JP3953816B2 - ショットキーダイオード用の防御構造 - Google Patents
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Description
【0001】
速い順に逆方向および順方向に交互に稼動する多数のダイオードを使用する場合には、ダイオードを交換できない場合に蓄積電荷によってスイッチング消耗を引き起こすため、ダイオードにできる限りわずかな電荷しか蓄積しないようにしている。この点に関して、周知のように、ショットキーダイオードは、半導体ボディーにおいて電荷を供給しすぎることがないので、PN接合を備えるダイオード(すなわちPNダイオードおよびPINダイオード)よりも優れている。このため、速い順から逆方向および順方向に交互に稼動するようにダイオードを用いる場合に、ショットキーダイオードを用いることが有利である。
【0002】
しかし、通常の半導体物質はバンド構造であるために、シリコンおよびその上に塗布されたショットキー接触部は、遮断電流を交換できる場合には最大約200Vの遮断電圧を有するショットキーダイオードを備えている必要がある(beaufschlagen)。そして、シリコンからなるショットキーダイオードと比較して、例えば、炭化珪素(SiC)のようなバンドギャップの大きな半導体物質からなるショットキーダイオードの利点は、遮断電圧が著しく高いという点にある。例えば、SiCの場合には、遮断電流値は1700V以上に達する。SiCダイオードの製造方法については、例えば、アメリカ特許広報5,789,311に記述がある。
【0003】
ショットキーダイオードの場合、ダイオード許容電圧(Dioden-Durchlassspannung)Vfは、ショットキーダイオードの温度がTであり、一定電流Iのときに降下する。(なお、例えばSiCを用いた場合、その抵抗値RはT2.5にほぼ比例している。)これにより、ショットキーダイオードの損失率(Verlustleistung)は上昇し、さらなる温度上昇をまねく結果となる。一定時間以上与えられた臨界電流が超過した場合には、ダイオード許容電圧Vfは非直線的に急激に高まる。
【0004】
これに関しては、図5に示している。図5は、温度が25℃、100℃、100℃の場合の異なる3つのダイオードに対して、ダイオード許容電流Ifに基づいたダイオード許容電圧Vfを供給するものである。なお、ダイオードとして、4A(直流)に設定されたSiCショットキーダイオードを用い、これらのダイオードに、それぞれ10msの間、凹型のオーバーフローしたインパルスを入力して、ダイオード許容電圧Vfの波高値を測定した。また、ダイオードがダメージを受け始める電流値を、黒点で示している。
【0005】
また別の電子回路の場合、周知のように、一時的にオーバーフローした非周期的なピークが生じる。例えば、そのような電子回路がON状態の場合に、補助コンデンサ(Stuetzenkondensator)を充電するときがそうである。このような最高値に必要な構成素子を、この非周期的な負荷に耐えるように設計しなければならない。しかしながら、通常、この負荷が巨大であるということが、構成素子の他の力学特性を悪化させ、コストアップを招く結果となる。
【0006】
例として、図1に関して以下に詳述するスイッチング回路網のPFC段階(PFC-Stufe)(PFC=力率補正power factor correction)が保護されていないことについて述べる。そのようなPFC段階では、まず初めに、回路網への供給をON状態にした後、MOSFETスイッチを遮断する。なお、この状態において、補助コンデンサが充電される。例えば、300Wに設定されたスイッチング回路網の場合、補助コンデンサの容量は約220μFに達する。次に、このPFC段階のダイオードに流れる電流は、最大70Aに達し、I2t負荷は、値4A2s以上となる可能性がある。このことは、図6から確認できる。(図6では、300Wの回路網の入力電圧と、この回路網のSi−PINダイオードのダイオード電流とを、ON状態にした後の時間tに基づいて示している。)
Si−PINダイオードまたは電流供給網を入力電流の最高値から保護するために、現在、様々な措置が検討されている。
【0007】
第1に、ダイオードを巨大化させることが考えられる。これにより、ダイオードは、予測される電流の最高値を耐え抜くことができる。しかし、このような巨大化によって蓄積電荷量が上昇し、このことが必然的に、稼動状態での回路消耗を高め、部材のコスト高を引き起こすことになる。
【0008】
続いて、ダイオードを有するサーミスター抵抗器(NTC)を、直列接続できる。250W以上の高い出力を有する回路網では、入力電流が最高値に達することを回避するために、例えば、約10Wの負の温度係数をもつ抵抗値(Kalt-Widerstandswerten)を有するサーミスター抵抗器を使用できる。これによって、回路網の障害と防御自動装置(Sicherungsautomaten)の作動とを回避するのである。しかし、そのようなサーミスター抵抗器を使用する場合、稼動状態において、300Wの回路網に対して、約0.5Wの余剰抵抗(Restwiderstand)が生じる。このことは、サーミスター抵抗器に、約1Wの変動しないまた別の消費電力をもたらす結果となる。
【0009】
また、より高品質な回路網では、いわゆる「ブートストラップ」抵抗器をも使用できる。これは、サーミスター抵抗器と似た、ダイオードに対して直列接続されている。このブートストラップ抵抗器に対して並列に配置された半導体スイッチは、とりわけIGBT(絶縁ゲートを備えたバイポーラトランジスタ)またはサイリスターのように、ON状態にした後にブートストラップ抵抗器をショートさせる(kurzschliessen)。このような方法は比較的費用がかかるが、通常の稼動状態ではさらなる消費電力をほとんど発生させない。
【0010】
すでに冒頭で詳述したように、ショットキーダイオードの利点は、遮断遅延電荷が極端に少ないという点にある。これに関して、「広域バンドギャップ」ショットキーダイオードは、バンドギャップの大きい半導体物質からなり、漏れ電流がわずかな場合は遮断電圧をさらに高めることができる。これにより、例えば、スイッチング回路網がPFC段階においてSiCショットキーダイオードを用いることによって、そのようなスイッチング回路網では速い順に逆方向および順方向への交互の稼動を実現できるということが、すでに長い間検討されてきたのである。その結果、通常のPINダイオードと比べて、力学上、損失を最低限に抑制できるようになった。
【0011】
しかし、すでに冒頭で詳述したように、このようなショットキーダイオードは、入力電流の最高値が高いことに対して極めて敏感に反応するので、いかなる場合にも、そのような入力電流の最高値からこのダイオードを保護する必要がある。
【0012】
しかし、上で検討してきたPINダイオードの保護措置は、その使用に関して、以下のように特に問題を投げかけるものであった。
【0013】
すなわち、ダイオードにおける面積の極度の肥大化は、蓄積電荷が増大すると減少に転じ、このショットキーダイオードの基本物質のコストのゆえに臨界状態に(kritisch)促進する。とりわけ、このことは、例えば、SiCのような化合物半導体(Verbindungshalbleitern)に当てはまることである。
【0014】
サーミスター抵抗器を使用する場合、例えば、300Wの回路網用の4Aの永久電流を有するSiCショットキーダイオードを保護するために、20Wの負の温度係数をもつ抵抗値を有するサーミスター抵抗器が必須である。これによって、試みてきたように、SiCダイオードを効果的に保護できる。しかし、そのようなサーミスター抵抗器は、通常の稼動状態において消費電力を高めるのは明らかである。さらには、出力のわずかな回路網でも、常に、サーミスター抵抗器を設置したほうがよい。サーミスター抵抗器を使用する場合にはさらに、再びON状態にしたときに、サーミスターが冷えるまでのおよそ10sの遅延を確保する必要がある。
【0015】
また、ブートストラップ抵抗器の使用は、理論的には何の問題もなく可能である。しかし、実際には大抵の場合、コストの問題のゆえに実現しない。
【0016】
最後に、特に、バンドギャップの大きな半導体物質の場合には、例えば、P+にドープされた保護域(Schutzring)によってショットキーダイオードを取り巻くことがさらに考えられる。しかし、この措置は、ショットキーダイオードのチップの所要面積が、確実に20%ほど上昇することにつながる。そのような半導体物質およびさらなるプロセス工程が必要となることから、ウェハーのコストが高くつくため、この解決策の使用は制限されるのである。
【0017】
したがって、本発明の目的は、費用を抑えつつ、一時的にオーバーフローしたインパルスから確実に保護できるショットキーダイオードを保護するための構造を提供することである。
【0018】
本目的は、請求項1の特徴による構造によって達成される。
【0019】
上記ショットキーダイオードは化合物半導体からなり、バンドギャップが大きいことが好ましい。また、これには例えばGaNをも使用できるが、適した半導体物質はSiCである。
【0020】
本発明による構造の場合、直列に位置する2つのSi−PIN(またはSi−PN)ダイオードを並列接続することによって、ショットキーダイオードを十分に保護できる。このことは、とりわけ、入力電流時の稼動に適している。また、Si-PINダイオードまたはSi−PNダイオードを2つ以上使用することもできる。PIN(またはPN)ダイオードは、遅くとも、ショットキーダイオードがダイオード許容電圧Vfの著しい上昇を示す(図5参照)電流領域で、電流の主な部分(Hauptanteil)を受け取る。通常の稼動状態では、例えば、SiCショットキーダイオードには、約1.4Vの電圧Vfが降下する。次に、PIN(またはPN)ダイオードは活発ではなくなり(Si−PNダイオードの閾値電圧は、およそ0.73Vに達し、その結果、この電圧は直列接続された2つのダイオードの場合、約1.46Vの値となる)、それによってあまり影響のない、余分でわずかな蓄積電荷が生じるだけである。
【0021】
次に、本発明を添付図面に基づいて詳述する。図1は、PFC段階を有するスイッチング回路網の基本構造を示す図である。図2aおよび図2bは、ダイオードに1つまたは2つのSiC−PINダイオードを並列接続できるPFC段階の操作において、異なるダイオードを配置する場合の、逆電流の最高値の推移を示す図である。図3は、従来のSi−PINダイオードの構造を示す図である。図4aおよび4bは、Siダブルダイオード(Si-Doppeldiode)(図4a)、および、ドーピング領域がショットキー接触に用いられているダブルダイオード(図4b)の構造を示す図である。図5は、ダイオード許容電流Ifに基づくダイオード許容電圧Vfの推移を示す図である。図6は、Si−PINダイオードの使用中に、300Wの回路網をON状態にした場合の電流および電圧の推移を示す図である。なお、図5および図6については、すでに冒頭において詳述している。
【0022】
図1は、PFC段階を有するスイッチング回路網の基本構造を示している。入力部1には、ブリッジ回路、チョークコイル2およびダイオードデバイス3を接続する。ダイオードデバイス3は、一方ではスイッチングトランジスタ4と、他方では補助コンデンサ5と連結している。制御装置6は、スイッチングトランジスタ4と他のスイッチングトランジスタ7とのゲート電極と連結している。また、上記制御装置は、補助コンデンサ5の充電状態を制御・測定し、スイッチング回路網を制御する。
【0023】
加えて、チョークコイル2の前には、さらにサーミスター抵抗器8が接続されている。
【0024】
本発明によって、ダイオードデバイス3用に、2つの 2 Si−PIN(またはPN)ダイオード9からなる直列接続とショットキーダイオード10との並列接続を用いる。なお、ショットキーダイオード10には、例えば、SiCショットキーダイオードを使用できる。
【0025】
PFC段階の基本的な機能については、例えば、M.Herfurth「力率制御装置TDA4862の使用(Power Factor Controller TDA 4862 Applications)」(Siemens AT2 9402 E)に記述されている。
【0026】
すでに冒頭で述べたように、直列に配置された2つのSi−PINダイオード9とショットキーダイオード10とが並列接続であることによって、ショットキーダイオード10が入力電流から受ける負担は軽減される。ショットキーダイオードが許容電圧Vfの著しい上昇を示す電流領域においては、遅くとも、PINダイオード9が、電流の主な部分を受け取っているのである。通常の操作では、例えば、SiCショットキーダイオードの電圧Vfは、ほんの1.4Vほどに降下する。Si−PINダイオード9は、2×0.73V=1.46Vの閾値電圧の場合には活発ではなく、上記ダイオード9によって、あまり影響のない、余分でわずかな遮断遅延電荷が発生するだけである。
【0027】
図2aおよび図2bは、300Wに設定された図1のスイッチング回路網が有するスイッチング曲線を示している。図2aは、0.22μs〜0.38μsの時間経過を、図2bは、0.15μs〜0.55μsの時間経過をスイッチング工程にしたがって具体的に示しており、図2aの右上には比較のために図2bを挙げている。
【0028】
ダイオード10がSiCショットキーダイオードであり、それにSi−PINダイオードのみが並列に接続されている場合(参照:破線 ---で示されている曲線の推移)、このダイオード9はON状態になり、逆電流の最高値に達する。それに対して、SiCショットキーダイオードおよび直列に接続された2つのSi−PIN(またはPN)ダイオードが並列に位置する場合(参照:点線…で示されている曲線の推移)、ON状態にはならず、蓄積電荷量はそのような簡易なダイオードへのスイッチ装着(Diodenbeschaltung)と比較できる程度のものである(参照:実線−で示されている曲線の推移)。
【0029】
図3は、n−型伝導性のシリコン半導体ボディー11を備えた600V用の従来のPN高電圧ダイオードを示している。なお、このシリコン半導体ボディー11では、p型伝導領域12が、例えば、拡散によって形成される。半導体ボディー11および伝導領域12の第1表面13には、伝導領域12の縁を覆うように形成されている酸化物層である縁酸化物層(Rand-Oxidschicht)14、ポリアミド層15および、例えば、アルミニウムからなる金属接触層16が位置している。その一方で、表面13と向かいあう半導体ボディー11の表面17には、他の金属接触層18が備えられている。なお、ダイオードを、PN接合地点において記号D1によって示す。
【0030】
遮断状態時に電圧がかかる(aufnehmen)従来の高電圧ダイオードに、本発明によって、別のNドープされた層19を塗布する(図4a参照)。この層19のドーピング量は、ブレークダウン表面電荷(Flaechendurchbruchsladung)よりも少なく、(1.3〜1.8)1012cm- 2以下である。
【0031】
ダイオードD1が順方向に位置する場合、層19と伝導領域12との間のダイオードD2を、逆方向に挿入する。続いて、p+型伝導層20を層19に配置する。
【0032】
加えて、層19・20および伝導領域12を、それぞれ拡散および/またはイオン注入によって生成できる。
【0033】
層20に関して、これと層19との間には、ダイオードD3が備えられている。ダイオードD2を逆方向に配置する場合、ダイオードD3をダイオードD1と同じく順方向に挿入する。
【0034】
層20の替わりに、ダイオードD3を形成するショットキー接触部21を塗布することもできる(図4b参照)。また、この層および領域20を使用しないでもよい。
【0035】
図4aに示した構造では、p型・n型伝導層19・20およびp型伝導領域12に空乏層が生じる。n型伝導層19を、荷電粒子を用いて空にすると、伝導領域12と層19との間に位置するPN接合の空乏層は、層20の方向に突き出る。そしてさらに、前方向(Vorwaertsrichtung)への有効電圧を、ドーピングとN型伝導層19の幅とによって、特定の範囲に設定できる。
【0036】
ショットキーダイオード10とSi−PIN(またはPN)ダイオード9とは、個々のチップとして、またはSiダブルダイオードとして、ダイオードを格納するためのハウジングに格納される(図4a・図4b参照)。このことが、構造の組み立てを著しく緩和している。
【0037】
また、化合物半導体を用いた場合には、Siダブルダイオードにかかる費用を、面積縮小によって簡単に補える。このようなショットキーダイオードの面積縮小は、オーバーフローを完全に回避することによって可能となる。
【0038】
上述の実施形態では、両ダイオードD1とD3とを直列に接続している。さらに他のダイオードをここで直列に接続することもできるので、ショットキーダイオードに対して並列に、複数のSi−PINダイオードまたはSi−PNダイオードが、互いに直列に配置されている。このSi−PINダイオードまたはSi−PNダイオードを、半導体ボディーに簡単に組み込むことができる(図4a・図4b参照)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、PFC段階を有するスイッチング回路網の基本構造を示す図である。
【図2】 図2aおよび図2bは、ダイオードに1つまたは2つのSiC−PINダイオードを並列接続できるPFC段階の操作において、異なるダイオードを配置する場合の、逆電流の最高値の推移を示す図である。
【図3】 図3は、従来のSi−PINダイオードの構造を示す図である。
【図4】 図4aおよび図4bは、Siダブルダイオード(図4a)、および、ドーピング領域がショットキー接触に用いられているダブルダイオード(図4b)の構造を示す図である。
【図5】 図5は、ダイオード許容電流Ifに基づくダイオード許容電圧Vfの推移を示す図である。
【図6】 図6は、Si−PINダイオードの使用中に、300Wの回路網をON状態にした場合の電流および電圧の推移を示す図である。
Claims (9)
- 一時的にオーバーフローしたインパルスからショットキーダイオードを保護するための構造において、
ショットキーダイオード(10)に並列に、少なくとも2つのSi−PINダイオードまたはSi−PNダイオードからなる直列接続を備え、
上記ショットキーダイオード(10)を、シリコンのバンドギャップよりも大きなバンドギャップを備える半導体物質から形成することを特徴とするショットキーダイオード用の防御構造。 - 上記ショットキーダイオード(10)を、化合物半導体から形成することを特徴とする請求項1に記載の構造。
- 上記ショットキーダイオード(10)を、SiCまたはGaNから形成することを特徴とする請求項1または2に記載の構造。
- 上記少なくとも2つのSi−PINダイオードまたはSi−PNダイオード(9)を、シリコンボディーに組み込むことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の構造。
- 上記少なくとも2つのSi−PINダイオードまたはSi−PNダイオード(9)に関して、もう1つのショットキーダイオード(D3´)を、上記PINダイオードまたはPNダイオード(9)と直列に、シリコンボディーに組み込むことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の構造。
- 上記ショットキーダイオード(10)と、少なくとも2つのSi−PINダイオードまたはSi−PNダイオード(9)とが、ダイオードを格納するためのハウジングにまとめて格納されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の構造。
- 上記ショットキーダイオード(10)と、少なくとも2つのSi−PINダイオードまたはSi−PNダイオード(9)とが、回路網のPFC段階に備えられていることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の構造。
- 上記PINダイオードまたはPNダイオードに対して直列に位置するショットキーダイオード(D3´)も、まとめてダイオードを格納するためのハウジングに格納されているまたはPFC段階に備えられていることを特徴とする請求項6または7に記載の構造。
- 直列接続された2つのSi−PINダイオードまたはSi−PNダイオードにおけるNドープされた層のドーピング量が、(1.3〜1.8)×10 12 cm −2 以下であることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の構造。
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