JP3968027B2 - クリーンルーム用照明器具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はクリーンルーム用照明器具に係り、室内の高さをより有効に確保して安定した状態で天井フィルタ材を保持でき、かつ十分な照度が得られ、十分な密閉度と清浄空気の安定した気流分布とを確保し、天井フィルタや照明の交換作業等のメンテナンスを下方から容易に行えるようにしたクリーンルームの天井構造に組み込まれるクリーンルーム用照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にクリーンルームの天井には、室内空気の清浄化のために、天井全面にわたって高性能フィルタ材が取り付けられる一方、クリーンルーム室内での安全作業のために、十分な照度と良好な照明状態を確保できるような照明器具が選定されている。すなわち、クリーンルーム用天井構造としては、空気清浄化システムの超高性能フィルターからなる天井フィルタ材を確実に保持するとともに、天井構造自体に塵がたまりにくく、気密性に優れ、メンテナンスが容易であることが求められている。また、フィルタ材から室内に流下する清浄空気の気流等との関係も考慮しなくてならない。
【0003】
図13は、従来のクリーンルームの天井構造に設けられている照明器具の一例を示した部分断面図である。同図に示したように、従来のクリーンルームの天井構造50は、図示しない上階スラブあるいは天井梁材から吊りボルト51により吊持されたアルミニウム製形材からなる天井フレーム52が縦横に配置され、さらに所定間隔で照明器具を支持する設備ボックス55が取り付けられている。HEPAフィルター等の天井フィルタ材53は、その縁部がこれらの天井フレーム52の肩部に沿って支持されている。このとき一例として示した2灯タイプの照明器具60は設備ボックス55の底面(天井面)に面付けされるようになっている。この場合、天井フィルタ材53から流下する清浄空気の気流の一部は、図示したように、設備ボックスの底面幅(α)に対してその下方(α×3)まで照明器具の配置された長手方向に断面が細長略三角柱状となる乱流域を生じてしまう。このためクリーンルームに求められている清浄度が確保できなくなるおそれがある。
【0004】
そこで、この問題を解消するために、図14に示したような1灯タイプの蛍光管を天井フレームの下面に直付けするようにした例もある。ここで使用されている天井フレーム52は所定の剛性を有する□形断面部52aの上面に吊りボルト51のナット収容支持部52bが一体的に成形された部材からなる。そして長手方向に延びる天井フレーム52の下面にはフレーム長手方向に沿って溝52cが形成され、その溝52cに取付ボルト55を介して照明器具60としての直付型蛍光灯が固定支持されている。この種の照明器具60を天井フレーム52の下面に沿って多数取り付けることによりクリーンルーム内での必要照度等を確保している。また、このとき図15に示したように、想定される乱流域は天井フレーム52の幅βに対して(β×3)となるので、この範囲に天井フレーム52と照明器具60とを納めることができ、清浄空気の気流が室内を一様に流下するようにできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図15に示した照明器具では、天井フレームと照明器具が一列になって下方に突出しているため、天井フィルタ材53の下面から床までの有効高さが部分的に確保されなくなってしまう。また、天井フィルタ材53は、天井フレームに直接載置されるようになっているので、吊りボルト等の吊り部材で天井フレームを精度よく吊持しないと天井面の平面度が確保できなくなり、見栄えがわるくなるおそれがある。また、従来の天井フィルタ材を天井フレームで支持させるように取り付けるには、その天井裏スペースに、天井フィルタ板材を傾けて押し入れ、その後、支持部材等で天井フィルタ板材を水平に保持するようにしていた。このため、天井内部の高さがより必要となるとともに、天井フィルタ板材の取付作業が大がかりとなっていた。また、天井フィルタ板材を一旦、天井裏スペースに押し上げ、上方から落とし込む方法では、天井裏スペースを十分確保しなければならず、取付作業が面倒である上、クリーンルーム室内の有効高さを減じてしまうおそれもある。
【0006】
