JP3966721B2 - 磁気浮上式リニアモーターカー用軌道遊間調整装置 - Google Patents

磁気浮上式リニアモーターカー用軌道遊間調整装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は磁気浮上式リニアモーターカー用軌道の継目に設置される軌道遊間調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
公知のように、磁気浮上式リニアモーターカーのシステムは、軌道桁と、軌道桁に沿って間隔をおいて配置され軌道桁の長手方向と直交する方向に延びる枕木と、この枕木の両端部に固定されて軌道桁の長手方向に延びる一対の本レールとで軌道を構築し、この軌道に沿って車両を磁気浮上させながらリニアモーターで走行させるものである。
【0003】
上記軌道の継目では、軌道桁に設置されたレール間に隙間(遊間)が形成され、軌道桁の温度変化等による伸縮を吸収するようになっている。しかしこの構成では、軌道桁が長い場合にその伸縮量を吸収するための遊間を広くせざるを得ず、車両の走行に悪影響を及ぼすことになる。
【0004】
特開平10−82002号公報には、上記不都合を解消するための工夫が開示されている。すなわち、長い軌道桁間に短い移動桁を配置し、この移動桁に設置された遊間レールと長い軌道桁の本レールとの間に遊間を形成する。この2つの遊間を移動桁に設置した圧縮ばねで調節しながら、上記長い軌道桁の伸縮を吸収するので、遊間の寸法を短くすることが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報の装置では、長い軌道桁間に配置される重量の大なる移動桁を必要とし、コスト高となる欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様は、軌道桁と、軌道桁に沿って間隔をおいて配置され軌道桁の長手方向と直交する方向に延びる枕木と、この枕木の両端部に固定されて軌道桁の長手方向に延びる一対の本レールとを備えた磁気浮上式リニアモータカー用軌道の継目に設置される軌道遊間調整装置において、
(a)隣接する軌道桁の一方に、軌道長手方向に変位可能でしかもこの変位を摩擦により抑制された状態で載置された移動フレームと、
(b)上記移動フレームに支持された一対の第1遊間レールと、
(c)上記第1遊間レールの両端部とこれに対向する上記軌道桁の本レールの端部との間に、軌道桁から浮いた状態で掛け渡された第2遊間レールと、
(d)上記第2遊間レールの両端部を、上記第1遊間レールおよび本レールの端部に対して、レール長手方向に相対変位可能で、レール幅方向及び上下方向には相対変位をほぼ不能に連結する連結手段と、を備えていることを特徴とする。
【0007】
上記第1態様によれば、先行技術のように軌道桁間に配置される重量の大きな移動桁を用いずに、軌道桁に載る移動フレームと、この移動フレームに支持された第1遊間レールと、本レール,第1遊間レールの間に掛け渡された第2遊間レールを用いて軌道桁の伸縮量を吸収するので、コストを低減することができる。また、互いに融通し合う4つの遊間が形成されているので、各遊間が狭くても軌道桁の大きな伸縮を吸収でき、車両走行を良好なものとすることができる。さらに、移動フレームの移動は、摩擦により抑制されているので、車両の制動荷重に対して移動せず、この移動フレームの移動に伴う部品同士例えばレール同士の衝突を防止することができ、その破損および騒音発生を防止できる。
【0008】
本発明の第2の態様は、
(a)隣接する軌道桁の一方または両方に、軌道長手方向に変位可能でしかもこの変位を摩擦により抑制された状態で、軌道長手方向に間隔をおいて載置された複数の移動フレームと、
(b)各移動フレームに支持された一対の第1遊間レールと、
(c)上記第1遊間レールの端部と上記本レールの端部との間、および第1遊間レールの端部間に、軌道桁から浮いた状態で掛け渡された第2遊間レールと、
