JP3960015B2 - 電源回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、低消費電力モードにおける電力削減と通常動作モードへの復帰時間短縮の両方を実現するようにした電源回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、省エネルギーという観点から、携帯機器等の分野では、細かくモード制御を行って、電力削減を図るようになってきた。低消費電力モードでは、たとえ数mWの微小電力でも削減をすることが必須となってきた。しかし、その一方で、低消費電力モードから通常動作モードへの切り替え時間は従来以上の高速化が求められている。
【0003】
以下に従来の省電力タイプの電源回路について説明する。
【0004】
図3は従来から知られている省電力タイプの電源回路の一般的な構成である。図3において、1はVcc電源端子、2はGND端子、3は低消費電力モードと通常動作モードとを制御するモード制御回路、4はカレントミラー回路、12は電源の電圧変動と温度変動に依存せず高精度な一定電圧を発生する電圧源回路、6は基準電圧12で発生した電圧をバッファーし負荷を駆動する増幅器、7は出力端子である。従来の電源回路では低消費電力モードと通常動作モードとを制御するモード切り替え用のMOSトランジスタM4はVcc電源端子1に接続されている。
【0005】
まず、電圧源回路12について説明する。電圧源回路12は、基本的なバンドギャップ回路より構成されている。コレクタ・ベース間を接続しエミッタを抵抗4を介して接地したNPNトランジスタQ3と、NPNトランジスタQ3のベースとベースを共通に接続したエミッタ接地のNPNトランジスタQ4より構成されている。ここで、NPNトランジスタQ3とNPNトランジスタQ4のエミッタ面積比をN:1とする。NPNトランジスタQ3のコレクタにつながる抵抗R3は増幅器6の入力端子につながる。NPNトランジスタQ3とNPNトランジスタQ4のエミッタ面積比や抵抗R4と抵抗R3の比を調整することによって、増幅器6の出力端子7から出力される電圧は、Vcc電源端子1の電圧変動や温度変動に無関係の高精度の一定電圧となる。また発振止め容量C1の一方の端子は、NPNトランジスタQ3のベースとNPNトランジスタQ4のベースに接続され、他方の端子はGND端子2に接続されている。
【0006】
次にカレントミラー回路4について説明する。カレントミラー回路4の入力側のトランジスタはコレクタ・ベースを接続したPNPトランジスタQ2であり、PNPトランジスタQ2のベースに並列にPNPトランジスタQ1とPNPトランジスタQ6のベースが接続されている。PNPトランジスタQ1のコレクタは抵抗R3を介してNPNトランジスタQ3のコレクタに接続され、PNPトランジスタQ6のコレクタは出力端子9に接続される。抵抗R1、抵抗R2、抵抗R5の一端をVcc電源端子1に接続し、他端をそれぞれPNPトランジスタQ1のエミッタ、PNPトランジスタQ2のエミッタ、PNPトランジスタQ6のエミッタに接続することにより、PNPトランジスタQ1のコレクタ、PNPトランジスタQ2のコレクタ、PNPトランジスタQ6のコレクタに流れる電流のミラー比を1に近づけることが可能となり、高精度のカレントミラー回路を実現できる。
【0007】
省電力モードでは、モード制御回路3から送られてきた制御信号により、MOSトランジスタM4が遮断すると、電圧源回路12には、全く電流が流れず、消費電力は0となる。
【0008】
通常動作モードでは、モード制御回路3から送られてきた制御信号により、MOSトランジスタM4が導通し、NPNトランジスタQ3に流れる電流I6とNPNトランジスタQ4に流れる電流I7は等しく、次式で示される。
【0009】
I6=I7=(kT/q)×[ln(N/1)]×(1/R4)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、低消費電力モードでは電力削減ができるものの、低消費電力モードから通常動作モードへの切り替え時間が非常に長いという欠点を有していた。以下にその動作説明をする。
【0011】
まず、低消費電力モードでは、NPNトランジスタQ3に流れる電流I6とNPNトランジスタQ4に流れる電流I7が0であるため、NPNトランジスタQ3のベース電位とNPNトランジスタQ4のベース電位が0となり、発振止め容量C1には、全く電荷が蓄積されていない。また各素子の寄生容量にも全く電荷が蓄積されていない。