そこで、本発明の目的は上述した従来の技術が有する問題点を解消し、クリーンルーム内の天井有効高さを確実に確保し、天井内部の高さを削減し、施工時において、少ない部品点数で、天井フィルタ板材、管球の交換等のメンテナンス作業も容易に行えるクリーンルーム用照明器具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明はクリーンルーム内の天井面位置に所定間隔をあけて縦横に配設され、下面が開放した断面形の天井フレーム形材の内面下端に形成された係止爪に、下方が開放した略コ字形をなす、内部に照明器具本体のソケット基部と安定器とが、ともに保持された箱状ソケット基部の取付金具の下部係止爪を係止して、前記照明器具本体のソケット基部と安定器とを前記天井フレーム形材内に収容したことを特徴とする。
【0008】
別発明として、クリーンルーム内の天井面位置に所定間隔をあけて縦横に配設され、下面が開放した断面形の天井フレーム形材の上部フランジの内面に、部材長手方向に沿って形成された溝状フランジの溝側面に沿って形成された雌ネジの任意位置に、照明器具本体の一部を保持する本体フレームを螺着し、前記照明器具本体を前記天井フレーム形材内の任意位置に収容保持するクリーンルーム用照明器具であって、
前記天井フレーム形材の溝状フランジの雌ネジの所定位置に、前記照明器具本体のソケット基部と反射板と安定器とを保持可能な本体フレームを長手方向に配して螺着し、該本体フレームに取り付けられた前記照明器具本体の反射板と前記本体フレームとの間の空間に安定器を配置して前記本体フレームに保持させたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のクリーンルーム用照明器具の一実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、クリーンルーム用照明器具が組み込まれた天井構造1の一部を示した部分断面図である。同図に示したように、天井構造1は、下方が開放され内部に照明器具本体20としての蛍光灯が収容支持される断面形状からなる天井フレーム11が天井面を構成するレベルに室内で図示しない上階躯体から吊持されている。その天井フレーム11を配置した平面レイアウトとして図3,図4に示した見上げ図がある。縦横に配設された天井フレーム11間の離隔の内法寸法にほぼ等しい平面寸法の天井フィルタ板材としてのフィルタユニット4がブラケット6を介して保持されている。天井フレーム11自体は、図1に示したように長手方向に所定間隔で配設された吊りボルト3等の公知の支持構造により図示しない天井躯体に吊持されている。このとき隣接する吊りボルト3間は一部を示した振れ止め材3Bで連結されている。本実施の形態ではフィルタユニット4としてHEPAフィルタ2の上部に同厚のファンユニット8が一体的に積層されたタイプが示されている。このフィルタユニットとしてはHEPAフィルタ2のみの構成、ファンユニット8と2段に一体的に積層された構成等、種々のタイプを適用できることはいうまでもない。またフィルタユニット4を支持する天井フレーム11及び吊りボルト3は個々のフィルタユニット4および付加的な荷重を考慮した断面設計が為されている。なお、図1の左半図は天井フレーム11の中間スパン位置でのフィルタユニット4の保持状態を示している。
【0010】
[天井フレームの構成]
照明器具本体20を内部に収容する天井フレーム11は、図1に示したように、主構造部11aの下方が開放されたコ字形断面をなし、さらに主構造部11aの上面に吊りボルト3のナット収容支持部11bが一体的に成形されたアルミニウム部材からなる。一方、開放された下端の内面側には長手方向に沿って上下2段の係止爪12,13が形成されている。上部係止爪12は水平に突設され、下部係止爪13は先端が下方に向くL字形断面に形成されている。
【0011】
[照明器具の構成]
本発明の照明器具本体20は、扁平な中空断面の箱状ソケット基部21と、天井フレーム11の下部係止爪13に支持され、箱状ソケット基部21を天井フレーム11の内部の所定位置に位置保持する取付部材としての基部取付金具22と、箱状ソケット基部21の下面に取り付けられ蛍光管23が取り付けられるソケット24と、蛍光管23の上方と側方を覆う反射板25と、蛍光管23が収容された天井フレーム11の開放面を覆う透過カバー26とから構成されている。
【0012】
