JPH10161123A - 照明装置及び表示装置 - Google Patents

照明装置及び表示装置

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Publication number
JPH10161123A
JPH10161123A JP9273041A JP27304197A JPH10161123A JP H10161123 A JPH10161123 A JP H10161123A JP 9273041 A JP9273041 A JP 9273041A JP 27304197 A JP27304197 A JP 27304197A JP H10161123 A JPH10161123 A JP H10161123A
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JP
Japan
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light
light guide
guide plate
display device
lighting device
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Application number
JP9273041A
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English (en)
Inventor
Tsuyoshi Kamimura
強 上村
Kenji Nakao
健次 中尾
Hiroshi Kubota
浩史 久保田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光利用効率の向上を図るとともに、全体形状
の小型化を実現することができ、しかも、フロントライ
ト方式の表示装置に対しても適用可能な照明装置と、こ
の照明装置を用いて構成された表示装置とを提供する。 【解決手段】 本発明に係る照明装置1は、全反射角以
上の入射角で入射した光Lが全反射を繰り返して伝搬す
る透明状の導光板2と、この導光板2の内部を伝搬して
いる光Lを導光板2の外部へと出射させる透明状の光導
出体3とを具備しており、この光導出体3は導光板2と
異なる屈折率を有し、かつ、導光板2の表面に密着して
配置されたものであることを特徴としている。本発明に
係る表示装置は上記照明装置1を用いて構成されたもの
であり、照明装置1が具備した光導出体3の表面側に
は、光反射型表示パネル21もしくは光透過型表示パネ
ル22のいずれかが配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は照明装置及び表示装
置に係り、詳しくは、光の全反射を利用してなる照明装
置と、これを用いて構成された表示装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、光透過型の液晶パネルなどを
具備して構成された表示装置にあっては、バックライト
方式といわれる照明方式、つまり、液晶パネルの裏面側
に設けられた照明装置から照射される光でもってパネル
表示を行わせる照明方式が採用されており、この際にお
いては、図示省略しているが、液晶パネルの裏面側に並
列して配置された複数の蛍光管を光源としたうえ、これ
ら蛍光管の裏面側をさらに不透明な反射板でもって覆っ
た構成を有する直下型の照明装置や、図15で簡略化し
て示すようなエッジライト型といわれる照明装置51を
用いるのが一般的となっている。
【0003】そして、エッジライト型の照明装置51
は、アクリル製などの透明板52の少なくとも一端面に
沿うようにして配置されたうえで光源となる蛍光管53
から照射された光Lを透明板52内へと入射させ、か
つ、この透明板52内を伝搬する光Lを透明板52の表
面から液晶パネル54へと向かって出射させる構成を有
しており、蛍光管53からの離間距離が異なる透明板5
2の裏面上における所定位置ごとには光散乱体55、つ
まり、光Lを無方向に散乱させることによって均一化す
るための光散乱体55が配置されている。なお、この
際、光散乱体55が印刷された透明板52の裏面側には
直下型の照明装置と同様の不透明な反射板56が配置さ
れており、また、液晶パネル54の光入射側には偏光板
57が設けられているのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
形態に係る直下型の照明装置やエッジライト型の照明装
置51にあっては、透明板52内を伝搬している光Lが
減衰することになりやすいため、光利用効率の向上を図
りにくいのが実情であった。そして、これらの照明装置
では、透明板52や蛍光管53の裏面側を反射板56で
覆っておく必要があり、これらの各部品を位置決め支持
している筐体(図示省略)の大型化が避けられないた
め、照明装置のみならず、液晶パネル54などを具備し
て構成された表示装置の全体形状までもが大型化するこ
とになりやすいという不都合が生じていた。
【0005】また、従来の形態に係る照明装置それぞれ
は、透明板52や蛍光管53の裏面側が不透明な反射板
56でもって覆われた構成を有しており、あくまでもバ
ックライト方式の表示装置に適合しているに過ぎないた
