JP3953568B2 - 受配電設備の箱体構造 - Google Patents

受配電設備の箱体構造 Download PDF

Info

Publication number
JP3953568B2
JP3953568B2 JP05577597A JP5577597A JP3953568B2 JP 3953568 B2 JP3953568 B2 JP 3953568B2 JP 05577597 A JP05577597 A JP 05577597A JP 5577597 A JP5577597 A JP 5577597A JP 3953568 B2 JP3953568 B2 JP 3953568B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
main body
box structure
body portion
power distribution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05577597A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10257612A (ja
Inventor
光之介 河原
国雄 平井
博道 古山
正 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP05577597A priority Critical patent/JP3953568B2/ja
Publication of JPH10257612A publication Critical patent/JPH10257612A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3953568B2 publication Critical patent/JP3953568B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Patch Boards (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、変圧器などを備えた受配電設備の箱体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、受配電設備の設置場所の設置基礎作りのため、受配電設備の箱体を構成する部材である基礎ベースを受配電設備から分離して、受配電設備の設置場所に搬送できる構造とし、しかも箱体を構成するそれぞれの部材が小形であって、製作や在庫管理が容易であり、表面処理や塗装などについても経年変化が少なく、長期にわたって安定した品質のものであることが求められている。
【0003】
従来、この種の受配電設備は、図19ないし図21に示すような構成が一般的であった。以下その構成についてこれらの図面を参照しながら説明する。図19ないし図21に示すように、箱体構造は、本体部分101を有し、上部に屋根102が結合され、下部には基礎ベース103が結合され、本体部分101の前面101aは前扉104が後面101bは後扉105がそれぞれ蝶番構造等により開閉自在に取付けられている。本体部分101の左面101cおよび右面101dはそれぞれ横並びとなる別の箱体の本体部分101と結合される構造であるが、受電設備の左端または右端となる本体部分101の左面101cまたは右面101bはそれぞれに側面板106,107が取付けられる構造であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本体部分101は、構成部材の端部が溶接接合によって一体に枠組みされているため、本体部分101が大形になっていた。一方、小形の受電設備について、本体部分101の構成および基礎ベース103が結合手段を用いて組立られる構造のものもあったが、変圧器などの受配電設備の構成機器を本体部分101に取付けた状態においての移動や運搬については、本体部分101が十分な強度でなかったため、本体部分101と基礎ベース103を分離させて、受配電設備を移動したり運搬することはできなかった。
【0005】
このように、屋根部分102と本体部分101と基礎ベース103に分割できる構造である箱体の本体部分101が溶接結合により構成されていたことに大きな問題がある。また従来は、箱体の裏面の開口を閉じる背板にさらねじ用のさら座ぐりを設けているが、背板の加工として板金工程とは別に切削加工が必要であり、かつさらねじ用の取付穴位置または箱体に設けるさらねじ用のめねじ位置における寸法公差は、さらねじ間距離に関係なく0.5mm以内にする必要があった。
【0006】
この発明は、上記課題を解決するもので、基礎ベースを設置場所の設置基礎作りのために設置場所に先送りが可能な受配電設備において、箱体を構成する部品の外形寸法を小さくでき、加工が容易であり、塗装等の表面処理において安定した品質を容易に確保できる受配電設備の箱体構造を提供することを目的としている。
【0007】
また、背板にさらねじ頭のさら座ぐり切削加工を必要とせず、しかも複雑な寸法精度管理を必要としないで、量産に適した経済性の優れた受配電設備の箱体構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の受配電設備の箱体構造は、相対向する長方形の上枠および下枠と、前記上枠と前記下枠の周縁の間に着脱可能に連結された扉枠および支柱と、前記支柱を覆う側面板と、前記扉枠に着脱可能に取付けられた扉とで構成した本体部分と、この本体部分の下側に分離可能に取付けられた基礎ベースと、前記本体部分の上側に分離可能に取付けられた屋根部分とを備え、前記扉枠の上端部に前記本体部分の底面と平行な上面を形成し、前記扉枠の下端部に前記本体部分の底面と平行な下面を形成し、前記上枠の端部下面は前記扉枠の上面に係合し、前記扉枠の下面は前記底面の一部を構成するものである。
【0009】
請求項1記載の受配電設備の箱体構造によれば、受配電設備の基礎ベースが本体部分と分離させることができるので、基礎ベースが受配電設備を設置する基礎工事用に活用できるものであり、本体部分はその構成部材が組立られて構成されるため構成部品のそれぞれを小型にでき、構成部品の運搬効率の向上、材料管理に必要とする敷地面積が縮小でき管理負担を小さくでき、塗装の表面処理設備の縮小が可能になるとともに、耐錆力、組立作業性、剛体性および汎用性の優れた受配電設備の箱体構造を提供することができ、実用性が高い。また、本体部分の組立作業工程において高さ寸法の煩わしい調整作業が不要となり、受配電設備の組立作業効率の向上が可能になるとともに、寸法精度の高い受配電設備の箱体構造を提供することができる。
【0010】
請求項記載の受配電設備の箱体構造は、請求項において、本体部分を構成する上枠および下枠は4角に補強金具を有し、補強金具は断面を略L字形とし、かつ一端面を上枠および下枠に結合し、補強金具の一側面は扉面と平行である扉枠に着脱可能に結合しているものである。
【0011】
請求項記載の受配電設備の箱体構造によれば、請求項と同様な効果のほか、本体部分の組立作業工程において煩わしい奥行寸法の調整を不要にできるとともに、前記扉枠の取付角度設定を正確かつ容易にすることができ、受配電設備の組立作業効率の向上が可能になるとともに、寸法精度の高い受配電設備の箱体構造を提供することができる。
【0012】
請求項記載の受配電設備の箱体構造は、請求項において、本体部分を構成する支柱は断面を略コ字形とし、略コ字形を形成するそれぞれの面に等間隔に部品の取付用穴を設けるとともに支柱に寸法目測が容易な目盛りを設けたものである。
【0013】
請求項記載の受配電設備の箱体構造によれば、請求項と同様な効果のほか、支柱に下端部よりの寸法目測が容易な一定間隔の目盛りを設けたことにより、受配電設備を構成する部品の取付位置の設定が容易にでき、受配電設備の組立作業効率の向上が可能になるとともに、汎用性の優れた受配電設備の箱体構造を提供することができる。
【0014】
請求項記載の受配電設備の箱体構造は、請求項において、本体部分を構成する上枠と下枠がそれぞれの対向する面に支柱固定金具を有し、支柱固定金具は一端面を上枠および下枠の前記面に結合し、支柱固定金具の一側面に支柱の一側面を着脱可能に結合しているものである。
【0015】
請求項記載の受配電設備の箱体構造によれば、支柱の取付状態を正確に容易に確定でき、受配電設備の組立作業効率の向上が可能である。
【0016】
請求項記載の受配電設備の箱体構造は、請求項において、支柱固定金具は断面を略L字形とし、その2面の外面が断面が略コ字形である支柱の内面の2面に密着しているものである。
【0017】
請求項記載の受配電設備の箱体構造によれば、請求項と同様な効果のほか、支柱の取付位置を正確に確定でき、取付位置の調整作業が不要となるとともに結合強度を向上させ箱体強度の剛体性を改善することができ、受配電設備の組立作業効率の向上が可能になるとともに、寸法精度の高い受配電設備の箱体構造を提供できる。
【0018】
請求項記載の受配電設備の箱体構造は、請求項において、断面が略コ字形である支柱の内面と、断面が略L字形である支柱固定金具の外面の対向する1対以上の対向面に、接合圧力を確保する手段を複数設けたものである。
【0019】
請求項記載の受配電設備の箱体構造によれば、請求項と同様な効果のほか、本体部分の剛体性を容易に確保することができ、剛体性の優れた受配電設備の箱体構造を提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
この発明の第1の実施の形態である受配電設備について図1ないし図6に基づいて説明する。図2の受配電設備の箱体は基礎ベースAllと本体部分A12と屋根部分A13で構成され、受配電設備の移動や運搬に対して互いに分離可能な構造である。本体部分A12は、図1に示すように上枠11と下枠12と扉枠13と支柱14で構成され互いに着脱可能な構造である。上枠11と下枠12は奥行寸法の基準部品となる。また、扉枠13は盤幅寸法の基準部品となる。
【0021】
図3は、上枠11と下枠12と扉枠13の結合方法の詳細説明図である。上枠11は断面略L字の補強金具11aと支柱固定金具11bと扉枠固定金具11cとを設け、下枠12は断面略L字の補強金具12aと支柱固定金具12bとを設け、扉枠13は本体部分A12の底面と平行な上面13cと下面13bおよび扉面と平行な上下枠取付面13aを形成している。
【0022】
扉枠13を形成する下面13bは本体部分A12の底面の一部分を構成し、上枠11に設けた扉枠固定金具11cの下面と扉枠13を形成する上面13cは、互いに対向して結合するごとく構成され、扉枠固定金具11cと上面13cにはねじ挿入穴11cl,13clをそれぞれ複数設け、ねじ(図示せず)により上枠11と扉枠13を固定する。なお、上面13cは本体部分A12の高さ寸法の基準面となる.また、上枠11と下枠12に設けた補強金具11a,12aの一側面と扉枠13を形成する上下枠取付面13aは、互いに対向して結合するように構成され補強金具11a,12aと上下枠取付面13aには、ねじ挿入穴11al,12al,13alをそれぞれ複数設け、ねじ(図示せず)により上枠11と扉枠13ならびに下枠12と扉枠13を固定する。
【0023】
図4は、支柱14の形状の詳細説明図である。支柱14の断面は略コ字であり、支柱14を形成するそれぞれの面には等間隔に部品の取付用穴14aおよび目盛りとしての目盛穴14bをそれぞれ複数設けてある。目盛穴14bは支柱14の下端部よりの上部に対し寸法目測が容易な目盛りとしている。例えば、1個の目盛穴14bに対して部品の取付用穴14aは5個、10個、15個と様々な数が考えられる。なお、目盛穴14aは部品の取付用穴に使用してもよい。
【0024】
図5および図6は、支柱14と上枠11および下枠12の固定方法の詳細説明図である。支柱固定金具11b,12bは、上枠11と下枠12の対向する一側面にそれぞれ固定されており、支柱固定金具11b,12bと支柱14には、ねじ挿入穴11bl,12bl,14alをそれぞれ複数設け、ねじ(図示せず)により支柱14と上枠11および下枠12を固定する。
【0025】
なお、図6は図5中X−X′の断面図である。断面が略L字である支柱固定金具12bを形成する2面の外面と、断面が略コ字形である支柱14を形成する2面の内面が、密着するように配されていて、接合圧力を確保する手段として、固定用ねじ15BTが支柱14に設けたねじ挿入穴14alと、支柱固定金具12bに設けたねじ挿入穴12blとを貫通し、固定用ナット15Nにより締付け固定されている。なお、支柱14と支柱固定金具11b,12bの材質および厚さを同じにすると容易にこの固定方法が実現できる。15Wは平座金、15SWはばね座金である。
【0026】
また上枠11と下枠12の周囲の間で扉枠13の間の支柱14を覆うように側面板(図示せず)が着脱可能に取付けられ、扉枠13に扉(図示せず)が着脱可能に取付けられる。
【0027】
この発明の参考例1である受配電設備について図7ないし図10を用いて説明する。図8の受配電設備の箱体は基礎べースA21と本体部分A22と屋根部分A23で構成され、互いに分離可能な構造である。本体部分A22は図7に示すように側面枠71と扉枠72と補強金具73と支柱74で構成され、互いに着脱可能な構造である。側面枠71には柱71bが溶接接合により結合されている。柱71bは第1の実施の形態の図4に示すような特徴を持った形状でも良い。また側面枠71は奥行寸法の基準部品となる。扉枠72は盤幅寸法の基準部品となる。
【0028】
図9は、側面枠71と扉枠72と補強金具73の結合方法の詳細説明図である。側面枠71は断面略L字の固定金具71aを設け、扉枠72は本体部分A22の底面と平行な上面72cおよび下面72bならびに扉面と平行な上下枠取付面72aを形成している。扉枠72を形成する下面72bは本体部分A22の底面の一部分を構成し、扉枠72を形成する上面72cは本体部分A22の天井面の一部分を構成する。上面72cは本体部分A22の高さ寸法の基準面となる。側面枠71に設けた補強金具となる固定金具71aの一側面と扉枠72を形成する側面枠取付面72aは、互いに対向して結合するように構成され、固定金具71aと側面枠取付面72aには、ねじ挿入穴71al,72alをそれぞれ複数設け、ねじ(図示せず)により側面枠71と扉枠72を固定する。
【0029】
また、側面枠71を形成する補強金具取付面71cと補強金具73を形成する側面枠取付面73aおよび扉枠72を形成する補強金具取付面72dと補強金具73を形成する扉枠取付面73bは、互いに結合するように構成され、補強金具取付面71cと補強金具取付面72dと側面枠取付面73aと扉枠取付面73bには、ねじ挿入穴71cl,72dl,73al,73blをそれぞれ複数設け、ねじ(図示せず)により側面枠71と扉枠72および補強金具73を固定する。
【0030】
図10は支柱74と側面枠71の固定方法の詳細説明図である。側面枠71を形成する支柱取付面71dは側面枠71を構成する断面が略L字形での上部分と下部分を形成する一側面であり同一平面上に構成されており、側面枠71と支柱74には、ねじ挿入穴71dl,74a1をそれぞれ設け、ねじ(図示せず)により側面枠71と支柱74を固定する。
【0031】
なお、支柱74は図4に示すような特徴を持った形状でも良い。また、側面枠71を構成する上部分および下部分の断面形状は、略L字形を図示したが、略コ字形や略T字形でも良い。そして側面枠71に側面板(図示せず)が、扉枠72に扉(図示せず)がそれぞれ着脱可能に取付けられる。
【0032】
この発明の参考例2である受配電設備について図11ないし図14を用いて説明する。図14の受配電設備の箱体は基礎ベースA31と本体部分A32と屋根部分A33で構成され、互いに分離可能な構造である。本体部分A32は、図13に示すように前本体部分A321と後本体部分A322と本体補強金具93で構成され互いに着脱可能な構造である。
【0033】
図11は、前本体部分A321の構成図である。前本体部分A321は、左右の前側面枠91と扉枠72と補強金具73で構成され、互いに着脱可能な構造である。前側面枠91には柱91bが溶接接合により結合されている。柱91bは図4に示すような特徴を持った形状でも良い。前側面枠91は奥行寸法の基準部品となる。扉枠72は盤幅寸法の基準部品となる。また、前側面枠91と扉枠72と補強金具73の結合方法の詳細図は図9に示したとおりである。
【0034】
図12は、後本体部分A322の構成図である。後本体部分A322は、左右の後側面枠92と扉枠72と補強金具73と支柱74で構成され、互いに着脱可能な構造である。後側面枠92には柱92bが溶接接合により結合されている。柱92bは図4に示すような特徴を持った形状でも良い。後側面枠92は奥行寸法の基準部品となる。また、扉枠72は盤幅寸法の基準部品となる。
【0035】
また、後側面枠92と扉枠72と補強金具73の結合方法の詳細図は図9に示したとおりである。後側面枠92と支柱74の結合方法の詳細図は図10に示したとおりである。すなわち支柱74のねじ挿入穴74a1に整合するねじ挿入穴92d1を支柱取付面92dに形成する。支柱74は図4に示すような特徴を持った形状でも良い。また、側面枠91,92を構成する上部分91c,92cおよび下部分91c,92cの断面形状は、略L字形を図示したが、略コ字形や略T字形でも良い。
【0036】
また本体部分を構成する側面枠91,92は図9にも示すように、側面枠91,92の四角に補強金具91a,92aを有し、補強金具91a,92aは断面を略L字形とし、一端を側面枠91,92に結合し、補強金具91a,92aの一側面は扉面に平行で扉枠72に対向して着脱可能に結合されている。なお扉枠72および側面枠91,92の上面および下面は本体部分の上面および底面の1部を構成する。
【0037】
図13は、前本体部分A321と後本体部分A322と本体補強金具93の結合方法の詳細説明図である。前側面枠91は断面略L字形であって補強金具となる固定金具91eの一端を結合して設け、後側面枠92は断面略L字形であって補強金具となる柱92bの両端を結合して設け、固定金具91eを形成する一側面と柱92bを形成する一側面は扉面と平行であって互いに対向して結合するように構成され、固定金具91eと柱92bにはねじ挿入穴91el,92blをそれぞれ設け、ねじ(図示せず)により前側面枠91と後側面枠92を固定する。
【0038】
本体補強金具93は断面略L字形であり、本体補強金具93を形成する側面枠取付面93aと、前右側面枠および前左側面枠を構成する前側面枠91、ならびに後右側面枠および前右側面枠を構成する後側面枠92を形成する補強金具取付面91c,92cとは、互いに対向して結合するように構成され、側面枠取付面93aと補強金具取付面91c,92cにはねじ挿入穴93al,91cl,92clをそれぞれ設け、ねじ(図示せず)により本体補強金具93と前側面枠91と後側面枠92を固定する。また本体補強金具93の端面は扉面と平行に形成している。なお、後側面枠92を構成する柱92bを前側面枠91に設け、その代わりに前側面枠91を構成する固定金具91eを後側面枠92に設けても良い。また本体補強金具93の断面形状は略コ字形でも良い。
【0039】
そして、側面枠91,92に側面板(図示せず)が、扉枠72に扉(図示せず)がそれぞれ着脱可能に連結される。
【0040】
この発明の参考例3である受配電設備について図15ないし図18を用いて説明する。図15および図16に示す受配電設備の箱体Blは背面に凹凸の無い構造であり、背面は上背板B2と下背板B3により構成されている。上背板B2および下背板B3の角部分は、コーナーカットが施されており、下部には滑り止めとなる当て板金具B21,B31が設けられている。
【0041】
箱体Blと上背板B2と下背板B3の着脱自在な結合方法の詳細図を、図17および図18に示す。図17は図16中におけるZ−Z′の断面図である。上背板B2にはスタットボルトB2BTが設けてあり、箱体Blと上背板B2は、上背板B2の内面に溶接接合により設けてあるスタットボルトB2BTと固定用平座金BWlと固定用ばね座金BSWlと固定用ナットBN1により固定されている。
【0042】
この場合、スタットボルトB2BTの取付幅Wlと、スタットボルトB2BTの直径w2と、固定用平座金BW1の外形寸法(直径)W3と、箱体B1に設けた背板取付枠の背板取付用開口穴の盤幅開口寸法である開口幅W4の関係は、Wl+W2<W4<Wl+W3となるように、各寸法Wl、W2、W3、W4を設定する。すなわち、スタットボルトB2BTの間隔は背板取付枠の盤幅開口幅W4よりも狭く、背板取付枠の盤幅開口幅W4と平座金BW1の外形寸法の差より広くなるようにしている。したがって、スタットボルトB2BTを開口穴に挿入でき、その縁部に平座金BW1で締付け固定できる。また固定用平座金BWlはテーパーワッシヤでも良い。下背板B3も同じ構造であり、スタットボルトを(B3BT)で表している。
【0043】
図18は図16中におけるY−Y′の断面図である。上背板B2には滑り止め用の当て板金具B21が設けてあり、箱体B1に上背板B2および下背板B3を取付けると、上背板B2の外面B2aと下背板B3の外面B3aは同一平面上になる構造である。なお、当て板金具B21の断面を略L字形にすると機械強度を容易に上げることが可能である。また、上背板B2と下背板B3を構成する板材の厚さを同じにすると、構造が容易に実現できる。
【0044】
【発明の効果】
請求項1記載の受配電設備の箱体構造によれば、受配電設備の基礎ベースが本体部分と分離させることができるので、基礎ベースが受配電設備を設置する基礎工事用に活用できるものであり、本体部分はその構成部材が組立られて構成されるため構成部品のそれぞれを小型にでき、構成部品の運搬効率の向上、材料管理に必要とする敷地面積が縮小でき管理負担を小さくでき、塗装の表面処理設備の縮小が可能になるとともに、耐錆力、組立作業性、剛体性および汎用性の優れた受配電設備の箱体構造を提供することができ、実用性が高い。また、本体部分の組立作業工程において煩わしい奥行寸法の調整を不要にできるとともに、前記扉枠の取付角度設定を正確かつ容易にすることができ、受配電設備の組立作業効率の向上が可能になるとともに、寸法精度の高い受配電設備の箱体構造を提供することができる。
【0045】
請求項2記載の受配電設備の箱体構造によれば、請求項1と同様な効果のほか、本体部分の組立作業工程において煩わしい奥行寸法の調整を不要にできるとともに、前記扉枠の取付角度設定を正確かつ容易にすることができ、受配電設備の組立作業効率の向上が可能になるとともに、寸法精度の高い受配電設備の箱体構造を提供することができる。
【0046】
請求項記載の受配電設備の箱体構造によれば、請求項と同様な効果のほか、支柱に下端部よりの寸法目測が容易な一定間隔の目盛りを設けたことにより、受配電設備を構成する部品の取付位置の設定が容易にでき、受配電設備の組立作業効率の向上が可能になるとともに、汎用性の優れた受配電設備の箱体構造を提供することができる。
【0047】
請求項記載の受配電設備の箱体構造によれば、支柱の取付状態を正確に容易に確定でき、受配電設備の組立作業効率の向上が可能である。
【0048】
請求項記載の受配電設備の箱体構造によれば、請求項と同様な効果のほか、支柱の取付位置を正確に確定でき、取付位置の調整作業が不要となるとともに結合強度を向上させ箱体強度の剛体性を改善することができ、受配電設備の組立作業効率の向上が可能になるとともに、寸法精度の高い受配電設備の箱体構造を提供できる。
【0049】
請求項記載の受配電設備の箱体構造によれば、請求項と同様な効果のほか、本体部分の剛体性を容易に確保することができ、剛体性の優れた受配電設備の箱体構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施の形態の受配電設備の本体部分の分解斜視図である。
【図2】 受配電設備の分解斜視図である。
【図3】 本体部分の上枠と下枠と扉枠の結合を示す部分分解斜視図である。
【図4】 本体部分の支柱の斜視図である。
【図5】 支柱と上枠および下枠の結合を示す部分分解斜視図である。
【図6】 図5のX−X′線断面図である。
【図7】 参考例1の本体部分の分解斜視図である。
【図8】 その受配電設備の分解斜視図である。
【図9】 扉枠と側面枠との結合を示す部分分解斜視図である。
【図10】 側面枠と支柱との結合を示す部分分解斜視図である。
【図11】 参考例2の前本体部分の分解斜視図である。
【図12】 後本体部分の分解斜視図である。
【図13】 前本体部分と後本体部分の結合構造を示す分解斜視図である。
【図14】 受配電設備の分解斜視図である。
【図15】 参考例3の背面構造を示す分解斜視図である。
【図16】 上背板および下背板を取付けた状態の斜視図である。
【図17】 図16のZ−Z′線の部分分解断面図である。
【図18】 図16のY−Y′線の部分分解断面図である。
【図19】 従来例の分解斜視図である。
【図20】 従来例の側面図である。
【図21】 従来例の正面図である。
【符号の説明】
A11 基礎ベース
A12 本体部分
A13 屋根部分
A21 基礎ベース
A22 本体部分
A23 屋根部分
A31 基礎ベース
A32 本体部分
A33 屋根部分
B1 箱体
B2 背板
B3 背板
B21 当て板金具
B31 当て板金具
A321 前本体部分
A322 後本体部分
11 上枠
11a 補強金具
11b 支柱固定金具
12 下枠
12a 補強金具
12b 支柱固定金具
13 扉枠
13a 上下枠取付面
13b 下面
13c 上面
14 支柱
14a 取付用穴
14b 目盛穴
71 側面枠
71a 固定金具
71b 柱
72 扉枠
72a 上下枠取付面
72b 下面
72c 上面
73 補強金具
74 支柱
91 前側面枠
92 後側面枠
93 本体補強金具
B2BT スタットボルト
BW1 平座金
BN1 固定用ナット
W1 スタットボルトの取付幅
W3 平座金の外形寸法
W4 開口幅

Claims (6)

  1. 相対向する長方形の上枠および下枠と、前記上枠と前記下枠の周縁の間に着脱可能に連結された扉枠および支柱と、前記支柱を覆う側面板と、前記扉枠に着脱可能に取付けられた扉とで構成した本体部分と、
    この本体部分の下側に分離可能に取付けられた基礎ベースと、
    前記本体部分の上側に分離可能に取付けられた屋根部分とを備え、
    前記扉枠の上端部に前記本体部分の底面と平行な上面を形成し、前記扉枠の下端部に前記本体部分の底面と平行な下面を形成し、前記上枠の端部下面は前記扉枠の上面に係合し、前記扉枠の下面は前記底面の一部を構成することを特徴とする受配電設備の箱体構造。
  2. 本体部分を構成する上枠および下枠は4角に補強金具を有し、前記補強金具は断面を略L字形とし、かつ一端面を前記上枠および下枠に結合し、前記補強金具の一側面は扉面と平行である扉枠に着脱可能に結合している請求項記載の受配電設備の箱体構造。
  3. 本体部分を構成する支柱は断面を略コ字形とし、前記略コ字形を形成するそれぞれの面に等間隔に部品の取付用穴を設けるとともに支柱に寸法目測が容易な目盛りを設けた請求項記載の受配電設備の箱体構造。
  4. 本体部分を構成する上枠と下枠はそれぞれの対向する面に支柱固定金具を有し、前記支柱固定金具は一端面を前記上枠および下枠の前記面に結合し、前記支柱固定金具の一側面に前記支柱の一側面を着脱可能に結合している請求項記載の受配電設備の箱体構造。
  5. 支柱固定金具は断面を略L字形とし、その2面の外面が断面が略コ字形である支柱の内面の2面に密着している請求項記載の受配電設備の箱体構造。
  6. 断面が略コ字形である支柱の内面と、断面が略L字形である支柱固定金具の外面の対向する1対以上の対向面に、接合圧力を確保する手段を複数設けた請求項記載の受配電設備の箱体構造。
JP05577597A 1997-03-11 1997-03-11 受配電設備の箱体構造 Expired - Fee Related JP3953568B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05577597A JP3953568B2 (ja) 1997-03-11 1997-03-11 受配電設備の箱体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05577597A JP3953568B2 (ja) 1997-03-11 1997-03-11 受配電設備の箱体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10257612A JPH10257612A (ja) 1998-09-25
JP3953568B2 true JP3953568B2 (ja) 2007-08-08

Family

ID=13008265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05577597A Expired - Fee Related JP3953568B2 (ja) 1997-03-11 1997-03-11 受配電設備の箱体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3953568B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5200191B2 (ja) 2011-04-28 2013-05-15 三菱電機株式会社 スイッチギヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10257612A (ja) 1998-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0754413Y2 (ja) 石材パネルの取付装置
US8615942B2 (en) Metal header frame for a building wall
US8931849B2 (en) Seating furniture
JP3382044B2 (ja) エレベータのかご室
JP3953568B2 (ja) 受配電設備の箱体構造
JPH0356077Y2 (ja)
JP3589627B2 (ja) カウンターの取付構造
JP7002715B1 (ja) 金属フレーム構造体
JP3266078B2 (ja) パネル
KR102332720B1 (ko) 휨 방지부재가 구비된 칼라강판 벽체 및 그의 제조방법과 이를 이용한 벽체 시공방법.
JP3001341U (ja) 通信機器装置の補強装置
JP2003205149A (ja) パチンコ遊技機の外枠構造
JPS5825884Y2 (ja) スチ−ル製連結家具
JPS6123181Y2 (ja)
JPS6215426Y2 (ja)
JPH08326264A (ja) 壁パネルの取付構造
JP3369961B2 (ja) 間仕切パネルの連結構造
KR200157297Y1 (ko) 점검관구용 문틀의 모서리고정구
JPS634097Y2 (ja)
JPS5854496Y2 (ja) 屋根
JP4773806B2 (ja)
JPS6125286Y2 (ja)
JPH051541Y2 (ja)
JPH09296546A (ja) 間仕切壁とユニット壁の連結構造
JPH07217266A (ja) 握りバーの取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060502

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061010

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070425

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120511

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees