JP2003289188A - 増幅器ケース - Google Patents

増幅器ケース

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JP2003289188A JP2002090661A JP2002090661A JP2003289188A JP 2003289188 A JP2003289188 A JP 2003289188A JP 2002090661 A JP2002090661 A JP 2002090661A JP 2002090661 A JP2002090661 A JP 2002090661A JP 2003289188 A JP2003289188 A JP 2003289188A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要以上の収納空間を必要とすることなく電
源を供給する専用のジャックを電源部に設ける必要をな
くす。 【解決手段】 電源部40を増幅器ケース内に収納する
際には、電源部40をケース本体部3内に収納して下方
へスライドさせる。これにより、電源部40の両側面に
形成されている突部がそれぞれ突起11,12に係合す
るようになる。同時に、電源部40の下面に設けられて
いる信号入力端子/電源出力端子42が、増幅部31に
設けられている電源入力端子32に挿入されて接続され
る。これにより、増幅部31に電源部40の信号入力端
子/電源出力端子42から電源が供給されるようにな
る。蓋部2を閉めることにより電源部40をスライドし
た空間はなくなるので、増幅器ケースを小型化すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CATV信号を増
幅する増幅器が収納される増幅器ケースに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、CATVシステムからCATV信
号を建物の屋内に導入する際には、図16に一例を示す
ようにCATVライン100により伝送しているCAT
V信号を分岐器101により分岐し、建物の外壁に取り
付けた増幅器102に供給する。そして、増幅器102
により増幅した後、同軸ケーブルにより建物内に導入
し、分配器103により例えば2分配してテレビジョン
受像機(TV)に供給している。増幅器102は、分配
器103等によるCATV信号のレベル低下を補うもの
であり、増幅器ケースに収納されている。また、この増
幅器ケース内には増幅器102に電源を供給する電源部
も収納されている。電源部は、商用交流電源(AC10
0V)で動作するようにされている。
【0003】また、CATVシステムからCATV信号
を建物の屋内に導入する際の他の構成を図17に示す。
この例では、増幅器102に供給する電源部を増幅器ケ
ース内に収納することに代えて、建物の屋内にて同軸ケ
ーブルの途中に電源部104を設置している。そして、
電源部104においてAC100Vの商用交流電源を例
えば+15Vの直流電源に変換して同軸ケーブルにより
増幅器102に供給している。この構成では、屋外にA
C100Vのコンセントを設けることを不要とすること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、CATV
信号を導入する際に、CATV信号を増幅する増幅器1
02に電源を供給する構成が2種類存在している。すな
わち、図16に示したように増幅器102の増幅器ケー
ス内に内蔵した電源部を用いてAC100Vで動作させ
る構成と、図17に示したように増幅器102から離れ
た場所(屋内)に電源部104を設け、この電源部10
4においてAC100Vを直流電源に変換し、CATV
信号が供給される同軸ケーブルを利用して増幅器102
に電源を供給する構成とのいずれかが用いられている。
図17に示す構成は、前述したように屋外にAC100
Vのコンセントがない場合に採用される。
【0005】従って、CATV用増幅器を提供するメー
カは、増幅器ケースに電源部も内蔵されているタイプ
と、増幅器のみを内蔵する増幅器ケースと、電源部とに
分離されているタイプとの2タイプを用意しなければな
