JP3959290B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びそれらの機能を複数具備する複合機を含む画像形成装置に関し、特に、取り外し可能な手差しトレイと用紙搬送路を開閉する外装カバーを具備する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びそれらの機能を複数具備する複合機を含む画像形成装置は、定形サイズの用紙を連続的に給紙するために給紙装置を備えているのが一般的である。一方、不定形の用紙を給紙するための手差しトレイを画像形成装置の本体ケースの外面(正面又は側面)に装着する要求もある。この手差しトレイは、使用頻度の少ないユーザーにとっては余分なコストを負担することになる。また、この手差しトレイは、取り付け上、本体ケースの外面から突出するため設置スペースの拡大を招き、外観上の体裁を悪くすると認識するユーザーもいる。
【0003】
そこで、手差しトレイをオプションとして取り扱い、また、本体ケースに対する手差しトレイの取り付け作業性を高め、さらには、不使用時には手差しトレイを本体ケースからワンタッチで取り外すことができる構造が要求されている。この要求を満足するために、例えば、手差しトレイの一部に複数の係止爪を一体に形成し、これらの係止爪を本体ケースに形成した係止孔に係脱自在に係止させる構造が一般には採用されている。
【0004】
一方、本体ケースの手差しトレイが取り付けられた外面には手差し給紙口が開口されているが、この手差し給紙口は手差しトレイから給紙された用紙を取り入れる分だけ開口すればよく、必要以上の大きさに開口する構造にはなっていない。すなわち、用紙搬送経路において手差し給紙口の下流側は閉塞されている。このため、手差しトレイ又はそれ以外の給紙装置から給紙された用紙が、手差し給紙口の下流側で詰まるとジャム処理が困難となる。
【0005】
そこで、手差しトレイが係脱自在に係止された本体ケースの外面に、開閉用の操作部を有する外装カバーを回動自在に取り付け、通常は外装カバーにより用紙搬送路を外部から遮断し、ジャム処理に際しては外装カバーを開放方向に回動させて用紙搬送路を開放し得るようにした画像形成装置が提案されている。この場合、外装カバーは、通常安定して閉止状態に維持しなければならないので、本体ケースと外装カバーとを弾性的に係止させる係止機構が必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、本体ケースの外面に、回動自在の外装カバーと、ワンタッチで着脱できる手差しトレイとを設けた場合、ジャム処理に際して外装カバーを不用意に開放すると、係止機構が外れることによるショックなどによって、手差しトレイが本体ケースから簡単に外れて落下することがある。この落下により、手差しトレイの一部が破損することもある。
【0007】
本発明の目的は、本体ケースの外面に、回動自在の外装カバーと、ワンタッチで着脱できる手差しトレイとを設けた場合に、不用意な外装カバーの回動操作に起因する手差しトレイの脱落事故を未然に防止し得るようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、給紙された用紙を用紙搬送路により画像形成部に導いて、その画像形成部により用紙に画像を形成する画像形成装置において、前記画像形成装置の本体ケースは、その一部の外面に、前記用紙搬送路を遮蔽する遮蔽位置と前記用紙搬送路を開放する開放位置との間を回動可能に取り付けられた外装カバーと、前記本体ケースに対して係脱自在に係止されて前記外装カバーの端部から前記用紙搬送路への用紙の挿入を許容する手差しトレイと、を具備し、前記手差しトレイは、前記外装カバーを開閉するためにその外装カバーに設けた操作部を覆う遮蔽部を具備する。
【0009】
したがって、本体ケースに手差しトレイが係止された状態では、手差しトレイの遮蔽部が外装カバーの操作部を覆うため、外装カバーの開放動作が禁止される。本体ケースから手差しトレイを外したときは、その遮蔽部から外装カバーの操作部が開放されるために外装カバーの開放動作が許容され、これにより、用紙搬送路が広く開放される。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は画像形成装置の外観を示す斜視図、図2は画像形成装置の本体ケースにおける外装カバーと手差しトレイとを示す斜視図、図3は本体ケースから手差しトレイを取り外す過程を示す斜視図、図4は本体ケースから手差しトレイを取り外した状態を示す斜視図、図5は外装カバーを開放方向に回動してジャム処理をする状態を示す斜視図である。
【0011】
本実施の形態における画像形成装置1は、プリンタの機能とファクシミリの機能とを具備する複合機であるが、プリンタの機能、ファクシミリの機能、複写機の機能のうちの何れか一つ、又は複数の機能をもつ他の複合機であってもよい。この画像形成装置1の本体ケース2には画像形成部(図示せず)が設けられている。この画像形成部は、本実施の形態では電子写真方式の画像形成部であるが、インクジェット方式、熱転写方式の画像形成部であってもよい。本体ケース2は多段に積み重ねられた給紙装置3の上に載置されている。これらの給紙装置3は、それぞれ定形サイズの用紙を積層状態で収納し、その最上位の用紙から順に給紙ローラ(図示せず)により引き出す機能を有する公知の構成のものである。各段の給紙装置3は、縦方向に配置された給紙通路(図示せず)同士が互いに接続され、何れの給紙装置3の用紙を給紙しても、本体ケース2内に設けた後述する用紙搬送路を介して画像形成部に供給されるように構成されている。
【0012】
本体ケース2の正面側には表示器4を備えた操作パネル5が設けられている。また、本体ケース2の外面をなす左側面6には外装カバー7が設けられている。この外装カバー7は、本体ケース2の左側面6から見て、中央部に開口部8が形成されるように門形の形状をなし、その開口部8の両側における下部がヒンジ(図示せず)を介して本体ケース2に回動自在に支持されている。その回動方向は、外装カバー7の上縁が本体ケース2左側面6に対して接離する方向である。この外装カバー7の自由端側と本体ケース2とには、互いに弾性的に係止し合うことにより外装カバー7を閉止状態に安定させるための係止機構(図示せず)が設けられている。また、この外装カバー7の開口部8の上部には、外装カバー7を開閉するための操作部として凹状の把手9が形成されている。
【0013】
本体ケース2の内部には、図3に示すように用紙搬送路10が設けられている。図3において、用紙搬送路10の一部が見える外装カバー7の開口部8の下部は手差しトレイ11から給紙される手差し用紙を受け入れる手差し給紙口12である。
【0014】
手差しトレイ11は、手差し用紙を手差し給紙口12に導くように傾斜された給紙ガイド13と、外装カバー7の開口部8における手差し給紙口12を除く上方部分を覆う横板14とを有し、給紙ガイド13の内面には手差し用紙の両側の位置を規制するサイドフェンス15と、手差し用紙の倒れを防止する延長ガイド16とが設けられている。この手差しトレイ11は、本体ケース2に対して螺子を用いることなくワンタッチで係脱自在に支持されている。具体的な支持構造としては、従来の技術の項で説明したように、手差しトレイ11の一部に複数の係止爪(図示せず)を一体に形成し、これらの係止爪を本体ケース2に形成した係止孔(図示せず)に係脱自在に係止させる構造が挙げられるが、この構造に限られるものではない。そして、手差しトレイ11の横板14には、外装カバー7の把手9を覆う遮蔽部17が一体に形成されている。
【0015】
このような構成において、外装カバー7は図1及び図2に示すように遮蔽位置で安定し、その状態で用紙搬送路10を覆う。給紙元を給紙装置3に選択したときは、給紙装置2内の用紙は本体ケース2の底部から用紙搬送路10に搬送されて画像形成部に供給される。給紙元を手差しトレイ11に選択したときは、その手差し用紙は外装カバー7の下部の手差し給紙口12から用紙搬送路10に送り込まれて画像形成部に供給される。
【0016】
用紙搬送路10においてジャムが発生した場合には、外装カバー7を開放位置に向けて回動させて用紙搬送路10を開放するが、図1及び図2に示すように、本体ケース2の左側面6に手差しトレイ12が係止された状態では、手差しトレイ11の遮蔽部17が外装カバー7の把手9を覆うため、外装カバー7の開放動作が禁止される。手差しトレイ12を、図3に示すように本体ケース2から矢印方向に外し、図4に示すように手差しトレイ4を本体ケース2から外し終えた状態では、その遮蔽部17から外装カバー7の把手9が開放されるために、把手9に手をかけて外装カバーの開放方向(図4の矢印方向)への回動動作が許容される。図5に示すように、外装カバー7を開放した状態では、用紙搬送路10を広く開放することができるので、詰まった用紙Pを矢印方向に容易に取り出すことができる。
【0017】
このように、本体ケース2に手差しトレイ11が係止された状態では、手差しトレイ11の遮蔽部17が外装カバー7の把手9を覆うため、外装カバー7の開放動作を禁止することができる。したがって、ジャム処理に際し用紙搬送路10を開放するために、外装カバー7を不用意に開放することに起因する手差しトレイ11の落下事故を未然に防止できる。外装カバー7を開放する目的を意識し、本体ケース2から手差しトレイ11を外したときは、その遮蔽部17から外装カバー7の把手9が開放されるために外装カバー7の開放動作を許容することができる。したがって、用紙搬送路10を広く開放してジャム処理を容易に行うことができる。
【0018】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、本体ケースは、その外面に、用紙搬送路を遮蔽及び開放可能な外装カバーと、本体ケースに対して係脱自在に係止された手差しトレイとを具備し、手差しトレイは、外装カバーを開閉するために設けた操作部を覆う遮蔽部を具備するので、ジャム処理に際し用紙搬送路を開放するために、外装カバーを開放方向に回動させるときは、本体ケースから手差しトレイを外した後に、外装カバーを開放方向に回動させる手順を使用者に強いることができる。したがって、ジャム処理に際し、外装カバーを不用意に開放方向に回動させることに起因する本体ケースからの手差しトレイの落下事故を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における画像形成装置の外観を示す斜視図である。
【図2】画像形成装置の本体ケースにおける外装カバーと手差しトレイとを示す斜視図である。
【図3】本体ケースから手差しトレイを取り外す過程を示す斜視図である。
【図4】本体ケースから手差しトレイを取り外した状態を示す斜視図である。
【図5】外装カバーを開放方向に回動してジャム処理をする状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
2 本体ケース
6 本体ケースの外面
7 外装ケース
9 操作部
10 用紙搬送路
11 手差しトレイ
17 遮蔽部
Claims (1)
- 給紙された用紙を用紙搬送路により画像形成部に導いて、その画像形成部により用紙に画像を形成する画像形成装置において、
前記画像形成装置の本体ケースは、その一部の外面に、前記用紙搬送路を遮蔽する遮蔽位置と前記用紙搬送路を開放する開放位置との間を回動可能に取り付けられた外装カバーと、前記本体ケースに対して係脱自在に係止されて前記外装カバーの端部から前記用紙搬送路への用紙の挿入を許容する手差しトレイとを具備し、
前記手差しトレイは、前記外装カバーを開閉するためにその外装カバーに設けた操作部を覆う遮蔽部を具備することを特徴とする画像形成装置。
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