JP3962104B2 - 赤外顕微鏡を作動する方法および赤外線データを取得する装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、載物台上のサンプル観察用のビデオカメラを備えた顕微鏡におけるモータ駆動型載物台を制御することにより赤外顕微鏡を作動する方法、載物台上のサンプルを観察するためのビデオカメラと、結合されたコンピュータと、前記カメラにより観察される領域のビデオ画像を表示するディスプレイとを備えた顕微鏡におけるモータ駆動型載物台を制御することにより赤外顕微鏡を作動する方法および、赤外顕微鏡ユニットと、モータ駆動型載物台を有しており、顕微鏡には載物台上のサンプルを観察するためのビデオカメラが設けられている、赤外線データを取得する装置ならびに、モータ駆動型載物台を備えた赤外顕微鏡が設けられており、該顕微鏡は前記載物台上のサンプルを観察するためのビデオカメラを有している、赤外線データを取得する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
分光学の分野では、顕微鏡を分光光度計と共働させて作動できることが知られている。このような装置は、サンプルの赤外線スペクトルを得るために用いられる。公知の顕微鏡はたとえば Perkin-Elmer FT-IR 顕微鏡であって、これについては D.W.Shearing, E.F.Young および T.P.Byron による論文、"An FT-IR microscope"、1990年11月、American Laboratory 刊、に記載されている。この種の顕微鏡は可動載物台を有しており、この上に検査すべきサンプルを配置させることができる。この顕微鏡によって、サンプルの可視的な観察も赤外線放射によるサンプルの分析も、透過モードまたは反射モードで行える。さらにこの顕微鏡はビデオカメラを有しており、これはコンピュータのディスプレイで表示させる目的でサンプルのビデオ画像を生成するために、可視ファインダ手段と共働させて使用することができる。
【0003】
さらにこの顕微鏡は、 Perkin-Elmer System 2000 FT-IR 分光光度計のような分光光度計と共働させて使用できる。この装置は、サンプルを透過した赤外線放射またはサンプルから反射した赤外線放射を受信し、サンプルのスペクトルを表す出力を供給することができる。
【0004】
顕微鏡の載物台は可動であり、したがってサンプルの選択された部分の分析を行えるようサンプルを適切に位置決めするために、最初のステップでこの載物台をX−Y方向に動かすことができる。、
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、載物台に対しX方向への動きもY方向への動きも与える駆動手段の設けられた顕微鏡を提供することにある。さらに本発明の課題は、コンピュータのディスプレイにおける載物台の画像を用いて、サンプル載物台の位置決めを行えるようにする技術を提供することにある。さらに本発明の課題は、精確なデータの表示を容易にいっそう良好に行えるようにする機能を提供することでもある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によればこの課題は、載物台上のサンプル観察用のビデオカメラを備えた顕微鏡におけるモータ駆動型載物台を制御することにより赤外顕微鏡を作動する方法において、前記ビデオカメラと結合されたコンピュータのディスプレイにサンプルのビデオ画像を生成するステップと、前記ビデオ画像の意図する領域に1つまたは複数のグラフィックマーカを生成して重畳するステップと、前記サンプルにおける複数の対象位置を識別する座標データを生成するために前記の1つまたは複数のグラフィックマーカを用い、前記座標データを記憶するステップと、次に、記憶された座標データを用いて、すべての対象位置の各々に前記載物台が連続的に動かされて前記のすべての対象位置の各々に関して赤外線データが取得されるよう、前記載物台の位置決めを制御するステップを有しており、前記載物台の位置決めを制御するために前記座標データが自動的に用いられることを特徴とする、赤外顕微鏡の作動方法により解決される。
