定時間帯に特定識別子が割り当てられる画像信号を処理する信号処理方法において、(a)特定識別子が割り当てられた特定画像信号を受信したとき特定画像信号を送信した監視カメラと同じグループに属する他の監視カメラを検出し、そして(b)ステップ(a)によって検出された監視カメラによって特定時間帯に撮影された画像信号を特定画像信号に関連付けることを特徴とする、信号処理方法である。
【0009】
第4の発明は、複数グループに分割されたN個(Nは2以上の任意の整数)の監視カメラの各々からアラームの発行に関係なく送信されるかつアラームが発行されたときアラーム発行タイミングによって規定される特定時間帯に特定識別子が割り当てられる画像信号を処理する装置によって実行される信号処理プログラムにおいて、特定識別子が割り当てられた特定画像信号を受信したとき特定画像信号を送信した監視カメラと同じグループに属する他の監視カメラを検出する検出ステップ、および検出ステップによって検出された監視カメラによって特定時間帯に撮影された画像信号を特定画像信号に関連付ける関連付けステップを備えることを特徴とする、信号処理プログラムである。
【0010】
【作用】
N個の監視カメラの各々からは、撮影された画像信号がアラームの発行とは無関係に送信される。アラームが発行されたとき、アラーム発行タイミングによって規定される特定時間帯、典型的にはアラーム発行の開始から終了までの時間帯に撮影された画像信号には、特定識別子が割り当てられる。信号処理装置は、N個の監視カメラを複数グループに分割しておき、特定識別子が割り当てられた特定画像信号を受信すると、特定画像信号を送信した監視カメラと同じグループに属する他の監視カメラを検出する。そして、検出した監視カメラによって特定時間帯に撮影された画像信号を特定画像信号に関連付ける。この関連付けにより、特定時間帯にグループ内の監視カメラによってそれぞれ撮影された画像信号を一体的に処理することが可能となる。
【0011】
関連付けは、好ましくは、共通の時間帯に撮影された画像信号に共通の番号を付与することによって行う。これにより、簡単に関連付けが行える。
【0012】
N個の監視カメラの各々は、好ましくは、特定時間帯と特定時間帯以外の時間帯とで互いに異なる品位で被写界を撮影する。例えば、品位を規定するパラメータにフレームレートが含まれている場合、特定時間帯では第1フレームレートで撮影を行い、特定時間帯以外の時間帯では第1フレームレートよりも低い第2フレームレートで撮影を行う。これにより、さらなる情報量削減が可能となる。
【0013】
また、N個の監視カメラの各々が互いに異なる品位で被写界を撮影する場合、信号処理装置は、好ましくは、関連付けられた画像信号を記録し、関連付けられた画像信号を各々の品位に従う態様で再生する。例えば、品位を規定するパラメータにフレームレートが含まれている場合、第1フレームレートで撮影された画像信号は第1フレームレートで、第2フレームレートで撮影された画像信号は第2フレームレートで再生することによって、2つの画像信号の間の同期が保たれる。これにより、品位の異なる画像信号を再生したとき、並べて表示しても違和感のない再生画像が得られる。
【0014】
【発明の効果】
この発明によれば、特定時間帯にグループ内の監視カメラが撮影した画像信号の一体的な処理が可能となるので、利用者に対し、発生した異常と関係の深い映像だけを選択的かつ一括的に提示することができる。利用者は、提示された映像を互いに比較・検討することにより、異常発生原因を効率よく究明することができる。
【0015】
この発明の上述のような目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0016】
【実施例】
図1を参照して、この実施例の遠隔監視システム10は、N台のカメラC1〜Cn(ただしnは2以上の任意の整数)と、サーバ12と、複数の端末14,14,…とで構成されている。カメラC1〜Cnの各々は、インターネット16を介してサーバ12と接続され、サーバ12は、イントラネット18を介して端末14,14,…と接続される。
【0017】
カメラC1〜Cnは、被写体を撮影し、得られた画像信号を圧縮して出力する。カメラC1〜Cnの各々から出力された画像信号は、インターネット16を通じてサーバ12へと伝送され、サーバ12によって記録される。こうして記録・蓄積された画像は、端末14,14,…からの要求に応じてサーバ12から読み出され、イントラネット18を通じて端末14,14,…へと送られる。
【0018】
カメラC1〜Cnの構成例が図2に示されている。図2を参照して、カメラC1〜Cnの各々は、撮像素子101と、CPU102と、センサ103と、内部メモリ104と、ネットワーク・インターフェース・カード(以下、NIC)105とを備えている。サーバの構成例が図3に示されている。図3を参照して、サーバは、2つのNIC121および126と、ハードディスク(以下、HD)122と、RAM123と、ROM124と、CPU125とを備えている。端末14の構成例が図4に示されている。図4を参照して、端末14は、NIC141と、CPU142と、RAM143と、ROM144と、表示インターフェース(以下、I/F)145と、ディスプレイ146と、入力I/F147と、キーボード148と、マウス149とを備えている。図2〜図4を参照して、カメラC1〜Cn各々のNIC105がインターネット16を介してサーバ12の一方のNIC121と接続され、サーバ12の他方のNIC126はイントラネット18を介して端末14,14,…各々のNIC141と接続される。
【0019】
カメラの内部メモリ104の内容が図5に示されている。図5を参照して、内部メモリ104内には画像記憶領域104aが設けられており、撮像素子101を通して撮影された画像がこの画像記憶領域104aに一時記憶される。また内部メモリ104には、撮影条件テーブル104bが格納されている。
【0020】
撮影条件テーブル104bの一例が図6に示されている。図6を参照して、撮影条件テーブル104bには通常モード用の撮影条件1041とアラームモード用の撮影条件1042との2つの撮影条件が記述されている。これら2つの撮影条件1041および1042の各々は、解像度1043,圧縮率1044および送信レート1045を含む。
【0021】
カメラC1〜Cnから出力される画像信号のフォーマットが図7に示されている。図7を参照して、画像信号20は、画像データ201と、カメラ識別子202と、撮影時刻203と、画像サイズ204と、圧縮率205と、アラームフラグ206とを含む。
【0022】
サーバ12のHD122の内容が図8に示されている。図8を参照して、HD122内には、画像を記録する領域として通常記録領域122aとアラーム記録領域122bとが設けられる。なお、通常記録領域122a内の画像は一定期間が経過すると自動的に消去されるが、アラーム記録領域122b内の画像は、少なくとも一度再生されてからでなければ消去できないように保護されている。
【0023】
通常記録領域122aおよびアラーム記録領域122bの内容が図9に示されている。図9(a)を参照して、通常記録領域122aは、それぞれがカメラC1〜Cnと対応するn個の領域に区分される。図9(b)を参照して、アラーム記録領域122bは、それぞれがカメラC1〜Cnと対応するn個の領域に区分される。
【0024】
再び図8を参照して、HD122内にはさらにグループ管理テーブル122c,イベント管理テーブル122dおよびグループアラームテーブル122eが格納されている。グループ管理テーブル122cの一例を図10に示す。図10を参照して、グループ管理テーブル122cには、カメラC1〜Cnの各々が所属するグループの番号1,2,…が記載されている。この例では、グループ1に2台のカメラC1およびC2が属し、グループ2に3台のカメラC3〜C5が属する。グループ3にはカメラC6だけが属している。
【0025】
イベント管理テーブル122dの一例を図11に示す。図11を参照して、イベント管理テーブル122dには、それぞれがカメラC1〜Cnの各々と対応するn個の欄1221〜122nが設けられており、これらn個の欄1221〜122nのそれぞれにカメラC1〜Cnで発生したイベントに関する管理情報“イベント1”,“イベント2”,…が登録されている。ここで「カメラCnでイベントが発生する」とは、カメラCnにおいてセンサ103が異常を感知してアラームが発行されることをいい、1つのアラームの発行が開始されてから終了されるまでの持続期間が1つのイベントと対応する。イベントの識別番号1,2,3,…は、グループ毎に独立して付される。
【0026】
イベント管理テーブル122dに登録されているイベント管理情報“イベント1”,“イベント2”,…は、アラーム記録領域122bに記録された画像を読み出して再生する際に参照される情報である。イベント管理情報“イベント1”,“イベント2”,…の各々の内容を図12に示す。図12を参照して、イベント管理情報22は、カメラ番号221,イベント番号222,アラーム開始時刻223,アラーム終了時刻224,フレーム枚数225,フレームレート226,解像度227および記録開始位置228を含む。
【0027】
ここで注意すべきは、1つのグループに複数のカメラが属している場合、それら複数のカメラのいずれか1つでイベントが発生すると、そのグループでイベントが発生したとみなされ、グループ内の他のカメラ欄にもイベント管理情報が登録される点である。図10〜図12を参照して、例えばカメラC1およびC2はどちらもグループ1に属しているので、カメラC1で“イベント1”が発生すると、イベント管理テーブル122dのカメラC1欄1221およびカメラC2欄1222にイベント管理情報“イベント1”が登録される。カメラC1欄1221に登録されたイベント管理情報“イベント1”と、カメラC2欄1222に登録されたイベント管理情報“イベント1”との間では、一部の項目の内容が共通する。共通する項目は、アラーム開始時刻223,アラーム終了時刻224およびフレーム枚数225である。