(d)上記第2遊間レールの両端部を、対応する上記本レールの端部または第1遊間レールの端部に対して、レール長手方向に相対変位可能で、レール幅方向及び上下方向には相対変位をほぼ不能に連結する連結手段と、
を備えていることを特徴とする。
【0009】
上記第2態様によれば、第1態様と同様の作用効果が得られる。しかも、6つ以上の遊間を形成するので、良好な車両走行を確保しながら、軌道桁のより一層大きな伸縮を吸収できる。
【0010】
本発明の第3の態様では、
(a)隣接する本レールの端部間に、軌道桁から浮いた状態で掛け渡された遊間レールと、
(b)上記遊間レールの両端部を、上記本レールの端部に対して、レール長手方向に相対変位可能で、レール幅方向及び上下方向には相対変位をほぼ不能に連結する連結手段と、
を備えていることを特徴とする。
【0011】
上記第3態様は、第1,第2態様に比べて吸収すべき軌道桁の伸縮量が比較的小さい場合に適用される。この態様によれば、移動フレームさえも用いないので、よりコストを低減させることができる。
【0012】
上記全ての態様において、好ましくは、上記連結手段は、一方のレール端部に形成された第1係止爪と他方のレール端部に形成された第2係止爪とを有し、第1係止爪の先端部に形成された凸部と、第2係止爪の先端部に形成された凸部との係止により、レールの最大間隔を決定する。これにより、簡単な構造でありながら、軌道桁が収縮する場合に遊間レールの脱落を防止できる。また、移動フレームを用いる場合には、軌道桁の収縮時に、上記係止により移動フレームの一方側の遊間と他方側の遊間を融通し合うことができる。
【0013】
好ましくは、上記連結手段は、一方のレール端部において、レール幅方向に対峙する一対の上記第1係止爪とその間に形成された受部を有し、他方のレール端部において、レール幅方向に対峙する一対の上記第2係止爪とその間に形成された切欠を有し、さらに上記レールとは別体をなし上記受部に固定されて受部のレール幅方向両側から突出する押え板を有し、上記受部が切欠に収容されることにより、レール間の幅方向の相対変位がほぼ禁じられ、第2係止爪が第1係止爪と上記押え板で挟まれることにより、レール間の上下方向の相対変位をほぼ禁じられる。これにより、簡単な構造で幅方向,上下方向のレール相対変位をほぼ禁じることができる。
【0014】
好ましくは、上記他方のレールにおいて、上記切欠の対向する両側面の先端には凸部が形成され、これら一対の凸部が上記一方のレールの受部の両側面に当たり、この当たり箇所を中心にレール同士の水平角折れが可能である。これにより、車両走行線すなわち軌道線がカーブを描く場合でも、レールを曲げ加工せずに済むとともに、レール長手方向の変位に伴う幅方向の少々の変位は吸収することが出来る。
【0015】
好ましくは、上記第1係止爪の凸部が上に突出し、第2係止爪の凸部が下に突出し、第2係止爪の凸部が第1係止爪の上面に当たるか、又は第1係止爪の凸部が第2係止爪の下面に当たり、この当たり箇所を中心にレール同士の上下角折れが可能である。これにより、軌道線が上下方向にカーブを描く場合でも、レールを曲げ加工せずに済む。また、軌道桁が少々上下振動する場合も変形を吸収することが出来る。
【0016】
好ましくは、上記本レールが、枕木に固定される取付部と、この枕木から水平方向に突出する本体部とを有し、上記遊間レールが本レールと同一断面形状を有し、これらレールの本体部同士が上記連結手段により連結され、さらに取付部間に支持ロッドが掛け渡され、この支持ロッドは、軌道桁から浮いている遊間レールの端部下面には当たっているか若干の隙間を介して離れており、これに対峙する本レールまたは遊間レールの端部下面に固定されている。これにより、軌道から浮いた遊間レールをしっかりと支持することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図8を参照しながら説明する。まず、磁気浮上式リニアモーターカーシステムの概略構成を図7、図8を参照しながら説明する。地上側には、車両の走行方向(紙面と直交する方向)に沿って延びる鋼製やPCコンクリート製などの軌道桁1が設けられている。この軌道桁1には、その長手方向に間隔をおいて型鋼からなる枕木2が固定されている。枕木2は軌道桁1の長手方向と直交する方向に延び、その左右端には軌道桁1の長手方向に延びる一対のレール3(以下、本レールと称す)が固定されている。
