JP3338717B2 - 眼科装置 - Google Patents

眼科装置

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JP3338717B2
JP3338717B2 JP00232693A JP232693A JP3338717B2 JP 3338717 B2 JP3338717 B2 JP 3338717B2 JP 00232693 A JP00232693 A JP 00232693A JP 232693 A JP232693 A JP 232693A JP 3338717 B2 JP3338717 B2 JP 3338717B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は眼科装置に関し、詳しく
は、細隙灯顕微鏡、眼科測定装置、及び眼科治療装置を
組み合わせ合体してなる眼科装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】眼科一般の検査に繁用されている細隙灯
顕微鏡に眼科測定装置としてのレーザーフレアメーター
ないしレーザーフレアセルメーターを組み合わせ合体し
てなる眼科装置が既に実用化されている。この装置で
は、細隙灯顕微鏡の照明系に測定用レーザー光源を配置
し、照明光とともにレーザービームを被検眼の前房内に
投光し、垂直方向に走査して前房内に浮遊する蛋白微粒
子によるレーザー散乱光を側方から顕微鏡の観察光学系
に配置された光電変換素子により受光し、レーザー散乱
光の強度を測定し、時系列的に信号処理を行ない、眼内
の炎症の程度を判定するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の眼科装置を使用
した検査によって糖尿病などに合併する虹彩炎や血液房
水柵機能の低下から糖尿病性網膜症の進展とともに前房
蛋白濃度が上昇することが既に知られている。
【0004】一方、レーザー光凝固装置の使用目的も主
に糖尿病性網膜症の治療であり、上記眼科装置を使用し
て光凝固治療の術前、術後を通じて前房蛋白濃度の測定
は有用とされている。そこで上記眼科装置に更にレーザ
ー光凝固装置を組み合わせれば、被検眼の検査或いは測
定結果に基づいて一般に視力に障害のある被検者を移動
させることなく、その場で治療まで可能になるととも
に、別々の装置を設置する場合に比べて設置スペースが
大幅に節約でき、装置の生産コストも大幅に削減できる
と考えられる。
【0005】しかし、他方で、検査或いは測定装置と治
療装置とを合体することによって、これを操作する検者
には装置の各機能を使い分けるのに精神的に大きな負担
となり、まかり間違えば測定のつもりが治療用レーザー
光の発振をしてしまうと言うような重大な事故も起こら
ないとは限らない。
【0006】そこで本発明の課題は、細隙灯顕微鏡、眼
科測定装置、及び眼科治療装置をそれぞれの機能を損な
うことなく有機的に結合、合体した眼科装置であって、
設置スペースの節約と生産コストの削減を可能とし、か
つ、操作ミスを確実に防止できる眼科装置を提供するこ
とを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、被検眼を拡大観察するための観察
系と、被検眼を照明する照明系と、前記観察系の焦点面
内に被検眼を位置づける支持手段とを有し、前記観察系
と照明系とが夫々の光軸に直交する主軸を支点として被
検眼を中心に別々に回動可能に設けられた細隙灯顕微鏡
を備えた眼科装置において、測定用レーザー光を射出す
る第1のレーザー光源と、前記照明系内において前記測
定用レーザー光を所定の1次元方向に走査して被検眼に
投光するための1次元光走査手段と、前記測定用レーザ
ー光の被検眼からの散乱光を受光する光電変換素子と、
該素子の出力信号を処理して所定の計測情報を出力する
信号処理手段と、治療用レーザー光を射出する第2のレ
ーザー光源と、前記照明系内において前記治療用レーザ
ー光を所定の2次元方向に走査して被検眼に投光するた
めの2次元光走査手段と、前記観察系において被検眼へ
のアライメント指標を投影するレンズ系、及び前記治療
用レーザー光から検者眼を保護するための光学手段とを
備え、前記第1と第2のレーザー光源の起動は、夫々独
立したスイッチで別々の時間に独立して制御され、かつ
前記観察系と照明系の被検眼に対する角度設定によって
制限されると共に、前記2次元光走査手段による治療用
レーザー光の偏向制御は、被検眼に対して前記細隙灯顕
微鏡を前後左右に移動する移動手段に設けられた操作手
段によって、前記1次元光走査手段による測定用レーザ
ー光の偏向制御とは独立して行われる第1の構成を採用
した。また、前記眼科装置において、前記第1のレーザ
ー光源、1次元光走査手段、光電変換素子、及び信号処
理手段と、被検眼の眼底、及び前眼部に対して夫々治療
用レーザー光を射出する第2と第3のレーザー光源と、