【0007】
また上記の課題は、載物台上のサンプルを観察するためのビデオカメラと、結合されたコンピュータと、前記カメラにより観察される領域のビデオ画像を表示するディスプレイとを備えた顕微鏡におけるモータ駆動型載物台を制御することにより赤外顕微鏡を作動する方法において、前記サンプルにおける対象領域のビデオ画像を前記ディスプレイ上に形成させるステップと、前記ビデオ画像を表すデータを記憶するステップと、前記サンプルの別の領域を識別するために前記載物台の位置を調節しビデオ画像を表すデータを記憶するステップとを有しており、前記サンプルにおいて選択された個数の領域のために前記のステップを繰り返し、前記ビデオ画像を表すデータを合成して、個々の対象領域すべてから成る前記サンプルのいっそう広い領域の1つのサンプル画像を生成するステップと、前記の広い領域のサンプル画像の意図する領域に1つまたは複数のグラフィックマーカを生成して重ね合わせるステップと、前記の1つまたは複数のグラフィックマーカを用いて、前記サンプル上の位置を識別する座標データを生成するステップと、次に前記座標データを用いて、前記載物台がすべての対象位置各々へ連続的に動かされ、前記のすべての対象位置各々に関して赤外線データが取得されるよう、前記載物台の位置決めを制御するステップを有しており、前記載物台の位置決めを制御するために前記座標データが自動的に用いられることを特徴とする、赤外顕微鏡の作動方法により解決される。
【0008】
さらに本発明によれば上記の課題は、赤外顕微鏡ユニットと、モータ駆動型載物台を有しており、顕微鏡には載物台上のサンプルを観察するためのビデオカメラが設けられている、赤外線データを取得する装置において、ディスプレイと、顕微鏡載物台上のサンプルのビデオ画像をディスプレイ上に形成するために該ディスプレイを制御するコンピュータが設けられており、前記コンピュータにより、前記ビデオ画像上の意図する領域に1つまたは複数のグラフィックマーカが生成されて該グラフィックマーカが前記ビデオ画面上に重ね合わせられ、前記グラフィックマーカは、複数の対象位置を識別する座標データを生成するために用いられ、次に載物台がすべての対象位置各々へ連続的に動かされて前記のすべての対象位置の各々に関して赤外線データが取得されるよう、サンプル分析にあたり載物台を位置決めするために前記座標データが用いられ、前記載物台の位置決めを制御するために前記座標データが自動的に用いられることを特徴とする、赤外線データを取得する装置により解決される。
【0009】
さらに上記の課題は、モータ駆動型載物台を備えた赤外顕微鏡が設けられており、該顕微鏡は前記載物台上のサンプルを観察するためのビデオカメラを有している、赤外線データを取得する装置において、ディスプレイと、前記顕微鏡載物台上のサンプルの領域のビデオ画像を前記ディスプレイ上に形成させるために該ディスプレイを制御するコンピュータが設けられており、前記コンピュータにより、観察される領域のビデオ画像を表すデータが記憶され、別の領域へ載物台が動かされて該領域を表すデータが記憶され、選択された個数の領域に対し上記のステップが繰り返され、記憶されたビデオ画像を表すデータが合成されて個々の領域よりも大きい1つのサンプル画像が形成され、該サンプル画像は個々の対象領域すべてから成り、前記コンピュータにより、個々の領域よりも大きい前記のサンプル画像上の意図する領域に1つまたは複数のグラフィックマーカが表示されて重ね合わせられるようになり、前記グラフィックマーカは、サンプル上の複数の対象位置を識別する座標データを生成するために用いられ、該座標データは記憶され、次に前記載物台がすべての対象位置の各々へ連続的に動かされて前記のすべての対象位置の各々に関して赤外線データが得られるよう、サンプル分析にあたり載物台を位置決めするために用いられ、前記載物台の位置決めを制御するために前記座標データが自動的に用いられることを特徴とする、赤外線データを取得する装置により解決される。
従属請求項には本発明の有利な実施形態が示されている。
有利には本発明は、ウィンドウ形式のオペレーティングシステムを用いて実行される。