らないことになる。また、CATV工事を行う工事業者
も同様であり、このため、在庫管理等の必要性から高コ
ストになるという問題点があった。また、工事業者は現
場対応となるため2タイプの増幅器を現場に搬入してお
かなければならず、部材の確認など作業が煩雑になると
いう問題点があった。
【0006】これを解決するために、増幅器ケース内に
電源部を脱着可能に収納できるようにした増幅器が提案
(特許第3239105号)されている。この増幅器で
は、屋外にAC100Vの供給源がある場合は、増幅器
ケース内に電源部を収納した状態として図16に示すよ
うな構成とすることができ、屋外にAC100Vの供給
源がない場合は、増幅器ケース内から電源部を取り出し
て屋内に設置する図17に示すような構成とすることが
できる。この場合、電源部には同軸ケーブルを接続する
ことができる信号入力端子と信号出力端子が設けられる
と共に、増幅器にも信号入力端子と信号出力端子とが設
けられている。そして、増幅器の信号出力端子は電源入
力端子を兼用していると共に、電源部の信号入力端子は
電源出力端子を兼用している。そこで、増幅器から電源
部を分離して使用する際には、増幅器の信号出力端子と
電源部の信号入力端子とを同軸ケーブルで接続すること
により、増幅器に電源部から電源を供給することができ
るようになる。なお、電源部に入力されたCATV信号
は、そのまま信号出力端子から出力される。
【0007】また、電源部には電源を供給する専用のジ
ャックが設けられており、増幅器ケースに電源部を収納
した際に、ジャックが増幅器に設けられている電源入力
用のプラグに接続されるようになされている。これによ
り、増幅器ケースに電源部を収納した際に、増幅器に電
源部から電源が供給されるようになる。このように、電
源部に電源を供給する専用のジャックを設けるのは、電
源部に設けられている信号入力端子および信号出力端子
が下面から突出するように設けられており、この信号入
力端子を利用して電源を供給するには、そのための収納
空間を必要とし、必要以上に増幅器ケースが大きくなる
という問題点が生じるからである。しかしながら、電源
部に設けられた専用のジャックは電源部を分離して使用
する際には使用されないと共に、その部品が必要になり
回路も複雑になるという問題点があった。
【0008】そこで、本発明は、必要以上の収納空間を
必要とすることなく電源を供給する専用のジャックを電
源部に設ける必要のない増幅器ケースを提供することを
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の増幅器ケースは、内部に収納空間を有する
と共に側壁部の一側が開放されている形状とされ、対面
する側壁部の内側に対となる屈曲された突起が対向する
ように形成され、前記収納空間に増幅器が収納可能とさ
れていると共に、該増幅器に電源を供給する電源部を着
脱可能に収納可能とされているケース本体部と、該ケー
ス本体部の前記一側に回転可能に支持されると共に、内
部に収納空間を有する形状とされて、前記ケース本体部
の開放面を覆うように被嵌される蓋部とからなり、前記
ケース本体部に対して前記蓋部を回転することにより開
けた状態とした際に、両側面から突出する突部を備える
前記電源部を、前記蓋部を回転したことにより前記一側
近傍に形成される空間を利用して、前記ケース本体部の
底面部に当接させるよう前記ケース本体部の収納空間に
収納した後、前記突部が前記屈曲された突起に係合する
よう前記電源部を前記底面部に沿って移動させることに
より、前記電源部を前記ケース本体内に装着できるよう
にしている。
【0010】また、上記本発明の増幅器ケースにおい
て、前記電源部が前記ケース本体内に固着された際に、
前記電源部の下部から突出するよう形成されている信号
入力端子が、前記増幅器に設けられている電源入力端子
に挿入されて接続されることにより、前記電源部から前
記増幅器に電源が供給されるようにしてもよい。さら
に、上記本発明の増幅器ケースにおいて、前記蓋部を前
記ケース本体部に被嵌した際に、前記ケース本体部に収
納されている前記電源部を保持して固定する保持用リブ
が、前記蓋部の内側に形成されていてもよい。さらにま
