JP3964707B2 - 増幅器ケース - Google Patents
増幅器ケース Download PDFInfo
- Publication number
- JP3964707B2 JP3964707B2 JP2002090661A JP2002090661A JP3964707B2 JP 3964707 B2 JP3964707 B2 JP 3964707B2 JP 2002090661 A JP2002090661 A JP 2002090661A JP 2002090661 A JP2002090661 A JP 2002090661A JP 3964707 B2 JP3964707 B2 JP 3964707B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- amplifier
- supply unit
- case
- lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
- Television Receiver Circuits (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、CATV信号を増幅する増幅器が収納される増幅器ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、CATVシステムからCATV信号を建物の屋内に導入する際には、図16に一例を示すようにCATVライン100により伝送しているCATV信号を分岐器101により分岐し、建物の外壁に取り付けた増幅器102に供給する。そして、増幅器102により増幅した後、同軸ケーブルにより建物内に導入し、分配器103により例えば2分配してテレビジョン受像機(TV)に供給している。増幅器102は、分配器103等によるCATV信号のレベル低下を補うものであり、増幅器ケースに収納されている。また、この増幅器ケース内には増幅器102に電源を供給する電源部も収納されている。電源部は、商用交流電源(AC100V)で動作するようにされている。
【0003】
また、CATVシステムからCATV信号を建物の屋内に導入する際の他の構成を図17に示す。この例では、増幅器102に供給する電源部を増幅器ケース内に収納することに代えて、建物の屋内にて同軸ケーブルの途中に電源部104を設置している。そして、電源部104においてAC100Vの商用交流電源を例えば+15Vの直流電源に変換して同軸ケーブルにより増幅器102に供給している。この構成では、屋外にAC100Vのコンセントを設けることを不要とすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、CATV信号を導入する際に、CATV信号を増幅する増幅器102に電源を供給する構成が2種類存在している。すなわち、図16に示したように増幅器102の増幅器ケース内に内蔵した電源部を用いてAC100Vで動作させる構成と、図17に示したように増幅器102から離れた場所(屋内)に電源部104を設け、この電源部104においてAC100Vを直流電源に変換し、CATV信号が供給される同軸ケーブルを利用して増幅器102に電源を供給する構成とのいずれかが用いられている。図17に示す構成は、前述したように屋外にAC100Vのコンセントがない場合に採用される。
【0005】
従って、CATV用増幅器を提供するメーカは、増幅器ケースに電源部も内蔵されているタイプと、増幅器のみを内蔵する増幅器ケースと、電源部とに分離されているタイプとの2タイプを用意しなければならないことになる。また、CATV工事を行う工事業者も同様であり、このため、在庫管理等の必要性から高コストになるという問題点があった。また、工事業者は現場対応となるため2タイプの増幅器を現場に搬入しておかなければならず、部材の確認など作業が煩雑になるという問題点があった。
【0006】
これを解決するために、増幅器ケース内に電源部を脱着可能に収納できるようにした増幅器が提案(特許第3239105号)されている。この増幅器では、屋外にAC100Vの供給源がある場合は、増幅器ケース内に電源部を収納した状態として図16に示すような構成とすることができ、屋外にAC100Vの供給源がない場合は、増幅器ケース内から電源部を取り出して屋内に設置する図17に示すような構成とすることができる。この場合、電源部には同軸ケーブルを接続することができる信号入力端子と信号出力端子が設けられると共に、増幅器にも信号入力端子と信号出力端子とが設けられている。そして、増幅器の信号出力端子は電源入力端子を兼用していると共に、電源部の信号入力端子は電源出力端子を兼用している。そこで、増幅器から電源部を分離して使用する際には、増幅器の信号出力端子と電源部の信号入力端子とを同軸ケーブルで接続することにより、増幅器に電源部から電源を供給することができるようになる。なお、電源部に入力されたCATV信号は、そのまま信号出力端子から出力される。