【0012】
次に、通常動作モードになると、NPNトランジスタQ3とNPNトランジスタQ4には電流が流れ始め、発振止め容量C1や各素子の寄生容量には、通常動作モードに完全に落ち着くまで電荷が蓄積され続ける。発振止め容量C1の容量値や電流値などにもよるが、一般に、低消費電力モードから通常動作モードへの切り替え時間は数μsecもの時間を要してしまい、非常に長いという欠点を有していた。
【0013】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、低消費電力モードにおける電力削減と通常動作モードへの復帰時間短縮の両方を実現することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の電源回路は、コレクタ・ベース間を接続しエミッタを第1の抵抗を介して接地した第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタのベースとベースを共通に接続したエミッタ接地の第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタのベース・エミッタ間に接続された容量と、前記第2のトランジスタのコレクタ電流をミラー反転するカレントミラー回路と、前記第1のトランジスタのコレクタに一端を接続し、他端に前記カレントミラー回路内の出力側トランジスタの出力電流が与えられる第2の抵抗と、コレクタ・エミッタ間が前記第2のトランジスタのそれらと並列に接続された第3のトランジスタと、前記第2のトランジスタのベースと前記第3のベースとの間の導通状態をスイッチするスイッチ手段と、低消費電力モード時に前記スイッチ手段を導通させ、通常動作モード時に前記スイッチ手段を遮断するモード制御回路とを備え、前記第2の抵抗の一端から出力電圧として取り出す構成としている。
【0015】
この構成により、低消費電力モードには第3のトランジスタにおける電力削減と通常動作モードへの復帰時間短縮の両方を実現することができる。
【0016】
また、他の構成の電源回路は、コレクタ・ベース間を接続しエミッタを第1の抵抗を介して接地した第1のトランジスタと、第1のトランジスタのベースとベースを共通に接続したエミッタ接地の第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタのコレクタ電流をミラー反転するカレントミラー回路と、前記第1のトランジスタのコレクタに一端を接続し、他端に前記カレントミラー回路内の出力側トランジスタの出力電流が与えられる第2の抵抗と、前記第1の抵抗の抵抗値を大と小とに切り換えるスイッチ手段と、前記スイッチ手段を制御して第1の抵抗の抵抗値を低消費電力モード時には大とし、通常動作モード時には小とするモード制御回路とを備え、前記第2の抵抗の一端から出力電圧として取り出す構成である。
【0017】
請求項3記載の電源回路と請求項4記載の電源回路によれば、請求項1や請求項2と同様な効果がある。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下本発明の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施形態における、低消費電力モードにおける電力削減と通常動作モードへの復帰時間短縮の両方を実現することができる電源回路である。図1において、モード制御回路3、カレントミラー回路4、増幅器6は従来例に示す図3と同じ構成をしている。
【0019】
電圧源回路5は、コレクタ・ベース間を接続しエミッタを抵抗4を介して接地したNPNトランジスタQ3と、NPNトランジスタQ3のベースとベースを共通に接続したエミッタ接地のNPNトランジスタQ4と、コレクタ・エミッタ間がNPNトランジスタQ4のそれらと並列に接続し、NPNトランジスタQ4のベースに、モード切り替え用のMOSトランジスタM1を介してベースが接続したNPNトランジスタQ5と、NPNトランジスタQ5のベースとGNDとの間に設けられたモード切り替え用のMOSトランジスタM2とを備えたものである。MOSトランジスタM1のゲートはモード制御回路3に接続され、MOSトランジスタM2のゲートは、インバーター8を介してモード制御回路3に接続される。ここで、NPNトランジスタQ3とNPNトランジスタQ4とNPNトランジスタQ5のエミッタ面積比をN:1:Mとする。抵抗R3の一方の端子はNPNトランジスタQ3のコレクタにつながり、他方の端子は増幅器6の入力端子につながる。通常動作モードでは、NPNトランジスタQ3とNPNトランジスタQ4のエミッタ面積比や抵抗R4と抵抗R3の比を調整することによって、増幅器6の出力端子7から出力される電圧は、Vcc電源端子1の電圧変動や温度変動に無関係の高精度の一定電圧となる。また発振止め容量C1の一方の端子は、NPNトランジスタQ3のベースとNPNトランジスタQ4のベースに接続され、他方の端子はGND端子2に接続されている。
【0020】
以上のように構成された電圧源回路5について、以下その動作を説明する。
【0021】
まず、低消費電力モードでは、モード制御回路3から送られてきた制御信号により、スイッチ手段10を構成するMOSトランジスタM1は導通し、MOSトランジスタM2は遮断する。このため、NPNトランジスタQ5はONする。このとき、NPNトランジスタQ4に流れる電流I2と NPNトランジスタQ5に流れる電流I3の総和とNPNトランジスタQ3に流れる電流I1は等しく、その関係は次式で示される。
【0022】
I1=I2+I3=(kT/q)×[ln(N/(1+M))]×(1/R4)
NPNトランジスタQ4のエミッタ面積とNPNトランジスタQ5 のエミッタ面積の総和とNPNトランジスタQ3のエミッタ面積の比(N/(1+M))を1に近づけることにより、I1=I2+I3は0ではないが、限りなく消費電力を0に近づけることができる。ここで、NPNトランジスタQ3とNPNトランジスタQ4とNPNトランジスタQ5には若干電流が流れてONしているため、NPNトランジスタQ3のベース電位とNPNトランジスタQ4とNPNトランジスタQ5のベース電位は、拡散プロセスにも依るが0.75V程度となり、発振止め容量C1には電荷が蓄積されている状態となっている。また、各素子の寄生容量にも電荷が蓄積されている状態となっている。ただし、この低消費電力モードにおける増幅器6の出力端子7から出力される電圧は、Vcc電源端子1の電圧変動や温度変動によって変化してしまい、一定電圧となってはいないことに注意したい。
【0023】
一方、通常動作モードとなり、モード制御回路3から送られてきた制御信号により、MOSトランジスタM1は遮断し、MOSトランジスタM2は導通する。このため、NPNトランジスタQ5はOFFする。このとき、NPNトランジスタQ3に流れる電流I1とNPNトランジスタQ4に流れる電流I2は等しく、次式で示される。
【0024】
I1=I2=(kT/q)×[ln(N/1)]×(1/R4)
また、この通常動作モードでのNPNトランジスタQ3に流れる電流I1とNPNトランジスタQ4に流れる電流I2は、低消費電力モードでのそれぞれに流れる電流に比べて大きいため、NPNトランジスタQ3のベース電位とNPNトランジスタQ4のベース電位は、拡散プロセスにも依るが、省電力モードよりは若干大きな0.80V程度となり、発振止め容量C1には、電荷が蓄積されている状態となっている。また、各素子の寄生容量にも電荷が蓄積されている状態となっている。
【0025】
次に、低消費電力モードから通常動作モードへの切り替え時間について、以下にその動作説明をする。低消費電力モードでは、発振止め容量C1には0.75V程度の電荷が蓄積され、各素子の寄生容量にも電荷が蓄積されていた。また、通常動作モードでは、発振止め容量C1には0.80V程度の電荷が蓄積され、各素子の寄生容量にも電荷が蓄積されている。このため、低消費電力モードから通常動作モードへの切り替えの際は、発振止め容量C1への電荷注入や各素子の寄生容量への電荷注入は非常に少なくて済み、切り替え時間は非常に短くて、数10nsから数100nsの時間を要するのみである。
【0026】
以上のように第1の実施形態によれば、NPNトランジスタQ4のベースに、モード切り替え用のMOSトランジスタM1を介してベースが接続したエミッタ接地のNPNトランジスタQ5と、NPNトランジスタQ5のベースとGNDとの間に設けられたモード切り替え用のMOSトランジスタM2とを備えることにより、低消費電力モードにおける電力削減と通常動作モードへの復帰時間短縮の両方を実現することができる。
