JP3950761B2 - シャッタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シャッタに関する。特に、シャッタ用開閉板を構成するプレート相互を屈曲自在に連結するヒンジ部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の帯板状のプレートをヒンジ部材によって屈曲自在に連結させたシャッタ用開閉板の一例として、図14に示される構成のものが実開昭61−137792に開示されている。
【0003】
この例のシャッタ用開閉板10は、帯板状のプレート1の長辺側の両端縁に沿って円筒部17を一体的に連設させたスラット18と、前記円筒部17に対して回動自在に外嵌する保持部28と前記保持部28相互間に設けられた補強部材29とからなるヒンジ部材2から構成されており、一対のガイドレール4に摺動自在に保持されている。
【0004】
前記ヒンジ部材2の保持部28は、図14に示されるように、前記円筒部17を抜け止め状態且つ回動自在に保持できるように長手方向に沿ってスリットが形成された断面C字状であり、図14中の破線で示されるように、前記スリットの開放端縁相互間の範囲内において前記円筒部17が回動自在であるように外嵌されている。
【0005】
このような構成であるため、この例のシャッタ用開閉板10を、図15に示されるように、湾曲部Rを有するガイドレール4のガイド溝40に保持させて摺動させると、前記シャッタ用開閉板10は前記ガイドレール4の湾曲部Rの形状に沿って自動的に屈曲されながらガイド溝40を摺動する。また、前記シャッタ用開閉板10は、不使用時には前記ガイドレール4の上方に配設させた円筒形のドラム等に巻き取ってコンパクトに収納させることもできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のシャッタ用開閉板10は、前記ガイドレール4や巻き取りドラムに沿って容易に屈曲又は直線状に伸長できる構成となっているため、前記シャッタ用開閉板10を摺動するときに、前記プレート1相互が不必要に屈曲されて前記ガイド溝40に引っ掛かり前記シャッタをスムーズに開閉できないという問題がある。
【0007】
このような問題は、前記ガイドレール4が湾曲部Rを有する構成のものにおいて顕著であり、図12に示されるように、前記シャッタ用開閉板が無秩序に屈曲されることで、前記プレート1又はヒンジ部材2が前記湾曲部Rのガイド溝40に引っ掛かって前記シャッタ用開閉板10を摺動できない状態に陥り易い。
【0008】
このような場合には、前記シャッタ用開閉板10を初めの状態まで一旦引き戻して無秩序な屈曲を改善させてから、同様にして、再び前記シャッタ開閉板10を進行方向へ摺動させるしかなく、前記ガイド溝40に引っ掛かることなく前記湾曲部Rを通過できるまで何度も同じ作業を繰り返さなければならないという問題があった。
【0009】
本発明は、『帯板状の複数のプレート相互をヒンジ部材によって屈曲自在に連結されたシャッタ用開閉板と、前記シャッタ用開閉板の両端縁部を摺動自在に保持するガイド溝が形成された一対のガイドレールとから構成されるシャッタ』において、前記シャッタ用開閉板の摺動方向に沿って前記ガイドレールの曲率が変化する場合にもシャッタをスムーズに開閉できるようにすることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
*1項
上記課題を解決するための本発明の技術的手段は、『前記ヒンジ部材は、前記ガイド溝の最小曲率の部分よりも曲率が大きくなる方向にのみ屈曲し得るように隣接する前記プレート相互を連結する』ことを特徴とするものである。
【0011】
