JP3955149B2 - ドラムブレーキ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両等に搭載されるドラムブレーキ装置に関し、詳しくは、ホイールシリンダとブレーキシューとの間に介在してブレーキシューのアンカー反力をホイールシリンダに内蔵されている制御ピストンとアンカーピンとに分配する制御レバーの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両の走行を制動するために種々の形式のドラムブレーキ装置が用いられているが、これらのドラムブレーキ装置は、略円筒状のドラムの内周面に押圧されるブレーキシューの動きによって、リーディングトレーリング式やツーリーディング式、若しくはデュオサーボ式等に分類される。
【0003】
デュオサーボ式のドラムブレーキ装置は、一般に、円筒状のドラム内に、互いに対向配置されたプライマリ・シューとセカンダリ・シューの一対のブレーキシューの一方の対向端間にシューを拡開するホイールシリンダを配すると共に、他方の対向端間をリンク結合したものである。
つまり、プライマリ・シューは、ドラムの前進回転方向入口側が入力部とされると共に、ドラムの前進回転方向出口側は例えばアジャスタを介してセカンダリ・シューの入口側に連結される。一方、セカンダリ・シューの出口側はバッキングプレート上に装備されたアンカー部に当接させられ、プライマリ・シュー及びセカンダリ・シューに作用するアンカー反力を前記アンカー部で受け止めるようになっている。
【0004】
これにより、プライマリ・シュー及びセカンダリ・シューを拡開させてドラムの内周面に押し付けると、プライマリ・シューに作用するアンカー反力がセカンダリ・シューに入力してセカンダリ・シューをドラム内周面に押し付けるように作用するため、プライマリ・シューとセカンダリ・シューの双方がリーディング・シューとして動作し、非常にゲインの高い制動力を得ることができる。
【0005】
このようなデュオサーボ式ドラムブレーキ装置は、リーディングトレーリング式やツーリーディング式のドラムブレーキ装置と比較して、極めて高い制動力を得ることができるばかりでなく、小型化し易く、かつ駐車ブレーキの組み込みも容易である等の多くの長所を有している。
ところが、このようなデュオサーボ式ドラムブレーキ装置は、ブレーキシューのライニングの摩擦係数の変化等に敏感であるため、制動力を安定させ難い傾向にあり、制動力を安定化させる工夫が要求されている。
【0006】
このような背景から、本願出願人は、デュオサーボ式ドラムブレーキ装置において、ホイールシリンダを、圧力室に供給される液圧に応じてブレーキシューを押圧する駆動ピストンと、圧力室への液圧供給を制御する制御ピストンとを備えた構成とし、かつ、このホイールシリンダとブレーキシューとの間には、ブレーキシューからのアンカー反力をアンカーピンと制御ピストンに分配する制御レバーを配置することで制動力を安定化させることができた新規構成のデュオサーボ式ドラムブレーキ装置を既に提案している。
このドラムブレーキ装置は、ブレーキシューから制御レバーを介して伝達されるアンカー反力によって制御ピストンが作動し、アンカー反力が一定倍率に達すると圧力室への液圧供給を停止させて、アンカー反力の上昇を抑えることができ、結局、デュオサーボ式の特長である高い効きを維持しながら、制動力を安定化させ難いというデュオサーボ式の短所を改善することができたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のドラムブレーキ装置において、制御レバーには、制御ピストンに当接するピストン当接部と、アンカーピンに当接するアンカー当接部と、ブレーキシューの端部に当接するシュー当接部との他に、各当接部が該当の部材、部位から不用意に外れないように、例えば、ブレーキシューのウェブの板厚方向に対する制御レバーの変位を規制するレバー変位規制手段が必要になる。
【0008】
しかし、レバー変位規制手段の装備によってレバーの構造が複雑化して、各当接部の加工性が低下するようでは、加工コストの増大によるコストアップという問題が発生する。また、各当接部の加工性を向上させるために、レバー変位規制手段の省略により構造の単純化を図ると、例えば、ブレーキ装置の組立作業中に、制御レバーの各当接部が該当の部材、部位から不用意に外れやすくなり、装着安定性の低下という問題が発生する。
【0009】
また、制御レバーは、アンカー反力で揺動する。そして、ブレーキシューから制御レバーへのアンカー反力の作用角度は、この制御レバーの揺動量に応じて変化する。従って、制御レバーに装備されるアンカー当接部とシュー当接部との離間距離が大きいと、制御レバーの揺動量に応じてアンカー反力の作用角度が変化した際に、実質的なレバー比の変動を招く。このようなレバー比の変動は、制御ピストンへのアンカー反力の分配量を変動させて、アンカー反力による制御レバーの動作を不安定にし、結局、ブレーキの効きの制御精度が低下する。
【0010】
そこで、以上のような制御レバーを用いたブレーキ装置の開発に当たっては、加工性を損なわずに制御レバーの装着安定性を向上させること、並びに、制御レバーに装備されるアンカー当接部とシュー当接部との離間距離の短縮を図って、制御レバーの動作を安定化させて、ブレーキの効きの制御精度を向上させることが、今後の重要課題とされていた。
【0011】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ホイールシリンダとブレーキシューとの間に介在してブレーキシューのアンカー反力をホイールシリンダに内蔵されている制御ピストンとアンカーピンとに分配する制御レバーを有したデュオサーボ式ドラムブレーキ装置であって、加工性を損なわずに制御レバーの装着安定性を向上させることができ、更には、制御レバーに装備されるアンカー当接部とシュー当接部との離間距離の短縮を図って、制御レバーの動作を安定化させて、ブレーキの効きの制御精度を向上させることができるドラムブレーキ装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係るドラムブレーキ装置は、ドラム内空間で拡開可能に対向配置される一対のブレーキシューと、圧力室に供給される液圧に応じて各ブレーキシューを押圧する一対のピストンロッドを有すると共に、アンカー反力を前記ピストンロッド26を介して受けたときにこのアンカー反力に応じて前記圧力室への液圧供給を制御する制御ピストンを内蔵して、前記ブレーキシューの一方の対向端間に配置されるホイールシリンダと、前記ホイールシリンダに設けられてアンカー反力を受けるアンカーピンと、ピストン当接部が一端側に設けられると共にアンカー当接部が他端側に設けられ、かつ中間部にはシュー当接部が設けられてアンカー反力を前記アンカーピンと前記制御ピストンとに分配する制御レバーとを備えたドラムブレーキ装置において、前記制御レバーが、前記シュー当接部に当接するブレーキシューのウェブを板厚方向から挟んで、前記ブレーキシューとの間において前記ウェブ4bの板厚方向への相対変位を規制する嵌合溝54を有したことを特徴とする。
そして、好ましくは、前記嵌合溝は、前記シュー当接部を挟んで一対装備した構成とすると良い。
【0013】
上記構成によれば、制御レバーをブレーキシューとホイールシリンダとの間に組み付けた場合に、制御レバーに装備した嵌合溝がブレーキシューのウェブを板厚方向から挟んで、ウェブの板厚方向に対する制御レバーの変位を規制するレバー変位規制手段として機能するため、例えば、ブレーキ装置の組立作業中などに、組み付けた制御レバーの各当接部が該当の部材、部位から不用意に外れるといった不都合の発生を防止することができ、制御レバーの装着安定性を向上させることができる。
更に、レバー変位規制手段としての嵌合溝を、シュー当接部を挟んで一対装備した構成とした場合には、各嵌合溝は、異形押し出し等の加工法によって合理的に形成することができ、嵌合溝の装備のために制御レバーの製作が困難になることもない。
【0014】
また、シュー当接部は、略アンカー当接部に向かう方向に窪んでブレーキシューの凸部に外接する凹円弧面に設定することが好ましい。
このようにすると、アンカー当接部とシュー当接部との離間距離を短縮することができ、制御レバーの揺動量に応じてブレーキシューから制御レバーへのアンカー反力の作用角度が変化した際に、実質的なレバー比の変動を抑えて、制御ピストンへのアンカー反力の分配量をほぼ一定比に維持することができる。従って、アンカー反力による制御レバーの動作が安定し、結局、ブレーキの効きの制御精度を向上させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るドラムブレーキ装置の好適な実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図3は本発明に係るドラムブレーキ装置の一実施形態を示したもので、図1はドラムブレーキ装置の要部正面図、図2は図1に示したドラムブレーキ装置におけるホイールシリンダ及びホイールシリンダ周囲の構成部品の組み付け状態を示す正面図、図3は図2に示したホイールシリンダ及びホイールシリンダ周囲の構成部品の組み付け状態を示す斜視図である。
【0016】
このドラムブレーキ装置1は、所謂デュオサーボ式のもので、略円筒形の図示せぬドラム内の空間に対向配備されるプライマリ・シュー3とセカンダリ・シュー4との一対のブレーキシュー3、4と、これらのブレーキシュー3、4の一方の対向端間に配設されて各ブレーキシュー3、4を拡開するホイールシリンダ2と、各ブレーキシュー3、4の他方の対向端間に配設されてプライマリ・シュー3の出力をセカンダリ・シュー4に入力するリンクとしての機能を兼ねる図示せぬアジャスタと、これらの構成部材を支持するバッキングプレート7と、ホイールシリンダ2のシリンダボディ30の両端部に固定装備されたアンカーピン9、10と、セカンダリ・シュー4とホイールシリンダ2との間に介在してセカンダリ・シュー4のアンカー反力をホイールシリンダ2に内蔵された制御ピストン21とアンカーピン10とに分配する制御レバー50と、パーキングブレーキ機構を構成するパーキングストラット12とを備えて構成される。
【0017】
ホイールシリンダ2は、所謂複動型で、圧力室23に供給される液圧に応じてピストンロッド22をプライマリ・シュー3に当接させてプライマリ・シュー3をドラムに押圧するプライマリピストン24と、マスタシリンダからの液圧供給を受ける制御室27と、制御室27から圧力室23に液圧を導くようにシリンダボディ30に形成された連通路29と、ピストンロッド26及び制御レバー50を介してセカンダリ・シュー4に当接し、制御室27に供給される液圧に応じてセカンダリ・シュー4をドラムに押圧するセカンダリピストン28と、セカンダリピストン28に当接するように制御室27内に装備されてセカンダリピストン28と一体的に制御室27内を進退する制御ピストン21と、制御ピストン21の変位動作によって制御室27から圧力室23への液圧供給を制御する弁機構32とを備えて構成される。
【0018】
弁機構32は、制御ピストン21に内嵌すると共に中心部に連通路33が貫通形成され、かつ、制御ピストン21とほぼ一体的に制御室27内を変位して制御室27を連通路29に連通させるバルブシート34と、制御室27内の所定位置に弾性支持されてバルブシート34の制御室27内への変位が所定量に達するとバルブシート34に着座して連通路33を閉じる弁体36とを備えた構成からなる。
【0019】
以上のホイールシリンダ2では、セカンダリ・シュー4から制御レバー50及びピストンロッド26を介してセカンダリピストン28に伝達されるアンカー反力が、セカンダリピストン28をセカンダリ・シュー4側に付勢する制御室27内の液圧よりも大きくなると、このアンカー反力によって、セカンダリピストン28が制御室27内に変位する。この変位に、制御ピストン21やバルブシート34が追従し、バルブシート34の制御室27内への変位量が所定量に達すると、弁体36がバルブシート34に着座して連通路33を閉じ、圧力室23への液圧供給を停止させる。
これにより、プライマリピストン24の液圧による駆動力が一定に保持されるため、制動力やアンカー反力のそれ以上の上昇を抑えることができ、結局、デュオサーボ式の特長である高い効きを維持しながら、制動力(ブレーキの効き)を安定させることが可能になる。
【0020】
以上の制御レバー50は、ピストンロッド26及びセカンダリピストン28を介して制御ピストン21に当接されるピストン当接部51が一端側に設けられると共に、制御ピストン21と同じ側のアンカーピン10に当接するアンカー当接部52が他端側に設けられ、かつ、中間部にはセカンダリ・シュー4のウェブ4bの端部が当接するシュー当接部53が設けられた構造で、制御ピストン21に対向しているセカンダリ・シュー4のアンカー反力をアンカーピン10と制御ピストン21とに分配する。
【0021】
本実施形態の場合、制御レバー50は、セカンダリ・シュー4のウェブ4bの板厚方向(図2で紙面に直交する方向)に肉厚の板状部材である。
ピストンロッド26の端面は、凸の半球面状に仕上げられており、この半球面状の端面26aが当接するピストン当接部51は、端面26aが回動自在に接触する凹半球面に形成されている。
また、アンカー当接部52は、アンカーピン10の外周面に回動自在に接触する凹円弧面に形成されている。
そして、セカンダリ・シュー4のウェブ4bの端部は、アンカー反力によるブレーキシューの移動方向に向かって突出した円弧状の凸部4dに形成されている。一方、この凸部4dが当接するシュー当接部53は、略アンカー当接部52に向かう方向に窪んだ形状で、セカンダリ・シュー4の凸部4dに外接する凹円弧面に形成されている。
【0022】
更に、本実施形態では、図2及び図3に示すように、シュー当接部53を挟む両端側に、それぞれ嵌合溝54を装備している。各嵌合溝54は、シュー当接部53に当接するセカンダリ・シュー4のウェブ4bを板厚方向から挟んで、制御レバー50とセカンダリ・シュー4とのウェブ4b板厚方向への相対変位を規制する。
シュー当接部53を挟む一対の嵌合溝54は、溝の貫通方向、溝幅等が一致している。
【0023】
以上のドラムブレーキ装置1によれば、制御レバー50をセカンダリ・シュー4とホイールシリンダ2との間に組み付けた場合に、制御レバー50に装備した嵌合溝54がセカンダリ・シュー4のウェブ4bを板厚方向から挟んで制御レバー50の変位を規制するレバー変位規制手段として機能するため、例えば、ブレーキ装置1の組立作業中などに、組み付けた制御レバー50の各当接部51、52、53が該当の相手部材・部位から不用意に外れるといった不都合の発生を防止することができ、制御レバー50の装着安定性を向上させることができる。
そして、レバー変位規制手段としての嵌合溝54は、制御レバー50上に装備する各当接部51、52、53とは位置をずらして設けることで、各当接部51、52、53の加工性を損なうこともない。
【0024】
更に、レバー変位規制手段としての各嵌合溝54は、溝の貫通方向及び溝幅等が一致しているので、嵌合溝54の貫通方向に材料を押し出す異形押し出し等の加工法によって合理的に形成することができる。従って、嵌合溝54の装備のために制御レバー50の製作が困難になることもない。
【0025】
また、本実施形態では、シュー当接部53は、アンカー当接部52に向かう方向に窪んでセカンダリ・シュー4の凸部4dに外接する凹円弧面に設定されており、従って図2に示すように、アンカー当接部52とシュー当接部53との離間距離Sを極めて小さな値に短縮することができる。
この結果、制御レバー50の揺動量に応じてセカンダリ・シュー4から制御レバー50へのアンカー反力の作用角度が変化しても、実質的なレバー比の変動を抑えて、制御ピストン21へのアンカー反力の分配量をほぼ一定比に維持することができるため、アンカー反力による制御レバー50の動作が安定して、結局、ブレーキの効きの制御精度を向上させることができる。
【0026】
なお、制御レバー50上のピストン当接部51、アンカー当接部52、シュー当接部53等の具体的構造は、上記実施形態のものに限定するものではない。
また、ホイールシリンダ2の構成も、上記実施形態の構成に限定するものではない。
以上の各当接部51、52、53の具体的構造や、ホイールシリンダ2の構成等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜に設計変更可能であることは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】
本発明のドラムブレーキ装置によれば、制御レバーをブレーキシューとホイールシリンダとの間に組み付けた場合に、制御レバーに装備した嵌合溝がブレーキシューのウェブを板厚方向から挟んで、ウェブの板厚方向に対する制御レバーの変位を規制するレバー変位規制手段として機能するため、例えば、ブレーキ装置の組立作業中などに、組み付けた制御レバーの各当接部が該当の部材・部位から不用意に外れるといった不都合の発生を防止することができ、制御レバーの装着安定性を向上させることができる。
そして、レバー変位規制手段としての嵌合溝は、制御レバー上に装備する各当接部とは位置をずらして設けることで、各当接部の加工性を損なうこともない。
【0028】
更に、レバー変位規制手段としての嵌合溝を、シュー当接部を挟んで一対装備した場合には、各嵌合溝は、異形押し出し等の加工法によって合理的に形成することができ、嵌合溝の装備のために制御レバーの製作が困難になることもない。
【0029】
また、シュー当接部は、アンカー当接部に向かう方向に窪んでブレーキシューの凸部に外接する凹円弧面に設定しておけば、アンカー当接部とシュー当接部との離間距離を短縮することができ、制御レバーの揺動量に応じてブレーキシューから制御レバーへのアンカー反力の作用角度が変化する際に、実質的なレバー比の変動を抑えて、制御ピストンへのアンカー反力の分配量をほぼ一定比に維持することができるため、アンカー反力による制御レバーの動作が安定し、ブレーキの効きの制御精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドラムブレーキ装置の一実施形態のホイールシリンダ内の構成を示す正面図である。
【図2】図1に示したドラムブレーキ装置において、ホイールシリンダの外観とホイールシリンダ周囲の構成部品の組み付け状態を示す正面図である。
【図3】図1に示したドラムブレーキ装置において、ホイールシリンダの外観とホイールシリンダ周囲の構成部品の組み付け状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ドラムブレーキ装置
2 ホイールシリンダ
3 プライマリ・シュー(ブレーキシュー)
4 セカンダリ・シュー(ブレーキシュー)
4d 凸部
21 制御ピストン
23 圧力室
24 プライマリピストン
26 ピストンロッド
27 制御室
28 セカンダリピストン
32 弁機構
33 連通路
34 バルブシート
50 制御レバー
51 ピストン当接部
52 アンカー当接部
53 シュー当接部
54 嵌合溝
Claims (3)
- ドラム内空間で拡開可能に対向配置される一対のブレーキシューと、圧力室に供給される液圧に応じて各ブレーキシューを押圧する一対のピストンロッドを有すると共に、アンカー反力を前記ピストンロッドを介して受けたときにこのアンカー反力に応じて前記圧力室への液圧供給を制御する制御ピストンを内蔵して、前記ブレーキシューの一方の対向端間に配置されるホイールシリンダと、前記ホイールシリンダに設けられてアンカー反力を受けるアンカーピンと、ピストン当接部が一端側に設けられると共にアンカー当接部が他端側に設けられ、かつ中間部にはシュー当接部が設けられてアンカー反力を前記アンカーピンと前記制御ピストンとに分配する制御レバーとを備えたドラムブレーキ装置において、
前記制御レバーが、前記シュー当接部に当接するブレーキシューのウェブを板厚方向から挟んで、前記ブレーキシューとの間において前記ウェブの板厚方向への相対変位を規制する嵌合溝を有したことを特徴とするドラムブレーキ装置。 - 前記シュー当接部が、略アンカー当接部に向かう方向に窪んでブレーキシューの凸部に外接する凹円弧面に設定されたことを特徴とする請求項1記載のドラムブレーキ装置。
- 前記嵌合溝を、前記シュー当接部を挟んで一対装備したことを特徴とする請求項1又は2記載のドラムブレーキ装置。
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- 1998-05-12 JP JP12908898A patent/JP3955149B2/ja not_active Expired - Fee Related
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