JP3962579B2 - 照明装置およびそれを備える反射型液晶表示装置 - Google Patents

照明装置およびそれを備える反射型液晶表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3962579B2
JP3962579B2 JP2001354088A JP2001354088A JP3962579B2 JP 3962579 B2 JP3962579 B2 JP 3962579B2 JP 2001354088 A JP2001354088 A JP 2001354088A JP 2001354088 A JP2001354088 A JP 2001354088A JP 3962579 B2 JP3962579 B2 JP 3962579B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light guide
film
liquid crystal
crystal display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001354088A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002351341A (ja
Inventor
岳志 増田
行広 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001354088A priority Critical patent/JP3962579B2/ja
Publication of JP2002351341A publication Critical patent/JP2002351341A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3962579B2 publication Critical patent/JP3962579B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、反射型液晶表示装置のフロントライトに好適に用いられる照明装置およびそれを備えた反射型液晶表示装置に関する。特に、タッチパネルと一体化されたフロントライトに好適に用いられる照明装置およびそれを備えた反射型液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
反射型液晶表示装置は、薄型、軽量および低消費電力などの特徴を有し、特に携帯性に優れた情報端末機器(ハンドヘルドPCやPDAなど)などの表示装置として利用が進んでいる。反射型液晶表示装置のなかには、十分な強度の周囲光が得られない場合の表示品位を向上するための照明装置を備えたものが知られており、この照明装置は、透過型液晶表示装置の照明装置が「バックライト」と称されるのに対して、「フロントライト」と称される。フロントライトは、典型的には、光源と、光源からの光を反射型液晶表示パネルに向けて出射する導光体とを備えている。
【0003】
一方、携帯型の情報端末機器に用いられる入力装置として、タッチパネル、あるいはタブレットと呼ばれる入力装置が提案されている。タッチパネルは、典型的には、透明導電材料からなる上部電極を下面に有する上部電極フィルムと、透明導電材料からなる下部電極を上面に有する下部電極基板とを備えている。上部電極フィルムと下部電極基板とは、例えば粘着材によって、所定の間隙を保持した状態で貼り合わされており、上部電極フィルムと下部電極基板との間にはスペーサが設けられている。そして、このタッチパネルにおいては、上部電極フィルムが押圧されることによる変形に応じて、上部電極と下部電極とが導通し、情報が入力される。
【0004】
タッチパネルは、通常、表示部の前面に配置されるが、フロントライトを備えた反射型液晶表示装置の前面に配置すると、反射型液晶表示パネル、フロントライトおよびタッチパネルが積層された構成となるので、装置の厚さが厚くなるという問題がある。また、反射型液晶表示パネルの前面に多くの部材が積層されているため、これらの部材と空気との界面における表面反射によって表示品位が低下するという問題もある。
【0005】
この問題を解決するために、特開2000−187197号公報、特開2000−292789号公報および特開2000−47178号公報は、フロントライトの導光体上に下部電極が直接形成され、タッチパネルとフロントライトとが一体化された照明装置(あるいは入力装置)を開示している。上記公報に開示されている照明装置においては、フロントライトの導光体が下部電極基板を兼ねるので、下部電極基板が省略され、装置の薄型化、軽量化が実現されるとともに表示品位の低下が抑制される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に開示されている照明装置には、以下のような問題があることを本願発明者は見出した。以下、図面を参照しながら、上記公報に開示されている照明装置の構造および問題を説明する。
【0007】
図9に、特開2000−187197号公報に開示されている照明装置(フロントライト)320を備えた、反射型液晶表示装置300を模式的に示す。この反射型液晶表示装置300は、図9に示すように、反射型液晶表示パネル310と、反射型液晶表示パネル310の観察者側に配置された照明装置320とを有している。照明装置320は、光源322と、導光体330と、導光体330の観察者側に配置された上部電極フィルム340とを有している。
【0008】
導光体330は、光源322側の入射側面330aと、入射側面330aに対向する対向側面330bと、観察者側のプリズム面330cと、プリズム面330cに対向する出射面330dとを有している。プリズム面330cは、伝搬面330c1と反射面330c2とを有し、鋸歯状の断面形状を有する。このプリズム面330c上に、透明導電材料からなる下部電極332が形成されている。また、導光体330の出射面330d側に反射型液晶表示パネル310が配置される。
【0009】
上部電極フィルム340は、透明導電材料からなる上部電極342を導光体330側の表面に有している。上部電極フィルム340と導光体330とは、所定の間隙を保持した状態で接着部346を介して互いに貼り合わされており、導光体330と上部電極フィルム340との間にはスペーサ328が設けられている。
【0010】
上述の導光体330と、上部電極フィルム340と、スペーサ328とは、上部電極フィルム340が押圧されることによる変形に応じて上部電極342と下部電極332とが導通する入力装置(タッチパネル)を構成している。
【0011】
この反射型液晶表示装置300においては、図9に示すように、光源322から出射され入射側面330aから導光体330内に入射した光は、伝搬面330c1と出射面330dとで全反射を繰り返しながら、対向側面330bに向けて伝搬する。導光体330内を伝搬する光の一部は、反射面330c2で反射され、出射面330dから反射型液晶表示パネル310に向けて出射される。反射型液晶表示パネル310によって反射された光は、出射面330dから再び導光体330に入射し、導光体330を通過した後、プリズム面330cから観察者側に出射され、表示に用いられる。
【0012】
しかしながら、上述の反射型液晶表示装置300においては、図10に示すように、導光体330内を伝搬する光の一部が、反射型液晶表示パネル310側に出射されずにプリズム面330cから出射され、導光体330と上部電極フィルム340との間の空隙に入射してスペーサ328によって散乱されて、迷光が発生する。また、図11に示すように、光源322から出射された光が接着部326から上述の空隙に入射し、スペーサ328によって散乱されて、迷光が発生する。さらに、図11に示すように、光源322から出射された光が上部電極フィルム340の側面に入射し、上部電極フィルム340表面の汚れや傷によって散乱されて、迷光が発生する。反射型液晶表示装置300においては、上述のように迷光が発生し、その結果、表示品位が低下する。
【0013】
図12に、特開2000−292789号公報に開示されている照明装置420を備えた、反射型液晶表示装置400を模式的に示す。反射型液晶表示装置400は、反射型液晶表示パネル410と、反射型液晶表示パネル410の観察者側に配置された照明装置420とを備えている。照明装置420は、光源422と、導光体430と、導光体430の観察者側に配置された上部電極フィルム440とを有している。
【0014】
導光体430は、第1導光板434と、第1導光板434の反射型液晶表示パネル310側に接着層435を介して設けられた第2導光板436と、第1導光板434の観察者側の表面に設けられた透明導電材料からなる下部電極432とを有している。第2導光板436は、伝搬面434a1と反射面434a2とからなるプリズム面434aを第1導光板434側に有している。また、接着層435は、第2導光板436の屈折率よりも小さい屈折率を有している。
【0015】
上部電極フィルム440は、透明導電材料からなる上部電極442を導光体430側の表面に有している。上部電極フィルム440と導光体430とは、所定の間隙を保持した状態で接着部426を介して互いに貼り合わされており、導光体430と上部電極フィルム440との間にはスペーサ428が設けられている。
【0016】
この反射型液晶表示装置400においては、図12に示すように、光源422から出射され導光体430に入射した光は、導光体430内を伝搬し、第2導光板436の反射面436a2と接着層435との界面において反射されて、反射型液晶表示パネル410に向けて出射される。
【0017】
しかしながら、この反射型液晶表示装置400においては、図13に示すように、導光体430内を伝搬する光の一部が反射型液晶表示パネル410側に出射されずに導光体430の観察者側の表面から出射され、導光体430と上部電極フィルム440との間の空隙に入射してスペーサ428によって散乱されて、迷光が発生する。また、図14に示すように、光源422から出射された光が接着部426から上述の空隙に入射し、スペーサ428によって散乱されて、迷光が発生する。さらに、図14に示すように、光源422から出射された光が上部電極フィルム440の側面に入射し、上部電極フィルム440表面の汚れや傷によって散乱されて、迷光が発生する。反射型液晶表示装置400においては、上述のように迷光が発生し、その結果、表示品位が低下する。
【0018】
図15に、特開2000−47178号公報に開示されている照明装置520を備えた、反射型液晶表示装置500を模式的に示す。この反射型液晶表示装置500は、図15に示すように、反射型液晶表示パネル510と、反射型液晶表示パネル510の観察者側に配置された照明装置520とを有している。照明装置520は、光源522と、導光体530と、導光体530の観察者側に配置された上部電極フィルム540とを有している。
【0019】
導光体530は、観察者側の表面に設けられた透明導電材料からなる下部電極532と、下部電極532上に設けられたスペーサ528とを有している。
【0020】
上部電極フィルム540は、透明導電材料からなる上部電極542を導光体530側の表面に有している。この上部電極フィルム540と導光体530とは、所定の間隙を保持した状態で接着部526を介して互いに貼り合わされている。
【0021】
この反射型液晶表示装置においては、図15に示すように、光源522から出射され導光体530に入射した光は、導光体530の観察者側の面と反射型表示パネル510側の面とで全反射を繰り返しながら導光体530内部を伝搬する。導光体530内を伝搬する光の一部は、スペーサ528によって散乱されて拡散光となり、反射型液晶表示パネル510に向けて出射される。
【0022】
しかしながら、反射型液晶表示装置500においては、図16に示すように、光源522から出射された光が接着部526から導光体530と上部電極フィルム540との間の空隙に入射し、スペーサ528によって散乱されて、迷光が発生する。さらに、図16に示すように、光源522から出射された光が上部電極フィルム540の側面に入射し、上部電極フィルム540表面の汚れや傷によって散乱されて、迷光が発生する。反射型液晶表示装置500においては、上述のように迷光が発生し、その結果、表示品位が低下する。
【0023】
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、高品位の表示が可能な照明装置およびそれを備えた反射型液晶表示装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本発明による照明装置は、光源と、前記光源から出射された光を受ける第1側面と、前記第1側面に対向する第2側面と、前記第1側面と前記第2側面との間に位置し互いに対向する第3側面および第4側面と、前記第1、第2、第3および第4側面を介して互いに対向する出射面および対向面と、前記対向面に形成された第1透明電極とを有する導光体と、前記導光体の前記対向面に対向するように設けられたフィルムであって、前記導光体側の表面に形成された第2透明電極を有するフィルムと、前記フィルムの外周部に設けられ、前記導光体と前記フィルムとを互いに接着する接着部と、前記導光体の対向面と前記フィルムとの間に設けられたスペーサとを備え、前記導光体、前記フィルムおよび前記スペーサは、前記フィルムが押圧されることによる変形に応じて前記第1透明電極と前記第2透明電極とが導通する入力装置を構成し、前記接着部は、遮光性を有する材料から形成されており、そのことによって上記目的が達成される。
【0025】
前記スペーサは、光吸収性を有する材料から形成されていることが好ましい。
【0026】
前記光源から出射された光を前記導光体の前記第1側面に導くように前記光源を実質的に囲む反射部材をさらに備えてもよい。
【0027】
前記導光体の前記対向面は、前記フィルムと重ならない第1領域を前記第1側面の近傍に有しており、前記第1領域の少なくとも一部において、前記反射部材の一端が前記導光体に対して固定されていてもよい。
【0028】
前記導光体の前記第2側面側に設けられたさらなる光源と、前記さらなる光源から出射された光を前記導光体の前記第2側面に導くように前記さらなる光源を実質的に囲むさらなる反射部材とを備え、前記導光体の前記対向面は、前記フィルムと重ならない第2領域を前記第2側面の近傍に有しており、前記第2領域の少なくとも一部において、前記さらなる反射部材の一端が前記導光体に対して固定されていてもよい。
【0029】
本発明による反射型液晶表示装置は、上記の構成を備える照明装置と、前記照明装置の前記導光体に対して前記フィルムとは反対側に設けられた反射型液晶表示パネルとを備え、そのことによって上記目的が達成される。
【0030】
以下、本発明の作用を説明する。
【0031】
本発明による照明装置においては、導光体の対向面は、フィルムと重ならない第1領域を第1側面の近傍に有しており、この第1領域の少なくとも一部において、反射部材の一端が導光体に対して固定されているので、光源から出射された光が接着部から導光体とフィルムとの間の空隙に入射すること、および、光源から出射された光がフィルムの側面に入射することが防止される。従って、迷光の発生が防止され、その結果、高品位の表示が実現される。
【0032】
本発明による他の照明装置においては、接着部が遮光性を有する材料から形成されているので、光源から出射された光が接着部から導光体とフィルムとの間の空隙に入射することが防止される。従って、迷光の発生が防止され、その結果、高品位の表示が実現される。
【0033】
本発明によるさらに他の照明装置においては、スペーサが光吸収性を有する材料から形成されているので、導光体とフィルムとの間の空隙に入射した光がスペーサによって散乱されることがなく、迷光の発生が防止される。その結果、高品位の表示が実現される。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明による実施形態を説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
【0035】
(実施形態1)
本発明による実施形態1の反射型液晶表示装置100を模式的に図1および図2に示す。図1は、反射型液晶表示装置100を模式的に示す断面図であり、図2は、反射型液晶表示装置100が有する導光体130を模式的に示す上面図である。
【0036】
反射型液晶表示装置100は、反射型液晶表示パネル110と、反射型液晶表示パネル110の観察者側に配置された照明装置(フロントライト)120とを有している。反射型液晶表示パネル110は、公知の反射型液晶表示パネルを用いることができるので、その説明を省略する。
【0037】
照明装置120は、光源122と、導光体130と、導光体130の観察者側に設けられたフィルム140と、導光体130とフィルム140とを互いに接着する接着部126と、導光体130とフィルム140との間に設けられたスペーサ128とを有する。
【0038】
本実施形態においては、光源122として、蛍光管を用いる。勿論、これに限定されず、LED(発光ダイオード)や、LEDと線状導光体とを組み合わせたものや、EL(エレクトロルミネッセンス)素子などを用いてもよい。
【0039】
導光体130は、光源122から出射された光を受ける第1側面(入射側面)130aと、第1側面130aに対向する第2側面130bと、第1側面130aと第2側面130bとの間に位置し互いに対向する第3側面130cおよび第4側面130dと、反射型液晶表示パネル110側に配置された出射面130eと、出射面130eに対向する対向面130fと、対向面130fに形成された第1透明電極132とを有する。
【0040】
対向面130fは、伝搬面130f1と反射面130f2とを有し、鋸歯状の断面構造を有する。光源122から出射され第1側面130aから導光体130内に入射した光は、伝搬面130f1(より厳密には伝搬面130f1上の第1透明電極132と空気との界面)と出射面130eとで全反射を繰り返しながら、第2側面130bに向けて伝搬する。導光体130内を伝搬する光の一部は、反射面130f2で反射され、出射面130eから反射型液晶表示パネル110に向けて出射される。反射型液晶表示パネル110によって反射された光は、出射面130eから再び導光体130に入射し、導光体130内を通過した後、対向面130fから観察者側に出射され、表示に用いられる。
【0041】
伝搬面130f1と反射面130f2とが接する稜線130rは、図2に示すように、第1側面130aに対して(より厳密には反射型液晶表示パネル110の画素配列の繰り返し方向に対して)傾斜していることが好ましい。対向面130fの稜線130rが第1側面130aに対して傾斜していると、特開平11−311782号公報に記載されているように、モアレの発生を抑制することができる。勿論、対向面130fの稜線130rは、第1側面130aに対して平行であってもよい。
【0042】
また、対向面130fは、伝搬面130f1の稜線130rに垂直な方向に沿った長さP1および反射面130f2の稜線130rに垂直な方向に沿った長さP2がP1>P2の関係を満たすように形成されていることが好ましい。上述の関係を満たしていると、特開平2000−89225号公報に記載されているように、画像の2重化が防止される。
【0043】
さらに、導光体130の出射面130eに反射防止処理が施されていることが好ましい。出射面130eに反射防止処理が施されていると、特開平10−326515号公報に開示されているように、出射面130eから光が出射される際の、出射面130eと空気との界面における反射を抑制することができる。反射防止処理としては、例えば、互いに屈折率の異なる複数の薄膜が積層された反射防止フィルムを出射面130e上に設ける方法を用いることができる。
【0044】
上述の導光体130は、公知の材料を用いて公知の方法で形成される。本実施形態においては、ポリカーボネートを用いて形成された厚さが約1.0mmの導光体130を用いる。導光体130が有する第1透明電極132は、透明導電材料(例えばITO)を用いて公知の方法で形成される。
【0045】
また、導光体130の第1側面130a側に設けられた光源122の周囲には、光源122を囲むように反射部材124が設けられている。本実施形態においては、反射部材124として住友スリーエム(株)社製のスーパーリフレクタNo.4596を用い、反射部材124が導光体130の出射面130eの一部とフィルム140の観察者側の表面の一部とにおいて、例えば両面テープによって固定されている。このような構成を採用すると、簡便なプロセスで反射部材124を固定することができる。
【0046】
フィルム140は、導光体130の対向面130fに対向するように設けられており、導光体130側の表面に形成された第2透明電極142を有する。このフィルム140は、公知の材料を用いて公知の方法で形成される。本実施形態においては、PET(ポリエチレンテレフタレート)を用いて形成された厚さが約0.2mmのフィルム140を用いる。また、フィルム140が有する第2透明電極142は、透明導電材料(例えばITO)を用いて公知の方法で形成される。
【0047】
接着部126は、フィルム140の外周部に設けられ、導光体130とフィルム140とを互いに接着する。この接着部126は、遮光性を有する材料から形成されている。遮光性を有する材料としては、例えば、光吸収性を有する顔料や染料が混入された粘着剤を用いることができる。光吸収性を有する顔料としては、例えば、カーボンブラック、黒色酸化鉄、コバルトブラック、チタンブラックまたはアニリンブラックを用いることができる。本実施形態においては、接着部126は、カーボンブラックが混入されたアクリル系粘着剤を用いて形成されている。勿論、接着部126の材料としては、光吸収性を有する材料に限定されず、遮光性を有する、すなわち、導光体130とフィルム140との間の空隙への接着部からの光の入射を防止し得る材料であればよい。本実施形態においては、この接着部126によって、導光体130とフィルム140とが約0.1mmの間隙を保持した状態で貼り合わされている。
【0048】
スペーサ128は、導光体130の対向面130fとフィルム140との間に設けられており、光吸収性を有する材料から形成されている。光吸収性を有する材料としては、例えば、光吸収性を有する顔料や染料が混入された樹脂を用いることができる。光吸収性を有する顔料としては、例えば、カーボンブラック、黒色酸化鉄、コバルトブラック、チタンブラックおよびアニリンブラックを用いることができる。本実施形態においては、スペーサ128は、カーボンブラックが混入されたアクリル系樹脂を用いて形成されている。
【0049】
スペーサ128を形成する方法としては、例えば、光吸収性を有する顔料や染料が混入された感光性樹脂を第1透明電極132上に塗布した後、所定のドットパターンを有するフォトマスクを介して露光し、現像することによって形成する方法を用いることができる。勿論、スクリーン印刷法を用いてもよい。スペーサ128の形状は、例えば、真球状や棒状などであってよいがこれに限定されない。
【0050】
上述の導光体130、フィルム140およびスペーサ128は、フィルム140が押圧されることによる変形に応じて第1透明電極132と第2透明電極142とが導通する入力装置(タッチパネル)を構成している。
【0051】
本発明による実施形態1の反射型液晶表示装置100においては、接着部126が遮光性を有する材料から形成されているので、光源122から出射された光が接着部126から導光体130とフィルム140との間の空隙に入射することが防止される。従って、光源122から出射された光が接着部126から導光体130とフィルム140との間の空隙に入射することによる迷光の発生が防止される。また、反射型液晶表示装置100においては、スペーサ128が光吸収性を有する材料から形成されているので、図3に示すように、導光体130とフィルム140との間の空隙に入射した光がスペーサ128によって散乱されることがない。従って、導光体130とフィルム140との間の空隙に入射した光がスペーサ128によって散乱されることによる迷光の発生が防止される。
【0052】
本発明による実施形態1の反射型液晶表示装置100においては、上述したように、迷光の発生が防止され、その結果、高品位の表示が実現される。
【0053】
なお、本実施形態においては、接着部126が遮光性を有する材料から形成されているとともに、スペーサ128が光吸収性を有する材料から形成されている場合について説明したが、接着部126が遮光性を有する材料から形成されている場合には、スペーサ128は例えば透明材料から形成されていてもよく、スペーサ128が光吸収性を有する材料から形成されている場合には、接着部126は例えば透明材料から形成されていてもよい。いずれの場合にも本発明の効果が得られる。勿論、表示品位の観点からは、接着部126が遮光性を有する材料から形成されているとともに、スペーサ128が光吸収性を有する材料から形成されていることが好ましい。
【0054】
(実施形態2)
本発明による実施形態2の反射型液晶表示装置200を模式的に図4および図5に示す。図4は、反射型液晶表示装置200を模式的に示す断面図であり、図5は、反射型液晶表示装置200が有する導光体230を模式的に示す上面図である。反射型液晶表示装置200は、反射型液晶表示パネル210と、反射型液晶表示パネル210の観察者側に配置された照明装置(フロントライト)220とを有している。反射型液晶表示パネル210は、公知の反射型液晶表示パネルを用いることができるので、その説明を省略する。
【0055】
照明装置220は、光源222と、導光体230と、反射部材224と、導光体230の観察者側に設けられたフィルム240と、導光体230とフィルム240とを互いに接着する接着部226と、導光体230とフィルム240との間に設けられたスペーサ228とを有する。
【0056】
本実施形態においては、光源222として、蛍光管を用いる。勿論、LED(発光ダイオード)や、LEDと線状導光体とを組み合わせたものや、EL(エレクトロルミネッセンス)素子などを用いてもよい。
【0057】
導光体230は、光源222から出射された光を受ける第1側面(入射側面)230aと、第1側面230aに対向する第2側面230bと、第1側面230aと第2側面230bとの間に位置し互いに対向する第3側面230cおよび第4側面230dと、反射型液晶表示パネル210側に配置された出射面230eと、出射面230eに対向する対向面230fと、対向面230fに形成された第1透明電極232とを有する。
【0058】
また、導光体230は、第1導光板234と、第1導光板234の反射型液晶表示パネル210側に接着層235を介して設けられた第2導光板236とから構成されている。第1導光板234は、典型的には平行平板型の導光板であり、第2導光板236は、伝搬面236a1と反射面236a2とを有するプリズム面236aを第1導光板234側に有している。また、接着層235は、第2導光板236の屈折率よりも小さい屈折率を有している。
【0059】
光源222から出射され第1側面230aから導光体230内に入射した光は、対向面230fまたは伝搬面236a1と出射面230eとで全反射を繰り返しながら、第2側面230bに向けて伝搬する。導光体230内を伝搬する光の一部は、第2導光板236の反射面236a2で反射され、出射面230eから反射型液晶表示パネル210に向けて出射される。反射型液晶表示パネル210によって反射された光は、出射面230eから再び導光体230に入射し、導光体230内を通過した後、対向面230fから観察者側に出射され、表示に用いられる。
【0060】
第2導光板236のプリズム面236aが有する稜線(伝搬面236a1と反射面236a2とが接する稜線)236rは、図5に示すように、第1側面230aに対して(より厳密には反射型液晶表示パネル210の画素配列の繰り返し方向に対して)傾斜していることが好ましい。プリズム面236aの稜線236rが第1側面230aに対して傾斜していると、特開平11−311782号公報に記載されているように、モアレの発生を抑制することができる。勿論、プリズム面236aの稜線236rは、第1側面230aに対して平行であってもよい。
【0061】
また、図4に示すように、導光体230の出射面230eに反射型液晶表示パネル210の偏光板212が貼り合わされていることが好ましい。このような構成を採用すると、「月刊FPDintelligence1998.9」の22〜23ページに記載されているように、出射面230eから光が出射される際の、出射面230eと空気との界面における反射を抑制することができる。
【0062】
導光体230は、公知の材料を用いて公知の方法で形成される。本実施形態においては、第1導光板234として、ガラスを用いて形成された厚さが約1.1mmの第1導光板234を用い、第2導光板236として、PEN(ポリエチレンナフタレート)を用いて形成された厚さが約0.2mm、屈折率が約1.66の第2導光板236を用い、接着層235として、屈折率が約1.40の紫外線硬化樹脂を用いる。また、導光体230が有する第1透明電極232は、透明導電材料(例えば、ITO)を用いて公知の方法で形成される。
【0063】
フィルム240は、導光体230の対向面230fに対向するように設けられており、導光体230側の表面に形成された第2透明電極242を有する。フィルム240は、公知の材料を用いて公知の方法で形成される。本実施形態においては、PET(ポリエチレンテレフタレート)を用いて形成された厚さが約0.2mmのフィルム240を用いる。また、フィルム240が有する第2透明電極242は、透明導電材料(例えば、ITO)を用いて公知の方法で形成される。
【0064】
接着部226は、フィルム240の外周部に設けられ、導光体230とフィルム240とを互いに接着する。本実施形態においては、接着部226は、透明なアクリル系接着剤を用いて形成されている。また、本実施形態においては、この接着部226によって、導光体230とフィルム240とが約0.1mmの間隙を保持した状態で貼り合わされている。
【0065】
導光体230とフィルム240とは、上述のように接着部226を介して貼り合わされており、本実施形態の反射型液晶表示装置200が有する導光体230の対向面230fは、フィルム240と重ならない第1領域230f’を第1側面230aの近傍に有している。本実施形態においては、第1領域230f’は、第1側面230aに垂直な方向に約2.0mmの幅を有している。
【0066】
反射部材224は、光源222から出射された光を導光体230の第1側面230aに導くように光源222を実質的に囲んでいる。本実施形態の反射型液晶表示装置200においては、第1領域230f’の一部において、反射部材224の一端が導光体230に対して固定されている。本実施形態においては、反射部材224として、住友スリーエム(株)社製スーパーリフレクタNo.4596を用い、反射部材224が、第1領域230f’の一部と、偏光板212の表面の一部とにおいて、例えば、両面テープによって固定されている。勿論、反射部材224は粘着剤によって固定されていてもよい。両面テープや粘着剤によって固定されている構成を採用すると、簡便なプロセスで反射部材224の固定を行うことができる。勿論、これに限定されず、反射部材224および導光体230の対向面230fに位置決め構造(例えば、凸部と、この凸部に嵌合する凹部とを有する位置決め構造)が設けられており、この位置決め構造によって反射部材224が固定されていてもよい。
【0067】
スペーサ228は、導光体230の対向面230fとフィルム240との間に設けられており、光吸収性を有する材料から形成されている。光吸収性を有する材料としては、例えば、光吸収性を有する顔料や染料が混入された樹脂を用いることができる。光吸収性を有する顔料としては、例えば、カーボンブラック、黒色酸化鉄、コバルトブラック、チタンブラックおよびアニリンブラックを用いることができる。本実施形態においては、スペーサ228は、カーボンブラックが混入されたアクリル系樹脂を用いて形成されている。スペーサ228は、例えば、フォトリソグラフィプロセスを用いて形成される。
【0068】
上述の導光体230、フィルム240およびスペーサ228は、フィルム240が押圧されることによる変形に応じて第1透明電極232と第2透明電極242とが導通する入力装置(タッチパネル)を構成している。
【0069】
本発明による実施形態2の反射型液晶表示装置200においては、導光体230の対向面230fは、フィルム240と重ならない第1領域230f’を第1側面230aの近傍に有しており、この第1領域230f’の一部において、反射部材224の一端が導光体230に対して固定されているので、光源222から出射された光が接着部226から導光体230とフィルム240との間の空隙に入射すること、および、光源222から出射された光がフィルム240の側面に入射することが防止される。従って、光源222から出射された光が接着部226から導光体230とフィルム240との間の空隙に入射すること、および、光源222から出射された光がフィルム240の側面に入射することによる迷光の発生が防止される。その結果、高品位の表示が実現される。
【0070】
これに対して、例えば、図15に示した従来の反射型液晶表示装置500のように、照明装置520がシャーシ514に組み入れられた構成においては、光源522から出射された光が接着部526から導光体530と上部電極フィルム540との間の空隙に入射すること、および、光源522から出射された光が上部電極フィルム540の側面に入射することがないように、光源522と導光体530との位置合わせを厳密に行うことは困難であるため、迷光が発生し、その結果、表示品位が低下する。
【0071】
また、本発明による実施形態2の反射型液晶表示装置200においては、スペーサ228が光吸収性を有する材料から形成されているので、導光体230とフィルム240との間の空隙に入射した光がスペーサ228によって散乱されることがない。従って、導光体230とフィルム240との間の空隙に入射した光がスペーサ228によって散乱されることによる迷光の発生が防止される。そのため、一層高品位の表示が実現される。
【0072】
なお、本実施形態においては、スペーサ228が光吸収性を有する材料から形成されている場合について説明したが、スペーサ228は例えば透明材料から形成されていてもよい。勿論、表示品位の観点からは、スペーサ128が光吸収性を有する材料から形成されていることが好ましい。
【0073】
また、本実施形態においては、接着部226が透明な材料を用いて形成されている場合について説明したが、接着部226は遮光性を有する材料から形成されていてもよい。遮光性を有する材料としては、例えば、光吸収性を有する顔料や染料が混入された粘着剤を用いることができる。光吸収性を有する顔料としては、例えば、カーボンブラック、黒色酸化鉄、コバルトブラック、チタンブラックまたはアニリンブラックを用いることができる。接着部226が遮光性を有する材料から形成されていると、光源222から出射された光が接着部226から導光体230とフィルム240との間の空隙に入射することがより確実に防止される。従って、光源222から出射された光が接着部226から導光体230とフィルム240との間の空隙に入射することによる迷光の発生がより確実に防止される。そのため、より一層高品位の表示が実現される。
【0074】
さらに、本実施形態においては、導光体230の第1側面230a側に光源222を有する場合について説明したが、図4に示した導光体230に代えて、導光体の両側(第1側面および第2側面)から入射された光が反射型液晶表示パネル側に効率よく出射されるように設計された導光体を用い、この導光体の両側に光源を有する構成としてもよい。すなわち、第1側面側に設けられた光源に加え、第2側面側に設けられたさらなる光源を有する構成としてもよい。導光体の第2側面側に設けられたさらなる光源を有する場合には、導光体の対向面は、フィルムと重ならない第2領域を第2側面の近傍に有しており、この第2領域の一部において、さらなる反射部材(さらなる光源から出射された光を導光体の第2側面に導くようにさらなる光源を実質的に囲む反射部材)の一端が導光体に対して固定されていることが好ましい。
【0075】
(実施形態3)
本発明による実施形態3の反射型液晶表示装置300を模式的に図7に示す。図7は、反射型液晶表示装置300を模式的に示す断面図である。
【0076】
反射型液晶表示装置300は、反射型液晶表示パネル310と、反射型液晶表示パネル310の観察者側に配置された照明装置(フロントライト)320とを有している。
【0077】
照明装置320は、光源322aおよび322bと、導光体330と、導光体330の観察者側に設けられたフィルム340と、導光体330とフィルム340とを互いに接着する接着部326と、導光体330とフィルム340との間に設けられたスペーサ328とを有する。
【0078】
光源322aおよび322bとしては、蛍光管、LED、ELなどの種々の発光素子を用いることができる。
【0079】
導光体330は、光源322aから出射された光を受ける第1側面(第1入射側面)330aと、第1側面330aに対向し、光源322bから出射された光を受ける第2側面(第2入射側面)330bと、第1側面330aと第2側面330bとの間に位置し互いに対向する第3側面および第4側面(いずれも不図示)と、反射型液晶表示パネル310側に配置された出射面330eと、出射面330eに対向する対向面330fと、対向面330fに形成された第1透明電極332とを有する。
【0080】
導光体330の対向面330fには、多数のプリズムが形成されている。具体的には、所定の間隔で断面形状がV字状の溝が設けられており、対向面330fのうち、出射面330eに対して略平行な部分が伝搬面330f1として機能し、出射面330eに対して傾斜した部分、すなわち溝の斜面が反射面330f2として機能する。光源322aから出射され第1側面330aから導光体330内に入射した光は、伝搬面330f1と出射面330eとで全反射を繰り返しながら、第2側面330bに向けて伝搬する。また、光源322bから出射され第2側面330bから導光体330内に入射した光は、伝搬面330f1と出射面330eとで全反射を繰り返しながら、第1側面330bに向けて伝搬する。導光体330内を伝搬する光の一部は、反射面330f2で反射され、出射面330eから反射型液晶表示パネル310に向けて出射される。反射型液晶表示パネル310によって反射された光は、出射面330eから再び導光体330に入射し、導光体330内を通過した後、対向面330fから観察者側に出射され、表示に用いられる。
【0081】
対向面330fに周期的に形成されたプリズムは、その溝の延びる方向が、第1側面330a(あるいは第2側面330b)に対して(より厳密には反射型液晶表示パネル310の画素配列の繰り返し方向に対して)傾斜していることが好ましい。プリズムの溝の延びる方向が第1側面330a(あるいは第2側面330b)に対して傾斜していると、モアレの発生による表示品位の劣化を低減することができる。
【0082】
フィルム340は、導光体330の対向面330fに対向するように設けられており、導光体330側の表面に形成された第2透明電極342を有する。
【0083】
接着部326は、フィルム340の外周部に設けられ、導光体330とフィルム340とを互いに接着する。
【0084】
導光体330とフィルム340とは、上述のように接着部326を介して貼り合わされており、本実施形態の反射型液晶表示装置300が有する導光体330の対向面330fは、フィルム340と重ならない第1領域330f’を第1側面330aの近傍に有し、フィルム340と重ならない第2領域330f’’を第2側面330bの近傍に有している。
【0085】
反射部材324aは、光源322aから出射された光を導光体330の第1側面330aに導くように光源322aを実質的に囲んでおり、反射部材324bは、光源322bから出射された光を導光体330の第2側面330bに導くように光源322bを実質的に囲んでいる。
【0086】
スペーサ328は、導光体330の対向面330fとフィルム340との間に設けられており、光吸収性を有する材料から形成されている。
【0087】
上述の導光体330、フィルム340およびスペーサ328は、フィルム340が押圧されることによる変形に応じて第1透明電極332と第2透明電極342とが導通する入力装置(タッチパネル)を構成している。
【0088】
上述した照明装置320に対して観察者側とは反対側に配置される反射型液晶表示パネル310は、一対の基板(例えばガラス基板)310aおよび310bと、これらの間に設けられた液晶層314および反射板316と、照明装置320の導光体330に貼り合わされた偏光板312とで構成される。反射型液晶表示パネル310は、照明装置320から出射された光が、偏光板312を通過して液晶層314に入射し、反射板316で反射されて再び偏光板312から到達する過程において、その光の偏光状態を変調することによって、偏光板312から出射する光量を制御する。
【0089】
なお、図7に示したように、導光体330の出射面330eに反射型液晶表示パネル310の偏光板312が貼り合わされていると、出射面330eから光が出射される際の、出射面330eと空気との界面における反射を抑制することができる。
【0090】
上述した本発明による実施形態3の反射型液晶表示装置300においては、導光体330の対向面330fは、フィルム340と重ならない第1領域330f’および第2領域330f’’を第1側面330aおよび第2側面330bの近傍に有しており、これらの第1領域330f’および第2領域330f’’の一部において、反射部材324aおよび324bの一端が導光体330に対して固定されているので、光源322aおよび322bから出射された光が接着部326から導光体330とフィルム340との間の空隙に入射すること、および、光源322aおよび322bから出射された光がフィルム340の側面に入射することが防止される。従って、光源322aおよび322bから出射された光が接着部326から導光体330とフィルム340との間の空隙に入射すること、および、光源322aおよび322bから出射された光がフィルム340の側面に入射することによる迷光の発生が防止される。その結果、高品位の表示が実現される。
【0091】
また、本実施形態の反射型液晶表示装置300においては、スペーサ328が光吸収性を有する材料から形成されているので、図8に示すように、導光体330とフィルム340との間の空隙に入射した光がスペーサ328によって散乱されることがない。従って、導光体330とフィルム340との間の空隙に入射した光がスペーサ328によって散乱されることによる迷光の発生が防止される。そのため、一層高品位の表示が実現される。
【0092】
【発明の効果】
本発明によると、反射型液晶表示装置のフロントライトとして好適に用いられる照明装置が提供される。
【0093】
本発明による照明装置においては、迷光の発生が防止されるので、本発明による照明装置をフロントライトとして用いることによって、高品位の表示が可能な反射型液晶表示装置が提供される。
【0094】
本発明による照明装置は、導光体の対向面にフィルムと重ならない第1領域を設け、この第1領域の一部において反射部材の一端を導光体に対して固定することによっても実現されるし、スペーサを光吸収性を有する材料から形成することによっても実現されるし、接着部を遮光性を有する材料から形成することによっても実現される。
【0095】
従って、本発明は、種々のタイプの導光体を備えた照明装置に適用できるので、本発明によると、種々のタイプの照明装置の表示品位を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による実施形態1の反射型液晶表示装置100を模式的に示す断面図である。
【図2】 本発明による実施形態1の反射型液晶表示装置100が有する導光体130を模式的に示す上面図である。
【図3】 本発明による実施形態1の反射型液晶表示装置100を模式的に示す断面図である。
【図4】 本発明による実施形態2の反射型液晶表示装置200を模式的に示す断面図である。
【図5】 本発明による実施形態2の反射型液晶表示装置200が有する導光体230を模式的に示す上面図である。
【図6】 本発明による実施形態2の反射型液晶表示装置200を模式的に示す断面図である。
【図7】 本発明による実施形態3の反射型液晶表示装置300を模式的に示す断面図である。
【図8】 本発明による実施形態3の反射型液晶表示装置300を模式的に示す断面図である。
【図9】 従来の反射型液晶表示装置300を模式的に示す断面図である。
【図10】 従来の反射型液晶表示装置300における迷光の発生を模式的に示す図である。
【図11】 従来の反射型液晶表示装置300における迷光の発生を模式的に示す図である。
【図12】 従来の反射型液晶表示装置400を模式的に示す断面図である。
【図13】 従来の反射型液晶表示装置400における迷光の発生を模式的に示す図である。
【図14】 従来の反射型液晶表示装置400における迷光の発生を模式的に示す図である。
【図15】 従来の反射型液晶表示装置500を模式的に示す断面図である。
【図16】 従来の反射型液晶表示装置500における迷光の発生を模式的に示す図である。
【符号の説明】
100、200、300 反射型液晶表示装置
110、210、310 反射型液晶表示パネル
120、220、320 照明装置
122、222、322a、322b 光源
124、224、324a、324b 反射部材
126、226、326 接着部
128、228、328 スペーサ
130、230、330 導光体
130a、230a、330a 第1側面
130b、230b、330b 第2側面
130c、230c 第3側面
130d、230d 第4側面
130e、230e、330e 出射面
130f、230f、330f 対向面
132、232、332 第1透明電極
140、240、340 フィルム
142、242、342 第2透明電極
230f’、330f’ 第1領域
330f’’ 第2領域

Claims (6)

  1. 光源と、
    前記光源から出射された光を受ける第1側面と、前記第1側面に対向する第2側面と、前記第1側面と前記第2側面との間に位置し互いに対向する第3側面および第4側面と、前記第1、第2、第3および第4側面を介して互いに対向する出射面および対向面と、前記対向面に形成された第1透明電極とを有する導光体と、
    前記導光体の前記対向面に対向するように設けられたフィルムであって、前記導光体側の表面に形成された第2透明電極を有するフィルムと、
    前記フィルムの外周部に設けられ、前記導光体と前記フィルムとを互いに接着する接着部と、
    前記導光体の対向面と前記フィルムとの間に設けられたスペーサとを備え、
    前記導光体、前記フィルムおよび前記スペーサは、前記フィルムが押圧されることによる変形に応じて前記第1透明電極と前記第2透明電極とが導通する入力装置を構成し、
    前記接着部は、遮光性を有する材料から形成されている、照明装置。
  2. 前記スペーサは、光吸収性を有する材料から形成されている請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記光源から出射された光を前記導光体の前記第1側面に導くように前記光源を実質的に囲む反射部材をさらに備えた、請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記導光体の前記対向面は、前記フィルムと重ならない第1領域を前記第1側面の近傍に有しており、
    前記第1領域の少なくとも一部において、前記反射部材の一端が前記導光体に対して固定されている、請求項1からのいずれか1つに記載の照明装置。
  5. 前記導光体の前記第2側面側に設けられたさらなる光源と、前記さらなる光源から出射された光を前記導光体の前記第2側面に導くように前記さらなる光源を実質的に囲むさらなる反射部材とを備え、
    前記導光体の前記対向面は、前記フィルムと重ならない第2領域を前記第2側面の近傍に有しており、
    前記第2領域の少なくとも一部において、前記さらなる反射部材の一端が前記導光体に対して固定されている、請求項1からのいずれか1つに記載の照明装置。
  6. 請求項1からのいずれか1つに記載の照明装置と、前記照明装置の前記導光体に対して前記フィルムとは反対側に設けられた反射型液晶表示パネルとを備える反射型液晶表示装置。
JP2001354088A 2001-03-19 2001-11-20 照明装置およびそれを備える反射型液晶表示装置 Expired - Fee Related JP3962579B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001354088A JP3962579B2 (ja) 2001-03-19 2001-11-20 照明装置およびそれを備える反射型液晶表示装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001078059 2001-03-19
JP2001-78059 2001-03-19
JP2001354088A JP3962579B2 (ja) 2001-03-19 2001-11-20 照明装置およびそれを備える反射型液晶表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002351341A JP2002351341A (ja) 2002-12-06
JP3962579B2 true JP3962579B2 (ja) 2007-08-22

Family

ID=26611521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001354088A Expired - Fee Related JP3962579B2 (ja) 2001-03-19 2001-11-20 照明装置およびそれを備える反射型液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3962579B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008026385A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Fujitsu Ltd 携帯端末の表示装置
JP5157548B2 (ja) * 2008-03-14 2013-03-06 日立化成株式会社 タッチパネル用光学部材及びその製造方法
JP5859411B2 (ja) 2012-09-07 2016-02-10 富士フイルム株式会社 導電性フイルム、それを備える表示装置及びタッチパネル、並びに導電性フイルムのパターンの決定方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0138690Y2 (ja) * 1985-06-10 1989-11-20
JPH0749502A (ja) * 1993-08-05 1995-02-21 Seiko Epson Corp 液晶表示素子
JPH08211383A (ja) * 1995-02-03 1996-08-20 Citizen Watch Co Ltd 液晶表示素子
JPH1073827A (ja) * 1996-08-30 1998-03-17 Sharp Corp 液晶表示装置
JPH10198497A (ja) * 1996-11-14 1998-07-31 Seiko Epson Corp 入力タブレットおよびこれを用いた液晶表示装置
JP2701834B2 (ja) * 1997-03-17 1998-01-21 セイコーエプソン株式会社 液晶表示体の製造方法
JP3849249B2 (ja) * 1997-09-29 2006-11-22 カシオ計算機株式会社 液晶表示装置
TW523627B (en) * 1998-07-14 2003-03-11 Hitachi Ltd Liquid crystal display device
JP3534170B2 (ja) * 1998-07-31 2004-06-07 シャープ株式会社 タッチパネルを備えた反射型液晶表示装置
JP2000187197A (ja) * 1998-12-21 2000-07-04 Fujitsu Kasei Kk 表示装置用のタッチパネル
JP3543296B2 (ja) * 1999-04-09 2004-07-14 シャープ株式会社 照明装置
JP2001051256A (ja) * 1999-08-06 2001-02-23 Hitachi Ltd 液晶表示装置
JP2001056648A (ja) * 1999-08-18 2001-02-27 Ricoh Microelectronics Co Ltd スペーサ形成用印刷版の製造方法及び装置、スペーサ形成用印刷版雌型の製造方法及び装置、スペーサ形成方法及び装置、スペーサ形成用印刷版、スペーサ形成用印刷版雌型、液晶表示装置、並びに、タッチパネル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002351341A (ja) 2002-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7973880B2 (en) Illumination device and liquid crystal display device
JP4059692B2 (ja) 照明装置およびそれを備える表示装置ならびに導光板
KR100399201B1 (ko) 전방 조명 장치 및 이것을 구비한 반사형 액정 표시 장치
US7387422B2 (en) Light-guide plate, backlight assembly having the light-guide plate and display device having the backlight assembly
US20080170415A1 (en) White light generating unit, backlight assembly having the same and liquid crystal display device having the same
WO2011065052A1 (ja) 面状照明装置およびそれを備えた表示装置
JP2005331565A (ja) 照明装置、液晶表示装置および電子機器
KR20030085590A (ko) 전면발광 터치 패널
US20060055850A1 (en) Liquid crystal display device, mobile electronic device incorporating the same, and substrate for liquid crystal display device
JP2003315792A (ja) 液晶表示装置
KR101759556B1 (ko) 백라이트 유닛 및 이를 구비한 액정표시장치
CN114488619B (zh) 显示模组和显示装置
JPH10161123A (ja) 照明装置及び表示装置
WO2010001653A1 (ja) 導光体ユニット、面光源装置、および液晶表示装置
CN113348659A (zh) 显示装置以及组装有显示装置的电子设备
JP2006066120A (ja) 光源装置、電気光学装置および電子機器
JP3962579B2 (ja) 照明装置およびそれを備える反射型液晶表示装置
JP2004062060A (ja) 液晶表示装置
US7271944B2 (en) Electro-optical device and electronic apparatus having the same
KR102428436B1 (ko) 도광판과 이를 구비한 백라이트 유닛 및 이를 적용한 액정표시장치
JP3571190B2 (ja) 照明装置およびこれを備えた反射型液晶表示装置
JP4023173B2 (ja) 液晶装置及び電子機器
WO2017175489A1 (ja) 表示装置および電子機器
JP2003215589A (ja) 前方照明装置およびこれを備えた反射型液晶表示装置
JP2003262867A (ja) 前方照明装置およびこれを備えた反射型液晶表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040618

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070508

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070521

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3962579

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120525

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120525

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130525

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140525

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees