JP3961323B2 - ロボットの制御方法、制御ユニット及び制御装置 - Google Patents

ロボットの制御方法、制御ユニット及び制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のロボットを同期させながら運転するための制御方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば水平すみ肉継ぎ手を両側からアーク溶接する場合など、複数の産業用ロボットを協働させて加工作業を行うことがある。そしてこのように複数のロボットを協働させるとき、それらがぶつかり合うのを防いだり、作業効率をよくしたりするために、同期制御する必要がある。
【0003】
複数の産業用ロボットを同期制御しながら運転する技術として、例えば特開平5−27815公報には、複数のロボットのうち1台をマスタ、他のロボットをスレーブとして同期制御する技術が開示されている。この公報による技術は、ロボットの作業経路に沿って複数の点(以下、教示点と称する)を定め、各教示点にて同期制御する、いわゆるPTP(ポイントツーポイント)型のものである。具体的には、先ずマスタに移動を開始させ、マスタがスレーブに対して次の教示点までの移動時間を指示すると、スレーブはマスタの指示を受けて同時刻に次の教示点に到着するように速度が調整される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
実際のロボットの運転過程においては、ロボットの移動途中で速度や位置が変更されることがある。これはもちろん人為的な操作による場合もあるが、アーク溶接を行うロボットに関しては、アーク倣いや視覚センサ等の外界センサからのフィードバック制御による場合もある。教示点間においてこのように速度や位置が変更されてしまうと、上記公報による同期制御技術では対応できない。具体的には、ある教示点にてマスタがスレーブに次の教示点までの移動時間を指示しても、マスタが次教示点に到着するまでの間に速度や位置を変更されると、マスタ自体が先に指示した時刻とは異なる時刻に次の教示点に到着してしまう。即ち、原理上マスタとスレーブとを同期させるのは不可能となる。
【0005】
また、ロボットの先端に例えば溶接トーチやハンドなどの加工具が備えられている場合、加工具に対してON指令が出された後、実際にその加工具がONになるまで待ち時間がかかるものがあり、その待ち時間には多少のばらつきがある。例えば加工具として先端に溶接トーチを有するアーク溶接用ロボットの場合、溶接トーチに対してON指令が出されてからその溶接トーチにアーク放電が発生して溶接電流が流れるまでの時間は、母材や溶接ワイヤの状態、使用する溶接電源の特性などに依存する。このように待ち時間を要する加工具を備えたロボットは一般に加工具がONになるまでは停止した状態で、加工具がONになったことを確認した後移動を開始する。従って、各加工具に対して同時にON指令を出したとしても、待ち時間に差があると、各ロボットを同時に移動開始させることができない。ここでマスタ及びスレーブのそれぞれが待ち時間を要する加工具を備えている場合に、マスタより先にスレーブの加工具がONになると、スレーブは加工具がONのまま停止状態でマスタからの指令を待たなければならない。例えば加工具として先端に溶接トーチを有するアーク溶接用ロボットでは、スレーブの溶接トーチがアークを出したまま停止した状態となり、その停止位置において過大な熱入力やビードが形成されて欠陥となる可能性がある。
【0006】
一方、ロボット間の通信手段については、1台で複数台のロボットを制御できるハードウェアを用いると、そのハードウェア内部の情報転送性能の高いバスにて各ユニットを相互に接続することで、バスを介しての高速通信を行うことができる。このとき通信に要する時間(通信遅れ時間)は数μ秒以下で、ロボットの制御周期(数m〜数十m秒)よりも十分小さく無視できるものとなる。しかしながら、従来から汎用されている通信手段は、各ロボットに対してそれぞれ1台のみ制御可能な制御装置を接続し、各制御装置をシリアルケーブルなどの通信媒体で接続するというものである。このとき用いられるシリアルケーブルなどの通信媒体は、上述したバスと比較して情報転送性能の低いものであり、その通信遅れ時間は数10〜数100ms程度と、ロボットの制御周期に対して無視できるものではない。マスタから指示が出されてからその指示がスレーブに到着するまで通信遅れ時間分だけ遅れ、その結果、ロボット間の同期もΔTcom遅れることになる。
