JPH11114648A - 平ダイス式ねじ転造盤における素材送り込み装置 - Google Patents

平ダイス式ねじ転造盤における素材送り込み装置

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JPH11114648A
JPH11114648A JP29637197A JP29637197A JPH11114648A JP H11114648 A JPH11114648 A JP H11114648A JP 29637197 A JP29637197 A JP 29637197A JP 29637197 A JP29637197 A JP 29637197A JP H11114648 A JPH11114648 A JP H11114648A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 固定ダイスと可動ダイスの間に素材を送り込
むプッシャが過負荷を受けて前進を妨げられたときに、
装置自体に破損が生じない平ダイス式ねじ転造盤の素材
送り込み装置を提供する。 【解決手段】 固定ダイス2と、可動ダイス3と、送り
シュート11を通じて供給され素材5を両ダイス間に送
り込むプッシャ12と、可動ダイスを往復運動させる動
力駆動手段と、プッシャを可動ダイスと同期作動させる
リンク機構と、送りシュートの先端に近接し、かつ素材
ガイド4に対向して接近離間可能に配設され、ばね手段
により素材ガイドに接近するように付勢されていて、素
材ガイドとの間に素材を挟んで案内する制御板13とを
備えている平ダイス式ねじ転造盤において、リンク機構
を構成するリンクが、所定範囲において軸方向へ伸縮す
る一対のリンク部材、で構成されていると共に、両リン
ク部材の間に介装したばね手段によって両リンク部材が
短縮位置に付勢されていて、プッシャが前進を妨げられ
たとき、両リンク部材がばね手段38に抗して伸長して
過負荷を逃すように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ねじ転造盤、特に
平ダイスを用いたねじ転造盤における素材送り込み装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】平ダイス式ねじ転造は、固定ダイスと、
該固定ダイスに沿って往復運動する可動ダイスとを備え
ており、前記両ダイス間にプッシャで素材を送り込ん
で、該素材にねじ山を転造するが、前記プッシャは、前
記可動ダイスを往復運動させる動力駆動手段(通常はク
ランク機構)に連動するリンク機構を介して同期作動
し、前進後退運動するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の平ダイ
ス式ねじ転造盤においては、前記プッシャが前記両ダイ
スから後退する復帰ストロークのみ前記リンク機構によ
り強制的に作動され、前記両ダイス間に素材を送り込む
前進ストロークでは、前記復帰ストロークに連動して圧
縮されるばね手段の弾性復元力で作動され、前記プッシ
ャの前進時に過負荷を受けたときこれを前記ばね手段で
吸収するように構成されているため、前進ストロークの
終端近くなると、前記プッシャの押込み力が低下し、前
記素材を前記両ダイス間に正確に送り込むことができな
いおそれがあった。
【0004】本発明は上記のような従来の問題点を解決
することを目的としてなされたものであり、前記プッシ
ャによる素材の送り込みが一定した押込み力で正確に行
なえるものでありながら、前記プッシャが前進時に過負
荷を受けて前進が妨げられたときには、これを効果的に
逃がして装置自体に破損が生じないように構成した平ダ
イス式ねじ転造盤における素材送り込み装置を提供す
る。
【0005】また、本発明によれば、前記プッシャと協
働して前記両ダイス間に素材を正確に送り込むのに寄与
する制御板(送りシュートの先端に近接して配設され、
素材ガイドとの間に素材を挟んで案内する)が過負荷を
受けたとき、これを効果的に逃がして装置自体が破損す
るのを未然に防止できるように構成した素材送り込み装
置が提供される。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、固定ダイスと、該固定ダイスに沿って往
復運動する可動ダイスと、送りシュートを通じて供給さ
れ素材を前記両ダイス間に送り込むプッシャと、前記可
動ダイスを往復運動させる動力駆動手段と、該駆動手段
に連動して前記プッシャを前記可動ダイスと同期作動さ
せるリンク機構と、前記送りシュートの先端に近接し、
かつ素材ガイドに相対向して接近離間可能に配設され、
ばね手段により前記素材ガイドに接近するように突き出
し勝手に付勢されていて、該素材ガイドとの間に前記素
材を挟んで案内する制御板とを備えている平ダイス式ね
じ転造盤において、前記リンク機構を構成する1つのリ
ンクが、所定範囲において軸方向へ相対移動して伸縮す
る一対のリンク部材で構成されていると共に、前記両リ
ンク部材の間に介装したばね手段によって前記両リンク
部材が短縮位置に付勢されていて、前記プッシャが前進
時に過負荷を受けて前進が妨げられたとき、前記両リン
ク部材が前記ばね手段に抗して伸長して過負荷を逃すよ
うに構成されている。
【0007】また、本発明によれば、前記制御板を支持
するスライドがベースガイドに摺動自在に設けられ、前
記ばね手段を設けるばね取付け軸が前記ベースガイドの
後端に設けたばね受けに軸方向摺動自在に貫通して前記
スライドと平行に配設されると共に、前記ばね取付け軸
の後方への移動を制限するストッパが設けられ、さら
に、ばね取付け軸は前記スライドの後端に設けたストッ
パ部材を貫通して後方へ延び、その後端部がシャーピン
を介して前記ストッパ部材と連係しており、一方、前記
ばね取付け軸に嵌装した前記ばね手段のばね圧により、
前記シャーピン、前記ストッパ部材及び前記スライドを
介して前記制御板が突き出し勝手に付勢されていて、前
記制御板が後方への過負荷を受けたとき、前記シャーピ
ンが破断して、前記制御板が前記スライドと共に前記ベ
ースガイドから後方へ放出されるように構成されてい
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。
【0009】図1は、本発明による素材送り込み装置1
0を平ダイス式ねじ転造盤のフレーム1に設置した状態
を示している。ねじ転造盤そのものは公知のものと同一
の構成であるので、詳細については説明を省略するが、
固定ダイス2と、該固定ダイス2に沿って往復運動する
可動ダイス3とを備えており、固定ダイス2はフレーム
1に固定され、可動ダイス3は公知の動力駆動手段であ
るクランク機構により往復動せしめられるスライダ(図
示せず)に取り付けられている。固定ダイス2と可動ダ
イス3は図示のような平ダイスであって、可動ダイス3
の先端が固定ダイス2の後端に近接する図示の後退位置
にあるとき、素材5が両ダイス2,3間に送り込まれ、
可動ダイス3が固定ダイス2に沿って前進移動する作業
ストロークにおいて、両ダイス2,3のダイス面により
素材5にねじ山が転造され、ねじ転造された素材5は作
業ストロークの終端位置において、両ダイス2,3間か
ら放出される。
【0010】素材送り込み装置10は、送りシュート1
1を通じて連続的に供給される素材5を1本ずつ両ダイ
ス2,3間に送り込むプッシャ12と、該プッシャ12
と協働して両ダイス2,3間に素材5を正確に送り込む
のに寄与する制御板13とを備えている。制御板13
は、先端に送りシュート11の先端面に近接して素材案
内面を形成する傾斜面13aを有している。
【0011】送りシュート11は図示しないホッパフィ
ーダに接続されていて、該ホッパフィーダにより整送さ
れる素材5が連続的に供給されるようになっている。
【0012】プッシャ12は、スライド14の側面に固
定され、該スライド14に連動して送りシュート11の
先端面と、固定ダイス2の後端に隣接して配置された素
材ガイド4とに沿って往復作動するように構成されてい
る。スライド14は、図2に良く示されているように、
フレーム1に固定されたベース台15上に設けた3つの
ローラ16に係合して支持され、該ローラ16を介して
ベース台15上を往復移動するようになっており、スラ
イド14の後端部に固着した継手17(図1参照)が後
述するリンク機構30の第2のリンク35にピン18を
介して枢着連結されている。
【0013】一方、スライド14の上方にはプッシャ1
2に沿って延びるセパレータ20が設けられている。該
セパレータ20はプッシャ12と関連して作動し、送り
シュート11を通じて連続的に供給される素材5を1個
ずつ分離し、プッシャ12の前方に配送するために設け
られるもので、この種ねじ転造盤においては公知かつ慣
用の装置である。セパレータ20の後端には係合ピン2
1が突設されていて、該セパレータ20はスライダ14
の中央部上方に配設した揺動アーム22の一端にピン2
1を介して係合されている。揺動アーム22の他端には
後述する引張りばね26が連結されている。揺動アーム
22は中央部分がベース台15に固定して支持された取
付台23に枢支軸24を介して回動自在に支持されてい
る。そして、ベース台15に固着立設したばね支持杆2
5に引張りばね26の一端が連結され、他端が揺動アー
ム22の他端に連結されており、該引張りばね26によ
り、揺動アーム22を介してセパレータ20が突き出し
勝手に付勢されている。また、スライド14の後端上部
に固着したブラケット27に調整可能なストッパピン2
8が取り付けられていて、該ストッパピン28が揺動ア
ーム22の側部に設けた当り片29に当接し、引張りば
ね26によるセパレータ20の突き出し量を調整できる
ようにしてある。
【0014】図3及び図4は、スライド14を往復移動
させるリンク機構30を示している。該リンク機構30
は、可動ダイス3を往復運動させるクランク機構(図示
せず)に連動して同期作動するが、前記クランク機構は
この種ねじ転造盤において慣用の動力駆動手段であるか
ら、図面及び説明は省略する。
【0015】リンク機構30は、前記クランク機構に連
動して同期作動する揺動アーム31と、該揺動アーム3
1に一端が枢着連結され、他端がフレーム1に枢支ピン
34を介して取り付けられたベルクランク33に枢着連
結された第1のリンク32と、一端がベルクランク33
に枢着連結され、他端がスライド14の継手17にピン
18を介して枢着連結された第2のリンク35とから構
成されている点は、公知のねじ転造盤におけるリンク機
構と同一であるが、本発明におけるリンク機構30では
第1のリンク32が所定範囲において軸方向へ相対移動
して伸縮する一対のリンク部材36,37により構成さ
れている。
【0016】すなわち、第1のリンク32は、軸体から
なるリンク部材36と、該軸状リンク部材36が軸方向
へ摺動自在に嵌装する筒状体からなるリンク部材37と
で構成され、リンク部材36が揺動アーム31に枢着連
結されていると共に、リンク部材37がベルクランク3
3に枢着連結されている。筒状リンク部材37は、先端
部分37aと基端部分37bは筒状に形成されている
が、中間部分37cは筒体を半割にした桶状に形成され
ていて、該中間部分37cに圧縮したコイルばね38が
収容されるようになっている。一方、軸状リンク部材3
6はリンク部材37の先端部分37aから挿入して基端
部分37bに摺動自在に嵌挿されているが、基端部分3
7に近接する中間部位にばね受けリング39が固着され
ている。そして、リンク部材36の中間部に外嵌してリ
ンク部材37の桶状中間部分37cに収容され、先端部
分37aとばね受けリング39との間に介装されたコイ
ルばね38のばね圧によりばね受けリング39が基端部
分37bに当接した短縮位置に保たれている。しかし、
両リンク部材36,37にコイルばね38のばね圧以上
の引張り荷重(過負荷)が掛かると、コイルばね38の
ばね圧に抗して両リンク部材36,37が軸方向両側へ
変位して伸長するようになっている。コイルばね38の
ばね圧はプッシャ12の押込み力より大きく設定されて
いる。したがって、プッシャ12がリンク機構30によ
り往復作動せしめられて素材5を送り込んでいる通常の
作業状態では、第1のリンク32は、図示のように両リ
ンク部材36,37が短縮位置を維持しているので、プ
ッシャ12はリンク機構30により常に一定した押込み
力が付与され、素材5を正確、かつ確実に両ダイス2,
3間に送り込むことができるようになっている。
【0017】図5及び図6は、制御板13の作動装置4
0を示している。該作動装置40は、フレーム1に固定
されるベースガイド41と、該ベースガイド41に摺動
自在に設けられたスライド42とを備えており、制御板
13はスライド42の前部側面に固定支持されている。
また、ベースガイド41の後端にはばね受け部材43が
固着され、スライド42の後端にはストッパ部材44が
固着されている。ばね受け部材43にはばね取付け軸4
5が軸方向摺動自在に貫通してスライド42と平行に配
設されている。該ばね取付け軸45は、さらにスライド
42のストッパ部材44を貫通して後方へ延び、その突
出後端部に直径方向へ貫通するシャーピン46が設けら
れ、該シャーピン46を介してストッパ部材46と連係
している。また、ばね取付け軸45の前端にはばね受け
を兼ねる突出片47が固着されていて、該突出片47に
調整可能なストッパピン48がばね取付け軸45と平行
に配設して螺着されている。そして、ばね取付け軸45
に嵌装され、ばね受け部材43と突出片47との間に圧
縮して介装されたコイルばね49のばね圧によりばね取
付け軸45が前方へ付勢されている。このコイルばね4
9による付勢力はシャーピン46を介してストッパ部材
44及びスライド42に作用し、制御板13が突き出し
勝手に付勢されることになる。また、制御板13の突き
出し量を加減調整するために、ストッパ部材44には調
整可能なストッパピン50が取り付けられている。該ス
トッパピン50の先端はベースガイド41のばね受け部
材43の後側面に当接して、制御板13の突き出し量を
規制している。通常、制御板13の突出量は、図7に示
すように、先端の傾斜面13aが送りシュート11の先
端面11aより僅かに突出し、相対向する素材ガイド4
との間隔が素材5の直径より若干小さくなるように設定
されている。また、ストッパピン48の先端とばね受け
部材43との間隔eは、制御板13の先端傾斜面13a
が送りシュート11の先端面11aと面一になるか、先
端面11aより若干後退するように設定されている。そ
して、制御板13の先端傾斜面13aに後方への過負荷
がかかると、ストッパ部材44によりシャーピン46が
破断され、制御板13はスライド42と共にベースガイ
ド41から後方へ放出されるようになっている。
【0018】次に、上記のように構成された素材送り込
み装置10の作動について説明する。
【0019】図7は、リンク機構30によりスライド1
4を後退移動させた状態で、プッシャ12が後退位置に
ある。このとき、ストッパ28もスライド14と一緒に
後退し、揺動アーム22から離れるので、引張りばね2
6の作用により揺動アーム22が回動し、セパレータ2
0が送りシュート11の先端面11aに沿って突き出さ
れる。このセパレータ20の突き出しにより、送りシュ
ート11を通じて供給される素材5のうち最先端に位置
する素材5が分離されて素材ガイド4側へ押し出される
と共に、後続する素材5はセパレータ20の側面で止め
られる。一方、素材ガイド4側へ押し出された素材5は
送りシュート11の先端面11aより僅かに突出してい
る制御板13の先端傾斜面13aの端縁に係止され、該
素材5が両ダイス2,3側へ移動するのを阻止されてい
る。この状態で、スライド14が前進移動し、プッシャ
12が前進して素材5を両ダイス2,3側へ押し込む
と、制御板13がコイルばね49に抗してストッパピン
48がばね受け部材43に当接するまで後退し、素材ガ
イド4と制御板13の先端傾斜面13aとの間に素材5
を挟んだ状態で案内されながら両ダイス2,3間に送り
込まれる。このとき、スライド14と共に前進したスト
ッパ28が再び図1に示すように揺動アーム22に当接
し、引張りばね26に抗して揺動アーム22を反対方向
へ回動させ、セパレータ20が送りシュート11から離
れた位置まで後退する。そうすると、送りシュート11
内の素材5がプッシャ12の側面に当接するまで前進移
動し、次の送り込み動作のために待機した状態となる。
【0020】以下、上記動作を繰り返して素材5が順次
両ダイス2,3間に送り込まれるが、プッシャ12によ
り送り込まれる素材5が異径寸法であったり、曲がって
いたりすると、素材5が送り込まれずプッシャ12の前
進が妨げられ、プッシャ12に過負荷がかかる。このよ
うな過負荷は、プッシャ12を作動するリンク機構30
の第1のリンク35を構成する2つのリンク部材36,
37が前述のようにコイルばね38のばね圧に抗して伸
長することによって吸収され、リンク機構30の破損が
防止される。
【0021】また、可動ダイス3の後退時に、ねじ転造
された素材5が該可動ダイス3に喰い付いたまま戻るこ
とがある。このような場合、戻って来た素材5が制御板
13の傾斜面13aに衝突して制御板13に後方への過
負荷がかかる。このような過負荷は、前述のようにシャ
ーピン46が破断して、制御板13がスタンド42と共
にベースガイド41から後方へ放出されることによって
逃がされ、装置自体の破損は未然に防止される。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る発明によれば、前記プッシャによる素材の送り込
みが、前記リンク機構を介して一定した押込み力で正確
に行なわれる。しかも、前記プッシャの前進時に異形寸
法の素材などにより過負荷を受けて前進が妨げられたと
き、前記リンク機構のうち軸方向へ相対移動して伸縮す
る一対のリンク部材で構成された前記リンクが、前記両
リンク部材の間に介装したばね手段に抗して伸長し、前
記過負荷を効果的に逃すことができるので、装置自体に
破損を生じるおそれがないものである。
【0023】また、請求項2に係る発明によれば、前記
プッシャと協働して前記両ダイス間に素材を正確に送り
込むのに寄与する前記制御板が、前記両ダイス間に挟ま
れたまま前記可動ダイスと一緒に後退位置まで戻ってき
たねじ素材などによって過負荷を受けたとき、前記シャ
ーピンが破断して、前記制御板がこれを支持するスライ
ドと共に前記ベースガイドから後方へ放出されるので、
前記過負荷によって装置自体が破損するのを未然に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】平ダイス式ねじ転造盤に設置した本発明による
素材送り込み装置の平面図で、プッシャが前進した状態
を示している。
【図2】図1の2−2線に沿う要部断面図である。
【図3】プッシャを作動するリンク機構を示す一部縦断
平面図である。
【図4】図3の類似の図面で、同要部の側面図である。
【図5】制御板の作動装置を示す平面図である。
【図6】制御板の作動装置を示す正面図である。
【図7】図1の素材送り込み装置のプッシャが後退した
状態を示す平面図である。
【符号の説明】
2 固定ダイス 3 可動ダイス 4 素材ガイド 5 素材 10 素材送り込み装置 11 送りシュート 12 プッシャ 13 制御板 14 スライド 20 セパレータ 30 リンク機構 32 第1のリンク 35 第2のリンク 36,37 リンク部材 38 コイルばね 40 制御板13の作動装置 41 ベースガイド 42 スライド 43 ばね受け部材 44 ストッパ部材 45 ばね取付け軸 46 シャーピン 47 突出片 48 ストッパピン 49 コイルばね 50 ストッパピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ダイス(2)と、該固定ダイス
    (2)に沿って往復運動する可動ダイス(3)と、送り
    シュート(11)を通じて供給され素材(5)を前記両
    ダイス(2)(3)間に送り込むプッシャ(12)と、
    前記可動ダイス(3)を往復運動させる動力駆動手段
    と、該駆動手段に連動して前記プッシャ(12)を前記
    可動ダイス(3)と同期作動させるリンク機構(30)
    と、前記送りシュート(11)の先端に近接し、かつ素
    材ガイド(4)に相対向して接近離間可能に配設され、
    ばね手段(49)により前記素材ガイド(4)に接近す
    るように突き出し勝手に付勢されていて、該素材ガイド
    (4)との間に前記素材(5)を挟んで案内する制御板
    (13)とを備えている平ダイス式ねじ転造盤におい
    て、 前記リンク機構(30)を構成する1つのリンク(3
    2)が、所定範囲において軸方向へ相対移動して伸縮す
    る一対のリンク部材(36)(37)で構成されている
    と共に、前記両リンク部材(36)(37)の間に介装
    したばね手段(38)によって前記両リンク部材(3
    6)(37)が短縮位置に付勢されていて、前記プッシ
    ャ(12)が前進時に過負荷を受けて前進が妨げられた
    とき、前記両リンク部材(36)(37)が前記ばね手
    段(38)に抗して伸長して過負荷を逃すように構成さ
    れている平ダイス式ねじ転造盤における素材送り込み装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御板(13)を支持するスライド
    (42)がベースガイド(41)に摺動自在に設けら
    れ、 前記ばね手段(49)を設けるばね取付け軸(45)が
    前記ベースガイド(41)の後端に設けたばね受け(4
    3)に軸方向摺動自在に貫通して前記スライド(42)
    と平行に配設されると共に、前記ばね取付け軸(45)
    の後方への移動を制限するストッパ(48)が設けら
    れ、 さらに、ばね取付け軸(45)は前記スライド(42)
    の後端に設けたストッパ部材(44)を貫通して後方へ
    延び、その後端部がシャーピン(46)を介して前記ス
    トッパ部材(44)と連係しており、 一方、前記ばね取付け軸(45)に嵌装した前記ばね手
    段(49)のばね圧により、前記シャーピン(46)、
    前記ストッパ部材(44)及び前記スライド(42)を
    介して前記制御板(13)が突き出し勝手に付勢されて
    いて、前記制御板(13)が後方への過負荷を受けたと
    き、前記シャーピン(46)が破断して、前記制御板
    (13)が前記スライド(42)と共に前記ベースガイ
    ド(41)から後方へ放出されるように構成されている
    請求項1記載の平ダイス式ねじ転造盤における素材送り
    込み装置。
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