JP2665916B2 - 眼科用手術装置 - Google Patents

眼科用手術装置

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JP2665916B2 JP63001766A JP176688A JP2665916B2 JP 2665916 B2 JP2665916 B2 JP 2665916B2 JP 63001766 A JP63001766 A JP 63001766A JP 176688 A JP176688 A JP 176688A JP 2665916 B2 JP2665916 B2 JP 2665916B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、スリットランプ顕微鏡付きの眼科用手術装
置、詳しくは、眼底・硝子体・虹彩等を局部的に凝固又
は切開するために使用する眼科用手術装置に関するもの
である。
[従来技術] スリットランプ顕微鏡付きの眼科用手術装置は当初、
スリット投影光学系とレーザ等の照射光学系とを別系統
として上下に対向して配置し、両系統の同軸化は、スリ
ット投影光学系中の最終のミラーを2分割し、その間か
ら照射光を通し、スリット像の結像位置近傍に照射光の
スポットを形成することによって実現していた。
このようにスリット投影光学系と照射光学系とを別系
統として配置するのは、装置が必然的に大型化してしま
う等の問題があった。
そこで、近時おいては、スリット投影光学系中に照射
光を導く方式が一般化してきた。
第2図は上記スリット投影光学系中に照射光を導く方
式の従来装置の1光学系(観察系は省略)の概略図であ
る。
従来のスリット投影系中にミラー18を配置することに
より、スリット投影光学系と光照射光学系が同軸に合成
されている。照射光のスポットの移動は結像レンズ8を
移動させることによってこれを行う。
また、特開昭62−90153号記載されている第3図に示
す光学系が提案されている。
この装置においては、スリット投影系のスリットの光
源側に偏角プリズム27を入れ光束を2分割し、分割され
た光束間にプリズム28を配置し、ここからレーザ光を入
れスリット投影光学系とレーザ照射光学系が同軸に合成
されている。更に、最終のミラーを9a,9b,9cに3分割
し、3分割ミラーの上下のミラー9b,9cにより分割され
たスリット投影光束を反射し、真ん中のミラー9aでレー
ザ照射光束を反射し、真ん中のミラーを振ることによっ
てレーザスポットの移動を行う。
[従来技術の問題点] しかしながら、前者の第2図の装置においては、スリ
ット投影光学系と光照射光学系を同軸に合成するため
に、投影光学系に配置されたミラー18の大きさの分だけ
投影光束がけられ、照明が暗くなってしまう。
また、ミラーの大きさも照明光束のけられの関係から
大きくすることができないため、レーザ光束の太さにも
制限がある。
更に、レーザスポットの移動は結像レンズ8を移動さ
せることにより行っているので、レンズ8の移動量はレ
ーザスポットの移動量と同じで、これを大きく動かすに
はレンズの移動量を大きくする必要があるが、構造上限
界がある。
後者の装置においては、これらの欠点は解決されてい
るが、最終ミラーを3分割にしているので複雑な構造と
なる。また、スリット投影光学系のスリット3の光源側
に偏角プリズム27を配置しているため、市販のスリット
顕微鏡を使用するときは、大幅な変更が必要となるとい
う不都合がある。
この発明の目的は、上記従来装置の欠点に鑑み、簡単
な機構でしかも製作が容易な、スリット投影光学系と光
照射光学系を同軸に合成する装置を提供することにあ
る。
更に、これに加えるに治療用の照射光のスポットの移
動を容易に行うことができる装置を提供することにあ
る。
[発明の構成] 本発明は、上記目的を達成するために、双眼実体顕微
鏡光学系と、眼球内にスリット像を投影するスリット投
影系と、眼球内に治療用の光束を照射する光束照射系と
を有する眼科用手術装置において、スリット投影系のス
リットと被術者眼との間に光束分割手段を、前記光束分
割手段と被術者眼の間に光束の方向を変える光束変更部
材を配置して、治療用の光束を光束方向変更部材を介し
分割されたスリット光束の間に入れ、スリット投影光学
系と治療用の光束を照射する光束照射光学系とを同軸に
合成している。
また、上記構成に加え、更に前記光束方向変更部材を
操作する手段を設け、これを操作することにより治療用
の光束のスポットを移動させる。
[実施例] 以下、本発明の1実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の1実施例の光学系の配置略図であ
る。
この光学系は双眼実体顕微鏡光学系と、スリット投影
光学系と、治療用の光束投射光学系とからなる。
スリット投影光学系 1はスリット3の照明用のランプで、ランプ1を出射
した光束はコンデンサレンズ2で集光された後、スリッ
ト3を背後から照明する。4はフィルタで、コバルトフ
ィルタを含む数種の交換可能なフィルタからなり、通常
は光路外に待機している。
フィルタを透過した光束はスリット投影レンズ5によ
り平行光束となり、光束分割プリズム6,7で2光束に分
割される。分割された2光束は結像レンズ8の周辺部を
通り、ミラー9で反射した後、被術者眼10に装着された
コンタクトレンズ11を介し被術者眼10を照明する。
なお、スリット投影光学系は垂直軸Vを中心に旋回可
能に配置され、これを旋回させ双眼実体顕微鏡光学系の
光路に出入させることができる。
また、スリットの幅・長さやランプの光量は図示なき
ノブによりそれぞれ調節可能になっている。
治療用光束投射光学系 12は図示なきレーザヘッドからレーザ光を導くための
ファイバである。13はファイバ12を出射したレーザ光を
平行光束にするためのコリメーティングレンズである。
14はコンペンセイタレンズである。15はバリエータレ
ンズで光軸方向に移動して、レーザ光のスポットサイズ
を変えることができる。
16はレーザ光の反射ミラーで、17はレーザ光を再び平
行光束にするコリメーティングレンズである。
スリット投影光学系の光軸中心側に位置するミラーで
スリット投影光学系とレーザ照射光学系を同軸に合成す
る。レーザ光のスポット位置は図示なき装置外部のレバ
ーを操作してミラー18を動かすことにより移動させる。
双眼実体顕微鏡 19は対物レンズ、20はガリレオ系変倍レンズ群で構成
される変倍機構である。
21は治療用のレーザ光から術者眼26を保護するための
保護フィルタである。
22はリレーレンズ、23はポロプリズムである。24は視
野絞り、25は接眼レンズである。
双眼実体顕微鏡光学系は垂直軸Vを中心に旋回可能に
配置されている。
以上のような光学系の構成の実施例において、以下そ
の動作を説明する。
被術者眼10に適切なコンタクトレンズ11を装着させる
等必要な準備を行った後、装置と被術者眼との位置合せ
をし、図示なき固視灯を被術者眼10に固視させる。
次にスリット投影光学系のランプ1を点灯し、スリッ
ト3を背後から照明する。スリット投影レンズ5により
平行光束とされた照明光は光束分割プリズム6,7により
2光束に分割される。分割された光束はミラー18の外
側、結像レンズ8の周辺部を通ったのち、ミラー9によ
り反射され、コンタクトレンズ11を通過し、被術者眼10
のなかを照明する。
術者は双眼実体顕微鏡を観察することによって、スリ
ット像が要治療部位近傍に結像するように図示なきジョ
イステックを操作し、あるいはスリット投影光学系全体
を垂直軸Vを軸に回動させて、調整する。眼底凝固にお
いては、網膜上にスリット像を結像させる。
このようにしてスリット像を要治療部位近傍に結像さ
せたのち、レーザ光源を作動させる。
次に、レーザ光のスポットサイズを調整する。レーザ
光のスポットサイズを変えるには、バリエータレンズ15
を光軸方向に移動する。バリエータレンズ15の移動に伴
い、これを光学的に補償するためコンペンセイタレンズ
14を移動する。
本実施例においては可視レーザを用いているので、凝
固用レーザを照準光としても使用することができる。こ
のため治療光投射光路中にアッテネータ(図示せず)を
挿入し、減衰させることによって照準光として使用す
る。レーザ光のスポット位置の移動は図示なき装置外部
のレバーを操作しミラー18を動かすことによりこれを行
う。照射部位が定められたのを確認し、図示なき照射ス
イッチを押すと、アッテネータ(図示せず)が光路外に
脱出する。レーザヘッドから出射したレーザ光はファイ
バ12に導かれる。ファイバ12の先端から出射したレーザ
光はコリメーティングレンズにより平行光束になる。レ
ンズ14,15により光束を拡大させたのち、レンズ17によ
り再度平行光束となり、ミラー18で反射され、スリット
投影光学系と同軸に合成される。スリット投影光学系と
同軸に合成された光束は結像レンズ8の中心部を通り、
ミラー9で反射した後、被術者眼10に装着されたコンタ
クトレンズ11を介し被術者眼10の所定部位を照射する。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、ス
リット投影光学系と光照射光学系を同軸に合成し移動さ
せる機構が、簡単となりしかも制作が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例の光学系の配置略図、第2
図,第3図はスリット投影光学系中に照射光を導く方式
の従来装置の光学系(観察系は省略)の概略図である。 1……ランプ1、3……スリット 6,7……光束分割プリズム 8……結像レンズ、9……ミラー 10……被術者眼、18……ミラー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】双眼実体顕微鏡光学系と、眼球内にスリッ
    ト像を投影するスリット投影系と、眼球内に治療用の光
    束を照射する光束照射系とを有する眼科用手術装置にお
    いて、 スリット投影系のスリットと被術者眼との間に光束分割
    手段を、前記光束分割手段と被術者眼の間に光束の方向
    を変える光束方向変更部材を配置し、治療用の光束を光
    束方向変更部材を介し分割されたスリット光束の間に入
    れたことを特徴とする眼科用手術装置。
  2. 【請求項2】双眼実体顕微鏡光学系と、眼球内にスリッ
    ト像を投影するスリット投影系と、眼球内に治療用の光
    束を照射する光束照射系とを有する眼科用手術装置にお
    いて、 スリット投影系のスリットと被術者眼との間に光束分割
    手段を、前記光束分割手段と被術者眼の間に光束の方向
    を変える光束方向変更部材を配置し、治療用の光束を光
    束方向変更部材を介し分割されたスリット光束の間に入
    れるとともに、更に前記光束方向変更部材を操作する手
    段を設け、光束方向変更部材を移動させることにより、
    治療用の光束のスポットを移動させることを特徴とする
    眼科用手術装置。
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