JPH08338376A - スクロール型圧縮機 - Google Patents

スクロール型圧縮機

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JPH08338376A
JPH08338376A JP14489495A JP14489495A JPH08338376A JP H08338376 A JPH08338376 A JP H08338376A JP 14489495 A JP14489495 A JP 14489495A JP 14489495 A JP14489495 A JP 14489495A JP H08338376 A JPH08338376 A JP H08338376A
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JP
Japan
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scroll
rotation
pins
pin
rotation prevention
Prior art date
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Pending
Application number
JP14489495A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Iwanami
重樹 岩波
Yuichi Tsumagari
祐市 津曲
Shinya Yamamoto
真也 山本
Tetsuo Yoshida
哲夫 吉田
Masao Iguchi
雅夫 井口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自転防止機構の自転防止ピンに浮上りが発生
するのを防ぐとともに、各自転防止ピンの先端及び自転
防止リングの転動面に強い当りが発生するのを防いで、
自転防止機構の耐久性を向上させる。 【構成】 可動スクロール18の自転防止機構27にお
いて、可動スクロール18の基板18aとそれに対向す
るハウジング12の内壁とに複数対の嵌合孔28,29
を形成する。各嵌合孔28,29には自転防止ピン3
0,31を圧入し、各対の自転防止ピン30,31の突
出端部間には自転防止リング32を嵌挿する。各自転防
止ピン30,31の両端外周縁には面取り部30a,3
1aをそれぞれ形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スクロール型圧縮機
に関するもので、特に可動スクロールの自転を防止して
公転を許容する自転防止機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、スクロール型圧縮機において
は、ハウジング内に、基板及び渦巻部を有する固定スク
ロールと、基板及び渦巻部を有する可動スクロールと
が、それらの渦巻部において互いに噛み合わせた状態で
配設されている。そして、両スクロール部材間には圧縮
室が形成され、可動スクロールが固定スクロールの軸心
の周りで公転されることにより、この圧縮室が渦巻部の
外周側から中心側に移動されて、ガスが次第に圧縮され
る。
【0003】従来のこの種のスクロール型圧縮機におい
て、可動スクロールの自転を防止して公転を許容する自
転防止機構としては、例えば特開昭62−199983
号公報に示すような構成のものが知られている。この従
来構成では、図5に示すように、可動スクロール41の
基板41aとそれに対向するフロントハウジング42の
内壁とに複数対の嵌合孔43,44が形成されている。
各嵌合孔43,44には自転防止ピン45,46が圧入
され、各対の自転防止ピン45,46の突出端部間には
自転防止リング47が嵌挿されている。
【0004】そして、可動スクロール41が固定スクロ
ールの軸心の周りで公転されるとき、旋回側の自転防止
ピン45が自転防止リング47により規制されながら、
固定側の自転防止ピン46の周りで旋回される。これに
よって、可動スクロール41の自転が防止されて、公転
運動のみが許容される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
自転防止機構について耐久試験を行ったところ、各自転
防止ピン45,46に浮上りが発生するとともに、各自
転防止ピン45,46の先端と自転防止リング47の転
動面との間に強い当りが発生することが判った。そし
て、この浮き上がりが生じると、自転防止ピンの組み付
け強度が低下して、耐久性が低下したり、大きな騒音や
振動が発生したりする。また、各自転防止ピン45,4
6の先端と自転防止リング47の転動面との間に強い当
りが生じると、それらの間にこじれが生じたりして、前
記と同様に耐久性が低下し、大きな振動や騒音が発生す
る。
【0006】自転防止ピン45,46の浮き上がりにつ
いては、各ピン45,46を嵌合孔43,44に圧入す
る際に、かじり及びかじりバリ48を発生し、ピン4
5,46の圧入保持力が不足していることが原因である
と判明した。また、自転防止リング47の転動面等の強
い当たりについては、各ピン45,46の先端縁が鋭利
であるため、図5に示すように、自転防止リング47が
少しでも傾斜すると、接触面圧が異常に高くなることが
原因であると判明した。
【0007】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、自転防止機構の自転防止ピンに浮上りが
発生するのを防止できるスクロール型圧縮機を提供する
ことにある。
【0008】この発明の他の目的は、各自転防止ピンの
先端及び自転防止リングの転動面に強い当りが発生する
のを防止できて、自転防止機構の耐久性を向上させるこ
とができるスクロール型圧縮機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、可動スクロールの自
転を防止して公転を許容する機構として、可動スクロー
ルの基板とそれに対向するハウジングの内壁とに複数対
の嵌合孔を形成し、各嵌合孔に自転防止ピンを圧入し、
各対の自転防止ピンの突出端部間に自転防止リングを嵌
挿したスクロール型圧縮機において、前記各自転防止ピ
ンの嵌合孔側の端部外周縁にはピン外周と滑らかにつな
がる面取り部を形成したものである。以下、面取り部と
称する。
【0010】請求項2においては、請求項1において、
各自転防止ピンの自転防止リング側の端部外周縁には面
取り部を形成したものである。請求項3においては、請
求項2において、面取り部は球面等の滑らかな曲線によ
り構成されている。以下、球面と称する。
【0011】請求項4においては、請求項1〜3のいず
れかにおいて、前記自転防止リングの内周面と両自転防
止ピンとの間のポケットクリアランスを、40ミクロン
から120ミクロンの範囲内に設定したものである。
【0012】
【作 用】請求項1に記載のスクロール型圧縮機におい
ては、自転防止機構の各自転防止ピンの嵌合孔側の端部
外周縁に面取り部が形成されている。このため、各自転
防止ピンを嵌合孔に圧入する際に、かじり及びかじりバ
リが発生するのを抑制することができ、各ピンの圧入保
持力を高めることができる。従って、自転防止ピンに浮
き上がりが発生するおそれを防止することができる。
【0013】請求項2に記載のスクロール型圧縮機にお
いては、請求項1の作用に加えて、圧縮機の運転時に自
転防止リングが僅かに傾斜した場合でも、各自転防止ピ
ンの先端が面取り部において自転防止リングの内周面に
接触する。このため、接触面圧が異常に高くなるのを抑
制することができて、各自転防止ピンの先端及び自転防
止リングの転動面に強い当りが発生するのを防止するこ
とができる。
【0014】請求項3に記載のスクロール型圧縮機にお
いては、面取り部が球面により構成されているため、か
じり及びかじりバリの発生及び自転防止リングの転動面
に対する強い当りの発生をいっそう抑制できる。
【0015】請求項4に記載のスクロール圧縮機におい
ては、自転防止リングの内周面と両自転防止ピンとの間
のポケットクリアランスが、40ミクロンから120ミ
クロンの範囲内に設定されている。すなわち、圧縮性能
が低下する下限の40ミクロンから、バックラッシの増
大により可動スクロールの回転振動が発生する上限の1
20ミクロンの範囲内に設定されている。従って、所定
の圧縮性能を確保することができるとともに、異常振動
や異常騒音等が発生するおそれを防止することができ
る。
【0016】
【実施例】以下、この発明の一実施例を、図面に基づい
て詳細に説明する。図3に示すように、固定スクロール
11はセンタハウジングを兼用し、その両端面にはフロ
ントハウジング12及びリヤハウジング13が固定され
ている。回転軸14はベアリング15によりフロントハ
ウジング12内に回転可能に支持され、その内端には偏
心軸16が突設されている。ブッシュ17は偏心軸16
に回転可能に支持されている。なお、固定スクロール1
1、フロントハウジング12及びリヤハウジング13
は、圧縮機全体の軽量化を図るため、アルミニウムまた
はアルミニウム合金により形成されている。
【0017】可動スクロール18はその外面の軸受ボス
部18cにおいて、前記ブッシュ17にベアリング19
を介して相対回転可能に嵌合支持されている。そして、
この可動スクロール18は、回転軸14が回転されたと
き、偏心軸16によりブッシュ17及びベアリング19
を介して、回転軸14の軸線の周りで公転される。な
お、可動スクロール18は、公転運動に伴う遠心力を抑
制するとともに、圧縮機全体の軽量化を図るため、アル
ミニウムまたはアルミニウム合金により形成されてい
る。
【0018】前記固定スクロール11は、基板11aと
その内面に一体に形成された渦巻部11bとを備えてい
る。同様に、可動スクロール18も、基板18aとその
内面に一体形成された渦巻部18bとを備えている。そ
して、両スクロール部材11,18は渦巻部11b,1
8bにおいて互いに噛み合わされ、各渦巻部11b,1
8bの軸線方向の端縁が、対向するスクロール部材1
1,18の基板11a,18aに接合されている。この
状態で、両スクロール部材11,18の基板11a,1
8a及び渦巻部11b,18bにて圧縮室20が形成さ
れる。
【0019】吸入室21は前記固定スクロール11の周
壁と可動スクロール18の渦巻部18bの外周部との間
に形成されている。そして、フロントハウジング12に
形成された図示しない吸入ポートから、この吸入室21
内に冷媒ガスが吸入される。吐出孔22は固定スクロー
ル11の基板11aの略中心部に形成され、この吐出孔
22を介して圧縮室20がリヤハウジング13内の吐出
室23に連通される。吐出弁24は吐出孔22の外端部
に配設され、リテーナ25によりその開放位置が規制さ
れる。
【0020】リング状の固定プレート26は前記フロン
トハウジング12の内壁面に配設され、可動スクロール
18の基板18aの外面に接合されている。そして、前
記圧縮室20内でのガス圧縮に伴って作用する圧縮反力
のうちで、可動スクロール18に対しその軸線方向に沿
って作用する圧縮反力が、この固定プレート26によっ
て受け止められる。この固定プレート26は鉄系金属よ
りなる。
【0021】図1〜図3に示すように、自転防止機構2
7は前記可動スクロール18の基板18aと、それに対
向するフロントハウジング12の内壁との間に配設され
ている。そして、この自転防止機構27により、可動ス
クロール18の自転が規制されて、その公転運動のみが
許容される。
【0022】すなわち、複数対の嵌合孔28,29は、
前記可動スクロール18の基板18a及びフロントハウ
ジング12の内壁にそれぞれ対向して形成されている。
自転防止ピン30,31は各嵌合孔28,29にそれぞ
れ圧入され、各一対のピン30,31の突出端部が可動
スクロール18の公転半径に相当する所定ピッチP1を
おいて近接配置されている。自転防止リング32は各一
対のピン30,31の突出端部間にそれぞれ嵌挿され、
この自転防止リング32の内周面と旋回側の自転防止ピ
ン30との間、及び自転防止リング32の内周面と固定
側の自転防止ピン31との間には所定の間隙S1,S2
が形成されている。自転防止ピン30,31及び自転防
止リング32は鉄系金属よりなる。
【0023】球面からなる面取り部30a,31aは、
前記各自転防止ピン30,31の嵌合孔28,29側の
端部及び自転防止リング32側の端部、すなわち両端の
外周縁にそれぞれ形成されている。そして、各自転防止
ピン30,31を嵌合孔28,29に圧入する際に、ピ
ン30,31の内端がこの面取り部30a,31aの案
内作用で嵌合孔28,29内へスムーズに進入して、か
じり及びかじりバリが発生するのを抑制できるようにな
っている。また、図1に示すように、圧縮機の運転時に
自転防止リング32が僅かに傾斜した場合でも、各自転
防止ピン30,31の外端がこの面取り部30a,31
aにおいて自転防止リング32の内周面に接触して、接
触面圧が異常に高くなるのを抑制できるようになってい
る。
【0024】そして、この実施例においては、前記自転
防止リング32の内周面と各自転防止ピン30,31と
の間に形成された間隙S1,S2の合計値よりなるポケ
ットクリアランスS1+S2が、40ミクロンから12
0ミクロンの範囲内に設定されている。ちなみに、この
ポケットクリアランスと圧縮性能との関係を試験したと
ころ、図4のグラフに示すような結果が得られた。
【0025】同図から明らかなように、ポケットクリア
ランスS1+S2が40ミクロンよりも小さくなると、
圧縮性能が急激に低下することが判明した。また、ポケ
ットクリアランスS1+S2が120ミクロンよりも大
きくなると、バックラッシが増大して、可動スクロール
18が中心軸線の周りで自転され始めて、異常振動及び
異常騒音が発生することが判明した。
【0026】次に、前記のように構成されたスクロール
型圧縮機について動作を説明する。さて、この圧縮機に
おいて、エンジン等の駆動源により回転軸14が回転さ
れると、可動スクロール18が偏心軸16を介して、固
定スクロール11の軸心の周りで公転される。このと
き、自転防止機構27における旋回側の自転防止ピン3
0が自転防止リング32により規制されながら、固定側
の自転防止ピン31の周りで旋回される。これによっ
て、可動スクロール18の自転が防止されて、公転運動
のみが許容される。そして、可動スクロール18の公転
運動により、圧縮室20が両スクロール部材11,18
の渦巻部11b,18bの外周側から中心側に移動さ
れ、吸入室21を介して圧縮室20内に取り込まれた冷
媒ガスが圧縮される。
【0027】さて、この実施例のスクロール型圧縮機に
おいては、自転防止機構27の各自転防止ピン30,3
1の両端外周縁に面取り部30a,31aが形成されて
いる。このため、組み立てに際して各自転防止ピン3
0,31を嵌合孔28,29に圧入する場合、この面取
り部30a,31aの案内作用により、ピン30,31
の内端が嵌合孔28,29内へスムーズに進入して、か
じり及びかじりバリが発生するのを抑制することができ
る。従って、各自転防止ピン30,31の圧入保持力を
高めることができ、圧縮運転時にそれらのピン30,3
1に浮き上がりが発生するおそれを防止することができ
る。
【0028】また、この実施例のスクロール型圧縮機に
おいては、図1に示すように、圧縮運転時に自転防止リ
ング32が僅かに傾斜した場合でも、各自転防止ピン3
0,31の外端が面取り部30a,31aにおいて自転
防止リング32の内周面に接触する。このため、接触面
圧が異常に高くなるのを抑制することができて、各自転
防止ピン30,31の先端及び自転防止リング32の転
動面に強い当りが発生するのを防止することができる。
従って、この実施例の圧縮機によれば、自転防止ピン3
0,31の両端外周縁に面取り部30a,31aを形成
するという簡単な構造変更により、自転防止機構27の
耐久性を向上させることができる。
【0029】しかも、この実施例のスクロール型圧縮機
においては、面取り部30a,31aがそれぞれ球面に
より構成されているため、かじり及びかじりバリの発生
や、接触面圧が高くなるのをいっそう有効に抑制でき
る。
【0030】さらに、この実施例のスクロール型圧縮機
においては、自転防止リング32の内周面と両自転防止
ピン30,31との間のポケットクリアランスS1+S
2が、40ミクロンから120ミクロンの範囲内に設定
されている。すなわち、圧縮性能が低下する下限の40
ミクロンから、バックラッシの増大により可動スクロー
ル18の回転振動が発生する上限の120ミクロンの範
囲内に設定されている。従って、所定の圧縮性能を確保
することができるとともに、異常振動や異常騒音等が発
生するおそれを防止することができる。
【0031】なお、この発明は、次のように変更して具
体化することも可能である。 (1) 自転防止ピン30,31の面取り部30a,3
1aの形状を、前記実施例の球面の外に、クラウニン
グ、アール、楕円等に変更して構成すること。 (2) 自転防止リング32の外周縁に面取りを施すこ
と。
【0032】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、自転防止機構の自転防止ピンに浮上りが発
生するのを防止できて、耐久性を向上できるとともに、
振動・騒音を抑制できる。
【0033】請求項2に記載の発明によれば、各自転防
止ピンの先端及び自転防止リングの転動面に強い当りが
発生するのを防止することができ、耐久性を向上させる
ことができるとともに、振動・騒音を抑制できる。
【0034】請求項3に記載の発明によれば、耐久性向
上及び振動・騒音の抑制がいっそう確実に行われる。請
求項4に記載の発明によれば、所定の圧縮性能を確保す
ることができるとともに、異常振動や異常騒音等が発生
するおそれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のスクロール型圧縮機の一実施例を
示す部分断面図。
【図2】 図1の2−2線における部分断面図。
【図3】 スクロール型圧縮機の全体を示す断面図。
【図4】 ポケットクリアランスと圧縮性能との関係を
示すグラフ。
【図5】 従来のスクロール型圧縮機を示す部分断面
図。
【符号の説明】
11…センタハウジングを兼用する固定スクロール、1
1a…基板、11b…渦巻部、12…フロントハウジン
グ、13…リヤハウジング、14…回転軸、16…偏心
軸、18…可動スクロール、18a…基板、18b…渦
巻部、20…圧縮室、27…自転防止機構、28…嵌合
孔、29…嵌合孔、30…旋回側の自転防止ピン、30
a…面取り部、31…固定側の自転防止ピン、31a…
面取り部、32…自転防止リング、S1…間隙、S2…
間隙、S1+S2…ポケットクリアランス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 真也 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 吉田 哲夫 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 井口 雅夫 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に、基板及び渦巻部を有す
    る固定スクロールと、基板及び渦巻部を有する可動スク
    ロールとを、それらの渦巻部において互いに噛み合わせ
    た状態で配設して、両スクロール部材間に圧縮室を形成
    し、可動スクロールを固定スクロールの軸心の周りで公
    転させることにより、圧縮室を渦巻部の外周側から中心
    側に移動させて、ガスの圧縮作用を行うようにし、前記
    可動スクロールの自転を防止して公転を許容する機構と
    して、可動スクロールの基板とそれに対向するハウジン
    グの内壁とに複数対の嵌合孔を形成し、各嵌合孔に自転
    防止ピンを圧入し、各対の自転防止ピンの突出端部間に
    自転防止リングを嵌挿したスクロール型圧縮機におい
    て、 前記各自転防止ピンの嵌合孔側の端部外周縁にはピン外
    周と滑らかにつながる面取り部を形成したスクロール型
    圧縮機。
  2. 【請求項2】 各自転防止ピンの自転防止リング側の端
    部外周縁にはピン外周と滑らかにつながる面取り部を形
    成した請求項1に記載のスクロール型圧縮機。
  3. 【請求項3】 面取り部は球面等の滑らかな曲線により
    構成されている請求項2に記載のスクロール型圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記自転防止リングの内周面と両自転防
    止ピンとの間のポケットクリアランスを、40ミクロン
    から120ミクロンの範囲内に設定した請求項1〜3の
    いずれかに記載のスクロール型圧縮機。
JP14489495A 1995-06-09 1995-06-12 スクロール型圧縮機 Pending JPH08338376A (ja)

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US08/659,985 US5807089A (en) 1995-06-09 1996-06-07 Scroll type compressor with a reinforced rotation preventing means
DE19622833A DE19622833C2 (de) 1995-06-09 1996-06-07 Spiralverdichter
IT96MI001157A IT1283105B1 (it) 1995-06-09 1996-06-07 Compressore del tipo a coclea con mezzo per la prevenzione della rotazione rinforzato

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