有利には本発明によれば、載物台制御に関するデータの表示と同時にサンプルのビデオ画像が表示されるように表示画面を構成する。
本発明の1つの有利な実施形態によれば、複数のウィンドウに関連するデータが1つのファイルに格納される。
本発明の別の有利な実施形態によれば、格納されたデータはサンプル画像と取得された赤外線データの両方に関連する。
本発明の1つの有利な実施形態によれば、マウスのようなポインタコントローラの制御により1つのウィンドウ内で動作するグラフィックマーカが、該1つのウィンドウ内での表示を調節するために用いられ、該調節は対応するデータを表示する1つまたは複数の別のウィンドウにおいて反映される。
さらに別の有利な実施形態によれば、マッピングすべきサンプルの領域に関するデータを生成するために前記のマーカが用いられる。
【0010】
次に、図面を参照して本発明について詳細に説明する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下では、赤外線分光光度計と共働して用いられるFT−IR顕微鏡に基づき本発明を具体的に説明する。図1には基本構成が示されている。これには顕微鏡装置10、分光光度計11、ディスプレイ14とキーボード17ならびにジョイスティック19を備えたコンピュータ12が含まれている。顕微鏡装置10は可動載物台16を有しており、これは載物台コントローラ18によりX方向およびY方向に駆動可能である。また、この顕微鏡装置10には、分析ステップに先立ち載物台16上のサンプルを見れるようにするためのファインダ手段20も設けられており、さらにサンプル載物台のビデオ画像を生成するのに用いられるビデオカメラも設けられている。
【0012】
顕微鏡装置10は、Perkin-Elmer社により製造された形式のFT−IR顕微鏡とすることができる。この種の顕微鏡装置は、図2に示されている基本構成を有している。この顕微鏡装置は光学顕微鏡20、観察/IRミラー24、遠隔開口部26、透過/反射ミラー28、対物カセグレインレンズユニット27およびコンデンサカセグレインレンズユニット29を有しており、これらのレンズユニットの間にサンプル位置30が配置されている。駆動可能な載物台16はサンプル位置に配置されている。さらにこの顕微鏡装置はトロイドカップリング光学系32を有しており、これはサンプルに向かって放射を配向させるために用いられる。
【0013】
観察/IRスライダに沿ってMCTタイプの検出器36が設けられており、この検出器は受信した赤外線放射に応答してデータを送出することができ、そのデータは分析のため分光光度計へ供給される。本発明のためには、これ以上詳細に顕微鏡について述べる必要はない。それというのは、その機能は当業者に明らかだからである。これよりも詳細な説明は、 Perkin-Elmer FT-IR 顕微鏡のマニュアルに示されており、また、1990年11月に American Laboratoryにより刊行された上述の論文 ”An FT-IR microscope”にも示されている。
【0014】
この種の装置の動作中、可動載物台16上にサンプルが配置され、最初のステップにおいて、赤外線放射をサンプルに放射することでそれを分析するのに先立ち、サンプルが位置決めされる。その際、顕微鏡20を通して光学的に観察するかまたはビデオカメラ22を用いてディスプレイ14で観察することにより、あるいはそれら両方によって、サンプルが位置決めされる。載物台が適切に位置決めされれば、赤外線スペクトルを得ることでサンプルのうち選択された領域を分析できる。本発明による技術は殊に、ディスプレイ14を用いてサンプルにおける対象領域を識別すること、ならびにそれらの対象領域を自動的に分析できるよう分析中に載物台を引き続き制御することにかかわるものである。
【0015】
次にこの技術について図3を参照しながら説明する。図3は、本発明の1つの実施形態を略示するブロック図である。図3には参照符号40のところにビデオカメラが示されており、これは参照符号41のところに示されている顕微鏡ファインダと共働して動作する。ビデオカメラはコンピュータ12の回路基板42と接続されており、この回路基板によってコンピュータ12に対し、可動載物台16のビデオ画像を表示するディスプレイを制御するための機能が与えられている。回路基板42は、フレームキャプチャカード (frame grabbing card)として知られている市販の基板である。コンピュータ12にはキーボード17およびポインタコントローラ−典型的にはマウス−46が設けられている。参照符号48としてモータ駆動される載物台が示されており、これはコンピュータ12と結合されている載物台制御用電子装置50と共働して動作する。さらに載物台制御用電子装置50にはジョイスティック19が設けられており、これによってオペレータは可動載物台48を手動により制御して動かすことができる。載物台48は、これをX−Y平面で駆動するためのモータ51,52を備えている。
【0016】
以下の説明では、ソフトウェアは Windows 環境で動作するものと想定しているが、本発明はこのような実例に限定されるものではないことは自明である。このためコンピュータ12は、Windows オペレーティングシステムを動かすことのできるものの1つとする。
【0017】
まずはじめ、載物台上のサンプルを観察するために顕微鏡20が用いられ、また、ビデオカメラ12を用いることでサンプルの一部分の画像もディスプレイ14において形成される。載物台16は、ジョイスティックコントローラ19を利用することにより、あるいはコンピュータ12により発生される命令に応動して、載物台コントローラ18を介して電子的に制御可能である。簡単にいえば、ビデオカメラ12は画像をサンプリングして電子データをコンピュータ12のフレームキャプチャカード42へ伝送し、さらにこのデータは処理されてサンプルの実際のビデオ画像である表示を行わせるために用いられる。なお、コンピュータ内に格納されているソフトウェアにより、グラフィック画像をサンプル画像に重ね合わせることができる。
【0018】
図4および図9には、生成可能な典型的な表示画面が示されている。最初の表示画面は載物台コントロールウィンドウとして知られているものであり、このウィンドウを介してオペレータはサンプル載物台の位置を調節することができる。ここに示されているように、この表示画面はマーカ60および61を有している。マーカ60は、顕微鏡開口部のサンプル載物台上の位置を示す目下の開口部マーカである。このマーカは、ジョイスティックを用いることなく種々異なる位置へサンプル載物台を動かすために使用できる。このことを行うために、マウスポインタをマーカ60の近くに動かすようマウスが制御される。そしてマウス位置を動かすことで、マーカ60は表示画面上をドラッグされる。このときサンプル載物台は載物台制御用電子装置50によって、別の位置に動かされたポインタつまりマーカ60に対応する位置へと動かされる。なお、この手順を利用して載物台の位置を連続的に変えられることは自明である。図4に示されている表示画面はツールバー機能62も備えており、これはマウスを用いて選択可能な複数のアイコンによって構成されている。
【0019】
図8には、サンプル自体の領域のビデオ画像である表示画面の実例が示されている。コンピュータは、サンプル画像にマーカを重ね合わせることができるようにプログラミングされており、さらにポインタコントローラ−典型的にはマウス−によってサンプル周辺でマーカを動かせるようにプログラミングされている。この装置を用いる場合、分析すべきサンプルが顕微鏡のサンプル載置台上に置かれる。サンプル載置台は、ジョイスティックをコントロールして載置台を動かすことでおおまかに位置決めされる。この位置決めは視覚的に行える。
【0020】
2つの表示画面(図4および図8)は、ディスプレイにおいて同時に観察される。オペレータは図8のウィンドウにおいて対象領域を識別し、上述のように目下の載物台位置マーカ60を用いて、その対象領域がディスプレイの中央にくるまで載物台を動かす。そしてオペレータはマウスコントロールボタンを用いて意図する領域をマークし、これによってマーカ61を発生させる。このマーカ61は、それが識別している領域に対して相対的に続いて動くことはない。ディスプレイ4には、図4に示されているようにマークされている位置の座標も表示させることができる。