【0027】
以下本発明の第2の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図2は本発明の第2の実施形態における、低消費電力モードにおける電力削減と通常動作モードへの復帰時間短縮の両方を実現することができる電圧源回路である。図2において、モード制御回路3、カレントミラー回路4、増幅器6は従来例に示す図3や第1の実施形態で示す図1における構成と同じである。
【0028】
電圧源回路11は、抵抗R4の一方の端子とGND端子2の間に設けられたモード切り替え用のMOSトランジスタM3と、MOSトランジスタM3の両端と並列に接続された抵抗R6と、抵抗R4の他方の端子にエミッタが接続して、ベース・コレクタが接続したNPNトランジスタQ3と、NPNトランジスタQ3のベースにベースが接続したエミッタ接地のNPNトランジスタQ4とを備えたものである。MOSトランジスタM3のゲートはモード制御回路に接続される。ここで、NPNトランジスタQ3とNPNトランジスタQ4のエミッタ面積比をN:1とする。抵抗R3の一方の端子はNPNトランジスタQ3のコレクタにつながり、他方の端子は増幅器6の入力端子につながる。通常動作モードでは、NPNトランジスタQ3とNPNトランジスタQ4のエミッタ面積比や抵抗R4と抵抗R3の比を調整することによって、増幅器6の出力端子7から出力される電圧は、Vcc電源端子1の電圧変動や温度変動に無関係の高精度の一定電圧となる。また発振止め容量C1の一方の端子は、NPNトランジスタQ3のベースとNPNトランジスタQ4のベースに接続され、他方の端子はGND端子2に接続されている。
【0029】
以上のように構成された電圧源回路11について、以下その動作を説明する。まず、低消費電力モードでは、モード制御回路3から送られてきた制御信号により、MOSトランジスタM3は遮断する。このため、NPNトランジスタQ3のエミッタは、抵抗R4と抵抗R6を介して接地されることになる。このとき、NPNトランジスタQ3に流れる電流I4とNPNトランジスタQ4に流れる電流I5は等しく、次式で示される。
【0030】
I4=I5=(kT/q)×[ln(N/1)]×(1/(R4+R6))
抵抗R6を大きくすることにより、I4=I5は0ではないが、限りなく消費電力を0に近づけることができる。また、NPNトランジスタQ3とNPNトランジスタQ4には若干電流が流れてONしているため、、NPNトランジスタQ3のベース電位とNPNトランジスタQ4のベース電位は拡散プロセスにも依るが0.75V程度となり、発振止め容量C1には、電荷が蓄積されている状態となっている。また、各素子の寄生容量にも電荷が蓄積された状態となっている。ただし、この低消費電力モードにおける増幅器6の出力端子7から出力される電圧は、Vcc電源端子1の電圧変動や温度変動によって変化してしまい、一定電圧となってはいないことに注意したい。
【0031】
一方、通常動作モードとなり、モード制御回路3から送られてきた制御信号により、MOSトランジスタM3は導通する。このとき、NPNトランジスタQ3に流れる電流I4とNPNトランジスタQ4に流れる電流I5は等しく、次式で示される。
【0032】
I4=I5=(kT/q)×[ln(N/1)]×(1/R4)
また、通常動作モードでのNPNトランジスタQ3に流れる電流I4とNPNトランジスタQ4に流れる電流I5は、低消費電力モードでのそれぞれに流れる電流に比べて大きいため、NPNトランジスタQ3のベース電位とNPNトランジスタQ4のベース電位は、拡散プロセスにも依るが、省電力モードよりは若干大きな0.80V程度となり、発振止め容量C1には、電荷が蓄積されている状態となっている。また、各素子の寄生容量にも電荷が蓄積されている状態となっている。
【0033】
次に、低消費電力モードから通常動作モードへの切り替え時間について、以下にその動作説明をする。低消費電力モードでは、発振止め容量C1には0.75V程度の電荷が蓄積され、各素子の寄生容量にも電荷が蓄積されていた。また、通常動作モードでは、発振止め容量C1には0.80V程度の電荷が蓄積され、各素子の寄生容量にも電荷が蓄積されている。このため、低消費電力モードから通常動作モードへの切り替えの際は、発振止め容量C1への電荷注入や各素子の寄生容量への電荷注入は少なくて済み、切り替え時間は非常に短く、数10nsから数100nsの時間を要するのみである。
