JP2007177249A - インクジェット記録用水性インクセット - Google Patents
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Abstract
【課題】染料インクの有する色彩の鮮やかな画像と、顔料インクの有する高濃度で高コントラストな画像とを両立し、しかも顔料の凝集の発生やブリーディングのないインクジェット記録用水性インクセットを提供する。
【解決手段】負電荷に帯電することにより溶剤中で分散する自己分散型黒色顔料と、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとを含有する黒インクと、一分子当たりのカウンターイオンの数が3以下である水溶性アニオン性黄色染料、下記一般式(1)で表されるアミン系界面活性剤及び水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルを含有する黄インクとからなるインクジェット記録用水性インクセットであって、前記黒インクにおいて、前記分散型黒色顔料の含有量が0.1〜20重量%であり、前記黄インクにおいて、前記水溶性黄色染料の含有量が1〜5重量%、前記水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルの含有量が2〜5重量%であるインクジェット記録用水性インクセット。
【選択図】なし
【解決手段】負電荷に帯電することにより溶剤中で分散する自己分散型黒色顔料と、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとを含有する黒インクと、一分子当たりのカウンターイオンの数が3以下である水溶性アニオン性黄色染料、下記一般式(1)で表されるアミン系界面活性剤及び水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルを含有する黄インクとからなるインクジェット記録用水性インクセットであって、前記黒インクにおいて、前記分散型黒色顔料の含有量が0.1〜20重量%であり、前記黄インクにおいて、前記水溶性黄色染料の含有量が1〜5重量%、前記水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルの含有量が2〜5重量%であるインクジェット記録用水性インクセット。
【選択図】なし
Description
本発明は、染料インクの有する色彩の鮮やかな画像と、顔料インクの有する高濃度で高コントラストな画像とを両立し、しかも顔料の凝集の発生やブリーディングのないインクジェット記録用水性インクセットに関する。
インクジェットプリント方法は、例えば、静電吸引方法、圧電素子を用いてインクに機械的振動又は変位を与える方法、インクを加熱することにより気泡を発生させ、この時に発生する圧力を利用する方法等、種々のインク吐出方法により、インク滴を形成し、これらの一部又は全部を紙等の被プリント材に付着させてプリントを行うものである。
インクジェット記録用水性インクに用いられる着色剤としては、染料と顔料とがある。
インクジェット記録用水性インクに用いられる染料としては、酸性染料、直接性染料、反応性染料等が挙げることができる。
染料を着色剤として用いたインクジェット記録用水性インクは、取扱いが容易であることに加え、得られる画像は色彩が鮮やかであるという特徴を有する。これは、染料はインク溶媒中に分子レベルで溶解しているために、インク溶媒と同じ挙動を示して紙内部に浸透することができるためと考えられる。その一方、インクが紙内部に浸透する際に、紙表面に沿ってインクが不均一に広がることによって画線部エッジがギザギザになりやすく、シャープな画線部エッジが得られないという問題点もある。
インクジェット記録用水性インクに用いられる染料としては、酸性染料、直接性染料、反応性染料等が挙げることができる。
染料を着色剤として用いたインクジェット記録用水性インクは、取扱いが容易であることに加え、得られる画像は色彩が鮮やかであるという特徴を有する。これは、染料はインク溶媒中に分子レベルで溶解しているために、インク溶媒と同じ挙動を示して紙内部に浸透することができるためと考えられる。その一方、インクが紙内部に浸透する際に、紙表面に沿ってインクが不均一に広がることによって画線部エッジがギザギザになりやすく、シャープな画線部エッジが得られないという問題点もある。
インクジェット記録用水性インクに用いられる顔料としては、界面活性剤や樹脂を分散剤として用いた分散剤分散型;顔料粒子に表面酸化処理や表面化学結合処理等を施すことにより分散剤を用いずにインク溶媒中に分散が可能である自己分散型に大別される。現在では、他の添加剤によっても分散状態が破壊されにくいことから自己分散型が主流になりつつある。
顔料を着色剤として用いたインクジェット記録用水性インクは、濃度が充分に高く、コントラストの高い画像が得られるという特徴を有する。これは、顔料はインク溶媒中に溶解せず分散していることから、印画の際に顔料粒子が紙に含まれる繊維や添加剤等に移動(浸透)を阻害されるため、紙表面に残留する顔料が多くなるためと考えられる。その一方、自己分散型であっても塩類等により分散が不安定になりやすく取扱い性に欠けることや、顔料の粒子が紙表面及び紙内部において光を乱反射するため色彩の鮮やかな画像が得にくいという問題点もある。
顔料を着色剤として用いたインクジェット記録用水性インクは、濃度が充分に高く、コントラストの高い画像が得られるという特徴を有する。これは、顔料はインク溶媒中に溶解せず分散していることから、印画の際に顔料粒子が紙に含まれる繊維や添加剤等に移動(浸透)を阻害されるため、紙表面に残留する顔料が多くなるためと考えられる。その一方、自己分散型であっても塩類等により分散が不安定になりやすく取扱い性に欠けることや、顔料の粒子が紙表面及び紙内部において光を乱反射するため色彩の鮮やかな画像が得にくいという問題点もある。
これに対して、黒インクの着色剤として顔料を用い、一方、カラーインクの着色剤として染料を用いて組み合わせることにより、黒インクにより印字された文字の視認性と、カラーインクにより印画されたカラー部の鮮やかさとを両立させる方法が知られている。例えば、特許文献1には、着色剤としてカーボンブラック等の黒色顔料を用いた黒インクと、着色剤として染料を用いたカラーインクとを組み合わせたインクジェット記録用水性インクセットが開示されている。
しかしながら、このような顔料インクと染料インクとを併用した場合、これらが接触又は混合したときに凝集を生じ、インクヘッドの目詰まり等の原因となることがあるという問題があった。これは、一般的に負帯電している自己分散型の顔料の表面に、アニオン性の染料を含有したカラーインク中に含まれる陽イオンが結合することにより、顔料の電荷が相殺され電気的反発力が失われることに加え、顔料インクに染料インクが接触することによるソルベントショックが発生して、顔料の分散が不安定化され凝集するためと考えられる。
