JP2006153023A - 水道用給液装置 - Google Patents

水道用給液装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006153023A
JP2006153023A JP2006020833A JP2006020833A JP2006153023A JP 2006153023 A JP2006153023 A JP 2006153023A JP 2006020833 A JP2006020833 A JP 2006020833A JP 2006020833 A JP2006020833 A JP 2006020833A JP 2006153023 A JP2006153023 A JP 2006153023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
water supply
water
pipe
inverter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006020833A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Sato
幸一 佐藤
Kozaburo Matsuno
好三郎 松野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Priority to JP2006020833A priority Critical patent/JP2006153023A/ja
Publication of JP2006153023A publication Critical patent/JP2006153023A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D15/00Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or systems
    • F04D15/02Stopping of pumps, or operating valves, on occurrence of unwanted conditions
    • F04D15/029Stopping of pumps, or operating valves, on occurrence of unwanted conditions for pumps operating in parallel
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D15/00Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or systems
    • F04D15/0066Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or systems by changing the speed, e.g. of the driving engine

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】水道本管に直結した複数台のポンプを並列運転するときの圧力変動を抑制する。
【解決手段】水道本管に直結された吸込管から水を吸い込み需要側に供給するポンプを並列に複数台備え、運転中のポンプ8が故障したとき休止中のポンプ9を始動してバックアップさせる場合、休止中のポンプ9を始動するとき故障したポンプ8の運転速度で始動してバックアップさせる。また、ポンプ8を停止させて代替ポンプ9起動させる際に予め代替ポンプ9を始動させてから停止させるポンプ8の運転を停止させる。好適には、ポンプ8を停止させる際には先行して運転中のポンプ8の速度を低速度にした後で休止ポンプ9を前記低速度で始動させ給水圧力が規定値以上となったとき前記先行して運転中のポンプ8を停止させる。
【選択図】図1

Description

本発明は水道用給液装置とのそのポンプ制御方法に係り、特に、インバータで駆動される複数台のポンプを並列に備え水道本管に直結された水道用給液装置とそのポンプ制御方法に関する。
従来のインバータを使用した給水装置は、インバータが高価であることから、図17に示すようなバックアップ方式をとっている。即ち、インバータ駆動によってポンプ8を運転する場合、先ず電磁接触器1,3を投入し、インバータINVに運転及び速度指令信号を出力して運転する。この後、ポンプ9を運転する場合には、電磁接触器3を釈放するとともに、インバータ運転信号及び速度指令信号をリセットして、電磁接触器4を投入し、インバータ運転信号及び速度指令信号を出力する。
ところで、インバータは電源の変動や過負荷から保護するためにトリップすることがある。インバータがトリップした場合には、特許文献1に記載のように、図17の電磁接触器2または5を投入し商用電源に切り替えて運転し、給水を行っていくようにしてある。
また、給水量を多くするために2台同時運転する場合には、例えばポンプ8をインバータにより変速運転をしている際にポンプ9を並列運転する場合には、電磁接触器5を投入してポンプ9を商用電源で始動し定速で並列運転をする。さらに、並列運転したポンプを切り離す場合には、追従させた定速ポンプを停止させる。これに関する従来技術として、特許文献2記載のものがある。
特開昭59−188096号公報 特開昭59−51193号公報
上述した従来技術においては、夜間時など使用水量の少ないときには、一旦ポンプを停止させている。しかし、ポンプを停止させる場合、図18に示すような吐出圧力一定制御方式の例では、通常は圧力一定のため圧力タンク210には水が充満していない。そこで、使用水量が少なく制御系(図示省略)が停止すべきと判定したときは、圧力タンク210に水を充満するために、図18に示すNMINからNSTまでポンプの運転速度を高めてから停止させるが、このため、給水圧力は、最悪条件でH4まで昇圧してしまう。さらに、2台目の定速運転させるポンプを始動/停止させる際には、並列始動圧力をH2,並列停止圧力をH1としているため、圧力変動が発生し、使用器具に悪影響を及ぼすことがある。
特に、水道本管に水道用給液装置を直結して運転する場合、上述した従来技術をそのまま適用することができない。それは、水道用給液装置を運転したときの水道本管の圧力変動を極力抑制する必要があるためである。従って、複数台のポンプを並列運転するときの圧力変動を従来に比べて更に抑制する必要がある。また、インバータがトリップしたときにポンプを商用電源で運転すると水道本管への圧力変動を制御することができなくなるため、これに対する対策も必要となる。
本発明の第1の目的は、水道本管に直結した複数台のポンプを並列運転するときの圧力変動を抑制した水道用給液装置とそのポンプ制御方法を提供することにある。
本発明の第2の目的は、インバータがトリップしたときでもポンプを商用電源で運転させずに済む水道用給液装置を提供することにある。
上記第1の目的は、水道本管に直結された吸込管から水を吸い込み需要側に供給するポンプを並列に複数台備え、運転中のポンプが故障したとき休止中のポンプを始動してバックアップさせる水道用給液装置において、休止中のポンプを始動するとき前記故障したポンプの運転速度で始動してバックアップさせることで、達成される。
上記第1の目的はまた、複数台のポンプのうち一台を停止させて代替ポンプを起動させる際に予め代替ポンプを始動させてから前記停止させるポンプの運転を停止させることで、達成される。好適には、ポンプを停止させる際には先行して運転中のポンプの速度を低速度にした後で休止ポンプを前記低速度で始動させ給水圧力が規定値以上となったとき前記先行して運転中のポンプを停止させる。
上記第1の目的はまた、水道本管に直結された吸込管から並列に設けられた複数台のポンプにより水を吸い込み需要側に供給する水道用給液装置において、前記複数台のポンプで給水を行う場合に運転中の一台のポンプが最高速度に達する前に停止中のポンプを予め低速度で始動することで、達成される。
上記第1の目的はまた、先行して運転しているポンプに別のポンプを追従させて運転し同時に複数台のポンプで給水を行っている状態でポンプ運転台数を減台するとき追従ポンプの運転制御を継続し先行ポンプを減速させて停止させることで、達成される。
上記第1の目的はまた、先行ポンプと追従ポンプとが並列に共に最高速度で運転している状態で給水圧力が規定値より高くなったときは先行ポンプを減速することで、達成される。好適には、給水圧力が規定値より高くなる毎に前記先行ポンプを減速し該先行ポンプの運転速度が予め決められた低速度に達してもなお給水圧力が規定以上となったとき該先行ポンプを停止させる。
上記第2の目的は、水道本管に接続される吸込管と、該吸込管から分岐される複数の分岐管と、各分岐管の出口側を合流し需要側に接続される給水管と、各分岐管毎に設けられ前記吸込管から吸い込んだ水を前記給水管側に吐き出す分岐管対応のポンプと、各ポンプを各々駆動するポンプ対応の電動機と、各電動機対応に設けられたインバータと、いずれかのインバータが故障したとき当該インバータの制御対象電動機を他のインバータに接続するバックアップ用の電磁接触器とを設けることで、達成される。
本発明によれば、水道本管に直結した複数台のポンプを並列運転するときの圧力変動を抑制することができる。また、インバータがトリップしたときでもポンプを商用電源で運転させずに済み圧力変動を抑制することができる。
複数台のポンプを並列運転する場合やバックアップさせるときに、上述した対策を施すことで、圧力変動が抑制される。このため、水道用給液装置を水道本管に直結して運転しても、水道本管の圧力への影響が少なくて済む。また、1台のインバータが故障したとき、このインバータ対応のポンプに他のインバータを接続して運転可能としたため、ポンプを商用電源で直接運転するのではなく常にそのポンプ速度を制御できるため、水道本管の圧力変動を抑制することができる。
以下、本発明の一実施例を図1〜図16を参照して説明する。
図1〜図12は、本発明の第1実施例を示す図である。最近、図1,図2に示すように、水道用給液装置(以下、給水装置という。)を水道本管に直結して使用することが行われ始めている。この場合、水道本管に多数の給水装置が直結されるため、各給水装置のポンプ始動/停止による圧力変動の影響が水道本管に及ぶことが心配される。そのため、水道本管に直結して使用される給水装置は、ポンプの始動/停止による圧力変動が極小となることが必要であり、以下で述べる本発明の実施例に係る給水装置は、この圧力変動を極小とする技術を提供するものである。
図1は、本発明の第1実施例に係る給水装置の全体概略構成図である。この給水装置の2台のポンプ8,9は、水道本管に仕切り弁202を介して直接接続されたステンレス製の吸込管であって仕切り弁202下流で2本に分岐された分岐管部分に各々に取り付けられている。ポンプ8,9の下流には夫々逆止め弁206,207および仕切弁208,209が接続され、配管はそれらの下流で合流されて需要家に導かれる給水管213となっている。そして、この給水管213に、内部に空気溜りを持つ圧力タンク(ダイヤフラムタンクでもよい)210と、給水管213内の圧力に応じて圧力信号を発する圧力センサ211が接続される。
ポンプ8,9は、制御装置214で制御され、ポンプ8,9を駆動するモータIM1,IM2の各回転速度を制御する2台のインバータと、これらのインバータを制御するマイクロコンピュータを有する制御回路とが制御装置214に内蔵されている。
図12は、上述した実施例に係る給水装置の外観図である。この給水装置は、コンパクトなパッケージに収納され、取り扱いしやすいように構成されている。
図3は、図1に示す制御装置の動力回路部分を示す図であり、PWは電源、401は配線遮断器、402a,403aはそれぞれ1号機ポンプ8,2号機ポンプ9用の各々の電磁接触器の主回路接点、404,405は同じく各ポンプ8,9を駆動制御するインバータ、N1,N2は後で説明するが各インバータ404,405の速度を指令する信号であり、406a,407aは各インバータ404,405の運転指令用の信号である。
図4は、図1に示す制御装置の制御回路を示しており、501は入り/切りを行うスッチ、502はトランス,ダイオードブリッジ,レギュレータなどで構成する安定化電源、509はマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略称する。)に前記電源を供給するための電源端子、503は電磁接触器402,403及びリレー406,407を開閉制御するためのインターフェースである。
電磁接触器402,403が投入されると、その接点すなわち図3に示す接点402a,403aが閉じる。同じく、リレー406,407が励磁すると、その接点406a,407aが閉じる。
510,511は、中央演算処理装置513の指令によりインバータ404,405に例えば、速度指令N1,N2を出力するためのインターフェースであり、D/A変換器などにより構成される。
518は、後で説明するが、図5に示すように、予め定めた関係に圧力制御する際の目標値、例えばH0,H1を設定するためのスイッチであり、インタフェース512を介してCPU513に取り込む。同様に、519は、予め定めた指令速度である例えば変速指令から固定速指令またはその逆に切り替えるための速度ポイントを設定するためのスイッチであり、インターフェース516を介してCPU513に取り込む。さらに、520は、圧力センサ211の検出した給水管の圧力信号を取り込むためのインターフェースであり、ポート517を介してCPU513に取り込む。以上によりコントローラ530が構成される。
図5は、末端圧力一定制御を行った場合のポンプの運転特性を例示する線図であり、図18と同一符号で示すものは同じ意味を持つ。605は配管などの抵抗曲線である。601〜604は、使用水量が変化した時、それぞれ運転速度を最高速度Nmax,N1,Nmin,…と仮想した時のQ−H性能曲線と前記抵抗曲線との交点を示す。
以上のように構成したものの作動について図7を参照して説明する。今、図1,図5に於て、給水管213内(圧力タンク210も概略同圧力となっている。)の圧力がH3(ここでは始動圧力とする。)より高く、ポンプ8,9はいずれも停止しているものとする。又、この時、図3,図4の配線用遮断器401は投入され、スイッチ501は閉じて制御装置が作動し、待機状態にあるものとする。もちろん、H0,H1,H3,N1,N2などのデータは、予めスイッチ518,519から読み込まれ、メモリに格納してある(701ステップ)。
図示しない需要端の水栓を開くと、給水圧力が低下する。これを圧力センサ211により検出する(702ステップ)。この圧力センサ211の検出した圧力が始動圧力H3より低下していると、制御装置はポート515を介し、例えば、電磁接触器504,リレー506をONする信号をインターフェース503に出力するとともに、インターフェース510から速度指令信号N1を出力する。これにより、一方のポンプ8が始動する。
この始動により、ポンプ8は、図5の点604で運転される。使用量が増大すると、抵抗曲線605上に沿って運転を続けてゆくが、一方、使用量が少なくなると、次第に減速して低速度NMIN運転を続ける(703ステップ)。
この状態を一定時間継続すると、704ステップの極低速度NMINのスタンバイ状態に移行する。この後、705ステップで一定時間タイミングをとった後、706ステップで圧力がH0以下か確認し、もし、以下になったら速度をNMIN(707ステップ)に更新して703ステップより再度実行する。
H0以上の状態にあれば、コントローラより、今度は電磁接触器403、リレー507をONする信号をインターフェース503から出力するとともに、インバータ405へ速度指令信号N2として、極低速度信号(NMINよりも小さい速度)を出力する。この状態では、ポンプの運転特性曲線は曲線608よりも下の方にあるため、ポンプは仕事せずアイドリング運転となり、給水圧力は所定の圧力(曲線605上の圧力)を保持している。一定時間後、先発して運転していたポンプ8を停止させる信号出力してポンプ8を停止させ、後に運転するポンプ9の低速スタンバイ運転を行い、待機させる。
使用量が増大し給水圧力がH0以下に下がり始めると、ポンプを増速してこれに対応する。使用量が更に増加すると、更にポンプを増速する。今運転中のポンプをポンプ8とすると、このポンプ8の運転速度が予め定めた速度N1に到達したとき、休止しているポンプ9を極低速度運転をするための信号402,406,510を出力する。
次に、増速及び増台時の作動について図6を用いて説明する。1)先行機はその運転速度がNminからN1へ増速し、且つ給水圧力が規定値Hiより低下(確実に行なうにはここで、一定時間のタイミングをとり、真に規定値以下であることを確かめて次の動作に向かうのが良い。)したら、100%Nに向かって増速を開始すると共に、追従機をNmin以下で始動させる。
2)この後、給水圧力が規定値より低下するのに伴って、先行機は増速を続けるが、追従機はNminの速度を維持する。ここで、追従機をNminとするのは、給水圧力が目標値とする規定圧力より上昇しないようにするためである。
3)こうして、先行機が100%Nに達し、且つ、一定時間が経過しても、給水圧力が規定値H3よりも低下する状態になったら、給水圧力が規定値となるように、追従機をNminから100%Nに向かって増速指令する。
次に、減速及び減台時の作動について説明する。1)両方のポンプが共に100%Nに達した場合、追従機の運転速度を100%Nに固定する。
2)使用水量の減少に伴い、給水圧力が規定値より高くなると、先行機の速度を100%NからNminに向かって減速するように指令する。
3)更に、使用量が少なくなり、先行機の速度がNminに達し且つ一定時間経過しても給水圧力が規定値H4より高い状態になったら、先行機の速度を極低速にし、しかるのちに先行機を停止させる。これは、停止時の過渡電流によるインバータの悪影響を排除するためである。
以上の作動を図8,図9のフローチヤートにより更に、詳細に説明する。
まず、ステップ801で給水圧力を検出し、給水圧力が規定圧力以下か否かを判定する(ステップ802)。規定圧力より高いときは減速処理に入り、規定圧力以下のときは先行機を増速し(ステップ803)、次のステップ804で先行機運転速度がN1に達しているか否かを判定する。先行機運転速度がN1以下であればステップ801へ戻り、N1以上であれば次の805ステップに進み、追従機をNmin以下の速度で始動する。そして、この速度を維持する。
次に、ステップ806でΔtの待ち時間処理を行ってから給水圧力を検出し(ステップ807)、この検出圧力が規定値以下かを判定する(ステップ808)。規定値以下の場合にはステップ815に進み、先行機の運転速度を検出し、816ステップで先行機の運転速度が最高速度Nmaxに達しているか判定する。Nmaxに達していれば、この時点より追従機の速度ロックを解除し、速度制御を再開するとともに先行機を最高速度Nmaxに固定する(818ステップ)。この状態ではポンプの運転点は図5の点602にあるので圧力変動は生じない。Nmaxに達していない場合には、追従機の速度をロックしたまま先行機の増速を行い(ステップ817)、ステップ806に戻る。
ステップ808で規定値以下ではないと判定された場合には、使用量が1台運転でまかなえるため、ステップ809で先行機の運転速度を検出し、この運転速度が最低速度Nminであるか否かを判定する(ステップ810)。Nmin以下であれば、図5の点604付近の状態にあるので、ステップ811でΔtの待ち時間処理を行った後、ステップ813で圧力が規定圧力以上あるか否かを判定し、規定圧力以上のとき814ステップに進んで先行機を停止させ、追従機の速度ロックを解除して801ステップへもどり、ここより再び実行する。ステップ810でNminでないと判定された場合には、先行機を減速して(ステップ812)、ステップ806に戻る。
ステップ818の次にステップ819に進み、Δtの待ち時間処理を実行してから給水圧力を検出し(ステップ820)、次のステップ821でこの圧力検出値が規定値以下か否かを判定する。規定値以下の場合には図9(a)のステップ822に進んで追従機の運転速度を検出し、この運転速度が最低速度Nminであるか否かを判定する(ステップ823)。最低速度Nminに達していれば、ステップ825のΔtの待ち時間処理を実行した後に、826ステップで規定圧力H4以上か否かを判定する。判定した結果、図5のH4以上であれば、ステップ827で先行機をOFFすると共に追従機の運転速度ロックを解除し、801ステップへ戻りここより再実行する。ステップ823でNminに達していないと判定されたときはステップ824で減速処理を行い、ステップ819に戻る。
ステップ821で規定値以下と判定された場合には、図9(b)のステップ828に進み、追従機の運転速度を検出し、この運転速度がステップ829の判定で最高速度Nmaxに達しているときは速度変更を行わず(ステップ831)、最高速度Nmaxに達していないときは増速処理を行って(ステップ830)から、ステップ819に戻る。
以上説明したようにポンプ制御を行えば、ポンプを停止させるとき先行して運転したポンプほど先に停止させることができるので、複数台のポンプの運転負担の等分化が図れる。
図10(a)は、上述した本実施例に係る給水装置で各ポンプをインバータ制御したときの圧力変動が抑制される様子を示した図である。なお、比較のための図10(b)は、インバータ運転のポンプと定格運転のポンプを組み合わせた例であるが、切り替え時に定格運転のポンプが運転されると急激な圧力変動が発生することを示している。
本実施例では、図11に示すように、受水槽を用いている現状の方式に比べ、水道本管の圧力が利用できるのでポンプの圧力は少なくて済み、省エネルギ化を図ることができる。
図15は、本発明の第2実施例に係る給水装置の制御回路の構成図である。本実施例では、インバータへの速度指令信号を1点としている。今、使用水量が少なく、図5に示す極低速Nminで特性曲線609のもとで、ポンプ8が運転されているものとする。
この状態で使用水量の少ない状態を検出したら、もう一方のポンプを駆動するインバータ405の運転信号407をONし、先行しているインバータと同じ速度指令信号Nを出力して両ポンプを共に極低速度で運転する。そして、一定時間後に、先行したポンプを停止させる。このようにした場合も、ラップさせてポンプの運転を切替えるので、圧力変動が生じないのはいうまでもなく、さらに速度指令信号が1点で済むので制御装置を安価に構成できる効果がある。
次に、本発明の第3実施例を、図14,図15により説明する。
本実施例はインバータまたはポンプが故障した場合のバックアップを行うように給水装置を構成したものである。図14は、図3の構成に加え、バックアップ時に切り替えるための電磁接触器接点を追加したもので、図15は、図14の電磁接触器の切り替えを行うために図4に切り替え回路として、モートルの過負荷保護用のサーマルリレー接点522,523およびインバータトリップ信号用接点524、525を追加したものである。また、これらの故障信号を入力するために制御装置508に入力ポート521を設けている。
このように構成したものにおいて、例えばインバータINV1とIM2が故障した場合には、電磁接触器402,403を釈放し、制御回路はINV2を運転指令して、このインバータINV2によりIM1を運転しバックアップを行う。
同様に、INV2とIM1が故障した場合も、電磁接触器402,403を釈放してINV2を停止させ、電磁接触器411を投入し、制御回路はINV1を運転指令してIM2を運転し、バックアップを行う。
このようにすれば故障時に断水することなく信頼性が向上する。しかも、バックアップされたポンプのインバータにより速度制御されるため、水道本管圧力への圧力変動を抑制できる。
図16は、本発明の第4実施例に係る給水装置の概略構成図である。
本実施例は、第1実施例の水道本管と給水装置との間に受水槽を設けたものであり、他の構成は第1実施例と同一である。図16において、201は受水槽、202,203,208,209,212は仕切弁、204,205はそれぞれインバータで駆動されるポンプ、206,207は逆止め弁、210は内部に空気溜りを持つ圧力タンク(ダイヤフラムタンクでもよい)、211は給水管213に設けられここの圧力に応じて圧力信号を発する圧力センサである。
このように、上述した各実施例に係る給水装置は、水道本管に直結して用いるために構成されたが、受水槽を備えるものにも適用できるものである。
本発明の第1実施例に係る給水装置の概略構成図である。 本実施例の給水装置を用いた給水システムの構成図である。 図1に示す制御装置の動力回路図である。 図1に示す制御装置の制御回路図である。 図1に示す給水装置により末端圧力一定制御の運転を行った場合の運転特性図である。 第1実施例における増速および増台時の動作を示す運転特性図である。 第1実施例における運転手順を示すフローチャートである。 第1実施例における運転手順を示すフローチャートである。 第1実施例における運転手順を示すフローチャートである。 第1実施例における圧力変動抑制効果を説明する特性図である。 第1実施例における省エネルギ効果を示す図である。 第1実施例の給水装置の外観図である。 本発明の第2実施例に係る給水装置の動力回路図である。 本発明の第3実施例に係る給水装置の制御装置の動力回路図である。 第3実施例における制御回路図である。 本発明の第4実施例に係る給水装置の概略構成図である。 従来の給水装置における制御装置の動力回路図である。 従来の給水装置の運転特性図である。
符号の説明
202,203…仕切り弁、8,9…ポンプ、IM1,IM2…電動機、210…圧力タンク、211…圧力センサ、401…遮断器、402,403…電磁接触器、INV1,INV2…汎用インバ−タ、N1,N2…速度指令信号,406,407…インバータ運転指令信号,501…スイッチ,SW1,SW2,SW3…デイップスイッチ、502…トランス、508…コントロ−ラ、503,510〜517…入出力装置、514…メモリ、513…中央演算処理装置、504〜507…リレー。

Claims (15)

  1. 水道本管に直結された吸込管から水を吸い込み需要側に供給するポンプを並列に複数台備え、運転中のポンプが故障したとき休止中のポンプを始動してバックアップさせる水道用給液装置のポンプ制御方法において、休止中のポンプを始動するとき前記故障したポンプの運転速度で始動してバックアップさせることを特徴とする水道用給液装置のポンプ制御方法。
  2. 水道本管に直結された吸込管から水を吸い込み需要側に供給するポンプを並列に複数台備える水道用給液装置のポンプ制御方法において、複数台のポンプのうち一台を停止させて代替ポンプを起動させる際に予め代替ポンプを始動させてから前記停止させるポンプの運転を停止させることを特徴とする水道用給液装置のポンプ制御方法。
  3. 請求項2において、ポンプを停止させる際には先行して運転中のポンプの速度を低速度にした後で休止ポンプを前記低速度で始動させ給水圧力が規定値以上となったとき前記先行して運転中のポンプを停止させることを特徴とする水道用給液装置のポンプ制御方法。
  4. 水道本管に直結された吸込管から並列に設けられた複数台のポンプにより水を吸い込み需要側に供給する水道用給液装置のポンプ制御方法において、前記複数台のポンプで給水を行う場合に運転中の一台のポンプが最高速度に達する前に停止中のポンプを予め低速度で始動することを特徴とする水道用給液装置のポンプ制御方法。
  5. 水道本管に直結された吸込管から並列に設けられた複数台のポンプにより水を吸い込み需要側に供給する水道用給液装置のポンプ制御方法において、先行して運転しているポンプに別のポンプを追従させて運転し同時に複数台のポンプで給水を行っている状態でポンプ運転台数を減台するとき追従ポンプの運転制御を継続し先行ポンプを減速させて停止させることを特徴とする水道用給液装置のポンプ制御方法。
  6. 水道本管に直結された吸込管から並列に設けられた複数台のポンプにより水を吸い込み需要側に供給する水道用給液装置のポンプ制御方法において、先行ポンプと追従ポンプとが並列に共に最高速度で運転している状態で給水圧力が規定値より高くなったときは先行ポンプを減速することを特徴とする水道用給液装置のポンプ制御方法。
  7. 請求項6において、給水圧力が規定値より高くなる毎に前記先行ポンプを減速し該先行ポンプの運転速度が予め決められた低速度に達してもなお給水圧力が規定以上となったとき該先行ポンプを停止させることを特徴とする水道用給液装置のポンプ制御方法。
  8. 水道本管に接続される吸込管と、該吸込管から分岐される複数の分岐管と、各分岐管の出口側を合流し需要側に接続される給水管と、各分岐管毎に設けられ前記吸込管から吸い込んだ水を前記給水管側に吐き出す分岐管対応のポンプと、各ポンプを各々駆動するポンプ対応の電動機と、各電動機対応に設けられたインバータと、運転中のインバータがトリップしたとき該インバータと同一速度で他のインバータを始動させる制御手段とを備えることを特徴とする水道用給液装置。
  9. 水道本管に接続される吸込管と、該吸込管から分岐される複数の分岐管と、各分岐管の出口側を合流し需要側に接続される給水管と、各分岐管毎に設けられ前記吸込管から吸い込んだ水を前記給水管側に吐き出す分岐管対応のポンプと、各ポンプを各々駆動するポンプ対応の電動機と、各電動機対応に設けられたインバータと、複数台のポンプのうち一台を停止させて代替ポンプを起動させる際に予め代替ポンプを始動させてから前記停止させるポンプの運転を停止させる指令を前記インバータに出力する制御手段とを備えることを特徴とする水道用給液装置。
  10. 請求項9において、ポンプを停止させる際には先行して運転中のポンプの速度を低速度にした後で休止ポンプを前記低速度で始動させ前記圧力検出手段の検出圧力が規定値以上となったとき前記先行して運転中のポンプを停止させる指令を前記インバータに出力する手段を前記制御手段に設けたことを特徴とする水道用給液装置。
  11. 水道本管に接続される吸込管と、該吸込管から分岐される複数の分岐管と、各分岐管の出口側を合流し需要側に接続される給水管と、各分岐管毎に設けられ前記吸込管から吸い込んだ水を前記給水管側に吐き出す分岐管対応のポンプと、各ポンプを各々駆動するポンプ対応の電動機と、各電動機対応に設けられたインバータと、前記複数台のポンプで給水を行う場合に運転中の一台のポンプが最高速度に達する前に停止中のポンプを予め低速度で始動する指令を前記インバータに出力する制御手段とを備えることを特徴とする水道用給液装置。
  12. 水道本管に接続される吸込管と、該吸込管から分岐される複数の分岐管と、各分岐管の出口側を合流し需要側に接続される給水管と、各分岐管毎に設けられ前記吸込管から吸い込んだ水を前記給水管側に吐き出す分岐管対応のポンプと、各ポンプを各々駆動するポンプ対応の電動機と、各電動機対応に設けられたインバータと、先行して運転しているポンプに別のポンプを追従させて運転し同時に複数台のポンプで給水を行っている状態でポンプ運転台数を減台するとき追従ポンプの運転制御を継続し先行ポンプを減速させて停止させる指令を前記インバータに出力する制御手段とを備えることを特徴とする水道用給液装置。
  13. 水道本管に接続される吸込管と、該吸込管から分岐される複数の分岐管と、各分岐管の出口側を合流し需要側に接続される給水管と、各分岐管毎に設けられ前記吸込管から吸い込んだ水を前記給水管側に吐き出す分岐管対応のポンプと、各ポンプを各々駆動するポンプ対応の電動機と、各電動機対応に設けられたインバータと、前記給水管の圧力を検出する圧力検出手段と、先行ポンプと追従ポンプとが並列に共に最高速度で運転している状態で前記圧力検出手段の検出圧力が規定値より高くなったときは先行ポンプを減速する指令を前記インバータに出力する制御手段とを設けたことを特徴とする水道用給液装置。
  14. 請求項13において、前記制御手段は、前記検出圧力が規定値より高くなる毎に前記先行ポンプを減速し該先行ポンプの運転速度が予め決められた低速度に達してもなお前記検出圧力が規定以上となったとき該先行ポンプを停止させる指令を出力することを特徴とする水道用給液装置。
  15. 水道本管に接続される吸込管と、該吸込管から分岐される複数の分岐管と、各分岐管の出口側を合流し需要側に接続される給水管と、各分岐管毎に設けられ前記吸込管から吸い込んだ水を前記給水管側に吐き出す分岐管対応のポンプと、各ポンプを各々駆動するポンプ対応の電動機と、各電動機対応に設けられたインバータと、いずれかのインバータが故障したとき当該インバータの制御対象電動機を他のインバータに接続するバックアップ用の電磁接触器とを設けたことを特徴とする水道用給液装置。
JP2006020833A 2006-01-30 2006-01-30 水道用給液装置 Pending JP2006153023A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006020833A JP2006153023A (ja) 2006-01-30 2006-01-30 水道用給液装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006020833A JP2006153023A (ja) 2006-01-30 2006-01-30 水道用給液装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002333037A Division JP3961932B2 (ja) 2002-11-18 2002-11-18 水道用給液装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009240797A Division JP2010025119A (ja) 2009-10-19 2009-10-19 水道用給液装置とそのポンプ制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006153023A true JP2006153023A (ja) 2006-06-15

Family

ID=36631581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006020833A Pending JP2006153023A (ja) 2006-01-30 2006-01-30 水道用給液装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006153023A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100926691B1 (ko) 2006-11-21 2009-11-17 온누리산업주식회사 일체형 유체공급장치
WO2010115338A1 (zh) * 2009-04-09 2010-10-14 云南大红山管道有限公司 一种管道运输备用泵无扰动切换方法
WO2010148623A1 (zh) * 2009-06-23 2010-12-29 云南大红山管道有限公司 一种高压力长距离浆体管道输送多级泵站在线切换方法
EP2910787A4 (en) * 2012-10-04 2016-07-20 Ebara Corp WATER SUPPLY DEVICE

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03258997A (ja) * 1990-11-30 1991-11-19 Hitachi Ltd 可変速ポンプを備えた給水装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03258997A (ja) * 1990-11-30 1991-11-19 Hitachi Ltd 可変速ポンプを備えた給水装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100926691B1 (ko) 2006-11-21 2009-11-17 온누리산업주식회사 일체형 유체공급장치
WO2010115338A1 (zh) * 2009-04-09 2010-10-14 云南大红山管道有限公司 一种管道运输备用泵无扰动切换方法
WO2010148623A1 (zh) * 2009-06-23 2010-12-29 云南大红山管道有限公司 一种高压力长距离浆体管道输送多级泵站在线切换方法
EP2910787A4 (en) * 2012-10-04 2016-07-20 Ebara Corp WATER SUPPLY DEVICE

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9217446B2 (en) Hydraulic controller
US9325272B2 (en) Hot standby power supply for a variable frequency drive
JP2008202556A (ja) 給水装置のn重系自律分散制御システム
JP2010065703A (ja) 給水装置及び給水装置の制御方法
JP2006153023A (ja) 水道用給液装置
JP2009002303A (ja) 給水装置
JP2872475B2 (ja) 水道用給液装置
JP2009228649A (ja) 自律分散給水制御システム
JP2006009805A (ja) ターボ機械駆動装置及びその制御方法
JP5147748B2 (ja) 増圧給水システム
JP2009008035A (ja) 可変速給水装置
JP2009204255A (ja) 蒸気発生器の給水装置
JP3961932B2 (ja) 水道用給液装置
JP2010025119A (ja) 水道用給液装置とそのポンプ制御方法
JP3005504B2 (ja) 水道用給液装置
JP3669290B2 (ja) 定圧給水制御装置
JP3288635B2 (ja) 水道用給液装置
JP2933249B2 (ja) 水道用給液装置とそのポンプ制御方法
JPH09166087A (ja) 水道用給液装置とそのポンプ制御方法
JP3225222B2 (ja) 水道用給液装置とそのポンプ制御方法
JP2923265B2 (ja) 水道用給液装置とそのポンプ制御方法
JP2923250B2 (ja) 水道用給液装置とそのポンプ制御方法
JP2811254B2 (ja) 給水制御装置
JP2010174522A (ja) 中高層建物用増圧給水システム
JPS6160996B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090818

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100712

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110201