JP4789489B2 - マイクロ波モノリシック集積回路 - Google Patents

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Description

本発明は、1つの共通の半絶縁性基板上にヘテロ構造バイポーラトランジスタとバラクタダイオードとを形成したマイクロ波モノリシック集積回路に関する。
例えば発振周波数が10GHz〜100GHz等の高周波であり、かつその発振周波数が広範囲で可変できる発振器(電圧制御発振器)を実現するためには、動作の高速性に優れたトランジスタと、印加電圧に応じて電極間容量が大きく変化するバラクタダイオード(varactor diode)の開発が必要である。
トランジスタとして、ヘテロ構造バイポーラトランジスタ(Heterojunction Bipolar Transistor;HBT、以下HBTと略記する)を用いて、このヘテロ構造バイポーラトランジスタとバラクタダイオードとを1つの共通の半絶縁性基板上に形成したマイクロ波モノリシック集積回路(Microwave Monolithic Integrated Circuit ;MMIC)を用いた電圧制御発振器(VCO ;voltage controlled oscillator)が非特許文献1に報告されている。
このマイクロ波モノリシック集積回路においては、共通の半絶縁性基板上に形成されたヘテロ構造バイポーラトランジスタにおけるベース・コレクタ接合に対応するベース層とコレクタ層とで形成されるpn接合(pnダイオード)をバラクタダイオードとして使用している。
図6に共通の半絶縁性基板上にヘテロ構造バイポーラトランジスタ(HBT)とpn接合を利用したバラクタダイオードとが形成されたマイクロ波モノリシック集積回路の断面図を示す。図示するように、1つの共通の半絶縁性GaAs基板1上の一方側にHBT2が形成され、他方側にバラクタダイオード3が形成されている。
HBT2においては、半絶縁性GaAs基板1上に、高濃度(5×1018cm-3)のn型不純物を含むGaAsからなる厚さ400nmのコレクタコンタクト層4が形成され、このコレクタコンタクト層4の上側に5×1015cm-3濃度のn型不純物を含むGaAsからなる厚さ300nmのコレクタ層5aが形成され、このコレクタ層5aの上側に高濃度(6×1019cm-3)のp型不純物を含むGaAsからなる厚さ35nmのベース層6aが形成され、このベース層6aの上側に5×1017cm-3濃度のn型不純物を含むGaAsからなる厚さ60nmのエミッタ層7が形成されている。
このエミッタ層7の上側に、5×1018cm-3濃度のn型不純物を含むGaAsからなる厚さ100nmのキャリア濃度緩和層8が形成され、このキャリア濃度緩和層8の上側に、5×1019cm-3濃度のn型不純物を含むInGaAsからなる厚さ50nmの組成緩和層9が形成され、この組成緩和層9の上側に、エミッタ層7に対してオーム性密着をとるための高濃度(5×1019cm-3)のn型不純物を含むInGaAsからなる厚さ50nmのエミッタコンタクト層10が形成されている。
なお、ベース層6aの上方に位置するエミッタ層7、キャリア濃度緩和層8、組成緩和層9、エミッタコンタクト層10はメサ型に形成されている。
そして、エミッタコンタクト層10上面にエミッタ電極11が形成され、コレクタコンタクト層4上面における両端近傍にコレクタ電極12が取付けられ、ベース層6a上面における両端近傍にベース電極13が取付けられている。
バラクタダイオード3においては、半絶縁性GaAs基板1上に、HBT2と共通のコレクタコンタクト層4が形成され、このコレクタコンタクト層4の上側に、HBT2のコレクタ層5aと同一層であるコレクタ層5bが形成されている。このコレクタ層5bの上側に、HBT2のベース層6aと同一層であるベース層6bが形成されている。コレクタコンタクト層4上面における両端近傍にカソード電極14が取付けられ、ベース層6b上面にアノード電極15が取付けられている。
さらに、HBT2の両側部分及びバラクタダイオード3の両側部分には、HBT2及びバラクタダイオード3の各素子を互いに電気的に分離するためにイオン注入により高抵抗にした高抵抗領域16が形成されている。
このように構成されたマイクロ波モノリシック集積回路では、バラクタダイオード3においては、高濃度(6×1019cm-3)のp型のGaAsからなるベース層6aと低濃度(5×1015cm-3)のn型のGaAsからなるコレクタ層5aとで、pnダイオードを形成している。
Yoshiki Yamauchi, et al., "A 15GHz Monolithic Low-Phase-Noise VCO Using AlGaAs/GaAs HBT Technology," IEEE Journal of Solid State Circuits,Vol.27,pp.1444-1447,1992
しかしながら、図6に示すマイクロ波モノリシック集積回路においてもまだ解消すべき次のような課題があった。
すなわち、バラクタダイオード3においては、pn接合におけるn型のコレクタ層5b内の空乏層の厚み(空乏層量)が電極間に印加する印加電圧に応じて変化するので、印加電圧に応じてカソード電極14とアノード電極15との間の容量が変化する。
この場合、印加電圧ゼロ時におけるコレクタ層5b内の空乏層の厚さが小さいほど、容量の電圧依存性は大きくなる。この印加電圧ゼロの時のコレクタ層5b内の空乏層の厚みは、コレクタ層5bの厚み、キャリア濃度等で定まる。
したがって、バラクタダイオード3の容量可変幅を大きくするには、コレクタ層5bの厚みを小さくする、コレクタ層5bのキャリア濃度を高くする等が考えられる。
マイクロ波モノリシック集積回路においては、HBT2のベース層6aとバラクタダイオード3のベース層6bとは同一層であり、HBT2のコレクタ層5aとバラクタダイオード3のコレクタ層5bとは同一層である。
したがって、バラクタダイオード3のコレクタ層5bの厚みを小さくすると、前述したHBT2におけるベース・コレクタ間の耐圧が低下する。また、コレクタ層5bのキャリア濃度を高くすると、ベース・コレクタ接合容量CBCが大きくなり、HBT2の高速性能(周波数特性)が低下する。
このように、従来のHBT2とpnダイオードを利用したバラクタダイオード3とが形成されたマイクロ波モノリシック集積回路においては、HBT2における高い耐電圧特性と優れた高速特性を維持した状態で、バラクタダイオード3における広い容量可変幅を確保できなかった。容量可変幅が小さいことは、このマイクロ波モノリシック集積回路が組込まれた発振器の発振周波数の調整幅(チューニング幅)が小さいことを意味する。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、HBTにおける高い耐電圧特性と優れた高速特性を維持した状態で、バラクタダイオードにおける広い容量可変幅を確保できるマイクロ波モノリシック集積回路を提供することを目的とする。
本発明は、1つの共通の半絶縁性基板上に、コレクタコンタクト層、コレクタ層、ベース層、エミッタ層を積層したヘテロ構造バイポーラトランジスタと、バラクタダイオードとを形成したマイクロ波モノリシック集積回路において、
バラクタダイオードは、ヘテロ構造バイポーラトランジスタのコレクタコンタクト層と同一層のコレクタコンタクト層とヘテロ構造バイポーラトランジスタのコレクタ層と同一層のコレクタ層とを有している。さらに、バラクタダイオードにおいては、同一層のコレクタコンタクト層上にオーミック接続されるカソード電極が形成され、同一層のコレクタ層上にショットキー接続されるアノード電極が形成されている。
ヘテロ構造バイポーラトランジスタ及びバラクタダイオードに共通する同一層のコレクタ層は、コレクタコンタクト層側に位置する第1のコレクタ層と、反コレクタコンタクト層側に位置する第2のコレクタ層とで構成され、
第1のコレクタ層のキャリア濃度は第2のコレクタ層のキャリア濃度より高く形成され、
バラクタダイオードを構成する第2のコレクタ層は、所定量エッチングされてヘテロ構造バイポーラトランジスタを構成する第2のコレクタ層よりも薄く形成され、
アノード電極と前記カソード電極間に電圧を印加していない状態において、第2のコレクタ層及び第1のコレクタ層内のアノード電極近傍に形成される空乏層の厚みが200nm以下である
このように構成されたマイクロ波モノリシック集積回路においては、バラクタダイオードは、例えばn型半導体であるコレクタ層と金属であるアノード電極とでショットキーダイオード(Schottky diode)を構成している。このようなショットキーダイオードにおいても、ショットキー電極に接するn型半導体であるコレクタ層における金属であるアノード電極(ショットキー電極)の近傍に空乏層が形成される。このアノード電極の近傍に形成される空乏層の大きさは、このコレクタ層がp型半導体であるベース層に接触している場合に比較して小さい。
その結果、カソード電極とアノード電極間に印加する電圧を変化させると、空乏層の大きさが大きく変化し、カソード電極とアノード電極間の容量の電圧依存性が上昇して、バラクタダイオードにおける広い容量可変幅を確保できる。
なお、コレクタ層自体の厚みやキャリア濃度は変更しないので、HBTにおける耐電圧特性と高速特性とは変化しない。
このように構成されたマイクロ波モノリシック集積回路においては、バラクタダイオードでは、ショットキー電極が低濃度の半導体層に接するので、逆バイアス状態における逆方向漏れ電流が低減する
一方、HBTにおいても、ベース層とコレクタコンタクト層との間に存在するコレクタ層全体の厚みは変更せずに、コレクタ層の厚み方向にキャリア濃度が変化している。このように、コレクタ層のベース層側のキャリア濃度を低く、コレクタコンタクト層側のキャリア濃度を高くすることによって、コレクタ層のベース層側に生じる空乏層の厚みが、全厚み方向に均一のキャリア濃度を有する従来のコレクタ層に比較して、薄くなるので、電子のコレクタ層内を走行するに要するコレクタ走行時間τCが短縮され、結果的に、トランジスタとしての動作速度が上昇する。
なお、コレクタ層全体の厚みは変化ないので、耐電圧性が低下することはない。
なお、HBTにおいて、第1のコレクタ層におけるエミッタ層に対向する領域の外側に位置する領域は、イオン注入により、n型不純物の活性化率が下げられ空乏化しており、ベース・コレクタ接合容量CBCは必要に応じて低減できる。
このように、HBTにおける高い耐電圧特性と優れた高速特性を維持した状態で、バラクタダイオードにおける逆方向漏れ電流を低減することができる。
このように、空乏層の厚みが200nm以下のとき、HBTにおける高い耐電圧特性と優れた高速特性を維持した状態で、バラクタダイオードにおける広い容量可変幅を確保できることを実験的に確認できた。
1つの共通の半絶縁性基板上にHBTとバラクタダイオードとを形成したマイクロ波モノリシック集積回路において、バラクタダイオードを、コレクタコンタクト層とコレクタ層と、オーミック接続されるカソード電極とショットキー接続されるアノード電極とで構成している。
したがって、耐電圧特性と優れた高速特性を維持した状態で、バラクタダイオードにおける広い容量可変幅を確保できる。
以下、本発明の各実施形態を図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係わるマイクロ波モノリシック集積回路の概略構成を示す断面図である。図6に示した従来のマイクロ波モノリシック集積回路と同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
この第1実施形態のマイクロ波モノリシック集積回路においては、1つの共通の半絶縁性GaAs基板1上の一方側にHBT20が形成され、他方側にバラクタダイオード21が形成されている。
HBT20においては、半絶縁性GaAs基板1上に、高濃度(5×1018cm-3)のn型不純物を含むGaAsからなる厚さ400nmのコレクタコンタクト層4が形成され、このコレクタコンタクト層4の上側に1.5×1017cm-3濃度のn型不純物を含むGaAsからなる厚さ300nmの第1のコレクタ層22aが形成され、この第1のコレクタ層22aの上側に2.5×1016cm-3濃度のn型不純物を含むGaAsからなる厚さ200nmの第2のコレクタ層23aが形成されている。
この第2のコレクタ層23aの上側に高濃度(6×1019cm-3)のp型不純物を含むGaAsからなる厚さ35nmのベース層6aが形成され、このベース層6aの上側に5×1017cm-3濃度のn型不純物を含むGaAsからなる厚さ60nmのエミッタ層7が形成されている。
このエミッタ層7の上側に、5×1018cm-3濃度のn型不純物を含むGaAsからなる厚さ100nmのキャリア濃度緩和層8が形成され、このキャリア濃度緩和層8の上側に、5×1019cm-3濃度のn型不純物を含むInGaAsからなる厚さ50nmの組成緩和層9が形成され、この組成緩和層9の上側に、エミッタ層7に対してオーム性密着を得るための高濃度(5×1019cm-3)のn型不純物を含むInGaAsからなる厚さ50nmのエミッタコンタクト層10が形成されている。
そして、エミッタコンタクト層10上面にエミッタ電極11が形成され、コレクタコンタクト層4上面における両端近傍にコレクタ電極12が取付けられ、ベース層6a上面における両端近傍にベース電極13が取付けられている。
さらに、このHBT20においては、第2のコレクタ層23a及び第1のコレクタ層22aのエミッタ層7に対向しない部分は、ベース・コレクタ接合容量CBCを低減させるためにイオン注入により、空乏化され高抵抗化された高抵抗領域25が形成されている。
バラクタダイオード21においては、半絶縁性GaAs基板1上に、HBT20と共通のコレクタコンタクト層4が形成され、このコレクタコンタクト層4の上側に、HBT20の第1のコレクタ層22aと同一層である1.5×1017cm-3濃度のn型不純物を含むGaAsからなる厚さ300nmの第1のコレクタ層22bが形成されている。このこの第1のコレクタ層22bの上側に、2.5×1016cm-3濃度のn型不純物を含むGaAsからなる厚さ100nmの第2のコレクタ層23bが形成されている。
具体的には、半絶縁性GaAs基板1上に、HBT20とバラクタダイオード21と共に使用する400nmのコレクタコンタクト層、300nmの第1のコレクタ層、200nmの第2のコレクタ層を形成した後に、この200nmの第2のコレクタ層におけるバラクタダイオード21に対応する部分を、上方から100nmだけエッチングして、厚さ100nmの第2のコレクタ層23bを得る。
コレクタコンタクト層4上面における両端近傍にオーミック接続されるカソード電極14が取付けられ、第2のコレクタ層23bの上面にショットキー接続されるアノード電極(ショットキー電極)24が取付けられている。
したがって、バラクタダイオード21は、金属からなるアノード電極(ショットキー電極)24と第2のコレクタ層23b、第1のコレクタ層23bとでショットキーダイオードを形成している。
なお、200nmの第2のコレクタ層を上方からエッチングする量は、アノード電極(ショットキー電極)24とカソード電極14間に電圧を印加していない状態において、第2のコレクタ層23b、第1のコレクタ層22b内のアノード電極(ショットキー電極)24近傍に形成される空乏層の厚みが200nm以下になる値である。
さらに、HBT20の両側部分及びバラクタダイオード21の両側部分には、HBT20及びバラクタダイオード21の各素子を互いに電気的に分離するためにイオン注入により高抵抗にした高抵抗領域16が形成されている。
このように構成された第1実施形態のマイクロ波モノリシック集積回路の特徴を説明する。
バラクタダイオード21は、前述したように、n型半導体である第2のコレクタ層23bと金属であるアノード電極(ショットキー電極)24とのショットキーダイオード(Schottky diode)で構成されている。アノード電極(ショットキー電極)24に接する第2のコレクタ層23b内のアノード電極(ショットキー電極)24の近傍に形成される空乏層の大きさは、このコレクタ層がp型半導体であるベース層に接触している場合に比較して小さい。
さらに、バラクタダイオード21におけるアノード電極(ショットキー電極)24に接するコレクタ層を第1、第2のコレクタ層22b、23bに分割して、アノード電極(ショットキー電極)24に接する第2のコレクタ層23bのキャリア濃度を低くしている。したがって、ショットキーダイオードの逆方向漏れ電流を抑制することができる。
この場合、印加電圧がゼロの状態においてアノード電極(ショットキー電極)24側に形成される空乏層の厚みは実験的に200nm以下であることが実証されている。空乏層の厚みは、第2のコレクタ層23bの厚みや、第1、第2のコレクタ層22b、23bのキャリア濃度の比率の影響を受けるので、空乏層の厚みが200nm以下になるように、バラクタダイオード21側の第2のコレクタ層23bの厚みを設定している。
また、アノード電極(ショットキー電極)24に接する第2のコレクタ層23bのキャリア濃度は低いので、逆方向漏れ電流は低く抑制されて、バラクタダイオード21自体の耐電圧特性も確保できる。
一方、HBT20においても、ベース層6aとコレクタコンタクト層4との間に存在する第1、第2のコレクタ層22a、23a全体の厚みは変更せずに、ベース層6a側の第2のコレクタ層23aのキャリア濃度を低く、コレクタコンタクト層2側の第12のコレクタ層22aのキャリア濃度を高く設定している。よって、第2のコレクタ層23aのベース層6a側に生じる空乏層の厚みが薄くなるので、電子のコレクタ層内を走行するに要するコレクタ走行時間τCが短縮され、結果的に、トランジスタとしての動作速度が上昇する。
なお、コレクタ層全体の厚みは変化ないので、耐電圧性が低下することはない。
また、前述したように、このHBT20においては、第2のコレクタ層23a及び第1のコレクタ層22aのエミッタ層7に対向しない部分は、イオン注入により、空乏化され高抵抗化された高抵抗領域25が形成されている。その結果、ベース・コレクタ接合容量CBCが低減する。
このように、HBT20における高い耐電圧特性と優れた高速特性を維持した状態で、バラクタダイオード21においては逆方向漏れ電流が低減されると共に広い容量可変幅を確保できる。
図4は、バラクタダイオードにおける電極間容量の印加電圧依存性の実験結果を示す図である。この実験結果からも理解できるように、第1実施形態のバラクタダイオード21の容量の電圧依存性は、pnダイオードを用いた従来のバラクタダイオード3の容量の電圧依存性に対して格段に大きい。
図5は、第1実施形態のHBT20におけるコレクタ電流と、電流利得遮断周波数fT、最大発振周波数fmax、との関係の実験結果を示す図である。この実験結果からも理解できるように、第1実施形態のHBT20は十分高い高速特性(周波数特性)を維持している。
(第2実施形態)
図2は、本発明の第2実施形態に係わるマイクロ波モノリシック集積回路の概略構成を示す断面図である。図6に示した従来のマイクロ波モノリシック集積回路と同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
この第2実施形態のマイクロ波モノリシック集積回路においては、1つの共通の半絶縁性GaAs基板1上の一方側にHBT26が形成され、他方側にバラクタダイオード27が形成されている。
この第2実施形態におけるHBT26においては、5×1015cm-3濃度のn型不純物を含むGaAsからなる厚さ300nmのコレクタ層5aのエミッタ層7に対向しない部分は、ベース・コレクタ接合容量CBCを低減させるためにイオン注入により、空乏化され高抵抗化された高抵抗領域25が形成されている。その他は、図6の従来モノリシック集積回路のHBT2と同一構成である。
一方、バラクタダイオード27においては、半絶縁性GaAs基板1上に、HBT26と共通のコレクタコンタクト層4が形成され、このコレクタコンタクト層4の上側に、HBT26のコンタクト層5aと同一層である5×1015cm-3濃度のn型不純物を含むGaAsからなる厚さ200nmのコレクタ層5cが形成されている。
具体的には、半絶縁性GaAs基板1上に、HBT26とバラクタダイオード27と共に使用する400nmのコレクタコンタクト層、300nmのコレクタ層を形成した後に、この300nmのコレクタ層におけるバラクタダイオード27に対応する部分を、上方から100nmだけエッチングして、厚さ200nmのコレクタ層5bを得る。
コレクタコンタクト層4上面における両端近傍にオーミック接続されるカソード電極14が取付けられ、コレクタ層5cの上面にショットキー接続されるアノード電極(ショットキー電極)24が取付けられている。
したがって、バラクタダイオード27は、金属からなるアノード電極(ショットキー電極)24とコレクタ層5cとでショットキーダイオードを形成している。
なお、300nmのコレクタ層を上方からエッチングする量は、アノード電極(ショットキー電極)24とカソード電極14間に電圧を印加していない状態において、コレクタ層5c内のアノード電極(ショットキー電極)24近傍に形成される空乏層の厚みが200nm以下になる値である。
このように構成された第2実施形態のマイクロ波モノリシック集積回路においては、バラクタダイオード27は、図1に示す第1実施形態のモノリシック集積回路のバラクタダイオード21と同様に、n型半導体であるコレクタ層5cと金属であるアノード電極(ショットキー電極)24とのショットキーダイオードで構成されている。アノード電極(ショットキー電極)24に接するコレクタ層5c内のアノード電極(ショットキー電極)24の近傍に形成される空乏層の大きさは、このコレクタ層がp型半導体であるベース層に接触している場合に比較して小さい。さらに、電極間に電圧を印加していない状態の空乏層の厚みを200nm以下にしている。したがって、カソード電極14とアノード電極24間の容量の電圧依存性が上昇して、バラクタダイオード27における広い容量可変幅を確保できる。
一方、HBT26においては、コレクタ層5a自体の厚みやキャリア濃度は変更しないので、HBT26における耐電圧特性は変化しない。さらに、コレクタ層5aのエミッタ層7に対向しない部分は高抵抗領域25が形成されている。よって、ベース・コレクタ接合容量CBCが低減するので高速特性は向上する。
したがって、この第2実施形態のマイクロ波モノリシック集積回路においても、前述した第1実施形態のマイクロ波モノリシック集積回路と同様に、HBT26における高い耐電圧特性と優れた高速特性を維持した状態で、バラクタダイオード27における広い容量可変幅を確保できる。
図4に、この第2実施形態のバラクタダイオード27における印加電圧と電極間の容量との関係の実験結果を示す。この実験結果からも理解できるように、第2実施形態のバラクタダイオード27の容量の電圧依存性は、pnダイオードを用いた従来のバラクタダイオード3の容量の電圧依存性に対して大きい。
(第3実施形態)
図3は、本発明の第3実施形態に係わるマイクロ波モノリシック集積回路の概略構成を示す断面図である。図1に示した第1実施形態のマイクロ波モノリシック集積回路と同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
この第3実施形態のマイクロ波モノリシック集積回路においては、1つの共通の半絶縁性InP基板31上の一方側にHBT28が形成され、他方側にバラクタダイオード29が形成されている。
HBT28においては、半絶縁性InP基板31上に、高濃度(2×1019cm-3)のn型不純物を含むInPからなる厚さ300nmのコレクタコンタクト層32が形成され、このコレクタコンタクト層32の上側に1.5×1017cm-3濃度のn型不純物を含むInPからなる厚さ200nmの第1のコレクタ層33aが形成され、この第1のコレクタ層33aの上側にn型不純物を含むInGaAlAsからなる厚さ30nmの組成傾斜層34が形成され、この組成傾斜層34の上側に、アンドープのInGaAsからなる厚さ150nmの第2のコレクタ層35が形成されている。
この第2のコレクタ層35の上側に高濃度(4×1019cm-3)のp型不純物を含むInGaAsからなる厚さ50nmのベース層36が形成され、このベース層36の上側に3×1017cm-3濃度のn型不純物を含むInPからなる厚さ50nmのエミッタ層37が形成されている。
このエミッタ層37の上側に、2×1019cm-3濃度のn型不純物を含むInPからなる厚さ20nmのキャリア濃度緩和層38が形成され、このキャリア濃度緩和層38の上側に、エミッタ層37に対してオーム性密着をとるための高濃度(3×1019cm-3)のn型不純物を含むInGaAsからなる厚さ70nmのエミッタコンタクト層39が形成されている。
そして、エミッタコンタクト層39上面にエミッタ電極11が形成され、コレクタコンタクト層32上面における両端近傍にコレクタ電極12が取付けられ、ベース層36の上面における両端近傍にベース電極13が取付けられている。
バラクタダイオード29においては、半絶縁性InP基板31上に、HBT28と共通のコレクタコンタクト層32が形成され、このコレクタコンタクト層32の上側に、HBT28の第1のコレクタ層33aと同一層である1.5×1017cm-3濃度のn型不純物を含むInPからなる厚さ180nmの第1のコレクタ層33bが形成されている。
具体的には、半絶縁性InP基板31上に、HBT28とバラクタダイオード29と共に使用する400nmのコレクタコンタクト層、200nmの第1のコレクタ層を形成した後に、この200nmの第1のコレクタ層におけるバラクタダイオード29に対応する部分を、上方から20nmだけエッチングして、厚さ180nmの第1のコレクタ層33bを得る。
コレクタコンタクト層32の上面における両端近傍にオーミック接続されるカソード電極14が取付けられ、第1のコレクタ層33bの上面にショットキー接続されるアノード電極(ショットキー電極)24が取付けられている。
したがって、バラクタダイオード29は、金属からなるアノード電極(ショットキー電極)24と第1のコレクタ層33bとでショットキーダイオードを形成している。
このように構成されたこの第3実施形態のマイクロ波モノリシック集積回路においては、バラクタダイオード29において、印加電圧がゼロの状態においてアノード電極(ショットキー電極)24側に形成される空乏層の厚みが200nm以下になるように、アノード電極(ショットキー電極)24に接する第1のコレクタ層33bのキャリア濃度と厚みを設定している。したがって、HBT28における高い耐電圧特性と優れた高速特性を維持した状態で、バラクタダイオード29における広い容量可変幅を確保できる。
さらに、アノード電極(ショットキー電極)24に接する第1のコレクタ層33bの半導体材料は、HBT28の第1のコレクタ層33aと同一層である1.5×1017cm-3濃度のn型不純物を含むInPである。このInPのバンドギャップエネルギは、HBT28のベース層36に接するの第2のコレクタ層35の半導体材料であるInPGaAsのバンドギャップエネルギに比較して大きい。したがって、このバラクタダイオード29における逆方向の漏れ電流が低く抑制されるので、十分な耐電圧特性が確保できる。
本発明の第1実施形態に係わるマイクロ波モノリシック集積回路の概略構成を示す断面図 本発明の第2実施形態に係わるマイクロ波モノリシック集積回路の概略構成を示す断面図 本発明の第3実施形態に係わるマイクロ波モノリシック集積回路の概略構成を示す断面図 本発明の各実施形態のマイクロ波モノリシック集積回路に組込まれたバラクタダイオードにおける容量の電圧依存特性を示す図 本発明の第1実施形態のマイクロ波モノリシック集積回路に組込まれたHBTにおける周波数特性を示す図 従来のマイクロ波モノリシック集積回路の概略構成を示す断面図
符号の説明
1…半絶縁性GaAs基板、2,20,26,28…HBT、3,21,27,29…バラクタダイオード、4,32…コレクタコンタクト層、5a,5b,5c…コレクタ層、6a,6b,36…ベース層、7,37…エミッタ層、8,38…キャリア濃度緩和層、9…組成緩和層、10,39…エミッタコンタクト層、11…エミッタ電極、12…コレクタ電極、13…ベース電極、14…カソード電極、15,24…アノード電極(ショットキー電極)、16,25…高抵抗領域、22a,22b,33a,33b…第1のコレクタ層、23a,23b…第2のコレクタ層、31…半絶縁性InP基板

Claims (1)

  1. 1つの共通の半絶縁性基板上に、コレクタコンタクト層、コレクタ層、ベース層、エミッタ層を積層したヘテロ構造バイポーラトランジスタと、バラクタダイオードとを形成したマイクロ波モノリシック集積回路において、
    前記バラクタダイオードは、
    前記ヘテロ構造バイポーラトランジスタのコレクタコンタクト層と同一層のコレクタコンタクト層と前記ヘテロ構造バイポーラトランジスタのコレクタ層と同一層のコレクタ層とを有し、
    前記同一層のコレクタコンタクト層上にオーミック接続されるカソード電極が形成され、前記同一層のコレクタ層上にショットキー接続されるアノード電極が形成され、
    前記ヘテロ構造バイポーラトランジスタ及び前記バラクタダイオードに共通する同一層のコレクタ層は、コレクタコンタクト層側に位置する第1のコレクタ層と、反コレクタコンタクト層側に位置する第2のコレクタ層とで構成され、
    前記第1のコレクタ層のキャリア濃度は前記第2のコレクタ層のキャリア濃度より高く形成され、
    前記バラクタダイオードを構成する前記第2のコレクタ層は、所定量エッチングされて前記ヘテロ構造バイポーラトランジスタを構成する前記第2のコレクタ層よりも薄く形成され
    前記アノード電極と前記カソード電極間に電圧を印加していない状態において、前記第2のコレクタ層及び前記第1のコレクタ層内の前記アノード電極近傍に形成される空乏層の厚みが200nm以下であることを特徴とするマイクロ波モノリシック集積回路。
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