また、顔料インクと染料インクとを併用した場合、ブリーディングの発生も問題となる。ブリーディングとは、異なった色同士が隣接する部分(以下、境界部ともいう)において、インク同士が混色することによる印字品質が悪化する現象をいい、とりわけ、濃淡の差が大きい黒インクと黄インクとの間のブリーディングが問題となる。
ブリーディングの発生を抑制する方法としては、例えば、特許文献2には、アルキルアミンエチレンオキサイド付加型の界面活性剤を用いたインクジェット記録用水性インクが開示されている。このようなインクジェット記録用水性インクは、染料インクと組み合わせる限りにおいては極めて効果が高い。しかしながら、アルキルアミンエチレンオキサイドを添加した黄染料インクと、自己分散型顔料を用いた黒インクとを組み合わせた場合には、顔料の分散を破壊して凝集を引き起こすという問題があった。
ブリーディングの発生を抑制する方法としては、例えば、特許文献2には、アルキルアミンエチレンオキサイド付加型の界面活性剤を用いたインクジェット記録用水性インクが開示されている。このようなインクジェット記録用水性インクは、染料インクと組み合わせる限りにおいては極めて効果が高い。しかしながら、アルキルアミンエチレンオキサイドを添加した黄染料インクと、自己分散型顔料を用いた黒インクとを組み合わせた場合には、顔料の分散を破壊して凝集を引き起こすという問題があった。
一方、逆に、顔料インクと染料インクとを併用した場合の顔料の凝集を利用したインクジェット記録用水性インクセットも考案されている。例えば、特許文献3には、黒色の顔料インクに第一の電荷(アニオン性又はカチオン性)を付与し、組み合わせて使用するカラーの染料インクに第一の電荷とは逆の第二の電荷(カチオン性又はアニオン性)を付与するインクセットが開示されている。このインクでは、黒インクに対してその逆特性を有するカラーインクを併用することにより紙面上において黒インクとカラーインクが接触したときに黒インク中の顔料を意図的に凝集させ、カラーインクとの界面において顔料の移動を瞬間的に止めることによって良好なブリーディング品質を得るというものである。しかしながら、このような組み合わせのインクセットにおいては、顔料の凝集体によって、ノズルを詰まらせたり、撥インクコート面を傷つけたり、ワイパに付着・固着してワイプを不均一にしたり、吸引キャップに付着・固着して密閉性が低下させたり、吸引ポンプ内で固着して動作不良を起こしたりする等の不具合の発生を抑制するためには、顔料インクと染料インクがノズル周辺で混合しないようにワイパを複数配設したり、顔料インクと染料インクのそれぞれのヘッドを分割したり、メンテナンスシステムを顔料インク用と染料インク用に分割する等のプリンタ自体の構成を工夫する必要があり、プリンタが徒に高価格化してしまうという問題があり、一般的ではなかった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、染料インクの有する色彩の鮮やかな画像と、顔料インクの有する高濃度で高コントラストな画像とを両立し、しかも顔料の凝集の発生やブリーディングのないインクジェット記録用水性インクセットを提供することを目的とするものである。
本発明は、負電荷に帯電することにより溶剤中で分散する自己分散型黒色顔料と水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとを含有する黒インクと、一分子当たりのカウンターイオンの数が3以下である水溶性アニオン性黄色染料、下記一般式(1)で表されるアミン系界面活性剤及び水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルを含有する黄インクとからなるインクジェット記録用水性インクセットであって、前記黒インクにおいて、前記分散型黒色顔料の含有量が0.1〜20重量%であり、前記黄インクにおいて、前記水溶性黄色染料の含有量が1〜5重量%、前記水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルの含有量が2〜5重量%であるインクジェット記録用水性インクセットである。
顔料インクと染料インクが接触したとき、帯電することにより分散している顔料の表面に、該顔料と逆極性である染料カウンターイオンが吸着すると、顔料表面の電位が低下する。また、直接吸着しない場合でも、顔料の周囲に逆極性である染料カウンターイオンの数が増加するだけでも、顔料表面の電荷が中和されて顔料表面の電位が低下する。このとき、顔料と逆極性である染料カウンターイオンの数がある量を超えた時点で顔料同士の静電反発力よりも凝集力が優位となり、急激に顔料同士が凝集すると考えられる。従って、染料から供給される顔料と逆極性である染料カウンターイオンが少ないほど、顔料の分散安定性が高まり、凝集は発生しにくいと考えられる。しかし、染料インク中のカウンターイオンの数を減じようとして染料濃度を低くすれば、紙面上での発色力や色濃度が低下してしまうという問題がある。
本発明者らは、鋭意検討の結果、負電荷に帯電することにより溶剤中で分散する自己分散型黒色顔料を含有する黒インクに対して、一分子当たりのカウンターイオンの数が3以下である水溶性アニオン性黄色染料を含有する黄インクを組み合わせた場合には、染料インクの有する色彩の鮮やかな画像と、顔料インクの有する高濃度で高コントラストな画像とを両立し、しかも、これらが接触した場合であっても黒色顔料が凝集することがないことを見出し、本発明を完成するに至った。これは、一分子当たりのカウンターイオンの数が3以下である水溶性アニオン性黄色染料であれば、自己分散型黒色顔料同士の静電反発力を損なわない範囲で、実用上問題のない発色性を有する染料濃度にすることができるためと考えられる。
本発明者らは、鋭意検討の結果、負電荷に帯電することにより溶剤中で分散する自己分散型黒色顔料を含有する黒インクに対して、一分子当たりのカウンターイオンの数が3以下である水溶性アニオン性黄色染料を含有する黄インクを組み合わせた場合には、染料インクの有する色彩の鮮やかな画像と、顔料インクの有する高濃度で高コントラストな画像とを両立し、しかも、これらが接触した場合であっても黒色顔料が凝集することがないことを見出し、本発明を完成するに至った。これは、一分子当たりのカウンターイオンの数が3以下である水溶性アニオン性黄色染料であれば、自己分散型黒色顔料同士の静電反発力を損なわない範囲で、実用上問題のない発色性を有する染料濃度にすることができるためと考えられる。
上記黒インクは、負電荷に帯電することにより溶剤中で分散する自己分散型黒色顔料を含有する。このような自己分散型黒色顔料としては、カーボンブラックの表面に酸化処理、化学結合処理等によってアニオン性の官能基を施したもの等、従来公知の自己分散型の黒色顔料を用いることができる。負電荷に帯電することにより溶剤中で分散するものを用いることにより、水溶性黄色染料として後述するアニオン性の染料を選択して組み合わせることができる。
このような自己分散型黒色顔料のうち市販されているものとしては、例えば、CAB−O−JET300、CAB−O−JET200、CAB−O−JET250、CAB−O−JET260、CAB−O−JET700(以上、キャボット社製);LIOJET WD BLACK 002C(東洋インキ社製);BONJET BLACK CW−1、BONJET BLACK CW−2、BONJET BLACK CW−3(以上、オリエント社製)等が挙げることができる。これらの自己分散型黒色顔料は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
このような自己分散型黒色顔料のうち市販されているものとしては、例えば、CAB−O−JET300、CAB−O−JET200、CAB−O−JET250、CAB−O−JET260、CAB−O−JET700(以上、キャボット社製);LIOJET WD BLACK 002C(東洋インキ社製);BONJET BLACK CW−1、BONJET BLACK CW−2、BONJET BLACK CW−3(以上、オリエント社製)等が挙げることができる。これらの自己分散型黒色顔料は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記黒インクにおける上記自己分散型黒色顔料の含有量は、顔料固形分量としてインク全量に対して0.1〜20重量%である。0.1重量%未満であると、充分な色濃度が得られず、20重量%を超えると、分散安定性が損なわれ、凝集を生じる。好ましくは0.5〜12重量%、より好ましくは2〜8重量%である。
上記黒インクは、水を溶媒とするものである。上記水としては特に限定されないが、脱イオン水用いることが好ましい。上記黒インクにおける水の含有量としては、インク全量に対して10〜98重量%であることが好ましい。10重量%未満であると、インクの粘度が高くなりすぎて正常に噴射できないことがあり、98重量%を超えると、顔料等の含有量が低くなりすぎることがある。より好ましくは30〜97重量%、更に好ましくは40〜95重量%である。
上記黒インクは、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルを含有する。上記水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルは、記録紙へのインクの浸透速度を効果的に速めることによりインクの紙面上での速乾性を向上させて記録紙上での遅乾性に起因するブリーディングを防止する浸透剤としての役割を有し、かつ、浸透に伴うフェザリング(紙の繊維に沿ったヒゲ状のにじみ)を防止する効果も有する。
上記多価アルコールモノアルキルエーテルとしては特に限定されず、例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル等が挙げることができる。
上記多価アルコールモノアルキルエーテルとしては特に限定されず、例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル等が挙げることができる。
上記黒インクにおける水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルの含有量としては、インク全量に対して0.3〜5重量%であることが好ましい。0.3重量%未満であると、浸透効果が不充分で、インクの記録紙への浸透速度が遅く、乾燥時間が長くなって滲みを生じることがあり、5重量%を超えると、インクの記録紙への浸透が速くなりすぎて、文字や罫線等のシャープな画線部エッジが失われることがある。より好ましくは0.5〜3重量%である。
上記黒インクは、主としてインクジェットヘッドの先端部におけるインクからの析出発生、乾固防止を目的としてグリセリン等の湿潤剤を含有することが好ましい。上記黒インクにおける湿潤剤の含有量としては、インク全量に対して5〜40重量%であることが好ましい。5重量%未満であると、湿潤効果が不充分で析出の発生や乾固を防止できないことがあり、40重量%を超えると、インクが必要以上に増粘し、吐出不能となったり、記録紙上での乾燥が極端に遅くなったりすることがある。より好ましくは7〜10重量%である。
上記黒インクは、本発明の目的を阻害しない範囲で、樹脂バインダー、分散剤、界面活性剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、pH調整剤、染料溶解剤、防腐防カビ剤、防錆剤等の従来公知の添加剤を含有してもよい。
また、本発明のインクジェット記録用水性インクを熱エネルギーの作用によってインクを吐出させるタイプのインクジェット方式に適用する場合には、比熱、熱膨張係数、熱電導率等の熱的な物性値が調整されてもよい。
また、本発明のインクジェット記録用水性インクを熱エネルギーの作用によってインクを吐出させるタイプのインクジェット方式に適用する場合には、比熱、熱膨張係数、熱電導率等の熱的な物性値が調整されてもよい。
上記黄インクは、一分子当たりのカウンターイオンの数が3以下である水溶性アニオン性黄色染料を含有する。即ち、上記黒インク中に含有される自己分散型黒色顔料が負電荷に帯電するものであるるのに対して、そのカンターイオンが陽イオンであるアニオン性染料を選択する。このような水溶性黄色染料としては、具体的には例えば、カラーインデックスナンバーアシッドイエロー23、カラーインデックスナンバーダイレクトイエロー132、カラーインデックスナンバーフードイエロー3等が挙げることができる。これらの染料は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記黄インクにおける上記水溶性黄色染料の含有量は、インク全量に対して1〜5重量%である。1重量%未満であると、充分な発色や色濃度が得られなかったり、ブリーディングが発生したりする。5重量%を超えると、黒インクと接触したときに顔料の凝集を引き起こす。好ましくは1.5〜4.5重量%、より好ましくは2〜4重量%である。
上記黄インクは、浸透剤として上記一般式(1)で表されるアミン系界面活性剤を含有する。上記一般式(1)で表されるアミン系界面活性剤は、適当な界面活性作用を持ち、かつ、充分な浸透性をインクに与えることができるものである。更に、窒素原子を含有したアミン構造を有することから、これを含有するインクはアルカリ性を示すことになる。アルカリ性のインクを用いて印画した場合、インクジェットプリンタに使用される記録紙としては印画面が酸性又は中性であるものが一般的であることから、インクが紙面に接した瞬間に、印画面とインクとのpHの差に起因して、インク中の染料が不安定化し、記録紙の繊維に対して充分な絡まりを示し、鮮やかな色再現が可能となる。従って、上記一般式(1)で表されるアミン系界面活性剤を用いた黄インクは、紙繊維に充分に浸透することができるとともに、紙繊維へ染料が充分に絡まり、黒インクとの印字境界部においてブリーディングを回避し、高い印画品質を保つことが可能となる。
上記一般式(1)で表されるアミン系界面活性剤としては特に限定されず、例えば、ポリオキシエチレンオレイルアミン、ポリオキシエチレンラウリルアミン等のポリオキシエチレンアルキルアミン等を挙げることができる。このうち市販されているものとしては、例えば、エソミンC/15(x+y=5)、エソミンC/20(x+y=10)、エソミンC/25(x+y=15)、エソミンS/15(x+y=5)、エソミンS/20(x+y=10)、エソミンS/25(x+y=15)、エソミンT/15(x+y=5)、エソミンT/20(x+y=10)、エソミンT/25(x+y=15)(以上、ライオンアクゾ社製)等を挙げることができる。
上記黄インクの上記一般式(1)で表されるアミン系界面活性剤の含有量としては、インク全量に対して0.01〜1重量%であることが好ましい。0.01重量%未満であると、記録紙への充分な浸透作用が得られないことがあり、1重量%を超えると、黒インクと黄インクとが接触したときに、黒インク中の顔料の分散を破壊することがある。より好ましくは0.1〜0.5重量%である。
上記黄インクは、多価アルコールモノアルキルエーテルを含有する。上記一般式(1)で表されるアミン系界面活性剤は、大量に配合することにより黒インクと接触したときに黒インク中の顔料の分散を破壊してしまうことがある。多価アルコールモノアルキルエーテルを併用することによりより上記アミン系界面活性剤だけでは不充分な浸透性の付与を補い、より高い印画性能を発揮することができる。更に、アミン系界面活性剤と多価アルコールモノアルキルエーテルとを効果的に組み合わせて用いることにより、浸透剤の総量を低く制御することが可能となり、湿潤剤成分等のインクを構成するために必要なその他の成分の使用量についての自由度を増し、インク全般の信頼性を向上させることが可能となる。
上記黄インクに含有される多価アルコールモノアルキルエーテルは、黒インクに含まれるものと同種であることが好ましい。同種の水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルを含有するにより、黒インクと黄インクとの主要成分の大部分が共通化し、黒インクと黄インクが接触したときの黒インク中の顔料凝集の引き金となるソルベントショックを低減させる効果が得られる。
上記黄インクにおける水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルの含有量は、インク全量に対して2〜5重量%である。2重量%未満であると、浸透効果が不充分で、インクの記録紙への浸透速度が遅く、乾燥時間が長くなって滲みを生じる。5重量%を超えると、黒インクと接触した際に多価アルコールモノアルキルエーテルの有する疎水性基が同じく疎水性を示す黒色顔料の表面に作用して凝集を引き起こす。
上記黄インクは、水を溶媒とするものである。上記水の種類及び含有量については黒インクの場合と同様である。
上記黄インクは、主としてインクジェットヘッドの先端部におけるインクからの析出発生、乾固防止を目的としてグリセリン等の湿潤剤を含有することが好ましい。上記湿潤剤の含有量については黒インクの場合と同様である。
上記黄インクは、本発明の目的を阻害しない範囲で、樹脂バインダー、分散剤、界面活性剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、pH調整剤、染料溶解剤、防腐防カビ剤、防錆剤等の従来公知の添加剤を含有してもよい。
また、本発明のインクジェット記録用水性インクセットを熱エネルギーの作用によってインクを吐出させるタイプのインクジェット方式に適用する場合には、比熱、熱膨張係数、熱電導率等の熱的な物性値が調整されてもよい。
上記黄インクは、主としてインクジェットヘッドの先端部におけるインクからの析出発生、乾固防止を目的としてグリセリン等の湿潤剤を含有することが好ましい。上記湿潤剤の含有量については黒インクの場合と同様である。
上記黄インクは、本発明の目的を阻害しない範囲で、樹脂バインダー、分散剤、界面活性剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、pH調整剤、染料溶解剤、防腐防カビ剤、防錆剤等の従来公知の添加剤を含有してもよい。
また、本発明のインクジェット記録用水性インクセットを熱エネルギーの作用によってインクを吐出させるタイプのインクジェット方式に適用する場合には、比熱、熱膨張係数、熱電導率等の熱的な物性値が調整されてもよい。
本発明のインクジェット記録用水性インクセットは、少なくとも上記黒インクと黄インクとを含有するものであるが、更に、インクジェット記録用水性インクとして充分な性能を満たすマゼンタインク、シアンインク等を組み合わせることもできる。
本発明は、上述の構成よりなるので、染料インクの有する色彩の鮮やかな画像と、顔料インクの有する高濃度で高コントラストな画像とを両立し、しかも顔料の凝集の発生やブリーディングのないインクジェット記録用水性インクセットを提供することができる。
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー23(一分子あたりのカウンターイオン数:3)3重量%、グリセリン30重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/25(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=15)0.2重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル5重量%、及び、純水61.8重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー23(一分子あたりのカウンターイオン数:3)3重量%、グリセリン30重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/25(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=15)0.2重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル5重量%、及び、純水61.8重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