【0007】
本発明の目的は、複数のロボットを精度よく同期させるためのロボットの制御方法、制御ユニット及び制御装置を提供することである。
【0008】
本発明の別の目的は、作業上の欠陥が生じる問題を軽減できるロボットの制御方法、制御ユニット及び制御装置を提供することである。
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1のロボットの制御方法は、ロボットごとに設けられた複数の教示点を結ぶ移動経路を、独立した制御ユニットによって制御される複数の前記ロボットが同期移動するように各ロボットを制御するロボットの制御方法において、複数の前記ロボットが隣接する2つの教示点間を移動する過程で少なくとも1回、複数の前記ロボットのうち1つのロボットにおけるそのとき位置する点から次の教示点に達するまでの移動時間に係るデータである移動情報を、そのロボットの制御ユニットから残りのロボットの制御ユニットに供給する移動情報供給ステップと、前記移動情報に基づいて、下記式(1),(2)により前記残りのロボットの速度を調整する速度調整ステップとを備えていることを特徴とする。
Tma’=(Tma−ΔTcom) (1)
Tmb’=Tmb+Gain×(Tma’−Tmb) (2)
(Tma:前記1つのロボットにおけるそのとき位置する点から次の教示点に達するまでの移動時間
ΔTcom:通信遅れ時間
Tma’:前記1つのロボットにおける補正後の移動時間
Tmb:前記残りのロボットにおける前記移動情報を受信したとき位置する点から次の教示点までの移動時間
Gain:制御ゲイン(≦1.0)
Tmb’:前記残りのロボットにおける補正後の移動時間)
【0011】
【0012】
請求項のロボットの制御ユニットは、ロボットごとに設けられた複数の教示点を結ぶ移動経路を複数の前記ロボットが同期移動するように各ロボットを制御する、ロボットごとに独立したロボットの制御ユニットにおいて、複数の前記ロボットが隣接する2つの教示点間を移動する過程で少なくとも1回、別の制御ユニットから、その制御ユニットに対応するロボットのそのとき位置する点から次の教示点に達するまでの移動時間に係るデータである移動情報が供給されると、前記移動情報に基づいて、下記式(1),(2)により当該制御ユニットに対応するロボットの速度を調整するための速度調整手段を備えていることを特徴とする。
Tma’=(Tma−ΔTcom) (1)
Tmb’=Tmb+Gain×(Tma’−Tmb) (2)
(Tma:前記別の制御ユニットに対応するロボットにおけるそのとき位置する点から次の教示点に達するまでの移動時間
ΔTcom:通信遅れ時間
Tma’:前記別の制御ユニットに対応するロボットにおける補正後の移動時間
Tmb:当該制御ユニットに対応するロボットにおける前記移動情報を受信したとき位置する点から次の教示点までの移動時間
Gain:制御ゲイン(≦1.0)
Tmb’:当該制御ユニットに対応するロボットにおける補正後の移動時間)
【0013】
請求項のロボットの制御装置は、ロボットごとに設けられた複数の教示点を結ぶ移動経路を複数の前記ロボットが同期移動するように各ロボットを制御するロボットの制御装置において、複数の前記ロボットが隣接する2つの教示点間を移動する過程で少なくとも1回、複数の前記ロボットのうち1つのロボットにおけるそのとき位置する点から次の教示点に達するまでの移動時間に係るデータである移動情報を出力するための移動情報出力手段と、前記移動情報出力手段によって出力された前記移動情報に基づいて、下記式(1),(2)により前記1つのロボットを除いた残りの前記ロボットの速度を調整するための速度調整手段とを備えていることを特徴とする。
Tma’=(Tma−ΔTcom) (1)
Tmb’=Tmb+Gain×(Tma’−Tmb) (2)
(Tma:前記1つのロボットにおけるそのとき位置する点から次の教示点に達するまでの移動時間
ΔTcom:通信遅れ時間
Tma’:前記1つのロボットにおける補正後の移動時間
Tmb:前記残りのロボットにおける前記移動情報を受信したとき位置する点から次の教示点までの移動時間
Gain:制御ゲイン(≦1.0)
Tmb’:前記残りのロボットにおける補正後の移動時間)
【0014】
上記構成によると、教示点間においてロボットの速度や移動経路が変更されても、それらロボットが次の教示点に到着するまでに、あるロボットの移動情報を残りのロボットに供給し、その情報に基づいて残りのロボットの速度を調整することで、複数のロボットが次の教示点に同時に到着するよう制御することができる。従来は、各教示点においてのみ、移動情報の供給及び速度調整が実行されるが、教示点間においてこのような調整を実行することで、教示点間でのロボットの速度や移動経路の変更に対応することができる。つまり、移動途中でロボットの速度や移動経路が変更されても、複数のロボットを精度よく同期させることができる。さらに、請求項1,では、式(1)においてロボットの速度調整に際して通信遅れを考慮することで、比較的情報転送性能の低いシリアルケーブルなどの通信媒体による、ロボットの制御周期に対して無視できないほどの通信遅れが生じた場合でも、精度よく同期制御することができる。
【0015】
請求項2のロボットの制御方法は、請求項1に係り、前記移動情報供給ステップにおいて、複数の前記ロボットのうち1つの移動情報を、前記ロボットが隣接する2つの教示点間を移動するのに要する時間よりも短い周期で供給することを特徴とする。
【0016】
【0017】
請求項のロボットの制御装置は、請求項において、前記移動情報出力手段が、前記移動情報を、前記ロボットが隣接する2つの教示点間を移動するのに要する時間よりも短い周期で出力することを特徴とする。
【0018】
上記構成によると、隣接する2つの教示点間において1回以上且つ一定周期毎に移動情報を供給してロボットの移動を同期制御することで、より精度のよい同期制御が実現される。
【0019】
請求項3のロボットの制御方法は、請求項1又は2において、各教示点に到着した前記ロボットをそれぞれ、他のロボットからの指示を受ける前に、次の教示点に向けて移動開始させることを特徴とする。
【0020】
請求項のロボットの制御ユニットは、請求項において、各教示点に到着した前記ロボットを、他のロボットからの指示を受ける前に、次の教示点に向けて移動開始させることを特徴とする。
【0021】
請求項のロボットの制御装置は、請求項又はにおいて、各教示点に到着した前記ロボットをそれぞれ、他のロボットからの指示を受ける前に、次の教示点に向けて移動開始させることを特徴とする。
【0022】
上記構成によると、各ロボットは、他のロボットからの指示を受ける前に、停止することなくそれぞれ移動を続けるため、それらが待ち時間を伴う加工具を備えている場合に、加工具がONのまま停止して作業上の欠陥を引き起こすという問題が軽減される。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
請求項のロボットの制御装置は、請求項のいずれか一項において、前記制御装置がロボットごとに独立した複数の制御ユニットを含んでおり、各制御ユニットが前記移動情報出力手段及び前記速度調整手段の両方を有していることを特徴とする。
【0028】
上記構成によると、各制御ユニットが移動情報出力手段及び速度調整手段の両方を有することで、各ロボットの移動情報を交換し、且つそれに基づいてその速度を調整することができ、ロボットの間にマスタ及びスレーブという主従関係が無くなって、自由度の高い同期制御が実現される。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0030】
図1は、本発明の一実施形態に係るロボットの制御装置の構成を示すブロック図である。図2は、図1の各ロボットにおける移動経路の一部を示す模式図である。図3は、図1の各ロボットの移動開始から2番目の教示点に達するまでの動作を時間軸に沿って示すフローチャートである。図4は、本発明の一実施形態に係るロボットの制御装置が実行する処理を示すフローチャートである。図5は、本発明の別の実施形態に係るロボットの制御装置の構成を示すブロック図である。
【0031】
