JP3236129B2 - 自重受け金具の縦フランジ押え金物 - Google Patents

自重受け金具の縦フランジ押え金物

Info

Publication number
JP3236129B2
JP3236129B2 JP14925593A JP14925593A JP3236129B2 JP 3236129 B2 JP3236129 B2 JP 3236129B2 JP 14925593 A JP14925593 A JP 14925593A JP 14925593 A JP14925593 A JP 14925593A JP 3236129 B2 JP3236129 B2 JP 3236129B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
weight receiving
presser
receiving bracket
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14925593A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH073924A (ja
Inventor
倫太郎 井上
康博 中間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Corp filed Critical Asahi Kasei Corp
Priority to JP14925593A priority Critical patent/JP3236129B2/ja
Publication of JPH073924A publication Critical patent/JPH073924A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3236129B2 publication Critical patent/JP3236129B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自重受け金具の押え金
物に係り、特に外装パネルを躯体構造梁に取り付ける際
に使用されるL型自重受け金具が、面外方向に倒れない
ようにその縦フランジを支持し得る押え金物に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の自重受け金具の縦フラン
ジ押え金物としては、例えば本件特許出願人が発明した
特開平3ー244738号公報に示す技術が公知であ
る。この技術は、図5及び図6に示す如く、定規アング
ル1にL型自重受け金具2を取り付ける際に使用される
押え金物3であって、中央部の押え板3aの左右両側縁
に下部に切溝4を有するL型袖板3bを一体的に突設
し、かつ中央部の押え板3aの内側面に凸部5を突設し
た構造の押え金物に関する技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の自重受け
金物の縦フランジ押え金物は、L型自重受け金具の縦フ
ランジ押え金物は、L型自重受け金具2を定規アングル
1に簡単に取り付け固定することが出来ること、及び押
え板3aの内側面に設けた凸部5の作用で、この凸部5
がL型自重受け金具2の外面に確実に当接されるので、
L型自重受け金具2で外壁パネルの荷重を支持した際
に、L型自重受け金具2が面外方向に倒れることを防止
し得ること等の効果を有していた。
【0004】しかし、外壁パネルをL型パネル自重受け
金具2で支持した場合には、L型自重受け金具2が外壁
パネルの自重で面外方向に強く倒れようとするので、こ
れを支持している押え金物3の凸部5に集中荷重が加わ
り、押え金物3の凸部5が設けられた押え板3a、が面
外方向に湾曲してはらみ突出する問題があった。従って
押え板3aが面外方向にはらみ突出すると、L型自重受
け金具2の水平なパネル受け面2aが常に前方下方に傾
斜するため、このパネル受け面2aで支持している外壁
パネルの室内側角部付近に応力集中を起こし、この外壁
パネルのコーナー部に欠けや損傷を発生させる問題があ
った。
【0005】本発明に係る自重受け金具の縦フランジ押
え金物は、前述の従来の問題点に鑑み開発された全く新
しい技術であって、特に押え金物の押え板の左右両側縁
部の肉厚を厚くし、かつこの押え板の左右両側縁部の後
方に突出された肉厚な袖板に前側に傾いた切溝を穿設
し、これによって、L型自重受け金具で外壁パネルを支
持した際に、L型自重受け金具の縦フランジを支持して
いる押え金物の押え板が、面外方向にはらみ突出するこ
とを防止可能とした全く新しい技術を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自重受け金
具の縦フランジ押え金具は、前述の従来の問題点を根本
的に改善した技術であって、その要旨は、外壁パネルを
支持するL型自重受け金具の縦フランジを定規アングル
の垂直片に当接し、押え金物の袖板の切溝の中に定規ア
ングルの垂直片の上縁を嵌入することによって、L型自
重受け金具を定規アングルに取り付け固定するのに用い
る押え金物において、前側に傾いた切溝を下部に穿設し
た袖板を押え板の左右両側縁部後方に一体的に突設し、
かつ前記袖板の前記押え板側の縁部の肉厚を厚くして構
成したことを特徴とした自重受け金具の縦フランジ押え
金物である。
【0007】
【作用】本発明に係る自重受け金具の縦フランジ押え金
物は、上述の如く、押え板の両側縁部の後方に突出され
た袖板に前側に傾いた切溝を穿設したので、頭初に押え
金物で自重受け金具の縦フランジを支持した場合には、
この自重受け金具の縦フランジの下端に設けられた水平
なパネル受け面が前方上方に少し傾斜しており、次にこ
のパネル受け面で外壁パネルを支持した際に、外壁パネ
ルの自重が全てパネル受け面に加わった時点で、このパ
ネル受け面が水平となるので、これによって外壁パネル
への応力集中を解消することが出来る。
【0008】更に、前記前側に傾いた切溝の作用で、押
え板の上部が自重受け金具の縦フランジに密接され、か
つ袖板の押え板側の縁部が肉厚に形成されているので、
外壁パネルを自重受け金具で支持した際に、押え板が面
外方向に湾曲してはらみ突出することを防止出来る。
【0009】
【実施例】図により本発明に係る自重受け金具の縦フラ
ンジ押え金物の一実施例を図により具体的に説明する
と、図1(A),(B),(C),(D)は本発明に係
る押え金物の説明図、図2(A),(B),(C)は他
例の押え金物の説明図、図3は本発明の押え金物と自重
受け金具とを組み合わせる状態の斜視図、図4は本発明
の押え金物を介して自重受け金具を定規アングルに取り
付ける状態の一部縦断面説明図である。
【0010】図1(A),(B),(C),(D)に於
いて、10は本発明に係る押え金物であって、肉厚の左
右両側縁部を有する押え板11の該左右両側縁部後方
に、肉厚の袖板12を一体的に突設し、かつこの袖板1
2の下部に前側(押え板11側)に傾いた切溝13を穿
設することによって構成している。
【0011】上記実施例に於いては、袖板12を直線状
のパネルで構成したが、この袖板12は、図2に示す如
く、断面L型状のL型袖板12aで形成することも可能
である。また押え板11の裏面に凸部11aを突設する
ことも可能である。
【0012】本発明に係る押え金物の使用に当たって
は、図3及び図4に示す如く、従来の押え金物と同様
に、定規アングル14の垂直片の外面に自重受け金具1
5の縦フランジ15aの裏面下部を当接し、かつ本発明
に係る押え金物10の押え板11を該縦フランジ15a
の表面に当接し、押え金物10を下降させながら、その
袖板12の切溝13の中に定規アングル14の垂直片の
上縁を嵌入することによって、押え金物10を介して自
重受け金具15を定規アングル14に取り付け固定する
ことが出来る。前記自重受け金具15の縦フランジ15
aの裏面上部には高さ調整ボルト16を取り付けるため
の受座17が突設されている。図中18は定規アングル
14が固着されている構造梁である。
【0013】本発明に係る押え金物10は、前述の如
く、袖板12に前側に傾斜した切溝13が穿設されてい
るので、この切溝13に定規アングル14の上縁を挿入
して押え金物10を介して自重受け金具15を定規アン
グル14に取り付けた場合には、図3及び図4に示す如
く、自重受け金具15の水平な受板15bは若干前方上
向に傾斜して設けられている。従って、このパネル受板
15bで外壁パネル(図示せず)を支持した場合には、
外壁パネルの自重によって、このパネル受板15bが今
迄の状態よりも前方下方に弱冠傾斜をし、このパネル受
板15bが丁度水平状態を保つように構成されている。
【0014】また、外壁パネルの自重によって自重受け
金具15に面外方向に傾斜する強い力が加わっても、前
述の如く、本発明に係る押え金物10では、傾斜した切
溝13が設けられているので、押え板11の上部で自重
受け金具15の縦フランジ15aを強く押圧することが
出来、かつこの押え板11の左右両側縁部と袖板12と
が夫々肉厚に形成されているので、押え板11が面外方
向に湾曲してはらむことを極めて小さくすることが出来
る。
【0015】自重受け金具15のパネル受板15bに載
置された外壁パネルは、高さ調整ボルト16の回動によ
って、自重受け金具15と共に定規アングル14に沿っ
て昇降させることが出来る。このような高さ微調整が最
終的に終了した後では、自重受け金具15の縦フランジ
15aを押え金物10の押え板11に溶接することによ
って、自重受け金具15と外壁パネルの下部とを夫々適
切な位置に固定することが出来る。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る自重受け金具の縦フランジ
押え金物は上述の如き構造と作用とを有するので、次の
ような効果を有するものである。
【0017】(1)袖板に傾斜した切溝を設けたので、
定規アングルに自重受け金具のパネル受板を少し前方上
方に傾斜させて取り付けることが出来る。(2)外壁パ
ネルの自重が加わることにより、自重受け金具のパネル
受板が水平状態を保つようにしたので、このパネル受板
に載置した外壁パネルのコーナー部に応力が集中するこ
とを防止出来る。(3)従って、外壁パネルのコーナー
部が破損したり、損傷したりすることを防止する。
(4)また、押え金物の押え板にかかる応力が均等に加
わるようになるので、押え板が面外方向に湾曲してはら
むことを小さくすることが出来る。(5)袖板の押え板
側の縁部を肉厚に形成して剛性を持たせたので、押え板
が外壁パネルの自重で面外方向にはらむことを極めて小
さくすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1(A),(B),(C),(D)】本発明に係る
押え金物の説明図である。
【図2(A),(B),(C)】他例の押え金物の説明
図である。
【図3】本発明の押え金物と自重受け金具とを組み合わ
せる状態の斜視図である。
【図4】本発明の押え金物を介して自重受け金具を定規
アングルに取り付ける状態の一部縦断面説明図である。
【図5】従来例を示す押え金物の使用状態を示す斜視説
明図である。
【図6(A),(B),(C)】従来例の押え金物の説
明図である。
【符号の説明】
1 定規アングル 2 L型
自重受け金具 3 押え金物 3a 押え
板 3b 袖板 4 切溝 5 凸部 10 押え金物 11 押え
板 12,12a 袖板 13 切溝 14 定規アングル 15 自重
受け金具 15a 縦フランジ 15b パネ
ル受板 16 高さ調整ボルト 17 受座 18 構造梁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁パネルを支持するL型自重受け金具
    の縦フランジを定規アングルの垂直片に当接し、押え金
    物の袖板の切溝の中に定規アングルの垂直片の上縁を嵌
    入することによって、L型自重受け金具を定規アングル
    に取り付け固定するのに用いる押え金物において、前側
    に傾いた切溝を下部に穿設した袖板を押え板の左右両側
    縁部後方に一体的に突設し、かつ前記袖板の前記押え板
    側の縁部の肉厚を厚くして構成したことを特徴とした自
    重受け金具の縦フランジ押え金物。
JP14925593A 1993-06-21 1993-06-21 自重受け金具の縦フランジ押え金物 Expired - Fee Related JP3236129B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14925593A JP3236129B2 (ja) 1993-06-21 1993-06-21 自重受け金具の縦フランジ押え金物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14925593A JP3236129B2 (ja) 1993-06-21 1993-06-21 自重受け金具の縦フランジ押え金物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH073924A JPH073924A (ja) 1995-01-06
JP3236129B2 true JP3236129B2 (ja) 2001-12-10

Family

ID=15471266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14925593A Expired - Fee Related JP3236129B2 (ja) 1993-06-21 1993-06-21 自重受け金具の縦フランジ押え金物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3236129B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102858197B (zh) 2010-02-03 2016-06-01 Ykk株式会社 母按扣

Also Published As

Publication number Publication date
JPH073924A (ja) 1995-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5870848A (en) Frame for a line guide ring
JP3236129B2 (ja) 自重受け金具の縦フランジ押え金物
JPH08243194A (ja) ゴルフクラブヘッド
US4387484A (en) Supporting bracket for side handles of utensils
JPH0755268B2 (ja) 安全かみそり刃組立体
JP3619309B2 (ja) Alcパネル用取付金具及びalcパネルの取付構造
JP2655581B2 (ja) 引出し装置
USD280681S (en) Tablet-arm chair
JP3953483B2 (ja) Alcパネル用取付金具及びalcパネルの取付構造
USD1022723S1 (en) Supporting structure of metal detector
CN218426592U (zh) 一种汽车异型前壁板焊接固定夹具
JPH08182573A (ja) 座席のフレーム構造
USD1046467S1 (en) Set of photo frames
JP2579627Y2 (ja) カウンタの設置構造
JPH11113663A (ja) 流し台天板の支持構造
JP3654974B2 (ja) 脚柱の昇降機構
JP2001314268A (ja) ヘッドレストを備えた椅子
JP2775172B2 (ja) 天井吊木受の支持金具
JP2560810Y2 (ja) 建物における構造材への取付け金具
JP2526174Y2 (ja) 軒樋支持具
JPS6210030Y2 (ja)
JP2681108B2 (ja) 外壁パネルの取付方法
JP3289356B2 (ja) シートバツクフレーム
JP3650176B2 (ja) 壁パネルの取付構造及び目地受用金具
JP2024125988A (ja) 家具システムおよびその家具アセンブリ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010911

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090928

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090928

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees