JP3288635B2 - 水道用給液装置 - Google Patents

水道用給液装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水道本管に直結され
る水道用給液装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水道本管に直結して使用する水道用給液
装置の従来技術として、例えば特開平2−286888
号公報記載のものがある。この従来技術では、オンオフ
ポンプで水道本管の水を吸い込み圧力タンクおよび減圧
弁を介して一定圧とした水を末端に給水すると共に、圧
力タンク内の圧力を検出し、タンク内圧力が高くなった
ときはポンプを停止させ低くなったときはポンプを始動
させる一方、水道本管側圧力を検出し、本管圧力が低下
したときポンプ出側を絞り、少なくなった水道本管の水
を必要以上にポンプで吸い上げることを防止し、給水平
等を図る技術を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本管直結方式の給水装
置は、水道本管の圧力を利用して給水できるため省エネ
ルギーを図ることができるという利点がある。しかし、
上述した従来技術による本管直結方式の給水装置は、圧
力タンクの出側に減圧弁を介装し、この減圧弁で水を一
定圧に減圧してから末端に給水する構成としているた
め、圧力タンクに水を蓄えるまでは本管圧力を利用して
いるといえるが、末端への給水に本管圧力を利用してい
るものではない。更に、圧力タンク出側に減圧弁を設け
て流出圧を一定圧に減圧すると共にオンオフポンプで給
水を図る構成のため、最近の給水装置に要求される配管
抵抗まで考慮した末端圧一定制御を精度よく行うことが
できないという問題もある。
【0004】本発明の目的は、末端圧一定制御を行うこ
とができしかも十分な省エネルギーを図ることのできる
本管直結方式の水道用給液装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、水道本管の
水を吸い込む吸込管と、需要側に接続される給水管と、
該給水管に設けられ該給水管へ供給される給水の圧力を
検出する圧力検出手段と、電源からの受電電力を速度指
令に従って変換し出力するインバータと、該インバータ
からの受電電力で速度制御される電動機と、該電動機に
より駆動され前記吸込管を通して吸い込んだ水を前記給
水管側に吐き出すポンプと、前記圧力検出手段の検出圧
力に基づき水道本管圧力を利用した末端圧一定制御を行
う前記速度指令を出力する制御手段とを備え、水道本管
の水を加圧して末端に給水する構成とすることで、達成
される。
【0006】
【作用】圧力検出手段では、水道本管の圧力がポンプで
加圧された状態として検出されていることから、水道本
管圧力の変動の影響を受けたこの検出圧力に応じてポン
プが速度制御される場合は、水道本管圧力を利用した末
端圧一定制御が可能とされているばかりか、また、十分
な省エネルギー化が図れるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1〜
図13を参照して説明する。図1〜図12は、本発明の
第1実施例を示す図である。最近、図1,図2に示すよ
うに、水道用給液装置(以下、給水装置という。)を水
道本管に直結して使用することが行われ始めている。こ
の場合、水道本管に多数の給水装置が直結されるため、
各給水装置のポンプ始動/停止による圧力変動の影響が
水道本管に及ぶことが心配される。そのため、水道本管
に直結して使用される給水装置は、ポンプの始動/停止
による圧力変動が極小となることが必要であり、以下で
述べる本発明の実施例に係る給水装置は、この圧力変動
を極小とする技術を提供するものである。
【0008】図1は、本発明の第1実施例に係る給水装
置の全体概略構成図である。この給水装置の2台のポン
プ8,9は、水道本管に逆止め弁202を介して直接接
続されたステンレス製の吸込管であって逆止め弁202
下流で2本に分岐された分岐管部分に各々に取り付けら
れている。ポンプ8,9の下流には夫々逆止め弁20
6,207および仕切弁208,209が接続され、配
管はそれらの下流で合流されて需要家に導かれる給水管
213となっている。そして、この給水管213に、内
部に空気溜りを持つ圧力タンク(ダイヤフラムタンクで
もよい)210と、給水管213内の圧力に応じて圧力
信号を発する圧力センサ211が接続される。
【0009】ポンプ8,9は制御装置214により制御
され、ポンプ8,9を駆動するモータIM1,IM2の
各回転速度を制御する2台のインバータと、これらのイ
ンバータを制御するマイクロコンピュータを有する制御
回路(コントローラ)とが制御装置214に内蔵されてい
る。
【0010】図12は、上述した実施例に係る給水装置
の外観図である。この給水装置は、コンパクトなパッケ
ージに収納され、取り扱いし易いように構成されてい
る。
【0011】図3は、図1に示す制御装置の動力回路部
分を示す図であり、PWは電源、401は配線用遮断
器、402a,403aはそれぞれ1号機ポンプ8,2
号機ポンプ9用の各々の電磁接触器の主回路接点、40
4,405は同じく各ポンプ8,9を駆動制御するイン
バータ、N1,N2は後で説明するが、各インバータ4
04,405に速度を指令する信号であり、406a,
407aは各インバータ404,405の運転指令用の
信号である。
【0012】図4は、図1に示す制御装置214内に内
蔵されている制御回路530を示しており、501は電
源の入り/切りを行うスイッチ、502はトランス,ダ
イオードブリッジ,レギュレータなどで構成される安定
化電源、509はマイクロコンピュータ(以下、マイコ
ンと略称する。)508に前記電源を供給するための電
源端子、503は電磁接触器(のコイル)402,403
及びリレー(のコイル)406,407を開閉制御するた
めのインターフェースである。
【0013】電磁接触器402,403が投入される
と、その主回路接点、即ち、図3に示す主回路接点40
2a,403aが閉じる。同じく、リレー406,40
7が励磁されると、そのリレー接点406a,407a
が閉じられる。
【0014】510,511は、中央演算処理装置(C
PU)513からの指令によりインバータ404,40
5に、例えば速度指令N1,N2を出力するためのイン
ターフェースであり、D/A変換器などにより構成され
る。
【0015】518は、後で説明するが、図5に示すよ
うに、予め定めた関係に圧力制御する際での目標値、例
えばH0,H1,H3を設定するためのスイッチであ
り、これら目標値はインタフェース512を介してCP
U513に取り込まれる。同様に、519は、予め定め
た指令速度である、例えば変速指令から固定速指令、ま
たはその逆に切り替えるための速度ポイントN1,N2
を設定するためのスイッチであり、これら速度ポイント
N1,N2はインターフェース516を介してCPU5
13に取り込まれる。更に、520は、圧力センサ21
1の検出した給水管213の圧力信号を取り込むための
インターフェースであり、その圧力信号はポート517
を介してCPU513に取り込まれる。以上によりコン
トローラ530が構成される。
【0016】図5は、末端圧力一定制御を行った場合の
ポンプの運転特性を例示する線図である。605は配管
などの抵抗曲線である。601〜604は、使用水量が
変化した時、それぞれ運転速度を最高速度Nmax,N
1,Nmin,…と仮想した時のQ−H性能曲線と前記抵
抗曲線との交点を示す。
【0017】以上のように構成したものの作動について
図7を参照して説明する。今、図1,図5に於て、給水
管213内(圧力タンク210も概略同圧力となってい
る。)の圧力がH3(ここでは始動圧力とする。)より
高く、ポンプ8,9はいずれも停止しているものとす
る。又、この時、図3の配線用遮断器401は投入さ
れ、図4のスイッチ501は閉じて制御装置214が作
動し、待機状態にあるものとする。もちろん、H0,H
1,H3,N1,N2などのデータは、予めスイッチ5
18,519から読み込まれ、メモリに格納されている
(701ステップ)。
【0018】図示しない需要端の水栓を開くと、給水圧
力が低下する。これを圧力センサ211により検出する
(702ステップ)。この圧力センサ211の検出した
圧力が始動圧力H3より低下していると、CPU513
はポート515を介し、例えば電磁接触器402,リレ
ー406をONする信号をインターフェース503に出
力するとともに、インターフェース510から速度指令
信号N1を出力する。これにより、一方のポンプ8が始
動される。
【0019】この始動により、ポンプ8は、図5の点6
04で運転される。使用量が増大すると、抵抗曲線60
5上に沿って運転を続けてゆくが、一方、使用量が少な
くなると、次第に減速して低速度NMIN運転を続ける
(703ステップ)。
【0020】この状態を一定時間継続すると、704ス
テップの極低速度のスタンバイ状態に移行する。この
後、705ステップで一定時間タイミングをとった後、
706ステップで圧力がH0以下か否かを確認し、も
し、以下になったら速度をNMIN(707ステップ)に
更新して703ステップより再度実行する。
【0021】H0以上の状態にあれば、CPU513よ
り、今度は電磁接触器403、リレー407をONする
信号をインターフェース503に出力するとともに、イ
ンバータ405へ速度指令信号N2として、極低速度信
号(NMINよりも小さい速度)を出力する。この状態で
は、ポンプの運転特性曲線は曲線608よりも下の方に
あることから、ポンプは仕事せずアイドリング運転とな
り、給水圧力は所定の圧力(曲線605上の圧力)を保
持している。一定時間後、先発して運転していたポンプ
8を停止させる信号を出力してポンプ8を停止させ、後
に運転されるポンプ9の低速スタンバイ運転を行い、待
機させる。
【0022】使用量が増大し給水圧力がH0以下に下が
り始めると、ポンプを増速してこれに対応する。使用量
が更に増加すると、更にポンプを増速する。今運転中の
ものがポンプ8であるとすると、このポンプ8の運転速
度が予め定めた速度N1に到達したとき、休止している
ポンプ9を極低速度運転をするための信号402,40
6,510を出力する。
【0023】次に、増速及び増台時の作動について図6
を用いて説明する。 1)先行機はその運転速度がNminからN1へ増速し、且
つ給水圧力が規定値Hiより低下(確実に行うには、こ
こで、一定時間のタイミングをとり、真に規定値以下で
あることを確認の上、次の動作に向かうのが良い。)し
たら、100%Nに向かって増速を開始すると共に、追
従機をNmin以下で始動させる。
【0024】2)この後、給水圧力が規定値より低下す
るのに伴って、先行機は増速を続けるが、追従機はNmi
nの速度を維持する。ここで、追従機をNminとするの
は、給水圧力が目標値とする規定圧力より上昇しないよ
うにするためである。
【0025】3)このようにして、先行機が100%N
に達し、且つ、一定時間が経過しても、給水圧力が規定
値H3よりも低下する状態になったら、給水圧力が規定
値となるように、追従機をNminから100%Nに向か
って増速指令する。
【0026】次に、減速及び減台時の作動について説明
する。 1)両方のポンプが共に100%Nに達した場合、追従
機の運転速度を100%Nに固定する。
【0027】2)使用水量の減少に伴い、給水圧力が規
定値より高くなると、先行機の速度を100%NからN
minに向かって減速するように指令する。
【0028】3)更に、使用量が少なくなり、先行機の
速度がNminに達し、且つ一定時間経過しても給水圧力
が規定値H4より高い状態になったら、先行機の速度を
極低速にし、しかる後に先行機を停止させる。これは、
停止時での過渡電流によるインバータの悪影響を排除す
るためである。
【0029】以上の作動を、図8,図9のフローチヤー
トにより更に、詳細に説明する。先ずステップ801で
給水圧力を検出し、給水圧力が規定圧力以下か否かを判
定する(ステップ802)。規定圧力より高いときは減
速処理に入り、規定圧力以下のときは先行機を増速し
(ステップ803)、次のステップ804で先行機運転
速度がN1に達しているか否かを判定する。先行機運転
速度がN1以下であればステップ801へ戻り、N1以
上であれば次の805ステップに進み、追従機をNmin
以下の速度で始動する。そして、この速度を維持する。
【0030】次に、ステップ806でΔtの待ち時間処
理を行ってから給水圧力を検出し(ステップ807)、
この検出圧力が規定値以下かを判定する(ステップ80
8)。規定値以下の場合にはステップ815に進み、先
行機の運転速度を検出し、816ステップで先行機の運
転速度が最高速度Nmaxに達しているか判定する。Nmax
に達していれば、この時点より追従機の速度ロックを解
除し、速度制御を再開するとともに、先行機を最高速度
Nmaxに固定する(818ステップ)。この状態では、
ポンプの運転点は図5の点602にあるので圧力変動は
生じない。Nmaxに達していない場合には、追従機の速
度をロックしたまま、先行機の増速を行い(ステップ8
17)、ステップ806に戻る。
【0031】ステップ808で規定値以下ではないと判
定された場合には、使用量が1台運転でまかなえるた
め、ステップ809で先行機の運転速度を検出し、この
運転速度が最低速度Nminであるか否かを判定する(ス
テップ810)。Nmin以下であれば、図5の点604
付近の状態にあるので、ステップ811でΔtの待ち時
間処理を行った後、ステップ813で圧力が規定圧力以
上あるか否かを判定し、規定圧力以上のとき814ステ
ップに進んで先行機を停止させ、追従機の速度ロックを
解除して801ステップへもどり、ここより再び実行す
る。ステップ810でNminでないと判定された場合に
は、先行機を減速して(ステップ812)、ステップ8
06に戻る。
【0032】ステップ818の次にステップ819に進
み、Δtの待ち時間処理を実行してから給水圧力を検出
し(ステップ820)、次のステップ821でこの圧力
検出値が規定値以下か否かを判定する。規定値以下の場
合には図9(a)のステップ822に進んで追従機の運
転速度を検出し、この運転速度が最低速度Nminである
か否かを判定する(ステップ823)。最低速度Nmin
に達していれば、ステップ825のΔtの待ち時間処理
を実行した後に、826ステップで規定圧力H4以上か
否かを判定する。判定した結果、図5のH4以上であれ
ば、ステップ827で先行機をOFFするとともに、追
従機の運転速度ロックを解除し、801ステップへ戻
り、ここより再実行する。ステップ823でNminに達
していないと判定されたときは、ステップ824で減速
処理を行い、ステップ819に戻る。
【0033】ステップ821で規定値以下と判定された
場合には、図9(b)のステップ828に進み、追従機
の運転速度を検出し、この運転速度がステップ829の
判定で最高速度Nmaxに達しているときは速度変更を行
わず(ステップ831)、最高速度Nmaxに達していな
いときは、増速処理を行って(ステップ830)から、
ステップ819に戻る。
【0034】以上説明したようなポンプ制御を行えば、
ポンプを停止させるとき、先行して運転されていたポン
プ程、先に停止させることができるので、複数台のポン
プの運転負担の等分化が図れる。
【0035】図10(a)は、上述した本実施例に係る
給水装置で各ポンプをインバータ制御したときの圧力変
動が抑制される様子を示した図である。なお、比較のた
めの図10(b)は、インバータ運転のポンプと定格運
転のポンプを組合わせた例であるが、切替え時に定格運
転のポンプが運転されると、急激な圧力変動が発生する
ことを示している。
【0036】本実施例では、図11に示すように、受水
槽を用いている現状の方式に比し、水道本管の圧力が利
用できるので、その分、ポンプの圧力は少なくて済み、
省エネルギ化を図ることができる。
【0037】図13は、本発明の第2実施例に係る給水
装置の制御回路の構成図である。本実施例では、インバ
ータへの速度指令信号を1点としている。今、使用水量
が少なく、図5に示す極低速Nminで特性曲線609の
下でポンプ8が運転されているものとする。
【0038】この状態で使用水量の少ない状態を検出し
たら、もう一方のポンプを駆動するインバータ405の
運転指令信号407aをONし、先行しているインバー
タと同じ速度指令信号Nを出力して両ポンプを共に極低
速度で運転する。そして、一定時間後に、先行したポン
プを停止させる。このようにした場合も、ラップさせて
ポンプの運転を切替えるので、圧力変動が生じないのは
云うまでもなく、更に速度指令信号が1点で済むので、
制御装置214を安価に構成できる効果がある。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、本管直結方式の利点を
十分に活用した省エネルギー化を実現でき、しかも、末
端圧一定制御も可能な水道用給液装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る給水装置の概略構成
図である。
【図2】本実施例の給水装置を用いた給水システムの構
成図である。
【図3】図1に示す制御装置の動力回路図である。
【図4】図1に示す制御装置の制御回路図である。
【図5】図1に示す給水装置により末端圧力一定制御の
運転を行った場合の運転特性図である。
【図6】第1実施例における増速および増台時の動作を
示す運転特性図である。
【図7】第1実施例における運転手順を示すフローチャ
ートである。
【図8】第1実施例における運転手順を示すフローチャ
ートである。
【図9】第1実施例における運転手順を示すフローチャ
ートである。
【図10】第1実施例における圧力変動抑制効果を説明
する特性図である。
【図11】第1実施例における省エネルギ効果を示す図
である。
【図12】第1実施例の給水装置の外観図である。
【図13】本発明の第2実施例に係る給水装置の動力回
路図である。
【符号の説明】
202,206,207…逆止め弁、208,209…
仕切弁、8,9…ポンプ、IM1,IM2…電動機、2
10…圧力タンク、211…圧力センサ、401…配線
用遮断器、402,403…電磁接触器、INV1,I
NV2…インバ−タ、N1,N2…速度指令信号,40
6a,407a…インバータ運転指令信号,501,51
8,519…スイッチ,502…安定化電源、508…
マイクロコンピュータ(マイコン)、514…メモリ、5
13…中央演算処理装置、406,407…リレー、5
30…制御回路(コントローラ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 15/00 - 15/02 F04D 27/00 - 27/02 F04B 49/00 - 49/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道本管に直結される吸込管と、需要側
    に接続される給水管と、該給水管に設けられ該給水管へ
    供給される水道本管の水を加圧した後の給水の圧力を検
    出する圧力検出手段と、電源からの受電電力を速度指令
    に従って変換し出力するインバータと、該インバータか
    らの受電電力で速度制御される電動機と、該電動機によ
    り駆動され前記吸込管を通して吸込んだ水を前記給水管
    側に吐き出すポンプと、前記圧力検出手段の検出圧力に
    基づき末端圧一定制御を行う前記速度指令を出力する制
    御手段とを備え、水道本管の水を加圧して末端に給水す
    る水道用給液装置。
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