前記照明系内において前記第2のレーザー光源からの治
療用レーザー光を所定の2次元方向に走査して被検眼に
投光するための2次元光走査手段と、前記観察系におい
て被検眼へのアライメント指標を投影するレンズ系、及
び前記第2と第3のレーザー光源の射出する治療用レー
ザー光から検者眼を保護するための光学手段とを備え、
前記第1、第2、第3のレーザー光源の起動は、夫々独
立したスイッチで別々の時間に独立して制御されると共
に、前記2次元光走査手段による治療用レーザー光の偏
向制御は、被検眼に対して前記細隙灯顕微鏡を前後左右
に移動する移動手段に設けられた操作手段によって、前
記1次元光走査手段による測定用レーザー光の偏向制御
とは独立して行われる第2の構成を採用した。さらに、
この第2の構成において、記第1、第2、第3のレー
ザー光源の起動は、夫々独立したスイッチで別々の時間
に独立して制御されると共に、夫々前記観察系と照明系
の被検眼に対する角度設定によって制限されるようにし
た第3の構成を採用した。
【0008】
【作用】このような構造によれば、細隙灯顕微鏡と眼科
測定装置と眼科治療装置としての構成がそれぞれの機能
を損なうことなく有機的に結合、合体された構造であ
る。これにより、一般的に視力に障害のある被検者をそ
れぞれの機能を備えた別々の装置のそれぞれの所へ移動
させることなく、検査、測定、治療の一連の処置を一箇
所で能率良く実施できる。
【0009】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例の詳細を
説明する。
【0010】まず、図1は本発明を適用した眼科装置の
全体の外観を示している。この眼科装置は、細隙灯顕微
鏡、眼科測定装置としてのレーザーフレアメーターない
しレーザーフレアセルメーター、レーザー光凝固装置
(第1の眼科治療装置)、及びレーザー手術装置(第2
の眼科治療装置)としての構成を有機的に組み合わせ、
合体したものとして構成されている。
【0011】図1において、眼科装置本体の全体を支持
するベース板41上には支柱42が垂直に植設され、そ
の上端に額当て44が、中間にはあご載台43が上下方
向に位置調節可能に取り付けられている。被検者はあご
と額をそれぞれあご載台43と額当て44に当て、測定
または治療する被検眼108とは反対側の眼で固視灯4
5を注視する。
【0012】ベース板41上で前後左右に移動可能な移
動台31上には、上下調節ノブ32、ジョイスティック
33、その頭部の操作レバー34、測定用トリガースィ
ッチ35及び上下動ベース56が配置されている。
【0013】上下調節ノブ32を左右に回転することに
より、移動台31上の上下動ベース56が上下に微動す
る。ジョイスティック33を前後左右に傾けることによ
り、その傾きの方向に移動台31がベース板41に対し
て微動する。また、操作レバー34を任意の方向に傾け
ることにより、この傾斜角度が前後及び左右方向に分解
され、この信号によって後述するガルバノメーター11
8及び128が駆動されて後述する治療用レーザービー
ムの被検眼における凝固点が上下左右に微動させられ
る。
【0014】また、上下動ベース56上には主軸36が
垂直に植設されており、これに対し接眼レンズ部12を
備えた顕微鏡本体11を支持した顕微鏡アーム14が軸
受15を介して左右に回動可能に軸支されている。顕微
鏡アーム14の上部で顕微鏡本体11の下側には後述の
第2の治療用レーザー光源151とエイミング用レーザ
ー光源161を内蔵したレーザー光源部13が支持され
ている。
【0015】更に、軸受15の外周には軸受24が回転
可能に嵌合されており、これにより照明ヘッド22とス
リット幅調節ノブ23を有する照明系21が主軸36を
支点として左右に回動可能に軸支されている。また軸受
15の外周にはカム15a〜15cが形成されており、
これらのカムにボール26を介して連動するマイクロス
イッチ25a〜25cが照明系21側に配置されてい
る。
【0016】ところで、本装置を細隙灯顕微鏡として検
査のみに使用する場合には、照明系21の回動角度の全
範囲で使用可能とするが、フレアー又はフレアーセルの
測定、第1の治療用レーザー光による光凝固或いは第2
の治療用レーザー光によるレーザー手術はそれぞれ用途
が異なると同時に照明系21の顕微鏡本体11に対する
使用角度も限定される。この点に着目して本実施例の装
置では、前記の測定、光凝固、及びレーザー手術の各機
能についてそれぞれ異なる限定された使用角度以外では
それぞれのレーザー光源のレーザー光の発振を禁止する
ことにより使用不能にして検者の操作ミスを防止する。
このためにカム15a〜15cとマイクロスイッチ25
a〜25cが角度検出手段として設けられている。
【0017】即ち、図2に示すカム15aとマイクロス
ィッチ25aの組合せは、本装置のフレアーメーター及
びフレアーセルメーターとしての測定モードに対応して
