JP2002126939A - チューブカッター - Google Patents

チューブカッター

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    • B23D21/06Hand-operated tube-cutters
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 様々なチューブに適用できる自動送り出しを
有するチューブカッターを提供する。 【解決手段】 チューブカッター10は、チューブを受
容するクレードルを画定する第一及び第二の平行なロー
ラ50,52を備えたハウジング12と、スライドする
ためハウジング12上に相互にマウントされ、ベース7
0と、ローラの軸線に平行な軸線にカッターホイール1
6を回転可能に支持するクレーカッターヘッド14と、
カッターホイール16を規定の方向でローラ50,52
に向かって付勢させるバネ要素20,22と14の間
で、回転可能にカッターヘッド14をハウジング12に
向けて直接させ、バネ要素20,22にチューブの切断
のためにチューブに対してカッターホイール16を押し
出す切断力を生成するねじロッド120とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はチューブ切断の分野
に関し、更に詳しくはチューブの切断を目的としてカッ
ターが回転する際の自動送り出しを有するチューブカッ
ターに関する。
【0002】
【従来の技術】所望の位置でチューブを切断するべくチ
ューブ周辺にカッターを回転させるための多数の装置が
存在する。本発明は、カッターホイールがカッターが回
転する際に、チューブに向かってカッターを自動的に進
め若しくは送り出すべく、チューブの外部表面に対して
付勢されたホイールであることを特徴とするチューブカ
ッターに関する。この目的を達成するための一般的な装
置は、US-A-2,448,578及びUS-A-5,903,980に於いて示さ
れている。カッターはばね要素によってクラムシェル型
のフレームに設けられ、クラムシェルはチューブの外部
表面に対して付勢したカッターと共にチューブの周囲で
組み立てられ得る。フレームを回転させることでカッタ
ーは自動的にチューブが切断されるまでチューブへと進
む。自動的に進むカッターを有するチューブカッターの
ためのその他の機構が、US-A-5,206,996に於いて示され
ている。カッターホイールはばね付勢されたてこシステ
ム上にマウントされ、固定されたC型フレームの1つの
側面より付勢されたばねである。
【0003】本発明は、ハウジング、フレーム、若しく
は噛み合わせ部が、切断されるべきチューブのためのク
レードルを支持しまた形成することを特徴とするチュー
ブカッターを含む。反対のフレーム、噛み合わせ部、及
びアームは、回転式カッターホイールを運搬し、また切
断操作中にカットされるチューブに向かってスライドす
る。チューブカッターのためのスライド噛み合わせ部の
概念は、US-A-1,945,949及びUS-A-5,495,672に示されて
おり、カッターが切断動作を定めるべく共動する2つの
直線的にスライド可能なフレームを有することを特徴と
する自動チューブカッターに関して明らかにしている。
ロータリーカッティングホイール、及び結果としてカッ
ティングホイールを運搬するフレームは、チューブに対
して付勢され、故に回転切断動作中、切断の深さが増加
するにつれ自動的に前進する。
【0004】チューブカッターは本分野中に於いて良く
知られており、カッティング動作中に内部へと向かって
カッティングホイールを手動で進めることで、チューブ
に向かうカッティングホイールの動作を許可するべく一
般的には構成される。そのような装置は扱いにくく、操
縦者の技術は勿論のこと断続的な注意を必要とする。結
果として、切断される際、チューブに向かって回転する
カッティングホイールが自動的に送り出されるチューブ
カッターを提供することが或る程度一般的になってき
た。このことは使用のために容易にまた素早く配置され
るチューブカッターを提供する。そのようなチューブカ
ッターは、一度カッターがチューブ上に配置されれば、
切断動作を完璧に行うためにチューブ周辺にカッターの
回転のみを要求する。この回転動作は、US-A-5,495,672
に示されるように手動であってもよくまた電源装置によ
ってであってもよい。難点は、回転切断動作中のチュー
ブに向かうカッティングホイールを自動的に送り出すこ
とを達成するための様々な構造が利点を有しているが、
現在は別の不利益も被ることにある。例えば自動前進型
カッターがUS-A-2,448,578若しくはUS-A-5,903,980に示
されるようにクラムシェル型である場合、フレームのサ
イズが切断されるチューブのサイズによって指定され
る。結果として、各々のチューブサイズがそれぞれの固
有のカッターを要求する。カッティング動作中に働くば
ね力の量は、クラムシェルフレームのサイズによって指
定される。チューブの直径の小さな違いは、その様な固
定フレームの回転チューブカッターでは適応できない。
これらのカッターは、それ故専用のツールであって一般
的に用いられることはない。一般的なサイズ特性である
別の型のチューブカッターが、US-A-5,206,996に示され
ている。切断されるべきチューブの直径は、サポートロ
ーラー及びばね付勢カッターを運搬する為のU型フレー
ムのサイズを指定する。この固定されたフレームチュー
ブカッターを用いて、異なったチューブサイズに適応す
る容易な方法は存在しない。長時間の使用若しくは温度
の変化によってばねがその力を失う場合、切断動作は著
しく影響を受ける。これが、ツールの取り囲みフレーム
型の事実でもある。各々のこれらのカッターは、またチ
ューブサイズ特性であり、切断動作の効率及び有効性を
変更するためにばね付勢カッターに於ける変化を可能と
する。US-A-5,206,996の発明者は、システムの1つのブ
レードがサポートロールを保持しまたその他のブレード
が回転するカッターホイールを保持することを特徴とす
るばね付勢レバーシステムを含むチューブカッターを示
唆することで、固定フレームチューブカッターの不利益
さを認識してきた。固定されたフレームチューブカッタ
ーに関連する問題を修正するこのような試みは、多くの
理由から成功に至っていない。それは突出したハンドル
及び旋回する回転カッターホイールの送り込みを有し、
切断されるチューブの直径によって切断動作及びばねの
力を変化させる。
【0005】カッティングの間チューブに向かってカッ
ターホイールを自動的に送り出すチューブカッターの不
利益はしかし、サイズ特性であって一般的には1934年に
解決されている。US-A-1,945,949では、第一のフレーム
が2つのチューブサポートローラーを保持する。別のフ
レームは固定された軸で回転するカッターホイールを回
転させ、またねじロッドによって第一のフレームに向か
って引っ張られる。自動送り出しのためのカッターの導
入のために、ロッドはコイルばねを介して2つのフレー
ムの間で接続される。カッターホイールが第一のフレー
ムに於いてサポートローラーに近接して配置されたチュ
ーブの表面に当接するとき、第二のフレームの動作は停
止する。その後、ねじロッドの回転が第一フレームに向
かう第二フレームを付勢するためのコイルばねを圧迫す
る。切断動作中、チューブに対してツールが回転するに
つれて、第二のフレームは第一のフレームに向かって切
断の増加する深さだけ進行する。この動作が回転するカ
ッターの刃のための自動送り出しを生み出す。ツールは
サイズを特定しない。ばね導入型ねじロッドを備えた別
のフレームに対して1つのフレームをスライドさせる動
作は、上述された固定フレームチューブカッターを以上
の最大の利益を従来立証してきた。US-A-1,945,949に示
されたカッターの別の型がUS-A-5,495,672に示されてい
る。回転するホイールを保持する可動式の噛み合わせ部
若しくはフレームが、別のフレーム上のサポートローラ
ーによって支えられたチューブに向かって移動する。回
転するねじロッドが、カッター内でチューブと当接し締
め付けるまで1つの噛み合わせを動かす。ねじロッドの
追加的な回転は、チューブに対してカッターホイールに
より働かされる力の量を決定するべく包囲ばねを圧迫す
る。力が用いられた後、1つの噛み合わせが切断が進行
するにつれて自動送り出しのために回転カッターホイー
ルを導入するべく別の噛み合わせに向かい付勢される。
このタイプのカッターは手動若しくは電気回転装置によ
って操作され得る。例え可動式フレーム型パイプカッタ
ーのための利点が存在するとしても、確かな不利益もま
だ存在している。切断動作は1つの噛み合わせを別の噛
み合わせへ向けてスライドさせるために用いられるシャ
フトを取り囲んだベレビルばね(Belleville spring)
若しくはコイルばねによって制御される。そのようなば
ねはカッターホイールの動作に間接的に影響を与える。
ホイールの動作は、また2つのフレームが共にスライド
することによって影響されもする。汚れ及び環境的な汚
染物はカッティング動作に不都合な影響を与え得る。実
際、幾つかの例で、2つのフレーム間のスライド機構に
於けるごみ若しくは汚染物がこのような型のカッターの
動作不能を引き起こす。噛み合わせが中間スプリングに
よって移動させられ得るので、スライド機構に於ける不
規則さを克服することはねじロッドには困難である。第
二のフレームは切断位置まで可動式であり得るが、カッ
ティング動作中に動かし、動きを止め、若しくはさもな
くばチューブのカッティング動作の平滑さや反復性を影
響に与える。摩擦の不規則さは、チューブ上なされる切
り取りの均一性に影響を与え得る引き(jerk)を引き起
こす。これらの不利益は全てUS-A-5,903,980で示される
固定フレーム概念を優先する一定の動作という結果をも
たらしてきた。結果として、自動送り出しを備えたチュ
ーブカッターとは、サイズ特性若しくは最適なカッティ
ング動作よりも少ない許容のどちらか若しくはその両方
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、カッティン
グ動作の進行に応じて、自動的にチューブに対してカッ
ターホイールを送り出す型の、特定のサイズの固定され
たフレームツールやカッティング動作中の金属−金属ス
ライド動作を有するツールの不利益を有する事が無いチ
ューブカッターに関する。チューブカッターを回転させ
るための自動送りは平滑、段階的、及び連続的であり、
固定されたフレームツールの制約を受けない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は中心軸を有する
円形チューブの切断のためのチューブカッターを提供す
る。このカッターは切断されるべきチューブを受容する
ためのクレードルを画定する第一及び第二の平行なロー
ラーを備えたハウジングを有し、ここでチューブの軸線
とローラーの軸線は一般的に平行である。ハウジングは
第一のフレームを形成する。第二のフレームは、ローラ
ーに対して前後する方向に直線的にスライドするために
ハウジング上に相互にマウントされたカッターヘッドで
ある。この第二のフレーム若しくはカッターヘッドは、
ローラーの軸に対して一般的に平行な軸に回転可能に支
持され、ローラーによって画定されたクレードルに受容
されるチューブと対向するカッターホイールを含む直立
アームを有する。記述された限りに於いて、本発明は先
行技術の調整可能フレームチューブカッターと類似す
る。異なったチューブのサイズを収容するべく、一つの
フレームが別のフレームに対して直線的にスライドす
る。本発明に従って、カッターホイールをヘッド若しく
は第二のフレームにマウントするためにバネ要素が用い
られ、このように支持ローラーに向かって動作するにあ
たり第二のフレームが動作する方向にカッターホイール
を付勢する。ハウジング若しくは第一のフレーム及びカ
ッターヘッド若しくは第二のフレーム間のねじロッドは
直線的にカッターヘッドをハウジングに対して離れてま
た近づいて移動させるべく回転可能である。ねじロッド
は、コイルばねやベレビルばね(Belleville spring)
の様な包囲ばねの方法による中間的な連結を含まない。
線形のスライド動作で別のフレーム上に於ける一つのフ
レームの明確な動作が存在する。この動作はねじの直接
的な制御の下にあって、ねじロッドの手動の回転によっ
て克服されるべき汚れ、ゴミ、またはその他の障害物に
よる反対方向に作用する影響を受けない。本発明は、カ
ッターホイールがチューブに衝当するまで、第二のフレ
ームが第一のフレームに向かって移動することを許可す
る。そのときばね要素は、切断動作のためにチューブに
対してホイールを押し出しながら、切断のための力を生
成するべくたわむ。本発明の好適な実施例に於いては、
カッターホイールは第二のフレーム若しくは直立アーム
に対して移動可能にマウントされた軸によって保持さ
れ、それによってばね要素がカッター支持軸及び内部へ
の動作アーム若しくはフレームの間で付勢されうる。チ
ューブに向かってカッターホイールを付勢する力は、回
転カッターホイールを絶えず中間的に付勢支持するばね
によってのみ定められる。チューブの切断に必要なスラ
イド動作は存在しない。本発明の第二の適用は、第二の
フレーム直立アームに回転可能にマウントされたカッタ
ーホイールの提供である。付勢動作を実現するために、
アームはカッター及び第二のフレームの残部の間に弾発
的な部位を有する。本発明の変形実施例において、第二
のフレームはチューブを保持するべく第一のフレームに
向かって移動する。ねじロッドの回転は更に、切断動作
中の自動送り出しのためのホイール上の付勢力若しくは
負荷の適用のためにアームの弾発的な位置をたわませ
る。この第二の実施例は好適ではないが、本発明を用い
る代替のツールである。
【0008】本発明の第一の目的は、自動送り機構を用
いる、サイズを特定しないチューブカッターの提供にあ
る。
【0009】本発明の別の目的は、金属フレーム間の平
滑なスライド動作に影響を与えうる汚れ、ゴミ、及び/
または障害物による影響を受けない平滑で一様な切断動
作を有する上述したようなチューブカッターを提供する
ことである。
【0010】しかしそれでも本発明の別の目的は、切断
の際チューブに向かって回転するカッターホイールを自
動的に送り出すことを可能としながら、チューブカッタ
ーが固定フレームのチューブカッター及び調整可能なフ
レームのチューブカッターの不利益を克服した上述した
ようなチューブカッターを提供することである。
【0011】本発明の更なる目的は、チューブに向かう
切断ホイールの付勢のための固有で新奇なばねの利用す
る、上述したチューブカッターを提供することである。
【0012】本発明の別の目的は、切断動作中固定され
た位置にある可動式フレーム概念を利用する上述したチ
ューブカッターを提供することである。
【0013】本発明の一般的な概念に従い、チューブの
軸線に対して回転させることにより該チューブを切断す
るためのチューブカッターであって、前記カッターが、
前記チューブを支持するためのクレードルを画定するハ
ウジングと、ベース及び直立カッターアームを備え、前
記ハウジングと共に、互いに協働して、前記ハウジング
上にて、前記ベースの直線的なスライド動作を許容する
長手方向ガイド要素を構成する切断ヘッドと、前記アー
ムにより、軸を介して、該軸の軸線に対して回転可能に
支持されたカッターホイールと、前記カッターホイール
を前記クレードルに向けて付勢する手段と、チューブが
前記クレードルに支持された後、前記チューブの周りに
前記カッターを回転させるのに先立ち、前記付勢手段を
たわませて、前記カッターホイールを前記チューブに対
して押しつけるべく、前記カッターベースを、前記ガイ
ド要素に沿って前記クレードルに向けて、切断位置に至
るまで引き寄せるためのねじロッドとを含み、前記カッ
ターホイール及び軸が、前記切断ヘッドベースに対し
て、前記クレードルに向けて前進した状態である前記第
一の位置と、前記クレードルから離れる方向について、
前記第一の位置に対して後方に離隔した状態である第二
の位置の間を、前記直線方向に沿って移動可能であっ
て、前記付勢手段が、前記カッティングヘッドに設けら
れ、通常は、前記カッターホイール及び軸を、前記切断
ヘッドベースに対して前記前進状態に弾発的に保持し、
前記カッターホイール及び軸が、前記切断ヘッドベース
を前記クレードルに向けて引き寄せることにより、前記
カッターホイールを前記チューブに押しつけたときに、
前記切断ヘッドベースに対して、前記付勢手段のばね力
に抗して、後方に離隔した状態に変位するべく適合され
ていることを特徴とするチューブカッターが提供され
る。
【0014】付勢手段は、カッターヘッドにカッターホ
イールをマウントしカッターホイール軸とアームの間で
配置されたしたばね手段であっても良く、カッターヘッ
ドのアーム及びベース間の弾力的な部位であっても良
い。
【0015】
【発明の実施の形態】ここに本発明の好適な実施例を図
示する目的で示された図を参照するが同様の目的に限定
されるものではない。図1〜5は第一のフレーム若しく
はハウジング12及び第二のフレーム若しくはカッター
ヘッド14を有するチューブカッター10を表してお
り、カッターヘッド14上に図4及び図5で好適に示さ
れるようにチューブTの切断のためにカッターホイール
16を回転可能に支持している。カッティング動作中、
カッター10が手動若しくは電動操作ハンドルによって
チューブ上に取り付けられ回転させられる。回転中、図
6に示されるような2つの配置された薄板上の金属ばね
20、22の形態をしたばね要素が、ホイール16をチ
ューブ内に自動的に送り出す。動作中、カッターホイー
ル16がチューブTに当接するまで、第二のフレームが
第一のフレームに対してスライド可能に移動する。その
後第二のフレームの更なる動作がばねが完全に折り畳ま
れるまで、ばね20、22を変形させる。ばねが、ツー
ル10がチューブに対して回転するとき、カッターホイ
ール16及びチューブTの間で切断のための力を提供す
る。
【0016】ハウジング12は好適な実施例に於いて相
対的に固定された第一のフレームであって、ローラー5
0及び52の軸に垂直な方向に延在する横手のスライド
溝40を含むベース36で接続された空間壁30及び3
2を含む。これらのサポートローラーは空間壁30、3
2によって支持されたシャフト54、56上に回転可能
にマウントされる。溝40は、ハウジング12の窪み5
8に配置されたローラー50、52の軸面に対して垂直
である。ローラーはツール10によって切断されるべき
チューブTを受容するためにクレードルCを画定する。
たとえローラーが好適であるとしても、複数の低価格な
カッターに於いてこのクレードルは2つの角度の支持面
によって定められる。後に説明されるべき目的のため
に、ベース36及びローラー50、52の間に、ボス6
2に於いて機械加工された支持ボア60がベース36の
上に提供される。第二のフレーム若しくはカッターヘッ
ド14は、ベース36の溝40中にスライド可能に受容
された、外側に延在するガイド72を備えた下部ベース
70を有する。この方法で、カッターヘッド14は図3
に於いて矢印70aで示される方向にハウジング12に
向かって又はハウジング12から離れてスライドする。
直立アーム80は、カッターホイール16を受容するた
めに二股上部画定スロット82を有する。一般的に外部
に面した湾曲したリブ90、92は、一般的に下部のば
ね段部96に垂直なばねアバットメント94に下向きに
垂直に向かって終息する。ばね20、22は、アバット
メント94に対して固定されたばねの後方の位置で段部
96上に静止する。アーム80の上部二股部分は、各々
アーム80上のカッターホイール16をマウントする軸
110をレシーブするための延長された開口100を有
する。軸110は開口100を介して延在し、カッター
ホイール16の中央を通過する。軸110はその両端に
於いて溝114と協働する止め輪112によって直立ア
ーム80上に取り付けられる。アーム80はカッターホ
イール16のための回転可能で移動可能な構造を有す
る。
【0017】カッターヘッド14は、ハウジング内の間
隔を空けた溝40及び第二のフレーム又はカッターヘッ
ド14のベース70上の外部ガイド72によって、ハウ
ジング12上のチューブクレードルCに向かって又は離
れてスライド可能である。この明確なスライド動作を達
成するために、ねじロッド120が留め金146を用い
て孔60によってハウジング12中に取り込まれる。互
いに2つのフレームをスライドさせるためのねじロッド
の機構が様々な機械的構成を取り得るにも関わらず、好
適な実施例ではねじロッド120はノブ140のホール
130に適合する冠124を備えたアップセット頭部1
22を有するボルトである。冠上及びホール内部の平坦
な表面がノブにボルト122を回転させることを許可す
る。滑らかな頭部ヘッドボルト142は、図3に於いて
好適に示されるように、それがねじ孔145に向かって
マウントをされたとき、ワッシャー144を取り込む。
このようにノブ140はウォッシャー144及びボルト
120のヘッド122の間に取り込まれる。フレーム1
2に対する軸方向の動きに対してノブアセンブリを固定
するために、ボルト120は一方でスナップリング14
6によって孔60内に回転可能に固定され、また反対側
で低摩擦ワッシャー148によって回転可能に固定され
る。この方法でノブ140は孔60内で自由にボルト1
20を回転させ、そこでボルトは軸方向に固定される。
カッターヘッド14は、外部拡経孔152で終息するね
じ孔150を有する。ある方向のノブ140の回転がフ
レーム12及び14を別離させる。逆方向の回転はフレ
ーム又はヘッド14をフレーム又はハウジング12へと
近付ける。この線形の動作は、図3に示されるように矢
印70aの方向に2つのフレームの相対的なスライドを
許可するための、ノブ140によって直接的に制御され
た滑らかで明確な駆動動作である。フレームの分解を防
ぐために、ベース70に於いて線形スロット162に向
けて取り外し可能なピン160が延在する。スロットは
アバットメント164に於いて終息する。その結果、ベ
ース36のピン160及びベース70のストッパー16
4は、フレーム12及び14の収縮した位置を限定す
る。
【0018】チューブを切断するためにチューブTはそ
の中心軸がローラー50及び52の軸に平行になるよう
にクレードルC内に収められる。ノブ140の回転はカ
ッターホイール16をチューブに接触させるように移動
させる。その時、ノブはホイール16が直立アーム80
の反対側上のアバットメント94に対して畳まれたばね
20及び22によって戻るように強制されるまで移動し
続ける。このことがカッターホイールを切断動作に導
く。ツール10はその時ホイール16を用いてチューブ
をカットするべく手動若しくは電源ドライブ機構のどち
らでも回転させられ得る。ホイールの初期的な位置は図
4に示され、図5に於いて切断が完全に行われる位置を
表している。図7及び図8に於いて見られるように、開
口100に於ける軸110の配置は異なる。図4の導入
状態及び図5の切断位置は、図6の示されるように位置
的な相違bを有する。2つのばねが完全に折り畳まれる
と、切断のための力がその最大値を取る。勿論、不十分
にのみ折り畳まれたばね20及び22によって、より少
ない力がチューブの切断のために用いられてもよい。
【0019】ばね20の詳細は図6に示されている。同
様の記載が反対側のばね22に用いられる。直立脚20
0及び202が平坦なシート上の金属ばねの末端であ
る。これらの脚はその静止位置に於いて距離b離れて配
置され、また完全に負荷を与えられた状態では接触す
る。脚200は下部のラン(run)200bに向かって
併合した垂直部位202aを有する。脚202は軸受け
穴202bを備えた上部ヘッド202aを有し、下に延
在する接続部位202cを有する。垂直接続部位210
は脚200と202とを結合することで湾曲部を形成す
る。ラン200b及び部位202cは一般長cを有する
水平スロット212を定める。スロット212のこの長
さは、脚202が脚200に対して押し込む場合に、所
望の力を生成するべく選択される。ばねの金属物質、ス
ロットの長さc、及びばねの形状は、図4に示されるよ
うに2つの直立ばね脚が接触関係にある時カッターホイ
ール上で所望の力を提供するべく選択される。この位置
がまた図6に於いて点線で示されている。実際、適応さ
れる力は2つのばね20及び22の力を合わせた場合
で、一般的には約356〜343ニュートン(80〜1
50ポンド)が適用される。これはチューブに働く切断
力である。アーム80の二股部分の各々の開口100は
シャフト110を受容する。図6に示されるようにばね
が実線部分から点線部分へと移動する場合、このシャフ
トが図7に示される位置から図8に示される位置に移動
する。実際、開口100の長さは導入時及び切断動作間
のシャフト110の実際の移動距離よりも大きい。これ
らの開口は切断動作の間カッターホイールをガイドして
いるに過ぎず、また適切な方向になるようにしているに
過ぎない。カッターホイール16の利用可能なストロー
クは距離bである。
【0020】本発明は明確なねじ駆動動作若しくはその
他の明白な駆動機構によって第二のフレームを第一のフ
レームに向かって明確にスライドさせることを含む。カ
ッターホイールがチューブに当接した時、第一のフレー
ムに向かって第二のフレームの更なる直線的なスライド
動作が存在する。このことは線形的な移動機構に於いて
中間ばね動作が存在することを特徴とするような概念と
は完全に異なる。そのような先行技術の装置に於いて、
実際の切断動作は更に2つのフレームの金属−金属間ス
ライド機構を有する。この動作は本発明に於いては用い
られていない。この目的を達成するための別の実施例が
図9及び10に概略的に図示されている。カッター30
0は、第一のフレーム302及び第二のフレーム304
を有する。第二のフレームは、直立アーム314の二股
末端312に、シャフト316の使用によってカッター
ホイール310を回転可能に支持する。フレーム302
は切断されるべきチューブと平行な方向に延在する通常
のサポートローラー320及び322を有する。ねじド
ライブを基にした別の線形動作機構が示されている。下
部のベース部分330はフレーム304の一体部分であ
る。それはフレーム302のベース340にスライド可
能に受け入れられる。フレーム302に対するベース部
分330の回転を妨げるべく、ハウジング若しくはフレ
ーム302のベース302aに於いて溝342及び34
4に於いてスライド可能に受容された外部対向リブ33
2及び334が提供される。セクション330に於ける
ねじ孔350は、シャンク362によって回転可能に支
持され、また周辺に広がる溝366でスナップリング3
64によりベース302aに対して軸線方向に保持され
たねじロッド360を受容する。シャンク362の外部
末端はノブ370である。記述された限りに於いて、切
断ツール300は切断ツール10と同様の方法で動作す
る。ばね動作を提供するために、アーム314のセクシ
ョン400は減少させられた幅dを有する。この部位は
ローラー320及び322の軸線に垂直な方向に柔軟で
ある。そのような訳で、ノブ370は切断されるべきチ
ューブに当接するようにカッターホイール310を動か
す。セクション400はその時ノブ370の連続的な回
転によって後方に屈曲される。部位400の後方への屈
曲を制限するべく、追加的な停止板402がボルト40
4によって部位330へとねじ止めされる。このこと
で、ホイール310が導入切断位置に移動する際のたわ
みの量を制御するギャップeが提供される。切断ツール
を前進させる目的のために固定するフレームの使用は、
US-A-5,345,682に示されている。
【0021】本発明の実行にあたり様々な構造が用いら
れる。本明細書記載は本発明の例示に過ぎず、ここでは
二つの実施例が示されたにすぎない。当業者は、本発明
の精神及び範囲を逸脱することなく、種々の改変を行う
ことができることを理解されたい。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のチューブカ
ッターは、切断動作の進行に応じ自動的にチューブに対
してカッターホイールを送り出すことを可能とする。さ
らに、切断するチューブのサイズを限定しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施例による絵画図である。
【図2】本発明の好適実施例による端面図である。
【図3】図2の3−3線での断面図である。
【図4】本発明の好適実施例による切断の初期状態の側
面図である。
【図5】切断がなされた後の図4と類似した側面図であ
る。
【図6】本発明の好適実施例による新奇なばねの側面図
であり、点線がばねの最大負荷位置を表す。
【図7】図6に示された、ばねが移動する際のホイール
支持軸及び第二のフレームの直立シャフトの間の関係を
図示した部分模式図である。
【図8】図6に示された、ばねが移動する際のホイール
支持軸及び第二のフレームの直立シャフトの間の関係を
図示した部分模式図である。
【図9】本発明の第二の実施例を概略的に示した、部分
的に断面が示された側面図である。
【図10】図9の10−10線での拡大断面図である。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューブの軸線に対して回転させること
    により該チューブ(T)を切断するためのチューブカッ
    ターであって、 前記カッター(10;300)が、 前記チューブ(T)を支持するためのクレードル(C)を
    画定するハウジング(12;302)と、 ベース(70;330)及び直立カッターアーム(8
    0;314)を備え、前記ハウジング(12;312)
    と共に、互いに協働して、前記ハウジング(12;30
    2)上にて、前記ベース(70;330)の直線的なス
    ライド動作を許容する長手方向ガイド要素を構成する切
    断ヘッド(14;304)と、 前記アーム(80;314)により、軸(110;31
    6)を介して、該軸の軸線に対して回転可能に支持され
    たカッターホイール(13;310)と、 前記カッターホイール(13;310)を前記クレード
    ル(C)に向けて付勢する手段(20,22;400)
    と、 チューブ(T)が前記クレードル(C)に支持された後、
    前記チューブ(T)の周りに前記カッター(10;30
    0)を回転させるのに先立ち、前記付勢手段(20,2
    2;400)をたわませて、前記カッターホイール(1
    6;310)を前記チューブ(T)に対して押しつける
    べく、前記カッターベース(70;330)を、前記ガ
    イド要素に沿って前記クレードル(C)に向けて、切断
    位置に至るまで引き寄せるためのねじロッド(120;
    360)とを含み、 前記カッターホイール(16;310)及び軸(11
    0;316)が、前記切断ヘッドベース(70;33
    0)に対して、前記クレードル(C)に向けて前進した
    状態である前記第一の位置と、前記クレードル(C)か
    ら離れる方向について、前記第一の位置に対して後方に
    離隔した状態である第二の位置の間を、前記直線方向に
    沿って移動可能であって、 前記付勢手段(20,22;400)が、前記カッティ
    ングヘッド(14;304)に設けられ、通常は、前記
    カッターホイール(16;310)及び軸(110;3
    16)を、前記切断ヘッドベース(70;330)に対
    して前記前進状態に弾発的に保持し、 前記カッターホイール(16;310)及び軸(11
    0;316)が、前記切断ヘッドベース(70;33
    0)を前記クレードル(C)に向けて引き寄せることに
    より、前記カッターホイール(16;310)を前記チ
    ューブ(T)に押しつけたときに、前記切断ヘッドベー
    ス(70;330)に対して、前記付勢手段(20,2
    2;400)のばね力に抗して、後方に離隔した状態に
    変位するべく適合されていることを特徴とするチューブ
    カッター。
  2. 【請求項2】 前記切断位置にて前記カッティングヘッ
    ド(14;304)が、前記ハウジング(12;30
    2)に対して固定された位置にあることを特徴とする請
    求項1に記載のカッター。
  3. 【請求項3】 前記付勢手段(20,22)が、前記切
    断ヘッド(14)上の前記カッターホイール(16)を
    マウントし、前記カッターホイールシャフト(110)
    及び前記アーム(80)間に存在するばね手段(20,
    22)を含むことを特徴とする請求項1若しくは2に記
    載のカッター。
  4. 【請求項4】 前記ばねが前記カッターホイール(1
    6)を挟んで反対側に2つの平坦なばね要素(20,2
    2)を有することを特徴とする請求項3に記載のカッタ
    ー。
  5. 【請求項5】 前記各々の平坦なばね要素(20,2
    2)が、第一及び第二の直立脚(200,202)を有
    し、前記脚の一つ(200)が前記アーム(80)に接
    続されており、前記脚の前記他方(202)が前記カッ
    ターホイールシャフト(110)を受容するための孔を
    有することを特徴とする請求項4に記載のカッター。
  6. 【請求項6】 前記脚(200,202)が、二つの端
    部を有する上部及び下部の水平アーム間で、横向き湾曲
    部位にて接続され、一端が前記湾曲部位に結合し他端が
    前記直立脚(200,202)の一つと結合することを
    特徴とする請求項5に記載のカッター。
  7. 【請求項7】 前記付勢手段が、前記カッターヘッド
    (304)の前記アーム(314)及び前記ベース(3
    30)間の弾性部位(400)で有ることを特徴とする
    請求項1若しくは2に記載のカッター。
  8. 【請求項8】 前記アーム(80)が前記カッターホイ
    ール(16)を挟んで反対側にて第一及び第二の直立要
    素を画定する終息した二股の末端を有し、各々の前記要
    素が前記カッターホイール軸(110)を支持するため
    の開口(100)を有することを特徴とする請求項1乃
    至7のいずれかに記載のカッター。
  9. 【請求項9】 前記開口(100)が、カッターホイー
    ル軸(110)が前記ばね(20,22)により前記直
    立要素に対して移動することを許可するべく、前記垂直
    な方向に伸長されていることを特徴とする請求項8に記
    載のカッター。
  10. 【請求項10】 前記ガイド要素が一対の線形溝(4
    0)及び一対の外部に延在するリブ(72)を有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のカッ
    ター。
  11. 【請求項11】 前記クレードルを画定するために、前
    記チューブの軸線と平行な軸線を含む二つのローラー
    (50,52;320,322)を有することを特徴と
    する請求項1乃至10のいずれかに記載のカッター。
  12. 【請求項12】 前記クレードルを画定する二つの角度
    の支持表面を有することを特徴とする請求項1乃至10
    のいずれかに記載のカッター。
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