箱状ソケット基部21は、扁平な中空断面を構成し、長手方向に所定の曲げ剛性を有する薄厚鋼板の折り曲げ加工部材で、蛍光管23が取り付けられない位置には安定器27が取り付けられるようになっている。このため、図1に示したように安定器27が天井フレーム11の下面から突出しない高さになるように基部取付金具22の寸法が設定されている。基部取付金具22は、幅0.8〜2.0mmの帯状バネ鋼材を略コ字形に曲げ加工した加工材で、箱状ソケット基部21が横材を跨ぐように配置され、箱状ソケット基部21の長手方向に対して所定の間隔で箱状ソケット基部21上面にリベット止めされている。そして、外方に向けて折り曲げられた下端部22aが天井フレーム11の下部係止爪13上に載置されるようにしてあらかじめソケット24が取り付けられている箱状ソケット基部21が天井フレーム11内に収容支持されている。この状態で天井フレーム11開放面の下方から反射板25が取り付けられ、取付ボルト28で箱状ソケット基部21下面に固定されている。さらに下部係止爪13を利用して天井フレーム11の下方から透過カバー26が取り付けられている。
【0013】
照明器具本体20を構成する蛍光管23、ソケット24、反射板25、安定器27には既製品を使用することができ、たとえば細径のHF蛍光管23(32W、φ25.5mm)を使用し、これに対応した部品を用いるようにすればよい。また透過カバー26としては帯電防止加工された透明アクリル樹脂板を用いることが好ましい。
【0014】
[照明器具の他の構成]
図5,図6は、クリーンルーム用照明器具の他の構成として、天井フレーム11の幅を広げることで、内部に取り付けられた蛍光管の交換を容易にするとともに、基部取付金具22を天井フレーム11の上部フランジの内面に固定するようにして天井フレーム11内に収容させるようにした実施例を示している。図5に示したように、天井フレーム11内には長手方向に沿って、溝形断面を有する本体フレーム40が収容され、この本体フレーム40に対して長手方向に所定間隔をあけて反射板取付金具43が取り付けられている。本体フレーム40はさらに取付ネジ41を介して天井フレーム11のフランジ11cの内面に形成された溝状フランジ15に固定されている。この溝状フランジ15の溝側面には取付ネジ41のネジ山に螺合可能な雌ネジが形成されている。これにより取付ネジ41は、長手方向に沿って形成された溝状フランジ15の任意の位置に螺合できる。さらに図6に示したように、本体フレーム40の所定位置には後述する反射板45との間の空間に収まるように安定器27が取り付けられている。併せてソケット44を支持するソケット基部42が本体フレーム40に取り付けられている(図5参照)。さらに蛍光管(図示せず)を支持する反射板取付金具43には反射板45が取付ネジ46を介して下面側から取り付けられている。反射板45の下端部は他の変形例と同様にフランジ内面から突設した係止爪16に係止され、天井フレーム11内に安定して収容することができるようになっている。
【0015】
[ブラケットの構成]
以下、本発明の照明器具を保持するように、天井面に格子状をなして配設された天井フレーム11でフィルタユニット4を支持するブラケットの構成について説明する。図2に示したように、フィルタユニット4を支持する隅角ブラケット6は、縦横配置された天井フレーム11の格子接合点に取り付けられている。図3,図4において、この隅角ブラケット6は、L字形の記号としてその取り付け位置が示されている。本実施の形態の隅角ブラケット6はステンレス板の曲げ加工品で、上側フランジ6aを天井フレーム11の肩部に引掛けるようにして天井フレーム11に取り付けられている。この状態で下側フランジ6b上に、隣接する天井フレーム11との間を閉塞するようにフィルタユニット4の各隅角端が載置され、天井面が構成される。このとき隅角ブラケット6は、上側フランジ6a位置で厚さ調整可能なシール材7(図1)を介して天井フレーム11に支持されている。このため、フィルタユニット4の枠体5と天井フレーム11との間の隙間からの漏気が防止できるとともに、天井面を構成するフィルタ下面のレベル調整を行え、天井面の見栄えを高めることができる。なお、照明器具本体20を収容する天井フレーム11に直交する天井フレーム11の下面はアルミニウム板からなる目地パネル9で閉塞されている。シール材7はダストを発生させない樹脂シール材で天井フレーム11の肩部にフレームの長手方向全長にわたって取り付けられ、図1に示したように天井フレーム11の中間位置ではフィルタユニット4の枠体5と密着し、隅角ブラケット6の取り付けられている天井フレーム11の接合点ではその一部の厚さが薄くなるように密着されている。
【0016】
[照明器具の配置レイアウト]
図3は、クリーンルーム用照明器具を内部に収容する、平面的に格子状をなす天井フレーム11に囲まれて支持されたフィルタユニット4が組み込まれた天井構造において、照明器具の配置レイアウトの一部を室内下方から見上げた図である。本実施の形態では1枚のHEPAフィルタ2は縦横に格子状をなして配置されたアルミニウム製天井フレーム11の格子接合点に取り付けられたブラケット6に、その隅角部が支持されている。そして長手方向に延在する天井フレーム11の下面に照明器具本体20が取り付けられている。このとき隣接して取り付けられた照明器具本体20の間は目地パネル9で閉塞されている。この目地パネル9位置の天井フレーム11内には照明器具本体20と延長方向に配置された安定器(図示せず)が設置されている。
【0017】
一方、室内の照度を高めるために、延在する天井フレーム11の長手方向に照明器具本体20を、図4に示したように連続して配置することも予定されている。そのためには安定器27の据え付け位置を、図7のようにソケット基部21の上面に位置させることが好ましい。また天井フレーム11の高さを図4に示したような断面形状とすることで、天井フレーム11の断面係数が大きくなるので、天井フレーム11の吊り点の減数化、HEPAフィルタ2の大型化にも十分対応することができる。なお、本実施の形態ではフィルタユニット4のメンテナンス時の脱着を行う場合、フィルタユニット4がブラケット6上にのみ載置されているので、つなぎの天井フレーム11を取り外すことで、隣接するフィルタユニット4を容易に取り外すことができる。
【0018】
[照明器具の変形例]
(変形例1)
図8,図9は、蛍光管23の交換作業を容易にするために、ソケットの一端を引き下ろすことができる昇降機構を組み込んだソケット基部21を示した変形例1を示している。図1のように照明器具本体20の断面形状が天井フレーム11内に蛍光管23が完全に収容されている場合、反射板25との間が狭いため蛍光管23の交換がしづらい場合がある。そこで、図11に示したように、蛍光管23の交換時にソケット基部21の一端を、下方に引き下ろすことができるようにした。本変形例のソケット基部21は、図8に示したように、基部取付金具22にバネ31で付勢された係止爪32を介して取付金具22の所定位置に取り付けられており、ソケット基部21をわずかに上方に押し上げる動作により係止爪32を開放させた状態でソケット基部21の一端を引き下ろす。このときソケット基部21自体は、吊りピン33によって吊持されているので、図9に示したようにソケット基部21の片側だけを一定量だけ天井面から引き出して保持させることができる。この状態で蛍光管23を交換した後にソケット基部21を持ち上げることで天井フレーム11内の元の位置に納めることができる。
【0019】
(変形例2)
図10各図は、蛍光管23の交換作業を容易にするだけでなく、露出型照明として照明率の改善を図れるようにした変形例2を示している。
図10(a)に示した本変形例のソケット34は、上部34aが取付金具22の内側に納められたケース35の内法にほぼ等しく、ソケット34に形成されたバネ収容穴34bに収容された圧縮バネ36に抗するようにしてケース35内に収容され、側面に取り付けられたストッパピン37によってその位置が保持されている。ストッパピン37の下端はケース35の下端フランジ35aに係止し、これによりソケット34の下方への突出が防止されている。このとき下端フランジ35aには係止解放孔38が形成されている。この係止解放孔38に針金状の解除開放治具(図示せず)を差し込むことによりストッパピン37を内側に付勢し、ピン下端と下端フランジ35aとの係止を解除すると、圧縮バネ36の付勢力によりソケット34はケース35下端の開放端からソケットの管球取付部が露出する(図10(b))。この状態で照明として利用することにより、照明率の向上を図ることができる。
【0020】
(変形例3)
図11は、箱状ソケット基部21の中空断面を大きくすることでソケット基部21の厚さを増加させて、ソケット24の一部を天井フレーム11下面から突出させるようにした変形例3を示している。この場合、蛍光管23の下半部が天井フレーム11下面から突出し、それを覆う透明樹脂カバー26も図示したように凸曲面形となる。カバー断面形状としてはHEPAフィルタを通過し、室内に流下する清浄空気の気流を考慮した形状であれば、種々の曲面形状、表面模様、カバー材質を設定することができる。たとえばカバーにカラーパネルを用いることで紫外線防止を図ったり、グレア防止用の表面模様を採用することも好ましい。また、図12に示したようにルーバー28とすることにより間接照明効果を得ることもできる。
【0021】
なお、本発明の天井構造の天井フレーム11に支持されるフィルタユニット4の枠体を支持するブラケットの機構としては、HEPAフィルタ2のメンテナンス作業を考慮し、公知のワンタッチ着脱の係止機構を採用し、その係止部を天井フレーム11の肩部で支持させるようにすることも好ましい。
【0022】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明のクリーンルーム用照明器具では、天井内部の高さを削減し、室内の有効高さをより確保しながら、クリーンルーム室内に流下する清浄空気の気流を乱さずに、クリーンルームとしての利用度を高めることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリーンルーム用照明器具の一実施の形態を示した部分断面図。
【図2】クリーンルーム用照明器具の一部に保持される天井フィルタ材の一例を示した部分斜視図。
【図3】クリーンルーム用照明器具が組込まれた天井構造の一部を示した見上げ図。
【図4】天井構造の参考例を部分的に示した見上げ図。
【図5】照明器具の他の構成例(幅広型)を示した横断面図。
【図6】照明器具の他の構成例(幅広型)を示した横断面図。
【図7】図4の天井構造に用いられる照明器具の横断面形状を示した断面図。
【図8】照明器具の変形例を示した横断面図。
【図9】図8に示した照明器具における蛍光管交換時の状態を示した模式図。
【図10】照明器具の他の変形例(可動露出型)を示した横断面図。
【図11】照明器具の他の変形例(固定露出型)を示した横断面図。
【図12】照明器具の下面に取り付けられるルーバーの例を示した斜視図。
【図13】従来の天井面直付け照明器具を用いたクリーンルーム用天井構造の一例と、清浄空気の気流の流れを模式的に示した部分断面図。
【図14】従来のクリーンルーム用天井構造の一例を示した部分断面図。
【図15】図14に示した照明器具を用いたクリーンルーム用天井構造の一例と、清浄空気の気流の流れを模式的に示した部分断面図。
【符号の説明】
1 天井構造
2 HEPAフィルタ
3 吊りボルト
4 フィルタユニット
5 枠体
6 ブラケット
7 シール部材
8 ファンユニット
10 クリーンルーム用照明器具
11 天井フレーム
15 溝状フランジ
20 照明器具本体
21 箱状ソケット基部
22 取付金具
23 蛍光管
24,34,44 ソケット
25,45 反射板
Claims (2)
- クリーンルーム内の天井面位置に所定間隔をあけて縦横に配設され、下面が開放した断面形の天井フレーム形材の内面下端に形成された係止爪に、下方が開放した略コ字形をなす、内部に照明器具本体のソケット基部と安定器とが、ともに保持された箱状ソケット基部の取付金具の下部係止爪を係止して、前記照明器具本体のソケット基部と安定器とを前記天井フレーム形材内に収容したことを特徴とするクリーンルーム用照明器具。
- クリーンルーム内の天井面位置に所定間隔をあけて縦横に配設され、下面が開放した断面形の天井フレーム形材の上部フランジの内面に、部材長手方向に沿って形成された溝状フランジの溝側面に沿って形成された雌ネジの任意位置に、照明器具本体の一部を保持する本体フレームを螺着し、前記照明器具本体を前記天井フレーム形材内の任意位置に収容保持するクリーンルーム用照明器具であって、
前記天井フレーム形材の溝状フランジの雌ネジの所定位置に、前記照明器具本体のソケット基部と反射板と安定器とを保持可能な本体フレームを長手方向に配して螺着し、該本体フレームに取り付けられた前記照明器具本体の反射板と前記本体フレームとの間の空間に安定器を配置して前記本体フレームに保持させたことを特徴とするクリーンルーム用照明器具。
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