【0028】
グループアラームテーブル122eの一例を図13に示す。図13を参照して、グループアラームテーブル122eには、1つ1つのグループ1,2,…に関しアラームフラグが設定されているか否か(ONまたはOFF)が記述される。
【0029】
以上のように構成された遠隔監視システム10の動作を以下に説明する。カメラC1〜Cnの各々において、センサ103は被写体の異常な動き(以下、アラーム)を検出する機能を持ち、CPU102は、撮影条件テーブル104bを参照しながら、センサ103からのアラームの有無に応じて通常モードおよびアラームモードの2つの動作モードを相互に切り換えつつ撮影を行う。
【0030】
通常モードとアラームモードとでは、図6に示されるように撮影時の解像度およびフレームレートならびに圧縮時の圧縮率が相違する。カメラC1〜Cnから送出される画像信号には、図7に示されるように、アラームモードで撮影された画像(以下、アラーム画像)か通常モードで撮影された画像(以下、通常画像)かを区別するためのアラームフラグ206が添付されている。
【0031】
サーバ12のCPU125は、通常画像とアラーム画像をアラームフラグ206に基づいて区別し、前者の画像を通常記録領域122aに、後者の画像をアラーム記録領域122bにそれぞれ記録する。
【0032】
カメラC1〜Cnの各々は、独立してアラーム検出を行う。サーバ12のCPU125は、カメラC1〜Cnで撮影されたアラーム画像をカメラC1〜Cnで発生したイベントとしてそれぞれ管理する。具体的には、カメラC1〜Cnで発生したイベント1つ1つについて図12に示されるような内容を持つイベント管理情報22を作成し、作成したイベント管理情報“イベント1”,“イベント2”,…をカメラC1〜Cn毎に、図11に示されるようなイベント管理テーブル122dに登録する。これらのイベント管理情報“イベント1”,“イベント2”,…は、端末14からの再生要求に応じ、サーバ12のCPU125がアラーム記録領域122bから指定されたアラーム画像を読み出す際に参照される。
【0033】
さらにサーバ12のCPU125は、カメラC1〜Cnを複数のグループに区分し、区分結果を図10に示されるようなグループ管理テーブル122cに登録する。そして、あるカメラでイベントが発生したとき、そのカメラからのアラーム画像をアラーム記録領域122bに記録すると共に、記録したアラーム画像のイベント管理情報22を作成してイベント管理テーブル122dの該当カメラ欄に登録する。さらに、アラームが発生したカメラと同じグループに属する他のカメラからの通常画像をアラーム記録領域122bに記録すると共に、記録した通常画像の各々に関するイベント管理情報22をさらに作成してイベント管理テーブル122dの該当カメラ欄にそれぞれ登録する。
【0034】
例えばいま、サーバ12に図10のような内容のグループ管理テーブル122cと、図11のような内容のイベント管理テーブル122dとが保持されており、カメラC1〜Cnが通常モードで動作しているとする。このときカメラC6が新たなアラームを検出、すなわちカメラC6で“イベント3”が発生したとすると、カメラC6のモードがアラームモードに切り換わり、カメラC6からは他のカメラC1〜C5より高品位の画像が出力される。一方、サーバ12では、イベント発生前は各カメラC1〜Cnからの画像を全て通常記録領域122aに記録しているが、イベント発生を受けてカメラC6からの画像の記録先が通常記録領域122aからアラーム記録領域122bに切り換わる。その後イベントが終了すると、カメラC6のモードが通常モードに戻り、同時にサーバ12では、カメラC6からの画像の記録先がアラーム記録領域122bから通常記録領域122aに切り換わる。そしてこのカメラC6で発生した“イベント3”に関する管理情報22が作成され、イベント管理テーブル122d内のカメラC6用領域1226に登録される。これにより、サーバ12のCPU125は、端末14からカメラ番号“6”およびイベント番号“3”の指定を受けたとき、アラーム記録領域122bからカメラC6が撮影した3番目のアラーム画像を読み出すことができる。
【0035】
続いてカメラC3で“イベント2”が発生したとすると、前述のカメラC6で“イベント3”が発生した場合と同様、カメラC3からのアラーム画像をアラーム記録領域122bに記録すると共に、記録したアラーム画像のイベント管理情報22をイベント管理テーブル122dのC3カメラ欄1223に登録する。これに加え、カメラC3と同じグループ2に属するカメラC4およびC5からの通常画像もアラーム記録領域122bにさらに記録すると共に、記録した2つの通常画像の各々に関するイベント管理情報22をイベント管理テーブル122dのカメラC4およびC5欄1224および1225にも登録する。これにより、サーバ12のCPU125は、端末14からグループ番号“2”およびイベント番号“2”の指定を受けたとき、カメラC3が撮影した2番目のアラーム画像と、同時刻にカメラC4およびC5が撮影した通常画像とをアラーム記録領域122bからを読み出すことができる。
【0036】
上記のようなイベント発生に伴い新たなイベント管理情報22がイベント管理テーブル122dに登録されていく様子を図14に示す。図14(a)を参照して、カメラC6でイベントが発生したとき、イベント管理テーブル122dのカメラC6欄1226にイベント管理情報“イベント3”が登録される。図14(b)を参照して、続いてカメラC3でイベントが発生したとき、カメラC3の欄1223にイベント管理情報“イベント2”が登録され、さらにカメラC3と同じグループ2に属するカメラC4およびC5の欄1224および1225にもイベント管理情報“イベント2”がそれぞれ登録される。
【0037】
なお、サーバ12のCPU125はマルチタスク機能を備えており、複数のタスクを同時的に実行することができる。例えば、カメラC3〜C5のイベント管理情報を同時的に作成したり、カメラC3〜C5によって撮影された画像を同時的に送出したりすることができる。
【0038】
カメラC1〜CnのCPU102は、撮影時、具体的には図15に示されるフローを処理する。図15を参照して、カメラC1〜Cnの電源が投入されると、CPU102は、まずステップS1の初期処理を実行する。初期処理には、内部メモリ104内の画像記憶領域104aの初期化,インターネット16への接続,動作モードの初期設定などの処理が含まれる。この初期設定では通常モードが選択される。
【0039】
次のステップS3でCPU102は、現在の動作モードがアラームモードか否かを判定する。判定結果が否定的であればステップS5に進み、肯定的であればステップS13に進む。
【0040】
ステップS5でCPU102は、センサ103が異常を検知したかどうかを判定する。異常が検出されなければステップS7に進み、異常が検出されるとステップS9に進む。
【0041】
ステップS7でCPU102は、撮影条件テーブル104bに規定されている通常モード用条件1041で撮影を行い、撮影して得られた比較的低品位の通常画像を、図7のようなフォーマットを持つ画像信号20の様態で送出する。通常画像の場合、アラームフラグ206が解除(OFF)される。その後、ステップS19に進む。
【0042】
ステップS9でCPU102は、動作モードを通常モードからアラームモードに切り換え、続くステップS11でイベントタイマをスタートさせる。さらにステップS13では、撮影条件テーブル104bに規定されているアラームモード用条件1042で撮影を行い、撮影して得られた比較的高品位のアラーム画像を、図7のようなフォーマットを持つ画像信号20の様態で送出する。アラーム画像の場合、アラームフラグ206が設定(ON)される。
【0043】
続くステップS15では、イベントタイマがタイムアウトしたか否かを判定し、判定結果が肯定的であればステップS17に進む。判定結果が否定的であれば、ステップS17をスキップしてステップS19に進む。
【0044】
ステップS17でCPU102は、動作モードをアラームモードから通常モードに切り換える。その後、ステップS19に進む。
【0045】
ステップS19では、撮影を継続するかどうかが判断され、継続する場合はステップS3に戻って上記と同様の処理が繰り返される。
【0046】
サーバ12のCPU125は、画像記録時、具体的には図16および図17に示されるフローを処理する。まず図16を参照して、最初のステップS31でCPU125は、初期処理を行う。初期処理には、インターネット16への接続、イントラネット18への接続、グループアラームテーブル122eへのアラームフラグの初期設定などの処理が含まれる。この初期設定では、グループアラームテーブル122e上のどのグループのアラームフラグも解除(OFF)される。
【0047】
初期処理が完了するとCPU125は、ステップS33で画像信号20を受信し、ステップS35ではカメラ識別子202に基づいて画像信号20がどのカメラからのものかを特定する。ステップS37では、グループ管理テーブル122dを参照して、ステップS35で特定されたカメラの属するグループをさらに特定する。ステップS39では、画像信号20のアラームフラグ206に変化が生じたか否かを判定する。判定は、今回受信した画像信号20のアラームフラグ206を前回受信した画像信号20のそれと比較することにより行える。変化がなければステップS49に進み、変化があればステップS41に進む。
