JP3963027B2 - スクロール型圧縮機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、スクロール型圧縮機に関するもので、特に可動スクロール部材の自転を防止して公転を許容する自転防止機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、スクロール型圧縮機においては、ハウジング内に、基板及び渦巻部を有する固定スクロール部材と、基板及び渦巻部を有する可動スクロール部材とが、それらの渦巻部において互いに噛み合わせた状態で配設されている。そして、可動スクロール部材が固定スクロール部材の軸心の周りで回転軸の内端に偏心して連結したピンの公転運動により公転されることにより、両スクロール部材間に形成される圧縮室が両スクロール部材の外周側に形成された吸入室内のガスを閉じ込んで、渦巻部の外周側から中心側に容積を減少しつつ移動される。この行程により圧縮室内でガスが次第に圧縮され、固定スクロール部材の基板に形成した吐出口から吐出室へ吐出される。
【0003】
従来のこの種のスクロール型圧縮機において、可動スクロール部材の自転を防止して公転を許容する自転防止機構としては、例えば特開昭62−199983号公報に示すような構成のものが知られている。この従来構成では、可動スクロール部材の基板とそれに対向するフロントハウジングの内壁とに複数対の嵌合孔が形成されている。各嵌合孔には自転防止ピンが圧入され、各一対の自転防止ピンの突出端部間には自転防止リングが嵌挿されている。
【0004】
そして、可動スクロール部材が固定スクロール部材の軸心の周りで公転されるとき、可動スクロール部材側の自転防止ピンが自転防止リングにより規制されながら、フロントハウジング(固定)側の自転防止ピンの周りで旋回される。これによって、可動スクロール部材の自転が防止されて、公転運動のみが許容される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来のスクロール型圧縮機においては、自転防止機構が複数対のピンと、各一対のピンの突出端部間に嵌挿されたリングとから構成されている。このため、自転防止機構の構造が複雑で、部品点数が多くなるという問題があった。
【0006】
また、この従来構成の自転防止機構においては、各一対のピンとリングとの係合により、可動スクロール部材の自転を防止して公転を許容するようになっている。このため、一対のピンの外径が旋回半径により規制されて、各ピンの外径を太くすることができず、それらのピンの加工及び組み付けが困難であるという問題もあった。
【0007】
さらに、従来構成の自転防止機構においては、各一対のピンの外周面がリングの内周面に滑り接触するので、摺接面の摩耗が進行して耐久性が低下し、潤滑油が不足した場合には摺接面に焼き付きが生じるおそれもあった。
【0008】
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、自転防止機構の構造が簡単で部品点数を減少させることができるとともに、自転防止機構におけるピンの外径を太くすることができて、そのピンの加工及び組み付けを容易に行うことができ、ピンと円環孔との接触部の摩耗を抑制して自転防止機構の耐久性を向上することができるスクロール型圧縮機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、可動スクロール部材を固定スクロール部材の軸心の周りで公転させることにより、圧縮室を渦巻部の外周側から中心側に移動させて、ガスの圧縮作用を行うようにしたスクロール型圧縮機において、前記可動スクロール部材の自転を防止して公転を許容する機構として、可動スクロール部材の基板とそれに対向するハウジングの内壁とのいずれか一方には、複数の円環孔を所定間隔おきに形成し、可動スクロール部材の基板とハウジングの内壁との他方には、ピンを突設し、各ピンと円環孔との間には、それらに対して接触可能な介装部材を配設し、前記介装部材は、前記円環孔内において前記ピンの外周に遊嵌するとともに前記円環孔の内周に遊嵌したリングである。
【0010】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のスクロール型圧縮機において、前記リングは、前記可動スクロール部材の公転に伴い前記ピンが前記円環孔の内周面に沿って旋回するとき、前記ピン及び前記円環孔に対して転がり接触するものである。
【0011】
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載のスクロール型圧縮機において、前記リングは、その外径が前記円環孔の半径よりも大きくなるように形成されているものである。
【0013】
さて、請求項1〜請求項3に記載のスクロール型圧縮機においては、可動スクロール部材が固定スクロール部材の軸心の周りで公転されるとき、円環孔により規制されながら、旋回側のピンが固定側の円環孔の内周面に沿って旋回され、または旋回側の円環孔が固定側のピンの周りで旋回される。これによって、可動スクロール部材の自転が防止されて、公転運動のみが許容される。
【0014】
このとき、ピンと円環孔との間には介装部材が配設されていて、その介装部材により、ピンの外周面と円環孔の内周面との間に転がり接触が生じる。このため、円環孔に対するピンの内接によって、ピン及び円環孔が早期に摩耗するおそれはない。
【0015】
とくに、介装部材が円環孔内においてピンの外周に遊嵌するとともに前記円環孔の内周に遊嵌したリングから構成されている。そのため、このリングの介装の下で、ピンの外周面と円環孔の内周面との間に転がり接触が生じて、ピン及び円環孔の早期摩耗が防止される。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下に、この発明の第1の実施形態を、図1〜図3に基づいて説明する。
【0020】
図1に示すように、固定スクロール部材11はセンタハウジングを兼用し、その両端面にはフロントハウジング12及びリヤハウジング13が固定されている。駆動シャフト14はベアリング15によりフロントハウジング12内に回転可能に支持され、その内端には偏心軸16が突設されている。ブッシュ17は偏心軸16に回転可能に支持されている。なお、固定スクロール部材11、フロントハウジング12及びリヤハウジング13は、圧縮機全体の軽量化を図るため、アルミニウムまたはアルミニウム合金により形成されている。
【0021】
可動スクロール部材18はその外面の軸受ボス部18cにおいて、前記ブッシュ17にベアリング19を介して相対回転可能に嵌合支持されている。そして、この可動スクロール部材18は、駆動シャフト14が回転されたとき、偏心軸16によりブッシュ17及びベアリング19を介して、駆動シャフト14の軸線の周りで公転される。なお、可動スクロール部材18は、公転運動に伴う遠心力を抑制するとともに、圧縮機全体の軽量化を図るため、アルミニウムまたはアルミニウム合金により形成されている。
【0022】
前記固定スクロール部材11は、基板11aとその内面に一体に形成された渦巻部11bとを備えている。同様に、可動スクロール部材18も、基板18aとその内面に一体形成された渦巻部18bとを備えている。そして、両スクロール部材11,18は渦巻部11b,18bにおいて互いに噛み合わされ、各渦巻部11b,18bの軸線方向の端縁が、対向するスクロール部材11,18の基板11a,18aに接合されている。この状態で、両スクロール部材11,18の基板11a,18a及び渦巻部11b,18bにて圧縮室20が形成される。
【0023】
吸入室21は前記固定スクロール部材11の周壁と可動スクロール部材18の渦巻部18bの外周部との間に形成されている。そして、フロントハウジング12に形成された図示しない吸入ポートから、この吸入室21内に冷媒ガスが吸入される。吐出孔22は固定スクロール部材11の基板11aの中心に形成され、この吐出孔22を介して圧縮室20がリヤハウジング13内の吐出室23に連通される。吐出弁24は吐出孔22の外端部に配設され、リテーナ25によりその開放位置が規制される。
【0024】
図1〜図3に示すように、自転防止機構26は前記可動スクロール部材18の基板18aと、それに対向するフロントハウジング12の内壁との間に配設されている。そして、この自転防止機構26により、可動スクロール部材18の自転が規制されて、その公転運動のみが許容される。
【0025】
すなわち、複数の円環孔27は前記フロントハウジング12の内壁に、駆動シャフト14の回転軸線を中心とした同一円周上で所定間隔おきに形成されている。複数のピン28は、可動スクロール部材18の基板18aに、その軸線を中心とした同一軸線上で所定間隔おきに突設されている。
【0026】
介装部材としてのリング29は前記各円環孔27内においてピン28の外周に遊嵌され、その外径が円環孔27の半径よりも小さくなるように形成されている。そして、可動スクロール部材18の公転に伴い、ピン28が円環孔27の内周面に沿って旋回されるとき、このリング29がピン28及び円環孔27に対して滑り接触及び転がり接触しながら、円環孔27の内周面に沿って旋回される。
【0027】
次に、前記のように構成されたスクロール型圧縮機について動作を説明する。さて、この圧縮機において、エンジン等の駆動源により駆動シャフト14が回転されると、可動スクロール部材18が偏心軸16を介して、固定スクロール部材11の軸心の周りで公転される。このとき、自転防止機構26におけるピン28がリング29を介して円環孔27により規制されながら、その円環孔27の内周面に沿って旋回される。これによって、可動スクロール部材18の自転が防止されて、公転運動のみが許容される。
【0028】
このように、可動スクロール部材18の公転に伴い、ピン28が円環孔27の内周面に沿って旋回されるときには、介装部材としてのリング29がピン28及び円環孔27に対して滑り接触及び転がり接触しながら、円環孔27の内周面に沿って旋回される。このため、円環孔27に対するピン28の内接によって、ピン28の外周面及び円環孔27の内周面が早期に摩耗するおそれはない。
【0029】
そして、可動スクロール部材18の公転運動により、圧縮室20が両スクロール部材11,18の渦巻部11b,18bの外周側から中心側に移動され、吸入室21を介して圧縮室20内に取り込まれた冷媒ガスが圧縮される。この圧縮された冷媒ガスは、吐出孔22から吐出弁24を押し開いて吐出室23内に吐出された後、図示しない吐出ポートを介して外部冷媒回路に送り出される。
【0030】
前記の実施形態によって期待できる効果について、以下に記載する。
○ この実施形態のスクロール型圧縮機においては、フロントハウジング12の内壁に複数の円環孔27が所定間隔おきに形成され、可動スクロール部材18の基板18aにピン28が突設されている。また、各ピン28と円環孔27との間には、それらに対して滑り接触の他に転がり接触可能な介装部材29が配設されている。このため、ピン28が円環孔27により規制されながら、その円環孔27の内周面に沿って旋回されるとき、円環孔27に対するピン28の滑り接触によって、ピン28及び円環孔27が早期に摩耗するおそを防止することができる。
【0031】
○ この実施形態のスクロール型圧縮機においては、自転防止機構26が円環孔27に内接可能なピン28と、ピン28及び円環孔27間の介装部材29との2部材から構成されている。このため、自転防止機構26の構造が簡単で、部品点数を減少させることができる。また、この自転防止機構26では、各円環孔27と対応してピン28が1本ずつ配設されているため、自転防止リングに2本のピンを挿入する従来例と比較してピン28の外径を可動スクロール部材18の旋回半径に規制されることなく太くすることができて、そのピン28の加工及び組み付けを容易に行うことができる。
【0032】
○ この実施形態のスクロール型圧縮機では、介装部材が円環孔27内においてピン28の外周に遊嵌したリング29から構成されている。そのため、このリング29の介装の下で、ピン28が円環孔27の内周面に沿って旋回されて、ピン28の外周面と円環孔27の内周面との間に滑り接触の他に転がり接触が生じる。従って、簡単な構成の介装部材29にて、ピン28及び円環孔27の早期摩耗や焼き付きを防止し、自転防止機構26の耐久性を向上することができる。
【0033】
(第2の実施形態)
次に、この発明の第2の実施形態を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
【0034】
さて、この第2の実施形態の自転防止機構26においは、図4に示すように、介装部材としてのリング29が各円環孔27内において、ピン28の外周に遊嵌されている。そして、このリング29の外径が円環孔27の半径よりも大きくなるように形成されている。
【0035】
従って、この第2の実施形態においても、前述した第1の実施形態と同様に、可動スクロール部材18の公転に伴い、ピン28が円環孔27の内周面に沿って旋回されるとき、リング29がピン28及び円環孔27に対して滑り接触及び転がり接触しながら、円環孔27の内周面に沿って旋回される。このとき、リング29が大径に形成されているため、ピン28に対する内周接触面積及び円環孔27に対する外周接触面積を大きく確保することができて、自転防止機構26の耐久性を向上させることができる。
【0036】
(第3の実施形態)
次に、この発明の第3の実施形態を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
【0037】
さて、この第3の実施形態の自転防止機構26においは、図5に示すように、円環孔27の内周に介装部材としてのベアリング31が嵌着されている。このベアリング31は、アウタレース31aと、インナレース31bと、複数のニードル31cとから構成され、インナレース31bの内周面においてピン28に接触されている。
【0038】
従って、この第3の実施形態においては、可動スクロール部材18の公転に伴い、ピン28が円環孔27の内周面に沿って旋回されるとき、ベアリング31のインナレース31bがアウタレース31aに対して相対回転される。これにより、ピン28の外周面と円環孔27の内周面との間に転がり接触が生じて、ピン28及び円環孔27の早期摩耗が防止され、自転防止機構26の耐久性を向上させることができる。
【0039】
(第4の実施形態)
次に、この発明の第4の実施形態を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
【0040】
さて、この第4の実施形態の自転防止機構26においは、図6に示すように、ピン28の外周に介装部材としてのベアリング32が嵌着されている。このベアリング32は、アウタレース32aと、インナレース32bと、複数のニードル32cとから構成され、アウタレース32aの外周面において円環孔27に接触されている。
【0041】
