JP3953301B2 - 水晶発振式膜厚モニタ用センサヘッド - Google Patents

水晶発振式膜厚モニタ用センサヘッド Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水晶振動子の共振周波数を測定することによって、真空蒸着、スパッタリング等の成膜工程により水晶振動子上に成膜される薄膜の膜厚をモニタする水晶発振式膜厚モニタ用センサヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
薄膜の膜厚検出方法としては、光学的方法、イオンゲージ法、直流抵抗方法、水晶発振式方法等がある。これらのうち、水晶発振式方法は、水晶振動子の表面に物質が付着するとその共振振動(従振動、すべり振動、屈伸振動等)が変化することを利用して物質の膜厚を測定するものである。このものによる膜厚測定に際して、水晶振動子上に薄膜が厚く成膜されると膜の剥離や内部応力の蓄積によって水晶振動子の共振振動が不安定になったり、周波数測定範囲から外れるようになったりする。このため水晶発振式方法では、この時点で水晶振動子が寿命であると判断して、使用していた水晶振動子を新しい水晶振動子に切換える必要がある。
【0003】
このような水晶振動子の切換えを膜厚モニタ装置内で簡便に行えるように数枚の水晶振動子を有するものとして、従来、切換えを回転式で行う水晶発振式膜厚モニタ用センサヘッドが知られている。図1は、このような回転式の水晶発振式膜厚モニタ用センサヘッドの正面断面図で、膜厚モニタ用センサヘッドは、水晶振動子1a、1bを載置する水晶振動子載置デスク2(水晶振動子ホルダ)と水晶振動子1a、1bに対するシールドカバー本体3(熱遮蔽カバー)とで構成される。また、本体3には窓4が設けられ、さらに、本体3とこれに連結する部分は固定される一方で、水晶振動子載置デスク2が回転可能な構造になっている。そして、下部電極5、6、7は、一点で固定され、水晶振動子1aからの電極8とそれぞれスライド接触することが可能である。このものにおいて、水晶振動子1aの表面には、本体3に設けられた窓4を介して物質が成膜され、一定の膜厚の薄膜が成膜されて水晶振動子1aが寿命と判断された時点で、回転軸9まわりに水晶振動子載置デスク2を回転させて別の水晶振動子1bが窓4に対面する位置に移動させるように構成されている。なお、本体3には冷却水排水管10が配設されており、装置全体の温度を抑制するようにしている。
【0004】
ところが、上記の従来の水晶発振式膜厚モニタ用センサヘッドは、水晶振動子に対する熱遮蔽や熱シンクが考慮されておらず、水晶振動子が成膜工程中の輻射熱に曝されることにより熱ひずみが発生し、水晶振動子の共振周波数が変動して膜厚モニタ用センサヘッドとしての性能が劣化するおそれがある。
【0005】
このため、特許3213613号の第8図で開示される水晶発振式膜厚モニタ用センサヘッドは、水晶振動子を載置するカローセル(水晶振動子ホルダ)とボディとを高熱伝導材で形成し、蒸着で発生する熱からカローセルとボディとを断熱するために熱シールド(熱遮蔽カバー)を低熱伝導材で形成し、さらに、ボディからカローセルに対して良好な熱伝導を行うために水冷冷却コイル(冷却機構)を配設して、蒸着過程で発生する熱を早期に除去し、カローセル(水晶振動子ホルダ)に載置された水晶振動子に対して高い熱負荷が生じないようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本来、膜厚モニタ用センサヘッドに使用される水晶振動子は、真空蒸着やスパッタリング等の成膜工程において300℃以上の高温環境に曝される場合がある。そして、上記のもののように、使用前の待機状態の水晶振動子が水冷等により比較的低温環境に保たれていると、使用中の水晶振動子が寿命を迎えたとき、これと切換えて新しい水晶振動子を使用環境に供する際に、周囲の環境が相対的に低温状態から高温状態に急激に変化し、この結果、新しい水晶振動子が急激な温度変化に起因する熱衝撃を受けることになる。このような熱衝撃は、水晶振動子の共振周波数を変動させるもので、これにより水晶発振式膜厚モニタ用センサヘッドの精度の低下や水晶振動子の寿命の短縮を招くことがある。
【0007】
また、上記の水晶発振式膜厚モニタ用センサヘッドは、装置が複雑で取扱い上の問題点も多い。例えば、このものでは、水晶振動子の切換えのための回転手段としてラチェット等を用い、これを圧縮空気で回転作動させているが、このような機械的作動は一般的に制御が難しく、多数枚の水晶振動子を用いる場合は、位置精度が厳しくなり、水晶振動子の切換え時に動作不良を起こすことがある。
【0009】
本発明は、上記問題点に鑑み、簡便で確実な作動が行える構造を有し、成膜工程中の薄膜の膜厚を高い精度でモニタすることが可能な水晶発振式膜厚モニタ用センサヘッドを提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の水晶発振式膜厚モニタ用センサヘッドは、複数の水晶振動子を保持する水晶振動子ホルダと、水晶振動子の共振周波数を検出するための電極を保持する電極ホルダと、水晶振動子ホルダと電極ホルダとを被う熱遮蔽カバーと、水晶振動子ホルダと電極ホルダとを一体的に回転させる回転機構と、水晶振動子ホルダと電極ホルダと回転機構とを冷却するように被う水冷式ジャケットを有する冷却機構とを備え、水晶振動子ホルダと熱遮蔽カバーとがステンレス鋼で構成され、電極ホルダが電気絶縁材料で構成され、回転機構により水晶振動子ホルダを回転して水晶振動子を切換えるように構成した。このような構造と材料とで構成される水晶発振式膜厚モニタ用センサヘッドに備えられた複数の水晶発振子は、待機中も熱遮蔽カバーと冷却機構とにより所定温度範囲内に保たれ、使用環境に供される際に受ける熱衝撃の影響を軽減することができる。このため、水晶振動子が所定の共振周波数を保ち、このような水晶発振子を用いた水晶発振式膜厚モニタ用センサヘッドにより、高い精度で膜厚のモニタを行うことができる。
【0011】
この場合、低熱伝導材料としてステンレス鋼を用い、電気絶縁材料としてPTFE樹脂を用いるのが好適であり、さらに、冷却機構に水冷式ジャケットを用いることにより装置をコンパクトに構成することが可能となる。そして、回転機構に真空用パルスモータを用いることにより、膜厚モニタ装置全体を成膜室内に配置して、水晶振動子の切換えなどの作動を確実に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図2は、本発明の水晶発振式膜厚モニタ用センサヘッド11の正面断面図であり、この膜厚モニタ用センサヘッド11は、円周上に均等に載置された12枚の水晶板121〜1212(12X)を保持するステンレス鋼製の円板状水晶板ホルダ13と、水晶板121〜1212(12X)のそれぞれに導通する羽型電極141〜1412(14X)を保持し、水晶板ホルダ13に一体的に固定されたPTFE樹脂製のリング状電極ホルダ15と、水晶板ホルダ13と電極ホルダ15とから成る回転可能な円板16の回転中心軸17に駆動軸が軸着するように配置した真空用パルスモータ18と、水晶板ホルダ13と電極ホルダ15と真空用パルスモータ18とを冷却機構として被うステンレス鋼製の水冷式ジャケット19と、水晶板ホルダ13を成膜方向から熱遮蔽カバーとして被うステンレス鋼製のマスク20とを備えて構成されている。マスク20には、水晶板121〜1212のうち使用環境に供する水晶板12Xを覗くことができる窓21が設けられ、膜厚を測定すべき成膜材料は、窓21を介して水晶板12Xの表面上に成膜される(図3参照)。そして、マスク20は、ステンレス鋼製で熱遮蔽効果を有するので、この後に開始する成膜工程で発生する輻射熱が膜厚モニタ用センサヘッド11に伝導するのを防止したり、成膜工程中に真空中を飛来してくる物質から膜厚モニタ用センサヘッド11を保護したりする役割がある。
【0014】
図4は、図2中で一体的に示した、水晶板ホルダ13と電極ホルダ15とから成る回転可能な円板16の要部断面図である。上記のように水晶板121〜1212(12X)を保持する円板状水晶板ホルダ13と、水晶板121〜1212(12X)のそれぞれに導通する羽型電極141〜1412(14X)を保持するリング状電極ホルダ15とが一体的に円板16を構成し、円板16は中心軸17まわりに回転可能となっている。
【0015】
羽型電極141〜1412(14X)は、水晶板121〜1212(12X)に対して付勢可能な羽部221〜2212(22X)を有し、水晶板121〜1212と羽型電極141〜1412とがそれぞれ羽部221〜2212を介して接触して導通する。そして、羽型電極141〜1412が水晶板121〜1212へ圧接する際に、この圧接に対して羽部221〜2212が緩衝材の役割を果たすように構成している。これは、膜厚をモニタする際には、窓21に対面して位置する水晶板12Xの共振周波数を測定するため、すべり振動を行えるように水晶板12Xの自由度を確保する必要があるからである。このような緩衝材を用いることで水晶板12Xが完全に固定されてしまうことが避けられる。
【0016】
また、図4中の円板16の中心軸17に、図2の真空用パルスモータ18の駆動軸が軸着し、真空用パルスモータ18の駆動により、水晶板121〜1212が円板16と一体的に回転するようにされている。
【0017】
このとき、図2の膜厚モニタ用センサヘッド11に搭載した水晶板121〜1212の共振周波数はいずれも5MHzに調整されている。また、使用環境に供する水晶板12Xに導通する羽型電極14Xは、図外の板バネを介してオシレータ(図示せず)に接続され、水晶板12Xの共振周波数が羽型電極14Xを介してオシレータで検出できるように構成される。さらに、上記したように、水晶板ホルダ13と電極ホルダ15とは、真空用パルスモータ18の駆動により一体的に回転できるように構成されているので、水晶板12Xの共振周波数の変動を検出して水晶板12Xが寿命を迎えたと判断されたときに、図外のコントローラの制御により真空用パルスモータ18が作動して円板16が回転移動し、マスク20の窓21に対面する位置に新しい水晶板12Yが移動して水晶板12の切換えができるように構成されている。
【0018】
また、水晶板ホルダ13上の全水晶板121〜1212の使用を終了した後は、水晶板ホルダ13の固定ねじ23を外して全水晶板121〜1212ごと水晶板ホルダ13を交換する。このようにして、水晶板121〜1212を簡便に交換することができる。
【0019】
図2の膜厚モニタ用センサヘッド11を用いて、成膜される薄膜の膜厚をモニタするに際し、まず、水冷配管24により、水冷式ジャケット19内に所定温度の冷却水を循環させる。水冷式ジャケット19内には邪魔板25、26を適宜配置し、冷却水がジャケット19内をくまなく循環して、膜厚モニタ用センサヘッド11内部が冷却水による保温効果を均等に確保できるようにしている。また、水冷式ジャケット19は真空用パルスモータ18が作動できる温度限界内の環境を確保する役割もある。
【0020】
次に、上記のように水冷式ジャケット19内で冷却水を循環させた状態で、成膜工程を開始し、水晶板12X上に成膜される薄膜の膜厚のモニタを開始する。このとき、上記したように、冷却水が水冷配管24を経由して膜厚モニタ用センサヘッド11のジャケット19内を循環し、膜厚モニタ用センサヘッド11内部を保温している。このため、膜厚モニタ用センサヘッド11に搭載された、12X以外の使用前の水晶板121〜1212も所定温度に保温されている。この状態で成膜工程が開始され、窓21を介して水晶板12X上に薄膜が成膜される。そして、これに伴って水晶板12Xの共振周波数が変動し、この振動数が羽型電極14Xにより電気信号として検知される。
【0021】
さらに、その後の膜厚モニタ用センサヘッド11によるセンサ作動の状況を、図5のセンサ接続図を用いて以下説明する。図5では、膜厚モニタ用センサヘッド11を制御するための成膜コントローラ27が、フランジ28で区切られる成膜室系(図5のフランジ28の向かって左側に位置する領域)の外側に配置されている。
【0022】
また、冷却水が水冷配管24を経由して膜厚モニタ用センサヘッド11のジャケット19内を循環し、膜厚モニタ用センサヘッド11内部を保温した状態で、上記のように図2に示す羽型電極14Xより電気信号として検知された水晶板12Xの共振周波数は、図5において、真空内部ケーブル29と補助ケーブル30とを経由して送信され、オシレータ31において電気周波数として検出される。さらに、オシレータ31で検出された水晶板12Xの共振周波数は、さらに真空外部ケーブル32を経由して成膜コントローラ27に送信される。
【0023】
成膜コントローラ27は、あらかじめ、水晶板121〜1212の共振周波数の変動許容範囲が入力されていて、この許容範囲を逸脱した振動数が検出された時点で水晶板12Xが寿命を迎えたと判断し、ピンケーブル33経由でコントローラ34に対して、真空用パルスモータ18(図2参照)の制御信号を送信する。そして、図5において、コントローラ34の指示により、真空外部コントロールケーブル35及び真空内部コントロールケーブル36経由で制御信号が送信されて真空用パルスモータ18が作動し、図2中の水晶板12Xが水晶板ホルダ13ごと回転して、新しい水晶板12Yが窓21に対面する位置まで移動する。かくして、水晶板12の切換えが終了する。
【0024】
なお、本実施の形態において行ったような水晶板12の単純な切換えだけでなく、これを利用した効率的な膜厚のモニタ方法がある。即ち、膜厚モニタ時の成膜工程が、多種類の成膜材料を用いた多層積層薄膜を形成するものであるとき、水晶板12Xを続けて使用して膜厚のモニタを行うと、成膜工程の高温環境下において、水晶板12Xと成膜材料との内部応力の差異、または、成膜材料同士の内部応力の差異に起因して、水晶板12Xとこの表面に積層する成膜材料との間、または、成膜材料同士の成膜層間において剥離が生じることがある。このような剥離が生じると、水晶板12X上の成膜量が不完全になるため、その膜厚をモニタする際の精度が低下することになる。このため、これを防ぐ目的で、水晶板121〜1212それぞれの成膜側の表面にあらかじめAu、Al、Ni、Cu、Ag、Ti、Cr等の金属元素をスパッタ成膜により被覆しておくと良い。エネルギーを持ったスパッタ粒子が水晶板121〜1212の表面に打ち込まれ、蒸着等の場合と比べて水晶板121〜1212に対する密着性が非常に良いからである。したがって、このような被覆面上に同種類の金属元素を蒸着により積層する場合に密着性が向上するので、水晶板12X上に直接成膜を行う場合に比べて確実な成膜が得られる。即ち、このようにすることにより、膜厚モニタ用センサヘッド11の所望の作動環境を整備することができ、これにより、膜厚を高精度でモニタすることが可能となるのである。
【0025】
また、水晶板121〜1212上にTiやAlをスパッタ成膜し、これを酸化または窒化すれば、Ti/TiN層若しくはTi/TiO2層、または、Al/AlN層若しくはAl/Al23層が形成される。即ち、一般的に密着性が劣る酸化膜や窒化膜の場合も、このようにすれば、水晶板12Xと強力に密着している金属膜の中間層が介在した酸化膜や窒化膜が水晶板12X上に成膜されることになるので、密着性の問題は解消される。
【0026】
そして、多層積層を構成する別の成膜材料を用いる成膜工程に移行するたびに、その際に用いる成膜材料と同種類の材料をあらかじめスパッタ成膜により被覆しておいた水晶板121〜1212を選択して切換えるようにして各成膜材料の膜厚をモニタするようにする。このようにすると、多層積層状態にすることなく、水晶板12X上の成膜に対して膜厚のモニタを行うことになるので、多層積層を構成する成膜材料間の剥離が水晶板12X上では起こり得ず、また、成膜材料と同種類の材料をあらかじめスパッタ成膜により被覆しておいた水晶板121〜1212を用いると、上記のように密着性が向上して、水晶板12Xの表面における成膜材料の剥離を抑制することができる。したがって、膜厚モニタ用センサヘッド11を用いて確実に膜厚のモニタを行うことが可能となる。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の水晶発振式膜厚モニタ用センサヘッドは簡便な構造を有し、さらに、この膜厚モニタ用センサヘッドを用いると、これに搭載した水晶振動子が使用環境に供されるときに受ける熱衝撃を軽減することができるので、このような水晶振動子を用いて精度良く膜厚をモニタすることができる。また、この膜厚モニタ用センサヘッドを用いるときに、あらかじめスパッタ成膜により、成膜工程で用いる成膜材料をこの膜厚モニタ用センサヘッドに搭載する水晶振動子のそれぞれの成膜側の表面に被覆し、その後、成膜材料を用いる成膜を行う際に、これと同じ成膜材料を被覆しておいた水晶振動子を選択するように、真空用パルスモータを作動させて水晶振動子を切換えることとすれば、水晶振動子に対して強力に密着して成膜材料の成膜が行われるので、成膜材料の剥離などの問題が生じることなく、確実に膜厚をモニタすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の水晶発振式膜厚モニタ用センサヘッドの正面断面図
【図2】本発明の水晶発振式膜厚モニタ用センサヘッドの正面断面図
【図3】図2の成膜方向正面図
【図4】本発明の要部拡大断面図
【図5】本発明のセンサ接続図
【符号の説明】
11 水晶発振式膜厚モニタ用センサヘッド
12X 水晶板(水晶振動子)
13 ステンレス鋼製水晶板ホルダ
14X 羽型電極
15 PTFE樹脂製電極ホルダ
18 真空用パルスモータ
19 ステンレス鋼製水冷式ジャケット

Claims (2)

  1. 複数の水晶振動子を保持する水晶振動子ホルダと、前記水晶振動子の共振周波数を検出するための電極を保持する電極ホルダと、前記水晶振動子ホルダと前記電極ホルダとを被う熱遮蔽カバーと、前記水晶振動子ホルダと前記電極ホルダとを一体的に回転させる回転機構と、前記水晶振動子ホルダと前記電極ホルダと前記回転機構とを冷却するように被う水冷式ジャケットを有する冷却機構とを備え、
    前記水晶振動子ホルダと前記熱遮蔽カバーとがステンレス鋼で構成され、前記電極ホルダが電気絶縁材料で構成され、前記回転機構により前記水晶振動子ホルダを回転して前記水晶振動子を切換えることを特徴とする水晶発振式膜厚モニタ用センサヘッド。
  2. 前記電気絶縁材料がPTFE樹脂から成り、前記水冷式ジャケットの冷却機構で冷却される前記回転機構として真空用パルスモータを用いることを特徴とする請求項1に記載の水晶発振式膜厚モニタ用センサヘッド。
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