おり、顕微鏡本体11の光軸に対する照明系21の(光
軸の)回動角度が90度を中心にその前後15度の範囲
でのみカム15aの突起151によりスイッチ25aが
オンされる。このオンに応じて後述の信号処理装置51
の制御によりフレアーメーター及びフレアーセルメータ
ーとして使用可能(後述の測定用レーザー光源111ま
たは治療用レーザー光源121の発振が可能)にされ
る。また、前記角度の範囲外ではスイッチ25aがオフ
され、それに応じて上記メーターとして使用不能(前記
レーザー光源111または121の発振が禁止)にされ
るように設定されている。
【0018】また、図3に示すカム15bとマイクロス
イッチ25bの組合せは、後述する第1の治療用レーザ
ー光による光凝固装置のモードに対応しており、この場
合は顕微鏡本体11と照明系21の光軸がほぼ重なり合
う位置0度を中心に左右15度の範囲でのみカム15b
の突起152によりスイッチ25bがオンされ、光凝固
装置として使用可能になるように設定されている。光凝
固装置としては主に被検眼108の眼底(網膜)での糖
尿病性網膜症などの治療に使用される。
【0019】更に図4に示すカム15cとマイクロスイ
ッチ25cの組合せは、後述する第2の治療用レーザー
光によるレーザー手術装置のモードに対応しており、こ
の場合は顕微鏡本体11と照明系21の光軸が重なり合
う位置0度の左右15度の両外側の30度づつの範囲で
のみカム15cの突起153、154によりスイッチ2
5cがオンされ、レーザー手術装置として使用可能にな
るように設定されている。このレーザー手術装置として
は、主に被検眼108の角膜から水晶体或いは硝子体の
前部で、後発白内症などのいわゆる前眼部の手術に使用
される。
【0020】一方、図1において、符号51は上述した
本装置の各機能における各種の信号処理、及び各部の制
御を行なう信号処理装置であり、マイクロコンピュータ
や各種の信号処理手段から構成されている。信号処理装
置51には上述した各機能を操作者が選択するための複
数の選択ボタンスイッチからなるモードセレクター52
が設けられている。また、信号処理装置51には後述の
第1の治療用レーザー光源121が内蔵されており、そ
れによるレーザー光がオプチカルファイバー125を介
して照明系21に導かれるようになっている。
【0021】さらに信号処理装置51には、後述する表
示を行うためのディスプレー53、及び後述する治療装
置としての動作を起動させるためのフートスイッチ54
が接続されている。
【0022】次に本装置の細隙灯顕微鏡、レーザーフレ
アメーターないしレーザーフレアセルメーター、レーザ
ー光凝固装置、及びレーザー手術装置としての構成のそ
れぞれの詳細を図5以下により説明する。
【0023】図5は本装置のレンズ系の全体構成図であ
る。これにより、まず細隙灯顕微鏡の構成の詳細を説明
する。
【0024】図5において符号101は細隙灯顕微鏡の
観察用照明光の光源のハロゲンランプである。このラン
プ101から発する観察用照明光110はコンデンサー
レンズ102で集光され、スリット103を通過する。
スリット103の前方に配置されたシャッター104は
通常は開放されており、測定時のみ閉じて測定光への観
察用照明光の混入を防止している。さらに照明光110
はビームスプリッター105を透過し、投影レンズ10
6を通り、投影プリズム107によって偏向され、被検
眼108の被検部位を照明する。このとき投影レンズ1
06によってスリット103の像が被検部位に結像す
る。
【0025】なお図1のあご載台43と額当44を介し
て被検眼108の被検部位がほぼ主軸36の軸心P上に
位置させられる。また図5に示した被検眼108におい
て、108aは角膜、108bは前房、108cは虹
彩、108dは水晶体、108eは硝子体、108fは
眼底(網膜)である。またスリット103は図面上左右
2枚の刃で構成され、それぞれカムなどによって反対方
向に移動し、スリットの間隔が可変になっている。細い
スリットは被検眼の光切断により断面形状の観察や測定
用レーザー光の結像位置の検知に使用される。また幅広
のスリットは広い面の観察や治療用レーザー光の光凝固
位置の確認などに使用されるが、角膜反射などの有害光
除去のため、スリット幅は照明系21の回動と合せ頻繁
に調節される。
【0026】被検眼108の被検部位で反射された照明
光110は観察光130として対物レンズ131、ビー
ムスプリッター132、及び常時固定の第2の治療用レ
ーザー光(YAG)用のセフティーフィルター134を
通過し、2組の結像レンズ135と正立プリズム136
による正立像を結び、それを左右の接眼レンズ137に
より立体観察できる。138は検者眼である。
【0027】なお、ビームスプリッター132は可視光
に対しては約50%透過、約50%を反射し、第2の治
療用レーザー光である、例えばYAGレーザー光は全て