【0018】
各本レール3は、断面が逆U字形をなす本体部30と、この本体部30から水平に延びる取付部35とを有し、この取付部35が枕木2に固定されている。本体部30は枕木2から突出しており、その上面には、リニアモータの二次側導体を構成するアルミ製のリアクションプレート4が取り付けられている。
【0019】
他方、車両5の底面には、左右に対をなすモジュール6が空気ばね5aを介して取り付けられている。左右のモジュール6は、左右の本レール3を跨ぐようにして配置され、車両5の長手方向に沿って複数組設けられている。
【0020】
各モジュール6はモジュール本体60を有している。モジュール本体60は、本レール3の外側に位置する垂直部60aと本レール3の上方に位置する水平部60bとを有して断面L字形をなす。モジュール本体60の垂直部60aには、本レール3の長手方向に沿って配置された複数の浮上用電磁石61が設けられている。この電磁石61は、断面U字形のコア61aとコイル61bとを有しており、このコア61aの両端が上記本レール3の本体部30の一対の凸部31,32と対峙している。コイル61bに電流が流れると、コア61aと本レール3との間で吸引力が働き、これにより車両5が浮上するようになっている。
【0021】
上記モジュール本体60の水平部60bの下面にはリニアモータの一次側コイル65が設けられている。この一次側コイル65は、上記リアクションプレート4に対峙しており、その駆動時にリアクションプレート4と協働して、車両5を本レール3に沿って走行させるようになっている。
【0022】
上記軌道桁1は長く形成されている。図1に示すように隣接する軌道桁1の端部は共通の脚1aにシュー1bを介して長手方向に変位可能に設置されている。軌道桁1が温度変化に伴って伸縮すると、これら軌道桁1の端部が変位し、軌道桁1の間隔Sが増減するようになっている。
【0023】
上記隣接する軌道桁1に設置された本レール3間に、本発明の特徴部をなす軌道遊間調整装置7が介在されている。この軌道遊間調整装置7は、一方の移動桁1(図1において右側の軌道桁1)の端部に設置された移動フレーム70と、この移動フレーム70に固定された一対の遊間レール3a(第1遊間レール)と、これら遊間レール3aの両端と上記本レール3の端に掛け渡された合計4本の遊間レール3b(第2遊間レール)とを備えている。遊間レール3a,3bは本レール3と同一軌道上に配置されている(上下方向,軌道桁1と直交する水平方向にほぼ一致している)。図2,図5に示すように、遊間レール3a,3bは本レール3と断面形状が等しく、レール3と同様に一対の凸部31,32を有する本体部30と、取付部35とから構成されている。
【0024】
図2に示すように、上記遊間レール3aを支持する移動フレーム70は、上記本レール3を支持する枕木2に相当するものであり、井桁形状をなす。移動フレーム70の上面に遊間レール3aの取付部35が固定されている。移動フレーム70の下側フランジ70aは、支持金具71により軌道桁1の上面に、軌道桁1の幅方向,上下方向に変位不能で、軌道桁1の長手方向に変位可能に載置されている。なお、上記移動フレーム70の下側フランジ70aの上下面のいずれかには摩擦板72(摩擦部材)が貼り付けられており、支持金具71または軌道桁1の上面との間に摩擦が働くため、所定未満の力では移動フレーム70の上記軌道桁1の長手方向変位が禁じられている。
【0025】