め、これらの照明装置をフロントライト方式、つまり、
看板やポスターなどの表示物もしくは光反射型素子を用
いて構成された光反射型表示パネルを人が視認する方向
から照明する方式の表示装置に対しては適用できず、フ
ロントライト方式の表示装置に対しても適用可能な照明
装置を実現することが要望されていた。
【0006】さらに、表示装置を構成する液晶パネル5
4にあってはその光入射側に偏光板57を設けておく必
要があり、液晶パネル54が大型化するに連れて大きな
偏光板57が必要となるにも拘わらず、大きな偏光板5
7を使用するのでは均一な特性が得にくいため、表示装
置の構成が困難となっていた。さらにまた、このような
表示装置でもってカラー表示を実現する際には、液晶パ
ネル54と対面する位置に吸収型カラーフィルタを配置
しておく必要があるにも拘わらず、吸収型カラーフィル
タを用いた場合には光の利用効率が低下するという不都
合を生じることになっていた。
【0007】本発明は、これらの不都合及び要望に鑑み
て創案されたものであり、光利用効率の向上を図るとと
もに、全体形状の小型化を実現することができ、しか
も、フロントライト方式の表示装置に対しても適用可能
な照明装置と、この照明装置を用いて構成された表示装
置との提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る照明装置
は、全反射角以上の入射角で入射した光が全反射を繰り
返して伝搬する透明状の導光板と、この導光板の内部を
伝搬している光を導光板の外部へと出射させる透明状の
光導出体とを具備しており、この光導出体は導光板と異
なる屈折率を有し、かつ、導光板の表面に密着して配置
されたものであることを特徴としている。そして、この
照明装置によれば、導光板内を伝搬している光が減衰し
にくくなって光利用効率の向上を図りやすくなるととも
に、全体形状の小型化を実現することが可能となる。
【0009】本発明に係る表示装置は上記照明装置を用
いて構成されたものであり、照明装置が具備した光導出
体の表面側には、光反射型表示パネルもしくは光透過型
表示パネルのいずれかが配置されている。そして、この
際、照明装置を構成する光導出体の表面側に光反射型表
示パネルを配置しておけば、フロントライト方式の表示
装置が得られることになり、また、光透過型表示パネル
を配置した際にはバックライト方式を採用してなる表示
装置が得られることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に係る照明装置
は、全反射角以上の入射角で入射した光が全反射を繰り
返して伝搬する透明状の導光板と、この導光板の内部を
伝搬している光を導光板の外部へと出射させる透明状の
光導出体とを具備しており、この光導出体は導光板と異
なる屈折率を有し、かつ、導光板の表面に密着して配置
されたものであることを特徴としている。そこで、この
照明装置を構成する導光板内へと入射した光は導光板内
に閉じ込められながら伝搬していることになり、導光板
内を伝搬している光の一部は導光板の表面に密着して配
置された光導出体を通じたうえで導光板外へと向かって
出射することになる。
【0011】本発明の請求項2に係る照明装置は、請求
項1に記載されたものであって、光源から照射された光
を全反射角以上の入射角でもって導光板内に入射させる
透明状の光導入体を具備しており、この光導入体は導光
板の表面もしくは裏面に密着して配置されている。そし
て、このような構成を採用した際には、光源からの光を
光導入体でもって導光板内へと有効に入射させうること
となる。
【0012】本発明の請求項3に係る照明装置は、請求
項2に記載されたものであって、光源と光導入体との間
に、偏光素子もしくは偏光変換素子を配置していること
を特徴とする。そして、この構成によれば、光源から照
射された光は偏光素子もしくは偏光変換素子を通過する
ことによって偏光されたうえで光導入体から導光板内へ
と入射することになり、偏光済みの光が導光板内を伝搬
している結果として導光板からは偏光された光が光導出
体を通じたうえで出射することとなる。したがって、こ
の照明装置と組み合わされる表示パネルの光入射側に偏
光板を設けておく必要はなくなり、表示装置の小型化及
び低コスト化が可能となる。
【0013】本発明の請求項4に係る照明装置は、請求
項2もしくは請求項3に記載されたものであって、光源
と光導入体との間には入射する光を色分離する色分離用
素子を配置しており、導光板は色分離用素子の各色ごと
に対応して分割された複数の光伝搬領域を有するもので
あることを特徴としている。そして、この構成を採用し
た際には、光源から出射してきた光は色分離用素子でも
って色分離されたうえで導光板へと入射することにな
り、入射した光は色分離されたまま導光板の光伝搬領域
内に閉じ込められて伝搬したうえ、光導出体を通じて導
光板外へと出射されることになる。
【0014】本発明の請求項5に係る表示装置は、請求
項1ないし請求項4のいずれかに記載の照明装置を用い
て構成された表示装置であり、照明装置が具備した光導
出体の表面側には光反射型表示パネルが配置されている
ことを特徴とする。そして、このような構成によれば、
フロントライト方式の表示装置を実現することが可能と
なる。また、本発明の請求項6に係る表示装置は、光透
過型表示パネルが光導出体の表面側に配置された構成を
