JP3953483B2 - Alcパネル用取付金具及びalcパネルの取付構造 - Google Patents

Alcパネル用取付金具及びalcパネルの取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、ALCパネルを取り付けるためのALCパネル用取付金具(以下、取付金具という)及びその取付構造に関する。
ALCパネルPが建築物の外壁等に取付けられる際は、通常図4に示すように、梁10に溶接固定されたL字型アングル11に取付け金具とボルトと等を介して取付けられる。その際に用いられる取付け金具の構造は、これまでも種々提案されているが、その代表的な例として図3および図4に示すような形状のイナズマプレート13があり、構造が簡単で適用範囲も広いため、いろいろな部位に適用されている(例えば特許文献1)。
特開平4−52351号公報
しかし、従来のイナズマプレート13は、その中間位置で少し折り曲げられた板状の形であるため、大きな耐力を負担させることができないという問題があった。その問題を解決するためにイナズマプレート13の取付け個数を増やしたり、大きくしたり、さらに厚さを厚くしたりすることも考えられるが、形状が板状であるため限界があり、またコスト,重さ,加工性,取付け作業面等からも望ましくない。さらに、取付け部位がALCパネルP下部のような位置においては、そのイナズマプレート13の上部にALCパネルP表面が強く当たるようになるが、ALCパネルP表面は強度が小さくて脆いため、イナズマプレート13の上部がALCパネル表面に減り込んでしまうという問題もあった。
したがって、本発明の目的は以上の従来の問題点をなくし、耐力の大きい取付金具及び取付構造を提供することにある。また、ALCパネルを取り付ける際、大きな耐力をかけることができ、またその上部がパネル表面内に減り込んだりすることのない取付金具も提供する。
以上のような課題を解決するために、次の各手段を採った。
[1]本発明の取付金具は、ボルト挿通部(6)が設けられた取付け板(2)と、取付け板(2)の両側縁が後方へ折り曲げられて形成されたリブ片と、リブ片(3)がさらに下方に垂下して形成されている垂下リブ片(4)とを含み、垂下リブ片(4)の側面(8)は取付け板(2)の表面よりも取付け板(2)の厚み分だけ後方へ段差を有し且つ前方に露出していることを特徴とする。
[2]本発明の取付構造は、ALCパネル(P)をL字型アングル(11)の起立板(12)に取付金具(1)を用いて取付けるALCパネルの取付け構造において、ボルト挿通部(6)が設けられた取付け板(2)と、取付け板(2)の両側縁が後方へ折り曲げられて形成されたリブ片(3)と、リブ片(3)がさらに下方に垂下して形成されている垂下リブ片(4)とを含む取付金具(1)を用い、取付け板(2)の厚みをL字型アングル(11)の起立板(12)の厚みとほぼ同一に成し、垂下リブ片(4)の側面(8)は、取付け板(2)の表面よりも取付け板(2)の厚み分だけ後方へ段差を有するようにし、この段差を有する垂下リブ片(4)の側面(8)を起立板(12)に係合させて溶接固定し、ほぼ同一面となった取付け板(2)の表面と起立板(12)の表面とに段差を生ずることなくALCパネル(P)を当て、取付け板(2)のボルト挿通部(6)からボルト(9)を挿入してALCパネル(P)に取り付けてなることを特徴とする。
本発明に係る取付金具は次のように作用する。すなわち、取付け板(2)の両側縁が後方へ折り曲げられてリブ片(3)が形成されているとともに、そのリブ片(3)がさらに下方に延長した垂下リブ片(4)が形成されているため、これらの両方のリブ片(3,4)によって取付け金具(1)の耐力が大幅に向上する。
また、取付け板(2)の厚みをL字型アングル(11)の起立板(12)の厚みとほぼ同一に成し、垂下リブ片(4)の側面(8)は、取付け板(2)の表面よりも取付け板(2)の厚み分だけ後方へ段差を有するようにし、この段差を有する垂下リブ片(4)の側面(8)を起立板(12)に係合させて溶接固定し、ほぼ同一面となった取付け板(2)の表面と起立板(12)の表面にALCパネル(P)を当てるため、その際に段差や隙間等が生ずることがなくなる。
本発明に係る取付金具及び取付構造によれば、取付け板にリブ片とそれが下方に延長した垂下リブ片とによって、取付け金具の耐力が大幅に向上するとともに、取付け板の表面とL字型アングルの起立板の表面にALCパネルを当てる際に段差や隙間等が生ずることがなくなる
以下、本発明の実施の形態を図を参照して説明する。図1において、取付け金具1の中央部の取付け板2は、ALCパネルP面に当接し支持する部材である。取付け板2の両側縁には、それが折り曲げられてリブ片3が形成されている。このリブ片3によって取付金具1のALCパネルPの押圧力に対する耐力が向上するようになる。また、そのリブ片3は取付け板2の下端よりもさらに下方に垂下して垂下リブ片4が形成されており、この垂下リブ片4の存在が取付金具1の耐力をよりいっそう向上させるようになる。なお、そのリブ片3および垂下リブ片4の幅は10mm〜50mmであることが耐力向上の面で望ましい。また、図1のように、リブ片3の上部が下方に傾斜していると、ALCパネルPの取り付けの際に、他の取付け部材の障害とならないため、パネルPの施工面でより都合が良くなる。
さらに、取付け板2の上部には、それが延長されて突出片5が形成されている。この取付け板2の上方に形成された突出片5が、ALCパネルPの押圧力に対する耐力(受ける力)を向上させ、取付け板2の上部がALCパネルP内に減り込むのを防止するようになる。この突出片5は、取付け板2と違って両側縁にリブ片3が設けられておらず板状体となっており、その形状としては正方形や矩形等が望ましい。また、この突出片5の高さは30〜100mmの範囲とすることが望ましい。すなわち、30mm以上であると、取付け板2がALCパネルPの大きな押圧力によって曲がったり、取付け板2の上部がパネルP内に減り込んだりすることをより確実に防止できる。一方、100mmより高くしても取付金具1全体が重くなるのみで、耐力向上の増大があまり期待できない。
また、取付け板2の下方部にはボルト挿通部6が開けられている。その形状としては逆U字形等の長溝型も適用できるが、図1のごとく縦型長孔型が高さ位置調整の面で最も望ましい。なお、取付け板2のリブ片3上端位置(取付け板2と突出片5との境界の両端部)に切欠き部7が設けられていることが望ましい。その理由は、この切欠き部7を設けないと取付け板2を折り曲げてリブ片3を形成させる際、その部分に無理なひずみがかかってひび等が生じ、取付け板2の突出片5の強度が低下する一因ともなるためである。前記切欠き部7が設けられていると、取付け板2を折り曲げてリブ片3を形成させる際、その部分に無理なひずみがかからず、取付け板2の突出片5の強度が低下しない。
本発明に係る取付金具1をALCパネルPの取付け構造に適用する際は、図2に示すように、従来のイナズマプレート13と同様に建物驅体に取り付けられているL字型アングル11の起立板12に固定する。その際、先ず取付金具1の垂下リブ片4の側面8を起立板12に溶接固定する。次に、取付金具1のボルト挿通部6からボルト9を挿入してALCパネルPに取り付ける。
なお、取付け板2のリブ片3および垂下リブ片4は折り曲げられて形成されているため、図1に示すように、垂下リブ片4の側面8は、取付け板2の表面よりもその板の厚み分だけ段差を有している。従って、本発明の取付金具1においては、取付け板2の厚みをL字型アングル11の起立板12の厚みとほぼ同一に成し、その起立板12に取付金具1の段差部を係合させてその部分を溶接固定すれば、取付け板2の表面と起立板12の表面とがほぼ同一面となる。その結果、その面にALCパネルPを当てた際に段差や隙間等が生ずることがなくなる。本発明に係る取付金具1の適用位置は、上記の位置に限定されず、従来のイナズマプレート13が適用可能な位置にはほとんど適用できる。
本発明のALCパネル用取付金具の一実施例の斜視図。 本発明のALCパネル用取付金具の適用例を示す縦断面図。 従来のALCパネル用取付金具の一実施例であるイナズマプレートの斜視図。 図3のイナズマプレートをALCパネル壁取付け構造に取付けた一実施例の縦断面図。
符号の説明
P・・・ALCパネル
1・・・ALCパネル用取付金具
2・・・取付け板
3・・・リブ片
4・・・垂下リブ片
5・・・突出片
6・・・ボルト挿通部
7・・・切欠き部
8・・・垂下リブ片の側面
9・・・ボルト

Claims (2)

  1. ボルト挿通部(6)が設けられた取付け板(2)と、取付け板(2)の両側縁が後方へ折り曲げられて形成されたリブ片(3)と、リブ片(3)がさらに下方に垂下して形成されている垂下リブ片(4)とを含み、垂下リブ片(4)の側面(8)は取付け板(2)の表面よりも取付け板(2)の厚み分だけ後方へ段差を有し且つ前方に露出していることを特徴とするALCパネル用取付金具。
  2. ALCパネル(P)をL字型アングル(11)の起立板(12)に取付金具(1)を用いて取付けるALCパネルの取付け構造において、
    ボルト挿通部(6)が設けられた取付け板(2)と、取付け板(2)の両側縁が後方へ折り曲げられて形成されたリブ片(3)と、リブ片(3)がさらに下方に垂下して形成されている垂下リブ片(4)とを含む取付金具(1)を用い、
    取付け板(2)の厚みをL字型アングル(11)の起立板(12)の厚みとほぼ同一に成し、
    垂下リブ片(4)の側面(8)は、取付け板(2)の表面よりも取付け板(2)の厚み分だけ後方へ段差を有するようにし、
    この段差を有する垂下リブ片(4)の側面(8)を起立板(12)に係合させて溶接固定し、
    ほぼ同一面となった取付け板(2)の表面と起立板(12)の表面とにALCパネル(P)を当て、
    取付け板(2)のボルト挿通部(6)からボルト(9)を挿入してALCパネル(P)に取り付けてなることを特徴とするALCパネルの取付構造。
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