上記遊間レール3bの両端部は本レール3,遊間レール3aの端部に対し、レール幅方向,上下方向に相対変位不能で、レール長手方向に所定量の相対変位可能にして、連結手段8により連結されている。この連結手段8は、切削加工されたレール3,3a,3bの端部を有している。以下の説明では、図3〜図6を参照しながら、遊間レール3aの端部構造と、これに対応する一方の遊間レール3bの端部構造について詳述するが、本レール3の端部構造は遊間レール3aの端部構造と同じであり、これに対応する遊間レール3bの他方の端部構造は、一方の端部構造と同じである。
【0026】
遊間レール3aの端部には、本体部30の一対の凸部31,32の延長線上に位置する一対の係止爪81,82が突出形成されている。これら係止爪81,82の先端部には上方に突出する凸部81a,82aが形成されており、これら凸部81a,82aの基端側の垂直をなす面が係止面81x、82xとして提供される。
【0027】
上記遊間レール3aの端部は、さらに水平板形状の受部83を有している。この受部83は係止爪81,82とレール幅方向に間隙を介して形成され、その上面は、本体部30の上面より低い平坦面となっている。受部83にはねじ孔83aが形成されている。
【0028】
他方、遊間レール3bの端部では、本体部30が削られていて、その上面が上記受部83より若干低い平坦面となっている。この部位には、上記遊間レール3aの受部83を収容するための切欠84が、先端側で開口するようにして形成されている。この切欠84の幅方向の両側部が、上記レール3aの係止爪81,82に対応する係止爪85,86となっている。上記係止爪85,86の下面には凹部85r,86rが形成されており、この凹部85r、86rの形成により、係止爪85,86の先端には、下方に突出する凸部85a、86aが形成されている。この凸部85a、86aの基端側の垂直面が係止面85x、86xとして提供される。
【0029】
切欠84の両側面の先端には、互いにレール幅方向に対向する一対の凸部84aが形成されており、この凸部84aの面が上記受部83の平坦な側面に当たることにより、遊間レール3a,3bのレール幅方向の相対変位が禁じられている。ただし、この凸部84aの当たり箇所を支点として上から見た時に両遊間レール3a,3bの若干の角折れ(水平角折れ)を可能にする。
【0030】
上記遊間レール3bが、上記本レール3の端部と遊間レール3aの端部に上から被せるようにして掛け渡たされる。これにより、上述したように切欠84に遊間レール3aの受部83が嵌め込まれ、係止爪85,86が、係止爪81,82に載せられる。この状態で受部83の上面に、レール幅方向に細長い押え板87を載せ、押え板87の貫通孔87aから受部83のねじ孔83aにねじ88をねじ込むことにより、押え板87が受部83に固定される。
【0031】
上記押え板87が受部83に固定された状態で、遊間レール3bの係止爪85,86は、係止爪81,82と押え板87の両端部(レール幅方向の両端部)との間に挟まれている。これにより、遊間レール3bの端部は遊間レール3aの端部に対して上下方向に相対変位不能にして連結されている。なお、図3(B)に示すように、遊間レール3a,3bが完全に同一直線上に配置されている場合には、係止爪85の上下面と押え板87および係止爪81の凸部81aとの間には、それぞれ若干の隙間が形成され、係止爪85の凸部85aが係止爪81の上面に当たっている。そのため、この当たり箇所を中心に、遊間レール3a,3bは上下方向に若干の角折れが可能である。なお、係止爪81の凸部81aが係止爪85の下面に当たり、この当たり箇所を中心に上下角折れが可能な構成を採用してもよい。
【0032】
図4〜図6に示すように、連結手段8はさらに支持ロッド89を備えている。この支持ロッド89はレール長手方向に延び、遊間レール3aの端部(本レール3の端部)の下面に溶接により固定されている。この支持ロッド89と遊間レール3bとは単に接しているか、僅かに離れており、遊間レール3a,3bのレール長手方向の相対変位を許容する。
【0033】