従って、この第4の実施形態においては、可動スクロール部材18の公転に伴い、ピン28が円環孔27の内周面に沿って旋回されるとき、ベアリング32のアウタレース32aがインナレース32bに対して相対回転される。これにより、ピン28の外周面と円環孔27の内周面との間に転がり接触が生じて、ピン28及び円環孔27の早期摩耗が防止され、自転防止機構26の耐久性を向上させることができる。
【0042】
(第5の実施形態)
次に、この発明の第5の実施形態を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
【0043】
さて、この第5の実施形態の自転防止機構26においは、図7に示すように、可動スクロール部材18の基板18aに、ピン28よりも大径の複数の嵌合孔33が形成されている。そして、これらの嵌合孔33内にピン28が、ニードルベアリング34を介して回転自在に嵌着されている。ニードルベアリング34はアウタレース34aと、インナレース34bと、複数のニードル34cとから構成されている。
【0044】
従って、この第5の実施形態においては、可動スクロール部材18の公転に伴い、ピン28が円環孔27の内周面に沿って旋回されるとき、ピン28がニードルベアリング34を介して自在に回転される。これにより、ピン28の外周面と円環孔27の内周面との間に滑り接触及び転がり接触が生じて、ピン28及び円環孔27の早期摩耗が防止され、自転防止機構26の耐久性を向上させることができる。
【0045】
なお、前記各実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。・ 前記第1〜第5の実施形態の自転防止機構26において、円環孔27を可動スクロール部材18の基板18a側に形成し、ピン28をフロントハウジング12の内壁側に突設すること。
【0046】
・ 前記第1〜第5の実施形態の自転防止機構26において、円環孔27の形成個数及びピン28の突設個数を2個、3個あるいは5個以上の適宜個数に変更すること。
【0047】
【発明の効果】
この発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1〜請求項3に記載の発明によれば、自転防止機構の構造が簡単で、部品点数を減少させることができる。また、自転防止機構におけるピンの外径を旋回半径に規制されることなく太くすることができて、そのピンの加工及び組み付けを容易に行うことができる。さらに、ピンと円環孔との接触部の摩耗を抑制して自転防止機構の耐久性を向上することできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 スクロール型圧縮機の第1の実施形態を示す断面図。
【図2】 図1の1−1線における断面図。
【図3】 図2の一部を拡大して示す部分断面図。
【図4】 スクロール型圧縮機の第2の実施形態を示す部分断面図。
【図5】 スクロール型圧縮機の第3の実施形態を示す部分断面図。
【図6】 スクロール型圧縮機の第4の実施形態を示す部分断面図。
【図7】 スクロール型圧縮機の第5の実施形態を示す部分断面図。
【符号の説明】
11…センタハウジングを兼用する固定スクロール部材、11a…基板、11b…渦巻部、12…フロントハウジング、13…リヤハウジング、14…駆動シャフト、16…偏心軸、18…可動スクロール部材、18a…基板、18b…渦巻部、20…圧縮室、26…自転防止機構、27…円環孔、28…ピン、29…第1及び第2の実施形態の介装部材を構成するリング、31…第3の実施形態の介装部材を構成するベアリング、32…第4の実施形態の介装部材を構成するベアリング、33…第5の実施形態における嵌合孔、34…第5の実施形態のニードルベアリング。
Claims (3)
- ハウジング内に、基板及び渦巻部を有する固定スクロール部材と、基板及び渦巻部を有する可動スクロール部材とを、それらの渦巻部において互いに噛み合わせた状態で配設して、両スクロール部材間に圧縮室を形成し、前記可動スクロール部材を前記固定スクロール部材の軸心の周りで公転させることにより、前記圧縮室を前記渦巻部の外周側から中心側に移動させて、ガスの圧縮作用を行うようにしたスクロール型圧縮機において、
前記可動スクロール部材の自転を防止して公転を許容する機構として、前記可動スクロール部材の基板とそれに対向する前記ハウジングの内壁とのいずれか一方には、複数の円環孔を所定間隔おきに形成し、前記可動スクロール部材の基板と前記ハウジングの内壁との他方には、ピンを突設し、各ピンと前記円環孔との間には、それらに対して接触可能な介装部材を配設し、前記介装部材は、前記円環孔内において前記ピンの外周に遊嵌するとともに前記円環孔の内周に遊嵌したリングであるスクロール型圧縮機。 - 前記リングは、前記可動スクロール部材の公転に伴い前記ピンが前記円環孔の内周面に沿って旋回するとき、前記ピン及び前記円環孔に対して転がり接触することを特徴とする請求項1に記載のスクロール型圧縮機。
- 前記リングは、その外径が前記円環孔の半径よりも大きくなるように形成されている請求項1又は請求項2に記載のスクロール型圧縮機。
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