【0034】
以上のように第2の実施形態によれば、抵抗R4とGND端子2の間に設けられたモード切り替え用のMOSトランジスタM3と、MOSトランジスタM3と並列に接続された抵抗R6とを備えることにより、低消費電力モードにおける電力削減と通常動作モードへの復帰時間短縮の両方を実現することができる。
【0035】
なお、第1の実施形態では、電圧源回路5はNPNトランジスタから構成されているとしたが、PNPトランジスタやMOSトランジスタのサブストレートを利用したNPNトランジスタやPNPトランジスタから構成されるバンドギャップ回路としてもよいことは言うまでもない。また、発振止め容量C1がNPNトランジスタのベースとGND端子2の間に接続されるとしたが、発振を防止するために他の配線間に接続してもよいことは言うまでもない。また、省電力モードと通常動作モードを切り替えるスイッチ手段をスイッチ手段10としたが、同等な効果を示す他のスイッチ手段を用いてもよいことは言うまでもない。第2の実施形態では、電圧源回路11はNPNトランジスタから構成されているとしたが、PNPトランジスタやMOSトランジスタのサブストレートを利用したNPNトランジスタやPNPトランジスタから構成されるバンドギャップ回路としてもよいことは言うまでもない。また、発振止め容量C1がNPNトランジスタのベースとGND端子2の間に接続されるとしたが、発振を防止するために他の配線間に接続してもよいことは言うまでもない。また、省電力モードと通常動作モードを切り替えるスイッチ手段をMOSトランジスタM3としたが、同等な効果を示す他のスイッチ手段を用いてもよいことは言うまでもない。また、抵抗R4の一方の端子がNPNトランジスタQ3のエミッタに接続し、抵抗R6の一方の端子がGND端子2に接続されるとしたが、順序が逆となり、抵抗R6の一方の端子がNPNトランジスタQ3のエミッタに接続し、抵抗R4の一方の端子がGND端子2に接続されてもよいことは言うまでもない。
【0036】
【発明の効果】
本発明の電源回路によれば、省電力モードにおいては0ではないが、限りなく0に近い電流が流れており、発振止め容量C1には通常動作モードと同程度の電荷が注入されており、低消費電力モードにおける電力削減と通常動作モードへの復帰時間短縮の両方を実現することができる。
【0037】
請求項3記載の電圧源回路と請求項4記載の電源回路によれば、請求項1や請求項2と同様な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における電源回路の回路構成図
【図2】本発明の第2の実施形態における電源回路の回路構成図
【図3】従来の電源回路の回路構成図
【符号の説明】
1 Vcc電源端子
2 GND端子
3 モード制御回路
4 カレントミラー回路
5,11,12 電圧源回路
6 増幅器(出力バッファ回路)
7 電圧出力用の出力端子
8 インバーター
9 電流出力用の出力端子
10 スイッチ手段
C1 発振止め容量
R1〜R6 抵抗
Q1〜Q6 トランジスタ
M1〜M3 MOSトランジスタ
Claims (2)
- コレクタ・ベース間を接続しエミッタを第1の抵抗を介して接地した第1のトランジスタと、
前記第1のトランジスタのベースとベースを共通に接続したエミッタ接地の第2のトランジスタと、
前記第2のトランジスタのベース・エミッタ間に接続された容量と、
前記第2のトランジスタのコレクタ電流をミラー反転するカレントミラー回路と、
前記第1のトランジスタのコレクタに一端を接続し、他端に前記カレントミラー回路内の出力側トランジスタの出力電流が与えられる第2の抵抗と、
コレクタ・エミッタ間が前記第2のトランジスタのそれらと並列に接続された第3のトランジスタと、
前記第2のトランジスタのベースと前記第3のベースとの間の導通状態をスイッチするスイッチ手段と、
低消費電力モード時に前記スイッチ手段を導通させ、通常動作モード時に前記スイッチ手段を遮断するモード制御回路とを備え、
前記第2の抵抗の一端から出力電圧として取り出すことを特徴とする電源回路。 - カレントミラー回路内の出力側トランジスタと並列動作する第3のトランジスタの出力端より出力電流を取り出すことを特徴とする請求項1記載の電源回路。
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