上記構成をなす遊間調整装置7の作用について特に図1,図3を参照しながら説明する。共通の脚1aに支持された隣接する長い軌道桁1は環境温度の低下により収縮する。両軌道桁1が収縮してその端部が後退すると、左側の遊間レール3bの両側の遊間すなわち第1,第2遊間100a,100bが広がる。やがて、第1,第2遊間100a,100bが最大限に達すると、本レール3,遊間レール3aの端部に形成された係止爪81,82の係止面81x,82xと、遊間レール3bの両端部に形成された係止爪85,86の係止面85x,86xとが係止され、この係止を介して、遊間レール3bおよびこれを支持する移動フレーム70が左方向へ移動される。これに伴い、右側の遊間レール3bの両側の遊間すなわち第3遊間100c,100dが広がる。このようにして、4つの遊間100a〜100dの広がりにより、上記軌道桁1の収縮を吸収することができる。
【0034】
上記とは逆に環境温度の上昇により左側の軌道桁1が伸びると、左側の遊間レール3bの両側の遊間すなわち第1,第2遊間100a,100bが狭まってくる。やがて、本レール3と遊間レール3bが当たり遊間レール3bが遊間レール3aに当たるため、遊間レール3aおよびこれを支持する移動フレーム70が右方向に移動する。レール3a,3bの当たり面は、例えば図5に示すように本体部30の切削端面30x、30yからなる。上記遊間レール3aの右方向への移動に伴い、右側の遊間レール3bの両側の遊間すなわち第3遊間100c,100dが狭くなる。このようにして、4つの遊間100a〜100dの狭まりにより、上記軌道桁1の伸張を吸収することができる。
【0035】
遊間100a〜100dは、一つ一つが狭くても合計で大きな軌道桁の伸縮量を吸収でき、軌道桁1の伸縮に対処できるとともに、車両走行性を確保できる。また、前述した先行技術のように、軌道桁間に重量の大なる移動桁を介在させずに済み、コストを低下させることができる。
【0036】
移動フレーム70は上述したように温度変化による軌道1の伸縮に応じて移動するが、摩擦板72の摩擦作用により車両の制動荷重程度では移動しない。これにより、レール等の部品の衝突による摩耗や破損および騒音の発生を防止できる。
また、遊間レール3bと本レール3,遊間レール3aは、水平角折れ、上下角折れが可能であるので、軌道線がカーブを描く場合でも、レールを軌道線に沿って曲げ加工しなくて済む。
【0037】
次に、本発明の他の実施形態について説明する。これら実施形態において第1実施形態に対応する構成部には図中同番号を付してその詳細な説明を省略する。図9に示す第2の実施形態では、互いに対向する軌道桁1の端部のそれぞれに移動フレーム70が設置されている。この移動フレーム70にはそれぞれ遊間フレーム3aが固定されている。遊間レール3aの端部と本レール3の端部には、連結手段8を介して遊間レール3bが掛け渡されている。また、移動フレーム70に固定された遊間レール3aの端部間にも連結手段8を介して遊間レール3bが掛け渡されている。これら遊間レール3bは軌道桁1から浮いている。この実施形態では、6つの遊間が形成される。
【0038】
図10に示す第3の実施形態では、第1,第2実施形態の移動フレーム70,遊間レール3aは用いない。互いに対向する軌道桁1の本レール3の端部間に連結手段8を介して遊間レール3bが掛け渡されている。この実施形態では、2つの遊間が形成される。軌道桁1の伸縮量が比較的小さい場合に適用される。
【0039】
さらに本発明は上記実施形態に制約されず、種々の形態を採用可能である。例えば係止爪は上下方向ではなくレール幅方向に対峙してもよい。軌道桁に移動フレームを複数設置してもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、低コストであり、車両走行性を良好に維持しながら、大きな軌道桁の伸縮を吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態をなす磁気浮上式リニアモーターカー用軌道遊間調整装置の概略構成を示す側面図である。
【図2】同軌道遊間調整装置の概略構成を示す斜視図である。
【図3】(A)は同軌道遊間調整装置の要部を拡大して示す図、(B)は(A)において符号Xで示す部位を更に拡大して示す図である。
【図4】図3(A)の部位Xの拡大平面図である。
【図5】図3(A)の部位Xを分解して示す拡大平面図である。
【図6】(A)は図4におけるA−A矢視断面図であり、(B)は図4におけるB−B矢視断面図である。
【図7】本発明が適用されるリニアモーターカーシステムの概略構成を示す正面図である。
【図8】同システムの要部拡大正面図である。
【図9】本発明の第2実施形態を示す図1相当図である。
【図10】本発明の第3実施形態を示す図3相当図である。
【符号の説明】
1 軌道桁
2 枕木
3 本レール
3a 第1遊間レール
3b 第2遊間レール
30 本体部
35 取付部
7 遊間調整装置
70 移動フレーム
72 摩擦板(摩擦部材)
8 連結手段
81,82,85,86 係止爪
81x,82x,85x,86x 係止面
83 受部
84 切欠
87 押え板
89 支持ロッド
100a〜100d 遊間

Claims (9)

  1. 軌道桁と、軌道桁に沿って間隔をおいて配置され軌道桁の長手方向と直交する方向に延びる枕木と、この枕木の両端部に固定されて軌道桁の長手方向に延びる一対の本レールとを備えた磁気浮上式リニアモータカー用軌道の継目に設置される軌道遊間調整装置において、
    (a)隣接する軌道桁の一方に、軌道長手方向に変位可能でしかもこの変位を摩擦により抑制された状態で載置された移動フレームと、
    (b)上記移動フレームに支持された一対の第1遊間レールと、
    (c)上記第1遊間レールの両端部とこれに対向する上記軌道桁の本レールの端部との間に、軌道桁から浮いた状態で掛け渡された第2遊間レールと、
    (d)上記第2遊間レールの両端部を、上記第1遊間レールおよび本レールの端部に対して、レール長手方向に相対変位可能で、レール幅方向及び上下方向には相対変位をほぼ不能に連結する連結手段と、
    を備えていることを特徴とする磁気浮上式リニアモーターカー用軌道遊間調整装置。
  2. 軌道桁と、軌道桁に沿って間隔をおいて配置され軌道桁の長手方向と直交する方向に延びる枕木と、この枕木の両端部に固定されて軌道桁の長手方向に延びる一対の本レールとを備えた磁気浮上式リニアモータカー用軌道の継目に設置される軌道遊間調整装置において、
    (a)隣接する軌道桁の一方または両方に、軌道長手方向に変位可能でしかもこの変位を摩擦により抑制された状態で、軌道長手方向に間隔をおいて載置された複数の移動フレームと、
    (b)各移動フレームに支持された一対の第1遊間レールと、
    (c)上記第1遊間レールの端部と上記本レールの端部との間、および第1遊間レールの端部間に、軌道桁から浮いた状態で掛け渡された第2遊間レールと、
    (d)上記第2遊間レールの両端部を、対応する上記本レールの端部または第1遊間レールの端部に対して、レール長手方向に相対変位可能で、レール幅方向及び上下方向には相対変位をほぼ不能に連結する連結手段と、
    を備えていることを特徴とする磁気浮上式リニアモーターカー用軌道遊間調整装置。
  3. 上記連結手段は、一方のレール端部に形成された第1係止爪と他方のレール端部に形成された第2係止爪とを有し、第1係止爪の先端部に形成された凸部と、第2係止爪の先端部に形成された凸部との係止により、レール遊間の最大間隔を決定することを特徴とする請求項1または2に記載の磁気浮上式リニアモーターカー用軌道遊間調整装置。
  4. 軌道桁と、軌道桁に沿って間隔をおいて配置され軌道桁の長手方向と直交する方向に延びる枕木と、この枕木の両端部に固定されて軌道桁の長手方向に延びる一対の本レールとを備えた磁気浮上式リニアモータカー用軌道の継目に設置される軌道遊間調整装置において、
    (a)隣接する本レールの端部間に、軌道桁から浮いた状態で掛け渡された遊間レールと、
    (b)上記遊間レールの両端部を、上記本レールの端部に対して、レール長手方向に相対変位可能で、レール幅方向及び上下方向には相対変位をほぼ不能に連結する連結手段と、
    を備え
    上記連結手段は、一方のレール端部に形成された第1係止爪と他方のレール端部に形成された第2係止爪とを有し、第1係止爪の先端部に形成された凸部と、第2係止爪の先端部に形成された凸部との係止により、レール遊間の最大間隔を決定することを特徴とする磁気浮上式リニアモーターカー用軌道遊間調整装置。
  5. 上記連結手段は、一方のレール端部において、レール幅方向に対峙する一対の上記第1係止爪とその間に形成された受部を有し、他方のレール端部において、レール幅方向に対峙する一対の上記第2係止爪とその間に形成された切欠を有し、さらに上記レールとは別体をなし上記受部に固定されて受部のレール幅方向両側から突出する押え板を有し、
    上記受部が切欠に収容されることにより、レール間の幅方向の相対変位がほぼ禁じられ、第2係止爪が第1係止爪と上記押え板で挟まれることにより、レール間の上下方向の相対変位をほぼ禁じられることを特徴とする請求項3または4に記載の磁気浮上式リニアモーターカー用軌道遊間調整装置。
  6. 上記他方のレールにおいて、上記切欠の対向する両側面の先端には凸部が形成され、これら一対の凸部が上記一方のレールの受部の両側面に当たり、この当たり箇所を中心にレール同士の水平角折れが可能であることを特徴とする請求項5に記載の磁気浮上式リニアモーターカー用軌道遊間調整装置。
  7. 上記第1係止爪の凸部が上に突出し、第2係止爪の凸部が下に突出し、第2係止爪の凸部が第1係止爪の上面に当たるか、又は第1係止爪の凸部が第2係止爪の下面に当たり、この当たり箇所を中心にレール同士の上下角折れが可能であることを特徴とする請求項5または6に記載の磁気浮上式リニアモーターカー用軌道遊間調整装置。
  8. 上記本レールが、枕木に固定される取付部と、この枕木から水平方向に突出する本体部とを有し、上記遊間レールが本レールと同一断面形状を有し、これらレールの本体部同士が上記連結手段により連結され、さらに取付部間に支持ロッドが掛け渡され、この支持ロッドは、軌道桁から浮いている遊間レールの端部下面には当たっているか若干の隙間を介して離れており、これに対峙する本レールまたは遊間レールの端部下面に固定されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の磁気浮上式リニアモーターカー用軌道遊間調整装置。
  9. 軌道桁と、軌道桁に沿って間隔をおいて配置され軌道桁の長手方向と直交する方向に延びる枕木と、この枕木の両端部に固定されて軌道桁の長手方向に延びる一対の本レールとを備えた磁気浮上式リニアモータカー用軌道の継目に設置される軌道遊間調整装置において、
    (a)隣接する本レールの端部間に、軌道桁から浮いた状態で掛け渡された遊間レールと、
    (b)上記遊間レールの両端部を、上記本レールの端部に対して、レール長手方向に相対変位可能で、レール幅方向及び上下方向には相対変位をほぼ不能に連結する連結手段と、
    を備え、
    上記本レールが、枕木に固定される取付部と、この枕木から水平方向に突出する本体部とを有し、上記遊間レールが本レールと同一断面形状を有し、これらレールの本体部同士が上記連結手段により連結され、さらに取付部間に支持ロッドが掛け渡され、この支持ロッドは、軌道桁から浮いている遊間レールの端部下面には当たっているか若干の隙間を介して離れており、これに対峙する本レールまたは遊間レールの端部下面に固定されていることを特徴とする磁気浮上式リニアモーターカー用軌道遊間調整装置。
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