反射する特性を有する。即ちビームスプリッター132
は通常ハーフミラーとして構成されているために観察光
130はビームスプリッター132により光量が半減す
る。従って検者が適正な明るさで観察しようとすると、
照明光110は2倍の光量で照明しなければならない。
その場合、被検者は余分な眩しさに耐えなければならな
い。
【0028】そこでビームスプリッター132を図6に
示す様な部分反射ミラー132aとして構成することも
可能であり、この場合、2個の楕円部分132cは可視
光を全光量透過し、その周辺のハッチング部分で測定光
を含め全光量を反射し、YAGレーザー光は全面で反射
する構成とする。なおドットミラー132dは後述のア
ライメント指標の光を反射する。上記の様な部分反射ミ
ラー132aで構成すれば被検者の眩しさの負担は半分
で済む。
【0029】また、ビームスプリッター132とともに
細隙灯顕微鏡の観察光学系に配置されたセフティーフィ
ルター133は第1の治療用レーザー光、例えばアルゴ
ンレーザー光を遮断するフィルターであり、通常は光路
から退避しており、治療時に治療光の発振する直前に光
路に投入される。セフティーフィルター134は可視光
を透過しYAGレーザー光を遮断する特性を有し常時観
察光路に固定されている。
【0030】以上の各部材から構成される細隙灯顕微鏡
において、対物レンズ131〜接眼レンズ137は図1
の顕微鏡本体11に設けられ、ハロゲンランプ101〜
投影プリズム107は照明系21に設けられる。そして
顕微鏡本体11と照明系21は主軸36の軸心Pを中心
としてそれぞれ左右に回動可能であり、対物レンズ13
1の被検眼108側の焦点或いは焦点面、及び照明系2
1のスリットの結像面はいずれも上記軸心Pに一致させ
ている。また被検眼108の被検部位は軸心P上に位置
させられる。従ってスリット像(投影レンズ系を共有す
る後述の測定用レーザー光を含め)は照明系21を任意
の角度に回動しても常にシャープに観察することができ
る。
【0031】次に、レーザーフレアーメーターとしての
構成について説明する。図5において、符号111はレ
ーザーフレアーメーターの測定用レーザー光源であり、
例えば半導体レーザーである。このレーザー光源111
から発せられたレーザービーム112はコリメーターレ
ンズ113によって平行光となり、レンズ114の楕円
ビーム整形用エキスパンダーによって円形平行光とな
る。さらにダイクロイックミラー115を透過し、レン
ズ116を通り、ガルバノメーター118で駆動される
垂直走査ミラー117及びビームスプリッター105で
反射され、観察用照明光110とともに投影レンズ10
6を通り、投影プリズム107で反射され、被検眼10
8の前房108bに投光される。
【0032】このとき、ビームスプリッター105は可
視光に対して約50%を反射、約50%を透過するよう
に構成されている。
【0033】また、レーザービーム112は投影レンズ
106によりスリット光とともに主軸36の軸心P点上
に集光するように調整され、更にガルバノメーター11
8に直結された垂直走査ミラー117の図中時計方向の
回動により、垂直方向に(被検眼108に対して図中下
方から上方に向って)走査される。
【0034】なお、測定用レーザー光源111〜垂直走
査ミラー117が照明系21に配置されるのは勿論であ
る。
【0035】ところで、本装置をレーザーフレアーメー
ターのモードで使用する場合、図7に示すように、顕微
鏡本体11の測定光軸140に対して照明系21のレー
ザービーム112が約90度をなすように顕微鏡本体1
1と照明系21の回動位置が設定されており、被検眼の
視線108gは固視灯45によって測定光軸140に対
し30度〜60度位に誘導される。
【0036】そして被検眼108の前房108b内で主
軸36の軸心P上に集光したレーザービーム112が前
房内に浮遊する蛋白微粒子によって散乱され、このレー
ザー散乱光の強度を顕微鏡本体11側に設けられた光電
変換素子145により、レーザービームの90度側方か
ら測定する。
【0037】すなわち、図5において、レーザービーム
112の散乱光(測定光140)は対物レンズ131を
通り、ビームスプリッター132で反射され、集光レン
ズ141により測定マスク143に集光され、フィルタ
ー144を透過して光電変換素子145に入射する。こ
のときシャッター142は通常は開放されており、治療
用レーザー光の使用の際、光電変換素子145の保護の
ため閉鎖する。
【0038】フィルター144は有害光を除き、測定用
レーザー光のみを透過させる特性を有し、半暗室程度の
診察室での使用に備える。
【0039】一方、顕微鏡本体11を被検眼108の被
検部位にアライメントし、被検眼108の測定部位を特
定するために、アライメント指標を投影するアライメン
ト用マスク装置が顕微鏡観察光学系の左眼側130b
(図7参照)に配置されており、発光素子146の光は