た、上記本発明の増幅器ケースにおいて、前記蓋部の上
側壁部の先端が延伸されて円弧状部が形成されており、
前記蓋部を前記ケース本体部に対して回転させて被嵌す
る際に、前記円弧状部の内周面に前記底面部の先端縁が
摺接すると共に、前記底面部の先端部の裏面に形成され
た補強壁の先端が摺接されるようにしてもよい。
【0011】このような本発明によれば、蓋部を回転し
たことにより形成される空間を利用して、電源部をケー
ス本体部内に収納できるようにしている。そして、蓋部
を回転して閉じた際には前記利用した空間はなくなるこ
とから、増幅器ケースの大きさを増幅部と電源部とを収
納できる必要最小限の大きさとすることができる。ま
た、増幅器ケース内に収納された電源部をその底面部に
沿って移動させることにより、電源部の突部が増幅器ケ
ースの屈曲された突起に係合して電源部が装着されると
共に、この際に、電源部の信号入力端子が増幅器に接続
されて電源を増幅器に供給することができるようにな
る。さらに、蓋部を回転して閉じた際に蓋部の内側に形
成されている保持用リブが電源部を保持するようにな
り、これにより、着脱可能な電源部を安定して増幅器ケ
ース内に収納できるようになる。さらにまた、蓋部をケ
ース本体部に対して回転させて被嵌する際に、蓋部の上
側壁部に形成されている円弧状部の内周面に底面部の先
端縁と、底面部の先端部の裏面に形成された補強壁の先
端が摺接される構成としたので、増幅器ケースを防水構
造を有する水密な構成とすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の増幅器ケー
スの全体構成を示す正面図を図1に、その側面図を図2
に、その底面図を図3に示す。これらの図に示すよう
に、増幅器ケース1は厚みの薄い直方体状をしており、
後述するように増幅部を収納していると共に、電源部を
着脱可能に収納可能とされている。増幅器ケース1は、
ケース本体部3と、ケース本体部3に被嵌される蓋部2
とから構成されている。蓋部2の一側には一対の回転支
持部4が形成されており、この回転支持部4によりケー
ス本体部3に対して回転可能とされている。ケース本体
部3の下面には信号入力端子5と信号出力端子6とが設
けられ、電源部が収納されている場合は図示するように
電源ケーブル7が導出されている。なお、信号入力端子
5と信号出力端子6とは同軸コネクタにより構成されて
おり、同軸ケーブルの先端に設けられている同軸プラグ
が装着できるようにされている。
【0013】本発明にかかる増幅器ケース1には増幅部
と電源部とが収納可能とされており、その使用態様を、
増幅部31と電源部40の回路構成を示す図4を参照し
て説明する。増幅部31では、信号入力端子5に入力さ
れたCATV信号をコンデンサC1を介して増幅回路3
1aに供給され所定レベルとなるように増幅される。増
幅回路31aにより増幅されたCATV信号はコンデン
サC2を介して信号出力端子6から出力される。増幅回
路31aには電源部40から直流電源が供給される。電
源部40は、供給されたAC100Vを所定の直流電
圧、例えば+15Vに変換する電源回路40aを備えて
おり、電源回路40aから出力される直流電源はコイル
L2を介して信号入力端子/電源出力端子42から出力
される。また、信号入力端子/電源出力端子42から入
力されたCATV信号は、コイルL2のインピーダンス
により電源回路40a側へは伝達されず、コンデンサC
3を介して信号出力端子43から出力される。
【0014】ここで、電源部40が増幅器ケース1内に
収納されている場合は、点線で示す経路aのように信号
入力端子/電源出力端子42は電源入力端子32に接続
される。この場合は、信号入力端子/電源出力端子42
から出力された直流電源は増幅部31の電源入力端子3
2に供給され、直流電源は増幅回路31aに供給され
る。なお、信号出力端子6側へはダイオードD1により
阻止されて供給されない。これにより、増幅器ケース1
内に収納されている電源部40から増幅部31へ電源が
供給されるようになる。
【0015】また、電源部40が分離されて増幅器ケー
ス1とは離れたところに設置される場合は、点線で示す
経路bのように信号入力端子/電源出力端子42は増幅
部31の信号出力端子6に同軸ケーブルにより接続され
