JP3952722B2 - 光配線基板、光バスシステム、および光配線基板の製造方法 - Google Patents

光配線基板、光バスシステム、および光配線基板の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボード間やチップ間での伝送を光信号で行う光配線基板、光バスシステム、および光配線基板の製造方法に関し、特に、製造が容易で光学部品のレイアウトの自由度が高い光配線基板、光バスシステム、および光配線基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ボード間やチップ間でのデータ速度の高速化や電磁ノイズの低減を目的として光によってデータ伝送を行う光配線基板が提案されている。
【0003】
このような従来の光配線基板として、例えば、特開2000−329962号公報に示されるものがある。
【0004】
この光配線基板は、板状の導波路と、この導波路の一端面に光学的に接続された複数の第1の光ファイバと、導波路の他端面に光学的に接続された複数の第2の光ファイバと、導波路および光ファイバを収容する溝が形成され、導波路と光ファイバを溝内に収容して支持する支持基板とを備える。この複数の第1の光ファイバには電気・光変換回路が光電変換素子を介して接続され、複数の第2の光ファイバには光・電気変換回路が光電変換素子を介して接続されるようになっている。これにより、電気・光変換回路と光・電気変換回路との間で多点対多点の通信を行うことができる。また、光ファイバを溝に埋設させることができるので、光ファイバを曲げて配設することが可能となる。また、光ファイバの固定具が不要になり、支持基板の表面に光ファイバを配設する場合よりも装置の小型化を図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の光配線基板によれば、切削加工によって形成した溝内に導光路や光ファイバを収容して位置決めしているので、切削加工のコストが高くなり、レイアウトの自由度が低くなるという問題がある。
【0006】
従って、本発明の目的は、製造が容易で光学部品のレイアウトの自由度が高い光配線基板、光バスシステム、および光配線基板の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、支持基板上に、板状の導光路と前記導光路の端面に光学的に接続された少なくとも一つの光ファイバとを含む光学部品が配置された光配線基板において、前記光学部品は、樹脂により封止され、前記光ファイバの前記導光路の前記端面に接続される端部と反対側の端部を、前記支持基板の端面よりも外側に突出させ、位置決め用孔に挿通させて前記光ファイバの前記反対側の端部の位置決めを行う位置決め部材を備えたことを特徴とする光配線基板を提供する。
【0008】
本発明は、上記目的を達成するため、電気信号を光信号、あるいは光信号を電気信号に変換する変換回路部と、前記変換回路部との間で光信号の送受信を行う光配線基板とを有する光バスシステムにおいて、前記光配線基板は、支持基板上に、板状の導光路と前記導光路の端面に光学的に接続された少なくとも一つの光ファイバとを含む光学部品が配置され、前記光学部品は、樹脂により封止され、前記光ファイバの前記導光路の前記端面に接続される端部と反対側の端部を、前記支持基板の端面よりも外側に突出させ、位置決め用孔に挿通させて前記光ファイバの前記反対側の端部の位置決めを行う位置決め部材を備えたことを特徴とする光バスシステムを提供する。
【0009】
本発明は、上記目的を達成するため、支持基板上に、板状の導光路と前記導光路の端面に光学的に接続された少なくとも一つの光ファイバとを含む光学部品が配置された光配線基板の製造方法において、前記光学部品を前記基板上に仮止めし、前記光学部品を樹脂により封止し、前記光ファイバの前記導光路の前記端面に接続される端部と反対側の端部を、前記支持基板の端面よりも外側に突出させ、位置決め部材に設けた位置決め用孔に挿通させて前記光ファイバの前記反対側の端部の位置決めを行うことを特徴とする光配線基板の製造方法を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1および図2は、本発明の光配線基板を適用した第1の実施の形態に係る光バスシステムを示し、図1(a)は平面図、図1(b)は同図(a)のA−A線断面図、図2は斜視図である。この光バスシステム10は、図1および図2に示すように、所定の間隔を有して配置された複数の光配線基板1と、図1(a)に示すように、電気信号を光信号に変換して対応する光配線基板1に入力する複数の電気・光変換回路部11と、対応する光配線基板1から出力された光信号を電気信号に変換する複数の光・電気変換回路部12とから構成されている。
【0011】
電気・光変換回路部11および光・電気変換回路部12は、CPU、メモリ、光電変換素子等を有し、光電変換素子によって光配線基板1と光学的に接続されている。
【0012】
光配線基板1は、支持基板2と、支持基板2上に配置された板状の導光路3と、導光路3の一端面である光入射面3aに透過型拡散板4を介して先端部5aが光学的に接続された複数(例えば8本)の第1の光ファイバ5と、導光路3の他端面である光出射面3bに先端部6aが光学的に接続された複数(例えば8本)の第2の光ファイバ6と、光ファイバ5,6の後端部5b,6bを位置決め用孔8aに挿通させて後端部5b,6bを位置決めする位置決め部材8とを備え、導光路3、透過型拡散板4および光ファイバ5,6の光学部品を樹脂からなる封止部材7により封止したものである。なお、図1(a)および図2において、封止部材7は透明部材として図示する。
【0013】
支持基板2は、アルミニウム等の金属、ポリメチルメタクリレート(PMMA)等の樹脂、ガラス、セラミックス等からなるが、光学部品の位置決め、固定において支障がなければ、材料は特に限定されない。また、ポリイミドのような可撓性を有する基板を用いてもよい。
【0014】
導光路3は、例えば、厚さ0.5mm、幅4mm、長さ20mmの板状を有し、透光性材料からなる板状のコアと、光入射面3aおよび光出射面3bを除くコアの上面、下面、左右両側面に形成され、コアよりも屈折率の低いクラッドとから構成されている。コアは、例えば、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリカーボネート、アモルファスポリオレフィン等のプラスチック材料、あるいは無機ガラス等により形成され、クラッドは、例えば、フッ素系ポリマー等から形成されている。なお、クラッドは、封止部材7がクラッドの機能を果たす場合には省略することができる。
【0015】
透過型拡散板4は、アクリル、ポリカーボネート、ポリエステル等の樹脂基材にエポキシ層を形成して紫外線で硬化させ、光入射面(拡散部)4aに光拡散のための凹凸パターンを形成したもの、あるいは射出成形によって光入射面(拡散部)4aに直接凹凸パターンを形成したもの等を用いることができる。なお、拡散板としては、屈折率の異なる粒子が内部に分散されて内部が拡散部となるタイプのものを用いてもよい。
【0016】
第1および第2の光ファイバ5,6は、例えば、外径0.5mmを有し、断面円形のコアと、コアの周囲に設けられたクラッドとからなり、後端部5b,6bは支持基板2の長辺に直交するように湾曲部5c,6cで曲げられて支持基板2の長辺から僅かに露出している。なお、光ファイバ5,6のクラッドは、封止部材7がクラッドの機能を果たす場合には省略することができる。
【0017】
封止部材7は、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂等の樹脂を用いることができる。これらの樹脂は、常温硬化、熱硬化、UV硬化等によって硬化させることができる。封止部材7用の樹脂の塗布方法は、後述する流し込み、ローラによる塗布、ブレードによる塗布の他、スクリーン印刷、スピンコート等、所望の厚みの樹脂を塗布できる方法なら特に限定されない。また、熱によって溶融し、常温によって戻すことによって硬化するような後述する溶融樹脂フィルムのようなものを用いてもよい。
【0018】
図3(a)〜(d)は、第1の実施の形態に係る光配線基板1の製造工程を示す。支持基板2上に、同図(a)に示すように、導光路3、透過型拡散板4、および第1および第2の光ファイバ5,6の各光学部品を配置し、同図(b)に示すように、後述する仮止め手段によって各光学部品を仮止めする。次に、同図(c)に示すように、流動状態の樹脂7aをシリンジ58から支持基板2上に流し込み、これを硬化させて同図(d)に示すように封止部材7を形成する。このようにして光配線基板1が製造される。なお、樹脂7aを流し込む場合に、樹脂7aが支持基板2から流れ落ちないように支持基板2の周囲に枠を設けた方がよいが、樹脂7aの粘性が高い場合には周囲の枠は無くてもよい。
【0019】
図4(a)〜(d)は、光学部品の仮止め方法を示す。なお、この明細書において、「仮止め」とは、光学部品を位置決めあるいは固定することを意味し、その「固定」には、光学部品が動かないように固定すること、および僅かに動き得るように固定することの両方を意味する。
【0020】
光学部品の位置決めは、同図(a)に示すように、位置決めピン52を導光路3や透過型拡散板4の角部に当接するように立設し、光ファイバ5,6の湾曲部5c,6cの内側と後端部5b,6bの外側に立設してもよい。
【0021】
また、同図(b)に示すように、チューブ59から吐出したシリコーン樹脂等の位置決め用接着剤53によって導光路3や透過型拡散板4を固定し、光ファイバ5,6の湾曲部5c,6cと後端部5b,6bを固定してもよい。このとき、位置決め用接着剤53として、光ファイバ6と導光路3の屈折率と同等の屈折率を有する接着剤を用い、光ファイバ6の先端部6aの端面と導光路3の端面の間隙部を位置決め用接着剤53で充填してもよい。また、透過型拡散板4が屈折率が異なる粒子が内部に分散されたタイプのものを用いた場合は、位置決め用接着剤53として、光ファイバ5,6と導光路3の屈折率と同等の屈折率を有する接着剤を用い、光ファイバ5の先端部5aの端面と透過型拡散板4の間隙部、および光ファイバ6の先端部6aの端面と導光路3の端面の間隙部を位置決め用接着剤53で充填してもよい。
【0022】
また、同図(c)に示すように、位置決め治具54Aによって導光路3や透過型拡散板4を固定し、位置決め治具54Bによって光ファイバ5,6の後端部5b,6bを固定してもよい。位置決め治具54A,54Bは、同様の効果が得られれば、その形状、個数には限定されない。
【0023】
また、同図(d)に示すように、固定テープ55Aによって導光路3や透過型拡散板4を固定し、固定テープ55Bによって光ファイバ5,6の後端部5b,6bを固定してもよい。
【0024】
同図(a)〜(d)に示すように光学部品を固定した状態で封止部材7によって封止し、その後、位置決めピン52、位置決め治具54A,54Bを取り外してもよい。
【0025】
次に、光バスシステム10の動作例を説明する。電気・光変換回路部11内の一つのCPUが電気信号として例えばクロック信号を出力すると、そのクロック信号は電気・光変換回路部11内の光電変換素子によって光信号に変換され、光配線基板1の対応する一つの第1の光ファイバ5に入力する。第1の光ファイバ5に入力した光信号は、透過型拡散板4で拡散され、導光路3を通って複数の第2の光ファイバ6から出力され、光・電気変換回路部12に入力する。光・電気変換回路部12に入力した光信号は、光・電気変換回路部12内の光電変換素子によって電気信号に変換され、光・電気変換回路部12内の複数のメモリに伝達される。
【0026】
このような第1の実施の形態によれば、支持基板2は、光学部品を位置決めするための溝を有していないので、製造が容易となり、光学部品の構成を自由に変えることができ、光学部品のレイアウトの自由度が高くなる。また、複数の第1の光ファイバ5と複数の第2の光ファイバ6とを導光路3を介して光学的に接続しているので、多点対多点の通信を行うことができる。
また、支持基板2と光学部品との間の熱膨張係数差が比較的大きい場合は、封止部材7用の樹脂は、常温あるいは比較的低温(例えば40℃以下)で硬化するものが好ましい。このような樹脂として、例えば、常温で硬化する二液混合型のシリコーン樹脂がある。このような樹脂を用いることにより、熱膨張係数差による支持基板2の反りや光学部品の位置ずれを防ぐことができる。
また、支持基板2と光学部品との間の熱膨張係数差が比較的小さい場合は、封止部材7用の樹脂は、常温あるいは比較的低温で硬化するものだけでなく、比較的高温(例えば80〜120℃、30〜60分)で硬化するものを用いることができる。支持基板2と光学部品との間の熱膨張係数差が比較的小さいものとして、例えば、支持基板2、導波路3および透過型拡散板4にアクリル樹脂を用いることができる。この場合、封止部材7用の樹脂に100℃、30分で硬化するシリコーン樹脂を用いることができる。このような樹脂を用いることにより、樹脂の硬化時間の短縮化が図れ、生産性が高くなる。
【0027】
図5(a)〜(d)は、樹脂による他の封止方法を示す。同図(a)に示すように、ローラ50を転動させながら支持基板2上に樹脂7aを塗布してもよい。また、同図(b)に示すように、ブレード51をスライドさせながら支持基板2上に樹脂7aを塗布してもよい。また、同図(c)に示すように、溶融樹脂フィルムを用いて封止部材7を形成してもよい。溶融樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエチレン,ポリスチレン等の炭化水素系プラスチック、ポリ塩化ビニル,ポリメチルメタクリレート等の極性ビニル系プラスチック、ポリカーボネート,ポリイミド等の線状構造プラスチック、酢酸セルロース,セルロイド等のセルロース系プラスチック、あるいはスチレン・ブラジエン系,ピリオレフィン系の熱可塑性エラストマー等の熱可塑性プラスチック等を用いることができる。
【0028】
図6(a)〜(d)は、本発明の第2の実施の形態に係る光配線基板の製造工程を示す。支持基板2上に、同図(a)に示すように、導光路3、透過型拡散板4、および第1および第2の光ファイバ5,6の各光学部品を配置し、同図(b)に示すように、透過型拡散板4の光入射面4aと第1の光ファイバ5との間に樹脂7aが流入しないように保護シール56を貼り、上述した仮止め手段によって各光学部品を仮止めする。次に、同図(c)に示すように、樹脂7aを支持基板2上に流し込み、これを硬化させて封止部材7を形成する。このようにして同図(d)に示す光配線基板1が製造される。この第2の実施の形態によれば、透過型拡散板4の光入射面4aと第1の光ファイバ5との間に樹脂7aが流入しないので、光散乱特性が安定し、各第2の光ファイバ6に対して均質な光信号を伝達することができる。
【0029】
図7(a)〜(d)は、本発明の第3の実施の形態に係る光配線基板の製造工程を示す。支持基板2上に、同図(a)に示すように、上述した仮止め手段によって導光路3、透過型拡散板4、および第1および第2の光ファイバ5,6の各光学部品を仮止めし、透過型拡散板4の光入射面4aと第1の光ファイバ5との間に樹脂7aが流入しないように高粘度樹脂57を塗布し、同図(b)に示すように、硬化させる。次に、同図(c)に示すように、樹脂7aを支持基板2上に流し込み、これを硬化させて封止部材7を形成する。このようにして同図(d)に示す光配線基板1が製造される。この第3の実施の形態によれば、第2の実施の形態と同様に、光散乱特性が安定し、各第2の光ファイバ6に対して均質な光信号を伝達することができる。なお、樹脂7aの流入防止手段として、低粘度の樹脂を塗布・硬化させてもよい。
【0030】
図8は、本発明の第4の実施の形態に係る光配線基板を示す。この光配線基板1は、支持基板2と、支持基板2上に配置された板状の導光路3と、導光路3の一端面3cに光学的に接続された複数(例えば8本)の光ファイバ26と、導光路3の他端面3dに配置された反射型拡散板14と、光ファイバ26の後端部26bを位置決め用孔8aに挿通させて後端部26bを位置決めする位置決め部材8とを備え、導光路3、反射型拡散板14および光ファイバ26の光学部品を樹脂からなる封止部材7により封止したものである。なお、反射型拡散板14を用いずに単に反射光を用いてもよい。また、図8および後述する図9および図10において封止部材7は、透明部材として図示する。
【0031】
この第4の実施の形態において、電気信号を光信号に変換するとともに光信号を電気信号に変換することができる電気光回路部が光ファイバ26に光学的に接続され、電気光回路部から出力された光信号が一つの光ファイバ26に入力すると、その光信号は、導光路3を通って反射型拡散板14の拡散面14aで拡散されて反射し、再び導光路3を通って複数の光ファイバ26に入力し、電気光回路部に伝達される。
【0032】
図9は、本発明の第5の実施の形態に係る光配線基板を示す。この光配線基板1は、第1の実施の形態において、透過型拡散板4を用いずに、導光路3の光入射面3aに光拡散のための凹凸パターン(拡散面)を形成したものである。なお、光拡散の均質性がさほど要求されない場合は、拡散面を設けなくてもよい。
【0033】
図10は、本発明の第6の実施の形態に係る光配線基板を示す。この光配線基板1は、第1の実施の形態において、光ファイバをビニル等の被覆材を備えた光ファイバ15,16を用いたものである。光ファイバ15,16は、被覆材で保護されているので、封止部材7用の樹脂7aを図5(a),(b)に示すローラ50やブレード51による塗布でも光ファイバ15,16のクラッドやコアに傷が付くのを防ぐことができる。
【0034】
なお、本発明は、導光路の一端面に1つの光ファイバを接続し、導光路の他端面に複数の光ファイバを接続した光配線基板にも適用することができる。これにより一点対多点の通信を行うことができる。
また、本発明は、導光路の両端面に光ファイバを接続し、CPU同士で通信を行うような双方向で光信号を送受信する光配線基板にも適用することができる。この場合、電気信号を光信号に変換するとともに光信号を電気信号に変換することができる電気光回路部が光ファイバに接続される。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、基板に光学部品の位置決めのための溝が不要になるので、製造が容易となり、光学部品のレイアウトの自由度が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る光配線基板を適用した光バスシステムを示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る光配線基板を適用した光バスシステムの要部斜視図である。
【図3】(a)〜(d)は、第1の実施の形態に係る光配線基板の製造工程を示す斜視図である。
【図4】(a)〜(d)は、光学部品の仮止め方法を示す斜視図である。
【図5】(a)〜(d)は、樹脂による他の封止方法を示す斜視図である。
【図6】(a)〜(d)は、本発明の第2の実施の形態に係る光配線基板の製造工程を示す斜視図である。
【図7】(a)〜(d)は、本発明の第3の実施の形態に係る光配線基板の製造工程を示す斜視図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る光配線基板を示す平面図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態に係る光配線基板を示す平面図である。
【図10】本発明の第6の実施の形態に係る光配線基板を示す平面図である。
【符号の説明】
1 光配線基板
2 支持基板
3 光導波路
3a 光入射面
3b 光出射面
3c 一端面
3d 他端面
4 透過型拡散板
4a 拡散面
5 第1の光ファイバ
6 第2の光ファイバ
5a,6a 先端部
5b,6b 後端部
5c,6c 湾曲部
7 封止部材
7a 樹脂
8 位置決め部材
8a 位置決め用孔
10 光バスシステム
11 電気・光変換回路部
12 光・電気変換回路部
14 反射型拡散板
14a 拡散面
15 第1の光ファイバ
16 第2の光ファイバ
15a,16a 先端部
15b,16b 後端部
15c,16c 湾曲部
50 ローラ
51 ブレード
52 位置決めピン
53 位置決め用接着剤
54A,54B 位置決め治具
55A,55B 固定テープ
56 保護シール
57 高粘度樹脂
58 シリンジ
59 チューブ

Claims (14)

  1. 支持基板上に、板状の導光路と前記導光路の端面に光学的に接続された少なくとも一つの光ファイバとを含む光学部品が配置された光配線基板において、
    前記光学部品は、樹脂により封止され、
    前記光ファイバの前記導光路の前記端面に接続される端部と反対側の端部を前記支持基板の端面よりも外側に突出させ、位置決め用孔に挿通させて前記光ファイバの前記反対側の端部をの位置決めを行う位置決め部材を備えたことを特徴とする光配線基板。
  2. 前記少なくとも一つの光ファイバは、前記導光路の前記端面に光学的に接続された第1の光ファイバと、前記導光路の前記端面と反対側の端面に光学的に接続された第2の光ファイバであることを特徴とする請求項1記載の光配線基板。
  3. 前記少なくとも一つの光ファイバは、前記導光路の前記端面に光学的に接続され、前記導光路に対して光信号を入出力する複数の光ファイバであることを特徴とする請求項1記載の光配線基板。
  4. 前記光学部品は、前記導光路の前記端面と前記少なくとも一つの光ファイバとの間、あるいは前記端面と反対側の端面に配置され、光が透過あるいは反射したときに光を拡散する拡散部を有する光拡散体を含むことを特徴とする請求項1記載の光配線基板。
  5. 前記光学部品は、前記光拡散体の前記拡散部に前記樹脂が流入するのを防止する流入防止手段を備えたことを特徴とする請求項4記載の光配線基板。
  6. 前記流入防止手段は、前記光拡散体の前記拡散部の縁近傍に塗布される高粘度樹脂であることを特徴とする請求項5記載の光配線基板。
  7. 前記流入防止手段は、前記光拡散体の前記拡散部の縁近傍に貼り付けられるテープであることを特徴とする請求項5記載の光配線基板。
  8. 前記樹脂の屈折率は、前記導光路あるいは前記光ファイバのコア材料の屈折率よりも小さいことを特徴とする請求項1記載の光配線基板。
  9. 前記支持基板は、可撓性を有することを特徴とする請求項1記載の光配線基板。
  10. 電気信号を光信号、あるいは光信号を電気信号に変換する変換回路部と、前記変換回路部との間で光信号の送受信を行う光配線基板とを有する光バスシステムにおいて、
    前記光配線基板は、支持基板上に、板状の導光路と前記導光路の端面に光学的に接続された少なくとも一つの光ファイバとを含む光学部品が配置され、
    前記光学部品は、樹脂により封止され、
    前記光ファイバの前記導光路の前記端面に接続される端部と反対側の端部を前記支持基板の端面よりも外側に突出させ、位置決め用孔に挿通させて前記光ファイバの前記反対側の端部の位置決めを行う位置決め部材を備えたことを特徴とする光バスシステム。
  11. 支持基板上に、板状の導光路と前記導光路の端面に光学的に接続された少なくとも一つの光ファイバとを含む光学部品が配置された光配線基板の製造方法において、
    前記光学部品を前記支持基板上に仮止めし、
    前記光学部品を樹脂により封止し、
    前記光ファイバの前記導光路の前記端面に接続される端部と反対側の端部を、前記支持基板の端面よりも外側に突出させ、位置決め部材に設けた位置決め用孔に挿通させて前記光ファイバの前記反対側の端部の位置決めを行うことを特徴とする光配線基板の製造方法。
  12. 前記仮止めは、接着剤あるいはテープを用いて行い、前記封止は、前記仮止め用の前記接着剤あるいは前記テープの上から行うことを特徴とする請求項11記載の光配線基板の製造方法。
  13. 前記仮止めは、前記光ファイバと前記導光路の屈折率と同等の屈折率を有する接着剤を用いて行い、前記光ファイバの端面と前記導光路の端面の間隙部を前記接着剤で充填する工程を含むことを特徴とする請求項11記載の光配線基板の製造方法。
  14. 前記光学部品は、前記導光路の前記端面と前記少なくとも一つの光ファイバとの間、あるいは前記端面と反対側の端面に配置され、光が透過あるいは反射したときに光を拡散する拡散部を有する光拡散体を含み、
    前記光拡散体は、屈折率の異なる粒子が内部に分散されたタイプのものであり、
    前記仮止めは、前記光ファイバと前記導光路の屈折率と同等の屈折率を有する接着剤を用いて行い、前記光拡散体と前記光ファイバの端面あるいは前記導光路の端面との間隙部を前記接着剤で充填する工程を含むことを特徴とする請求項11記載の光配線基板の製造方法。
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