【0007】
また、電源部には電源を供給する専用のジャックが設けられており、増幅器ケースに電源部を収納した際に、ジャックが増幅器に設けられている電源入力用のプラグに接続されるようになされている。これにより、増幅器ケースに電源部を収納した際に、増幅器に電源部から電源が供給されるようになる。このように、電源部に電源を供給する専用のジャックを設けるのは、電源部に設けられている信号入力端子および信号出力端子が下面から突出するように設けられており、この信号入力端子を利用して電源を供給するには、そのための収納空間を必要とし、必要以上に増幅器ケースが大きくなるという問題点が生じるからである。
しかしながら、電源部に設けられた専用のジャックは電源部を分離して使用する際には使用されないと共に、その部品が必要になり回路も複雑になるという問題点があった。
【0008】
そこで、本発明は、必要以上の収納空間を必要とすることなく電源を供給する専用のジャックを電源部に設ける必要のない増幅器ケースを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の増幅器ケースは、内部に収納空間を有すると共に側壁部の一側が開放されている形状とされ、対面する側壁部の内側に対となる屈曲された突起が対向するように形成され、前記収納空間に増幅器が収納可能とされていると共に、該増幅器に電源を供給する電源部を着脱可能に収納可能とされているケース本体部と、該ケース本体部の前記一側に回転可能に支持されると共に、内部に収納空間を有する形状とされて、前記ケース本体部の開放面を覆うように被嵌される蓋部と、信号入力端子が下部から突出している前記電源部とからなり、前記ケース本体部に対して前記蓋部を回転することにより開けた状態とした際に、両側面から突出する突部を備える前記電源部を、前記蓋部を回転したことにより前記一側近傍に形成される空間を利用して、前記電源部を前記ケース本体部の底面部に当接させるよう前記ケース本体部の収納空間に収納した後、前記突部が前記屈曲された突起に係合するよう前記電源部を前記底面部に沿うと共に前記側壁部の開放されている一側に対向する側壁部側に移動させることにより、前記電源部の下部から突出している前記信号入力端子が前記ケース本体部に収納されている前記増幅器内に収容されて、前記信号入力端子を介して前記増幅器に電源が供給されるようにしている。
【0010】
また、上記本発明の増幅器ケースにおいて、前記蓋部を前記ケース本体部に被嵌した際に、前記ケース本体部に収納されている前記電源部を保持して固定する保持用リブが、前記蓋部の内側に形成されていてもよい。
さらに、上記本発明の増幅器ケースにおいて、前記蓋部の上側壁部の先端が延伸されて円弧状部が形成されており、前記蓋部を前記ケース本体部に対して回転させて被嵌する際に、前記円弧状部の内周面に前記底面部の先端縁が摺接すると共に、前記底面部の先端部の裏面に形成された補強壁の先端が摺接されるようにしてもよい。
【0011】
このような本発明によれば、蓋部を回転したことにより形成される空間を利用して、電源部をケース本体部内に収納できるようにしている。そして、蓋部を回転して閉じた際には前記利用した空間はなくなることから、増幅器ケースの大きさを増幅部と電源部とを収納できる必要最小限の大きさとすることができる。また、増幅器ケース内に収納された電源部をその底面部に沿って移動させることにより、電源部の突部が増幅器ケースの屈曲された突起に係合して電源部が装着されると共に、この際に、電源部の信号入力端子が増幅器に接続されて電源を増幅器に供給することができるようになる。さらに、蓋部を回転して閉じた際に蓋部の内側に形成されている保持用リブが電源部を保持するようになり、これにより、着脱可能な電源部を安定して増幅器ケース内に収納できるようになる。さらにまた、蓋部をケース本体部に対して回転させて被嵌する際に、蓋部の上側壁部に形成されている円弧状部の内周面に底面部の先端縁と、底面部の先端部の裏面に形成された補強壁の先端が摺接される構成としたので、増幅器ケースを防水構造を有する水密な構成とすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の増幅器ケースの全体構成を示す正面図を図1に、その側面図を図2に、その底面図を図3に示す。
これらの図に示すように、増幅器ケース1は厚みの薄い直方体状をしており、後述するように増幅部を収納していると共に、電源部を着脱可能に収納可能とされている。増幅器ケース1は、ケース本体部3と、ケース本体部3に被嵌される蓋部2とから構成されている。蓋部2の一側には一対の回転支持部4が形成されており、この回転支持部4によりケース本体部3に対して回転可能とされている。ケース本体部3の下面には信号入力端子5と信号出力端子6とが設けられ、電源部が収納されている場合は図示するように電源ケーブル7が導出されている。なお、信号入力端子5と信号出力端子6とは同軸コネクタにより構成されており、同軸ケーブルの先端に設けられている同軸プラグが装着できるようにされている。
