JP3957925B2 - 田植機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は苗載台及び植付爪を備えて連続的に苗植作業を行う田植機にあって、植付条の側方に施肥を同時に行う田植機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
この種施肥機にあっては、本機の駆動力を植付部に伝達する植付伝動軸より分岐させた動力を、リンク機構を介し施肥機の駆動軸に入力させ、この入力回転を一方向クラッチなどを介し繰出部に伝達させて、繰出部つまり施肥機の駆動を行っている。
【0003】
しかし乍らこのような駆動手段の場合、苗植付爪と繰出部の駆動が連動するため、作業開始の1株目の植付け時には肥料繰出しが間に合わなくなって施肥が行われないという不都合がある。また複数条用の繰出部を有する場合、各繰出部は連動駆動するため、各条毎用の施肥クラッチの設置が必要となるなどの不都合があった。さらに各条毎の肥料施肥量状況の確認や、施肥作業途中での各条施肥量の調整も容易に行えないという不都合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、複数植付条用の植付部及び各植付部の植付条に対応する複数側条施肥用の施肥機を装備した走行機体と、前記施肥機の肥料繰出部を駆動する電動モータと、前記肥料繰出部から繰出す施肥量を設定する施肥ダイヤルとを備え、前記施肥ダイヤルにて設定した施肥量に基づいて、前記電動モータを作動するように構成してなる田植機において、前記各植付部の植付条に対応する前記各肥料繰出部毎にそれぞれ駆動する前記電動モータと、前記各肥料繰出部から繰出す施肥量をそれぞれ設定する前記施肥ダイヤルと、前記各肥料繰出部から繰出す施肥量をそれぞれ検出する前記施肥量センサとを備え、前記各施肥量センサが検出した施肥量と、前記各施肥ダイヤルにて設定した施肥量とに基づいて、前記各電動モータを作動して、前記各施肥ダイヤルにて設定した施肥量と、前記各肥料繰出部から繰出す施肥量とが一致するように構成し、前記各施肥ダイヤルの操作範囲として、前記各電動モータを停止するオフ位置と、前記各電動モータを増減速させる施肥量設定範囲とを形成し、前記各施肥ダイヤルのオフ位置操作によって前記各電動モータを個別的に停止するように構成したものであるから、前記各肥料繰出部から繰出す各条毎 の施肥量を適正に維持でき、施肥精度を向上できる。従来の施肥クラッチが不用になり、各条毎の施肥機の駆動及び停止操作性等を向上できるものである。
【0005】
【0006】
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は乗用田植機の側面図、図2は同平面図を示し、図中(1)は作業者が搭乗する走行機体である走行車であり、エンジン(2)を車体フレーム(3)前部上方に搭載させ、ミッションケース(4)前方にフロントアクスルケース(5)を介して水田走行用前輪(6)を支持させると共に、前記ミッションケース(4)の後部にリヤアクスルケース(7)を連設し、前記リヤアクスルケース(7)に車輪である水田走行用後輪(8)を支持させる。そして前記エンジン(2)等を覆うボンネット(9)両側に予備苗載台(10)を取付けると共に、足掛台(11)を介して作業者が搭乗する車体カバーであるステップ(12)によって前記ミッションケース(4)等を覆い、前記ステップ(12)上部に運転席(13)を取付け、その運転席(13)の前方で前記ボンネット(9)後部に操向ハンドル(14)を設ける。
【0009】
また、図中(15)は6条植え用の苗載台(16)並びに複数の植付爪(17)などを具備する植付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台(16)を下部レール(18)及びガイドレール(19)を介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に支持させると共に、一方向に等速回転させるロータリケース(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該ケース(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケース(22)(22)を配設し、その爪ケース(22)(22)先端に植付爪(17)(17)を取付ける。また前記植付ケース(20)の前側にローリング支点軸(23)を介して支持フレーム(24)を設け、トップリンク(25)及びロワーリンク(26)を含むリンク機構(27)を介して走行車(1)後側に支持フレーム(24)を連結させ、前記リンク機構(27)を介して植付部(15)を昇降させる昇降シリンダ(28)をロワーリンク(26)に連結させ、前記前後輪(6)(8)を走行駆動して移動すると同時に、左右に往復摺動させる苗載台(16)から一株分の苗を植付爪(17)によって取出し、連続的に苗植え作業を行うように構成する。
【0010】
また、図中(29)は主変速レバー、(30)は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、(31)は植付け感度設定器、(32)は主クラッチペダル、(33)(33)は左右ブレーキペダル、(34)は2条分均平用センターフロート、(35)は2条分均平用サイドフロート、(36)は6条用の施肥装置である施肥機である。
【0011】
さらに、図3、図4に示す如く、肥料を入れる施肥ホッパ(37)と、肥料を定量供給する肥料繰出部である肥料繰出ケース(38)と、フロート(34)(35)の側条作溝器(39)にフレキシブル形搬送ホース(40)を介して肥料を排出させるターボブロワー型送風機(41)と、円筒形のエアタンク(42)とを、前記施肥機(36)に備えると共に、エアタンク(42)右側端に送風機(41)を取付け、6条分6組の肥料繰出ケース(38)…をエアタンク(42)上側に配設させている。
【0012】
また、前記車体フレーム(3)後端の左右支柱(43)上端間に横架する水平フレーム(44)両側にベース取付板を介して左右ベースフレーム(45)(45)を連結させ、前後方向に略水平な前記ベースフレーム(45)後端部と車体フレーム(3)間にサイドステー(46)を連結させ、左右ベースフレーム(45)(45)に立設させる左右施肥フレーム(47)に施肥機(36)を支持させている。
【0013】
そして、左右施肥フレーム(47)の上部前側を丸パイプ形の横フレーム(48)で、また上部後側を四角パイプ形の横フレーム(49)で一体固定させて、これら横フレーム(48)(49)に6組の繰出ケース(38)を固定支持させると共に、繰出ケース(38)の下方前側に横長の前記エアタンク(42)を取外し自在に固定させている。
【0014】
図5に示す如く、前記繰出ケース(38)の上面前側のケース入口(50)に前記ホッパ(37)の下部出口(51)を嵌着させると共に、前記繰出ケース(38)前面下側に肥料取出口(52)を形成し、着脱自在なキャップ(53)によって取出口(52)を閉塞している。
【0015】
また、前記繰出ケース(38)下面に底蓋(54)を着脱自在に固定させると共に、繰出部である硬質合成樹脂製の前記底蓋(54)下面に出口(55)を形成するもので、エアタンク(42)に前端部を嵌着させる軟質合成樹脂製の接合パイプ(56)を備え、該パイプ(56)後端に硬質合成樹脂製のホースジョイント(57)前端を着脱自在に嵌着させると共に、前記ジョイント(57)後端に前記搬送ホース(40)を嵌着させ、前記送風機(41)の送風をエアタンク(42)から各パイプ(56)…及びホース(40)に吹出させ、底蓋(54)の出口(55)からジョイント(57)中間に落下する肥料を搬送ホース(40)に移動させるもので、T字形フランジを形成する前記ジョイント(57)中間に入口(58)を上向き開放に形成し、底蓋(54)の出口(55)に嵌合キャップ(59)を固定させ、該キャップ(59)を前記入口(58)の外壁に着脱自在に嵌着させ、出口(55)を入口(58)に接続させている。
【0016】
さらに、取入口(60)を有する入口板(61)と、同一円周上に円形の複数の繰出口(62)…を有する繰出ロールである繰出板(63)と、排出口(64)を有する出口板(65)を備え、略円形平板製の前記各板(61)(63)(65)を繰出ケース(38)と底蓋(54)の間に多層状に配設させると共に、繰出ケース(38)に繰出軸(66)を略垂直に回転自在に軸支させ、各板(61)(63)(65)の中央部に繰出軸(66)下端側を貫通させ、入口板(61)と出口板(65)を繰出ケース(38)に係止させ、出口板(65)下面に下方側からバネ(67)を弾圧させ各板(61)(65)に対して繰出軸(66)を遊転させると共に、繰出板(63)を繰出軸(66)に係合軸支させ、繰出軸(66)によって繰出板(63)を強制的に回転させ、取入口(60)から繰出口(62)に入った肥料を排出口(64)に移動させて出口(55)方向に落下させるように構成している。
【0017】
また、前記底蓋(54)の出口(55)とホースジョイント(57)の入口(58)との合流部に肥料詰り防止用の肥料掃除部材(68)を設けるもので、線径の細い線状体の下半部を略U字形に折曲げて、前記出口(55)及び入口(58)の内壁面に略接する状態に沿わせると共に、繰出軸(66)の下端に係合保持するバネホルダー(69)に捩りバネを介して線状体上端を首振り自在に支持させて、繰出軸(66)の回転するとき掃除部材(68)も一体回転させて、前記出口(55)及び入口(58)の内壁面に付着する肥料粉等を掻落として、肥料による詰りを防止するように構成している。
【0018】
さらに、前記繰出軸(66)の上端に連結させる減速機付きの電動小型モータ(70a)〜(70f)を繰出ケース(38)に設けるもので、各繰出ケース(38)の上面後側にモータ室(71)を形成し、該モータ室(71)の上側開口部をボルト(72)を介し蓋体(73)で開閉可能に覆って密閉状のモータ室(71)に形成して、6条用の第1〜第6モータ(70a)(70b)(70c)(70d)(70e)(70f)を各モータ室(71)に内設させ、植付部(15)の駆動に関係なく前記モータ(70a)〜(70f)の連続或いは間欠駆動でもって繰出軸(66)を回転させて肥料の繰出しを行うように構成している。
【0019】
図7、図8に示す如く、前記運転席(13)前方の施肥量表示用パネル(74)のパネル台(75)に各モータ(70a)〜(70f)の駆動と回転速度制御とを行う6条用の第1〜第6施肥ダイヤル(76)(77)(78)(79)(80)(81)を設けるもので、各ダイヤル(76)〜(81)はモータ(70a)〜(70f)の駆動を停止させるオフ位置(82)と、一定出力範囲内でモータ(70a)〜(70f)を増減速させる施肥量設定範囲(83)とを有し、各ダイヤル(76)〜(81)によって個別的に各モータ(70a)〜(70f)のオン(駆動)・オフ(停止)を行うと共に、設定される施肥量値に応じた回転速度でモータ(70a)〜(70f)の駆動を行うように構成している。
【0020】
一方、前記フロート(34)(35)に固定する作溝器(39)の後部に6条用の各肥料埋込シュート(84)を固設させ、後方を開放する平面視門形のシュート(84)上端側にブーツ(85)を介して搬送ホース(40)を連結させ、ホース(40)よりシュート(84)内に放出される肥料の重量を6条用の荷重(威圧)式第1〜第6施肥量センサ(86)(87)(88)(89)(90)(91)によって検出するように設けるもので、各埋込シュート(40)の前面内側にセンサ(86)〜(91)を配設させると共に、各センサ(86)〜(91)に対向するシュート(40)の後側に傾斜状の当て板(92)を配設して、センサ(86)〜(91)に当たらず直接下方に流下するような肥料を当て板(92)の案内によってセンサ(86)〜(91)側に流下させて、シュート(40)内を流下する肥料の正確な重量を検出するように構成している。
【0021】
そして図9に示す如く、施肥作業の開始時にオンとする施肥作業スイッチ(93)と、施肥作業中を点灯表示する施肥作業ランプ(94)と、施肥作業の異常を点灯表示する異常ランプ(95)と、各モータ(70a)〜(70f)の駆動回路(96)に出力接続させるコントローラ(97)とを備え、前記作業スイッチ(93)と、各施肥ダイヤル(76)〜(81)と、各施肥量センサ(86)〜(91)とをコントローラ(97)に入力接続させると共に、作業ランプ(94)と異常ランプ(95)と施肥量表示用パネル(74)とにコントローラ(97)を出力接続させて、駆動回路(96)中の磁界或いは抵抗或いは電圧制御などの回路速度制御手段によって速度特性を変更させてモータ(70a)〜(70f)を増減速駆動するように構成している。
【0022】
而して図10のフローチャートに示す如く、前記作業スイッチ(93)をオンとさせて施肥作業を開始するとき、施肥作業ランプ(94)が点灯し、次に施肥ダイヤル(76)〜(81)操作で目標の施肥量が設定されるとき、目標の施肥量と前記施肥量センサ(86)〜(91)で検出される実際の施肥量との間で比較が行われ、その差が一定以上のときには各モータ(70a)〜(70f)を増減速制御するものである。図11に示す如く、前記施肥量センサ(86)〜(91)は一定時間(T)の間に検出した重量データ(重量値と時間との積)の平均値(A)(B)(C)を算出し、該平均値(A)(B)(C)が目標値と略同一のときには現状の回転を維持させ、平均値(A)(B)(C)が目標値より以上或いは以下となるときには現状の回転よりモータ(70a)〜(70f)を減速或いは増速制御して、平均値(A)(B)(C)と目標値とを一致させるものである。また各センサ(86)〜(91)からの重量データ出力で平均値(A)(B)(C)が算出されるときには、その平均値(A)(B)(C)がその時の施肥量としてパネル(74)に表示されて、作業者は各条の施肥量状況の正確な確認をリアルタイムで容易に行うことができる。
【0023】
さらに、算出される平均値(A)(B)(C)が異常に大きくなったり小さくなったりするセンサ(86)〜(91)の故障時やホース(40)及びシュート(84)内の肥料詰まり時にあっては異常ランプ(95)が点灯して、この異常状況を作業者に報知するものである。
【0024】
このように施肥量センサ(86)〜(91)からの信号が即時にフィードバックされて各モータ(70a)〜(70f)の駆動制御が行われるものであるから、高速作業においても時間遅れのない追従性良好な施肥量の調量制御が行われると共に、重量データの平均値(A)(B)(C)のフィードバックによって、肥料の種類や粒径などの影響を受けることのない安定した施肥を可能とさせることができる。
【0025】
また、繰出軸(66)にモータ(70a)〜(70f)を連結させることによって、ノイズの入り難い確実な伝達構造とさせ、従来の伝動トルクより小さなものとさせてモータ(70a)〜(70f)の小型化も図れ、また小型のモータ(70a)〜(70f)を用いることによってこの駆動部をコンパクト構造にできると共に、これらモータ(70a)〜(70f)をオン・オフするダイヤル(76)〜(81)などオン・オフスイッチをパネル台(75)に設置して、従来の施肥クラッチを不用とさせ、ダイヤル(76)〜(81)などオン・オフスイッチを施肥クラッチの代用とさせることができ、さらに1条毎のユニットとして施肥機(36)をコンパクトに構成して各条数の田植機に容易に組込可能にできる。
【0026】
さらには、従来の安全クラッチがブレーカやヒューズで対応させることができて、コスト軽減や軽量化を図ることができる。
【0027】
なお、前述実施例にあっては一定時間(T)の間に検出する重量データ(重量値と時間との積)の平均値(A)(B)(C)でモータ(70a)〜(70f)を増減速制御する構成を示したが、図12に示す如く、施肥量センサ(86)〜(91)で一定時間毎に検出するときの検出値の3回分(a、a2、a3)(b1、b2、b3)(c1、c2、c3)など複数回分の平均値(ah)(bh)(ch)を算出させ、この平均値(ah)(bh)(ch)と目標値との差(s1)(s2)(s3)が一定以上のときその差(s1)(s2)(s3)分だけモータ(70a)〜(70f)を増減速制御して、目標の施肥量を保つように構成しても良い。
【0028】
また図13に示す如く、前記モータ(70a)〜(70f)の駆動は電動以外に油圧式モータ(70)を用いても良く、油圧式モータ(70)を電磁操作式油圧切換弁(98)及び速度制御用の流量制御弁(99)を介して油圧ポンプ(100)に接続させると共に、油圧ポンプ(100)の出力回路にリリーフ弁(101)を設けて、安全クラッチをリリーフ弁(101)で代用させ、そのリリーフ弁(101)の操作はパネル台(75)などに配列させたボタンなどで行うことを可能とさせても良い。なお、油圧式モータ(70)には可変容量形油圧モータを用いても良い。
【0029】
【発明の効果】
以上実施例から明らかなように、請求項1に係る発明は、複数植付条用の植付部(15)及び各植付部の植付条に対応する複数側条施肥用施肥機(36)を装備した走行機体(1)と、施肥機(36)の肥料繰出部(繰出ケース)(38)を駆動する電動モータ(70a)〜(70f)と、肥料繰出部(38)から繰出す施肥量を設定する施肥ダイヤル(76)〜(81)とを備え、施肥ダイヤル(76)〜(81)にて設定した施肥量に基づいて、電動モータ(70a)〜(70f)を作動するように構成してなる田植機において、前記植付部(15)の各植付条に対応する各肥料繰出部(38)毎にそれぞれ駆動する電動モータ(70a)〜(70f)と、各肥料繰出部(38)から繰出す施肥量をそれぞれ設定する施肥ダイヤル(76)〜(81)と、各肥料繰出部(38)から繰出す施肥量をそれぞれ検出する施肥量センサ(86)〜(91)とを備え、各施肥量センサ(86)〜(91)が検出した施肥量と、各施肥ダイヤル(76)〜(81)にて設定した施肥量とに基づいて、各電動モータ(70a)〜(70f)を作動して、各施肥ダイヤル(76 )〜(81)にて設定した施肥量と、各肥料繰出部(38)から繰出す施肥量とが一致するように構成し、各施肥ダイヤル(76)〜(81)の操作範囲として、各電動モータ(70a)〜(70f)を停止するオフ位置(82)と、各電動モータ(70a)〜(70f)を増減速させる施肥量設定範囲(83)とを形成し、各施肥ダイヤル(76)〜(81)のオフ位置操作によって各電動モータ(70a)〜(70f)を個別的に停止するように構成したものであるから、各肥料繰出部(38)から繰出す各条毎の施肥量を適正に維持でき、施肥精度を向上できる。従来の施肥クラッチが不用になり、各条毎の施肥機(36)の駆動及び停止操作性等を向上できるものである。
【0030】
【0031】
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図である。
【図2】田植機の全体平面図である。
【図3】植付部の側面図である。
【図4】施肥機の背面図である。
【図5】繰出ケース部の断面説明図である。
【図6】作溝器部の説明図である。
【図7】パネル部の説明図である。
【図8】施肥ダイヤルの説明図である。
【図9】施肥制御回路図である。
【図10】フローチャートである。
【図11】施肥量センサの出力線図である。
【図12】施肥量センサの出力説明図である。
【図13】油圧回路図である。
【符号の説明】
(1)走行車(走行機体)
(15)植付部
(36)施肥機
(38)肥料繰出部
(70a)〜(70f)電動モータ
(76)〜(81)施肥ダイヤル
(82)オフ位置
(83) 施肥量調節範囲
(86)〜(91)施肥量センサ
Claims (1)
- 複数植付条用の植付部及び各植付部の植付条に対応する複数側条施肥用の施肥機を装備した走行機体と、前記施肥機の肥料繰出部を駆動する電動モータと、前記肥料繰出部から繰出す施肥量を設定する施肥ダイヤルとを備え、前記施肥ダイヤルにて設定した施肥量に基づいて、前記電動モータを作動するように構成してなる田植機において、
前記各植付部の植付条に対応する前記各肥料繰出部毎にそれぞれ駆動する前記電動モータと、前記各肥料繰出部から繰出す施肥量をそれぞれ設定する前記施肥ダイヤルと、前記各肥料繰出部から繰出す施肥量をそれぞれ検出する前記施肥量センサとを備え、前記各施肥量センサが検出した施肥量と、前記各施肥ダイヤルにて設定した施肥量とに基づいて、前記各電動モータを作動して、前記各施肥ダイヤルにて設定した施肥量と、前記各肥料繰出部から繰出す施肥量とが一致するように構成し、
前記各施肥ダイヤルの操作範囲として、前記各電動モータを停止するオフ位置と、前記各電動モータを増減速させる施肥量設定範囲とを形成し、前記各施肥ダイヤルのオフ位置操作によって前記各電動モータを個別的に停止するように構成したことを特徴とする田植機。
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