JP3957682B2 - スイッチング電源装置及びそれを用いた電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチング電源装置に関するものであり、特に、過負荷時に出力電流を制限する過電流保護機能を備えたスイッチング電源装置に関するものである。
スイッチング電源装置の小型化、低コスト化には依然強い要望があり、スイッチング電源装置を構成するコイル・コンデンサのインダクタンス・キャパシタンスを下げることで小型化、低コスト化が図られている。また、コイル・コンデンサのインダクタンス・キャパシタンスを下げるためには、スイッチング周波数を高くすることが必須であり、従来、数十kHz〜100kHz程度であったスイッチング周波数が最近では1MHz〜4MHz程度になっている。
また、出力電圧とスイッチング素子を流れるスイッチ電流とを比較してスイッチング素子のON/OFF比(デューティ)を決定する構成のスイッチング電源装置は、一般的に電流制御タイプと言われ、この電流制御タイプのスイッチング電源においては、デューティが50%を越えると安定性が悪くなり、低周波発振が起こることが知られている。そして、低周波発振が起こると、スイッチング周波数は通常の数分の1となり、出力電圧リップルの増大等が発生し好ましくない。そこで、これを対策するため、一般的に電流制御タイプのスイッチング電源には、図6に示すように、電流補償回路が設けられ、デューティが50%を超えても安定動作するように構成されている。
図6は、従来のスイッチング電源装置の電気的構成を示す回路ブロック図である。図6において、INは図示しない直流電源からの直流電圧が供給される入力端子であり、入力端子INとグランド間に平滑用の入力コンデンサC1が接続されている。また、入力端子INは電流制御部1を介してトランジスタ等のスイッチング素子2の一端に接続され、スイッチング素子2の他端はダイオードD1のカソードとコイルL1の一端に接続されている。そして、ダイオードD1のアノードはグランドに接続され、コイルL1の他端は出力端子OUTに接続されるとともに、出力コンデンサC2を介してグランドに接続されている。更に、コイルL1の他端は分圧抵抗R1、R2の直列回路を介してグランドに接続されている。尚、外部で出力端子OUTとグランド間に負荷9が接続されている。
また、分圧抵抗R1、R2の接続ノードは差動増幅器3の反転入力端子(−)に接続され、差動増幅器3の非反転入力端子(+)は基準電圧源4に接続されている。そして、差動増幅器3の出力端子はコンパレータ5の反転入力端子(−)に接続され、コンパレータ5の非反転入力端子(+)は電流制御部1に接続されている。更に、コンパレータ5の出力端子はフリップフロップ6のリセット入力端子Rに接続され、フリップフロップ6のセット入力端子Sは発振器7に接続されている。そして、フリップフロップ6の出力端子Qからの出力がドライブ回路8を介してスイッチング素子2に制御信号として与えられることにより、スイッチング素子2がフリップフロップ6のセット/リセット状態に応じてオン/オフする。
また、電流制御部1は、入力端子INとスイッチング素子2との間に接続されスイッチング素子2に流れるスイッチ電流Iswを検出し、スイッチ電流Iswに比例して変わる検出電流Isens(検出信号)を出力する電流検出回路11と、電流検出回路11からの検出電流Isensと、過電流検出レベルに相当し予め設定されている設定電流Iocp(所定の閾値)とを比較してスイッチ電流Iswが過電流であるか否かを検出する過電流検出回路12と、電流補償のための電流補償回路13とから構成され、電流検出回路11からの検出電流Isensに電流補償回路13からの補償電流(第1の電流補償信号)が加算された補償済み電流Icc1(第1の電流補償済み信号)がコンパレータ5の非反転入力端子(+)に供給される。
次に、このような構成の図6に示すスイッチング電源装置の動作を説明する。入力端子INに供給される直流電圧は入力コンデンサC1で平滑化され入力電圧Vinになった後、スイッチング素子2のスイッチング動作によりパルス電圧に変換される。そして、スイッチング素子2がオンのときは、入力端子INからコイルL1に電流が流れ、これにより、コイルL1にエネルギーが蓄積され、且つ、負荷9にエネルギーが供給される。一方、スイッチング素子2がオフのときは、コイルL1に蓄積されたエネルギーがダイオードD1を通じて負荷9に供給される。尚、出力端子OUTには出力コンデンサC2によって平滑化された出力電圧Voが供給され、この出力電圧Voが負荷9に印加されて負荷9に負荷電流Ioが流れる。
スイッチング素子2のオン/オフの切り換えはフリップフロップ6の状態に応じて行われ、スイッチング素子2はフリップフロップ6がセット状態であればオン、リセット状態であればオフになるようにドライブ回路8を介して制御される。図7は図6に示すスイッチング電源装置の動作を説明するための波形図である。図7において、(a)は発振器7から出力されるパルス信号の波形、(b)はスイッチング素子2をオン(ON)/オフ(OFF)させるフリップフロップ6の出力端子Qからの出力信号の波形、(c)は通常時のスイッチ電流Iswの波形、(d)は通常時の検出電流Isens、補償済み電流Icc1、誤差電流Ie(誤差信号)の波形、(d)は過電流保護動作時のスイッチ電流Iswの波形、(e)は過電流保護動作時の検出電流Isens、設定電流Iocpの波形を示している。
尚、図中の破線は、スイッチング素子2がオンからオフになるときの検出電流Isensの値と前記オフから再びオンになるときの検出電流Isensの値とを結んだものである。
フリップフロップ6は、発振器7からのパルス信号(図7(a))を受け、その立ち下がりのタイミングでセットされ、スイッチング素子2をオンにする(図7(b))。一方、コンパレータ5からの信号がH(High)レベルになるとリセットされ、スイッチング素子2をオフにする(図7(b))。そして、スイッチング素子2のオン/オフによりスイッチング素子2には図7(c)に示すスイッチ電流Iswが流れるが、このスイッチング素子2をオフする制御は以下のようにして行われている。
コンパレータ5は、図7(d)に示すように、電流検出回路11からの検出電流Isensに電流補償回路13からの補償電流が加算された補償済み電流Icc1と、差動増幅器3からの誤差電流Ieとを比較し、補償済み電流Icc1の方が大きい場合には出力信号をHレベルにしてフリップフロップ6をリセットする。尚、誤差電流Ieの方が大きい場合には出力信号をL(Low)レベルにしてフリップフロップ6をリセットしないように動作する。
ここで、差動増幅器3からの誤差電流Ieは、出力電圧Voを分圧抵抗R1、R2で分圧した帰還電圧Vadjと基準電圧4からの基準電圧Vrefとを比較し、その誤差に応じた電流であり、この誤差電流Ieとスイッチ電流Iswとが比較されてスイッチング素子2のスイッチングが行われることにより、出力電圧Voは基準電圧Vrefに応じた一定の電圧に保たれることになる。また、このような電流制御タイプのスイッチング電源装置において、安定動作を行うためには、スイッチ電流Iswに生じた変動が収束されるように、図7(d)に示すように、補償済み電流Icc1の傾きを破線の傾きよりも大きくする必要があり、電流補償回路13は時間と共に大きくなる補償電流を検出電流Isensに加算することにより補償済み電流Icc1の傾きを大きくしている。
このような動作を行うことにより、負荷9の大きさが変動した場合においても、出力電圧Voは安定的に保持される。例えば、負荷9が重くなった場合、以下の順に動作し安定する。負荷9大→出力電圧Vo低下→誤差電流Ie上昇→補償済み電流Icc1ピーク値が上昇(傾きは一定)、検出電流Isensピーク値が上昇(傾きは一定)するようにスイッチング素子2のスイッチ電流Iswが増加する(デューティは一定)。
また、このように負荷に応じてスイッチ電流Iswは増加するが、スイッチ電流Iswが過大になることを防止するために、過電流検出回路12による過電流保護動作が行われる。過電流検出回路12は、図7(f)に示すように、電流検出回路11からの検出電流Isensと、過電流検出レベルに相当し予め設定されている設定電流Iocpとを比較してスイッチング素子2に流れるスイッチ電流Iswが過電流であるか否かを検出する。
即ち、検出電流Isensが設定電流Iocpを超えた場合は、スイッチ電流Iswが過電流であると判定し、フリップフロップ6にリセット信号を与えてフリップフロップ6をリセットする。これにより、スイッチング素子2は次に発振器7からのパルス信号でフリップフロップ6がセットされるまでオフになるので、スイッチング素子2に流れるスイッチ電流Iswはそのピークを制限されることになり(図7(e))、スイッチング素子2に過電流が流れることが防止される。
また、入力電源と負荷との間に設けられたスイッチを駆動するための容量を備えるDC/DC変換器において、その容量が放電されない範囲でそのスイッチを連続的に閉状態にできるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、電源供給用のスイッチおよびそのスイッチと出力端子との間に設けられるインダクタを含むDC/DCコンバータにおいて、上記インダクタを介して流れる電流に係わらず上記スイッチのスイッチング間隔が一定となるようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開平11―332222号公報 特開2000―32744号公報
しかしながら、図6に示す従来のスイッチング電源装置は、通常時においては、電流検出回路11からの検出電流Isensに電流補償回路13からの補償電流を加算した補償済み電流Icc1と差動増幅回路3からの誤差電流Ieとを比較し、スイッチング素子2をオフするタイミングを決定するが、過電流検出回路12が過電流保護動作を行っている過電流保護動作時においては、電流検出回路11からの検出電流Isensと過電流検出回路12に設定されている設定電流Iocpとを比較してスイッチング素子2をオフするタイミングを決定する、即ち、電流補償回路13が働かない状態となる。そのため、スイッチング動作が高デューティとなる場合に低周波発振が発生してスイッチング周波数が通常の数分の1になってしまうという問題があった。
更に、この低周波発振が発生する場合の問題点を図8を参照して説明する。図8は過電流保護動作時の出力電圧Vo−負荷電流Io特性を示す図である。図8において、縦軸は電圧、横軸は電流であり、破線は通常状態の特性を示し、実線は低周波発振状態での特性を示している。例えば、入力電圧Vin=20V、出力電圧Vo=15V、コイルL1のインダクタンスL=10uH、発振器7の発振周波数fo=1MHz、過電流検出回路12の過電流検出レベルIcl=1.3Aとする時を考えてみる。
負荷電流Ioとスイッチ電流Iswとの関係は、
Io=Isw−(Vin−Vo)/(2Lfo)×Vo/Vin
となるため、負荷電流Ioの最大値、即ち、過電流保護のかかる負荷電流Ioは、Isw=Iclの関係より、通常状態では1.11Aとなる。一方、低周波発振が起きてスイッチング周波数が250kHzとなった時の最大負荷電流は上式でfo=250kHzとして0.55Aとなる。
ここで、負荷電流Io=1Aで動作している場合を考えてみる。低周波発振が起こらない場合は、例えば起動時の出力コンデンサC2への充電電流などの一時的な過電流状態があった場合にもIo=1Aとなる動作点は図8において点Aだけであるので、過電流状態が復帰すれば出力電圧15Vが出力される。一方、低周波発振が発生し得る場合、負過電流Io=1Aとなる動作点は点Aと点Bがあり、点Bで動作した場合には出力電圧が15Vよりも低下してしまう。
そこで、このような不具合を回避するには、スイッチング周波数が1/4に低下することを想定して、コイルインダクタンスを4倍にしておく必要があるが、そのようにすると、コイルサイズ、コストが増大し、スイッチング電源装置の小型化、低コスト化が出来なくなるという問題があった。
また、特許文献1に記載の従来技術では、供給される入力電圧と保持すべき出力電圧との差が小さい場合においても、その出力電圧を保持することはできるが、スイッチングを行うスイッチの過電流保護機能がなく、大きい負荷が接続された場合等、スイッチにスイッチの電流容量を超える電流が流れ続けた場合には、このスイッチが破損してしまう可能性があるという問題があった。
また、特許文献2には、負過電流の異常(過電流)を検出したときに、スイッチを駆動するフリップフロップを強制的にリセットする回路を設けるようにしてもよいとの記述があるが、そのような回路を設けその回路による過電流保護が行われている時に、低周波発振が発生しスイッチング周波数が低下するという問題を解決するものではない。
本発明は、上記の点に鑑み、小型化、低コスト化を図るとともに、過電流保護動作時においても低周波発振の発生を防止することのできるスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、直流電圧が与えられる入力端子に一端が接続され前記直流電圧をスイッチングしてパルス電圧に変換するスイッチング素子と、前記スイッチング素子の他端と出力端子間に接続され前記パルス電圧を平滑して前記直流電圧とは別の直流電圧にするコイルと、前記出力端子とグランド間に接続され前記コイルからの直流電圧を平滑して出力電圧とする出力コンデンサと、前記スイッチング素子とコイルとの接続点と前記グランド間に接続され前記スイッチング素子のオフ期間に前記コイルに電流を流す整流素子とを備えるスイッチング電源装置において、前記スイッチング素子のオン期間に時間とともに増加する前記スイッチング素子に流れる電流に比例して変わる検出信号を出力する電流検出手段と、前記検出信号に第1の電流補償信号を重畳して第1の電流補償済み信号にする第1の電流補償手段と、前記出力電圧を分圧した帰還電圧と基準電圧との誤差信号と第1の電流補償済み信号とを比較する比較手段と、発振手段からのパルス信号に基づいて前記スイッチング素子をオンにし、第1の電流補償済み信号が前記誤差信号よりも大きくなったときの前記比較手段の出力に基づいて前記スイッチング素子をオフにするスイッチング制御手段と、前記検出信号に第2の電流補償信号を重畳して第2の電流補償済み信号にする第2の電流補償手段と、第2の電流補償済み信号と所定の閾値とを比較して前記スイッチング素子に流れる電流の過電流検出を行い、過電流を検出した場合には前記スイッチング素子をオフにする過電流保護動作を行う過電流検出手段と、設け、第1、第2の電流補償済み信号の傾きが、前記スイッチング素子がオンからオフになるときの前記検出信号の値と前記オフから再びオンになるときの前記検出信号の値とを結ぶ直線の傾きよりも大きいことにより、前記スイッチング素子に流れる電流の変動が収束されるようにしたものである。
このようにすると、前記過電流検出手段が過電流保護動作を行っていない通常時において、第1の電流補償手段によって電流補償された第1の電流補償済み信号に基づいて前記スイッチング素子のスイッチング動作が行われるので、前記スイッチング素子のスイッチングが高デューティになっても、前記スイッチング素子の低周波発振の発生を防止することができるとともに、前記過電流検出手段が過電流保護動作を行っている過電流保護動作時においても、第2の電流補償手段によって電流補償された第2の電流補償済み信号により前記過電流検出手段を動作させるため、前記スイッチング素子のスイッチングが高デューティになっても、前記スイッチング素子の低周波発振の発生を防止することができる。即ち、通常時、過電流保護動作時のいずれの場合に前記スイッチング素子のスイッチングが高デューティになっても、スイッチング周波数を安定化できるので、コイル、コンデンサのインダクタンス、キャパシタンスを下げることでスイッチング電源装置の小型化、低コスト化を図ることが可能になる。
また、例えば、前記過電流検出手段による過電流保護動作が行われている場合に、第2の電流補償手段が動作し、前記過電流検出手段が第2の電流補償済み信号と所定の閾値とを比較して前記スイッチング素子に流れる電流の過電流検出を行い、前記過電流検出手段による過電流保護動作が行われていない場合に、第2の電流補償手段が動作を停止し、前記過電流検出手段が前記検出信号と所定の閾値とを比較して前記スイッチング素子に流れる電流の過電流検出を行うようにすることで、デューティの変化による過電流検出レベルの低下を防ぐことができる。
また、例えば、前記過電流検出手段が過電流を検出したときに出力する過電流検出信号によりセットされ、第1の電流補償済み信号が前記誤差信号より大きくなったときの前記比較手段の出力によりリセットされるラッチ手段を設け、第2の電流補償手段は、前記ラッチ手段がセット状態である場合に動作し、前記ラッチ手段がリセット状態である場合に動作を停止するようにすると、前記ラッチ手段がリセットされているときを通常時と判断し、一方、前記ラッチ手段がセットされているときを過電流保護動作時と判断することができ、通常時には第2の電流補償手段を動作させないようにすることで、デューティの変化による過電流検出レベルの低下を防ぐことができる。
また、例えば、前記スイッチング素子のオン期間が前記発振手段からのパルス信号の周期を超える場合に、第2の電流補償手段が動作し、前記過電流検出手段が第2の電流補償済み信号と所定の閾値とを比較して前記スイッチング素子に流れる電流の過電流検出を行い、前記スイッチング素子のオン期間が前記発振手段からのパルス信号の周期を超えない場合に、第2の電流補償手段が動作を停止し、前記過電流検出手段が前記検出信号と所定の閾値とを比較して前記スイッチング素子に流れる電流の過電流検出を行うようにして過電流検出レベルの低下を防ぐことができる。
また、例えば、前記発振手段からのパルス信号と前記スイッチング制御手段が前記スイッチング素子をオンにするために前記スイッチング素子に与える制御信号との論理積をとる論理ゲートと、該論理ゲートの出力によりセットされ、第1の電流補償済み信号が前記誤差信号より大きくなったときの前記比較手段の出力によりリセットされるラッチ手段とを設け、第2の電流補償手段は、前記ラッチ手段がセット状態である場合に動作し、前記ラッチ手段がリセット状態である場合に動作を停止するようにすると、前記ラッチ手段がリセットされているときを通常時と判断し、一方、前記ラッチ手段がセットされているときを過電流保護動作時と判断することができ、通常時には第2の電流補償手段を動作させないようにすることで、デューティの変化による過電流検出レベルの低下を防ぐことができる。
また、例えば、第2の電流補償手段は、前記検出信号から一定の信号を減算するとともに、前記検出信号に時間とともに上昇する信号を加算すると、過電流検出レベルを変えることなく低周波発振を防止することができる。
また、例えば、第1の電流補償信号の傾きと第2の電流補償信号の傾きとが同一であると、過電流保護動作時の電流補償を通常時と同様に確実に実施することができる。
また、例えば、第2の電流補償手段は、第1の電流補償信号をミラーするカレントミラー回路、または、第1の電流補償信号と同じ電圧を発生する電圧アンプで構成されていると、回路の共通化が図れ、スイッチング電源装置の簡素化、低コスト化をすることができる。
また、例えば、前記スイッチング電源装置を用いた電子機器にすると、過電流保護動作時においても安定して動作するとともに、小型化、低コスト化を図ることが可能な電子機器が実現できる。
本発明によると、過電流検出手段が過電流保護動作を行っていない通常時において、第1の電流補償手段によって電流補償された第1の電流補償済み信号に基づいてスイッチング素子のスイッチング動作が行われるので、前記スイッチング素子のスイッチングが高デューティになっても、前記スイッチング素子の低周波発振の発生を防止することができるとともに、前記過電流検出手段が過電流保護動作を行っている過電流保護動作時においても、第2の電流補償手段によって電流補償された第2の電流補償済み信号により前記過電流検出手段を動作させるため、前記スイッチング素子のスイッチングが高デューティになっても、前記スイッチング素子の低周波発振の発生を防止することができる。即ち、通常時、過電流保護動作時のいずれの場合に前記スイッチング素子のスイッチングが高デューティになっても、スイッチング周波数を安定化できるので、コイル、コンデンサのインダクタンス、キャパシタンスを下げることでスイッチング電源装置の小型化、低コスト化を図ることが可能になる。
以下に、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態のスイッチング電源装置の電気的構成を示す回路ブロック図である。図1において、図6と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。図1に示すスイッチング電源装置が図6に示すスイッチング電源装置と相違する点は、電流制御部1内に電流補償回路13の代わりに第1電流補償回路14が設けられている点と、第2電流補償回路15が新たに設けられている点である。
尚、第1電流補償回路14は、図6に示す電流補償回路13と同様の動作を行う同様の回路であり、過電流検出回路12が過電流保護動作を行っていない通常時の図1に示すスイッチング電源装置の動作は、図6に示すスイッチング電源装置の通常時の動作と同様であるので、その説明は省略する。以下に、図1に示すスイッチング電源装置の過電流保護動作時の動作を説明する。
過電流保護動作時においては、出力電圧Voが低下するためコンパレータ5の非反転入力端子(+)に入力される誤差電流Ieは増加し、コンパレータ5の出力信号は常にLレベルとなるので、コンパレータ5からフリップフロップ6をリセットできなくなる。従って、フリップフロップ6は過電流検出回路12から出力される過電流検出信号であるリセット信号によりリセットされることになる。
また、スイッチング素子2のオン期間に時間とともに増加するスイッチング素子2に流れるスイッチ電流Iswに比例して変わる電流検出回路11からの検出電流Isensは、第2電流補償回路15からの補償電流(第2の電流補償信号)が重畳されて補償済み電流Icc2(第2の電流補償済み信号)となる。そして、過電流検出回路12は、この補償済み電流Icc2と過電流検出レベルに相当し予め設定されている設定電流Iocpとを比較してスイッチ電流Iswが過電流であるか否かを検出する。
即ち、補償済み電流Icc2が設定電流Iocpを超えた場合は、スイッチ電流Iswが過電流であると判定し、フリップフロップ6にリセット信号を与えてフリップフロップ6をリセットする。これにより、スイッチング素子2は次に発振器7からのパルス信号でフリップフロップ6がセットされるまでオフになるので、スイッチング素子2に流れる電流はそのピークを制限されることになり、スイッチング素子2に過電流が流れることを防止できる。
このようにして、過電流保護動作時において、電流補償された補償済み電流Icc2により過電流検出回路12を動作させることにより、高デューティ時であっても、スイッチ電流Iswに生じた変動が収束されるので、低周波発振の発生を防止することができる。即ち、過電流保護動作時、且つ、高デューティ時においても、スイッチング周波数が安定化できるので、コイルL1、コンデンサC2のインダクタンス、キャパシタンスを下げることでスイッチング電源装置の小型化、低コスト化を図ることが可能になる。
図2は、本発明の第2実施形態のスイッチング電源装置の電気的構成を示す回路ブロック図である。図2において、図1と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。図2に示すスイッチング電源装置が図1に示すスイッチング電源装置と相違する点は、電流制御部1内の過電流検出回路12と第2電流補償回路15との間にフリップフロップ16が新たに設けられている点である。
フリップフロップ16のセット入力端子Sには過電流検出回路12からのセット信号(過電流検出信号)が与えられ、フリップフロップ16のリセット入力端子Rにはコンパレータ5の出力信号が与えられる。また、フリップフロップ16の出力端子Qからの出力信号は第2電流補償回路15に与えられ、第2電流補償回路15は、フリップフロップ16からの出力信号が与えられているとき、即ち、フリップフロップ16がセットされているときのみ動作するようになっている。
これにより、過電流保護動作時において、過電流検出回路12は補償済み電流Icc2と過電流検出レベルに相当する設定電流Iocpとを比較してスイッチ電流Iswが過電流であるか否かを検出するが、過電流保護動作時ではない通常時においては、フリップフロップ16がリセット状態であるため第2電流補償回路15は動作を停止する。従って、過電流検出回路12は検出電流Isensと設定電流Iocpとを比較してスイッチ電流Iswが過電流であるか否かを検出するということになる。即ち、検出電流Isensが設定電流Iocpを超えた場合は、スイッチ電流Iswが過電流であると判定し、フリップフロップ6にHレベルのリセット信号を与えてフリップフロップ6をリセットするとともに、フリップフロップ16にHレベルのセット信号を与えてフリップフロップ16をセットする。
そして、フリップフロップ16がセットされることにより、その出力を受ける第2電流補償回路15が動作を開始する。即ち、第2電流補償回路15は検出電流Isensに補償電流を重畳して補償済み電流Icc2にする。これにより、電流補償された補償済み電流Icc2により過電流検出回路12が動作することになり、過電流保護動作時に高デューティになっても低周波発振の発生を防止することができる。
そして、過電流状態が解消され通常時に戻ったとき、即ち、コンパレータ5からのリセット信号がフリップフロップ16に入力されたとき、フリップフロップ16はリセットされ、第2電流補償回路15は動作を停止する。従って、過電流検出回路12は電流補償されていない検出電流Isensに基づいて過電流検出を行うことになる。このように、通常時には第2電流補償回路15を動作させないようにすることで、デューティの変化による過電流検出レベルの低下を防ぐことができる。
図3は、本発明の第3実施形態のスイッチング電源装置の電気的構成を示す回路ブロック図である。図3において、図2と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。図3に示すスイッチング電源装置が図2に示すスイッチング電源装置と相違する点は、過電流検出回路12からフリップフロップ16に与えるセット信号が無くなり、その代わりに、フリップフロップ16をセットするセット信号を与えるANDゲート17が新たに設けられている点である。
ANDゲート17は2入力1出力のANDゲートであり、ANDゲート17の一方の入力には発振器7からのパルス信号が与えられ、他方の入力にはフリップフロップ6の出力信号が与えられている。また、ANDゲート17の出力信号はフリップフロップ16のセット信号になっている。
過電流状態においては、スイッチング素子2のオンしている期間が発振器7の発振周期を越える事がある。そこで、この時に過電流状態であると判断し、第2電流補償回路15を動作させるようにしたものが図3に示すスイッチング電源装置である。フリップフロップ6の出力信号はスイッチング素子2がオンしている間はHレベルとなっている。また、通常時においては、発振器7からのパルス信号がHレベルになる、即ち、フリップフロップ6をセットするタイミングではフリップフロップ6の出力信号はLレベル(スイッチング素子2はオフ)となっている。そこで、フリップフロップ6の出力と発振器7の出力との論理積をとる、即ち、AND演算することにより、スイッチング素子2のオンしている期間が発振器7の発振周期を越えることを検出することができる。
即ち、フリップフロップ6の出力と発振器7の出力とがともにオンとなったときを過電流状態とし、このときにANDゲート17の出力信号はHレベルになりフリップフロップ16がセットされる。そして、第2電流補償回路15が動作を開始して検出電流Isensに補償電流を重畳して補償済み電流Icc2とするので、電流補償された補償済み電流Icc2により過電流検出回路12が動作することになり、過電流保護動作時に高デューティになっても低周波発振の発生を防止することができる。
また、以上説明した実施形態のスイッチング電源装置において、第2電流補償回路15による電流補償は、検出電流Isensから一定電流の減算を行い、且つ、時間とともに増加する電流を加算するという方法で行われる。以下に、この方法を図4を参照して説明する。
図4は図2に示すスイッチング電源装置の動作を説明するための波形図である。図4において、(a)は発振器7から出力されるパルス信号の波形、(b)はスイッチング素子2をオン(ON)/オフ(OFF)させるフリップフロップ6の出力端子Qからの出力信号の波形、(c)はスイッチ電流Iswの波形、(d)は検出電流Isens、補償済み電流Icc2、設定電流Iocpの波形を示している。尚、図中の破線は、スイッチング素子2がオンからオフになるときの検出電流Isensの値とオフからオンになるときの検出電流Isensの値とを結んだものである。
過電流保護動作時ではない通常時において、フリップフロップ16はリセット状態であり、第2電流補償回路15は動作を停止しているので、過電流検出回路12は検出電流Isensと電流Iocpとを比較してスイッチ電流Iswが過電流であるか否かを検出する。
そして、一旦、検出電流Isensが設定電流Iocpに達すると、フリップフロップ16がセットされ第2電流補償回路15が動作を開始することにより、過電流検出回路12に与えられる電流は、検出電流Isensから一定の電流を減算され、且つ、時間とともに増加する電流を加算された補償済み電流Icc2となる。このようにすることにより、過電流検出レベルを変えることなく、補償済み電流Icc2の傾きを図4中の破線の傾きよりも大きくし、スイッチング素子2に流れる電流の変動が収束されるようにしているので、過電流保護動作時に高デューティになっても低周波発振の発生を防止することができる。
また、このような動作を行う第2電流補償回路15は、例えば、図5に示す回路で構成することができる。図5は、図1〜図3のいずれかに示す第1電流補償回路14と第2電流補償回路15の具体的回路を示す回路図である。図5に示す第1電流補償回路14は、PNP型のバイポーラトランジスタQ51、Q52と、時間と共に増大する電流を流す電流源I51とから構成されており、バイポーラトランジスタQ51、Q52の互いのベース同士が接続され、それぞれのエミッタが定電圧が供給される電源端子Vddに接続されている。また、バイポーラトランジスタQ51のベースとコレクタとは短絡されるとともに、電流源I51を介してグランドに接続されている。そして、バイポーラトランジスタQ52のコレクタは図1〜図3のいずれかに示すコンパレータ5の非反転入力端子(+)に接続されることになる。
このように接続された第1電流補償回路14は、いわゆるカレントミラー回路を構成しており、電流源I51によりバイポーラトランジスタQ51のエミッタ−コレクタ間を流れる電流をミラーした電流がバイポーラトランジスタQ52のエミッタ−コレクタ間を流れるので、この電流、即ち、時間と共に増大する補償電流がバイポーラトランジスタQ52のコレクタから供給され、検出電流Isensに加算される。
また、図5に示す第2電流補償回路15は、PNP型のバイポーラトランジスタQ53と、定電流源I52と、スイッチSWから構成されており、バイポーラトランジスタQ53のベースはバイポーラトランジスタQ51のベースに接続され、エミッタは電源端子Vddに接続され、コレクタは定電流源I52を介してグランドに接続されている。即ち、第2電流補償回路15は第1電流補償回路14との間でカレントミラー回路を構成していることになる。そして、バイポーラトランジスタQ53のコレクタにスイッチSWの一端が接続され、スイッチSWの他端は図1〜図3のいずれかに示す過電流検出回路12の検出電流Isensの入力端子に接続されることになる。
また、スイッチSWは、図1〜図3のいずれかに示すフリップフロップ16がセットされたときにオンし、リセットされたときにオフするようになっており、スイッチSWがオンすると、図1〜図3のいずれかに示す過電流検出回路12の入力端子から定電流源I52に流れる電流が引き込まれることになり、検出電流Isensから一定の電流が減算される。即ち、これにより、第2電流補償回路15の減算機能が実現できている。
一方、電流源I51によりバイポーラトランジスタQ51のエミッタ−コレクタ間を流れる電流をミラーした電流がバイポーラトランジスタQ53のエミッタ−コレクタ間を流れるので、この電流、即ち、時間と共に増大する補償電流がバイポーラトランジスタQ53のコレクタからスイッチSWを介して図1〜図3のいずれかに示す過電流検出回路12の検出電流Isensの入力端子に供給され、検出電流Isensに加算される。即ち、これにより、第2電流補償回路15の加算機能が実現できている。
そして、このように、第1電流補償回路14の補償電流をミラーした電流を第2電流補償回路15の補償電流とすることにより、補償済み電流Icc2の傾きと補償済み電流Icc1の傾きとが同一になるので、過電流動作時においても、通常時と同様に低周波発振の発生を確実に抑制することができる。また、回路を共通化することにより、スイッチング電源装置の簡素化、低コスト化を図ることができる。
また、図5に示す第1電流補償回路14及び第2電流補償回路15は、構成するトランジスタをバイポーラトランジスタで構成した回路であるが、MOSトランジスタで構成した回路にしても良い。例えば、500kHz以上の高スイッチング周波数の場合や、スイッチング電源装置のようにロジック回路の多い回路においては、MOSトランジスタによる構成が便利である。
尚、以上説明した実施形態において、電流制御部1での加算、減算は、電流値により行われ、また、コンパレータ5においても電流値で比較する構成としているが、電圧で加算、減算、及び比較を行う構成としても良い。また、図5に示す第1電流補償回路14及び第2電流補償回路15は、電流を加算、減算するように構成された回路であるが、電流を電圧に置き換えた形態、例えば、電圧アンプを用いて電圧を加算、減算するように構成された回路にすることも可能である。
以上説明したように、本実施形態のスイッチング電源装置は、通常時のみならず過電流保護動作時においても、電流補償された補償済み電流Icc2により過電流検出回路12を動作させるため、高デューティ時であっても低周波発振の発生を防止することができる。即ち、過電流保護動作時、且つ、高デューティ時においても、スイッチング周波数が安定化できるので、コイルL1、コンデンサC2のインダクタンス、キャパシタンスを下げることでスイッチング電源装置の小型化、低コスト化を図ることが可能になる。
また、スイッチング電源装置を使用する電子機器や汎用電源に本実施形態のスイッチング電源装置を搭載すると、小型化、低コスト化を図った電子機器や汎用電源が実現できる。そして、特に、小型化、低コスト化を図ることが重要である、カーオーディオ等の車載機器や、テレビ、液晶テレビ、DVDビデオ等に代表されるAV機器や、CD−ROM、CD−R、DVD等のパソコン周辺機器等の電子機器に、本実施形態のスイッチング電源装置を搭載することは非常に効果的である。
尚、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において各部の構成等を適宜に変更して実施することも可能である。
以上説明したように、本発明によると、過電流検出手段が過電流保護動作を行っていない通常時において、第1の電流補償手段によって電流補償された第1の電流補償済み信号に基づいてスイッチング素子のスイッチング動作が行われるので、前記スイッチング素子のスイッチングが高デューティになっても、前記スイッチング素子の低周波発振の発生を防止することができるとともに、前記過電流検出手段が過電流保護動作を行っている過電流保護動作時においても、第2の電流補償手段によって電流補償された第2の電流補償済み信号により前記過電流検出手段を動作させるため、前記スイッチング素子のスイッチングが高デューティになっても、前記スイッチング素子の低周波発振の発生を防止することができる。即ち、通常時、過電流保護動作時のいずれの場合に前記スイッチング素子のスイッチングが高デューティになっても、スイッチング周波数を安定化できるので、コイル、コンデンサのインダクタンス、キャパシタンスを下げることでスイッチング電源装置の小型化、低コスト化を図ることが可能になる。
本発明の第1実施形態のスイッチング電源装置の電気的構成を示す回路ブロック図である。 本発明の第2実施形態のスイッチング電源装置の電気的構成を示す回路ブロック図である。 本発明の第3実施形態のスイッチング電源装置の電気的構成を示す回路ブロック図である。 図2に示すスイッチング電源装置の動作を説明するための波形図である。 図1〜図3のいずれかに示す第1電流補償回路と第2電流補償回路の具体的回路を示す回路図である。 従来のスイッチング電源装置の電気的構成を示す回路ブロック図である。 図6に示すスイッチング電源装置の動作を説明するための波形図である。 図6に示すスイッチング電源装置の過電流保護動作時の出力電圧−負荷電流特性を示す図である。
符号の説明
1 電流制御部
2 スイッチング素子
3 差動増幅器
4 基準電圧源
5 コンパレータ(比較手段)
6 フリップフロップ(スイッチング制御手段)
7 発振器(発振手段)
8 ドライブ回路
9 負荷
11 電流検出回路(電流検出手段)
12 過電流検出回路(過電流検出手段)
14 第1電流補償回路(第1の電流補償手段)
15 第2電流補償回路(第2の電流補償手段)
16 フリップフロップ(ラッチ手段)
17 ANDゲート(論理ゲート)
C1 入力コンデンサ
C2 出力コンデンサ
D1 ダイオード(整流素子)
IN 入力端子
L1 コイル
OUT 出力端子
R1、R2 分圧抵抗
SW スイッチ

Claims (9)

  1. 直流電圧が与えられる入力端子に一端が接続され前記直流電圧をスイッチングしてパルス電圧に変換するスイッチング素子と、前記スイッチング素子の他端と出力端子間に接続され前記パルス電圧を平滑して前記直流電圧とは別の直流電圧にするコイルと、前記出力端子とグランド間に接続され前記コイルからの直流電圧を平滑して出力電圧とする出力コンデンサと、前記スイッチング素子とコイルとの接続点と前記グランド間に接続され前記スイッチング素子のオフ期間に前記コイルに電流を流す整流素子とを備えるスイッチング電源装置において、
    前記スイッチング素子のオン期間に時間とともに増加する前記スイッチング素子に流れる電流に比例して変わる検出信号を出力する電流検出手段と、
    前記検出信号に第1の電流補償信号を重畳して第1の電流補償済み信号にする第1の電流補償手段と、
    前記出力電圧を分圧した帰還電圧と基準電圧との誤差信号と第1の電流補償済み信号とを比較する比較手段と、
    発振手段からのパルス信号に基づいて前記スイッチング素子をオンにし、第1の電流補償済み信号が前記誤差信号よりも大きくなったときの前記比較手段の出力に基づいて前記スイッチング素子をオフにするスイッチング制御手段と、
    前記検出信号に第2の電流補償信号を重畳して第2の電流補償済み信号にする第2の電流補償手段と、
    第2の電流補償済み信号と所定の閾値とを比較して前記スイッチング素子に流れる電流の過電流検出を行い、過電流を検出した場合には前記スイッチング素子をオフにする過電流保護動作を行う過電流検出手段と、
    設け、第1、第2の電流補償済み信号の傾きが、前記スイッチング素子がオンからオフになるときの前記検出信号の値と前記オフから再びオンになるときの前記検出信号の値とを結ぶ直線の傾きよりも大きいことにより、前記スイッチング素子に流れる電流の変動が収束されるようにしたことを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記過電流検出手段による過電流保護動作が行われている場合に、第2の電流補償手段が動作し、前記過電流検出手段が第2の電流補償済み信号と所定の閾値とを比較して前記スイッチング素子に流れる電流の過電流検出を行い、
    前記過電流検出手段による過電流保護動作が行われていない場合に、第2の電流補償手段が動作を停止し、前記過電流検出手段が前記検出信号と所定の閾値とを比較して前記スイッチング素子に流れる電流の過電流検出を行うことを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記過電流検出手段が過電流を検出したときに出力する過電流検出信号によりセットされ、第1の電流補償済み信号が前記誤差信号より大きくなったときの前記比較手段の出力によりリセットされるラッチ手段を設け、第2の電流補償手段は、前記ラッチ手段がセット状態である場合に動作し、前記ラッチ手段がリセット状態である場合に動作を停止することを特徴とする請求項に記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記スイッチング素子のオン期間が前記発振手段からのパルス信号の周期を超える場合に、第2の電流補償手段が動作し、前記過電流検出手段が第2の電流補償済み信号と所定の閾値とを比較して前記スイッチング素子に流れる電流の過電流検出を行い、
    前記スイッチング素子のオン期間が前記発振手段からのパルス信号の周期を超えない場合に、第2の電流補償手段が動作を停止し、前記過電流検出手段が前記検出信号と所定の閾値とを比較して前記スイッチング素子に流れる電流の過電流検出を行うことを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  5. 前記発振手段からのパルス信号と前記スイッチング制御手段が前記スイッチング素子をオンにするために前記スイッチング素子に与える制御信号との論理積をとる論理ゲートと、
    該論理ゲートの出力によりセットされ、第1の電流補償済み信号が前記誤差信号より大きくなったときの前記比較手段の出力によりリセットされるラッチ手段と、
    を設け、第2の電流補償手段は、前記ラッチ手段がセット状態である場合に動作し、前記ラッチ手段がリセット状態である場合に動作を停止する請求項に記載のスイッチング電源装置。
  6. 第2の電流補償手段は、前記検出信号から一定の信号を減算するとともに、前記検出信号に時間とともに上昇する信号を加算することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  7. 第1の電流補償信号の傾きと第2の電流補償信号の傾きとが同一であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  8. 第2の電流補償手段は、第1の電流補償信号をミラーするカレントミラー回路、または、第1の電流補償信号と同じ電圧を発生する電圧アンプで構成されていることを特徴とする請求項7に記載のスイッチング電源装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれかに記載のスイッチング電源装置を用いたことを特徴とする電子機器。
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