JP3959463B2 - 素材切断装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、棒状素材を連続的に切断し所望長さのブランクを形成するための素材切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の素材切断装置としては、たとえば特公昭57−14932号公報のものがある。この従来装置は、図5に示したように棒状の素材Aを供給するクイル部21と、クイル部21の前方に設けられ、素材Aのクイル部21からの突出量を規制するストッパー22と、素材Aの供給方向に対して直交方向に往復動する切断ナイフ23とを備えた構成となっている。
【0003】
そして、素材Aをクイル部21の端面から所定量の突出させてストッパー22に当接させ、その当接状態を維持したまま切断ナイフ23を素材Aの供給方向に対して直交方向に往動させて素材Aの切断を行ない、所望長さのブランクBを形成するようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来構造の素材切断装置にあっては、棒状の素材Aをストッパー22に当接させ、その当接状態を維持しながら切断ナイフ23により切断を行うものであるから、この剪断曲げ作用により素材Aの先端がストッパー22に押圧され、切断されたブランクBの先端にストッパー22との圧痕B′が残ってしまう問題があった。つまり、剪断される素材Aが切断ナイフ23により圧接されたとき、図5に示すように素材Aの先端側が切断方向に7°前後曲げられることになる。そのため、この剪断曲げ作用により素材Aの先端がストッパー22に押圧され、切断されたブランクBの先端にストッパー22との圧痕B′が残ってしまう問題があった。その結果、ストッパー22による圧痕B′が残ったブランクBを用いて成形品を圧造成形する場合、たとえば金型に圧痕B′による偏荷重が作用し、金型の一部が損傷したり或いはその寿命を縮めるなどの悪影響を与える問題があった。
【0005】
そこで、本発明は上記した問題点の解決を図るべくなされたもので、素材の先端にストッパーとの圧痕が残ることなく切断できる素材切断装置の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、本発明は、棒状の素材を供給するクイル部と、クイル部の前方に設けられ、素材のクイル部からの突出量を規制するストッパーと、素材の供給方向に対し直交方向に往復動して素材の切断を行う切断ナイフとを備えた素材切断装置であって、ストッパーを支持部材に平行リンクを介して支持して、ストッパーをリンク運動によりクイル部に対して近接離反可能にすると共に、ストッパーを常時はクイル部との近接位置に保持させる位置保持機構を設ける一方、切断ナイフの移動に伴う素材の切断開始時に平行リンクを揺動させてストッパーをクイル部から離反する方向で、かつ切断ナイフの往動方向に移動させるストッパー移動機構を設けると共に、ストッパー移動機構は、切断ナイフを保持するカッターロッドに設けられたストッパー押体とリンクに設けられた上記押体との当接用ローラとを備え、カッターロッドの往動に伴うストッパー押体の移動により、ローラを介して平行リンクを揺動させるように構成したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る素材切断装置を圧造成形機に適用した場合の要部の概略図を示すもので、素材切断装置1は、複数段の圧造ステーションSを有する機体2の一側部後方から素材送りローラ3を介して供給される棒状の素材Aを案内するためのクイル部4と、クイル部4の前方に設けられ、素材Aのクイル部4からの突出量を規制するストッパー5と、素材Aの供給方向に対して直交方向に往復動する切断ナイフ6とを備えている。
【0011】
そして、図2,3に示すようにストッパー5は機体2に設けられた支持部材7に上下各一対の平行リンク8…8を介して支持され、ストッパー5はリンク運動によりクイル部4に対し近接離反可能に構成されている。つまり、支持部材7と平行リンク8…8とストッパー5とにより平行四連リンク機構が構成され、ストッパー5は平行四連リンク運動により移動するようになされている。
【0012】
また、素材切断装置1には、ストッパー5を常時はクイル部4との近接位置に位置保持させる位置保持機構9と、切断ナイフ6を保持するカッターロッド10の移動に伴う切断開始時に平行リンク8…8を揺動させてストッパー5をクイル部4から離反する方向で、かつ切断ナイフの往動方向に移動させるストッパー移動機構11とが備えられている。
【0013】
位置保持機構9としては、支持部材7のナイフ移動開始側側面に、ストッパー5のクイル部4との近接位置から切断ナイフ6の復動方向への移動を規制する規制体12を設ける一方、平行リンク8…8のうち、上方の一方リンク8を支持部材7側に延長し、その延長部8aと規制体12とをバネ14を外装した連絡杆15を介して連絡して、常時はバネ14により一方のリンク8を規制体12との当接位置に付勢させている。つまり、ストッパー5を常時はクイル部4との近接位置に位置保持するようになされている。
【0014】
ストッパー移動機構11としては、カッターロッド10の側部に往動方向前方で、平行リンク8,8の上方に突出するストッパー押体16を設ける一方、一方リンク8の上部にストッパー押体16との当接用のローラ17を設け、カッターロッドの往動に伴う素材の切断開始時にストッパー押体16がローラ17を押し込んで一方リンク8、つまり平行リンク8…8を揺動させてストッパー5をクイル部4から離反する方向で、かつ切断ナイフ6の往動方向に移動させるようになされている。ストッパー押体16の先端部には案内傾斜部16aが形成され、また、ストッパー押体16をカッターロッド10に設けるに際し、ストッパー押体16に設けた長孔16bとネジ16cとによる固定手段により、ストッパー押体16のカッターロッド10に対する突出量を任意に調整できるようになっている。
【0015】
一方、支持部材7は、機体2に対し長孔7aとねじ7bとによる固定手段を介してクイル部4側への突出量を調整可能と取付けられ、ストッパー5とクイル部4との間隔が任意に調整可能となされている。
【0016】
また、素材Aは、切断が完了するタイミングで、素材送りローラ3の逆回転により後退されるようになっており、これにより切断された素材Aの切断面の切断ナイフ6の側面との接触を解除し、摩擦による切断ナイフ6の側面への擦り傷の発生が防止するようになされている。
【0017】
次に、上記した構成の素材切断装置による切断動作について説明する。
棒状の素材Aが機体2の側方から素材送りローラ3によりクイル部4に供給されるとき、図2に示すように切断ナイフ6はクイル部4の中心に合致する往動開始位置にて待機する。そして、素材Aがクイル部4に供給されると、切断ナイフ4の刃孔4aを貫通してその先端がストッパー5に当接して切断長さが定められる。また、素材Aの先端がストッパー5に当たり、その供給が停止されたタイミングで、カッターロッド10が往動され、クイル部4と切断ナイフ6との間で切断が行われる。
【0018】
そして、切断される素材Aの先端が切断ナイフ6による切断が開始されるとき、素材Aの先端側が切断側基部を基点として切断方向に7°前後曲げられることになる。その際、これと同じタイミングで、ストッパー移動機構11のストッパー押体16の素材往動方向への移動によりローラ17をバネ14に抗して押し込むことになる。これにより、図4に示めされているように平行リンク8…8が揺動して、ストッパー5をクイル部4から離反する方向で、かつ切断ナイフ6の往動方向に移動させる。その結果、素材Aの切断が行われる際に、その剪断曲げ作用により素材Aの先端がストッパー5に押圧されることがなくなり、切断されたブランクBの先端にストッパー5との圧痕が残ることがない。したがって、たとえばストッパー5による圧痕が残ったブランクBを用いて成形品を圧造成形する場合のように、金型に圧痕による偏荷重が作用し、金型の一部を破損させたり、その寿命を縮めたりするといった悪影響を与えるといった不具合を防止できる。
【0019】
また、切断ナイフ6による素材Aの切断が完了したタイミングで残りの素材Aは素材送りローラ3により素材供給方向とは反対方向に少しだけ後退されるので、残りの素材Aと切断ナイフ6の側面との摩擦接触を解除し、摩擦によるナイフ6の側面への擦り傷の発生を防止できる。
【0020】
その後、カッターロッド10及び切断ナイフ6が後退すると、これに伴ってストッパー押体16も後退することなる。これにより、バネ14の付勢力により平行リンク8…8が揺動し、ストッパー5が元のクイル部4との近接位置に復帰する。
【0021】
なお、上記した実施の形態では、ストッパー移動機構11として、ストッパー押体16とローラ17とを用いたものについて説明したけれども、たとえばカッターロッド10をストッパー5又は平行リンク8に直接当接させ、カッターロッド10の往復動に連動させてストッパー5又は平行リンク8…8をリンク駆動するように構成してもよいし、また、モータ又はシリンダなどカッターロッドとは別の駆動手段により任意のタイミングでストッパー5又は平行リンク8…8をリンク駆動するように構成してもよい。