【0048】
ステップS41でCPU125は、ステップS39で検出されたフラグ変化がOFFからONへの変化かどうかを判定する。OFFからONへの変化であればステップS43に進み、ONからOFFへの変化であればステップS47に進む。ステップS43では、ステップS37で特定されたグループのアラームフラグをONに切り換え、その後ステップS45に進む。ステップS47では、グループのアラームフラグをOFFに切り換え、その後ステップS49に進む。
【0049】
ステップS45でCPU125は、ステップS37で特定されたグループに属するカメラについてイベント管理情報作成タスク(後述)をそれぞれ起動する。次のステップS49では、画像信号20のアラームフラグ206がONかどうか、すなわち画像信号20がアラーム画像かどうかを判定する。そして、アラーム画像であればステップS53に進み、アラーム画像でなければステップS51に進む。
【0050】
ステップS51でCPU125は、グループアラームテーブル122eを参照することにより、ステップS37で特定されたグループのアラームフラグがONか否かを判定する。そして、判定結果が否定的であれはステップS55に進み、肯定的であればステップS53に進む。
【0051】
ステップS53では、アラーム記録が行われる。すなわちCPU125は、ステップS33で受信された画像信号20から画像データ201を取り出し、取り出した画像データ201をアラーム記憶領域122bに記録する。記録を終えると、ステップS57に進む。
【0052】
ステップS55では、通常記録が行われる。すなわちCPU125は、ステップS33で受信された画像信号20から画像データ201を取り出し、取り出した画像データ201を通常記録領域122aに記録する。記録を終えると、ステップS57に進む。
【0053】
ステップS57でCPU125は、記録動作を継続するかどうかを判断し、継続する場合はステップS33に戻って上記と同様の処理を繰り返す。
【0054】
上記ステップS45で起動されるタスクはそれぞれ、図17に示すサブルーチンに従って実行される。図17を参照して、ステップS61でCPU125は、アラーム記録領域122bへの記録が実行されたか否かを判定する。判定結果が肯定的であればステップS63に進み、否定的であれば待機する。ステップS63では、画像信号20のアラームフラグ206に変化が生じたか否かを判定する。変化がなければステップS71に進み、変化があればステップS65に進む。
【0055】
ステップS65でCPU125は、ステップS63で検出されたフラグ変化がOFFからONへの変化かどうかを判定する。OFFからONへの変化であればステップS67に進み、ONからOFFへの変化であればステップS73に進む。
【0056】
ステップS67でCPU125は、このタスクと対応するカメラに関する新たなイベント管理情報22として、まずアラーム開始時刻223,フレームレート226,解像度227および記録開始位置228を登録する。ここでアラーム開始時刻223に登録される値は、アラームフラグがOFFからONへ変化した瞬間の時刻である。次に、ステップS69でフレーム枚数225として“1”を保持し、その後ステップS61に戻る。
【0057】
ステップS71でCPU125は、フレーム枚数225の値をインクリメントし、インクリメント後の値を保持する。その後、ステップS61に戻る。
【0058】
ステップS73でCPU125は、アラーム終了時刻224およびフレーム枚数225を登録する。ここでアラーム終了時刻224に登録される値は、アラームフラグがONからOFFへ変化した瞬間の時刻である。アラーム終了時刻224およびフレーム枚数225を登録し終えた時点で、このタスクは終了される。こうして作成されたイベント管理情報は、イベント管理テーブル122d上の該当カメラ欄に記載される。
【0059】
サーバ12のCPU125は、画像再生時、具体的には図18に示されるフローを処理する。図18を参照して、ステップS91でCPU125は、端末14から送信された再生要求パケットを受け付ける。再生要求には、カメラ番号またはグループ番号とイベント番号とが添付されている。ステップS93では、再生要求パケットからカメラ番号またはグループ番号とイベント番号とを取り出す。ステップS95では、パケット内にグループ番号があったか否か、すなわちグループ指定の有無を判定する。グループが指定されていればステップS97に進み、そうでなければステップS101に進む。
【0060】
ステップS97でCPU125は、指定されたグループに属するカメラを特定する。続くステップS99では、特定されたカメラに関する画像送出タスク(後述)をそれぞれ起動する。その後、ステップS103に進む。
【0061】
ステップS101でCPU125は、指定されたカメラに関する画像送出タスクを起動する。その後、ステップS103に進む。
【0062】
ステップS103では、タスクが終了したかどうかが判定される。タスクが終了するとステップS105に進み、そうでなければ待機する。ステップS105では、画像送出制御を継続するか否かが判断され、継続する場合にはステップS91に戻り、上記と同様の処理が繰り返される。
【0063】
上記ステップS99で起動されるタスクはそれぞれ、図19に示すサブルーチンに従って実行される。ステップS101で起動されるタスクも同様である。図19を参照して、ステップS111でCPU125は、イベント管理テーブル122dから、このタスクと対応するカメラの、指定されたイベント番号に該当するイベント管理情報22を取得する。次のステップS113では、ステップS111で取得したイベント管理情報22に基づいて、指定されたイベント番号に該当する画像を特定する。
【0064】
ステップS115でCPU125は、フレーム番号を示す変数Gを初期化する。ステップS117では、実時刻を示す変数Tに再生を開始する実時刻をセットする。ステップS119では、画像を再生する時刻間隔を示す変数t0にフレームレート226の逆数をセットする。ステップS121では、次画像の再生予定実時刻[T+t0]を計算し、計算結果をTにセットする。
【0065】
ステップS123でCPU125は、現在時刻がTを過ぎたか否かを判定する。判定結果が肯定的であればステップS125に進み、そうでなければ待機する。ステップS125では、ステップS113で特定された画像のうちG番目の画像を送出する。ステップS127では、Gをインクリメントする。そしてステップS129では、インクリメント後のGがイベント管理情報22に記載されているフレーム枚数225を超えたか否かを判定する。判定結果が否定的であれば、ステップS121に戻って次の画像を送出し、肯定的であればタスクを終了する。
【0066】
端末14の画面ディスプレイ146には、画像再生時、図20のような画面が表示される。図20を参照して、再生画面24は、監視画像が表示される主領域24aと、操作ボタン類が表示される副領域24bとに区分される。副領域24bには再生ボタン241,停止ボタン242,逆再生ボタン243,終了ボタン244,グループ番号またはカメラ番号を指定するための選択入力欄245,イベント番号を指定するための入力欄246および一画面内に表示する窓数を指定するための入力欄247が提示される。図の例では、主領域内24aに4つの窓2481〜2484が提示されているが、一画面内に表示する窓数を変更したい場合、ユーザは入力欄247に所望の数mを入力すればよい。数字が入力されると、入力された数mと同数の窓2481〜248mが主領域24a内に提示される。
【0067】
サーバ12からアラーム画像を読み出して再生したい場合、ユーザは、まず選択入力欄245を通じてカメラ番号またはグループ番号を指定し、次いで入力欄246を通じてイベント番号を指定し、その後、再生ボタン241を押す。応じて、端末14から再生要求パケットが送信される。再生要求には、カメラ番号またはグループ番号とイベント番号とが添付される。
【0068】
いま、サーバが図14(b)のイベント管理テーブル122dに記載されているイベント管理情報と対応する画像を保持しているとし、このとき端末14を通じてグループ番号“2”およびイベント番号“2”が指定されたとする。この再生要求に応じ、サーバ12からは“グループ2”で発生した“イベント2”に該当する画像、すなわちカメラC3が撮影した“イベント2”アラームの画像と、カメラC4が撮影した“イベント2”の通常画像と、カメラC5が撮影した“イベント2”の通常画像との計3種類の画像信号20が送出される。
【0069】
これらの画像信号20を端末14が受信し、再生画面24の主領域24aに提示された3つの窓2481〜2483の中には、“イベント2”の発生時にカメラC3〜C5によって撮影された画像がそれぞれ表示される。3つの窓2481〜2483の各々には、撮影を行ったカメラC3〜C5を示すタイトルタグ2481a〜2483aが付される。窓2483の画像は高品位なアラーム画像であり、窓2481および2482の画像は低品位な通常画像である。余った窓2484には例えばブラック画面が表示され、タイトルタグは付されない。
【0070】
以上の説明からわかるように、この実施例の遠隔監視システム10では、N個のカメラC1〜Cnの各々は、自分のセンサ103によりアラームが検出されたとき高品位なアラームモードで撮影を行い、検出されないときには低品位な通常モードで撮影を行って画像信号20をサーバ12に送信する。また、アラームが検出されたとき画像信号20にアラームフラグ206をセットしてサーバ12に送信する。サーバ12は、N個の監視カメラC1〜Cnを複数のグループに分割して、N個のカメラの各々がどのグループに属するかをグループ管理テーブル122cに登録しておく。そして、N個のカメラC1〜Cnのいずれか1つからアラームフラグ206のセットされた画像信号20を受信したとき、このアラーム画像信号を送信したカメラと同じグループに属する他のカメラをグループ管理テーブル122cから特定する。そしてアラーム画像信号と、特定されたカメラからの通常画像信号とを互いに関連付ける。
【0071】
こうして関連付けすることにより、アラームが検出されたカメラからのアラーム画像信号に加え、アラームが検出されたカメラと同じグループに属する他のカメラからの通常画像信号をも一緒に利用することが可能となる。より具体的には、例えばある1つのビル内の各所に設置された複数のカメラを1つのグループに分類しておけば、ビル内のある部屋で異常が起こったとき、異常が起こった部屋のカメラが撮影したアラーム画像を見られるだけでなく、異常発生時にビルの玄関や廊下のカメラが撮影していた通常画像も一緒に比べながら見ることができる。つまり、発生した異常と関係のある監視画像だけを選択的かつ一括的に利用可能となるので、異常発生原因を効率よく究明することができる。
【0072】
関連付けは、1つのアラームの検出開始から終了までのアラーム持続期間を1つのイベントと対応させ、アラーム持続期間内にアラームが検出されたカメラから送られてくるアラーム画像信号およびそのカメラと同じグループに属する他のカメラから送られてくる通常画像信号の各々に同一のイベント番号を付与することにより行う。こうすれば簡単に関連付けが行える。
【0073】
関連付けされた画像信号は、アラーム記録領域122bに記録される。それにより、関連付けされた画像信号を好きなときに何度でも利用できる。その際、関連付けされた画像信号の各々がアラーム記録領域122b内のどの位置に記録されたかを示す記録開始位置228を含むイベント管理情報22を作成してイベント管理テーブル122dに登録する。これにより、イベント番号が指定されると、指定されたイベント番号に対応する画像信号の各々をイベント管理テーブル122dに基づいてアラーム記録領域122bから容易に読み出すことができる。
【0074】
なお、この実施例では、N個のカメラC1〜Cnの各々は、アラームが発生したときだけ高品位撮影を行い、そうでないないときには低品位撮影を行っているが、代わりに品位切り換え機能を持たないカメラを設置して、アラームの発生状況に関わらず常に同一の品位で撮影を行ってもよい。ただし、この実施例のように品位切り換えを行えば、グループ内のカメラのうち異常が発生した当のカメラからだけ高品位画像が得られるので、異常発生原因をより効率よく究明することができる。
【0075】
また、この実施例では、グループ内の複数カメラからの画像を記録・再生する際にマルチタスク処理を行っているが、シリアル処理により行うことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である遠隔監視システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】カメラの構成例を示すブロック図である。
【図3】サーバの構成例を示すブロック図である。
【図4】端末の構成例を示すブロック図である。
【図5】カメラの内部メモリの内容を示す図解図である。
【図6】撮影条件テーブルの一例を示す図解図である。
【図7】カメラから出力される画像信号のフォーマットを示す図解図である。
【図8】サーバのHDの内容を示す図解図である。
【図9】通常記録領域およびアラーム記録領域の内容を示す図解図である。
【図10】グループ管理テーブルの一例を示す図解図である。
【図11】イベント管理テーブルの一例を示す図解図である。
【図12】イベント管理情報の内容を示す図解図である。
【図13】グループアラームテーブルの一例を示す図解図である。
【図14】イベント発生に伴い新たな管理情報がイベント管理テーブルに登録されていく様子を示す図解図である。
【図15】カメラの撮影動作を示すフロー図である。
【図16】サーバの画像記録動作の一部を示すフロー図である。
【図17】サーバの画像記録動作の他の一部を示すフロー図である。
【図18】サーバの画像送出動作の一部を示すフロー図である。
【図19】サーバの画像送出動作の他の一部を示すフロー図である。
【図20】端末に表示される画像再生画面の一例を示す図解図である。
【符号の説明】
10…監視カメラシステム
C1〜Cn…カメラ
12…サーバ
14…端末
16…インターネット
18…イントラネット
【発明の属する技術分野】
この発明は、監視カメラシステムに関し、特にたとえば、N個の監視カメラとこれらのN個の監視カメラからの信号を処理する信号処理装置とを備えた、監視カメラシステムに関する。
【0002】
【従来技術】
従来この種の監視カメラシステムの一例が、特許文献1に開示されている。この従来技術では、複数のセンサのいずれか1つで異常が検知されたとき、複数の監視カメラのうち異常を検知したセンサに対応する監視カメラの映像情報が監視卓処理装置に送信される。監視卓処理装置は、受信した映像情報を表示装置から出力する。これによって、異常発生箇所の状況を速やかに把握することができる。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−355761号公報〔H04N 7/18,G08B 25/00,H04Q 9/00,H04L 12/28〕
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来技術では、複数の監視カメラが設けられているにも拘らず、異常を検知したセンサに対応する監視カメラの映像しか得られない。このため、異常発生の原因や手掛りを究明するにあたって、情報量が少ないという問題がある。一方、全ての監視カメラの映像情報を入手したのでは、情報量が多すぎて取り扱いが煩雑になる。
【0005】
それゆえに、この発明の主たる目的は、異常発生原因を効率よく究明することができる、監視カメラシステムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、N個(Nは2以上の任意の整数)の監視カメラとN個の監視カメラから出力された画像信号を処理する信号処理装置とを備える監視カメラシステムにおいて、N個の監視カメラの各々は、撮影された画像信号をアラームの発行に関係なく信号処理装置に送信する送信手段、およびアラームが発行されたときアラーム発行タイミングによって規定される特定時間帯に撮影された画像信号に特定識別子を割り当てる割り当て手段を備え、信号処理装置は、N個の監視カメラを複数グループに分割する分割手段、特定識別子が割り当てられた特定画像信号を受信したとき特定画像信号を送信した監視カメラと同じグループに属する他の監視カメラを検出する検出手段、および検出手段によって検出された監視カメラによって特定時間帯に撮影された画像信号を特定画像信号に関連付ける関連付け手段を備えることを特徴とする、監視カメラシステムである。
【0007】
第2の発明は、撮影された画像信号をアラームの発行に関係なく送信しかつアラームが発行されたときアラーム発行タイミングによって規定される特定時間帯に撮影された画像信号に特定識別子を割り当てるN個(Nは2以上の任意の整数)の監視カメラから出力された画像信号を処理する信号処理装置において、N個の監視カメラを複数グループに分割する分割手段、特定識別子が割り当てられた特定画像信号を受信したとき特定画像信号を送信した監視カメラと同じグループに属する他の監視カメラを検出する検出手段、および検出手段によって検出された監視カメラによって特定時間帯に撮影された画像信号を特定画像信号に関連付ける関連付け手段を備えることを特徴とする、信号処理装置である。
【0008】
第3の発明は、複数グループに分割されたN個(Nは2以上の任意の整数)の監視カメラの各々からアラームの発行に関係なく送信されるかつアラームが発行されたときアラーム発行タイミングによって規定される特定時間帯に特定識別子が割り当てられる画像信号を処理する信号処理方法において、(a)特定識別子が割り当てられた特定画像信号を受信したとき特定画像信号を送信した監視カメラと同じグループに属する他の監視カメラを検出し、そして(b)ステップ(a)によって検出された監視カメラによって特定時間帯に撮影された画像信号を特定画像信号に関連付けることを特徴とする、信号処理方法である。
【0009】
第4の発明は、複数グループに分割されたN個(Nは2以上の任意の整数)の監視カメラの各々からアラームの発行に関係なく送信されるかつアラームが発行されたときアラーム発行タイミングによって規定される特定時間帯に特定識別子が割り当てられる画像信号を処理する装置によって実行される信号処理プログラムにおいて、特定識別子が割り当てられた特定画像信号を受信したとき特定画像信号を送信した監視カメラと同じグループに属する他の監視カメラを検出する検出ステップ、および検出ステップによって検出された監視カメラによって特定時間帯に撮影された画像信号を特定画像信号に関連付ける関連付けステップを備えることを特徴とする、信号処理プログラムである。
【0010】
【作用】
N個の監視カメラの各々からは、撮影された画像信号がアラームの発行とは無関係に送信される。アラームが発行されたとき、アラーム発行タイミングによって規定される特定時間帯、典型的にはアラーム発行の開始から終了までの時間帯に撮影された画像信号には、特定識別子が割り当てられる。信号処理装置は、N個の監視カメラを複数グループに分割しておき、特定識別子が割り当てられた特定画像信号を受信すると、特定画像信号を送信した監視カメラと同じグループに属する他の監視カメラを検出する。そして、検出した監視カメラによって特定時間帯に撮影された画像信号を特定画像信号に関連付ける。この関連付けにより、特定時間帯にグループ内の監視カメラによってそれぞれ撮影された画像信号を一体的に処理することが可能となる。
【0011】
関連付けは、好ましくは、共通の時間帯に撮影された画像信号に共通の番号を付与することによって行う。これにより、簡単に関連付けが行える。
【0012】
N個の監視カメラの各々は、好ましくは、特定時間帯と特定時間帯以外の時間帯とで互いに異なる品位で被写界を撮影する。例えば、品位を規定するパラメータにフレームレートが含まれている場合、特定時間帯では第1フレームレートで撮影を行い、特定時間帯以外の時間帯では第1フレームレートよりも低い第2フレームレートで撮影を行う。これにより、さらなる情報量削減が可能となる。
【0013】
また、N個の監視カメラの各々が互いに異なる品位で被写界を撮影する場合、信号処理装置は、好ましくは、関連付けられた画像信号を記録し、関連付けられた画像信号を各々の品位に従う態様で再生する。例えば、品位を規定するパラメータにフレームレートが含まれている場合、第1フレームレートで撮影された画像信号は第1フレームレートで、第2フレームレートで撮影された画像信号は第2フレームレートで再生することによって、2つの画像信号の間の同期が保たれる。これにより、品位の異なる画像信号を再生したとき、並べて表示しても違和感のない再生画像が得られる。
【0014】
【発明の効果】
この発明によれば、特定時間帯にグループ内の監視カメラが撮影した画像信号の一体的な処理が可能となるので、利用者に対し、発生した異常と関係の深い映像だけを選択的かつ一括的に提示することができる。利用者は、提示された映像を互いに比較・検討することにより、異常発生原因を効率よく究明することができる。
【0015】
この発明の上述のような目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0016】
【実施例】
図1を参照して、この実施例の遠隔監視システム10は、N台のカメラC1〜Cn(ただしnは2以上の任意の整数)と、サーバ12と、複数の端末14,14,…とで構成されている。カメラC1〜Cnの各々は、インターネット16を介してサーバ12と接続され、サーバ12は、イントラネット18を介して端末14,14,…と接続される。
【0017】
カメラC1〜Cnは、被写体を撮影し、得られた画像信号を圧縮して出力する。カメラC1〜Cnの各々から出力された画像信号は、インターネット16を通じてサーバ12へと伝送され、サーバ12によって記録される。こうして記録・蓄積された画像は、端末14,14,…からの要求に応じてサーバ12から読み出され、イントラネット18を通じて端末14,14,…へと送られる。
【0018】
カメラC1〜Cnの構成例が図2に示されている。図2を参照して、カメラC1〜Cnの各々は、撮像素子101と、CPU102と、センサ103と、内部メモリ104と、ネットワーク・インターフェース・カード(以下、NIC)105とを備えている。サーバの構成例が図3に示されている。図3を参照して、サーバは、2つのNIC121および126と、ハードディスク(以下、HD)122と、RAM123と、ROM124と、CPU125とを備えている。端末14の構成例が図4に示されている。図4を参照して、端末14は、NIC141と、CPU142と、RAM143と、ROM144と、表示インターフェース(以下、I/F)145と、ディスプレイ146と、入力I/F147と、キーボード148と、マウス149とを備えている。図2〜図4を参照して、カメラC1〜Cn各々のNIC105がインターネット16を介してサーバ12の一方のNIC121と接続され、サーバ12の他方のNIC126はイントラネット18を介して端末14,14,…各々のNIC141と接続される。
【0019】
カメラの内部メモリ104の内容が図5に示されている。図5を参照して、内部メモリ104内には画像記憶領域104aが設けられており、撮像素子101を通して撮影された画像がこの画像記憶領域104aに一時記憶される。また内部メモリ104には、撮影条件テーブル104bが格納されている。
【0020】
撮影条件テーブル104bの一例が図6に示されている。図6を参照して、撮影条件テーブル104bには通常モード用の撮影条件1041とアラームモード用の撮影条件1042との2つの撮影条件が記述されている。これら2つの撮影条件1041および1042の各々は、解像度1043,圧縮率1044および送信レート1045を含む。
【0021】
カメラC1〜Cnから出力される画像信号のフォーマットが図7に示されている。図7を参照して、画像信号20は、画像データ201と、カメラ識別子202と、撮影時刻203と、画像サイズ204と、圧縮率205と、アラームフラグ206とを含む。
【0022】
サーバ12のHD122の内容が図8に示されている。図8を参照して、HD122内には、画像を記録する領域として通常記録領域122aとアラーム記録領域122bとが設けられる。なお、通常記録領域122a内の画像は一定期間が経過すると自動的に消去されるが、アラーム記録領域122b内の画像は、少なくとも一度再生されてからでなければ消去できないように保護されている。
【0023】
通常記録領域122aおよびアラーム記録領域122bの内容が図9に示されている。図9(a)を参照して、通常記録領域122aは、それぞれがカメラC1〜Cnと対応するn個の領域に区分される。図9(b)を参照して、アラーム記録領域122bは、それぞれがカメラC1〜Cnと対応するn個の領域に区分される。
【0024】
再び図8を参照して、HD122内にはさらにグループ管理テーブル122c,イベント管理テーブル122dおよびグループアラームテーブル122eが格納されている。グループ管理テーブル122cの一例を図10に示す。図10を参照して、グループ管理テーブル122cには、カメラC1〜Cnの各々が所属するグループの番号1,2,…が記載されている。この例では、グループ1に2台のカメラC1およびC2が属し、グループ2に3台のカメラC3〜C5が属する。グループ3にはカメラC6だけが属している。
【0025】
イベント管理テーブル122dの一例を図11に示す。図11を参照して、イベント管理テーブル122dには、それぞれがカメラC1〜Cnの各々と対応するn個の欄1221〜122nが設けられており、これらn個の欄1221〜122nのそれぞれにカメラC1〜Cnで発生したイベントに関する管理情報“イベント1”,“イベント2”,…が登録されている。ここで「カメラCnでイベントが発生する」とは、カメラCnにおいてセンサ103が異常を感知してアラームが発行されることをいい、1つのアラームの発行が開始されてから終了されるまでの持続期間が1つのイベントと対応する。イベントの識別番号1,2,3,…は、グループ毎に独立して付される。
【0026】
イベント管理テーブル122dに登録されているイベント管理情報“イベント1”,“イベント2”,…は、アラーム記録領域122bに記録された画像を読み出して再生する際に参照される情報である。イベント管理情報“イベント1”,“イベント2”,…の各々の内容を図12に示す。図12を参照して、イベント管理情報22は、カメラ番号221,イベント番号222,アラーム開始時刻223,アラーム終了時刻224,フレーム枚数225,フレームレート226,解像度227および記録開始位置228を含む。
【0027】
ここで注意すべきは、1つのグループに複数のカメラが属している場合、それら複数のカメラのいずれか1つでイベントが発生すると、そのグループでイベントが発生したとみなされ、グループ内の他のカメラ欄にもイベント管理情報が登録される点である。図10〜図12を参照して、例えばカメラC1およびC2はどちらもグループ1に属しているので、カメラC1で“イベント1”が発生すると、イベント管理テーブル122dのカメラC1欄1221およびカメラC2欄1222にイベント管理情報“イベント1”が登録される。カメラC1欄1221に登録されたイベント管理情報“イベント1”と、カメラC2欄1222に登録されたイベント管理情報“イベント1”との間では、一部の項目の内容が共通する。共通する項目は、アラーム開始時刻223,アラーム終了時刻224およびフレーム枚数225である。
【0028】
グループアラームテーブル122eの一例を図13に示す。図13を参照して、グループアラームテーブル122eには、1つ1つのグループ1,2,…に関しアラームフラグが設定されているか否か(ONまたはOFF)が記述される。
【0029】
以上のように構成された遠隔監視システム10の動作を以下に説明する。カメラC1〜Cnの各々において、センサ103は被写体の異常な動き(以下、アラーム)を検出する機能を持ち、CPU102は、撮影条件テーブル104bを参照しながら、センサ103からのアラームの有無に応じて通常モードおよびアラームモードの2つの動作モードを相互に切り換えつつ撮影を行う。
【0030】
通常モードとアラームモードとでは、図6に示されるように撮影時の解像度およびフレームレートならびに圧縮時の圧縮率が相違する。カメラC1〜Cnから送出される画像信号には、図7に示されるように、アラームモードで撮影された画像(以下、アラーム画像)か通常モードで撮影された画像(以下、通常画像)かを区別するためのアラームフラグ206が添付されている。
【0031】
サーバ12のCPU125は、通常画像とアラーム画像をアラームフラグ206に基づいて区別し、前者の画像を通常記録領域122aに、後者の画像をアラーム記録領域122bにそれぞれ記録する。
【0032】
カメラC1〜Cnの各々は、独立してアラーム検出を行う。サーバ12のCPU125は、カメラC1〜Cnで撮影されたアラーム画像をカメラC1〜Cnで発生したイベントとしてそれぞれ管理する。具体的には、カメラC1〜Cnで発生したイベント1つ1つについて図12に示されるような内容を持つイベント管理情報22を作成し、作成したイベント管理情報“イベント1”,“イベント2”,…をカメラC1〜Cn毎に、図11に示されるようなイベント管理テーブル122dに登録する。これらのイベント管理情報“イベント1”,“イベント2”,…は、端末14からの再生要求に応じ、サーバ12のCPU125がアラーム記録領域122bから指定されたアラーム画像を読み出す際に参照される。
【0033】
さらにサーバ12のCPU125は、カメラC1〜Cnを複数のグループに区分し、区分結果を図10に示されるようなグループ管理テーブル122cに登録する。そして、あるカメラでイベントが発生したとき、そのカメラからのアラーム画像をアラーム記録領域122bに記録すると共に、記録したアラーム画像のイベント管理情報22を作成してイベント管理テーブル122dの該当カメラ欄に登録する。さらに、アラームが発生したカメラと同じグループに属する他のカメラからの通常画像をアラーム記録領域122bに記録すると共に、記録した通常画像の各々に関するイベント管理情報22をさらに作成してイベント管理テーブル122dの該当カメラ欄にそれぞれ登録する。
【0034】
例えばいま、サーバ12に図10のような内容のグループ管理テーブル122cと、図11のような内容のイベント管理テーブル122dとが保持されており、カメラC1〜Cnが通常モードで動作しているとする。このときカメラC6が新たなアラームを検出、すなわちカメラC6で“イベント3”が発生したとすると、カメラC6のモードがアラームモードに切り換わり、カメラC6からは他のカメラC1〜C5より高品位の画像が出力される。一方、サーバ12では、イベント発生前は各カメラC1〜Cnからの画像を全て通常記録領域122aに記録しているが、イベント発生を受けてカメラC6からの画像の記録先が通常記録領域122aからアラーム記録領域122bに切り換わる。その後イベントが終了すると、カメラC6のモードが通常モードに戻り、同時にサーバ12では、カメラC6からの画像の記録先がアラーム記録領域122bから通常記録領域122aに切り換わる。そしてこのカメラC6で発生した“イベント3”に関する管理情報22が作成され、イベント管理テーブル122d内のカメラC6用領域1226に登録される。これにより、サーバ12のCPU125は、端末14からカメラ番号“6”およびイベント番号“3”の指定を受けたとき、アラーム記録領域122bからカメラC6が撮影した3番目のアラーム画像を読み出すことができる。
【0035】
続いてカメラC3で“イベント2”が発生したとすると、前述のカメラC6で“イベント3”が発生した場合と同様、カメラC3からのアラーム画像をアラーム記録領域122bに記録すると共に、記録したアラーム画像のイベント管理情報22をイベント管理テーブル122dのC3カメラ欄1223に登録する。これに加え、カメラC3と同じグループ2に属するカメラC4およびC5からの通常画像もアラーム記録領域122bにさらに記録すると共に、記録した2つの通常画像の各々に関するイベント管理情報22をイベント管理テーブル122dのカメラC4およびC5欄1224および1225にも登録する。これにより、サーバ12のCPU125は、端末14からグループ番号“2”およびイベント番号“2”の指定を受けたとき、カメラC3が撮影した2番目のアラーム画像と、同時刻にカメラC4およびC5が撮影した通常画像とをアラーム記録領域122bからを読み出すことができる。
【0036】
上記のようなイベント発生に伴い新たなイベント管理情報22がイベント管理テーブル122dに登録されていく様子を図14に示す。図14(a)を参照して、カメラC6でイベントが発生したとき、イベント管理テーブル122dのカメラC6欄1226にイベント管理情報“イベント3”が登録される。図14(b)を参照して、続いてカメラC3でイベントが発生したとき、カメラC3の欄1223にイベント管理情報“イベント2”が登録され、さらにカメラC3と同じグループ2に属するカメラC4およびC5の欄1224および1225にもイベント管理情報“イベント2”がそれぞれ登録される。
【0037】
なお、サーバ12のCPU125はマルチタスク機能を備えており、複数のタスクを同時的に実行することができる。例えば、カメラC3〜C5のイベント管理情報を同時的に作成したり、カメラC3〜C5によって撮影された画像を同時的に送出したりすることができる。
【0038】
カメラC1〜CnのCPU102は、撮影時、具体的には図15に示されるフローを処理する。図15を参照して、カメラC1〜Cnの電源が投入されると、CPU102は、まずステップS1の初期処理を実行する。初期処理には、内部メモリ104内の画像記憶領域104aの初期化,インターネット16への接続,動作モードの初期設定などの処理が含まれる。この初期設定では通常モードが選択される。
【0039】
次のステップS3でCPU102は、現在の動作モードがアラームモードか否かを判定する。判定結果が否定的であればステップS5に進み、肯定的であればステップS13に進む。
【0040】
ステップS5でCPU102は、センサ103が異常を検知したかどうかを判定する。異常が検出されなければステップS7に進み、異常が検出されるとステップS9に進む。
【0041】
ステップS7でCPU102は、撮影条件テーブル104bに規定されている通常モード用条件1041で撮影を行い、撮影して得られた比較的低品位の通常画像を、図7のようなフォーマットを持つ画像信号20の様態で送出する。通常画像の場合、アラームフラグ206が解除(OFF)される。その後、ステップS19に進む。
【0042】
ステップS9でCPU102は、動作モードを通常モードからアラームモードに切り換え、続くステップS11でイベントタイマをスタートさせる。さらにステップS13では、撮影条件テーブル104bに規定されているアラームモード用条件1042で撮影を行い、撮影して得られた比較的高品位のアラーム画像を、図7のようなフォーマットを持つ画像信号20の様態で送出する。アラーム画像の場合、アラームフラグ206が設定(ON)される。
【0043】
続くステップS15では、イベントタイマがタイムアウトしたか否かを判定し、判定結果が肯定的であればステップS17に進む。判定結果が否定的であれば、ステップS17をスキップしてステップS19に進む。
【0044】
ステップS17でCPU102は、動作モードをアラームモードから通常モードに切り換える。その後、ステップS19に進む。
【0045】
ステップS19では、撮影を継続するかどうかが判断され、継続する場合はステップS3に戻って上記と同様の処理が繰り返される。
【0046】
サーバ12のCPU125は、画像記録時、具体的には図16および図17に示されるフローを処理する。まず図16を参照して、最初のステップS31でCPU125は、初期処理を行う。初期処理には、インターネット16への接続、イントラネット18への接続、グループアラームテーブル122eへのアラームフラグの初期設定などの処理が含まれる。この初期設定では、グループアラームテーブル122e上のどのグループのアラームフラグも解除(OFF)される。
【0047】
初期処理が完了するとCPU125は、ステップS33で画像信号20を受信し、ステップS35ではカメラ識別子202に基づいて画像信号20がどのカメラからのものかを特定する。ステップS37では、グループ管理テーブル122dを参照して、ステップS35で特定されたカメラの属するグループをさらに特定する。ステップS39では、画像信号20のアラームフラグ206に変化が生じたか否かを判定する。判定は、今回受信した画像信号20のアラームフラグ206を前回受信した画像信号20のそれと比較することにより行える。変化がなければステップS49に進み、変化があればステップS41に進む。
【0048】
ステップS41でCPU125は、ステップS39で検出されたフラグ変化がOFFからONへの変化かどうかを判定する。OFFからONへの変化であればステップS43に進み、ONからOFFへの変化であればステップS47に進む。ステップS43では、ステップS37で特定されたグループのアラームフラグをONに切り換え、その後ステップS45に進む。ステップS47では、グループのアラームフラグをOFFに切り換え、その後ステップS49に進む。
【0049】
ステップS45でCPU125は、ステップS37で特定されたグループに属するカメラについてイベント管理情報作成タスク(後述)をそれぞれ起動する。次のステップS49では、画像信号20のアラームフラグ206がONかどうか、すなわち画像信号20がアラーム画像かどうかを判定する。そして、アラーム画像であればステップS53に進み、アラーム画像でなければステップS51に進む。
【0050】
ステップS51でCPU125は、グループアラームテーブル122eを参照することにより、ステップS37で特定されたグループのアラームフラグがONか否かを判定する。そして、判定結果が否定的であれはステップS55に進み、肯定的であればステップS53に進む。
【0051】
ステップS53では、アラーム記録が行われる。すなわちCPU125は、ステップS33で受信された画像信号20から画像データ201を取り出し、取り出した画像データ201をアラーム記憶領域122bに記録する。記録を終えると、ステップS57に進む。
【0052】
ステップS55では、通常記録が行われる。すなわちCPU125は、ステップS33で受信された画像信号20から画像データ201を取り出し、取り出した画像データ201を通常記録領域122aに記録する。記録を終えると、ステップS57に進む。
【0053】
ステップS57でCPU125は、記録動作を継続するかどうかを判断し、継続する場合はステップS33に戻って上記と同様の処理を繰り返す。
【0054】
上記ステップS45で起動されるタスクはそれぞれ、図17に示すサブルーチンに従って実行される。図17を参照して、ステップS61でCPU125は、アラーム記録領域122bへの記録が実行されたか否かを判定する。判定結果が肯定的であればステップS63に進み、否定的であれば待機する。ステップS63では、画像信号20のアラームフラグ206に変化が生じたか否かを判定する。変化がなければステップS71に進み、変化があればステップS65に進む。
【0055】
ステップS65でCPU125は、ステップS63で検出されたフラグ変化がOFFからONへの変化かどうかを判定する。OFFからONへの変化であればステップS67に進み、ONからOFFへの変化であればステップS73に進む。
【0056】
ステップS67でCPU125は、このタスクと対応するカメラに関する新たなイベント管理情報22として、まずアラーム開始時刻223,フレームレート226,解像度227および記録開始位置228を登録する。ここでアラーム開始時刻223に登録される値は、アラームフラグがOFFからONへ変化した瞬間の時刻である。次に、ステップS69でフレーム枚数225として“1”を保持し、その後ステップS61に戻る。
【0057】
ステップS71でCPU125は、フレーム枚数225の値をインクリメントし、インクリメント後の値を保持する。その後、ステップS61に戻る。
【0058】
ステップS73でCPU125は、アラーム終了時刻224およびフレーム枚数225を登録する。ここでアラーム終了時刻224に登録される値は、アラームフラグがONからOFFへ変化した瞬間の時刻である。アラーム終了時刻224およびフレーム枚数225を登録し終えた時点で、このタスクは終了される。こうして作成されたイベント管理情報は、イベント管理テーブル122d上の該当カメラ欄に記載される。
【0059】
サーバ12のCPU125は、画像再生時、具体的には図18に示されるフローを処理する。図18を参照して、ステップS91でCPU125は、端末14から送信された再生要求パケットを受け付ける。再生要求には、カメラ番号またはグループ番号とイベント番号とが添付されている。ステップS93では、再生要求パケットからカメラ番号またはグループ番号とイベント番号とを取り出す。ステップS95では、パケット内にグループ番号があったか否か、すなわちグループ指定の有無を判定する。グループが指定されていればステップS97に進み、そうでなければステップS101に進む。
【0060】
ステップS97でCPU125は、指定されたグループに属するカメラを特定する。続くステップS99では、特定されたカメラに関する画像送出タスク(後述)をそれぞれ起動する。その後、ステップS103に進む。
【0061】
ステップS101でCPU125は、指定されたカメラに関する画像送出タスクを起動する。その後、ステップS103に進む。
【0062】
ステップS103では、タスクが終了したかどうかが判定される。タスクが終了するとステップS105に進み、そうでなければ待機する。ステップS105では、画像送出制御を継続するか否かが判断され、継続する場合にはステップS91に戻り、上記と同様の処理が繰り返される。
【0063】
上記ステップS99で起動されるタスクはそれぞれ、図19に示すサブルーチンに従って実行される。ステップS101で起動されるタスクも同様である。図19を参照して、ステップS111でCPU125は、イベント管理テーブル122dから、このタスクと対応するカメラの、指定されたイベント番号に該当するイベント管理情報22を取得する。次のステップS113では、ステップS111で取得したイベント管理情報22に基づいて、指定されたイベント番号に該当する画像を特定する。
【0064】
ステップS115でCPU125は、フレーム番号を示す変数Gを初期化する。ステップS117では、実時刻を示す変数Tに再生を開始する実時刻をセットする。ステップS119では、画像を再生する時刻間隔を示す変数t0にフレームレート226の逆数をセットする。ステップS121では、次画像の再生予定実時刻[T+t0]を計算し、計算結果をTにセットする。
【0065】
ステップS123でCPU125は、現在時刻がTを過ぎたか否かを判定する。判定結果が肯定的であればステップS125に進み、そうでなければ待機する。ステップS125では、ステップS113で特定された画像のうちG番目の画像を送出する。ステップS127では、Gをインクリメントする。そしてステップS129では、インクリメント後のGがイベント管理情報22に記載されているフレーム枚数225を超えたか否かを判定する。判定結果が否定的であれば、ステップS121に戻って次の画像を送出し、肯定的であればタスクを終了する。
【0066】
端末14の画面ディスプレイ146には、画像再生時、図20のような画面が表示される。図20を参照して、再生画面24は、監視画像が表示される主領域24aと、操作ボタン類が表示される副領域24bとに区分される。副領域24bには再生ボタン241,停止ボタン242,逆再生ボタン243,終了ボタン244,グループ番号またはカメラ番号を指定するための選択入力欄245,イベント番号を指定するための入力欄246および一画面内に表示する窓数を指定するための入力欄247が提示される。図の例では、主領域内24aに4つの窓2481〜2484が提示されているが、一画面内に表示する窓数を変更したい場合、ユーザは入力欄247に所望の数mを入力すればよい。数字が入力されると、入力された数mと同数の窓2481〜248mが主領域24a内に提示される。
【0067】
サーバ12からアラーム画像を読み出して再生したい場合、ユーザは、まず選択入力欄245を通じてカメラ番号またはグループ番号を指定し、次いで入力欄246を通じてイベント番号を指定し、その後、再生ボタン241を押す。応じて、端末14から再生要求パケットが送信される。再生要求には、カメラ番号またはグループ番号とイベント番号とが添付される。
【0068】
いま、サーバが図14(b)のイベント管理テーブル122dに記載されているイベント管理情報と対応する画像を保持しているとし、このとき端末14を通じてグループ番号“2”およびイベント番号“2”が指定されたとする。この再生要求に応じ、サーバ12からは“グループ2”で発生した“イベント2”に該当する画像、すなわちカメラC3が撮影した“イベント2”アラームの画像と、カメラC4が撮影した“イベント2”の通常画像と、カメラC5が撮影した“イベント2”の通常画像との計3種類の画像信号20が送出される。
【0069】
これらの画像信号20を端末14が受信し、再生画面24の主領域24aに提示された3つの窓2481〜2483の中には、“イベント2”の発生時にカメラC3〜C5によって撮影された画像がそれぞれ表示される。3つの窓2481〜2483の各々には、撮影を行ったカメラC3〜C5を示すタイトルタグ2481a〜2483aが付される。窓2483の画像は高品位なアラーム画像であり、窓2481および2482の画像は低品位な通常画像である。余った窓2484には例えばブラック画面が表示され、タイトルタグは付されない。
【0070】
以上の説明からわかるように、この実施例の遠隔監視システム10では、N個のカメラC1〜Cnの各々は、自分のセンサ103によりアラームが検出されたとき高品位なアラームモードで撮影を行い、検出されないときには低品位な通常モードで撮影を行って画像信号20をサーバ12に送信する。また、アラームが検出されたとき画像信号20にアラームフラグ206をセットしてサーバ12に送信する。サーバ12は、N個の監視カメラC1〜Cnを複数のグループに分割して、N個のカメラの各々がどのグループに属するかをグループ管理テーブル122cに登録しておく。そして、N個のカメラC1〜Cnのいずれか1つからアラームフラグ206のセットされた画像信号20を受信したとき、このアラーム画像信号を送信したカメラと同じグループに属する他のカメラをグループ管理テーブル122cから特定する。そしてアラーム画像信号と、特定されたカメラからの通常画像信号とを互いに関連付ける。
【0071】
こうして関連付けすることにより、アラームが検出されたカメラからのアラーム画像信号に加え、アラームが検出されたカメラと同じグループに属する他のカメラからの通常画像信号をも一緒に利用することが可能となる。より具体的には、例えばある1つのビル内の各所に設置された複数のカメラを1つのグループに分類しておけば、ビル内のある部屋で異常が起こったとき、異常が起こった部屋のカメラが撮影したアラーム画像を見られるだけでなく、異常発生時にビルの玄関や廊下のカメラが撮影していた通常画像も一緒に比べながら見ることができる。つまり、発生した異常と関係のある監視画像だけを選択的かつ一括的に利用可能となるので、異常発生原因を効率よく究明することができる。
【0072】
関連付けは、1つのアラームの検出開始から終了までのアラーム持続期間を1つのイベントと対応させ、アラーム持続期間内にアラームが検出されたカメラから送られてくるアラーム画像信号およびそのカメラと同じグループに属する他のカメラから送られてくる通常画像信号の各々に同一のイベント番号を付与することにより行う。こうすれば簡単に関連付けが行える。
【0073】
関連付けされた画像信号は、アラーム記録領域122bに記録される。それにより、関連付けされた画像信号を好きなときに何度でも利用できる。その際、関連付けされた画像信号の各々がアラーム記録領域122b内のどの位置に記録されたかを示す記録開始位置228を含むイベント管理情報22を作成してイベント管理テーブル122dに登録する。これにより、イベント番号が指定されると、指定されたイベント番号に対応する画像信号の各々をイベント管理テーブル122dに基づいてアラーム記録領域122bから容易に読み出すことができる。
【0074】
なお、この実施例では、N個のカメラC1〜Cnの各々は、アラームが発生したときだけ高品位撮影を行い、そうでないないときには低品位撮影を行っているが、代わりに品位切り換え機能を持たないカメラを設置して、アラームの発生状況に関わらず常に同一の品位で撮影を行ってもよい。ただし、この実施例のように品位切り換えを行えば、グループ内のカメラのうち異常が発生した当のカメラからだけ高品位画像が得られるので、異常発生原因をより効率よく究明することができる。
【0075】
また、この実施例では、グループ内の複数カメラからの画像を記録・再生する際にマルチタスク処理を行っているが、シリアル処理により行うことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である遠隔監視システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】カメラの構成例を示すブロック図である。
【図3】サーバの構成例を示すブロック図である。
【図4】端末の構成例を示すブロック図である。
【図5】カメラの内部メモリの内容を示す図解図である。
【図6】撮影条件テーブルの一例を示す図解図である。
【図7】カメラから出力される画像信号のフォーマットを示す図解図である。
【図8】サーバのHDの内容を示す図解図である。
【図9】通常記録領域およびアラーム記録領域の内容を示す図解図である。
【図10】グループ管理テーブルの一例を示す図解図である。
【図11】イベント管理テーブルの一例を示す図解図である。
【図12】イベント管理情報の内容を示す図解図である。
【図13】グループアラームテーブルの一例を示す図解図である。
【図14】イベント発生に伴い新たな管理情報がイベント管理テーブルに登録されていく様子を示す図解図である。
【図15】カメラの撮影動作を示すフロー図である。
【図16】サーバの画像記録動作の一部を示すフロー図である。
【図17】サーバの画像記録動作の他の一部を示すフロー図である。
【図18】サーバの画像送出動作の一部を示すフロー図である。
【図19】サーバの画像送出動作の他の一部を示すフロー図である。
【図20】端末に表示される画像再生画面の一例を示す図解図である。
【符号の説明】
10…監視カメラシステム
C1〜Cn…カメラ
12…サーバ
14…端末
16…インターネット
18…イントラネット
Claims (8)
- N個(Nは2以上の任意の整数)の監視カメラと前記N個の監視カメラから出力された画像信号を処理する信号処理装置とを備える監視カメラシステムにおいて、
前記N個の監視カメラの各々は、
撮影された画像信号をアラームの発行に関係なく前記信号処理装置に送信する送信手段、および
前記アラームが発行されたときアラーム発行タイミングによって規定される特定時間帯に撮影された画像信号に特定識別子を割り当てる割り当て手段を備え、
前記信号処理装置は、
前記N個の監視カメラを複数グループに分割する分割手段、
前記特定識別子が割り当てられた特定画像信号を受信したとき前記特定画像信号を送信した監視カメラと同じグループに属する他の監視カメラを検出する検出手段、および
前記検出手段によって検出された監視カメラによって前記特定時間帯に撮影された画像信号を前記特定画像信号に関連付ける関連付け手段を備えることを特徴とする、監視カメラシステム。 - 前記関連付け手段は、共通の時間帯に撮影された画像信号に共通の番号を付与する付与手段を含む、請求項1記載の監視カメラシステム。
- 前記N個の監視カメラの各々は、前記特定時間帯と前記特定時間帯以外の時間帯とで互いに異なる品位で被写界を撮影する撮影手段をさらに備える、請求項1または2記載の監視カメラシステム。
- 前記品位を規定するパラメータはフレームレートを含み、
前記撮影手段は、前記アラームが発行されたとき第1フレームレートで撮影を行い、前記アラームが発行されないとき前記第1フレームレートよりも低い第2フレームレートで撮影を行う、請求項3記載の監視カメラシステム。 - 前記信号処理装置は、前記関連付け手段によって関連付けられた画像信号を記録する記録手段、および前記関連付け手段によって関連付けられた画像信号を各々の品位に従う態様で再生する再生手段をさらに備える、請求項3または4記載の監視カメラシステム。
- 撮影された画像信号をアラームの発行に関係なく送信しかつ前記アラームが発行されたときアラーム発行タイミングによって規定される特定時間帯に撮影された画像信号に特定識別子を割り当てるN個(Nは2以上の任意の整数)の監視カメラから出力された画像信号を処理する信号処理装置において、
前記N個の監視カメラを複数グループに分割する分割手段、
前記特定識別子が割り当てられた特定画像信号を受信したとき前記特定画像信号を送信した監視カメラと同じグループに属する他の監視カメラを検出する検出手段、および
前記検出手段によって検出された監視カメラによって前記特定時間帯に撮影された画像信号を前記特定画像信号に関連付ける関連付け手段を備えることを特徴とする、信号処理装置。 - 複数グループに分割されたN個(Nは2以上の任意の整数)の監視カメラの各々からアラームの発行に関係なく送信されるかつ前記アラームが発行されたときアラーム発行タイミングによって規定される特定時間帯に特定識別子が割り当てられる画像信号を処理する信号処理方法において、
(a)前記特定識別子が割り当てられた特定画像信号を受信したとき前記特定画像信号を送信した監視カメラと同じグループに属する他の監視カメラを検出し、そして
(b)前記ステップ(a)によって検出された監視カメラによって前記特定時間帯に撮影された画像信号を前記特定画像信号に関連付けることを特徴とする、信号処理方法。 - 複数グループに分割されたN個(Nは2以上の任意の整数)の監視カメラの各々からアラームの発行に関係なく送信されるかつ前記アラームが発行されたときアラーム発行タイミングによって規定される特定時間帯に特定識別子が割り当てられる画像信号を処理する装置によって実行される信号処理プログラムにおいて、
前記特定識別子が割り当てられた特定画像信号を受信したとき前記特定画像信号を送信した監視カメラと同じグループに属する他の監視カメラを検出する検出ステップ、および
前記検出ステップによって検出された監視カメラによって前記特定時間帯に撮影された画像信号を前記特定画像信号に関連付ける関連付けステップを備えることを特徴とする、信号処理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003169166A JP2005006164A (ja) | 2003-06-13 | 2003-06-13 | 監視カメラシステム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003169166A JP2005006164A (ja) | 2003-06-13 | 2003-06-13 | 監視カメラシステム |
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JP2003169166A Pending JP2005006164A (ja) | 2003-06-13 | 2003-06-13 | 監視カメラシステム |
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Country | Link |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009296206A (ja) * | 2008-06-04 | 2009-12-17 | Mitsubishi Electric Corp | 映像管理システム |
JP2010097327A (ja) * | 2008-10-15 | 2010-04-30 | Fujitsu Ltd | データ処理システム |
JP2010171632A (ja) * | 2009-01-21 | 2010-08-05 | Secom Co Ltd | 監視カメラ装置 |
JP2011229044A (ja) * | 2010-04-22 | 2011-11-10 | Mitsubishi Electric Corp | 画像監視記録装置 |
-
2003
- 2003-06-13 JP JP2003169166A patent/JP2005006164A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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