【0021】
この場合、ソフトウェアによって、オペレータは上述のようにマーカ60を用いて別の対象領域へ動かすことができ、さらに同様にしてその対象領域ポイントの座標を表すデータを記憶させることができる。このプロセスは複数の対象領域に対し必要なだけ何度も繰り返すことができ、それらの対象領域に関する座標データはコンピュータのメモリに記憶される。そして各対象領域ごとにマーカ61がディスプレイ上に現れることになる。図5には、複数のマークされたポイント61を有する表示画面が示されている。また図5には、マウスを制御することで各ポイント周囲にボックスを描くことのできる様子も示されており、この場合、ボックスにより規定された領域は、異なるスケールで表示されるポイントを有する別のウィンドウ(図6)を生成させるために拡大される。
【0022】
上述のオペレーションのためのソフトウェアは、概して以下のように動作する。このソフトウェアにより、目下の載物台位置について載物台制御用電子装置50が連続的にポーリングされる。このソフトウェアはカメラ画像サイズ情報により事前に較正されているものであり、この場合、ディスプレイ14に表示される実際のビデオ画像上のあらゆる位置における載物台座標も計算できる。サンプルにおける特徴をディスプレイで認識できれば、先に説明したようにしてマウスを用いてその位置を指し示すことで、その特徴部分を迅速にセンタリングさせることができる。その際、このソフトウェアにより座標が計算され、これによって載物台16がその座標に動かされる。目下の様子の中心は、小型コンピュータにより発生されるマーカによりマークされる。載物台が動かされると、このマーカはそれがマークしている特徴とともに保持されるよう別の位置へ動かされる。このことは、規定すべき各対象ポイントごとに繰り返される。
【0023】
続いてこのソフトウェアは、赤外線走査動作中に各対象ポイントに関する分析データを取得するために用いられる。スペクトル取得のためのセットアップにおいて、オペレータに対し図7に示されている形式のウィンドウが表示される。このウィンドウによって、オペレータはスキャンパラメータをセットアップできる。この特有のウィンドウは、 Paragon 1000 という機器を使用するためにデザインされたものである。スペクトルオペレーションの取得中、記憶されている座標データつまりマーカ61により識別されている位置に対応する位置まで、載物台が自動的に動かされる。各位置において赤外線放射により通常の手法でサンプルが走査され、分光光度計によりスペクトルが取得される。これらのスペクトルはディスプレイにおいて表示することができ、図10にはこの種の表示画面の実例が示されている。
【0024】
このように上述の装置により、オペレータはコンピュータにより生成されたグラフィックマーカを検査中にサンプルの実際のビデオ画像に重ね合わせることができるようになることは自明である。そしてそれらの画像はコンピュータのディスプレイスクリーン上に表示される。さらにこの装置によってオペレータは、コンピュータにより生成されたグラフィックマーカとサンプルの実際のビデオ画像を用いて、サンプルにおける対象ポイントの位置を表すデータを規定することもできる。次にそれらの座標データは、サンプル載物台16の自動的な位置決めのために走査ステップ中に用いることができ、このことによってオペレータにより識別された各対象ポイントに関する赤外線スペクトルデータを取得できるようになる。本発明による装置のさらに別の特徴は、マーカ61によってオペレータは、サンプルにおいてマークされたポイントを再び度観察可能な位置まで、載物台を簡単かつ精確に戻せることである。
【0025】
次に、上述の装置の機能を高めるための実施形態について図面を参照して説明する。ビデオカメラ22は検査中、サンプルの所定の領域のみに関する画像を生成できることは自明である。これから説明する実施形態によってディスプレイは、カメラの単一の視点から得られるものよりも広いサンプル領域に関する表示画面を生成することができる。
【0026】
画像をディスプレイ上で生成する手法は上述のものと同様である。この実施形態の場合、対象領域について記述または定義された複数の載物台座標がソフトウェアに与えられる。そしてプログラムによって載物台が制御されて、その領域における複数のポイントへ載物台が動かされ、各ポイントにおいてその領域のビデオ画像が取得される。これらの画像はコンピュータ12のメモリに記憶される。次に個々の画像が合成されて、各領域を合成したものである目標領域全体の画像がディスプレイ上で形成される。このことは図9に示されており、そこにおいて各領域65は図8に示されている領域に対応する1つの領域を表している。このプロセスが完了するとスクリーン14に大きな領域の画像が表示され、上述のようにしてグラフィックマーカがこの表示画面に重ね合わせられる。このマーカは、先に述べたように対象領域を識別するために上述のようにして用いることができる。そしてこれらの対象ポイントの座標が評価され、それらの座標を表すデータがコンピュータのメモリに記憶される。その際、それらの座標は、既述の手法により対象ポイントから赤外線スペクトルを取得するために用いられる。
【0027】
この実施形態によってディスプレイは、1回にカメラ22により観察できるものよりもはるかに大きいサンプル領域画像を表示できるようになることがわかる。このことは重要な特徴であって、これにより赤外線データを取得可能な速度が改善される。
【0028】
コンピュータのソフトウェア動作を、他の機能が得られるようにアレンジすることもできる。たとえば、上述のように複数のスペクトルが得られた場合、ディスプレイに対し第2または第3のグラフィックデータ表示を行わせるよう、ソフトウェアをアレンジすることができる。当業者に自明であるように、赤外線分析により得られたデータは多数の手法で処理可能であり、適切な表示画面を形成することができる。また、種々異なるバージョンのデータをそれぞれ異なるウィンドウに同時に表示させることができる。それらの表示画面にはグラフィカルなソフトウェアコントロール機能が重ね合わせられており、それらはマウスによる命令の入力に対して応動する。これらのコントロール機能は(図10のような)グラフの軸上におけるそれらの位置がこのグラフを含んでいるウィンドウに表示されているデータに対してのみ作用するだけでなく、たとえば種々異なるフォーマットでデータを表示することのできる1つまたは複数の別のウィンドウにおけるパラメータにも作用するようにして用いられる。したがって、計算を行わせるために1つのウィンドウ内のコントロール機能を動かすことで、そのデータを表示しているすべてのウィンドウを修正できる。
【0029】
また、次のようにソフトウェアをアレンジすることもできる。すなわち、取得された赤外線データの表示に関連するすべてのパラメータを表すデータがただ1つのファイルに格納されるよう、コンピュータのメモリへのデータの格納を制御できるようにアレンジすることもできる。つまり、そのファイルが再び呼び出されたとき、格納されたときの状態ですべてのデータがウィンドウに表示される。
【0030】
提供し得る別の機能には、たとえばスペクトル中のピークの識別が含まれている。たとえば図10の場合、マウスにより制御されるポインタを、識別すべき波長を有するピークを指し示すために利用できる。マウスをクリックすることで、波長が数値で表示されるようディスプレイに対し命令を出すことができる。代案として、波長を読み取れるようピークから横軸まで線を引くようにディスプレイを作動させることもできる。また、比較の目的で各スペクトルを互いに重ね合わせることもできる。
【0031】
図12〜図15には、コンピュータ12におけるソフトウェアの動作が示されている。
【0032】
本発明による装置により実行できる別の手順はマッピングの手順である。マップを生成する目的でまずはじめに、たとえば上述のようなマーカ60を用いて対象領域が識別される。次にこのマーカ60を用いて、マップすべき領域が規定される。最初にマーカが領域の1つのコーナーまで動かされ、マウスによってそのコーナーがマークされる。その後、その他のコーナーが同じようにして識別される。
【0033】
オペレータは別のウィンドウを利用して、走査の回数およびマップ上の各走査ポイントの間のインターバルのようなマップのパラメータを規定する。その際、この装置は、マッピングすべき領域を表すグリッドの境界を表示できる。このことは図11において参照符号70として示されている。この場合、グリッド上で規定された各ポイントからデータを収集するよう、装置に対し命令が出される。載物台はグリッド上の各ポイントまで動かされ、各ポイントにおいてデータたとえばスペクトルが収集される。
【0034】
マップが得られれば、複数の手法でデータを表現できる。たとえば各領域からのデータを示すために、彩色されたブロックを用いることができる。グリッド上の特定のポイントからのスペクトルを選択することができ、表示された輪郭を加えてマップ上に表示できる。マップされた領域に関して、表面投影表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理にしたがって動作するFT−IR顕微鏡を示す図である。
【図2】FT−IR顕微鏡の基本構成を示す側面図である。
【図3】本発明による実施例による顕微鏡ユニットのブロック図である。
【図4】図3のディスプレイ上に生成可能な表示画面を示す図である。
【図5】図3のディスプレイ上に生成可能な表示画面を示す図である。
【図6】図3のディスプレイ上に生成可能な表示画面を示す図である。
【図7】図3のディスプレイ上に生成可能な表示画面を示す図である。
【図8】図3のディスプレイ上に生成可能な表示画面を示す図である。
【図9】図3のディスプレイ上に生成可能な表示画面を示す図である。
【図10】取得されたスペクトルに関する表示画面である。
【図11】マッピング手順中に生じる表示画面を示す図である。
【図12】コンピュータ上で動作するソフトウェアのフローチャートである。
【図13】コンピュータ上で動作するソフトウェアのフローチャートである。
【図14】コンピュータ上で動作するソフトウェアのフローチャートである。
【図15】コンピュータ上で動作するソフトウェアのフローチャートである。
【符号の説明】
10 顕微鏡装置
11 分光光度計
12 コンピュータ
14 ディスプレイ
17 キーボード
19 ジョイスティック
20 光学顕微鏡
22 ビデオカメラ
24 観察/IRミラー
26 遠隔開口部
27 対物カセグレインレンズユニット
28 透過/反射ミラー28
29 コンデンサカセグレインレンズユニット
30 サンプル位置
32 トロイドカップリング光学系
36 検出器
Claims (12)
- 載物台上のサンプル観察用のビデオカメラを備えた顕微鏡におけるモータ駆動型載物台を制御することにより赤外顕微鏡を作動する方法において、
前記ビデオカメラと結合されたコンピュータのディスプレイにサンプルのビデオ画像を生成するステップと、
前記ビデオ画像の意図する領域に1つまたは複数のグラフィックマーカを生成して重畳するステップと、
前記サンプルにおける複数の対象位置を識別する座標データを生成するために前記の1つまたは複数のグラフィックマーカを用い、前記座標データを記憶するステップと、
次に、記憶された座標データを用いて、すべての対象位置の各々に前記載物台が連続的に動かされて前記のすべての対象位置の各々に関して赤外線データが取得されるよう、前記載物台の位置決めを制御するステップを有しており、
前記載物台の位置決めを制御するために前記座標データが自動的に用いられることを特徴とする、
赤外顕微鏡の作動方法。 - ウィンドウ形式のオペレーティングシステムを用いて実行する、請求項1記載の方法。
- 載物台制御に関する前記座標データの表示と同時にサンプルのビデオ画像が表示されるように表示画面を構成する、請求項1記載の方法。
- 複数のウィンドウに関連するデータを1つのファイルに格納する、請求項2記載の方法。
- 前記赤外線データを取得すべき対象位置を囲む領域を描くために前記のグラフィックマーカを用いる、請求項1記載の方法。
- 載物台上のサンプルを観察するためのビデオカメラと、結合されたコンピュータと、前記カメラにより観察される領域のビデオ画像を表示するディスプレイとを備えた顕微鏡におけるモータ駆動型載物台を制御することにより赤外顕微鏡を作動する方法において、
前記サンプルにおける対象領域のビデオ画像を前記ディスプレイ上に形成させるステップと、
前記ビデオ画像を表すデータを記憶するステップと、
前記サンプルの別の領域を識別するために前記載物台の位置を調節しビデオ画像を表すデータを記憶するステップとを有しており、
前記サンプルにおいて選択された個数の領域のために前記のステップを繰り返し、
前記ビデオ画像を表すデータを合成して、個々の対象領域すべてから成る前記サンプルのいっそう広い領域の1つのサンプル画像を生成するステップと、
前記の広い領域のサンプル画像の意図する領域に1つまたは複数のグラフィックマーカを生成して重ね合わせるステップと、
前記の1つまたは複数のグラフィックマーカを用いて、前記サンプル上の位置を識別する座標データを生成するステップと、
次に前記座標データを用いて、前記載物台がすべての対象位置各々へ連続的に動かされ、前記のすべての対象位置各々に関して赤外線データが取得されるよう、前記載物台の位置決めを制御するステップを有しており、
前記載物台の位置決めを制御するために前記座標データが自動的に用いられることを特徴とする、
赤外顕微鏡の作動方法。 - ウィンドウ形式のオペレーティングシステムを用いて実行する、請求項6記載の方法。
- 載物台制御に関する前記座標データの表示と同時にサンプルのビデオ画像が表示されるよう表示画面を構成する、請求項7記載の方法。
- 複数のウィンドウに関連するデータを1つのファイルに格納する、請求項7記載の方法。
- 前記赤外線データを取得すべき対象位置を囲む領域を描くために前記のグラフィックマーカを用いる、請求項6記載の方法。
- 赤外顕微鏡ユニットと、モータ駆動型載物台を有しており、顕微鏡には載物台上のサンプルを観察するためのビデオカメラが設けられている、赤外線データを取得する装置において、
ディスプレイと、顕微鏡載物台上のサンプルのビデオ画像をディスプレイ上に形成するために該ディスプレイを制御するコンピュータが設けられており、
前記コンピュータにより、前記ビデオ画像上の意図する領域に1つまたは複数のグラフィックマーカが生成されて該グラフィックマーカが前記ビデオ画面上に重ね合わせられ、
前記グラフィックマーカは、複数の対象位置を識別する座標データを生成するために用いられ、
次に載物台がすべての対象位置各々へ連続的に動かされて前記のすべての対象位置の各々に関して赤外線データが取得されるよう、サンプル分析にあたり載物台を位置決めするために前記座標データが用いられ、
前記載物台の位置決めを制御するために前記座標データが自動的に用いられることを特徴とする、
赤外線データを取得する装置。 - モータ駆動型載物台を備えた赤外顕微鏡が設けられており、該顕微鏡は前記載物台上のサンプルを観察するためのビデオカメラを有している、赤外線データを取得する装置において、
ディスプレイと、前記顕微鏡載物台上のサンプルの領域のビデオ画像を前記ディスプレイ上に形成させるために該ディスプレイを制御するコンピュータが設けられており、
前記コンピュータにより、観察される領域のビデオ画像を表すデータが記憶され、別の領域へ載物台が動かされて該領域を表すデータが記憶され、選択された個数の領域に対し上記のステップが繰り返され、記憶されたビデオ画像を表すデータが合成されて個々の領域よりも大きい1つのサンプル画像が形成され、該サンプル画像は個々の対象領域すべてから成り、
前記コンピュータにより、個々の領域よりも大きい前記のサンプル画像上の意図する領域に1つまたは複数のグラフィックマーカが表示されて重ね合わせられるようになり、
前記グラフィックマーカは、サンプル上の複数の対象位置を識別する座標データを生成するために用いられ、該座標データは記憶され、次に前記載物台がすべての対象位置の各々へ連続的に動かされて前記のすべての対象位置の各々に関して赤外線データが得られるよう、サンプル分析にあたり載物台を位置決めするために用いられ、
前記載物台の位置決めを制御するために前記座標データが自動的に用いられることを特徴とする、
赤外線データを取得する装置。
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