アライメント用マスク147を照明し、これを通過した
光はレンズ148、フィルター149を通り、ビームス
プリッター132で反射され、顕微鏡の左眼側で被検眼
とアライメントマスクの指標像とが合成されて見ること
ができる。
【0040】なお、フィルター149は第2の治療用レ
ーザー光から発光素子146を保護するものである。ま
た、発光素子146としては測定用レーザー光源111
の赤色に対し、波長が充分に異なった緑色のLEDが使
用される。
【0041】次に、フレアーセルメーターとしての構成
について説明する。上述したフレアーメーターの機能
は、測定用レーザービームを下方から上方へ一次元的に
走査するのみで、1個の平面内に限定される。ここで測
定される容積が少ないので、被検眼の前房内に浮遊する
微粒子のうち一様に分布するアルブミン/グロブリンな
どの測定には問題ないが、セルの様に大きな粒子の場
合、数が少ないと充分に捕捉されず測定精度が悪くな
る。この対策として測定用レーザービームの走査方向を
垂直方向だけでなく水平方向(奥行き)を加え、二次元
的に走査することで解決した。
【0042】このために、図5には示していないが、図
8に示すように、測定用レーザー光源111と垂直方向
の走査ミラー117との間にガルバノメーター128に
より回動される水平走査ミラー127を配置し、信号処
理装置51によってガルバノメーター118の駆動を制
御して水平方向にも走査を行なうように構成する。なお
水平方向に走査するため、ミラー115aと水平走査ミ
ラー127との光路は図の紙面に対し垂直方向に配置さ
れる。
【0043】以上のように構成されたフレアーメーター
ないしフレアーセルメーターにより、フレアー或いはフ
レアーセルの測定を行なうには、先ず信号処理装置51
のモードセレクター52でFLARE又はFLARE−
CELLを選択する。これによりハロゲンランプ101
と測定用レーザー光源111及び発光素子146が点灯
する。顕微鏡本体11に対する照明系21の位置を図2
のように約90度に設定し、スリット幅は細いスリット
にセットし、顕微鏡の接眼レンズ部12を覗きながらジ
ョイスティック33及び上下調節ノブ32を操作して、
被検眼108の測定点に移動調節する。そして測定点が
確定した所で測定用トリガースイッチ35を押して測定
を開始する。測定信号、すなわち光電変換素子145の
出力信号は信号処理装置51で処理され、それから判定
可能な測定情報が求められ、ディスプレイ53に出力さ
れて表示される。
【0044】なお、ここで顕微鏡本体11に対する照明
系21の位置が図2の90度を中心とした左右15度の
範囲内になければ、マイクロスイッチ25aがオフし、
信号処理装置51の制御により測定動作が禁止される。
【0045】次に第1の治療用レーザー光を使った光凝
固装置について説明する。図5において、符号121は
第1の治療用レーザー光源であり、例えばアルゴンレー
ザーとする。このレーザー光源121からのレーザービ
ーム122は減光フィルター123で減光され、エイミ
ング用となる。さらにレーザービーム122は集光レン
ズ124で集光され、オプチカルファイバー125の入
射端に入り、その射出端からレンズ126により平行光
となり、水平走査ミラー127、ダイクロイックミラー
115で反射され、レンズ116で集光する。更に垂直
走査ミラー117で反射され、ビームスプリッターでハ
ロゲンランプ101の照明光と合成され、投影レンズ1
06と投影プリズム107によって被検眼108に達す
る。図8の構成の場合もこれと同様である。
【0046】なお、第1の治療用レーザー光は主に眼底
で糖尿病網膜症などの光凝固に使用されるので、照明光
及びレーザー光の結像面と顕微鏡の焦点面を被検眼10
8の眼底108fに合わせる必要がある。このため、図
10に示すように、被検眼108の屈折機能を中和する
ためにコンタクトレンズ109を使用する。
【0047】このとき観察用照明光110は眼底の光凝
固位置を観察するために役立つ。眼底に結像したスリッ
ト及びレーザービーム122のスポット像からの反射光
は投影プリズム107の側方を通り、対物レンズ13
1、ビームスプリッター132、セフティーフィルター
134を通り、正立プリズム136で正立像となって接
眼レンズ136の焦点面に結像し、検者眼138はこれ
を観察できる。
【0048】検者は眼底に結像しているレーザー光のス
ポット像を光凝固位置に移動させるために(図1におい
て)操作レバー34を傾動操作する。操作レバー34の
傾動信号は前後及び左右の信号に分解されて信号処理装
置51に入力され、その入力に応じて信号処理装置51
はガルバノメーター118、128を駆動し、眼底10
8fでスポット像を上下左右に移動させる。
【0049】顕微鏡は被検部位を見易くするために又は
スポット像を光凝固位置に移動する手段として頻繁に微
動調節が行なわれている。操作者の片手は常時コンタク