【0022】
さらには、ストッパー移動機構と位置保持機構とを一つのシリンダ(図示せず)で行うようにしてもよい。つまり、シリンダのピストンロッドにストッパーを設け、カッターロッドが往動され、クイル部と切断ナイフとの間で切断が行われるタイミングで、ピストンロッドを短縮させてストッパーをクイル部から離反させ、カッターロッド及び切断ナイフが元の位置に復動されたタイミングで、ストッパーをクイル部との近接位置に移動復帰させるようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】
以上のように本発明の素材切断装置によれば、切断ナイフの移動に伴う素材の切断開始時に、素材のクイル部からの突出量を規制するストッパーをクイル部から離反する方向に移動させるストッパー移動機構を備えているから、素材の切断が行われる際に、ストッパー移動機構によりストッパーをクイル部から離反させることができ、これにより、その剪断時に切断される素材に曲げが作用してもその切断素材の先端がストッパーに押圧されることがなくなる。その結果、切断されたブランクの先端にストッパーとの圧痕が残ることがない。したがって、従来のようにストッパーによる圧痕が残ったブランクを用いて成形品を圧造成形する場合のように、金型に圧痕による偏荷重が作用し、金型に悪影響を与えるといった不具合を防止できる。
【0024】
また、ストッパーを支持部材に平行リンクを介し支持して、ストッパーをリンク運動によりクイル部に対し近接離反可能にすると共に、ストッパーを常時はクイル部と近接位置に保持させる位置保持機構を設ける一方、切断ナイフの移動に伴う素材の切断開始時に平行リンクを揺動させてストッパーをクイル部から離反する方向で、かつ切断ナイフの往動方向に移動させるストッパー移動機構を設けているので、切断ナイフと切断素材の移動と共にストッパーを切断ナイフの往動方向に移動させながら、しかもクイル部から離反する方向に移動させることができるので、より一層効果的に切断されたブランクの先端にストッパーとの圧痕が残ることがなく切断できる。
【0026】
さらに、ストッパー移動機構が、切断ナイフを保持するカッターロッドに設けられたストッパー押体と、リンクに設けられた押体との当接用のローラとを備え、カッターロッドの往動に伴うストッパー押体の移動により、ローラを介して平行リンクを揺動させるように構成しているので、カッターロッドの往復動作を利用してストッパー押体とローラとを介して平行リンクを簡単な構造で、かつ正確に揺動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る素材切断装置を適用した圧造成形機の概略説明図である。
【図2】 同素材切断装置の平面図である。
【図3】 同素材切断装置の側面図である。
【図4】 同素材切断装置による素材切断動作の説明図である。
【図5】 従来の説明図である。
【符号の説明】
1 素材切断装置
4 クイル部
5 ストッパー
6 切断ナイフ
7 支持部材
8 平行リンク
9 位置保持機構
10 カッターロッド
11 ストッパー移動機構
12 規制体
14 バネ
16 ストッパー押体
17 ローラ
A 棒状素材

Claims (1)

  1. 棒状の素材を供給するクイル部と、クイル部の前方に設けられ、素材のクイル部からの突出量を規制するストッパーと、素材の供給方向に対し直交方向に往復動して素材の切断を行う切断ナイフとを備えた素材切断装置であって、ストッパーを支持部材に平行リンクを介して支持して、ストッパーをリンク運動によりクイル部に対して近接離反可能にすると共に、ストッパーを常時はクイル部との近接位置に保持させる位置保持機構を設ける一方、切断ナイフの移動に伴う素材の切断開始時に平行リンクを揺動させてストッパーをクイル部から離反する方向で、かつ切断ナイフの往動方向に移動させるストッパー移動機構を設けると共に、ストッパー移動機構は、切断ナイフを保持するカッターロッドに設けられたストッパー押体とリンクに設けられた上記押体との当接用ローラとを備え、カッターロッドの往動に伴うストッパー押体の移動により、ローラを介して平行リンクを揺動させるように構成したことを特徴とする素材切断装置。
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