る。この場合は、信号入力端子/電源出力端子42から
出力された直流電源は増幅部31の信号出力端子6に供
給され、直流電源はコンデンサC2により阻止されて、
コイルL1およびダイオードD1を介して増幅回路31
aに供給される。これにより、増幅器ケース1と離れた
ところに設定されている電源部40から増幅部31へ電
源が供給されるようになる。なお、増幅回路31aから
出力されるCATV信号はコイルL1のインピーダンス
により阻止され、信号出力端子6から出力される。ま
た、信号出力端子6と信号入力端子/電源出力端子42
とは同軸ケーブルにより接続されて、この同軸ケーブル
により電源部40に供給されたCATV信号は、コンデ
ンサC3を介して信号出力端子43から出力されて、テ
レビジョン装置等へ供給される。
【0016】次に、増幅器ケース1におけるケース本体
部3の内部構造を図5に示し、蓋部2を開けた状態の増
幅器ケース1の構成を断面図で図6に示す。ケース本体
部3は、矩形状の底面部15と、底面部15の3方の縁
部から立設して形成されている左側壁部13、右側壁部
14および下側壁部16とから構成されて、内部に収納
空間が形成されている。増幅部31はケース本体部3の
収納空間の下部に収納されており、増幅部31の下面か
ら突出して設けられている信号入力端子5および信号出
力端子6が、下側壁部16に形成されている貫通孔を介
してケース本体部3の下面から突出している。ケース本
体部3の上縁には側壁部が形成されていないが、底面部
15の上部裏面にそれに代わる補強壁19が形成されて
いる。そして、対面している左側壁部13と右側壁部1
4とに対向するように第1L字突起11と第2L字突起
12とが、それぞれ対で形成されている。第1L字突起
11と第2L字突起12は、それぞれL字状の突起とさ
れており、後述する電源部40に形成されている突部が
係合する突起とされている。また、左側壁部13と右側
壁部14との上部には外面に向かって突出する支軸17
がそれぞれ形成されている。この支軸17には蓋部2の
回転支持部4が回転可能に枢支される。
【0017】また、ケース本体部3の底面部15の外面
には保持部8が形成されており、この保持部8により建
物等の外壁に取り付けることができるようにされてい
る。蓋部2は、矩形状の上面部21と、上面部21の4
縁から立設して形成されている対向する2つの側壁部2
2、上側壁部23および下側壁部26とから構成され
て、内部に収納空間が形成されている。上側壁部23の
先端部は円弧状に屈曲された円弧状部27が形成されて
いる。この円弧状部27は、一対の回転支持部4間にわ
たり形成されている。この円弧状部27の先端が、ケー
ス本体部3の底面部15の裏面に当接するまで、蓋部2
は回転することができる。また、上側壁部23には複数
(例えば、3個)の保持用リブ24が内側に形成されて
いる。この保持用リブ24は、蓋部2をケース本体部3
に被嵌した際に、ケース本体部3内に収納された電源部
40を安定に保持するリブとされている。さらに、上面
部21の下端には一対の係止片25が形成されている。
この係止片25は蓋部2をケース本体部3に被嵌した際
に、ケース本体部3の下側壁部16の外面に立設して形
成されている係合片18に係合する係止片とされてい
る。
【0018】次に、電源部40の構成を図7ないし図9
に示す。ただし、図7は電源部40の構成を示す正面図
であり、図8は電源部40の構成を示す下面図であり、
図9は電源部40の構成を示す側面図である。これらの
図に示すように電源部40は、細長い直方体状とされて
おり両側面からそれぞれ一対の突部41が突出するよう
形成されている。突部41の断面形状は細長い矩形状と
されている。また、電源部40の下面からは信号入力端
子/電源出力端子42と信号出力端子43とが突出する
よう設けられている。この信号入力端子/電源出力端子
42と信号出力端子43とは同軸コネクタにより構成さ
れており、同軸ケーブルの先端に設けられている同軸プ
ラグが装着できるようにされている。さらに、電源部4
0の下面からはAC100Vのコンセントに装着される
電源ケーブル7が導出されている。さらにまた、電源部
40の下面の縁部から、増幅器ケース1内に収納する際
の位置決めとなる一対の位置決め片44が突出するよう
形成されている。
【0019】次に、電源部40を増幅器ケース1内に収
納する際の手順を図10ないし図15を参照して説明す
る。ただし、図10は電源部40を増幅器ケース1内に
収納する際の第1の手順を説明するための増幅器ケース
1の断面図で示す側面図であり、図11はその正面図で
あり、図12は電源部40を増幅器ケース1内に収納す
る際の第2の手順を説明するための増幅器ケース1の断
面図で示す側面図であり、図13および図14はその正
面図であり、図15は電源部40を増幅器ケース1内に
収納する際の第3の手順を説明するための増幅器ケース
1の断面図で示す側面図である。
【0020】電源部40を増幅器ケース1内に収納する
際には、図10および図11に示すように、蓋部2をケ
ース本体部3に対して回転させ、円弧状部27の先端が
ケース本体部3の底面部15の裏面に当接するまで回転
させることにより蓋部2を開けた状態とする。回転する
際の支点は回転支持部4となる。このように蓋部2を開
けることにより、ケース本体部3の上部に蓋部2の収納
空間による空間が生じるようになる。そこで、電源部4
0をこの空間を利用して図10に示す右向き矢印のよう
に電源部40を増幅器ケース1内に収納し、電源部40
の背面がケース本体部3の底面部15に当接するように
する。これが第1の手順である。
【0021】次いで、図10に示す下向き矢印のように
電源部40を、底面部15に沿って下方へスライドさせ
る。この際に、電源部40の両側面に設けられている4
つの突部41が、それぞれケース本体部3の側壁部1
3,14に形成されている第1L字突起11および第2
L字突起12に係合して下方および前方への移動が規制
されて位置決めされる。さらに、位置決め片44の作用
によっても電源部40が増幅部31に対して位置決めさ
れる。すると、図12ないし図14に示すように電源部
40の下面から突出するよう設けられている信号入力端
子/電源出力端子42が増幅部31に設けられている電
源入力端子32に挿入され、信号出力端子43は増幅部
31に形成されている凹部33に挿入されるようにな
る。これにより、図4に示す経路aが実現されるように
なる。これが第2の手順である。なお、図13は増幅部
31のカバーが装着された状態を示しており、図14は
増幅部31のカバーを取り去った状態を示している。
【0022】次に、蓋部2を閉めるように回転させると
図15に示す状態となる。この場合、蓋部2の先端部に
形成されている一対の係合片18の先端が、ケース本体
部3の下側壁部16から突出するよう形成されている係
止片25に係合するようになる。この場合、蓋部2に形
成されている円弧状部27の内周面は、ケース本体部3
に形成されている補強壁19の先端に摺接されており、
さらに、底面部15の上端縁にも円弧状部27の内周面
が摺接するようになる。これにより、底面部15の上端
部が防水壁15aになると共に補強壁19も防水壁とな
り、ケース本体部3に蓋部2が被嵌された水密な増幅器
ケース1となる。そして、蓋部2の上側壁部23の内側
に形成された複数の保持用リブ24により電源部40は
保持されると共に、係合している4つの突部41と第1
L字突起11および第2L字突起12との作用により、
図15に示すように電源部40は増幅器ケース1内に安
定に保持されるようになる。これが第3の手順である。
なお、保持用リブ24の形状は、電源部40の外面形状
に一致する形状とされている。
【0023】図15を参照すると理解できるように、電
源部40の下面から突出するよう設けられている信号入
力端子/電源出力端子42を、増幅部31に設けられて
いる電源入力端子32に挿入するようスライドしている
にもかかわらず、そのスライドのための空間は生じてい
ない。これは、前述したように蓋部2を開けた際にその
収納空間を利用しているからである。このように、本発
明の増幅器ケース1によれば、増幅器ケース1の大きさ
を増幅部31と電源部40とを収納できる必要最小限の
大きさとすることができる。また、増幅器ケース1内に
電源部40を収納した際においても、電源部40を分離
した際に電源を出力する信号入力端子/電源出力端子4
2から増幅部31に電源を供給しているので、専用のジ
ャックを電源部40に設ける必要をなくすことができ
る。
【0024】なお、電源部40を増幅器ケース1から取
り出して離れた場所に設置し、信号出力端子6と信号入
力端子/電源出力端子42とを同軸ケーブルで接続する
ことにより、図4に示す経路bを実現することができ
る。上記説明した増幅器ケース1において、第1L字突
起11および第2L字突起12の形状はL字状に限ら
ず、U字状やコ字状とすることができる。すなわち、第
1L字突起11および第2L字突起12の形状は、係合
する突部41の前方向および下方向への規制を行える形
状とされていればよい。また、本発明にかかる増幅器ケ
ース1は、合成樹脂を成型することにより作成すること
ができるが、アルミダイキャスト製としてもよい。
【0025】
【発明の効果】上記したように本発明の増幅器ケース
は、蓋部を回転したことにより形成される空間を利用し
て、電源部をケース本体部内に収納できるようにしてい
る。そして、蓋部を回転して閉じた際には前記利用した
空間はなくなることから、増幅器ケースの大きさを増幅
部と電源部とを収納できる必要最小限の大きさとするこ
とができる。また、増幅器ケース内に収納された電源部
をその底面部に沿って移動させることにより、電源部の
突部が増幅器ケースの屈曲された突起に係合して電源部
が装着されると共に、この際に、電源部の信号入力端子
が増幅器に接続されて電源を増幅器に供給することがで
きるようになる。さらに、蓋部を回転して閉じた際に蓋
部の内側に形成されている保持用リブが電源部を保持す
るようになり、これにより、着脱可能な電源部を安定し
て増幅器ケース内に収納できるようになる。さらにま
た、蓋部をケース本体部に対して回転させて被嵌する際
に、蓋部の上側壁部に形成されている円弧状部の内周面
に底面部の先端縁と、底面部の先端部の裏面に形成され
た補強壁の先端が摺接される構成としたので、増幅器ケ
ースを防水構造を有する水密な構成とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の増幅器ケースの全体構成
を示す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態の増幅器ケースの全体構成
を示す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態の増幅器ケースの全体構成
を示す底面図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかる増幅器ケースに収
納され増幅部と電源部の回路構成を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる増幅器ケースにお
けるケース本体部の内部構造を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態にかかる増幅器ケースにお
いて、蓋部を開けた状態の構成を示す断面図で示す側面
図である。
【図7】本発明の実施の形態にかかる増幅器ケースにお
ける電源部の構成を示す正面図である。
【図8】本発明の実施の形態にかかる増幅器ケースにお
ける電源部の構成を示す下面図である。
【図9】本発明の実施の形態にかかる増幅器ケースにお
ける電源部の構成を示す側面図である。
【図10】本発明の実施の形態にかかる増幅器ケースに
おいて、電源部を増幅器ケース内に収納する際の第1の
手順を説明するための断面図で示す側面図である。
【図11】本発明の実施の形態にかかる増幅器ケースに
おいて、電源部を増幅器ケース内に収納する際の第1の
手順を説明するための正面図である。
【図12】本発明の実施の形態にかかる増幅器ケースに
おいて、電源部を増幅器ケース内に収納する際の第2の
手順を説明するための断面図で示す側面図である。
【図13】本発明の実施の形態にかかる増幅器ケースに
おいて、電源部を増幅器ケース内に収納する際の第2の
手順を説明するための正面図である。
【図14】本発明の実施の形態にかかる増幅器ケースに
おいて、電源部を増幅器ケース内に収納する際の第2の
手順を説明するための正面図である。
【図15】本発明の実施の形態にかかる増幅器ケースに
おいて、電源部を増幅器ケース内に収納する際の第3の
手順を説明するための断面図で示す側面図である。
【図16】CATVシステムからCATV信号を建物の
屋内に導入する際の第1の態様を示す図である。
【図17】CATVシステムからCATV信号を建物の
屋内に導入する際の第2の態様を示す図である。
【符号の説明】
1 増幅器ケース、2 蓋部、3 ケース本体部、4
回転支持部、5 信号入力端子、6 信号出力端子、7
電源ケーブル、8 保持部、11 第1L字突起、1
2 第2L字突起、13 左側壁部、14 右側壁部、
15 底面部、15a 防水壁、16 下側壁部、17
支軸、18 係合片、19 補強壁、21 上面部、
22 側壁部、23 上側壁部、24 保持用リブ、2
5 係止片、26 下側壁部、27 円弧状部、31
増幅部、31a 増幅回路、32電源入力端子、33
凹部、40 電源部、40a 電源回路、41 突部、
42 信号入力端子/電源出力端子、43 信号出力端
子、44 位置決め片、100 CATVライン、10
1 分岐器、102 増幅器、103 分配器、104
電源部
フロントページの続き (72)発明者 八木 勝司 埼玉県蕨市北町4丁目7番4号 日本アン テナ株式会社蕨工場内 Fターム(参考) 4E353 AA21 BB02 CC08 DD02 DD05 DD15 DR04 DR12 DR45 DR52 DR55 GG01 GG11 GG16 GG30 GG32 5C025 AA06 BA26 DA10 5C026 EA10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に収納空間を有すると共に側壁部の
    一側が開放されている形状とされ、対面する側壁部の内
    側に対となる屈曲された突起が対向するように形成さ
    れ、前記収納空間に増幅器が収納可能とされていると共
    に、該増幅器に電源を供給する電源部を着脱可能に収納
    可能とされているケース本体部と、 該ケース本体部の前記一側に回転可能に支持されると共
    に、内部に収納空間を有する形状とされて、前記ケース
    本体部の開放面を覆うように被嵌される蓋部とからな
    り、 前記ケース本体部に対して前記蓋部を回転することによ
    り開けた状態とした際に、両側面から突出する突部を備
    える前記電源部を、前記蓋部を回転したことにより前記
    一側近傍に形成される空間を利用して、前記ケース本体
    部の底面部に当接させるよう前記ケース本体部の収納空
    間に収納した後、前記突部が前記屈曲された突起に係合
    するよう前記電源部を前記底面部に沿って移動させるこ
    とにより、前記電源部を前記ケース本体内に装着できる
    ようにしたことを特徴とする増幅器ケース。
  2. 【請求項2】 前記電源部が前記ケース本体内に固着さ
    れた際に、前記電源部の下部から突出するよう形成され
    ている信号入力端子が、前記増幅器に設けられている電
    源入力端子に挿入されて接続されることにより、前記電
    源部から前記増幅器に電源が供給されるようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の増幅器ケース。
  3. 【請求項3】 前記蓋部を前記ケース本体部に被嵌した
    際に、前記ケース本体部に収納されている前記電源部を
    保持して固定する保持用リブが、前記蓋部の内側に形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の増幅器ケー
    ス。
  4. 【請求項4】 前記蓋部の上側壁部の先端が延伸されて
    円弧状部が形成されており、前記蓋部を前記ケース本体
    部に対して回転させて被嵌する際に、前記円弧状部の内
    周面に前記底面部の先端縁が摺接されると共に、前記底
    面部の先端部の裏面に形成された補強壁の先端が摺接さ
    れるようにしたことを特徴とする請求項1記載の増幅器
    ケース。
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