(実施例2)
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル0.5重量%、トリプロピレングリコール−n−ブチルエーテル0.5重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.ダイレクトイエロー132(一分子あたりのカウンターイオン数:2)2.5重量%、グリセリン30重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/15(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=5)0.15重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル4重量%、トリプロピレングリコール−n−ブチルエーテル0.2重量%、及び、純水63.15重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル0.5重量%、トリプロピレングリコール−n−ブチルエーテル0.5重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.ダイレクトイエロー132(一分子あたりのカウンターイオン数:2)2.5重量%、グリセリン30重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/15(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=5)0.15重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル4重量%、トリプロピレングリコール−n−ブチルエーテル0.2重量%、及び、純水63.15重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
(実施例3)
自己分散型黒色顔料としてLIOJET BLACK 002C(東洋インキ社製、固形分20重量%)25重量%、グリセリン20重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてジプロピレングリコール−n−プロピルエーテル0.7重量%、及び、純水54.3重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー23(一分子あたりのカウンターイオン数:3)2重量%、C.I.フードイエロー3(一分子あたりのカウンターイオン数:2)を0.5重量%、グリセリン25重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンS/15(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるC14〜18、x+y=5)0.2重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてジプロピレングリコール−n−プロピルエーテル2重量%、及び、純水70.3重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
自己分散型黒色顔料としてLIOJET BLACK 002C(東洋インキ社製、固形分20重量%)25重量%、グリセリン20重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてジプロピレングリコール−n−プロピルエーテル0.7重量%、及び、純水54.3重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー23(一分子あたりのカウンターイオン数:3)2重量%、C.I.フードイエロー3(一分子あたりのカウンターイオン数:2)を0.5重量%、グリセリン25重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンS/15(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるC14〜18、x+y=5)0.2重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてジプロピレングリコール−n−プロピルエーテル2重量%、及び、純水70.3重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
(比較例1)
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.ダイレクトイエロー86(一分子あたりのカウンターイオン数:4)3重量%、グリセリン30重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/25(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=15)0.2重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル5重量%、及び、純水61.8重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.ダイレクトイエロー86(一分子あたりのカウンターイオン数:4)3重量%、グリセリン30重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/25(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=15)0.2重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル5重量%、及び、純水61.8重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
(比較例2)
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー23(一分子あたりのカウンターイオン数:3)7重量%、グリセリン30重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/25(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=15)0.2重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル5重量%、及び、純水57.8重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー23(一分子あたりのカウンターイオン数:3)7重量%、グリセリン30重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/25(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=15)0.2重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル5重量%、及び、純水57.8重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
(比較例3)
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー23(一分子あたりのカウンターイオン数:3)3重量%、グリセリン30重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル5重量%、及び、純水62重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー23(一分子あたりのカウンターイオン数:3)3重量%、グリセリン30重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル5重量%、及び、純水62重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
(比較例4)
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー23(一分子あたりのカウンターイオン数:3)3重量%、グリセリン30重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/25(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=15)0.2重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水65.8重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー23(一分子あたりのカウンターイオン数:3)3重量%、グリセリン30重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/25(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=15)0.2重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水65.8重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
(比較例5)
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー23(一分子あたりのカウンターイオン数:3)3重量%、グリセリン30重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/25(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=15)0.2重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル8重量%、及び、純水58.8重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー23(一分子あたりのカウンターイオン数:3)3重量%、グリセリン30重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/25(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=15)0.2重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル8重量%、及び、純水58.8重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
(比較例6)
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー23(一分子あたりのカウンターイオン数:3)3重量%、グリセリン30重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトジプロピレングリコール−n−プロピルエーテル2重量%、及び、純水65重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー23(一分子あたりのカウンターイオン数:3)3重量%、グリセリン30重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトジプロピレングリコール−n−プロピルエーテル2重量%、及び、純水65重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
(比較例7)
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/25(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=15)0.3重量%、及び、純水41.7重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー23(一分子あたりのカウンターイオン数:3)3重量%、グリセリン30重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/25(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=15)0.2重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル5重量%、及び、純水61.8重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/25(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=15)0.3重量%、及び、純水41.7重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー23(一分子あたりのカウンターイオン数:3)3重量%、グリセリン30重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/25(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=15)0.2重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル5重量%、及び、純水61.8重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
(比較例8)
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー86(一分子あたりのカウンターイオン数:4)1.5重量%、グリセリン35重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/25(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=15)0.2重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル5重量%、及び、純水58.3重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
自己分散型黒色顔料としてCAB−O−JET300(キャボット社製、固形分15重量%)30重量%、グリセリン28重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル1重量%、及び、純水41重量%を混合攪拌して黒インクを調製した。
一方、水溶性黄色染料としてC.I.アシッドイエロー86(一分子あたりのカウンターイオン数:4)1.5重量%、グリセリン35重量%、アミン系界面活性剤としてエソミンC/25(ライオンアグゾ社製、上記一般式(1)におけるR=C8〜18、x+y=15)0.2重量%、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとしてトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル5重量%、及び、純水58.3重量%を混合攪拌して黄インクを調製した。
得られた黒インクと黄インクとを組み合わせてインクジェット記録用水性インクセットとした。
(評価)
実施例1〜3及び比較例1〜8で得られたインクジェット記録用水性インクセットについて、以下の方法により評価を行った。
結果を表1に示した。
実施例1〜3及び比較例1〜8で得られたインクジェット記録用水性インクセットについて、以下の方法により評価を行った。
結果を表1に示した。
(1)ブリーディング評価
得られたインクジェット記録用水性インクセットを、評価機としてブラザー工業社製MFC−3100C、記録紙としてGREATWHITE社製Multi USE 20PAPERを用いて印画を行い、黒インクと黄インクとの境界部のRagをISO13660に準ずる方法により測定した。
ここでRagとは、ISO13660で定義されたラインのラジェットネスであり、ラジェットなラインとは、本来スムーズで真っ直ぐなはずの理想のラインエッジに対してがたがたと波打っている状態を示す。得られたRagから、以下の基準により評価した。
○:黒インクの単独ラインのRagに対して、黒インクと黄インクとの境界部のラインRagの増加が5未満であった。
△:黒インクの単独ラインのRagに対して、黒インクと黄インクとの境界部のラインRagの増加が5以上10未満であった。
×:黒インクの単独ラインのRagに対して、黒インクと黄インクとの境界部のラインRagの増加が10以上であった。
得られたインクジェット記録用水性インクセットを、評価機としてブラザー工業社製MFC−3100C、記録紙としてGREATWHITE社製Multi USE 20PAPERを用いて印画を行い、黒インクと黄インクとの境界部のRagをISO13660に準ずる方法により測定した。
ここでRagとは、ISO13660で定義されたラインのラジェットネスであり、ラジェットなラインとは、本来スムーズで真っ直ぐなはずの理想のラインエッジに対してがたがたと波打っている状態を示す。得られたRagから、以下の基準により評価した。
○:黒インクの単独ラインのRagに対して、黒インクと黄インクとの境界部のラインRagの増加が5未満であった。
△:黒インクの単独ラインのRagに対して、黒インクと黄インクとの境界部のラインRagの増加が5以上10未満であった。
×:黒インクの単独ラインのRagに対して、黒インクと黄インクとの境界部のラインRagの増加が10以上であった。
(2)発色性評価
ブリーディング評価の場合と同様の方法により得た印字物について、黄インクによる印画部分の発色性を目視にて観察し、以下の基準により評価した。
〇:充分に鮮やかな発色及び印字濃度であった。
×:発色の鮮やかさが不充分又は印字濃度が低かった。
ブリーディング評価の場合と同様の方法により得た印字物について、黄インクによる印画部分の発色性を目視にて観察し、以下の基準により評価した。
〇:充分に鮮やかな発色及び印字濃度であった。
×:発色の鮮やかさが不充分又は印字濃度が低かった。
(3)顕微鏡観察評価
得られたインクジェット記録用水性インクセットのそれぞれの黒インクと黄インクとをスライドガラスに一滴ずつ離して落とし、二つの液滴の上部からカバーガラスを静かにのせて、カバーガラス下で二液を接触させた。接触した二液の接触面を顕微鏡で観察して、顔料の凝集を観察し、以下の基準により評価した。
○:接触界面の凝集は認められなかった。
△:接触界面で黒インク中の黒色顔料の凝集は認められたが、流動性に影響はなかった。
×:接触界面で黒インク中の黒色顔料が凝集して界面で固化し、流動性を失った。
得られたインクジェット記録用水性インクセットのそれぞれの黒インクと黄インクとをスライドガラスに一滴ずつ離して落とし、二つの液滴の上部からカバーガラスを静かにのせて、カバーガラス下で二液を接触させた。接触した二液の接触面を顕微鏡で観察して、顔料の凝集を観察し、以下の基準により評価した。
○:接触界面の凝集は認められなかった。
△:接触界面で黒インク中の黒色顔料の凝集は認められたが、流動性に影響はなかった。
×:接触界面で黒インク中の黒色顔料が凝集して界面で固化し、流動性を失った。
(4)ノズル目詰まり評価
得られたインクジェット記録用水性インクセットについて、評価機としてブラザー工業社製MFC−3100Cを用いて、室温において連続3000回のヘッドノズル面のワイピング試験を行った。試験後の吐出状況を目視にて観察し、以下の基準により評価した。
なお、この評価機においては、黒インクと黄インクのそれぞれを吐出するノズル列を、横方向に同時にワイピングする機構であるため、黒インクと黄インクとが接触する環境にある。
○:ワイピング試験後の不吐出、曲がりは全く認められなかった。
△:ワイピング試験後の不吐出又は曲がりが僅かに認められたが、5回以内のパージによって回復させることができた。
×:ワイピング試験後の不吐出、曲がりが認められ、パージしても回復させることができなかった。
得られたインクジェット記録用水性インクセットについて、評価機としてブラザー工業社製MFC−3100Cを用いて、室温において連続3000回のヘッドノズル面のワイピング試験を行った。試験後の吐出状況を目視にて観察し、以下の基準により評価した。
なお、この評価機においては、黒インクと黄インクのそれぞれを吐出するノズル列を、横方向に同時にワイピングする機構であるため、黒インクと黄インクとが接触する環境にある。
○:ワイピング試験後の不吐出、曲がりは全く認められなかった。
△:ワイピング試験後の不吐出又は曲がりが僅かに認められたが、5回以内のパージによって回復させることができた。
×:ワイピング試験後の不吐出、曲がりが認められ、パージしても回復させることができなかった。
(5)パージ用吸引ポンプ耐久評価
得られたインクジェット記録用水性インクセットについて、評価機としてブラザー工業社製MFC−3100Cを用いて、室温において10000回の連続吸引パージ試験を行った。1回あたりの吸引量から、以下の基準により評価を行った。
◎:10000回の連続吸引パージを通じて、1回あたりの吸引量が規定量である0.26〜0.30ccの範囲内であった。
○:10000回目の吸引パージにおける吸引量が規定量の下限値である0.26ccを下回ったが、5000回目では吸引量が規定量である0.26〜0.30ccの範囲内にあった。
△:5000回目の吸引パージにおける吸引量が規定量の下限値である0.26ccを下回ったが、3000回目では吸引量が規定量の0.26〜0.30ccの範囲内にあった。
×:3000回目の吸引パージにおける吸引量が規定量の下限値である0.26ccを下回った。
得られたインクジェット記録用水性インクセットについて、評価機としてブラザー工業社製MFC−3100Cを用いて、室温において10000回の連続吸引パージ試験を行った。1回あたりの吸引量から、以下の基準により評価を行った。
◎:10000回の連続吸引パージを通じて、1回あたりの吸引量が規定量である0.26〜0.30ccの範囲内であった。
○:10000回目の吸引パージにおける吸引量が規定量の下限値である0.26ccを下回ったが、5000回目では吸引量が規定量である0.26〜0.30ccの範囲内にあった。
△:5000回目の吸引パージにおける吸引量が規定量の下限値である0.26ccを下回ったが、3000回目では吸引量が規定量の0.26〜0.30ccの範囲内にあった。
×:3000回目の吸引パージにおける吸引量が規定量の下限値である0.26ccを下回った。
本発明によれば、染料インクの有する色彩の鮮やかな画像と、顔料インクの有する高濃度で高コントラストな画像とを両立し、しかも顔料の凝集の発生やブリーディングのないインクジェット記録用水性インクセットを提供することができる。
Claims (2)
- 負電荷に帯電することにより溶剤中で分散する自己分散型黒色顔料と、水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとを含有する黒インクと、一分子当たりのカウンターイオンの数が3以下である水溶性アニオン性黄色染料、下記一般式(1)で表されるアミン系界面活性剤及び水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルを含有する黄インクとからなるインクジェット記録用水性インクセットであって、
前記黒インクにおいて、前記分散型黒色顔料の含有量が0.1〜20重量%であり、
前記黄インクにおいて、前記水溶性黄色染料の含有量が1〜5重量%、前記水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルの含有量が2〜5重量%である
ことを特徴とするインクジェット記録用水性インクセット。
- 黒インクに含有される水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルと、黄インクに含有される水溶性多価アルコールモノアルキルエーテルとが同種であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録用水性インク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007010253A JP2007177249A (ja) | 2007-01-19 | 2007-01-19 | インクジェット記録用水性インクセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007010253A JP2007177249A (ja) | 2007-01-19 | 2007-01-19 | インクジェット記録用水性インクセット |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004130309A Division JP3953046B2 (ja) | 2004-04-26 | 2004-04-26 | インクジェット記録用水性インクセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007177249A true JP2007177249A (ja) | 2007-07-12 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007177249A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012057062A (ja) * | 2010-09-09 | 2012-03-22 | General Co Ltd | インクジェットインク |
-
2007
- 2007-01-19 JP JP2007010253A patent/JP2007177249A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012057062A (ja) * | 2010-09-09 | 2012-03-22 | General Co Ltd | インクジェットインク |
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