JP3955935B2 - 構造物における保護材の取り付け方法 - Google Patents
構造物における保護材の取り付け方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、橋脚、砂防ダム、護岸壁その他各種コンクリート構造物の磨耗や損傷を防止するためにその表面に取り付ける保護材の取り付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種コンクリート構造物の表面の保護工としてゴムや合成樹脂等の弾性体による板状の保護材を取り付けることが従来から行われている。その取り付け方法を図3、図4を用いて以下に説明する。
図4において、1は耐磨耗性や耐衝撃性等使用目的に応じた特性を有するゴムや合成樹脂等の弾性材製の保護材であり、コンクリートの打設によって構築される構造物2の所望個所に取り付けられている。図3において、3はその構造物2を構築するための型枠である。
【0003】
そこで、構造物2に保護材1を取り付けるには、図3に示す如く、型枠3の内側にアンカーソケット5を仮付けした状態で設置し、型枠3の内側にコンクリート打設養生後、型枠3を外し、その型枠3の個所に図4に示す如く、保護材1を当ててアンカーソケット5にボルト6で固定するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来技術によると、保護材を設置するために、型枠にアンカーソケットを仮付けした状態で設置しなければならず、しかも、コンクリート打設養生後に保護材を取り付けるという作業が要求され、しかもその際に、保護材の大きさやアンカーソケットの位置の誤差等が設置作業時に困難な条件となる等の問題がある。
【0005】
【課題を解決する為の手段】
そこで本発明は、構造物の外壁個所に、アンカーソケットを取り付けた弾性材製の保護材を設置し、その内側にコンクリートを打設し、養生後にそのまま構造物のコンクリート表面に保護材が残るようにしたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
ゴムや合成樹脂等の弾性材製の保護材7に予めアンカーソケット8をボルト9によって締め付けて一体としておき、このようにした保護材7を構造物10を構築するための所望個所に配置し、保護材7を挟むように倒れ込み防止の押さえ治具11で支えて設置し、コンクリートを打設する。
【0007】
コンクリートの養生後外側の押さえ治具11を取り除くことにより、そのままで保護材7は構造物10のコンクリート面と同一面状に正確に取り付けられることになる。図において、12は必要に応じて取り付ける破損防止材である。
なお、上記構造において、押さえ治具11が必要でないときには取り付けなくてもよく、さらには保護材7に剛性が要求されるときには、保護材7の内側面および/もしくは外側面に所定間隔のリブや格子状の凸状の補強部を形成するとよく、さらに、保護材7の弾性材中に金属、合成、天然等の繊維を積層埋設させる等の補強した構造のものを使用するとよい。
【0008】
【発明の効果】
以上詳細に説明した本発明によると、構造物の外壁個所に保護材を設置し、コンクリートの打設養生後にそのまま構造物のコンクリート表面に保護材が残るようにしたことにより、保護材はコンクリート表面と同一面状に確実に取り付けることができる効果を有し、しかも、保護材を設置してコンクリートを打設するために、保護材は後付けとは異なり取り付け作業に手間取ることもなく、正確に設置することができる効果を有する。
【0009】
また、予め保護材にアンカーソケットを一体にしておくことにより、アンカーソケットはコンクリート打設時に固定され、それによって保護材も容易に構造物に固定することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】形態例を示す説明図
【図2】押さえ治具を外した状態の説明図
【図3】従来例を示す説明図
【図4】型枠を外した状態の説明図
【符号の説明】
7 保護材
8 アンカーソケット
9 ボルト
10 構造物
11 押さえ治具
Claims (2)
- 構造物の外壁個所に、アンカーソケットを取り付けた弾性材製の保護材を設置し、その内側にコンクリートを打設し、養生後にそのまま構造物のコンクリート表面に保護材が残るようにしたことを特徴とする構造物における保護材の取り付け方法。
- 請求項1において、保護材の弾性材中に繊維を積層埋設したことを特徴とする構造物における保護材の取り付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13703098A JP3955935B2 (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 構造物における保護材の取り付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP13703098A JP3955935B2 (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 構造物における保護材の取り付け方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11324189A JPH11324189A (ja) | 1999-11-26 |
JP3955935B2 true JP3955935B2 (ja) | 2007-08-08 |
Family
ID=15189215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13703098A Expired - Fee Related JP3955935B2 (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 構造物における保護材の取り付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3955935B2 (ja) |
-
1998
- 1998-05-19 JP JP13703098A patent/JP3955935B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH11324189A (ja) | 1999-11-26 |
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