JP3963206B2 - 火災受信機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、LAN接続機能を有する火災受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、LANにより火災受信機相互を接続した火災報知システムは、LANにより接続された各火災受信機の間で火災受信機の火災感知情報を共有するものであった。
また、従来の火災報知システムでは、火災受信機に接続されている複数の端末機器として、火災を検出する火災感知器の発報に対して連動する地区音響や防排煙機器などの被制御機器は同じ火災受信機に接続されており、その連動は受信機単位で行うようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年、建物が大型化するとともに複雑化していて、複数の火災受信機を設置して設備を構成するときに、例えば、建物が棟分けされていると、それぞれの棟において火災監視を行えば良い場合が多く、従来の火災報知システムでは、LANに接続されている全ての火災受信機で火災感知情報が共有されているため、例えば、一方の棟での火災発生を他方の棟に報知してしまうことにより、火災は発生していない他方の棟が不用意に混乱することがあるという問題点があった。
【0004】
また、建物が大型化すると、排煙口と排煙ファンや一連の防火戸など、異なる火災受信機に接続される可能性があるが、従来の火災報知システムでは、火災感知器の発報に対する被制御機器の連動は火災受信機単位で行うようになっているため、異なる火災受信機間での火災感知器の発報に対する被制御機器の連動はできないという問題点があった。
【0005】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、LANにより接続された複数の火災受信機間の情報の共有をグループ毎に行うことができ、また、異なる火災受信機間での火災感知器の発報に対する被制御機器の連動を行うことのできる火災受信機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る火災受信機は、火災感知器及び火災感知器の発報に連動して制御される被制御機器が複数接続された火災受信機において、他の火災受信機とLAN接続するためのLAN接続のインターフェースと、LAN上において各火災受信機を区別するための受信機番号、および、LAN上に接続されている各火災受信機をグループ分けするためのグループ番号を記憶する記憶部と、火災感知器からの発報があると、その火災情報を記憶部に設定されたグループ番号と共にLAN上に送出する手段と、LANを介して他の火災受信機から送出された火災情報を受信した際、同じグループ番号の火災情報のみを表示する手段と、グループ番号として、特殊なグループ番号が設定されると、LANを介して他の火災受信機から送出された火災情報を受信した際、全ての火災情報を表示する手段とを備えるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の概要について説明する。
本発明は、複数の端末機器(火災感知器や、地区音響・防排煙機器などの被制御機器)を監視制御する複数の火災受信機がLAN(ローカルエリアネットワーク)により接続されて設置されている火災報知システムで、同一LAN上に存在する火災受信機のそれぞれにグループ番号を付与して、各火災受信機が同一グループ内での情報のみを共有するように動作するようにしている。
【0012】
さらに、グループ番号として、ある特定の特殊グループを設定可能とし、特殊グループが付与された火災受信機は、グループ番号に係わらず同一LANに接続された各火災受信機の情報を全て取り込むようにしている。
【0013】
このことにより、建物が大型化するとともに複雑化して、複数の火災受信機を設置して設備を構成し、建物が棟分けされている場合であっても、棟ごとで区別できるように各火災受信機にグループ番号を付与することで、簡単に区分することが可能となる。
また、同様のことは、一つの建物を区分して所有者が存在する場合にもいえ、各自の持分内での情報共有が可能となる。
【0014】
また、棟分けされている建物であっても、いわゆる防災センタを設けて一括で火災情報を監視する場合が多い。各棟において別の棟の火災情報は不要であるが、防災センタにはすべての火災情報が集まる必要があり、グループ番号内での火災情報の共有のみの機能では、防災センタに火災受信機を置くことができないため、その場合は、ある特定の特殊グループを設定して建物全体の集中監視を可能としている。
【0015】
本発明は、複数の端末機器(火災感知器や、地区音響・防排煙機器などの被制御機器)を監視制御する複数の火災受信機がLAN(ローカルエリアネットワーク)により接続されて設置されている火災報知システムで、火災感知器の発報時に、火災受信機に設定された同一火災受信機内のゾーンの被制御機器を起動させると同時に、発報した火災感知器に設定された共通ゾーンの情報をLAN上に流し、その他の火災受信機がそのLAN上の情報から起動情報としての共通ゾーンを認識して、自己の共通ゾーンに設定されている被制御機器を起動させるようにしている。
【0016】
このことにより、建物が大型化して、排煙口と排煙ファンや一連の防火戸など、異なる火災受信機に接続されても、火災感知器の発報時に連動する被制御機器機器に対する設定に、該当する火災受信機とは異なる火災受信機に接続された機器を制御するための共通ゾーン番号を設定し、該当火災受信機は、LAN上にその共通ゾーン番号を情報として伝送し、LANに接続されたすべての火災受信機が情報として共通ゾーン番号を受信して、各火災受信機において共通ゾーン番号が設定された被制御機器を起動させることが可能となる。
このときに、LANを経由して起動される機器が多数あっても、LAN上には共通ゾーン番号を情報として流すだけですむので簡便である。
【0017】
次に、この実施の形態の詳細について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る火災受信機の構成を示すブロック図である。
図において、1は火災受信機本体、10は信号線Lを介して火災感知器や被制御機器などの端末機器が複数接続される端末インターフェース、11は他の火災受信機と接続するためのLANインターフェース、12は表示部、13は操作部、14は後述する受信機番号、グループ番号および連動テーブルを含む各種設定情報などを記憶する記憶部、15は火災受信機全体を制御する制御部である。
また、ADは各端末に設定されたアドレス(AD1、AD2、……)を示しており、図1では、AD1、AD2、AD15、AD16は、火災感知器を表わしており、AD3、AD17は地区音響装置、AD45は防排煙機器であり、地区音響装置及び防排煙機器は被制御機器である。
【0018】
また、図1では、火災受信機1に接続される端末機器は7端末になっているが、火災受信機1には最大で例えば510の端末機器が接続できるようになっている。
また、各端末機器はそれぞれゾーンによってグループ化されていて、例えば、AD1、AD2、AD3のアドレスの端末機器はゾーン1(Z1)、AD15、AD16、AD17の端末機器はゾーン7(Z7)、AD45の端末機器はゾーン12(Z12)という設定になっており、各ゾーン内での端末機器が連動するようになっている。
【0019】
また、AD1の端末機器には、連動するゾーンとして、Z12が設定されており、AD1の火災感知器が発報のときに、Z12の端末機器が起動するようになっている。
例えば、AD1の火災感知器が発報のときに、AD1の連動データとしてZ1及びZ12が設定されているので、火災受信機1は、Z1の端末機器とZ12の端末機器を起動制御して、AD3の地区音響装置及びAD45の防排煙機器が起動され、地区鳴動及び防排煙制御が行われる。
【0020】
また、各端末機器は他の火災受信機に接続された端末機器との連動のためのゾーンとしての共通ゾーン(IPゾーン)を設定することができ、例えば、Z12のAD45の端末機器にIP1というゾーンが設定され、また、Z7のAD15、AD16、AD17の端末機器にIP2というゾーンが設定されている。
【0021】
そして、これらのゾーンの設定は、例えば、図2に示すような連動テーブルのデータとして、記憶部14に格納されている。
この連動テーブルは操作部13により入力されるか、又は、外部のパソコンなどから転送されるなどして設定されるようになっている。
【0022】
そして、図1に示すような火災受信機を図3に示すように、LANにより接続し、火災報知システムを構成している。
図3において、図1の火災受信機は#5の火災受信機を示しており、#1〜#4の火災受信機の構成は端末機器のアドレスと各種ゾーンの設定以外は、図1の火災受信機と同様である。
また、LANは例えば、RS485の規格を使用したLANであり、図3に示すように、火災受信機1間をループ状に接続してもよく、また、ループ状にせず、各火災受信機1を接続するだけでもよい。
【0023】
また、LANに接続されている火災受信機1は、グループ番号を設定してグループ分けすることが可能であり、#2、#3の火災受信機1はGR1(グループ1)が、#4、#5の火災受信機はGR2(グループ2)が設定されている。さらに、#1の火災受信機には、特殊グループとしてのGR0(グループ0)が設定されている。
なお、各火災受信機1の#1〜#5は、LAN上においてお互いを区別するための受信機番号である。
【0024】
次に、この実施の形態の動作について説明する。
まず、例えば、#5の火災受信機1のAD1の火災感知器が発報したときに、#5の火災受信機1は、LANにその情報をグループ番号とともに出力する。
そして、他の各火災受信機は、LAN上の#5の火災受信機1からの情報に基づいて、#5の火災受信機1と同じグループの火災受信機、ここでは、GR2の#4の火災受信機の表示部12に、例えば、「#5−AD1 Fire」を表示する。
【0025】
このとき、#2、#3の火災受信機1は、GR1のグループであって、#5の火災受信機1とは異なるグループなので、#2、#3の火災受信機1では、表示部12への表示は行わない。
また、GR0が設定された#1の火災受信機1は、受信する情報のグループを区別せずすべて受け付ける特殊な火災受信機として動作し、#1の火災受信機1も「#5−AD1 Fire」を表示する。
【0026】
なお、各火災受信機1は、LANに火災情報をグループ番号とともに出力して、受信する情報のグループ番号から表示の要否を判別しているが、グループ番号に代えて受信機番号を用いてもよい。すなわち、各火災受信機1にグループ番号に代えて同じグループに扱う火災受信機の受信機番号を設定しておき、LANには受信機番号つきの火災情報(情報内に受信機番号がある)を出力して、各火災受信機1は、受信する情報から受信機番号を判別して設定されている受信機番号であれば表示するようにしてもよい。このとき、各火災受信機1は、LANに情報を出力するときに、グループ番号を用いる必要がない。火災情報として必要な受信機番号を用いて表示の要否を区別できる。
【0027】
そして、各端末機器は、接続されている火災受信機1内の記憶部14に記憶された例えば図2に示すような連動テーブルにより連動動作が制御されており、各火災受信機1はその連動テーブルによって、各端末機器のグループを認識し、各端末機器間の連動制御を行っている。
【0028】
例えば、#5の火災受信機1のAD1の火災感知器が発報のときは、図2に示すように、AD1の連動データとしてZ1、Z12が設定されているので、火災受信機1は、信号線Lを介してZ1の端末機器とZ12の端末機器を起動制御して、AD3の地区音響装置及びAD45の防排煙機器が起動され、地区鳴動及び防排煙制御が行われる。図2に示すように、各端末機器のアドレスに対して、ゾーンが設定されているので、発報する機器のエリアと起動される機器のエリアは配置が同一である必要はない。また、このZ1、……のIPゾーン以外のゾーンは各火災受信機1ごとで設定され、異なる受信機への連動の機能はない。
【0029】
また、各火災受信機1の連動テーブルの設定には、IPゾーンとして、受信機間での連動情報が設定されており、図2において、#5の火災受信機のAD1の火災感知器には、IP1が設定され、AD45の防排煙機器にはIP1が設定され、Z7の範囲に同様にIP2が設定されている。
【0030】
例えば、防排煙機器が防火戸であるとき、各防火戸を一斉に起動するため、図3に示すように、各防火戸#2−AD95、#3−AD35、#4−AD45、#5−AD45にIP1が設定されていて、#5の火災受信機1のAD1の火災感知器が発報したときに、#5の火災受信機1は上述のように、自己の端末機器に対して、信号線Lを介してZ1の端末機器とZ12の端末機器を起動制御して、AD3の地区音響装置及びAD45の防排煙機器が起動すると共に、IP1の起動情報をLAN上に送出する。
【0031】
そして、LANに接続された火災受信機1は、IP1の起動情報を受信すると、各火災受信機は、IP1の機器を連動制御するため、#2の火災受信機1では、IP1が設定されたAD95の防排煙機器を起動し、同様に、#3の火災受信機1では、IP1が設定されたAD35の防排煙機器を起動し、#4の火災受信機1では、IP1が設定されたAD45の防排煙機器を起動する。
【0032】
なお、このように起動されるIP1が設定された防排煙機器について、火災の鎮火後に復旧する必要があるが、GR2の範囲は#5の火災受信機1への詳細に示さない復旧操作によって各端末機器が一括で復旧する。そして、この復旧操作に基づいて、IP1の復旧についての情報をLANに送出する。そして、起動の場合と同様に各火災受信機1が応答して、それぞれ起動した防排煙機器を復旧することができる。
【0033】
さらに、復旧の点等を考慮した場合、グループが異なる火災受信機においても、IPゾーンによる起動制御を行った場合はその旨を表示することができ、その場合、各火災受信機におけるシステムの状態表示の点で、防排煙機器を起動しているので、その要因および起動内容を表示部に表示することは、状態と表示が一致するので好ましい。そして、火災受信機の表示部に表示しておくことで、要因となる火災受信機において復旧操作がなされなくても、個別に防排煙機器を復旧操作することができる。
【0034】
このような、火災受信機間のゾーン設定による連動は、防排煙機器のみでなく、地区音響の機能にも用いられ、例えば#4の火災受信機1のZ79での発報に、#5の火災受信機1のZ7における鳴動を行いたいときに、#5の火災受信機1にZ7と同様にIP2を設定し、#4の火災受信機1のZ79内での発報によって、#4の火災受信機1はLAN上にIP2の起動情報を出力し、#5の火災受信機1はIP2の起動情報によって、設定されたAD17の端末機器を起動制御する。
【0035】
図2に示すように、Z1、……のゾーンと同様に、各端末機器のアドレスに対して、IPゾーンが設定されているので、各火災受信機1のゾーンとIPゾーンは同一である必要はない。
そして、火災受信機間で連動するためのIPゾーンについては、各火災受信機毎に設定が可能であって、IPゾーンを出力する側、入力する側が個別に設定できるので、変更等でも管理が容易である。
【0036】
なお、各火災受信機1内に設定されている連動に関するゾーンの情報は、IPゾーンとともに、各端末機器に設定してもよい。すなわち、例えば既に説明した防火戸の起動を例にとると、#5の火災受信機1のAD1の火災感知器およびAD45の防火戸にゾーンとしてZ12、IP1が設定され、AD1の火災感知器の発報により#5の火災受信機1は、信号線Lを介してZ12を出力してAD45の防火戸自体が自己のゾーンであることを判別して起動するとともに、LANにIP1を出力する。各火災受信機1はLANからIP1を受信すると、それぞれの信号線LにIP1を出力し、各部の端末機器としてIP1が設定されている#2のAD95、#3のAD35、#4のAD45のそれぞれの防火戸がIP1を受けて起動する。
【0037】
このとき、上記の実施の形態では、連動のためのデータが記憶部14に一括に設定されているという利点があるが、この変形によって、連動に関する情報を各火災受信機1に設定する必要がなく、記憶部14の容量軽減となるとともに、制御部15として、IPゾーンからアドレス指定する手間が省けることがある。
【0038】
この実施の形態では、LANにより複数の火災受信機を接続した火災報知システムで、各火災受信機をグループに分けて、グループ間でのみ火災情報の共有を行うようにしたので、棟分けされた大規模な建物で複数の火災受信機を使用した場合であっても、混乱を生じさせない火災情報の共有を行うことが可能となり、特殊なグループとして設定された火災受信機は全ての火災受信機からの火災情報を共有するようにしたので、集中監視など簡単に行うことが可能となる。
【0039】
また、端末機器のアドレスに対する火災受信機内のゾーン設定及び異なる火災受信機間で共通のIPゾーンを連動テーブルとして各火災受信機に記憶させ、その連動テーブルの情報に基づいて、火災受信機では、火災感知器の発報に対して、火災受信機内のゾーンでの連動動作の処理を行うと共に、IPゾーンの起動情報をLAN上に送出し、他の火災受信機に接続された同一IPゾーンの端末機器を動作させるようにしたので、異なる火災受信機間での火災感知器の発報に対する被制御機器の連動を行うことが可能となる。
【0040】
なお、この実施の形態では、図2に示すように各端末機器のアドレスに対して7個のゾーン設定が設定できるようになっているが、ゾーン設定を7個以上設定できるようにしてもよい。
また、この実施の形態では、RS485の規格を使用したLANでLANを構成したが、各火災受信機がそれぞれ他の火災受信機からの情報を受信でき、また、他の火災受信機全てに同じ情報を送出できるLANであれば、どのようなLANを使用してもよい。
【0041】
また、上記とは異なる他の実施の形態として、異なる特殊グループについて説明すると、LANに接続されている各火災受信機1の受信機番号およびグループ番号が同一として、上記一実施の形態ではGR0が特殊グループとしてLANを介して受信する情報のグループを区別せずすべて受け付ける特殊なグループであったが、この他の実施の形態では、逆に、LANを介して受信する情報としてすべてのグループに受け付けられる特殊なグループとしている。
【0042】
このGR0を他の特殊グループとした場合の動作について説明すると、図3において、例えば、#1の火災受信機1のAD1の火災感知器が発報したときに、#1の火災受信機1は、LANにその情報をGR0とともに出力する。そして、他の各火災受信機は、LAN上の#1の火災受信機1からの情報に基づいて、すべての火災受信機1の表示部12に、例えば、「#1−AD1 Fire」を表示する。このとき、#2〜#5の火災受信機1はグループが異なり、通常のグループであれば表示は行わない。しかし、特殊グループである場合には同じグループと同様に表示部12に表示する。
【0043】
このような動作は、棟分けされている建物であっても、例えば、電気設備やエレベータ設備などの設備の主要部における火災情報については建物全体で共有したいという要望もある。その場合には、特定の範囲を監視する火災受信機に特殊なグループを設定可能として、LANを介して特殊グループの火災受信機から出力された火災情報をすべての火災受信機に表示させることを可能としている。なお、この他の実施の形態における特殊グループの番号0を100等の異なる番号を用いることにより、上記一実施の形態での特殊グループと区別して混在させることも可能である。
【0044】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、他の火災受信機とLAN接続するためのLAN接続のインターフェースと、LAN上において各火災受信機を区別するための受信機番号、および、LAN上に接続されている各火災受信機をグループ分けするためのグループ番号を記憶し、火災感知器からの発報があると、その火災情報を記憶部に設定されたグループ番号と共にLAN上に送出し、LANを介して他の火災受信機から送出された火災情報を受信した際、同じグループ番号の火災情報のみを表示するようにしたので、棟分けされた大規模な建物で複数の火災受信機を使用した場合であっても、混乱を生じさせない火災情報の共有を行うことができるという効果を有する。また、グループ番号として、特殊なグループ番号が設定されると、LANを介して他の火災受信機から送出された火災情報を受信した際、全ての火災情報を表示するようにしたので、特殊なグループとして設定された火災受信機は全ての火災受信機からの火災情報を共有するようにしたので、集中監視など簡単に行うことができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る火災受信機の構成を示すブロック図である。
【図2】連動テーブルを説明するための説明図である。
【図3】実施の形態の火災報知システムを示す構成図である。
【符号の説明】
1 火災受信機本体
10 端末インターフェース
11 LANインターフェース
12 表示部
13 操作部
14 記憶部
15 制御部
Claims (1)
- 火災感知器及び前記火災感知器の発報に連動して制御される被制御機器が複数接続された火災受信機において、
他の火災受信機とLAN接続するためのLAN接続のインターフェースと、
前記LAN上において各火災受信機を区別するための受信機番号、および、前記LAN上に接続されている各火災受信機をグループ分けするためのグループ番号を記憶する記憶部と、
前記火災感知器からの発報があると、その火災情報を前記記憶部に設定されたグループ番号と共に前記LAN上に送出する手段と、
前記LANを介して他の火災受信機から送出された火災情報を受信した際、同じグループ番号の火災情報のみを表示する手段と、
グループ番号として、特殊なグループ番号が設定されると、前記LANを介して他の火災受信機から送出された火災情報を受信した際、全ての火災情報を表示する手段と
を備えることを特徴とする火災受信機。
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