トレンズ109を保持しているが、他方の手はこのジョ
イスティック33を握っている。従って操作レバー34
はジョイスティック33の頭部に配置するのが最も使い
易い位置となる。
【0050】スポット像が所定の凝固点にあることを確
認してフートスイッチ54を踏む。これに応じて、まず
セフティーフィルター133が観察光路に入り、検者眼
138を保護した上で減光フィルター123がレーザー
ビーム122の光路から脱出し、第1の治療用レーザー
光源121が設定値まで光量を増加して光凝固治療が行
なわれる。このときシャッター142は光電変換素子1
45を保護するために閉鎖している。
【0051】このような第1の治療用レーザー光による
光凝固治療を行なう場合、先ず図1の信号処理装置51
のモードセレクター52でARを選択すると、ハロゲン
ランプ101と信号処理装置51に組込まれた第1の治
療用レーザー光源121が点灯する。なお、照明系21
の位置は、図3、図10に示したように顕微鏡11とほ
ぼ重なり合う0度の位置から左右に15度回動した位置
まで使用可能範囲とする。それ以上回動すると瞳孔に制
限されて眼底まで照明光は届かない。この状態でレーザ
ービームのスポット像を眼底108fの所定点に移動調
節してフートスイッチ54を踏むことにより光凝固治療
が行なわれる。
【0052】なお、第1の治療用レーザー光源121と
してはアルゴンに限られることなくクリプトン、DYE
などに置きかえることもできる。
【0053】また、先述したフレアーメーターの測定用
レーザー光源111を無くして治療用レーザー光源12
1を測定用に兼用することも可能である。その場合の構
成を図9に示してある。図9において、減光された第1
の治療用レーザー光源からのレーザービームはオプチカ
ルファイバー125を経てその射出端からレンズ126
を通り、水平走査ミラー127及びミラー115aで反
射され、レンズ116を通り、垂直走査ミラー117で
反射され、ビームスプリッター105で照明光110と
合成される。
【0054】この場合、図1のモードセレクター52に
より、FLARE或いはFLARE−CELLのモード
にセットすると、ハロゲンランプ101と第1の治療用
レーザー光源121が点灯し、ガルバノメーター11
8、128の駆動制御も測定モードに変わり、測定の開
始には測定用トリガースイッチ35が使用される。
【0055】次に第2の治療用レーザー光を使ったレー
ザー手術装置について説明する。図5において、符号1
61はレーザー手術装置のエイミング用レーザー光源1
61であり、例えばHe−Neレーザーとする。このレ
ーザー光源161から発せられるレーザービーム162
は減光フィルター163を通り、ビームエキスパンダー
164で拡大して平行板ビームスプリッター165に入
射する。ここでビームは2本の並行ビーム162a、1
62bとなり、ダイクロイックミラー154で第2の治
療用レーザー光と合成される。そして、ビーム162
a、162bはレンズ155を通り、可動ミラー156
の反射位置で反射され、測定用の集光レンズ141を逆
に進み、平行光線となってビームスプリッター132で
反射され、対物レンズ131によって主軸36の軸心P
上を焦点面に集光する。このときエイミングビーム16
2a、162bの集光点と焦点面が一致しているときは
1個のスポットになり、集光点と焦点面にズレがあると
きには2個のスポットになる。
【0056】一方、符号151は第2の治療用レーザー
光源であり、例えばYAGレーザーとする。このレーザ
ー光源151からのレーザービーム152はビームエキ
スパンダー153で拡大され、ダイクロイックミラー1
54でエイミングビーム162a、162bと合成さ
れ、この2本のビームの中間を進み、エイミングビーム
162a、162bの集光点に集光するように構成され
ている。
【0057】エイミングビーム162a、162bの集
光点からの反射光は対物レンズ131を通り、ビームス
プリッター132、セフティーフィルター134を透過
し、結像レンズ136、接眼レンズの手前側に結像し、
これを正立プリズム136で正立像として検者は接眼レ
ンズ137で観察できる。
【0058】この様な構成により、不可視光である第2
の治療用レーザー光の集光点及び焦点面との合致状況を
エイミング用レーザー光で確認することができる。
【0059】なお第2の治療用レーザー光に対して、セ
フティーフィルター134が検者眼138を保護し、フ
ィルター149が発光素子146を保護し、シャッター
142が光電変換素子145を保護している。
【0060】本装置をレーザー手術装置として使用する
場合、先ず信号処理装置51のモードセレクター52の
YAGを選択することにより、ハロゲンランプ101と
エイミング用レーザー光源161が点灯し、第2の治療
用レーザー光源151が発振可能の状態になり、可動ミ
ラー156が光路に入り、エイミング用レーザー光を反
射する。そして検者がジョイスティック33及び上下調
節ノブ32を微動操作することによりエイミングビーム
162a、162bの集光点を移動でき、その集光点を
確認してフートスイッチ54を踏めば第2の治療用レー
ザー光が発振して手術が行なわれる。
【0061】なお、この場合に顕微鏡本体11に対する
照明系21の位置が図4及び図11において顕微鏡本体
11の光軸の左右15度以内の範囲は使用不能範囲と
し、左右15度から外側の30度の範囲内を使用可能範
囲とする。この理由の一つは照明ヘッド22の後方から
治療用レーザー光が射出するためにレーザー光が照明ヘ
ッド22に当らないようにするためである。レーザー光
が照明ヘッド22で反射すると、目的外の方向に散乱し
被検者ばかりでなく検者や周囲の介護者などにも被害が
及ぶ危険がある。今ひとつは前記の様に治療部位が前眼
部であるから15度から60度の位置で照明が可能であ
る。
【0062】以上のような本実施例の眼科装置によれ
ば、細隙灯顕微鏡、レーザーフレアーメーターないしレ
ーザーフレアーセルメーター、レーザー光凝固装置、及
びレーザー手術装置としての構成がそれぞれの機能を損
なうことなく有機的に結合、合体された構造であり、こ
れにより、一般的に視力に障害のある被検者をそれぞれ
の機能を備えた別々の装置のそれぞれの所へ移動させる
ことなく、検査、測定、治療の一連の処置を一箇所で能
率良く実施できる。そして前記の各装置を別々に設置す
る場合に比べて装置の設置スペースを大幅に節約できる
とともに、生産コストを大幅に削減できる。
【0063】しかも、本実施例の眼科装置によれば、 (1)モードセレクター52により上記各機能を選択す
る。
【0064】(2)カム15a〜15cとマイクロスイ
ッチ25a〜25cを介して、細隙灯顕微鏡以外の機能
について、照明系21の使用可能な角度をそれぞれの適
用範囲に合せて限定する。
【0065】(3)測定の起動は移動台31に配置した
トリガースイッチ35(手で操作)、治療の起動は全て
フートスイッチ54(足で操作)というように操作手段
を分離した。
【0066】という3段階の操作ミス防止対策により、
操作ミスを確実に防止でき、操作を行なう検者の精神的
負担を軽減できる。
【0067】なお、以上の実施例では第1の治療用レー
ザー光による光凝固装置としての構成と、第2の治療用
レーザー光によるレーザー手術装置としての構成の両方
を設けるものとしたが、両構成の内の一方だけを設ける
ものとしても良い。
【0068】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の眼科装置によれば、細隙灯顕微鏡と眼科測定装置と眼
科治療装置としての構成がそれぞれの機能を損なうこと
なく有機的に結合、合体された構造であり、これによ
り、一般的に視力に障害のある被検者をそれぞれの機能
を備えた別々の装置のそれぞれの所へ移動させることな
く、検査、測定、治療の一連の処置を一箇所で能率良く
実施できる。そして、前記の各装置を別々に設置する場
合に比べて装置の設置スペースを大幅に節約できるとと
もに、生産コストを大幅に削減できる。また、眼科測定
装置と眼科治療装置としての機能のそれぞれを使い分け
る上で、操作ミスを確実に防止でき、操作を行なう検者
の精神的負担を軽減できるという優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の眼科装置全体の外観と構成を
示す一部破断側面図である。
【図2】フレアーないしフレアーセル測定時の顕微鏡本
体と照明系の使用可能な角度位置関係とそれを検出する
ためのカム、マイクロスイッチを示す説明図である。
【図3】レーザー光凝固装置のモードでの使用可能な角
度位置関係を検出するためのカムとマイクロスイッチの
説明図である。
【図4】レーザー手術装置のモードでの使用可能な角度
位置関係を検出するためのカムとマイクロスイッチの説
明図である。
【図5】実施例の眼科装置全体のレンズ系の構成を示す
構成図である。
【図6】ビームスプリッターとして用いられる部分反射
ミラーの構成例を示す説明図である。
【図7】フレアーないしフレアーセル測定時の顕微鏡光
軸に対する照明系の位置関係を示す説明図である。
【図8】レーザーフレアーセルメーターの照明レンズ系
の構成を示す構成図である。
【図9】第1の治療用レーザー光を測定用に兼用する場
合のレンズ系の構成図である。
【図10】レーザー光凝固装置のモードでの顕微鏡光軸
に対する照明系の位置関係を示す説明図である。
【図11】レーザー手術装置のモードでの顕微鏡光軸に
対する照明系の位置関係を示す説明図である。
【符号の説明】
11 顕微鏡本体 14 顕微鏡アーム 15a〜15c カム 21 照明系 25a〜25c マイクロスイッチ 33 ジョイスティック 34 操作レバー 35 測定用トリガースイッチ 36 主軸 51 信号処理装置 52 モードセレクター 53 ディスプレー 54 フートスイッチ 101 ハロゲンランプ 103 スリット 108 被検眼 111、121、151、161 レーザー光源 117 垂直走査ミラー 118、128 ガルバノメーター 127 水平走査ミラー 131 対物レンズ 137 接眼レンズ 145 光電変換素子 146 発光素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−193639(JP,A) 特開 昭63−216565(JP,A) 特開 昭63−288133(JP,A) 特開 平4−336028(JP,A) 特開 平1−254160(JP,A) 特開 昭60−108064(JP,A) 特開 平3−118060(JP,A) 特開 平4−176474(JP,A) 実開 昭62−119915(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 3/00 - 3/16 A61F 9/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼を拡大観察するための観察系と、
    被検眼を照明する照明系と、前記観察系の焦点面内に被
    検眼を位置づける支持手段とを有し、前記観察系と照明
    系とが夫々の光軸に直交する主軸を支点として被検眼を
    中心に別々に回動可能に設けられた細隙灯顕微鏡を備え
    た眼科装置において、 測定用レーザー光を射出する第1のレーザー光源と、 前記照明系内において前記測定用レーザー光を所定の1
    次元方向に走査して被検眼に投光するための1次元光走
    査手段と、 前記測定用レーザー光の被検眼からの散乱光を受光する
    光電変換素子と、 該素子の出力信号を処理して所定の計測情報を出力する
    信号処理手段と、 治療用レーザー光を射出する第2のレーザー光源と、 前記照明系内において前記治療用レーザー光を所定の2
    次元方向に走査して被検眼に投光するための2次元光走
    査手段と、 前記観察系において被検眼へのアライメント指標を投影
    するレンズ系、及び前記治療用レーザー光から検者眼を
    保護するための光学手段とを備え、 前記第1と第2のレーザー光源の起動は、夫々独立した
    スイッチで別々の時間に独立して制御され、かつ前記観
    察系と照明系の被検眼に対する角度設定によって制限さ
    れると共に、 前記2次元光走査手段による治療用レーザー光の偏向制
    御は、被検眼に対して前記細隙灯顕微鏡を前後左右に移
    動する移動手段に設けられた操作手段によって、前記1
    次元光走査手段による測定用レーザー光の偏向制御とは
    独立して行われることを特徴とする眼科装置。
  2. 【請求項2】 被検眼を拡大観察するための観察系と、
    被検眼を照明する照明系と、前記観察系の焦点面内に被
    検眼を位置づける支持手段とを有し、前記観察系と照明
    系とが夫々の光軸に直交する主軸を支点として被検眼を
    中心に別々に回動可能に設けられた細隙灯顕微鏡を備え
    た眼科装置において、 測定用レーザー光を射出する第1のレーザー光源と、 前記照明系内において前記測定用レーザー光を所定の1
    次元方向に走査して被検眼に投光するための1次元光走
    査手段と、 前記測定用レーザー光の被検眼からの散乱光を受光する
    光電変換素子と、 該素子の出力信号を処理して所定の計測情報を出力する
    信号処理手段と、 被検眼の眼底、及び前眼部に対して夫々治療用レーザー
    光を射出する第2と第3のレーザー光源と、 前記照明系内において前記第2のレーザー光源からの治
    療用レーザー光を所定の2次元方向に走査して被検眼に
    投光するための2次元光走査手段と、 前記観察系において被検眼へのアライメント指標を投影
    するレンズ系、及び前記第2と第3のレーザー光源の射
    出する治療用レーザー光から検者眼を保護するための光
    学手段とを備え、 前記第1、第2、第3のレーザー光源の起動は、夫々独
    立したスイッチで別々の時間に独立して制御されると共
    に、 前記2次元光走査手段による治療用レーザー光の偏向制
    御は、被検眼に対して前記細隙灯顕微鏡を前後左右に移
    動する移動手段に設けられた操作手段によって、前記1
    次元光走査手段による測定用レーザー光の偏向制御とは
    独立して行われることを特徴とする眼科装置。
  3. 【請求項3】 記第1、第2、第3のレーザー光源の
    起動は、夫々独立したスイッチで別々の時間に独立して
    制御されると共に、夫々前記観察系と照明系の被検眼に
    対する角度設定によって制限されることを特徴とする
    求項2に記載の眼科装置。
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