先ず図1を参照し、本発明の一実施形態に係るロボットの制御装置の概略構成について説明する。図1に示す2台のロボット1a及びロボット1bは、金属プレートの水平すみ肉継ぎ手5を両側からアーク溶接するためのものである。図1に示されているロボットの制御装置20は、2台のロボット1a,1bをそれぞれ制御する2台のコンピュータ20a,20bが通信手段としてのシリアルケーブル2を介して互いに接続されたものである。コンピュータ20a,20bには、CPU15、メモリ16、図示しないハードディスク、FDやCDの駆動装置、各ロボット1a,1bを制御する制御ユニット10a,10bなどのハードウェアがそれぞれ収納されている。ロボット1aの制御ユニット10aには、ロボット1aの移動情報として移動時間に係るデータを供給するための移動情報供給部11が備えられている。一方、ロボット1bの制御ユニット10bにはロボット1bの速度を調整するための速度調整部12が備えられている。ロボット1aの制御ユニット10aに備えられた移動情報供給部11は、ロボット1aにおけるそのとき位置する点から次の教示点に達するまでの移動時間に係るデータを、ロボット1a,1bが隣接する2つの教示点間を移動する過程で少なくとも1回、ロボット1bの制御ユニット10bに供給するものである。また、ロボット1bの制御ユニット10bに備えられた速度調整部12は、2台のロボット1a,1bが次の教示点に同時に到着するように、移動情報供給部11から供給されたロボット1aの移動時間データに基づいて、ロボット1bの速度を調整するものである。またさらに、ロボット1a及びロボット1bはそれぞれ図示しない電源を有する。
【0032】
次いで、図2〜図4を参照しつつ、本実施形態に係るロボットの制御装置20が実行する処理について説明する。図4は移動経路の開始点から最終点に達するまでロボットを制御する処理について示すものであるが、図2及び図3は図1のロボット1a及びロボット1bが移動開始点から2番目の教示点に達するまでのみを示すものである。図2に示すPa0,Pb0は、ロボット1a,1bそれぞれの移動開始点である。2台のロボット1a,1bは、移動開始点Pa0,Pb0を出発後それぞれ最初の教示点であるPa1,Pb1にほぼ同時に到着し、さらに位置補正が行われてPa1’,Pb1’へと移動し、その後次の教示点Pa2,Pb2へと向かう。このように、ロボット1aについてはPa1,Pa2、ロボット1bについてはPb1,Pb2など、ロボット1a及びロボット1bの移動経路にそれぞれ複数の教示点が設けられている。2台のロボット1a,1bが同期移動してこれら各教示点に同時に到着するよう、図1に示した制御ユニット10a,10bを含む制御装置20が機能する。
【0033】
先ず、2台のロボット1a,1bは、図3に示すように、移動開始点Pa0,Pb0においてほぼ同時に移動を開始し(S1,図4参照)、最初の教示点Pa1,Pb1にほぼ同時に到着する(S2)。このときの時刻をt=0と設定する(図3参照)。2台のロボット1a,1bはそれぞれ最初の教示点Pa1,Pb1に到着すると同時に、図1に示した各制御ユニット10a,10bからの命令に応じ、位置補正の動作を開始する(S3)。ここで、教示点Pa1,Pb1は補正前のもので、正確な溶接継ぎ手の位置は僅かに離れた点Pa1’,Pb1’である。
【0034】
位置補正を行うに当たっては、接触など外界センサが正確な教示点のサーチ動作を行う。ここで、サーチ動作に要する時間はワーク据付誤差、サーチ方法などに依存するため、各ロボット1a,1bが補正前の教示点Pa1,Pb1を出発して補正後の教示点Pa1’,Pb1’に到着するまでに要する時間は異なる。図3において、ロボット1aは時刻t=Ta1、ロボット1bは時刻t=Tb1(Tb1≠Ta1)、とそれぞれ異なった時刻に補正後の教示点Pa1’,Pb1’に到着している(S4)。
【0035】
各ロボット1a,1bが補正後の教示点Pa1’,Pb1’に到着する(S4)と同時に、各制御ユニット10a,10bからロボット1a,1bにそれぞれ備えられたアーク溶接加工具をONにする指令が出され(S5)、図示しない電源に送られる。アーク溶接加工具からアークが発生する(S6)まで、各ロボット1a,1bは教示点Pa1’,Pb1’で停止したままである。このアーク発生まで停止することを「待ち」と称する。ここで、アーク溶接加工具に対してON指令が出されてから実際にアークが発生して待ちが解除されるまでに要する時間は、各ロボット1a,1bの特性に依存するものである。本実施形態において、図3に示すように、ロボット1aは時刻t=Ta2、ロボット1bは時刻t=Tb2においてアークが発生して待ちが解除され、各ロボット1a,1bにおけるアーク発生までの所要時間はロボット1aについて(Ta2−Ta1)、ロボット1bについて(Tb2−Tb1、)と異なっている。
【0036】
各ロボット1a,1bはその加工具からアークが発生し(S6)待ちが解除されると同時に、次の教示点Pa2,Pb2に向けて移動を開始する(S7)。図3に示すように、本実施形態においてはTa2>Tb2であることから、ロボット1bの方が先に次の教示点に向けて移動を開始する。つまり、ロボット1bはロボット1aからの指示を受ける前に次の教示点に向けて移動開始する(S7)。
【0037】
図1に示すロボット1aの制御ユニット10aは、時刻t=Ta2にロボット1aを次の教示点Pa2に向けて移動開始させると同時に、ロボット1aの移動情報としてそのとき位置する点から次の教示点Pa2に達するまでのロボット1aの移動時間データを、図1のシリアルケーブル2を介してロボット1bの制御ユニット10bに供給する(S8)。この移動時間データの供給は、図1に示すロボット1aの制御ユニット10aに含まれる移動情報供給部11によって実行され、このとき制御ユニット10a内の時刻はt=0にリセットされる。なお、本実施形態において、この移動時間データの供給は、後に詳述するように、ロボット1a,1bが隣接する2つの教示点間を移動するのに要する時間よりも短い一定周期Tcyc毎に行われる。
【0038】
移動時間データを受信したロボット1bの制御ユニット10bは、ロボット1a及びロボット1bが次の教示点に同時に到着するように、ロボット1bの速度をロボット1aの移動時間に基づいて調整する(S9)。この速度調整は、図1に示すロボット1bの制御ユニット10bに含まれる速度調整部12によって実行される。ここで、ロボット1aの制御ユニット10aからロボット1bの制御ユニット10bにおける情報の通信に要する時間(通信遅れ時間)はΔTcomである。この通信遅れ時間ΔTcomは、図3に示すように、制御ユニット10a,10b間でシリアルケーブル2を介したことによるものである。
【0039】
制御ユニット10bによるロボット1bの速度調整は、以下のように行われる。先ず、ロボット1aにおけるそのとき位置する点から次の教示点Pa2に達するまでの移動時間Tmaについて、通信遅れ時間ΔTcomを考慮した下記式(1)によって補正し、補正後のロボット1aの移動時間Tma’を求める。次に、上記式(1)で求めた補正後のロボット1aの移動時間Tma’を用い、ロボット1bにおける移動時間データを受信した時位置する点から次の教示点Pb2までの移動時間をTmbとして、下記式(2)から補正後のロボット1bの移動時間Tmb’を求める。こうして求めた移動時間Tmb’をもとに、ロボット1bの速度を変更する。
Tma’=(Tma-ΔTcom) (1)
Tmb’=Tmb+Gain×(Tma’-Tmb) (2)
ここで、Gain:制御ゲイン(≦1.0)
【0040】
なお、各ロボット1a,1bの移動時間Tma,Tmbの差が大きいほど上記処理を行う際のロボットの速度変化が大きくなってしまうが、上記式(1)における制御ゲインGainを小さくすることで、急激な速度変化を防止して、滑らかに速度変化させることが可能である。
【0041】
図3に示すように、ロボット1aの制御ユニット10aに含まれる移動情報供給部11がロボット1bの制御ユニット10bへ移動時間データを発信した時刻をt=0とし(S8,図4参照)、時刻t=ΔTcomにおいてロボット1bの速度調整が実行された(S9)後、時刻tがTcycに達していない(t<Tcyc)かどうかを判断する(S10)。時刻tがTcycに達していない(t<Tcyc)場合(S10;YES)は、さらにロボット1aが次の教示点に到着したかどうかを調べる(S11)。ロボット1aが次の教示点に到着していない場合(S11;NO)、各ロボット1a,1bは時刻tがTcycに達するまでそれぞれの速度を保って移動を続ける。そして時刻tがTcycに達する(t=Tcyc)と(S10;NO)、再び上述のようなロボット1aの移動時間データの供給を行い(S8)、ロボット1bの速度調節(S9)を行う。
【0042】
以上のような処理(S8,S9)を一定周期Tcyc毎に繰り返すことで、図3に示すように、2台のロボット1a,1bをそれぞれ次の教示点にほぼ同時に到着させることができる。ロボット1a及びロボット1bが次の教示点にほぼ同時に到着すると(S11;YES)、その到着した教示点が移動経路における最終教示点であるかどうかを判断する(S12)。到着した教示点が最終でない場合(S12;NO)は、各ロボット1a,1bはさらに次の教示点へと停止することなく移動を開始する(S7)。一方、到着した教示点が最終である場合(S12;YES)は制御が終了するようになっている。
【0043】
以上に述べたように、本実施の形態に係るロボットの制御装置20は、2台のロボット1a,1bのうちロボット1aにおけるそのとき位置する点から次の教示点に達するまでの移動時間に係るデータを、ロボット1a,1bが隣接する2つの教示点間を移動する過程で少なくとも1回、もう1つのロボット1bの制御ユニット10bに供給する移動情報供給部11を備えている。またさらに、この移動情報供給部11によって供給された移動時間データに基づいて、2台のロボット1a,1bが次の教示点に同時に到着するように、ロボット1bの速度を調整する速度調整部12を備えている。これにより、教示点間においてロボット1a,1bの速度や移動経路が変更されても、それらロボット1a,1bが次の教示点に到着するまでに、あるロボットの移動時間を残りのロボットに供給し、その情報に基づいて残りのロボットの速度を調整することで、複数のロボットが次の教示点に同時に到着するよう制御することができる。つまり、移動途中でロボットの速度や移動経路が変更されても、複数のロボットを精度よく同期させることができる。さらに、速度調整部12は、ステップS9において制御ユニット10a,10b間での通信遅れΔTcomを考慮した調整を行う(式(1)参照)。このようにロボットの速度調整に際して通信遅れΔTcomを考慮することで、比較的情報転送性能の低いシリアルケーブル2などの通信媒体による、ロボットの制御周期に対して無視できないほどの通信遅れΔTcomが生じた場合でも、精度よく同期制御することができる。
【0044】
また、本実施形態では、ロボット1aに関する移動時間データの供給(S8)を、ロボット1a,1bが隣接する2つの教示点間を移動するのに要する時間よりも短い一定周期Tcyc毎に供給している。このように、隣接する2つの教示点間において1回以上且つ一定周期Tcyc毎に移動時間を供給し、ロボット1a,1bの移動を同期制御することで、より精度のよい同期制御が実現される。
【0045】
また、本実施形態では、ステップS7においてロボット1bはロボット1aからの指示を受ける前に次の教示点に向けて移動開始する。このように、各教示点に到着したロボット1a,1bが、他のロボットからの指示を受ける前に、それぞれ次の教示点に向けて移動開始するので、それらが待ち時間を伴う加工具を備えている場合に、加工具がONのまま停止して作業上の欠陥を引き起こすという問題が軽減される。
【0046】
【0047】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能である。例えば図5に示すように、各ロボット1a,1bに対して共通のユニットを設けてよい。そしてそのユニット内に、ロボット1aの制御ユニット10a、ロボット1bの制御ユニット10b、CPU15、メモリ16などを設け、各部が内部バス22で互いに接続された構成としてよい。つまり、1台で複数台のロボットを制御できるハードウェア(共通ユニット)を用い、そのハードウェア内部の情報転送性能の高いバス22にて各部を相互に接続した高速通信を行うものであってもよい。
【0048】
また、本実施形態では制御装置20がロボット1a,1bごとに独立した制御ユニット20a,20bを含み、ロボット1aの制御ユニット10aは移動情報供給部11、ロボット1bの制御ユニット10bは速度調整部12を含んでいるが、各ロボットに独立した制御ユニット10a,10bがそれぞれ移動情報供給部11及び速度調整部12の両方を有してよい。各制御ユニット10a,10bが移動情報供給部11及び速度調整部12の両方を有することで、各ロボット1a,1bの移動情報を交換し、且つそれに基づいてその速度を調整することができ、ロボット1a,1bの間にマスタ及びスレーブという主従関係が無くなって、自由度の高い同期制御が実現される。
【0049】
また、本実施形態では、ロボット1aに関する移動時間データを、ロボット1a,1bが隣接する2つの教示点間を移動するのに要する時間よりも短い一定周期Tcyc毎に供給しているが、これに限定するものではなく、ロボット1a,1bが隣接する2つの教示点間を移動する過程で少なくとも1回供給すればよい。
【0050】
【0051】
また、本実施形態では、各教示点に到着したロボット1a,1bは他のロボットからの指示を受ける前に次の教示点に向けて移動開始させるようになっているが、他のロボットからの指示があるまで移動開始させなくてもよい。しかしながら、ロボットが待ち時間を伴う加工具を備えている場合、他のロボットからの指示があるまで移動開始せずに加工具がONのまま停止すると、その停止位置において過大な熱入力やビードが形成されて欠陥となる可能性がある。従って、ロボットが待ち時間を伴う加工具を備えている場合に作業上の欠陥を引き起こすという問題を軽減するためには、各ロボットを他のロボットからの指示を受ける前に次の教示点に向けて移動開始させるのが好ましい。
【0052】
【0053】
また、各ロボット1a,1bに対して独立した制御ユニット10a,10bを接続する通信媒体として、本実施形態ではシリアルケーブル2を用いているが、他の通信媒体であってもよい。
【0054】
またさらに、本実施形態において、各ロボット1a,1bは最初の教示点Pa0,Pb0(補正前)に到着後、位置補正をして補正後の教示点Pa0’,Pb0’に到着しているが、これに限定されるものではない。例えば各ロボット1a,1bを位置補正の必要がない程度の精度で最初の教示点に到着させれば、位置補正を行わず、即ち図4に示すステップS2,S3を省略し、アーク溶接加工具にON指令を出すステップS5を行ってよい。また、ロボット1a,1bが各教示点に到着するたびに位置補正を行ってもよい。なお、加工具を持たないロボットを使用する場合は、ステップS1〜S6を省略し、ステップS7〜S12により制御を行ってよい。
【0055】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように構成されるので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0056】
請求項1,によると、移動途中でロボットの速度や移動経路が変更されても、複数のロボットを精度よく同期させることができる。さらに請求項1,では、ロボットの制御周期に対して無視できないほどの通信遅れが生じた場合でも、精度よく同期制御することができる。
【0057】
また、請求項2,によると、より精度のよい同期制御が実現される。
【0058】
また、請求項3,によると、ロボットが待ち時間を伴う加工具を備えている場合に、加工具がONのまま停止して作業上の欠陥を引き起こすという問題が軽減される。
【0059】
【0060】
また、請求項によると、ロボットの間にマスタ及びスレーブという主従関係が無くなって、自由度の高い同期制御が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るロボットの制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の各ロボットにおける移動経路の一部を示す模式図である。
【図3】 図1の各ロボットの移動開始から2番目の教示点に達するまでの動作を時間軸に沿って示すフローチャートである
【図4】 本発明の一実施形態に係るロボットの制御装置が実行する処理を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の別の実施形態に係るロボットの制御装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1a,1b ロボット
2 シリアルケーブル(通信手段)
5 金属プレートの水平すみ肉継ぎ手
10a,10b 制御ユニット
11 移動情報供給部(移動情報供給手段,移動情報出力手段)
12 速度調整部(速度調整手段)
22 内部バス
20,30 制御装置

Claims (9)

  1. ロボットごとに設けられた複数の教示点を結ぶ移動経路を、独立した制御ユニットによって制御される複数の前記ロボットが同期移動するように各ロボットを制御するロボットの制御方法において、
    複数の前記ロボットが隣接する2つの教示点間を移動する過程で少なくとも1回、複数の前記ロボットのうち1つのロボットにおけるそのとき位置する点から次の教示点に達するまでの移動時間に係るデータである移動情報を、そのロボットの制御ユニットから残りのロボットの制御ユニットに供給する移動情報供給ステップと、
    前記移動情報に基づいて、下記式(1),(2)により前記残りのロボットの速度を調整する速度調整ステップとを備えていることを特徴とするロボットの制御方法。
    Tma’=(Tma−ΔTcom) (1)
    Tmb’=Tmb+Gain×(Tma’−Tmb) (2)
    (Tma:前記1つのロボットにおけるそのとき位置する点から次の教示点に達するまでの移動時間
    ΔTcom:通信遅れ時間
    Tma’:前記1つのロボットにおける補正後の移動時間
    Tmb:前記残りのロボットにおける前記移動情報を受信したとき位置する点から次の教示点までの移動時間
    Gain:制御ゲイン(≦1.0)
    Tmb’:前記残りのロボットにおける補正後の移動時間)
  2. 前記移動情報供給ステップにおいて、前記移動情報を、前記ロボットが隣接する2つの教示点間を移動するのに要する時間よりも短い周期で供給することを特徴とする請求項1に記載のロボットの制御方法。
  3. 各教示点に到着した前記ロボットをそれぞれ、他のロボットからの指示を受ける前に、次の教示点に向けて移動開始させることを特徴とする請求項1又は2に記載のロボットの制御方法。
  4. ロボットごとに設けられた複数の教示点を結ぶ移動経路を複数の前記ロボットが同期移動するように各ロボットを制御する、ロボットごとに独立したロボットの制御ユニットにおいて、
    複数の前記ロボットが隣接する2つの教示点間を移動する過程で少なくとも1回、別の制御ユニットから、その制御ユニットに対応するロボットのそのとき位置する点から次の教示点に達するまでの移動時間に係るデータである移動情報が供給されると、前記移動情報に基づいて、下記式(1),(2)により当該制御ユニットに対応するロボットの速度を調整するための速度調整手段を備えていることを特徴とするロボットの制御ユニット。
    Tma’=(Tma−ΔTcom) (1)
    Tmb’=Tmb+Gain×(Tma’−Tmb) (2)
    (Tma:前記別の制御ユニットに対応するロボットにおけるそのとき位置する点から次の教示点に達するまでの移動時間
    ΔTcom:通信遅れ時間
    Tma’:前記別の制御ユニットに対応するロボットにおける補正後の移動時間
    Tmb:当該制御ユニットに対応するロボットにおける前記移動情報を受信したとき位置する点から次の教示点までの移動時間
    Gain:制御ゲイン(≦1.0)
    Tmb’:当該制御ユニットに対応するロボットにおける補正後の移動時間)
  5. 各教示点に到着した前記ロボットを、他のロボットからの指示を受ける前に、次の教示点に向けて移動開始させることを特徴とする請求項に記載のロボットの制御ユニット。
  6. ロボットごとに設けられた複数の教示点を結ぶ移動経路を複数の前記ロボットが同期移動するように各ロボットを制御するロボットの制御装置において、
    複数の前記ロボットが隣接する2つの教示点間を移動する過程で少なくとも1回、複数の前記ロボットのうち1つのロボットにおけるそのとき位置する点から次の教示点に達するまでの移動時間に係るデータである移動情報を出力するための移動情報出力手段と、
    前記移動情報出力手段によって出力された前記移動情報に基づいて、下記式(1),(2)により前記1つのロボットを除いた残りの前記ロボットの速度を調整するための速度調整手段とを備えていることを特徴とするロボットの制御装置。
    Tma’=(Tma−ΔTcom) (1)
    Tmb’=Tmb+Gain×(Tma’−Tmb) (2)
    (Tma:前記1つのロボットにおけるそのとき位置する点から次の教示点に達するまでの移動時間
    ΔTcom:通信遅れ時間
    Tma’:前記1つのロボットにおける補正後の移動時間
    Tmb:前記残りのロボットにおける前記移動情報を受信したとき位置する点から次の教示点までの移動時間
    Gain:制御ゲイン(≦1.0)
    Tmb’:前記残りのロボットにおける補正後の移動時間)
  7. 前記移動情報出力手段が、前記移動情報を、前記ロボットが隣接する2つの教示点間を移動するのに要する時間よりも短い周期で出力することを特徴とする請求項に記載のロボットの制御装置。
  8. 各教示点に到着した前記ロボットをそれぞれ、他のロボットからの指示を受ける前に、次の教示点に向けて移動開始させることを特徴とする請求項又はに記載のロボットの制御装置。
  9. 前記制御装置がロボットごとに独立した複数の制御ユニットを含んでおり、各制御ユニットが前記移動情報出力手段及び前記速度調整手段の両方を有していることを特徴とする請求項のいずれか1項に記載のロボットの制御装置。
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