JP3961932B2 - 水道用給液装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は水道用給液装置に係り、特に、インバータで駆動される複数台のポンプを並列に備え、水道本管に直結された水道用給液装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のインバータを使用した給水装置は、インバータが高価であることから、図17に示すようなバックアップ方式をとっている。即ち、インバータ駆動によってポンプ8を運転する場合、先ず電磁接触器1,3を投入し、インバータINVに運転及び速度指令信号を出力して運転する。この後、ポンプ9を運転する場合には、電磁接触器3を釈放するとともに、インバータ運転信号及び速度指令信号をリセットして、電磁接触器4を投入し、インバータ運転信号及び速度指令信号を出力する。
【0003】
ところで、インバータは電源の変動や過負荷から保護するためにトリップすることがある。インバータがトリップした場合には、特開昭59−188096号公報に記載のように、図17の電磁接触器2または5を投入し商用電源に切り替えて運転し、給水を行っていくようにしてある。
【0004】
また、給水量を多くするために2台同時運転する場合には、例えばポンプ8をインバータにより変速運転をしている際にポンプ9を並列運転する場合には、電磁接触器5を投入してポンプ9を商用電源で始動し定速で並列運転をする。さらに、並列運転したポンプを切り離す場合には、追従させた定速ポンプを停止させる。これに関する従来技術として、特開昭59−51193号公報記載のものががある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術においては、夜間時など使用水量の少ないときには、一旦ポンプを停止させている。しかし、ポンプを停止させる場合、図18に示すような吐出圧力一定制御方式の例では、通常は圧力一定のため圧力タンク210には水が充満していない。そこで、使用水量が少なく制御系(図示省略)が停止すべきと判定したときは、圧力タンク210に水を充満するために、図18に示すNMINからNSTまでポンプの運転速度を高めてから停止させるが、このため、給水圧力は、最悪条件でH4まで昇圧してしまう。さらに、2台目の定速運転させるポンプを始動/停止させる際には、並列始動圧力をH2,並列停止圧力をH1としているため、圧力変動が発生し、使用器具に悪影響を及ぼすことがある。
【0006】
特に、水道本管に水道用給液装置を直結して運転する場合、上述した従来技術をそのまま適用することができない。それは、水道用給液装置を運転したときの水道本管の圧力変動を極力抑制する必要があるためである。従って、複数台のポンプを並列運転するときの圧力変動を従来に比べて更に抑制する必要がある。また、インバータがトリップしたときにポンプを商用電源で運転すると水道本管への圧力変動を制御することができなくなるため、これに対する対策も必要となる。
【0007】
本発明の目的は、水道本管に直結した複数台のポンプを並列運転するときの圧力変動を抑制した水道用給液装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、水道本管に接続される吸込管と、
該吸込管から分岐される複数の分岐管と、
各分岐管の出口側を合流し需要側に接続される給水管と、
各分岐管毎に設けられ前記吸込管から吸い込んだ水を前記給水管側に吐き出す分岐管対応の複数のポンプと、
各ポンプを各々駆動するポンプ対応の電動機と、
各電動機対応に設けられた複数のインバータと、
前記ポンプの吐出側圧力を検出する圧力検出手段と、
第1のインバータに指令を出して第1のポンプを起動し、最高速度へ向かって増速し、前記第1のポンプが最高速度に達し、前記圧力検出手段が検出した給水圧力が、第1のポンプが最高速度でのQ−H特性曲線と管路抵抗曲線とから求まる規定値よりも低下しているとき、第2のインバータによって第2のポンプを増速し、給水圧力が、第1のポンプが最高速度でのQ−H特性曲線と管路抵抗曲線とから求まる規定値となるようにする制御手段と、
を設けたことで達成される。
【0015】
【作用】
複数台のポンプを並列運転する場合やバックアップさせるときに、上述した対策を施すことで、圧力変動が抑制される。このため、水道用給液装置を水道本管に直結して運転しても、水道本管の圧力への影響が少なくて済む。また、1台のインバータが故障したとき、このインバータ対応のポンプに他のインバータを接続して運転可能としたため、ポンプを商用電源で直接運転するのではなく常にそのポンプ速度を制御できるため、水道本管の圧力変動を抑制することができる。
【0016】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図1〜図16を参照して説明する。
図1〜図12は、本発明の第1実施例を示す図である。最近、図1,図2に示すように、水道用給液装置(以下、給水装置という。)を水道本管に直結して使用することが行われ始めている。この場合、水道本管に多数の給水装置が直結されるため、各給水装置のポンプ始動/停止による圧力変動の影響が水道本管に及ぶことが心配される。そのため、水道本管に直結して使用される給水装置は、ポンプの始動/停止による圧力変動が極小となることが必要であり、以下で述べる本発明の実施例に係る給水装置は、この圧力変動を極小とする技術を提供するものである。
【0017】
図1は、本発明の第1実施例に係る給水装置の全体概略構成図である。この給水装置の2台のポンプ8,9は、水道本管に仕切り弁202を介して直接接続されたステンレス製の吸込管であって仕切り弁202下流で2本に分岐された分岐管部分に各々に取り付けられている。ポンプ8,9の下流には夫々逆止め弁206,207および仕切弁208,209が接続され、配管はそれらの下流で合流されて需要家に導かれる給水管213となっている。そして、この給水管213に、内部に空気溜りを持つ圧力タンク(ダイヤフラムタンクでもよい)210と、給水管213内の圧力に応じて圧力信号を発する圧力センサ211が接続される。
【0018】
ポンプ8,9は、制御装置214で制御され、ポンプ8,9を駆動するモータIM1,IM2の各回転速度を制御する2台のインバータと、これらのインバータを制御するマイクロコンピュータを有する制御回路とが制御装置214に内蔵されている。
【0019】
図12は、上述した実施例に係る給水装置の外観図である。この給水装置は、コンパクトなパッケージに収納され、取り扱いしやすいように構成されている。
【0020】
図3は、図1に示す制御装置の動力回路部分を示す図であり、PWは電源、401は配線遮断器、402a,403aはそれぞれ1号機ポンプ8,2号機ポンプ9用の各々の電磁接触器の主回路接点、404,405は同じく各ポンプ8,9を駆動制御するインバータ、N1,N2は後で説明するが各インバータ404,405の速度を指令する信号であり、406a,407aは各インバータ404,405の運転指令用の信号である。
【0021】
図4は、図1に示す制御装置の制御回路を示しており、501は入り/切りを行うスッチ、502はトランス,ダイオードブリッジ,レギュレータなどで構成する安定化電源、509はマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略称する。)に前記電源を供給するための電源端子、503は電磁接触器402,403及びリレー406,407を開閉制御するためのインターフェースである。
【0022】
電磁接触器402,403が投入されると、その接点すなわち図3に示す接点402a,403aが閉じる。同じく、リレー406,407が励磁すると、その接点406a,407aが閉じる。
【0023】
510,511は、中央演算処理装置513の指令によりインバータ404,405に例えば、速度指令N1,N2を出力するためのインターフェースであり、D/A変換器などにより構成される。
【0024】
518は、後で説明するが、図5に示すように、予め定めた関係に圧力制御する際の目標値、例えばH0,H1を設定するためのスイッチであり、インタフェース512を介してCPU513に取り込む。同様に、519は、予め定めた指令速度である例えば変速指令から固定速指令またはその逆に切り替えるための速度ポイントを設定するためのスイッチであり、インターフェース516を介してCPU513に取り込む。さらに、520は、圧力センサ211の検出した給水管の圧力信号を取り込むためのインターフェースであり、ポート517を介してCPU513に取り込む。以上によりコントローラ530が構成される。
【0025】
図5は、末端圧力一定制御を行った場合のポンプの運転特性を例示する線図であり、図18と同一符号で示すものは同じ意味を持つ。605は配管などの抵抗曲線である。601〜604は、使用水量が変化した時、それぞれ運転速度を最高速度Nmax,N1,Nmin,…と仮想した時のQ−H性能曲線と前記抵抗曲線との交点を示す。
【0026】
以上のように構成したものの作動について図7を参照して説明する。今、図1,図5に於て、給水管213内(圧力タンク210も概略同圧力となっている。)の圧力がH3(ここでは始動圧力とする。)より高く、ポンプ8,9はいずれも停止しているものとする。又、この時、図3,図4の配線用遮断器401は投入され、スイッチ501は閉じて制御装置が作動し、待機状態にあるものとする。もちろん、H0,H1,H3,N1,N2などのデータは、予めスイッチ518,519から読み込まれ、メモリに格納してある(701ステップ)。
【0027】
図示しない需要端の水栓を開くと、給水圧力が低下する。これを圧力センサ211により検出する(702ステップ)。この圧力センサ211の検出した圧力が始動圧力H3より低下していると、制御装置はポート515を介し、例えば、電磁接触器504,リレー506をONする信号をインターフェース503に出力するとともに、インターフェース510から速度指令信号N1を出力する。これにより、一方のポンプ8が始動する。
【0028】
この始動により、ポンプ8は、図5の点604で運転される。使用量が増大すると、抵抗曲線605上に沿って運転を続けてゆくが、一方、使用量が少なくなると、次第に減速して低速度NMIN運転を続ける(703ステップ)。
【0029】
この状態を一定時間継続すると、704ステップの極低速度NMINのスタンバイ状態に移行する。この後、705ステップで一定時間タイミングをとった後、706ステップで圧力がH0以下か確認し、もし、以下になったら速度をNMIN(707ステップ)に更新して703ステップより再度実行する。
【0030】
H0以上の状態にあれば、コントローラより、今度は電磁接触器403、リレー507をONする信号をインターフェース503から出力するとともに、インバータ405へ速度指令信号N2として、極低速度信号(NMINよりも小さい速度)を出力する。この状態では、ポンプの運転特性曲線は曲線608よりも下の方にあるため、ポンプは仕事せずアイドリング運転となり、給水圧力は所定の圧力(曲線605上の圧力)を保持している。一定時間後、先発して運転していたポンプ8を停止させる信号出力してポンプ8を停止させ、後に運転するポンプ9の低速スタンバイ運転を行い、待機させる。
【0031】
使用量が増大し給水圧力がH0以下に下がり始めると、ポンプを増速してこれに対応する。使用量が更に増加すると、更にポンプを増速する。今運転中のポンプをポンプ8とすると、このポンプ8の運転速度が予め定めた速度N1に到達したとき、休止しているポンプ9を極低速度運転をするための信号402,406,510を出力する。
【0032】
次に、増速及び増台時の作動について図6を用いて説明する。
1)先行機はその運転速度がNminからN1へ増速し、且つ給水圧力が規定値Hiより低下(確実に行なうにはここで、一定時間のタイミングをとり、真に規定値以下であることを確かめて次の動作に向かうのが良い。)したら、100%Nに向かって増速を開始すると共に、追従機をNmin以下で始動させる。
【0033】
2)この後、給水圧力が規定値より低下するのに伴って、先行機は増速を続けるが、追従機はNminの速度を維持する。ここで、追従機をNminとするのは、給水圧力が目標値とする規定圧力より上昇しないようにするためである。
【0034】
3)こうして、先行機が100%Nに達し、且つ、一定時間が経過しても、給水圧力が規定値H3よりも低下する状態になったら、給水圧力が規定値H3となるように、追従機をNminから100%Nに向かって増速指令する。
【0035】
次に、減速及び減台時の作動について説明する。
1)両方のポンプが共に100%Nに達した場合、追従機の運転速度を100%Nに固定する。
【0036】
2)使用水量の減少に伴い、給水圧力が規定値より高くなると、先行機の速度を100%NからNminに向かって減速するように指令する。
【0037】
3)更に、使用量が少なくなり、先行機の速度がNminに達し且つ一定時間経過しても給水圧力が規定値H4より高い状態になったら、先行機の速度を極低速にし、しかるのちに先行機を停止させる。これは、停止時の過渡電流によるインバータの悪影響を排除するためである。
【0038】
以上の作動を図8,図9のフローチヤートにより更に、詳細に説明する。
まず、ステップ801で給水圧力を検出し、給水圧力が規定圧力以下か否かを判定する(ステップ802)。規定圧力より高いときは減速処理に入り、規定圧力以下のときは先行機を増速し(ステップ803)、次のステップ804で先行機運転速度がN1に達しているか否かを判定する。先行機運転速度がN1以下であればステップ801へ戻り、N1以上であれば次の805ステップに進み、追従機をNmin以下の速度で始動する。そして、この速度を維持する。
【0039】
次に、ステップ806でΔtの待ち時間処理を行ってから給水圧力を検出し(ステップ807)、この検出圧力が規定値以下かを判定する(ステップ808)。規定値以下の場合にはステップ815に進み、先行機の運転速度を検出し、816ステップで先行機の運転速度が最高速度Nmaxに達しているか判定する。Nmaxに達していれば、この時点より追従機の速度ロックを解除し、速度制御を再開するとともに先行機を最高速度Nmaxに固定する(818ステップ)。この状態ではポンプの運転点は図5の点602にあるので圧力変動は生じない。Nmaxに達していない場合には、追従機の速度をロックしたまま先行機の増速を行い(ステップ817)、ステップ806に戻る。
【0040】
ステップ808で規定値以下ではないと判定された場合には、使用量が1台運転でまかなえるため、ステップ809で先行機の運転速度を検出し、この運転速度が最低速度Nminであるか否かを判定する(ステップ810)。Nmin以下であれば、図5の点604付近の状態にあるので、ステップ811でΔtの待ち時間処理を行った後、ステップ813で圧力が規定圧力以上あるか否かを判定し、規定圧力以上のとき814ステップに進んで先行機を停止させ、追従機の速度ロックを解除して801ステップへもどり、ここより再び実行する。ステップ810でNminでないと判定された場合には、先行機を減速して(ステップ812)、ステップ806に戻る。
【0041】
ステップ818の次にステップ819に進み、Δtの待ち時間処理を実行してから給水圧力を検出し(ステップ820)、次のステップ821でこの圧力検出値が規定値以下か否かを判定する。規定値より大きい場合には図9(a)のステップ822に進んで追従機の運転速度を検出し、この運転速度が最低速度Nminであるか否かを判定する(ステップ823)。最低速度Nminに達していれば、ステップ825のΔtの待ち時間処理を実行した後に、826ステップで規定圧力H4以上か否かを判定する。判定した結果、図5のH4以上であれば、ステップ827で先行機をOFFすると共に追従機の運転速度ロックを解除し、801ステップへ戻りここより再実行する。ステップ823でNminに達していないと判定されたときはステップ824で減速処理を行い、ステップ819に戻る。
【0042】
ステップ821で規定値以下と判定された場合には、図9(b)のステップ828に進み、追従機の運転速度を検出し、この運転速度がステップ829の判定で最高速度Nmaxに達しているときは速度変更を行わず(ステップ831)、最高速度Nmaxに達していないときは増速処理を行って(ステップ830)から、ステップ819に戻る。
【0043】
以上説明したようにポンプ制御を行えば、ポンプを停止させるとき先行して運転したポンプほど先に停止させることができるので、複数台のポンプの運転負担の等分化が図れる。
【0044】
図10(a)は、上述した本実施例に係る給水装置で各ポンプをインバータ制御したときの圧力変動が抑制される様子を示した図である。なお、比較のための図10(b)は、インバータ運転のポンプと定格運転のポンプを組み合わせた例であるが、切り替え時に定格運転のポンプが運転されると急激な圧力変動が発生することを示している。
【0045】
本実施例では、図11に示すように、受水槽を用いている現状の方式に比べ、水道本管の圧力が利用できるのでポンプの圧力は少なくて済み、省エネルギ化を図ることができる。
【0046】
図15は、本発明の第2実施例に係る給水装置の制御回路の構成図である。本実施例では、インバータへの速度指令信号を1点としている。今、使用水量が少なく、図5に示す極低速Nminで特性曲線609のもとで、ポンプ8が運転されているものとする。
【0047】
この状態で使用水量の少ない状態を検出したら、もう一方のポンプを駆動するインバータ405の運転信号407をONし、先行しているインバータと同じ速度指令信号Nを出力して両ポンプを共に極低速度で運転する。そして、一定時間後に、先行したポンプを停止させる。このようにした場合も、ラップさせてポンプの運転を切替えるので、圧力変動が生じないのはいうまでもなく、さらに速度指令信号が1点で済むので制御装置を安価に構成できる効果がある。
【0048】
次に、本発明の第3実施例を、図14,図15により説明する
本実施例はインバータまたはポンプが故障した場合のバックアップを行うように給水装置を構成したものである。図14は、図3の構成に加え、バックアップ時に切り替えるための電磁接触器接点を追加したもので、図15は、図14の電磁接触器の切り替えを行うために図4に切り替え回路として、モートルの過負荷保護用のサーマルリレー接点522,523およびインバータトリップ信号用接点524、525を追加したものである。また、これらの故障信号を入力するために制御装置508に入力ポート521を設けている。
【0049】
このように構成したものにおいて、例えばインバータINV1とIM2が故障した場合には、電磁接触器402,403を釈放し、制御回路はINV2を運転指令して、このインバータINV2によりIM1を運転しバックアップを行う。
【0050】
同様に、INV2とIM1が故障した場合も、電磁接触器402,403を釈放してINV2を停止させ、電磁接触器411を投入し、制御回路はINV1を運転指令してIM2を運転し、バックアップを行う。
【0051】
このようにすれば故障時に断水することなく信頼性が向上する。しかも、バックアップされたポンプのインバータにより速度制御されるため、水道本管圧力への圧力変動を抑制できる。
【0052】
図16は、本発明の第4実施例に係る給水装置の概略構成図である。
本実施例は、第1実施例の水道本管と給水装置との間に受水槽を設けたものであり、他の構成は第1実施例と同一である。図16において、201は受水槽、202,203,208,209,212は仕切弁、204,205はそれぞれインバータで駆動されるポンプ、206,207は逆止め弁、210は内部に空気溜りを持つ圧力タンク(ダイヤフラムタンクでもよい)、211は給水管213に設けられここの圧力に応じて圧力信号を発する圧力センサである。
【0053】
このように、上述した各実施例に係る給水装置は、水道本管に直結して用いるために構成されたが、受水槽を備えるものにも適用できるものである。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、水道本管に直結した複数台のポンプを並列運転するときの圧力変動を抑制することができる。また、インバータがトリップしたときでもポンプを商用電源で運転させずに済み圧力変動を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る給水装置の概略構成図である。
【図2】本実施例の給水装置を用いた給水システムの構成図である。
【図3】図1に示す制御装置の動力回路図である。
【図4】図1に示す制御装置の制御回路図である。
【図5】図1に示す給水装置により末端圧力一定制御の運転を行った場合の運転特性図である。
【図6】第1実施例における増速および増台時の動作を示す運転特性図である。
【図7】第1実施例における運転手順を示すフローチャートである。
【図8】第1実施例における運転手順を示すフローチャートである。
【図9】第1実施例における運転手順を示すフローチャートである。
【図10】第1実施例における圧力変動抑制効果を説明する特性図である。
【図11】第1実施例における省エネルギ効果を示す図である。
【図12】第1実施例の給水装置の外観図である。
【図13】本発明の第2実施例に係る給水装置の動力回路図である。
【図14】本発明の第3実施例に係る給水装置の制御装置の動力回路図である。
【図15】第3実施例における制御回路図である。
【図16】本発明の第4実施例に係る給水装置の概略構成図である。
【図17】従来の給水装置における制御装置の動力回路図である。
【図18】従来の給水装置の運転特性図である。
【符号の説明】
202,203…仕切り弁、8,9…ポンプ、IM1,IM2…電動機、210…圧力タンク、211…圧力センサ、401…遮断器、402,403…電磁接触器、INV1,INV2…汎用インバ−タ、N1,N2…速度指令信号,406,407…インバータ運転指令信号,501…スイッチ,SW1,SW2,SW3…デイップスイッチ、502…トランス、508…コントロ−ラ、503,510〜517…入出力装置、514…メモリ、513…中央演算処理装置、504〜507…リレー。
Claims (1)
- 水道本管に接続される吸込管と、
該吸込管から分岐される複数の分岐管と、
各分岐管の出口側を合流し需要側に接続される給水管と、
各分岐管毎に設けられ前記吸込管から吸い込んだ水を前記給水管側に吐き出す分岐管対応の複数のポンプと、
各ポンプを各々駆動するポンプ対応の電動機と、
各電動機対応に設けられた複数のインバータと、
前記ポンプの吐出側圧力を検出する圧力検出手段と、
第1のインバータに指令を出して第1のポンプを起動し、最高速度へ向かって増速し、前記第1のポンプが最高速度に達し、前記圧力検出手段が検出した給水圧力が、第1のポンプが最高速度でのQ−H特性曲線と管路抵抗曲線とから求まる規定値よりも低下しているとき、第2のインバータによって第2のポンプを増速し、給水圧力が、第1のポンプが最高速度でのQ−H特性曲線と管路抵抗曲線とから求まる規定値となるようにする制御手段と、
を設けたことを特徴とする水道用給液装置。
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