JP3961117B2 - レーザ治療装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザ光源からの治療レーザ光を患部に導光照射して治療を行うレーザ治療装置に関する。
【0002】
【従来技術】
スリットランプ等の観察光学系により患者眼を観察しながら、治療部位に治療レーザ光を照射して凝固等を行うレーザ治療装置が知られている。
【0003】
この種の装置においては、レンズや患者眼によるレーザ反射光から術者の眼を保護するための保護機構を設けている。この保護機構としては、フットスイッチの踏み込み等によるレーザ照射用のトリガ信号の入力により、術者保護フィルタを観察光路内に挿入する方式のものが多く用いられている。
【0004】
術者保護フィルタはトリガ信号の入力に連動して挿脱(開閉)するが、糖尿病性網膜症等の治療のように連続して多数のレーザ照射を行う場合には、フィルタの開閉音や視界の頻繁な変化があって煩わしい。そこで、レーザ照射後も所定の時間だけを待ってフィルタを外すようにした機構が提案されている。この待つ時間(待機時間)に達する前に続けてトリガ信号の入力があると、フィルタは閉じられたままになり、前記した煩わしさは解消される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、レーザ出射の際には観察や照射部位の移動が伴うため、レーザ出射のタイミングは必ずしも一定しない。レーザの照射後に常に所定の時間だけ待つとなると、術者が意図しないときにフィルタが開いたり、開かなかったりするという問題がある。
【0006】
また、連続的なレーザ照射のタイミング(トリガ信号入力のタイミング)は術者によっても異なる。レーザ照射のタイミングが早い術者では、レーザ照射後のフィルタを開くまでの待ち時間を長く設定すると、フィルタを開いて患部を観察したいときにその時間が感覚的に長く感じられることもある。これは術者にとって治療のリズムを狂わされたりして、逆に不便なものとなる。反対に、レーザ照射のタイミングが遅い術者に代わった場合に上記の待ち時間を短く設定し過ぎると、連続的な照射に対してもフィルタが開いてしまうことがある。
【0007】
本発明は上記問題点に鑑み、術者保護フィルタの挿脱(開閉)のタイミングを、術者によるトリガ信号の入力操作の調子に対応させ、術者がフィルタの開閉に伴う煩わしさを感じることなく治療を行えるレーザ治療装置を提供することを技術課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
【0009】
(1) 患部を観察するための観察光学系と、該観察光学系の観察光路に術者の眼を保護する保護フィルタを挿脱する挿脱手段と、治療レーザ光を照射するためのトリガ信号を入力するトリガ信号入力手段とを備え、トリガ信号の入力により治療用レーザ光源からのレーザ光を患部に導光照射して治療を行い、レーザ照射終了後に予め設定された待機時間だけ待って前記保護フィルタを観察光路外に離脱させるレーザ治療装置において、前記トリガ信号が入力される毎にレーザ照射終了後から次のトリガ信号が入力されるまでの時間を計測する計測手段と、該計測手段による最新の複数個の計測時間が得られるまでは一定の待機時間とし,前記計測手段による最新の複数個の計測時間が得られた後は該最新の複数個の計測時間からその平均を求めることに基づいて得られるレーザ照射終了後に前記保護フィルタを観察光路外に離脱させる次の待機時間を前記トリガ信号が入力される毎に順次変更して決定する待機時間決定手段と、該待機時間決定手段により前記トリガ信号が入力される毎に順次変更して決定された待機時間に従って前記挿脱手段の動作を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