【0013】
本発明にかかる増幅器ケース1には増幅部と電源部とが収納可能とされており、その使用態様を、増幅部31と電源部40の回路構成を示す図4を参照して説明する。
増幅部31では、信号入力端子5に入力されたCATV信号をコンデンサC1を介して増幅回路31aに供給され所定レベルとなるように増幅される。増幅回路31aにより増幅されたCATV信号はコンデンサC2を介して信号出力端子6から出力される。増幅回路31aには電源部40から直流電源が供給される。電源部40は、供給されたAC100Vを所定の直流電圧、例えば+15Vに変換する電源回路40aを備えており、電源回路40aから出力される直流電源はコイルL2を介して信号入力端子/電源出力端子42から出力される。また、信号入力端子/電源出力端子42から入力されたCATV信号は、コイルL2のインピーダンスにより電源回路40a側へは伝達されず、コンデンサC3を介して信号出力端子43から出力される。
【0014】
ここで、電源部40が増幅器ケース1内に収納されている場合は、点線で示す経路aのように信号入力端子/電源出力端子42は電源入力端子32に接続される。この場合は、信号入力端子/電源出力端子42から出力された直流電源は増幅部31の電源入力端子32に供給され、直流電源は増幅回路31aに供給される。なお、信号出力端子6側へはダイオードD1により阻止されて供給されない。これにより、増幅器ケース1内に収納されている電源部40から増幅部31へ電源が供給されるようになる。
【0015】
また、電源部40が分離されて増幅器ケース1とは離れたところに設置される場合は、点線で示す経路bのように信号入力端子/電源出力端子42は増幅部31の信号出力端子6に同軸ケーブルにより接続される。この場合は、信号入力端子/電源出力端子42から出力された直流電源は増幅部31の信号出力端子6に供給され、直流電源はコンデンサC2により阻止されて、コイルL1およびダイオードD1を介して増幅回路31aに供給される。これにより、増幅器ケース1と離れたところに設定されている電源部40から増幅部31へ電源が供給されるようになる。なお、増幅回路31aから出力されるCATV信号はコイルL1のインピーダンスにより阻止され、信号出力端子6から出力される。また、信号出力端子6と信号入力端子/電源出力端子42とは同軸ケーブルにより接続されて、この同軸ケーブルにより電源部40に供給されたCATV信号は、コンデンサC3を介して信号出力端子43から出力されて、テレビジョン装置等へ供給される。
【0016】
次に、増幅器ケース1におけるケース本体部3の内部構造を図5に示し、蓋部2を開けた状態の増幅器ケース1の構成を断面図で図6に示す。
ケース本体部3は、矩形状の底面部15と、底面部15の3方の縁部から立設して形成されている左側壁部13、右側壁部14および下側壁部16とから構成されて、内部に収納空間が形成されている。増幅部31はケース本体部3の収納空間の下部に収納されており、増幅部31の下面から突出して設けられている信号入力端子5および信号出力端子6が、下側壁部16に形成されている貫通孔を介してケース本体部3の下面から突出している。ケース本体部3の上縁には側壁部が形成されていないが、底面部15の上部裏面にそれに代わる補強壁19が形成されている。そして、対面している左側壁部13と右側壁部14とに対向するように第1L字突起11と第2L字突起12とが、それぞれ対で形成されている。第1L字突起11と第2L字突起12は、それぞれL字状の突起とされており、後述する電源部40に形成されている突部が係合する突起とされている。また、左側壁部13と右側壁部14との上部には外面に向かって突出する支軸17がそれぞれ形成されている。この支軸17には蓋部2の回転支持部4が回転可能に枢支される。
【0017】
また、ケース本体部3の底面部15の外面には保持部8が形成されており、この保持部8により建物等の外壁に取り付けることができるようにされている。蓋部2は、矩形状の上面部21と、上面部21の4縁から立設して形成されている対向する2つの側壁部22、上側壁部23および下側壁部26とから構成されて、内部に収納空間が形成されている。上側壁部23の先端部は円弧状に屈曲された円弧状部27が形成されている。この円弧状部27は、一対の回転支持部4間にわたり形成されている。この円弧状部27の先端が、ケース本体部3の底面部15の裏面に当接するまで、蓋部2は回転することができる。また、上側壁部23には複数(例えば、3個)の保持用リブ24が内側に形成されている。この保持用リブ24は、蓋部2をケース本体部3に被嵌した際に、ケース本体部3内に収納された電源部40を安定に保持するリブとされている。さらに、上面部21の下端には一対の係止片25が形成されている。この係止片25は蓋部2をケース本体部3に被嵌した際に、ケース本体部3の下側壁部16の外面に立設して形成されている係合片18に係合する係止片とされている。
【0018】
次に、電源部40の構成を図7ないし図9に示す。ただし、図7は電源部40の構成を示す正面図であり、図8は電源部40の構成を示す下面図であり、図9は電源部40の構成を示す側面図である。
これらの図に示すように電源部40は、細長い直方体状とされており両側面からそれぞれ一対の突部41が突出するよう形成されている。突部41の断面形状は細長い矩形状とされている。また、電源部40の下面からは信号入力端子/電源出力端子42と信号出力端子43とが突出するよう設けられている。この信号入力端子/電源出力端子42と信号出力端子43とは同軸コネクタにより構成されており、同軸ケーブルの先端に設けられている同軸プラグが装着できるようにされている。さらに、電源部40の下面からはAC100Vのコンセントに装着される電源ケーブル7が導出されている。さらにまた、電源部40の下面の縁部から、増幅器ケース1内に収納する際の位置決めとなる一対の位置決め片44が突出するよう形成されている。
【0019】
次に、電源部40を増幅器ケース1内に収納する際の手順を図10ないし図15を参照して説明する。ただし、図10は電源部40を増幅器ケース1内に収納する際の第1の手順を説明するための増幅器ケース1の断面図で示す側面図であり、図11はその正面図であり、図12は電源部40を増幅器ケース1内に収納する際の第2の手順を説明するための増幅器ケース1の断面図で示す側面図であり、図13および図14はその正面図であり、図15は電源部40を増幅器ケース1内に収納する際の第3の手順を説明するための増幅器ケース1の断面図で示す側面図である。
【0020】
電源部40を増幅器ケース1内に収納する際には、図10および図11に示すように、蓋部2をケース本体部3に対して回転させ、円弧状部27の先端がケース本体部3の底面部15の裏面に当接するまで回転させることにより蓋部2を開けた状態とする。回転する際の支点は回転支持部4となる。このように蓋部2を開けることにより、ケース本体部3の上部に蓋部2の収納空間による空間が生じるようになる。そこで、電源部40をこの空間を利用して図10に示す右向き矢印のように電源部40を増幅器ケース1内に収納し、電源部40の背面がケース本体部3の底面部15に当接するようにする。これが第1の手順である。
【0021】
次いで、図10に示す下向き矢印のように電源部40を、底面部15に沿って下方へスライドさせる。この際に、電源部40の両側面に設けられている4つの突部41が、それぞれケース本体部3の側壁部13,14に形成されている第1L字突起11および第2L字突起12に係合して下方および前方への移動が規制されて位置決めされる。さらに、位置決め片44の作用によっても電源部40が増幅部31に対して位置決めされる。すると、図12ないし図14に示すように電源部40の下面から突出するよう設けられている信号入力端子/電源出力端子42が増幅部31に設けられている電源入力端子32に挿入され、信号出力端子43は増幅部31に形成されている凹部33に挿入されるようになる。これにより、図4に示す経路aが実現されるようになる。これが第2の手順である。なお、図13は増幅部31のカバーが装着された状態を示しており、図14は増幅部31のカバーを取り去った状態を示している。
【0022】
次に、蓋部2を閉めるように回転させると図15に示す状態となる。この場合、蓋部2の先端部に形成されている一対の係合片18の先端が、ケース本体部3の下側壁部16から突出するよう形成されている係止片25に係合するようになる。この場合、蓋部2に形成されている円弧状部27の内周面は、ケース本体部3に形成されている補強壁19の先端に摺接されており、さらに、底面部15の上端縁にも円弧状部27の内周面が摺接するようになる。これにより、底面部15の上端部が防水壁15aになると共に補強壁19も防水壁となり、ケース本体部3に蓋部2が被嵌された水密な増幅器ケース1となる。そして、蓋部2の上側壁部23の内側に形成された複数の保持用リブ24により電源部40は保持されると共に、係合している4つの突部41と第1L字突起11および第2L字突起12との作用により、図15に示すように電源部40は増幅器ケース1内に安定に保持されるようになる。これが第3の手順である。なお、保持用リブ24の形状は、電源部40の外面形状に一致する形状とされている。
【0023】
図15を参照すると理解できるように、電源部40の下面から突出するよう設けられている信号入力端子/電源出力端子42を、増幅部31に設けられている電源入力端子32に挿入するようスライドしているにもかかわらず、そのスライドのための空間は生じていない。これは、前述したように蓋部2を開けた際にその収納空間を利用しているからである。このように、本発明の増幅器ケース1によれば、増幅器ケース1の大きさを増幅部31と電源部40とを収納できる必要最小限の大きさとすることができる。また、増幅器ケース1内に電源部40を収納した際においても、電源部40を分離した際に電源を出力する信号入力端子/電源出力端子42から増幅部31に電源を供給しているので、専用のジャックを電源部40に設ける必要をなくすことができる。
【0024】
なお、電源部40を増幅器ケース1から取り出して離れた場所に設置し、信号出力端子6と信号入力端子/電源出力端子42とを同軸ケーブルで接続することにより、図4に示す経路bを実現することができる。
上記説明した増幅器ケース1において、第1L字突起11および第2L字突起12の形状はL字状に限らず、U字状やコ字状とすることができる。すなわち、第1L字突起11および第2L字突起12の形状は、係合する突部41の前方向および下方向への規制を行える形状とされていればよい。
また、本発明にかかる増幅器ケース1は、合成樹脂を成型することにより作成することができるが、アルミダイキャスト製としてもよい。
【0025】
【発明の効果】
上記したように本発明の増幅器ケースは、蓋部を回転したことにより形成される空間を利用して、電源部をケース本体部内に収納できるようにしている。そして、蓋部を回転して閉じた際には前記利用した空間はなくなることから、増幅器ケースの大きさを増幅部と電源部とを収納できる必要最小限の大きさとすることができる。また、増幅器ケース内に収納された電源部をその底面部に沿って移動させることにより、電源部の突部が増幅器ケースの屈曲された突起に係合して電源部が装着されると共に、この際に、電源部の信号入力端子が増幅器に接続されて電源を増幅器に供給することができるようになる。さらに、蓋部を回転して閉じた際に蓋部の内側に形成されている保持用リブが電源部を保持するようになり、これにより、着脱可能な電源部を安定して増幅器ケース内に収納できるようになる。さらにまた、蓋部をケース本体部に対して回転させて被嵌する際に、蓋部の上側壁部に形成されている円弧状部の内周面に底面部の先端縁と、底面部の先端部の裏面に形成された補強壁の先端が摺接される構成としたので、増幅器ケースを防水構造を有する水密な構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の増幅器ケースの全体構成を示す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態の増幅器ケースの全体構成を示す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態の増幅器ケースの全体構成を示す底面図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかる増幅器ケースに収納され増幅部と電源部の回路構成を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる増幅器ケースにおけるケース本体部の内部構造を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態にかかる増幅器ケースにおいて、蓋部を開けた状態の構成を示す断面図で示す側面図である。
【図7】本発明の実施の形態にかかる増幅器ケースにおける電源部の構成を示す正面図である。
【図8】本発明の実施の形態にかかる増幅器ケースにおける電源部の構成を示す下面図である。
【図9】本発明の実施の形態にかかる増幅器ケースにおける電源部の構成を示す側面図である。
【図10】本発明の実施の形態にかかる増幅器ケースにおいて、電源部を増幅器ケース内に収納する際の第1の手順を説明するための断面図で示す側面図である。
【図11】本発明の実施の形態にかかる増幅器ケースにおいて、電源部を増幅器ケース内に収納する際の第1の手順を説明するための正面図である。
【図12】本発明の実施の形態にかかる増幅器ケースにおいて、電源部を増幅器ケース内に収納する際の第2の手順を説明するための断面図で示す側面図である。
【図13】本発明の実施の形態にかかる増幅器ケースにおいて、電源部を増幅器ケース内に収納する際の第2の手順を説明するための正面図である。
【図14】本発明の実施の形態にかかる増幅器ケースにおいて、電源部を増幅器ケース内に収納する際の第2の手順を説明するための正面図である。
【図15】本発明の実施の形態にかかる増幅器ケースにおいて、電源部を増幅器ケース内に収納する際の第3の手順を説明するための断面図で示す側面図である。
【図16】CATVシステムからCATV信号を建物の屋内に導入する際の第1の態様を示す図である。
【図17】CATVシステムからCATV信号を建物の屋内に導入する際の第2の態様を示す図である。
【符号の説明】
1 増幅器ケース、2 蓋部、3 ケース本体部、4 回転支持部、5 信号入力端子、6 信号出力端子、7 電源ケーブル、8 保持部、11 第1L字突起、12 第2L字突起、13 左側壁部、14 右側壁部、15 底面部、15a 防水壁、16 下側壁部、17 支軸、18 係合片、19 補強壁、21 上面部、22 側壁部、23 上側壁部、24 保持用リブ、25 係止片、26 下側壁部、27 円弧状部、31 増幅部、31a 増幅回路、32 電源入力端子、33 凹部、40 電源部、40a 電源回路、41 突部、42 信号入力端子/電源出力端子、43 信号出力端子、44 位置決め片、100 CATVライン、101 分岐器、102 増幅器、103 分配器、104 電源部
Claims (3)
- 内部に収納空間を有すると共に側壁部の一側が開放されている形状とされ、対面する側壁部の内側に対となる屈曲された突起が対向するように形成され、前記収納空間に増幅器が収納可能とされていると共に、該増幅器に電源を供給する電源部を着脱可能に収納可能とされているケース本体部と、
該ケース本体部の前記一側に回転可能に支持されると共に、内部に収納空間を有する形状とされて、前記ケース本体部の開放面を覆うように被嵌される蓋部と、
信号入力端子が下部から突出している前記電源部とからなり、
前記ケース本体部に対して前記蓋部を回転することにより開けた状態とした際に、両側面から突出する突部を備える前記電源部を、前記蓋部を回転したことにより前記一側近傍に形成される空間を利用して、前記電源部を前記ケース本体部の底面部に当接させるよう前記ケース本体部の収納空間に収納した後、前記突部が前記屈曲された突起に係合するよう前記電源部を前記底面部に沿うと共に前記側壁部の開放されている一側に対向する側壁部側に移動させることにより、前記電源部の下部から突出している前記信号入力端子が前記ケース本体部に収納されている前記増幅器内に収容されて、前記信号入力端子を介して前記増幅器に電源が供給されるようにしたことを特徴とする増幅器ケース。 - 前記蓋部を前記ケース本体部に被嵌した際に、前記ケース本体部に収納されている前記電源部を保持して固定する保持用リブが、前記蓋部の内側に形成されていることを特徴とする請求項1記載の増幅器ケース。
- 前記蓋部の上側壁部の先端が延伸されて円弧状部が形成されており、前記蓋部を前記ケース本体部に対して回転させて被嵌する際に、前記円弧状部の内周面に前記底面部の先端縁が摺接されると共に、前記底面部の先端部の裏面に形成された補強壁の先端が摺接されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の増幅器ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002090661A JP3964707B2 (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 増幅器ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002090661A JP3964707B2 (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 増幅器ケース |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007053769A Division JP4448151B2 (ja) | 2007-03-05 | 2007-03-05 | 増幅器ケース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003289188A JP2003289188A (ja) | 2003-10-10 |
JP3964707B2 true JP3964707B2 (ja) | 2007-08-22 |
Family
ID=29235939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002090661A Expired - Fee Related JP3964707B2 (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 増幅器ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3964707B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4611862B2 (ja) * | 2005-10-26 | 2011-01-12 | マスプロ電工株式会社 | 交換修理用ブースター |
JP5468995B2 (ja) * | 2010-06-01 | 2014-04-09 | 東芝テクノネットワーク株式会社 | 電源部着脱型増幅器 |
CN116669337B (zh) * | 2023-05-31 | 2024-01-05 | 广东威尔泰克科技有限公司 | 一种便携式移动储能电源 |
-
2002
- 2002-03-28 JP JP2002090661A patent/JP3964707B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003289188A (ja) | 2003-10-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7999419B2 (en) | While-in-use electrical box that shuts power off to the device when cover is open | |
CN104937794A (zh) | 能自动固定到壁上的嵌入式电箱 | |
US11777246B2 (en) | Electrical pop out device | |
JP2018504081A (ja) | リニアアクチュエータシステム | |
JP4448151B2 (ja) | 増幅器ケース | |
JP3964707B2 (ja) | 増幅器ケース | |
JP4986872B2 (ja) | マルチメディアポート用ボックス | |
JP4174382B2 (ja) | 増幅器ケース | |
JPH09139266A (ja) | 移動コンセント | |
JP2538003Y2 (ja) | ダクト用換気扇 | |
JP4121390B2 (ja) | 増幅器ケース | |
JP2014216853A (ja) | 電子機器 | |
KR100999471B1 (ko) | 전선 콘센트 박스 | |
JP6175277B2 (ja) | 電子機器 | |
JP2002248218A (ja) | 遊技機 | |
JP2011107209A (ja) | 電子機器 | |
JP2005276937A (ja) | 光端末装置 | |
JP2000308239A (ja) | 床用配線器具 | |
JPH11178176A (ja) | 配線装置 | |
CN210800864U (zh) | 一种音箱壁灯 | |
JP2002352894A (ja) | 埋込型コンセント | |
JP5468995B2 (ja) | 電源部着脱型増幅器 | |
CH717155A2 (it) | Apparecchiatura per la riproduzione della natività. | |
JP2005174673A (ja) | 一次電池及び二次電池向け互換実装型電池ボックス | |
JPS62107619A (ja) | フロアコンセント |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050202 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060913 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060926 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061107 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070123 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070305 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070522 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070524 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3964707 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110601 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120601 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120601 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130601 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |