JP3953046B2 - インクジェット記録用水性インクセット - Google Patents
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Description
インクジェット記録用水性インクに用いられる染料としては、酸性染料、直接性染料、反応性染料等が挙げることができる。
染料を着色剤として用いたインクジェット記録用水性インクは、取扱いが容易であることに加え、得られる画像は色彩が鮮やかであるという特徴を有する。これは、染料はインク溶媒中に分子レベルで溶解しているために、インク溶媒と同じ挙動を示して紙内部に浸透することができるためと考えられる。その一方、インクが紙内部に浸透する際に、紙表面に沿ってインクが不均一に広がることによって画線部エッジがギザギザになりやすく、シャープな画線部エッジが得られないという問題点もある。
顔料を着色剤として用いたインクジェット記録用水性インクは、濃度が充分に高く、コントラストの高い画像が得られるという特徴を有する。これは、顔料はインク溶媒中に溶解せず分散していることから、印画の際に顔料粒子が紙に含まれる繊維や添加剤等に移動(浸透)を阻害されるため、紙表面に残留する顔料が多くなるためと考えられる。その一方、自己分散型であっても塩類等により分散が不安定になりやすく取扱い性に欠けることや、顔料の粒子が紙表面及び紙内部において光を乱反射するため色彩の鮮やかな画像が得にくいという問題点もある。
ブリーディングの発生を抑制する方法としては、例えば、特許文献2には、アルキルアミンエチレンオキサイド付加型の界面活性剤を用いたインクジェット記録用水性インクが開示されている。このようなインクジェット記録用水性インクは、染料インクと組み合わせる限りにおいては極めて効果が高い。しかしながら、アルキルアミンエチレンオキサイドを添加した黄染料インクと、自己分散型顔料を用いた黒インクとを組み合わせた場合には、顔料の分散を破壊して凝集を引き起こすという問題があった。
本発明者らは、鋭意検討の結果、負電荷に帯電することにより溶剤中で分散する自己分散型黒色顔料を含有する黒インクに対して、一分子当たりのカウンターイオンの数が3以下である水溶性アニオン性黄色染料を含有する黄インクを組み合わせた場合には、染料インクの有する色彩の鮮やかな画像と、顔料インクの有する高濃度で高コントラストな画像とを両立し、しかも、これらが接触した場合であっても黒色顔料が凝集することがないことを見出し、本発明を完成するに至った。これは、一分子当たりのカウンターイオンの数が3以下である水溶性アニオン性黄色染料であれば、自己分散型黒色顔料同士の静電反発力を損なわない範囲で、実用上問題のない発色性を有する染料濃度にすることができるためと考えられる。
このような自己分散型黒色顔料のうち市販されているものとしては、例えば、CAB−O−JET300、CAB−O−JET200、CAB−O−JET250、CAB−O−JET260、CAB−O−JET700(以上、キャボット社製);LIOJET WD BLACK 002C(東洋インキ社製);BONJET BLACK CW−1、BONJET BLACK CW−2、BONJET BLACK CW−3(以上、オリエント社製)等が挙げることができる。これらの自己分散型黒色顔料は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記多価アルコールアルキルエーテルとしては特に限定されず、例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル等が挙げることができる。
また、本発明のインクジェット記録用水性インクを熱エネルギーの作用によってインクを吐出させるタイプのインクジェット方式に適用する場合には、比熱、熱膨張係数、熱電導率等の熱的な物性値が調整されてもよい。
上記黄インクは、主としてインクジェットヘッドの先端部におけるインクからの析出発生、乾固防止を目的としてグリセリン等の湿潤剤を含有することが好ましい。上記湿潤剤の含有量については黒インクの場合と同様である。
上記黄インクは、本発明の目的を阻害しない範囲で、樹脂バインダー、分散剤、界面活性剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、pH調整剤、染料溶解剤、防腐防カビ剤、防錆剤等の従来公知の添加剤を含有してもよい。
また、本発明のインクジェット記録用水性インクセットを熱エネルギーの作用によってインクを吐出させるタイプのインクジェット方式に適用する場合には、比熱、熱膨張係数、熱電導率等の熱的な物性値が調整されてもよい。
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー23(一分子あたりのカウンターイオン数:3)3重量%、グリセリン30重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/25(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=15)0.2重量%、水溶性多価アルコールアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル5重量%、及び、純水61.8重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル0.5重量%、トリプロピレングリコール−n−ブチルエーテル0.5重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.ダイレクトイエロー132(一分子あたりのカウンターイオン数:2)2.5重量%、グリセリン30重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/15(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=5)0.15重量%、水溶性多価アルコールアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル4重量%、トリプロピレングリコール−n−ブチルエーテル0.2重量%、及び、純水63.15重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
自己分散型黒色顔料としてLIOJET BLACK 002C(東洋インキ社製、固形分20重量%)25重量%、グリセリン20重量%、水溶性多価アルコールアルキルエーテルとしてジプロピレングリコール−n−プロピルエーテル0.7重量%、及び、純水54.3重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー23(一分子あたりのカウンターイオン数:3)2重量%、C.I.フードイエロー3(一分子あたりのカウンターイオン数:2)を0.5重量%、グリセリン25重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンS/15(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるC14〜18、x+y=5)0.2重量%、水溶性多価アルコールアルキルエーテルとしてジプロピレングリコール−n−プロピルエーテル2重量%、及び、純水70.3重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.ダイレクトイエロー86(一分子あたりのカウンターイオン数:4)3重量%、グリセリン30重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/25(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=15)0.2重量%、水溶性多価アルコールアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル5重量%、及び、純水61.8重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー23(一分子あたりのカウンターイオン数:3)7重量%、グリセリン30重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/25(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=15)0.2重量%、水溶性多価アルコールアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル5重量%、及び、純水57.8重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー23(一分子あたりのカウンターイオン数:3)3重量%、グリセリン30重量%、水溶性多価アルコールアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル5重量%、及び、純水62重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー23(一分子あたりのカウンターイオン数:3)3重量%、グリセリン30重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/25(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=15)0.2重量%、水溶性多価アルコールアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水65.8重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー23(一分子あたりのカウンターイオン数:3)3重量%、グリセリン30重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/25(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=15)0.2重量%、水溶性多価アルコールアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル8重量%、及び、純水58.8重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー23(一分子あたりのカウンターイオン数:3)3重量%、グリセリン30重量%、水溶性多価アルコールアルキルエーテルとしてトジプロピレングリコール−n−プロピルエーテル2重量%、及び、純水65重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/25(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=15)0.3重量%、及び、純水41.7重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー23(一分子あたりのカウンターイオン数:3)3重量%、グリセリン30重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/25(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=15)0.2重量%、水溶性多価アルコールアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル5重量%、及び、純水61.8重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー86(一分子あたりのカウンターイオン数:4)1.5重量%、グリセリン35重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/25(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=15)0.2重量%、水溶性多価アルコールアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル5重量%、及び、純水58.3重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
実施例1〜3及び比較例1〜8で得られたインクジェット記録用水性インクセットについて、以下の方法により評価を行った。
結果を表1に示した。
得られたインクジェット記録用水性インクセットを、評価機としてブラザー工業社製MFC−3100C、記録紙としてGREATWHITE社製Multi USE 20PAPERを用いて印画を行い、黒インクと黄インクとの境界部のRagをISO13660に準ずる方法により測定した。
ここでRagとは、ISO13660で定義されたラインのラジェットネスであり、ラジェットなラインとは、本来スムーズで真っ直ぐなはずの理想のラインエッジに対してがたがたと波打っている状態を示す。得られたRagから、以下の基準により評価した。
○:黒インクの単独ラインのRagに対して、黒インクと黄インクとの境界部のラインRagの増加が5未満であった。
△:黒インクの単独ラインのRagに対して、黒インクと黄インクとの境界部のラインRagの増加が5以上10未満であった。
×:黒インクの単独ラインのRagに対して、黒インクと黄インクとの境界部のラインRagの増加が10以上であった。
ブリーディング評価の場合と同様の方法により得た印字物について、黄インクによる印画部分の発色性を目視にて観察し、以下の基準により評価した。
〇:充分に鮮やかな発色及び印字濃度であった
×:発色の鮮やかさが不充分又は印字濃度が低かった
得られたインクジェット記録用水性インクセットのそれぞれの黒インクと黄インクとをスライドガラスに一滴ずつ離して落とし、二つの液滴の上部からカバーガラスを静かにのせて、カバーガラス下で二液を接触させた。接触した二液の接触面を顕微鏡で観察して、顔料の凝集を観察し、以下の基準により評価した。
○:接触界面の凝集は認められなかった。
△:接触界面で黒インク中の黒色顔料の凝集は認められたが、流動性に影響はなかった。
×:接触界面で黒インク中の黒色顔料が凝集して界面で固化し、流動性を失った。
得られたインクジェット記録用水性インクセットについて、評価機としてブラザー工業社製MFC−3100Cを用いて、室温において連続3000回のヘッドノズル面のワイピング試験を行った。試験後の吐出状況を目視にて観察し、以下の基準により評価した。
なお、この評価機においては、黒インクと黄インクのそれぞれを吐出するノズル列を、横方向に同時にワイピングする機構であるため、黒インクと黄インクとが接触する環境にある。
○:ワイピング試験後の不吐出、曲がりは全く認められなかった。
△:ワイピング試験後の不吐出又は曲がりが僅かに認められたが、5回以内のパージによって回復させることができた。
×:ワイピング試験後の不吐出、曲がりが認められ、パージしても回復させることができなかった。
得られたインクジェット記録用水性インクセットについて、評価機としてブラザー工業社製MFC−3100Cを用いて、室温において10000回の連続吸引パージ試験を行った。1回あたりの吸引量から、以下の基準により評価を行った。
◎:10000回の連続吸引パージを通じて、1回あたりの吸引量が規定量である0.26〜0.30ccの範囲内であった。
○:10000回目の吸引パージにおける吸引量が規定量の下限値である0.26ccを下回ったが、5000回目では吸引量が規定量である0.26〜0.30ccの範囲内にあった。
△:5000回目の吸引パージにおける吸引量が規定量の下限値である0.26ccを下回ったが、3000回目では吸引量が規定量の0.26〜0.30ccの範囲内にあった。
×:3000回目の吸引パージにおける吸引量が規定量の下限値である0.26ccを下回った。
Claims (2)
- 負電荷に帯電することにより溶剤中で分散する自己分散型黒色顔料と、水溶性多価アルコールアルキルエーテルとを含有し、アルキルアミンエチレンオキサイド付加型界面活性剤を含有しない黒インクと、一分子当たりのカウンターイオンの数が3以下である水溶性アニオン性黄色染料、下記一般式(1)で表されるアミン系界面活性剤及び水溶性多価アルコールアルキルエーテルを含有する黄インクとからなるインクジェット記録用水性インクセットであって、
前記黒インクにおいて、前記分散型黒色顔料の含有量が0.1〜20重量%であり、
前記黄インクにおいて、前記水溶性黄色染料の含有量が1〜5重量%、前記水溶性多価アルコールアルキルエーテルの含有量が2〜5重量%である
ことを特徴とするインクジェット記録用水性インクセット。
- 黒インクに含有される水溶性多価アルコールアルキルエーテルと、黄インクに含有される水溶性多価アルコールアルキルエーテルとが同一であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録用水性インクセット。
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