JP5021227B2 - 監視映像表示方法 - Google Patents

Description

本発明は、表示対象となる映像を表示する映像表示方法に関し、特に、映像を効果的に表示する映像表示方法に関する。

監視カメラ、センサ、録画装置、操作画面等から構成されるセキュリティ設備は従来からあるものであるが、録画装置の映像を自動再生するシステムはなかった。

セキュリティ設備での従来の運用方法例として（１）〜（３）が挙げられる。

運用方法例：
（１）操作画面で監視カメラの現在の映像を監視する（このとき、録画装置の映像は監視していない。）。
（２）操作画面で録画装置の映像を監視する（このとき、監視カメラの現在の映像を監視していない。）。
（３）センサ発報時等、操作画面で現在の映像か録画装置の映像のどちらかを監視する（現在の映像か録画装置のどちらかを監視していない。）。

なお、図３に従来の操作画面の構成例を示す。

監視映像表示画面３１は、カメラ選択地図画面と録画映像再生画面を切換表示する。操作部３２は、カメラ等の操作の指示を行うためのものである。切換部３３は、録画映像再生画面や設定画面に切換操作するためのものである（各部の配置は顧客要望等により異なる。）。

なお、上記従来技術は、発明者が既に知られていることと認識して記述したものであるが、適切な文献が見出せなかったので、従来技術文献情報の記載をしていない。

上記の場合、センサのあるセキュリティ設備では、センサ発報時に以下のような問題がある。
（１）発報箇所の現在の映像を監視している場合は、発報時の監視映像(発報原因)を確認することができない。
（２）発報時の録画装置の映像(発報原因)を監視している場合は、発報箇所の現在の映像を確認することができない。

本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、表示対象となる映像を効果的に表示することができる映像表示方法を提供することを目的とする。

上記目的を達成するため、本発明に係る映像表示方法は、変化検出手段により変化を検出した場合に、同一画面上に現在の監視映像と変化検出時の記録映像を表示し、前記変化検出時の記録映像は、変化検出時前後の映像を繰り返し自動再生するものである。

以上説明したように、本発明に係る映像表示方法によると、変化検出手段により変化を検出した場合に、同一画面上に現在の監視映像と変化検出時の記録映像を表示し、変化検出時の記録映像は、変化検出時前後の映像を繰り返し自動再生するようにしたものとしたため、表示対象となる映像を効果的に表示することができる。

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。

図１には、本発明の一実施例に係る映像表示方法が適用される映像配信システムの構成例を示してある。

ここに示した映像配信システムは、カメラ１１と、センサ（例えば、赤外線センサ）１２と、Ｗｅｂエンコーダ１３と、クライアントＰＣ１４と、ネットワークデジタルレコーダ（以下、ＮＤＲ（登録商標）と称する。）１５と、サーバ１６と、ネットワーク１７からなる。

カメラ１１は、監視対象領域を撮像し、映像信号をＷｅｂエンコーダ１３に出力する。センサ１２は、監視対象領域の変化を検出した場合に、ネットワーク１７を介してサーバ１６に発報する（例えば、アラーム発生通知を送信する。）。Ｗｅｂエンコーダ１３は、カメラ１１からの映像信号をＡ／Ｄ変換してデジタル化し、デジタル化した映像信号の各フレームを、例えば、ＪＰＥＧ、ＭＰＥＧ等の圧縮符号化方式で圧縮し、圧縮された映像データをネットワーク１７を介してＩＰパケット形式でクライアントＰＣ１４及びＮＤＲ１５に送信する。

クライアントＰＣ１４は、Ｗｅｂエンコーダ１２からの現在の監視映像データと、ＮＤＲ１５に記録されている過去の監視映像データを復号し、モニタに表示する。ＮＤＲ１５は、Ｗｅｂエンコーダからの映像データを受信し、ハードディスク等の記録媒体に記録すると共に、後述するようにサーバ１６からの指令に応じて、変化検出時の映像を記録媒体から読み出し、ネットワーク１７を介して繰り返しクライアントＰＣ１４に送信する。

サーバ１６は、ネットワーク１７を介してセンサ１２からアラーム発生通知を受信すると、ＮＤＲ１５に対してセンサ１２による変化検出時の映像を繰り返しクライアントＰＣ１４に対して送信するように制御する。これにより、クライアントＰＣ１４では、Ｗｅｂエンコーダ１２からの現在の監視映像データの表示と、ＮＤＲ１５に記録されている過去の監視映像データ（変化検出時の映像）の繰り返し自動再生が可能となる。

なお、変化検出時の映像とは、例えば、サーバ１６がアラーム発生通知を受信した時点から予め設定された所定期間後の映像（ポストアラーム映像）と、例えば、サーバ１６がアラーム発生通知を受信した時点から予め設定された所定期間前の映像（プリアラーム映像）を含むため、変化検出時前後の映像ということができる。

図２には、本発明の一実施例に係るクライアントＰＣにおける操作画面の構成例を示してある。なお、これは、上記課題を解決するために、操作画面上にＮＤＲ１５の録画映像データの自動再生機能を付加したものである。

画面２２は、センサ発報時にカメラ選択地図画面がＮＤＲ１５の録画映像再生画面に切り換り、変化検出時前後の映像を繰り返し自動再生する画面である。また、画面２１は、センサ発報箇所のカメラの現在の監視映像データを表示する画面である。確認ボタン２５は、発報箇所の映像の確認が終了した時にオペレータによって押下されるボタンであり、押下された場合には、画面２２の表示内容は、録画映像再生画面からカメラ選択地図画面に戻る。その他、操作部２３、切換部２４は、従来と同様の機能を有する。

なお、上記実施例では、変化検出手段としてセンサを用いた構成を示したが、画像処理による物体検出機能等、種々な変化検出手段が用いられてもよい。

また、上記実施例では、変化検出時の映像の自動繰り返し再生機能をサーバ１６からの制御により実現する構成例を示したが、他の構成例として、クライアントＰＣにおいて自動繰り返し再生機能を実行するような構成が用いられてもよい。

本発明のカメラ１１、センサ１２、ＮＤＲ１５、クライアントＰＣ１４の操作画面等から構成されるセキュリティ設備におけるセンサ発報時の監視映像表示方式により、以下のような効果が得られる。
（１）センサ発報時、一つの操作画面に現在の監視映像と発報時の録画映像の２画面表示を自動化し、オペレータの操作負担の軽減とセンサ発報原因の瞬時発見が可能となる。
（２）発報時の録画映像は繰り返し自動再生されるため、通常は短時間で終了してしまい現在の監視映像とは同時に見れなくなる発報時の録画映像をオペレータの操作なしに詳細に確認することができる。

ここで、本発明に係る映像配信システムの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。例えば、カメラ１１とＷｅｂエンコーダ１３の機能が一体化された装置が用いられてもよいし、ＮＤＲ１５とサーバ１６或いはクライアントＰＣとサーバ１６の機能が一体化された装置が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々な装置やシステムとして提供することも可能である。

また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。

また、本発明に係る映像配信システムにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。

また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー（登録商標）ディスクやＣＤ（Ｃｏｍｐａｃｔ Ｄｉｓｃ）−ＲＯＭ等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム（自体）として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。

本発明の一実施例に係る映像配信システムの構成例を示す図である。 本発明の一実施例に係る操作画面の構成例を示す図である。 操作画面の構成例を示す図である。

符号の説明

１１：カメラ、１２：センサ、１３：Ｗｅｂエンコーダ、１４：クライアントＰＣ、１５：ＮＤＲ、１６：サーバ、１７：ネットワーク。

Claims (1)

1. 操作されることで、撮像装置等の動作を指示する画面を表示する機器操作画面と、
   撮像装置の現在の映像を表示する現在映像表示画面と、
   映像を表示したい撮像装置を選択する画面を表示する撮像装置選択画面、および、記録装置に記録される変化検出手段による変化検出時前後の映像を繰り返し表示する変化検出前後映像表示画面のいずれかを表示する画面であり、変化の検出を契機に撮像装置選択画面から変化検出前後映像表示画面に切り替えて表示する切替表示画面と、
   押下されることで、切替表示画面の表示内容を、変化検出前後映像画面から撮像装置選択画面に切り替える確認ボタン画面と、
   を同時に一つの操作画面に表示することを特徴とする監視映像表示方法。

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