有しており、この構成を採用することによってはバック
ライト方式の表示装置が実現されたことになる。
【0015】本発明の請求項7に係る表示装置は、請求
項6に記載の表示装置を構成する光透過型表示パネルが
光透過型の液晶パネルであることを特徴としており、光
透過型の液晶パネルを具備して構成された表示装置が得
られる。さらに、本発明の請求項8に係る表示装置は、
請求項7に記載の表示装置を構成する照明装置の具備し
た導光板が液晶パネルの具備する透明状のパネル基板と
兼用されていることを特徴とするものであり、この際に
おいては、表示装置全体の薄型化及び小型化を図ること
が可能となる。
【0016】本発明の請求項9に係る表示装置は、全反
射角以上の入射角で入射した光が全反射を繰り返して伝
搬する透明状の第1パネル基板と、この第1パネル基板
の内部を伝搬している光を出射させる液晶体と、この液
晶体を介して第1パネル基板と対向配置された第2パネ
ル基板とを具備しており、液晶体は電界印加の有無に基
づいて透過及び散乱が制御されるものであることを特徴
としている。そして、このような構成によれば、上記照
明装置が具備している光導出体の機能を液晶体でもって
実現しうるため、全体構成の簡素化を図ることが可能と
なる。
【0017】さらにまた、本発明の請求項10に係る表
示装置は、請求項9記載の表示装置における第1もしく
は第2パネル基板の外部に光吸収体が配置されているこ
とを特徴とするものであり、この構成によれば、黒色表
示の向上を図ることが可能となる。
【0018】以下、本発明に係る照明装置の実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0019】(実施の形態1)図1は第1の照明装置を
簡略化して例示する側断面図、図2はその変形例を示す
側断面図であり、これらの図における符号1は第1の照
明装置を示している。本実施の形態に係る照明装置1
は、図1で例示するように、全反射角(ガラスと空気と
の界面では約41度)以上の入射角で入射した光Lが全
反射を繰り返して伝搬する透明状のガラスやアクリルか
らなる導光板2と、この導光板2の内部を伝搬している
光Lを導光板2の外部へと向かって出射させる透明状の
光導出体3とを具備しており、この際における光導出体
3は導光板2と異なる屈折率を有し、かつ、導光板2の
表面に密着して配置されたものとなっている。すなわ
ち、この光導出体3は、フッ化マグネシウムや酸化シリ
コンなどの低屈折率材料からなる低屈折率膜や、これら
の低屈折率膜と高屈折率膜とを互いに組み合わせた誘電
体多層膜などであり、これらの反射防止用としても一般
的な膜は導光板2の表面を覆うことによって出射する光
Lを一方向に揃って出射させる機能を発揮している。
【0020】ところで、光導出体3が導光板2の表面を
全面的に覆っている必要はないのであり、例えば、図2
の変形例で例示するように、ガラスよりも屈折率の低い
フッ化マグネシウムを蒸着して形成された光導出体3が
導光板2の表面上における所定位置ごとに離間したうえ
で配置されていてもよく、この際においては、導光板2
の少なくとも一端側近くに光源として配置された蛍光管
4から遠ざかるに従って各光導出体3の占有面積を大き
く設定しておくことによって出射される光Lの均一化を
図ることが行われる。なお、光導出体3が低屈折率膜な
どに限定されることはなく、拡散板などとして知られて
いる従来の形態と同様の光錯乱体、つまり、光Lを無方
向に散乱させる光錯乱体であってもよいことは勿論であ
る。
【0021】その結果、導光板2の内部に入射してきた
光Lは導光板2内に閉じ込められた状態下で伝搬してい
ることになり、光Lを導光板2内に閉じ込めておく必要
上、導光板2の端面には鏡面処理が施されており、ある
いはまた、鏡面処理に代えて反射板5を設置しておくこ
とが行われている。なお、図1では、導光板2の一端側
近くのみに蛍光管4を配置しているが、必要によっては
導光板2の端部周辺を囲むようにして蛍光管4を配置す
ることも当然に行われる。
【0022】さらに、本実施の形態に係る照明装置1
は、集光板6で取り囲まれていることによって線光源と
なる蛍光管4から拡散しながら照射され、かつ、半円形
断面を有する平行化レンズ7でもって平行化された光L
を全反射角以上の入射角でもって導光板2の内部へと向
かって入射させる透明状の光導入体8を具備しており、
周知のプリズムであるところの光導入体8は導光板2の
裏面に密着して配置されたものとなっている。そして、
この際におけるプリズムの角度は、界面反射に伴う入射
損失を低減する必要上、平行化レンズ7を通って平行化
された光Lに対してほぼ垂直の向きとなるよう調整され
ている。
【0023】ところで、光導入体8としてのプリズムが
導光板2の裏面ではなくて導光板2の表面に密着されて
いてもよく、また、この光導入体8がプリズムのみには
限定されず、いわゆるマイクロレンズシートやプリズム
レンズシート、例えば、住友3M(株)製のプリズムレ
ンズシートBEF2などであってもよいことは勿論であ
る。なお、図1においては、蛍光管4から照射された光
Lを導光板2内に入射させるための光導入体8を導光板
2の裏面もしくは表面に密着させているが、図2の変形
例で示すように、光源となる蛍光管4が配置された導光
板2の一端面を入射する光Lに対してほぼ垂直となる向
きに沿って傾斜させておいてもよく、このような構成に
よっても導光板2に対する光Lの入射を確保しうること
となる。
【0024】ところで、全反射角θをガラスと空気の界
面の法線に対する角度とし、ガラスの屈折率をn1、空
気の屈折率をn2とすると、ガラスから空気へ光が進む
とき、屈折率と全反射角θとの関係は、n2/n1=s
inθで表現される。本実施の形態においては、n1=
1、n2=1.5であり、全反射角θは41.8度とな
る。すなわち、n1とn2との差が大きいほど全反射角
θは小さくなる。
【0025】(実施の形態2)図3は第2の照明装置を
簡略化して例示する側断面図であり、この図における符
号11は第2の照明装置を示している。なお、実施の形
態2に係る照明装置の構成は第1の照明装置と基本的に
異ならないので、図3において図1及び図2と互いに同
一もしくは相当する部品、部分には同一符号を付し、こ
こでの詳しい説明は省略する。
【0026】本実施の形態に係る照明装置11は、第1
の照明装置1と同様、全反射角以上の入射角で入射した
光Lが全反射を繰り返して伝搬する透明状の導光板2
と、この導光板2の内部を伝搬している光Lを導光板2
の外部へと出射させる透明状の光導出体3と、導光板2
の一端面側に設けられている光源から照射された光Lを
全反射角以上の入射角でもって導光板2内に入射させる
透明状の光導入体8とを具備している。そして、ここで
の光源は集光板6で取り囲まれた蛍光管4と平行化レン
ズ7とから構成されており、この光源、つまり、集光板
6で取り囲まれた蛍光管4と光導入体8との間には、三
角形柱状を有するプリズムアレイのような偏光変換素子
12が配置されている。
【0027】したがって、この実施の形態に係る照明装
置11においては、その光源となる蛍光管4から照射さ
れた光Lが偏光変換素子12を通過することによって偏
光されたうえで光導入体8から導光板2の内部へと入射
し、かつ、偏光済みとなって入射した光Lが全反射を繰
り返しながら導光板2内を伝搬していることになり、こ
の導光板2内を伝搬している光Lが光導出体3を通過し
たうえで導光板2の外部へと出射してくることになる。
そして、このような構成とされた照明装置11の導光板
2からは前以て偏光済みとなった光Lが出射してくるの
で、照明装置11と表示パネル(図示省略)とを互いに
組み合わせて表示装置を構成する場合であっても表示パ
ネルの光入射側に偏光板を設けておく必要はなくなり、
偏光板を設けておかなくても従来と比較して1.5倍程
度明るい表示が得られる。
【0028】なお、照明装置11の具備する偏光変換素
子12がプリズムアレイに限定されることはなく、偏光
変換ホログラムやコレステリック偏光変換素子、異方性
散乱素子などであってもよいことは勿論であり、また、
一般的な偏光素子を偏光変換素子12に代えて用いるこ
とも可能である。さらに、この照明装置11が具備する
導光板2はガラスやアクリルなどを用いたうえで作製さ
れているのが一般的であるが、偏光済みとなって入射し
た光Lを伝搬するためには複屈折を有さず、しかも、光
Lを散乱させない導光板2であることが重要となる。し
たがって、アクリルなどの樹脂からなる導光板2の場合
には複屈折を生じないよう樹脂分子(高分子)の配列を
工夫しておくことが行われており、また、表面研磨によ
って導光板2の表面を偏光が壊れない程度に傷つけてお
くことによって散乱を防止するというような手立てが採
用されている。
【0029】ところで、この照明装置11では導光板2
の一端面側に設けられた光源の蛍光管4から照射されて
偏光済みとなった光Lが導光板2内を伝搬していくので
あるが、従来の場合と同じく、導光板2の入射端面から
遠ざかるほど伝搬する光量が少なくなり、照明の均一化
が低下することは避けられない。そのため、このような
不都合を回避すべく、本実施の形態に係る照明装置11
では、図4で例示する第1の変形例のように、導光板2
の裏面上における所定位置ごとにプリズム形状などの突
起物13を密着配置して光Lの反射角を変えることによ
って照明の均一化を図ることが行われている。なお、こ
れら突起物13のそれぞれは、導光板2の光入射端面か
ら遠ざかるほど互いに近接配置されているのが一般的で
ある。また、図5で例示する第2の変形例のように、導
光板2そのものの厚みを入射端面から遠ざかるほど薄く
することによって照明の均一化を図ることも実行されて
おり、図4及び図5で示すような変形例を採用した場合
には偏光済みの光Lが保存されるので、好都合となる。
【0030】(実施の形態3)図6は第3の照明装置を
簡略化して例示する側断面図、図7は第3の照明装置が
具備している導光板を簡略化して例示する一部破断斜視
図であり、図6における符号15は第3の照明装置を示
している。なお、第3の照明装置を示す図6において図
1及び図2と互いに同一もしくは相当する部品、部分に
は同一符号を付しており、ここでの詳しい説明は省略す
る。
【0031】本実施の形態に係る照明装置15は、アク
リルなどを用いて作製され、かつ、全反射角以上の入射
角で入射した光Lが全反射を繰り返して伝搬する透明状
の導光板16と、この導光板16の内部を伝搬している
光Lを導光板16の外部へと出射させる透明状の光導出
体3と、導光板16の一端面側に設けられている光源か
ら照射された光Lを全反射角以上の入射角でもって導光
板16内に入射させる透明状の光導入体8とを具備して
いる。そして、ここでの光源も集光板6で取り囲まれた
蛍光管4と平行化レンズ7とから構成されたものであ
り、蛍光管4と光導入体8との間には色分離用素子とし
て機能する干渉フィルタアレイ17が配置されている。
なお、図示省略しているが、この干渉フィルタアレイ1
7は導光板16の幅寸法と同程度の長さを有し、その長
さ方向に沿っては赤色(R),緑色(G),青色(B)
の三原色部分が繰り返して並列されたものとなってい
る。
【0032】さらに、この際における導光板16は、図
7で例示するように、干渉フィルタアレイ17によって
分離される各色ごとに対応して分割された複数の光伝搬
領域16a,…からなる多層構造を有したものであり、
干渉フィルタアレイ17における三原色部分の幅寸法と
対応した厚みを有する光伝搬領域16aの相互間には光
を反射するアルミニウム層16b,…が介装されてい
る。なお、図示省略しているが、この導光板16は、片
面上にアルミニウムが蒸着されたアクリルシートの多数
枚を積層したうえで接合することによって積層体を得た
後、得られた積層体をアクリルシートの積層方向とは直
交する方向に沿って切断し、かつ、切断して得られた平
板体の切断面を研磨するというような手順に従って作製
されたものである。
【0033】そこで、このような導光板16を具備した
照明装置15にあっては、干渉フィルタアレイ17を通
過したうえで導光板16内に入射してきた光が、R,
G,Bと色分離された状態のままで対応する光伝搬領域
16a,…それぞれの内部に閉じ込められながら伝搬し
ていることになり、色分離されたうえで各光伝搬領域1
6aの内部を伝搬した光は、導光板16の表面上に密着
して配置された透明状の光導出体3から導光板16外へ
と出射されることになる。すなわち、このような構成と
された導光板16からは予め色分離された光が出射して
くるので、従来のカラー表示可能な表示装置を構成する
際には必須であった吸収型カラーフィルタなどを用いる
必要がなくなり、この照明装置15と表示パネル(図示
省略)との組み合わせによってカラー表示可能な表示装
置を容易に構成しうることとなる。なお、本実施の形態
においては、蛍光管4と光導入体8との間に干渉フィル
タアレイ17を配置しているが、この干渉フィルタアレ
イ17と実施の形態2で説明した偏光変換素子12との
両方を蛍光管4及び光導入体8間に配置してもよいこと
は勿論である。
【0034】つぎに、本発明に係る表示装置の実施の形
態を図面に基づいて説明する。
【0035】(実施の形態4)図8は第1の表示装置を
簡略化して例示する側断面図であり、この第1の表示装
置は、第1の照明装置1を用いて構成されたものとなっ
ている。なお、第1の表示装置を示す図8において、図
1及び図2と互いに同一となる部品、部分には同一符号
を付し、ここでの詳しい説明は省略する。
【0036】本実施の形態に係る第1の表示装置は、照
明装置1が具備した光導出体3、つまり、導光板2の表
面に密着して配置された光導出体3の表面側に対して光
反射型素子からなるエレクトロクロミックディスプレイ
などのような光反射型表示パネル21が配置されたもの
であり、このような構成を採用した際には、導光板2及
び光導出体3を具備してなる透明状の照明装置1を介し
たうえで図中における導光板2の下側位置から光反射型
表示パネル21のパネル表示を視認しうることとなる結
果、フロントライト方式の表示装置が構成されたことに
なる。なお、この際における光反射型表示パネル21が
エレクトロクロミックディスプレイには限られず、電気
泳動素子を用いて構成されたディスプレイや、偏光を利
用した光反射型の液晶パネルなどであってもよく、ま
た、看板やポスターあるいは写真などであっても何ら差
し支えないことは勿論である。
【0037】ところで、本実施の形態では、第1の表示
装置が第1の照明装置1を用いて構成されたものである
としているが、この表示装置を構成する際に第2の照明
装置11もしくは第3の照明装置15を用いてもよいこ
とは勿論である。そして、第2の照明装置11を用いた
場合には、照明装置11から偏光済みとなった光Lが出
射してくるので、光反射型表示パネル21などの光入射
側に偏光板を設けておく必要がなくなるという利点が得
られる。また、第3の照明装置15を用いて表示装置を
構成した場合には、従来のような吸収型カラーフィルタ
などを用いずともカラー表示可能な表示装置を構成しう
ることとなる。なお、以下に説明する実施の形態5及び
実施の形態6においても、第2の照明装置11もしくは
第3の照明装置15を用いた構成が採用可能となること
は勿論である。
【0038】(実施の形態5)図9は第2の表示装置を
例示する側断面図、図10は第3の表示装置を例示する
側断面図、図11は第4の表示装置を例示する側断面図
であり、実施の形態4と同じく、これらの表示装置は第
1の照明装置1(または第2の照明装置11、あるいは
また、第3の照明装置15)を用いて構成されたものと
なっている。なお、図9ないし図11において、図1及
び図2と互いに同一の部品、部分については同一符号を
付している。
【0039】この実施の形態5に係る第2の表示装置
は、図9で示すように、照明装置1が具備した導光板2
の表面に密着して配置された光導出体3の表面側に対
し、光透過型表示パネル、例えば、偏光を利用したツイ
スティッドネマティック(TN)型やスーパーツイステ
ィッドネマティック(STN)型などの液晶パネル22
が配置された構成を有するものであり、光透過型として
一般的な液晶パネル22であることによって図中におけ
る液晶パネル22の上側位置からパネル表示を視認しう
るバックライト方式の表示装置が構成されたことにな
る。なお、ここでの光透過型表示パネルが光透過型の液
晶パネル22のみに限定されることはなく、分散粒子回
転型ディスプレイや電気浸透型ディスプレイなどであっ
てもよいことは勿論である。
【0040】また、本実施の形態に係る表示装置は、図
9で示すように、液晶パネル22の有する2つのパネル
基板に設けられた透明電極(不図示)に電源を接続し、
スイッチを介して液晶に任意の電圧を印加する構造を有
している。上記電源及びスイッチは、以降の図面におい
ても共通であるので、以降は図示及び説明を省く。
【0041】ところで、図9で例示する第2の表示装置
では、照明装置1と液晶パネル22とを離間配置してい
るが、例えば、液晶パネル22が具備した透明状のパネ
ル基板23と屈折率が合致する光学接着剤24を用意し
たうえ、光導出体3が配置された照明装置1の導光板2
とパネル基板23との間に塗布された光学接着剤24を
紫外線照射で硬化させることにより、図10で示すよう
に、照明装置1の導光板2と液晶パネル22のパネル基
板23とを互いに接合したうえで一体化された第3の表
示装置を構成することも可能である。さらには、図11
で例示する第4の表示装置のように、照明装置1が具備
した導光板2を液晶パネル22が具備するパネル基板2
3として兼用することも可能であり、この際には、導光
板2及びパネル基板23として兼用されるガラス平板2
5の液晶体26と接する内面上に光導出体3と液晶体駆
動用の透明電極(図示省略)とが順次積層され、かつ、
例えば、光導出体3及び透明電極間に偏光板(図示省
略)が設けられた構成を採用することが行われる。
【0042】さらにまた、TFTなどのアクティブマト
リクスパネルはソース線やゲート線などからなる金属面
を有しており、カラーフィルタを具備した液晶パネルは
ブラックマトリクスなどの金属面を有しているのが通常
であることから、これらの金属面を有する液晶パネル2
2を用いて表示装置を構成するに際しては、その金属面
22aを照明装置1側に対して配置することが実行され
る。そして、このような構成を採用した場合には照明装
置1を構成する導光板2から出射してきた光Lが液晶パ
ネル22の金属面22aでもって反射されることにな
り、反射されて導光板2内に戻った光Lが再び伝搬しな
がら出射したうえで液晶パネル22の画素部分に入射す
ることが起こるため、光Lを無駄なく有効利用でき、開
口率低下を軽減しうることになる。なお、このような利
点を確保するうえでは、ソース線やゲート線などがアル
ミニウムや銀、クロム、あるいはまた、これらの合金を
用いて作製されたものであることが望ましい。
【0043】(実施の形態6)図12は第5の表示装置
を簡略化して例示する側断面図、図13は表示装置にお
ける液晶体の透過状態を簡略化して例示する説明図であ
り、図14は液晶体の散乱状態を簡略化して例示する説
明図である。
【0044】第5の表示装置は、全反射角以上の入射角
で入射した光Lが全反射を繰り返して伝搬する透明状の
ガラスからなる第1パネル基板31と、この第1パネル
基板31の内部を伝搬している光Lを出射させる機能を
発揮する液晶体32と、この液晶体32を介して第1パ
ネル基板31と対向配置された透明状のガラスなどから
なる第2パネル基板33とを具備したものであり、この
際における液晶体32は電界印加の有無に基づいて透過
(透明状態)及び散乱(白濁状態)が制御されるもの、
例えば、高分子中に液晶を滴状として分散させた高分子
分散液晶となっている。なお、ここでは、液晶体32を
高分子分散液晶としているが、高分子分散液晶のみに限
られることはなく、透過及び散乱が切り換え可能な液晶
体であればよいのであり、例えば、従来から周知の動的
散乱モードを有するものや、熱書き込み散乱モードのス
メチック液晶などを利用することも可能である。
【0045】また、第1のパネル基板は、当然ながら全
反射を繰り返す導光板を後からパネル基板に密着させる
ことでも、同様の効果が得られる。
【0046】そして、この表示装置は、実施の形態1で
説明した照明装置1と同様、集光板34で囲まれて線光
源となる蛍光管35から拡散しながら照射され、かつ、
半円形断面を有する平行化レンズ36でもって平行化さ
れた光Lを全反射角以上の入射角でもって第1パネル基
板31の内部へと向かって入射させるプリズムなどの光
導入体37が第1パネル基板31の表面もしくは裏面に
密着して配置された構成を有しており、この第1パネル
基板31の端面に沿っては反射板38が設置される一
方、第2パネル基板33の端面に沿っても反射板(図示
省略)が設置されている。さらに、この際、第1パネル
基板31の外部には空気層を介したうえで光吸収体、例
えば、(株)光洋製の黒色無反射ラシャ板のような光吸
収体39が配置されている。
【0047】なお、この光吸収体39はパネル表示にお
ける黒色表示の向上を図るために設けられたものであ
り、必ずしも必須部品ではないが、図示したように、こ
の光吸収体39を第1パネル基板31の外部に配置して
おけば、図中における第2パネル基板33の上側位置か
らパネル表示を視認しうるバックライト方式の表示装置
が得られることになる。また、図示省略しているが、光
吸収体39を第2パネル基板33の外部に配置しておけ
ば、図中における第1パネル基板31の下側位置からパ
ネル表示を視認しうるフロントライト方式の表示装置が
実現されることになる。
【0048】すなわち、この表示装置においては、第1
パネル基板31及び第2パネル基板33それぞれの透明
電極(図示省略)を通電することによって液晶体32に
対して電界を印加すると、高分子分散液晶である液晶体
32を構成している高分子と液晶滴との屈折率が一致す
ることとなる結果、図13で示すように、全反射を繰り
返しながら第1パネル基板31内を伝搬していた光Lは
全反射角以上のままで透過状態にある液晶体32内へと
入射することになる。そして、この液晶体32内を通過
した光Lは第2パネル基板33へと入射し、かつ、第2
パネル基板33と空気との界面でもって全反射された
後、再び液晶体32を通過したうえで第1パネル基板3
1へと戻ることを繰り返す結果、パネル表示は暗くな
る。なお、この際には、第1パネル基板31の外部に光
吸収体39を配置しているため、黒色表示が良好とな
る。
【0049】一方、第1パネル基板31及び第2パネル
基板33の透明電極への通電停止に伴って液晶体32に
対する電界が無印加になると、液晶分子の配列が乱れて
液晶滴の屈折率が変化し、高分子と液晶滴との屈折率が
相違することになる結果、液晶体32でもって光Lが散
乱させられることになり、図14で示すように、液晶体
32でもって散乱させられた光Lのうち、対向側の第2
パネル基板33へと全反射角以上の入射角でもって入射
した光Lは第2パネル基板33と空気との界面で全反射
させられた後、再び液晶体32内へと入射したうえで散
乱させられる。また、この際、第2パネル基板33へと
全反射角未満の入射角でもって入射した光Lは第2パネ
ル基板33を通過することになり、第2パネル基板33
を通過した光Lによってパネル表示が明るくなる結果、
第2パネル基板33の上側位置からパネル表示を視認す
ることが可能となる。
【0050】さらに、この表示装置においては、図示省
略しているが、液晶体32における所要の部分ごとを独
立した透過状態及び散乱状態とすることも可能であり、
このような動作を行わせると、第1パネル基板31内に
閉じ込められながら伝搬している光Lが液晶体32の散
乱状態となった部分に集中することが起こるため、従来
タイプの液晶ディスプレイでは困難とされていた白色の
ピーク輝度、つまり、全面白色表示する時の輝度よりも
一部分のみを白色表示する時の輝度を大幅に高めうるこ
とになる。なお、本実施の形態に係る表示装置において
も、ソース線やゲート線などからなる金属面(図示省
略)を第1パネル基板31側に配置しておくことが行わ
れている。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る照明
装置は、入射した光が全反射を繰り返しながら伝搬する
透明状の導光板と、この導光板と異なる屈折率を有し、
導光板の表面に密着して配置されたうえで導光板内を伝
搬している光を出射させる透明状の光導出体とを具備し
ているので、導光板内を伝搬している光の減衰を有効に
抑制しながら光導出体を通じて外部へと光を出射させう
ることとなり、光利用効率の大幅な向上を図ることがで
きるという効果が得られる。そして、透明状の光導入体
を設けておいた際には、光源からの光を光導入体でもっ
て導光板内へと有効に入射させうることになる。
【0052】また、この照明装置が具備する光源と光導
入体との間に、偏光素子もしくは偏光変換素子を配置し
ておいた際には、光源から照射された光が偏光素子もし
くは偏光変換素子を通過して偏光されたうえで光導入体
から導光板内へと入射し、偏光済みの光が導光板内を伝
搬したうえで光導出体から出射することとなるため、照
明装置と組み合わされる表示パネルの光入射側に偏光板
を設けておく必要がなくなり、表示装置の小型化及び低
コスト化が可能になる。
【0053】さらに、照明装置が具備する光源と光導入
体との間に入射する光を色分離する色分離用素子を配置
しておき、かつ、導光板が色分離用素子の各色ごとに対
応して分割された複数の光伝搬領域を有するものとして
おいてもよく、このような構成を採用した場合には、光
源から出射した光は色分離用素子でもって色分離された
うえで導光板へと入射することになり、入射した光は色
分離されたまま導光板の光伝搬領域内に閉じ込められて
伝搬したうえ、光導出体を通じて導光板外へと出射され
る。そのため、従来の表示装置では必須であった吸収型
カラーフィルタなどを用いずとも容易にカラー表示可能
な表示装置を構成しうることとなる。
【0054】さらにまた、本発明に係る表示装置におい
ては、照明装置と光透過型表示パネルとを互いに組み合
わせたうえでバックライト方式の表示装置を得ることが
可能であるばかりか、照明装置を光反射型表示パネルと
組み合わせるとによってフロントライト方式とすること
も可能となり、従来は困難であったフロントライト方式
の表示装置を容易に実現できることになる。そして、こ
の際においては、照明装置のみならず、表示装置全体の
薄型化及び小型化をも図れるという利点が得られる。そ
して、光源と光導入体との間に偏光素子もしくは偏光変
換素子を配置した照明装置を用いたうえで表示装置を構
成する際においては、液晶パネル側に対して偏光板を設
けておく必要がなくなる結果、コストの低減を図ること
が可能となるばかりか、表示画面の明るさ向上を実現で
きるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の照明装置を簡略化して例示する側断面図
である。
【図2】その変形例を例示する側断面図である。
【図3】第2の照明装置を簡略化して例示する側断面図
である。
【図4】その第1の変形例を例示する側断面図である。
【図5】その第2の変形例を例示する側断面図である。
【図6】第3の照明装置を簡略化して例示する側断面図
である。
【図7】第3の照明装置が具備している導光板を簡略化
して例示する一部破断斜視図である。
【図8】第1の表示装置を簡略化して例示する側断面図
である。
【図9】第2の表示装置を例示する側断面図である。
【図10】第3の表示装置を例示する側断面図である。
【図11】第4の表示装置を例示する側断面図である。
【図12】第5の表示装置を例示する側断面図である。
【図13】第5の表示装置における液晶体の透過状態を
簡略化して示す説明図である。
【図14】第5の表示装置における液晶体の散乱状態を
簡略化して示す説明図である。
【図15】従来の形態に係る照明装置及び表示装置を簡
略化して示す側断面図である。
【符号の説明】
1 照明装置 2 導光板 3 光導出体 21 光反射型表示パネル 22 液晶パネル(光透過型表示パネル) L 光

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全反射角以上の入射角で入射した光が全
    反射を繰り返して伝搬する透明状の導光板と、この導光
    板の内部を伝搬している光を導光板の外部へと出射させ
    る透明状の光導出体とを具備しており、この光導出体は
    導光板と異なる屈折率を有し、かつ、導光板の表面に密
    着して配置されたものであることを特徴とする照明装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の照明装置であって、 光源から照射された光を全反射角以上の入射角でもって
    導光板内に入射させる透明状の光導入体を具備してお
    り、この光導入体は導光板の表面もしくは裏面に密着し
    て配置されたものであることを特徴とする照明装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の照明装置であって、 光源と光導入体との間には、偏光素子もしくは偏光変換
    素子を配置していることを特徴とする照明装置。
  4. 【請求項4】 請求項2もしくは請求項3に記載の照明
    装置であって、 光源と光導入体との間には入射する光を色分離する色分
    離用素子を配置しており、導光板は色分離用素子の各色
    ごとに対応して分割された複数の光伝搬領域を有するも
    のであることを特徴とする照明装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の照明装置を用いて構成された表示装置であって、 照明装置が具備した光導出体の表面側には、光反射型表
    示パネルが配置されていることを特徴とする表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の照明装置を用いて構成された表示装置であって、 照明装置が具備した光導出体の表面側には、光透過型表
    示パネルが配置されていることを特徴とする表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の表示装置であって、 光透過型表示パネルは、光透過型の液晶パネルであるこ
    とを特徴とする表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の表示装置であって、 照明装置が具備した導光板は、液晶パネルが具備する透
    明状のパネル基板と兼用されていることを特徴とする表
    示装置。
  9. 【請求項9】 全反射角以上の入射角で入射した光が全
    反射を繰り返して伝搬する透明状の第1パネル基板と、
    この第1パネル基板の内部を伝搬している光を出射させ
    る液晶体と、この液晶体を介して第1パネル基板と対向
    配置された第2パネル基板とを具備しており、液晶体は
    電界印加の有無に基づいて透過及び散乱が制御されるも
    のであることを特徴とする表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の表示装置であって、
    第1のパネル基板が全反射を繰り返して伝播する導光板
    を、パネル基板に密着して配置したことを特徴とする表
    示装置。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載の表示装置であって、 第1もしくは第2パネル基板の外部には、光吸収体が配
    置されていることを特徴とする表示装置。
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