(2) 治療用レーザ光源からのレーザ光を患部に導光照射して治療を行うレーザ治療装置において、患部を観察するための観察光学系と、該観察光学系の観察光路に術者の眼を保護する保護フィルタを挿脱する挿脱手段と、治療レーザ光を照射するためのトリガ信号を入力するトリガ信号入力手段と、レーザ照射終了後から次のトリガ信号が入力されるまでの時間を計測する計測手段と、該計測手段によって得られた最新の複数個の計測時間の平均に所定の余裕時間を加えることにより,レーザ照射終了後から前記保護フィルタを観察光路外に離脱させるまでの待機時間を決定する待機時間決定手段と、該決定された待機時間に従って前記挿脱手段の動作を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
(3) 治療用レーザ光源からのレーザ光を患部に導光照射して治療を行うレーザ治療装置において、患部を観察するための観察光学系と、該観察光学系の観察光路に術者の眼を保護する保護フィルタを挿脱する挿脱手段と、治療レーザ光を照射するためのトリガ信号を入力するトリガ信号入力手段と、レーザ照射終了後から次のトリガ信号が入力されるまでの時間を計測する計測手段と、該計測手段により計測された最新の複数個の計測時間からその平均を求めることに基づいてレーザ照射終了後から前記保護フィルタを観察光路外に離脱させるまでの待機時間を決定する待機時間決定手段と、該決定された待機時間に従って前記挿脱手段の動作を制御する制御手段と、前記待機時間決定手段により決定された待機時間に従って前記挿脱手段の動作を制御するモードと予め設定された所定の待機時間に従って前記挿脱手段の動作を制御するモードとを選択するモード選択手段と、を備えることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図1は患者眼の光凝固を行うレーザ光凝固装置の外観図を示した図である。
【0016】
1は装置本体であり、レーザ光源やレーザ光を光ファイバ2に入射させる光学系が収納されている。3はレーザ出力や照射時間等のレーザ照射条件や装置の必要な設定を行うコントロールパネルである。4は患者眼を観察しながらレーザ光を患者眼の患部に照射するスリットランプデリバリであり、光ファイバ2に導光されたレーザ光を照射するレーザ照射部5、患者眼をスリット照明する照明部6、双眼の顕微鏡部4aを備える。7はレーザ照射のトリガ信号を送出するフットスイッチである。8は光ファイバ2を保護し、スリットランプデリバリ4へ導くためのライトケーブルガイドである。
【0017】
図2は装置の概略的な光学系を説明する図である。10は治療レーザ光を出射する治療用レーザ光源であり、実施例ではアルゴンレーザを使用している。14はレーザ光源10からのレーザ光の大部分を透過し一部を反射するビームスプリッタで、ビームスプリッタ14を反射したレーザ光は拡散板15を通過し、出力センサ16に入射される。出力センサ16はレーザ光源10からのレーザ光の出力を検出する。
【0018】
17は第1安全シャッタであり、フットスイッチ7が踏まれ、治療用レーザ光の照射を行うトリガ信号が入力されたときに光路から離脱してレーザ光の通過を可能にし、また、異常時発生の場合に光路に挿入されてレーザ光を遮断する。この第1安全シャッター17の開閉はシャッタセンサ17aによって検知される。
【0019】
18はダイクロイックミラーである。可視半導体レーザ19からの赤色エイミング用レーザ光はコリメータレンズ20を介した後、ダイクロイックミラー18により治療用レーザ光と同軸にされる。21は第2安全シャッタであり、半導体レーザ19からのエイミング用レーザ光が出ていないときに光路に挿入される。第2安全シャッター21の開閉はシャッタセンサ21aによって検知される。第2安全シャッタ21を通過した各レーザ光は、集光レンズ22により光ファイバ2の入射端面2aに集光して入射する。
【0020】
5はレーザ照射部であり、光ファイバ2により導光されたレーザ光はリレーレンズ24、レーザ光のスポットサイズを変更するために光軸方向に移動可能なズームレンズ25、対物レンズ26を介した後、可動ミラー27で反射し、コンタクトレンズ28を経て患者眼の患部に照射される。
【0021】
6はスリット光を投影する照明部であり、照明光源30からの照明光はコンデンサーレンズ31により平行光束にされた後、スリット32を照明する。スリット32を通過した照明光は投影レンズ33を介した後、分割ミラー35a、35bで反射され、コンタクトレンズ28を介して患者眼を照明する。34は分割ミラーで反射される照明光の光路長を補正する補正レンズである。
【0022】
4aは双眼の観察光学系であり、対物レンズ、変倍光学系、正立プリズム群、視野絞り、接眼レンズ等を備える。その双眼の観察光路には、治療レーザ光をカットする特性を持つ術者保護フィルタ36が挿脱可能に配置されている。この術者保護フィルタ36の離脱状態は保護フィルタセンサ37により検出され、フィルタ36が観察光路に挿入されていることが検出できないと、レーザ照射ができないようになっている。
【0023】
図3は、装置の制御系ブロック図であり、ここでは主要部のみ示している。50は装置全体を制御する制御部である。制御部50には、第1安全シャッタ17、第2安全シャッタ21及び術者保護フィルタ36をそれぞれ光路に挿入離脱させるための駆動装置40、41、51が接続されている。
【0024】
制御部50はフットスイッチ7の踏み込みによりトリガ信号が入力されると、保護フィルタセンサ37による術者保護フィルタ36の観察光路への挿入を確認し、駆動装置40を動作させて第1安全シャッタ17を光路から離脱させた後、レーザ光源10から治療レーザ光を出射させる。フットスイッチ7が踏まれている間、レーザ光はコントロールパネル3で設定される照射時間だけ照射されるが、レーザ照射終了直後に観察光路からフィルタ36を離脱させると、眼底光凝固のように多数のレーザ照射を連続的に行う場合に、フィルタ36の頻繁な挿脱が行われて煩わしい。これを避けるため、制御部50はレーザ照射終了後、ある時間だけ待機して次のトリガ信号の入力がないときにフィルタ36を離脱させる。本装置はこの待機時間を常に予め設定された時間で行うモード(以下、不変モード)と、レーザ照射終了後から次のトリガ信号が入力されるまでの時間をタイマー53が計測し、この時間に応じて待機時間を変更するモード(以下、可変モード)が設定できるようになっている。このモード変更は、コントロールパネル3が持つモード変更スイッチ60(図1参照)により行う。
【0025】
可変モードにおける待機時間の変更方法を、図4に基づいて説明する。図4の(a)はフットスイッチ7を踏み込んだときのトリガ信号の入力状態を、(b)はレーザ光の出射の状態を、それぞれ概略的に示している。
【0026】
装置の起動後、初めは予めメモリ54に記憶された待機時間(T1)で術者保護フィルタの駆動装置51を動作させる。この待機時間T1は、装置設置時に定めた時間、又は前に使用された時間であっても良い。フットスイッチ7が踏まれてトリガ信号が入力されると、コントロールパネル3で設定された照射時間又はトリガ信号の入力が途絶えるときまでレーザ光が出射される(なお、レーザ出射の開始はトリガ信号の入力と同時ではなく、安全確認等の動作のため、若干遅れて出射する)。1回目のレーザ照射終了から2回目のトリガ信号入力までの時間がタイマ53に計測され、この時間をa1(秒)とする。このとき、a1<T1であれば術者保護フィルタ36は挿入されたままとなる。
【0027】
3回目のトリガ信号が入力されると、2回目のレーザ照射終了からの時間a2が計測され、以後同様に、トリガ信号が入力される毎にa3、a4、a5、…というように計測される。
【0028】
制御部50は3回目のトリガ信号入力まで待機時間T1 のままとするが、4回目のトリガ信号が入力され、最新の3つの計測時間a1、a2、a3が得られると、次の待機時間はこの3つの計測時間の平均に余裕の時間kを加えた待機時間T2とする。すなわち、(a1+a2+a3)/3+kで設定される待機時間T2となる(kは定数)。5回目のトリガ信号が入力されると、計測時間a4が得られるので、待機時間は(a2+a3+a4)/3+kで求められる待機時間T3に変更する。以後、トリガ信号が入力される都度、待機時間は最新3つの計測時間の平均に余裕時間kを加えた値に順次変更設定していく。これにより、術者がフットスイッチを踏む調子に対応した待機時間に変更されるため、不用意に術者保護フィルタが開くことが避けられる。また、術者保護フィルタを開きたいときは、フットスイッチを踏み込んでいたタイミングより余裕の時間k分だけ遅らせれば良いので、感覚的にさほど長く感じることはなくなる。
【0029】
次に、実際の治療時の動作を簡単に説明する。術者は患者眼を所定位置で動かないようにした後、スリットランプデリバリ4からのスリット光が患者眼上にくるようにジョイスティックを操作する。スリット光の光量、ピントを図示無き調節部にて調節した後、患者眼にコンタクトレンズ28をセットして顕微鏡部4aを覗き込みながら患者眼の患部を観察する。
【0030】
また、レーザ照射に際しては、コントロールパネル3のスイッチ類を操作して、レーザ出力、凝固時間等の凝固条件や術者保護フィルタの動作モード(可変モード又は不変モード)を設定しておく。動作モードはそのときの条件により選択する。
【0031】
エイミング光の光量調節を行い、エイミング光が点灯すると、制御部50は駆動装置41を駆動させ、第2安全シャッタ21を光路から離脱させてレーザ光の通過を可能にする。半導体レーザ19からのエイミング光の照準を図示無きマイクロマニュピレーターを使用して患者眼患部に合わせる。照準合わせができたら、術者はフットスイッチ7を踏み込みレーザ照射のトリガ信号を入力する。制御部50はトリガ信号の入力により駆動装置51を駆動させ、術者保護フィルタ36を観察光路上に挿入する。術者保護フィルタ36の挿入状態をセンサ52によって確認後、第1安全シャッター17を開放すると、レーザ光源10からのレーザ光は導光光学系を通り、患者眼へ照射される。
【0032】
可変モードが設定されている場合、レーザ照射終了後から次のトリガ信号が入力されるまでの時間がタイマー53により計測されるので、制御部50は前述のように術者保護フィルタ36を観察光路から外す待機時間を順次変更していく。レーザ照射を狭い時間間隔で連続して行う術者の場合には、可変モードを設定しておくとフットスイッチを踏む間隔が狭ければ狭いほど待機時間も短くなる。このため術者保護フィルタを観察光路内から外すとき、あまり待たなくてすむことができ、術者はリズムを狂わされることなく治療に専念できる。
【0033】
また、反対にレーザ照射を広い時間間隔で連続して行う術者の場合であっても、フットスイッチを踏む間隔が広ければ広いほど待機時間も長くなるため、意図しないときに術者保護フィルタが観察光路内から外れたりすることが軽減される。
【0034】
なお、可変モードの設定によりフィルタが開くまでの待機時間があまり長くなって不都合である場合には、不変モードに設定して待機時間を一定にすれば良い。
【0035】
以上の実施例で示したレーザ治療装置では、可変モードにおける1回目から3回目までの待機時間は所定時間T1としたが、以前に使用されたときの待機時間(前回のレーザ治療を行ったときの最後に設定された待機時間)を基に待機時間を制御させて行くこともできる。
【0036】
また、可変モードにおける待機時間の変更は次のようにしても良い。図5に示すように(図4と同様に(a)はトリガ信号の入力状態を、(b)はレーザ光の出射の状態を、それぞれ概略的に示している)、連続してトリガ信号が入力され治療用レーザ光が出射するものとする。5回目のトリガ信号の入力までは初期設定された待機時間T1を使用し、6回目のトリガ信号が入力されたときには、最新5つの計測時間b1〜b5の中で、一番長いb2(bmax)と短いb4(bmin)を除いて残った3つの計測時間から、(b1+b3+b5)/3+kにより求められる待機時間T2に変更する。こうすると、トリガ信号入力のタイミングが多少大きくずれたものが含まれても(例えば、観察のために一旦フィルタが開くの待ったとしても)、変更される待機時間に大きく影響を及ぼすことがなく、術者のトリガ信号入力の調子に合ったフィルタの開閉が行われるようになる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、術者の治療リズムをなるべく損なうこと無く、術者個々の調子に合せた術者保護フィルタの挿脱(開閉)ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の装置の外観略図。
【図2】装置の光学系を説明する図である。
【図3】装置の制御系を示すブロック図である。
【図4】フットスイッチを踏み込んだときのトリガ信号の入力状態とレーザ光の出射の状態を概略的に示す図である。
【図5】フットスイッチを踏み込んだときのトリガ信号の入力状態とレーザ光の出射の状態を概略的に示す図である。
【符号の説明】
1 装置本体
3 コントロールパネル
4 スリットランプデリバリ
7 フットスイッチ
10 治療用レーザ光源
36 術者保護フィルタ
51 駆動装置
53 タイマー
Claims (3)
- 患部を観察するための観察光学系と、該観察光学系の観察光路に術者の眼を保護する保護フィルタを挿脱する挿脱手段と、治療レーザ光を照射するためのトリガ信号を入力するトリガ信号入力手段とを備え、トリガ信号の入力により治療用レーザ光源からのレーザ光を患部に導光照射して治療を行い、レーザ照射終了後に予め設定された待機時間だけ待って前記保護フィルタを観察光路外に離脱させるレーザ治療装置において、前記トリガ信号が入力される毎にレーザ照射終了後から次のトリガ信号が入力されるまでの時間を計測する計測手段と、該計測手段による最新の複数個の計測時間が得られるまでは一定の待機時間とし,前記計測手段による最新の複数個の計測時間が得られた後は該最新の複数個の計測時間からその平均を求めることに基づいて得られるレーザ照射終了後に前記保護フィルタを観察光路外に離脱させる次の待機時間を前記トリガ信号が入力される毎に順次変更して決定する待機時間決定手段と、該待機時間決定手段により前記トリガ信号が入力される毎に順次変更して決定された待機時間に従って前記挿脱手段の動作を制御する制御手段と、を備えることを特徴とするレーザ治療装置。
- 治療用レーザ光源からのレーザ光を患部に導光照射して治療を行うレーザ治療装置において、患部を観察するための観察光学系と、該観察光学系の観察光路に術者の眼を保護する保護フィルタを挿脱する挿脱手段と、治療レーザ光を照射するためのトリガ信号を入力するトリガ信号入力手段と、レーザ照射終了後から次のトリガ信号が入力されるまでの時間を計測する計測手段と、該計測手段によって得られた最新の複数個の計測時間の平均に所定の余裕時間を加えることにより,レーザ照射終了後から前記保護フィルタを観察光路外に離脱させるまでの待機時間を決定する待機時間決定手段と、該決定された待機時間に従って前記挿脱手段の動作を制御する制御手段と、を備えることを特徴とするレーザ治療装置。
- 治療用レーザ光源からのレーザ光を患部に導光照射して治療を行うレーザ治療装置において、患部を観察するための観察光学系と、該観察光学系の観察光路に術者の眼を保護する保護フィルタを挿脱する挿脱手段と、治療レーザ光を照射するためのトリガ信号を入力するトリガ信号入力手段と、レーザ照射終了後から次のトリガ信号が入力されるまでの時間を計測する計測手段と、該計測手段により計測された最新の複数個の計測時間からその平均を求めることに基づいてレーザ照射終了後から前記保護フィルタを観察光路外に離脱させるまでの待機時間を決定する待機時間決定手段と、該決定された待機時間に従って前記挿脱手段の動作を制御する制御手段と、前記待機時間決定手段により決定された待機時間に従って前記挿脱手段の動作を制御するモードと予め設定された所定の待機時間に従って前記挿脱手段の動作を制御するモードとを選択するモード選択手段と、を備えることを特徴とするレーザ治療装置。
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1998
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JPH11332901A (ja) | 1999-12-07 |
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