これによれば、ヒンジ部材を介して隣接するプレート相互は前記ガイド溝の曲率が大きくなる方向のみに選択的に屈曲されるから、シャッタ用開閉板を前記ガイド溝に沿って摺動させる際に、前記プレートが前記曲率が小さくなる方向に屈曲されて前記ガイド溝に引っ掛かることが防止される。
そのため、前記ガイドレールの最少曲率部及び湾曲部において前記シャッタ用開閉板がスムーズに摺動される。
【0012】
また、『前記ヒンジ部材は、隣接する前記プレートの長辺側の端縁部相互を連結する柱状体であり、
前記ヒンジ部材の側壁には、前記プレートを回動自在且つ抜け止め状態に保持する一対の側溝が形成され、
前記側溝には、前記ヒンジ部材を介して隣接するプレートが略一直線状となる際に前記プレートに当接して前記ガイド溝の曲率の大きくなる方向とは逆方向への回動を阻止する逆動阻止手段と、前記プレートが前記曲率の大きくなる順方向へ所定の角度だけ回動した際に前記プレートに当接して前記順方向への回動を阻止する順動阻止手段とが形成されている』ことを特徴とするものでは、ヒンジ部材を介して連結されたプレートは直線状態から前記ガイド溝の湾曲方向へのみ選択的に屈曲されると共に、前記順動阻止手段によって前記湾曲方向への過剰な屈曲が防止される。
【0013】
これにより、前記シャッタ用開閉板は、前記ガイドレールの直線部においては略一直線状態で摺動されると共に、前記ガイドレールの湾曲部においても前記ガイド溝に沿って屈曲されながら引っ掛かることなく摺動されるから、前記ガイドレールが直線部と湾曲部を有する場合にもシャッタをスムーズに開閉させることができる。
【0014】
また、前記プレートの端縁部が前記側溝に保持されていることで、前記プレートに作用する力を前記側溝の溝側壁及びこれに連続するヒンジ部材によって支持することができるから、前記シャッタ用開閉板は、屈曲の有無に係わらず、その表面に対して垂直に作用する力に対して強度が高い。
【0015】
ここで、前記順動防止手段によって制限される順方向への回動範囲は、前記シャッタ用開閉板を保持するガイドレールの湾曲部の最大曲率や、前記ガイドレールの上方に配設された前記シャッタ用開閉板の巻き取りドラムの大きさ等を考慮して設定されている。
【0016】
さらに、『前記側溝の一方の開放端縁には長手方向に沿って凸条部が形成され、
前記プレートの一方の面には、前記凸条部に回動自在に嵌合する凹溝が長手方向に沿って形成されており、
前記逆動防止手段は、前記プレートの他方の面に当接する前記側溝の他方の開放端縁であり、前記順動阻止手段は、前記プレートが順方向に所定の角度だけ回動された際に前記プレートの凹溝よりも端縁部側を当接支持するように形成された前記側溝の一方の対向内壁である』ことを特徴とするものでは、前記側溝の凸条部と前記プレートの凹溝とが凹凸嵌合していることで、前記側溝の前記プレートを抜け止め状態に保持する力が高く前記ヒンジ部材とプレートとが解離されにくいから、前記シャッタ用開閉板は、屈曲の有無に係わらず、前記プレートの連結方向に作用する力に対して強度が高い。
【0017】
また、前記側溝の一方の対向内壁が順動防止手段として機能しているから、前記側溝の他の開放端縁が前記順動阻止手段として機能しているものと比べて、前記プレートが破損されにくく、前記シャッタ用開閉板の耐久性が高い。
【0018】
また、前記プレートは、前記凸条部と凹溝との嵌合によって回動自在に保持されているから、前記プレートの端縁部全体が前記側溝に回動自在に内接されるものと比べて、前記プレートの回動する際に生じる抵抗力も小さいため前記シャッタ用開閉板の屈曲又は伸長がスムーズである。
【0019】
*2項
また、『帯板状の複数のプレート相互をヒンジ部材によって屈曲自在に連結されたシャッタ用開閉板と、前記シャッタ用開閉板の両端縁部を摺動自在に保持するガイド溝が形成された一対のガイドレールとから構成されるシャッタにおいて、
前記ヒンジ部材は、前記ガイド溝の最小曲率の部分よりも曲率が大きくなる方向にのみ屈曲し得るように隣接する前記プレート相互を連結しており、
前記ヒンジ部材は、隣接する前記プレートの長辺側の端縁部相互を連結する柱状体であり、
前記ヒンジ部材の側壁には、前記プレートを回動自在且つ抜け止め状態に保持する一対の側溝が形成され、
前記側溝には、前記ヒンジ部材を介して隣接するプレートが略一直線状となる際に前記プレートに当接して前記ガイド溝の曲率の大きくなる方向とは逆方向への回動を阻止する逆動阻止手段と、前記プレートが前記曲率の大きくなる順方向へ所定の角度だけ回動した際に前記プレートに当接して前記順方向への回動を阻止する順動阻止手段とが形成されており、
前記側溝の一方の開放端縁には長手方向に沿って凸条部が形成され、
前記プレートの端縁部には、前記プレートが回動自在であるように前記凸条部に係合する突出部が長手方向に沿って形成されており、
前記逆動防止手段は、前記プレートの他方の面に当接する前記側溝の他方の開放端縁であり、
前記順動阻止手段は、前記プレートが順方向に所定の角度だけ回動された際に前記プレートを当接支持するように形成された前記側溝の一方の対向内壁である』ことを特徴とするものでは、上記の1項と同様に、前記凸条部と突出部とが係合していることで、前記プレートを保持する力が高く前記ヒンジ部材とプレートとが解離されにくいから、前記シャッタ用開閉板は、屈曲の有無に係わらず、前記プレートの連結方向に作用する力に対して強度が高い。また、前記側溝の一方の対向内壁が順動防止手段として機能しているから、前記プレートが破損されにくく前記シャッタ用開閉板の耐久性が高い。
【0020】
また、このものでは、前記凸条部と突出部との係合によって前記プレートを保持しているから、前述の1項のものと比べて、前記プレートの回動時に生じる抵抗力が小さく前記シャッタ用開閉板の屈曲又は伸長がよりスムーズである。
【0021】
*3項
1項において、『前記側溝の他方の対向内壁は、前記ヒンジ部材を介して隣接するプレートが略一直線状となる際に前記プレートの凹溝よりも端縁部側を当接支持するように形成される』ことを特徴とするものでは、上記1項で前述した前記側溝の他方の開放端縁に加えて前記他方の対向内壁が逆動阻止手段として機能することで、前記プレート及び他の端縁部にかかる負荷が分散されるから、前記プレート及びヒンジ部材が破損されにくく、前記シャッタ用開閉板の耐久性が高い。
【0022】
*4項
また、『帯板状の複数のプレート相互をヒンジ部材によって屈曲自在に連結されたシャッタ用開閉板と、前記シャッタ用開閉板の両端縁部を摺動自在に保持するガイド溝が形成された一対のガイドレールとから構成されるシャッタにおいて、
前記ヒンジ部材は、前記ガイド溝の最小曲率の部分よりも曲率が大きくなる方向にのみ屈曲し得るように隣接する前記プレート相互を連結しており、
前記ヒンジ部材は、隣接する前記プレートの長辺側の端縁部相互を連結する柱状体であり、
前記ヒンジ部材の側壁には、前記プレートを回動自在且つ抜け止め状態に保持する一対の側溝が形成され、
前記側溝には、前記ヒンジ部材を介して隣接するプレートが略一直線状となる際に前記プレートに当接して前記ガイド溝の曲率の大きくなる方向とは逆方向への回動を阻止する逆動阻止手段と、前記プレートが前記曲率の大きくなる順方向へ所定の角度だけ回動した際に前記プレートに当接して前記順方向への回動を阻止する順動阻止手段とが形成されており、
前記プレートの長辺側の端縁部には、前記ヒンジ部材の壁面に形成された断面円形状の側溝に回動自在であり且つ抜け止め状態に保持される円柱部が設けられており、
前記逆動阻止手段は、前記隣接するプレートが略一直線状となる際に前記プレートの一方の面に当接する前記側溝の一方の開放端縁であり、
前記順動阻止手段は、前記プレートが所定の角度だけ回動された際に前記プレートの他方の面に当接する前記側溝の他方の開放端縁である』ことを特徴とするものでは、前記円柱部が前記側溝に回動自在に保持されているから、前記側溝の開放端部によって決定される前記プレートの回動範囲が広く(〜180度未満)、曲率の大きな湾曲部を有するガイドレールに対応することができる。
【0023】
*5項
4項において、『前記円柱部は、前記円柱部の直径よりも小さい肉厚の薄肉部によって前記プレートの端縁部に連結されており、
前記逆動阻止手段である一方の開放端縁は、前記プレートの一方の面側から前記薄肉部に当接し、
前記順動阻止手段である他方の開放端縁は、前記プレートの他方の面側から前記薄肉部に当接する』ことを特徴とするものでは、前記薄肉部を形成することで、前記プレートの肉厚に関係なく小さな側溝を有するヒンジ部材を用いて前記プレート相互を屈曲自在に連結することができる。
【0024】
また、前記側溝の一対の開放端縁が前記円柱部とプレートとの間に形成された溝部にそれぞれ嵌合する構成としたものでは、前記開放端縁とプレートとの当接によって回動を阻止するものと比べて、前記プレート及びヒンジ部材が破損されにくく、前記シャッタ用開閉板の耐久性が高い。
【0025】
*6項
1項ないし5項のいずれかにおいて『前記ヒンジ部材は、前記シャッタ用開閉板を摺動自在に保持する前記ガイド溝の溝幅方向に長い断面矩形状の柱状体であり、
前記一対の側溝は、前記側溝に回動自在に保持される前記プレートの逆動方向側に形成されている』ことを特徴とするものでは、前記プレートは前記湾曲部において前記ガイド溝の半径方向の外側寄りを摺動するから、前記湾曲部に沿って前記シャッタ用開閉板が屈曲されるときに、前記プレートが前記ガイド溝に当接又は引っ掛かりにくい。これにより、前記シャッタ用開閉板の摺動がスムーズであると共に前記プレートが傷つきにくい。
【0026】
前記側溝が前記側壁の逆動方向側に偏って形成されていることで、前記ヒンジ部材の順動方向側が大きく、前記シャッタ用開閉板にかかる負荷をしっかり支持できるため、前記シャッタ用開閉板の強度がよりいっそう高い。
また、前記側溝を前記逆動方向側の端部に形成したものでは、前記ヒンジ部材の端面とプレート表面との高低差が小さく前記シャッタ用開閉板の表面が平面状となるので外観がよい。
【0027】
*7項
1項ないし6項のいずれかにおいて『前記側溝は、前記側溝に回動自在に保持される前記プレートの逆動方向側に位置する溝側壁の高さが、これに対向する前記プレートの順動方向側に位置する溝側壁の高さよりも大きく形成されている』ことを特徴とするものでは、鉛直方向に直立する直線状のガイドレールに前記シャッタ用開閉板を保持させて、その裏面側に水などの液体を放射させる場合に、前記シャッタ用開閉板の裏面側に位置する順動方向側の低い溝側壁から前記側溝内に侵入した液体は、逆動方向側の高い溝側壁を乗越えることができず、前記順動方向側の低い溝側壁から裏面側に逆戻りするから、前記シャッタ用開閉板の表面側への水などの液体の流出を防止できる。
【0030】
*8項
1項ないし7項のいずれかにおいて、『前記ヒンジ部材の両端部には、前記ガイド溝に摺動自在に保持され且つ前記シャッタ用開閉板が摺動される際に前記摺動方向に沿って前記ガイド溝内を回転運動するローラ部材がそれぞれ取付けられており、
前記プレートの短辺側の両端縁には、前記ヒンジ部材の端縁からの前記ローラ部材の突出高さと略同じ長さを有し且つ隣接するローラ部材相互間に収容される延長片部が形成されている』ことを特徴とするものでは、前記ローラ部材の回転運動によって前記シャッタ用開閉板がスムーズに摺動されると共に、前記延長片部が前記ガイド溝内に保持されていることで、前記プレートとガイドレールとの間に隙間が生じにくいから、前記隙間から水などの液体がシャッタ内部へ流入又は前記シャッタ外部へ流出することが防止される。
【0031】
*9項
1項ないし8項のいずれかにおいて、『前記ヒンジ部材は、前記プレートの長辺側の端縁部を長手方向にスライド自在であり且つ前記プレートの連結方向に抜止めに状態に保持しており、
前記ヒンジ部材の両端部には、前記側溝の長手方向の開放端を閉塞する脱出阻止部材がそれぞれ取付けられている』ことを特徴とするものでは、前記シャッタ用開閉板の摺動のときに前記プレートが長手方向にスライドして、前記側溝の開放端から外側に飛び出して前記シャッタ用開閉板の両端縁部が不揃いとなることが防止される。これにより、前記シャッタ用開閉板を前記ガイド溝に引っ掛かることなくスムーズに摺動させることができる。特に、上記1項又は2項のように、前記プレートの端縁部と前記側溝とが遊嵌されて互いに自由度が高い場合に有効である。
【0032】
【発明の効果】
本発明は、上記構成であるから次の特有の効果を有する。
本発明のシャッタ用開閉板は、ガイドレールの最少曲率部及び湾曲部においての前記シャッタ用開閉板がスムーズに摺動されるから、前記シャッタ用開閉板の摺動方向に沿って前記ガイドレールの曲率が変化する場合にもシャッタをスムーズに開閉することができる。
【0033】
また、ガイドレールが直線部と湾曲部を有する場合にもシャッタをスムーズに開閉させることができる。また、シャッタ用開閉板は、屈曲の有無に係わらず、その表面に対して垂直に作用する力に対して強度が高い。
【0034】
また、シャッタ用開閉板は、屈曲の有無に係わらず、前記プレートの連結方向に作用する力に対して強度が高いと共に、前記プレートが破損されにくく、前記シャッタ用開閉板の耐久性が高い。また、前記シャッタ用開閉板の屈曲又は伸長がスムーズである。
【0035】
また、2項のものによれば、シャッタ用開閉板は、屈曲の有無に係わらず、前記プレートの連結方向に作用する力に対して強度が高いと共に、前記プレートが破損されにくく、前記シャッタ用開閉板の耐久性が高い。また、前記シャッタ用開閉板の屈曲又は伸長がよりスムーズである。
【0036】
また、3項のものによれば、シャッタ用開閉板を構成するプレート及びヒンジ部材が破損されにくく、前記シャッタ用開閉板の耐久性が高い。
【0037】
また、4項のものによれば、シャッタ用開閉板のプレートの回動範囲が広く、曲率の大きな湾曲部を有するガイドレールに対応することができる。
【0038】
また、5項のものによれば、シャッタ用開閉板のプレートの肉厚に関係なく小さな側溝を有するヒンジ部材によって前記プレート相互を屈曲自在に連結することができる。また、前記プレート及びヒンジ部材が破損されにくく、前記シャッタ用開閉板の耐久性が高い。
【0039】
また、6項のものによれば、シャッタ用開閉板の摺動がスムーズであると共に前記プレートが傷つきにくい。また、前記シャッタ用開閉板の強度がよりいっそう高いと共に外観がよい。
【0040】
また、7項のものによれば、シャッタ用開閉板の裏面側に水などの液体を放射させる場合において、前記シャッタ用開閉板の表面側への水などの液体の流出を防止できる。
【0042】
また、8項のものによれば、シャッタ用開閉板の摺動がスムーズであると共に、前記シャッタ用開閉板とガイドレールとの間に隙間が生じにくく液体などがシャッタ内部へ流入又はシャッタ外部に流出することが防止される。
【0043】
また、9項のものによれば、シャッタ用開閉板をガイド溝に引っ掛かることなくスムーズに摺動させることができる。
【0044】
【発明の実施の形態】
次に、上記した本発明の実施例を図面に従って詳述する。
(実施の形態1)
本発明実施の形態の一例であるシャッタを図1に示している。
この例のシャッタは、図1に示されるように、湾曲部Rを有する一対のガイドレール4と、前記ガイドレール4相互間に摺動自在に保持されるシャッタ用開閉板10と、前記ガイドレール4を載置固定させるための矩形状の土台フレーム7とから構成されている。
【0045】
前記ガイドレール4は、図1に示されるように、アルミニウム製の直線状のストレート部材41と円弧状のカーブ部材42とを交互に連結させて形成される逆U字状である。前記ガイドレール4の対向端面には、前記シャッタ用開閉板10を摺動自在に保持するためのU字状のガイド溝40が全長にわたって連続形成されている。また、このシャッタの背面部には、前記シャッタ用開閉板10のストッパとしてガイドレール4相互を水平に架橋するサイドフレーム43が取り付けられている。
【0046】
*シャッタ用開閉板10
前記シャッタ用開閉板10は、図1及び図2に示されるように、透明合成樹脂材からなる帯板状のプレート1と、前記プレート1の端縁部を相互に屈曲自在に連結するヒンジ部材2とから構成されており、前記シャッタ用開閉板10の下端部には、これを摺動するための取っ手6が取付けられている。
前記プレート1の一方の面には、後述する前記ヒンジ部材2の側溝3に形成された凸条部30に回動自在に係合される断面半円形の凹溝13が長辺側の両方端縁部に形成されている。
【0047】
*ヒンジ部材2
前記ヒンジ部材2は、図3に示されるように、上下方向に長い断面矩形状の柱状体あり、中心部分には軽量化を図るために空洞部20が形成されている。前記ヒンジ部材2の上端部には、前記プレート1の端縁部を回動自在且つ抜け止め状態に保持する一対の側溝3が互いに反対方向に開放するように左右対称に形成されている。また、前記空洞部20は、前記ヒンジ部材2の長手方向に沿って形成された断面矩形状の角筒部22と、断面円形の円筒部21とが組み合わされた形状となっている。
【0048】
前記側溝3は、前記プレート1の凹溝13よりも端縁部側の先端部14を収容可能なコ字状であり、前記側溝3の上側の開放端縁には、前記プレート1の凹溝13と回動自在に凹凸嵌合する凸条部30が形成されており、前記側溝3の開放端部は前記プレート1の肉厚よりも小さくなっている。そのため、前記プレート1は、前記側溝3の長手方向の開放端から前記凸条部30と凹溝13とが凹凸嵌合するように挿入させて長手方向に相互にスライド移動させることで前記ヒンジ部材1に保持させることができる。
【0049】
前記側溝3の下側の開放端縁には、図3中の破線で示されるように、前記ヒンジ部材2を介して隣接する前記プレート1相互が一直線状になるときに、前記プレート1の表面に当接して前記一直線状から前記ガイドレール4の湾曲方向とは逆方向への回動を阻止する逆動阻止部31が形成されている。
【0050】
また、前記側溝3の上側の対向内壁には、図2の右側部分に示されるように、前記プレート1が所定の角度だけ回動しときに前記先端部14に当接して前記プレート1の順方向への回動を阻止する順動阻止部33が形成されており、前記側溝3の下側の対向内壁には、図3の左側部分に示されるように、前記側溝3に保持されたプレート1が前記直線状となるときに前記逆動阻止部31と共に前記プレート1の先端部14に当接して前記プレート1の逆方向への回動を阻止する逆動阻止部34が形成されている。
【0051】
前記順動阻止部33は、前記シャッタ用開閉板10が摺動するときに、前記プレート1がガイドレール4の順方向に過剰に回動されて摺動の妨げとなることがないように、前記ガイドレール4の湾曲部Rの最大曲率に合わせて設定されている。
【0052】
*シャッタ用開閉板10の摺動の実際
次に、この例のシャッタを実際に閉する場合について説明する。
前記シャッタが閉状態にある場合には、図1に示されるように、前記シャッタ用開閉板10の大部分は前面側の前記ストレート部材41に沿って一直線状態で保持されており、上方の1/4程度は前記湾曲部Rを形成する前記カーブ部材42に沿って屈曲された状態で保持されている。
【0053】
前記閉状態から前記取っ手6を把持して、前記シャッタ用開閉板10を図1中の矢印の方向へ引上げるとき、前記シャッタ用開閉板10の各プレート1は前記逆動阻止部31,34によって前記カーブ部材42の湾曲方向とは逆の方向に回動しないように支持されるから、前記シャッタ用開閉板10は、前記ストレート部材41において一直線状態で摺動される。
【0054】
そして、前記シャッタ用開閉板10が前記ストレート部材41からカーブ部材42にさしかかると、前記プレート1は前記カーブ部材42の湾曲に沿って順番に順方向へ回動されて、前記カーブ部材42に沿った形状に屈曲される。このとき、前記順動阻止部33によって前記プレート1の順方向への過剰な回動が防止される。
【0055】
次に、前記シャッタ用開閉板10が前記カーブ部材42を通過して前記シャッタの頂部のストレート部材41へと摺動されると、前記プレート1は逆方向に回動されると共に前記逆動阻止部31,34によって支持されるから、前記シャッタ用開閉板10はもとの一直線状となる。
【0056】
また、このシャッタの前面部が開放された開状態から、前記シャッタ用開閉板10を引き下げて元の閉状態にする場合においても、前記シャッタを開状態にする場合と同様に、前記シャッタ用開閉板10は、前記ストレート部材41又はカーブ部材42に沿ってスムーズに屈曲又は伸長される。
【0057】
上記のように、この例のシャッタにおいて、前記プレート1は、前記逆動阻止部31,34に支持されることで前記カーブ部材42の湾曲方向のみに選択的に屈曲されるから、前記シャッタ用開閉板10がストレート部材41とカーブ部材42間において摺動されるときに、前記プレート1やヒンジ部材2が前記ガイド溝40に引っ掛かることがない。また、前記プレート1は、前記順動阻止部33によって前記カーブ部材42の湾曲方向への過剰な屈曲が防止される。これにより、前記シャッタ用開閉板10の摺動方向に沿ってガイドレール4の曲率が変化する場合にもシャッタをスムーズに開閉することができる。
【0058】
この例のものでは、前記プレート1が前記ヒンジ部材2の側壁を切り欠いて形成した側溝3に保持されていることで、前記プレート1に作用する力を前記側溝3及びこれに連続するヒンジ部材2によって支持することができるから、前記シャッタ用開閉板10は、図4中の矢印で示されるように、その表面に対して垂直に作用する力に対して強度が高い。また、前記プレート1が前記凸条部30と凹溝13との凹凸嵌合によって保持されていることで前記プレート1とヒンジ部材2とが解離されにくいから、前記シャッタ用開閉板10は、図2中の矢印で示されるように、前記プレート1の連結方向に作用する力に対して強度が高い。これより、前記シャッタ用開閉板10は、屈曲の有無に係わらず、外力や衝撃等に対して高い耐久性を有する。
【0059】
また、この例においては、前記側溝3がヒンジ部材2の上端部に偏って形成されていることで、前記側溝3の下方部分が大きく、前記シャッタ用開閉板10にかかる負荷をしっかりと支持することができるから、前記シャッタ用開閉板10に垂直に作用する力に対する強度がよりいっそう高い。
【0060】
また、この例のものでは、前記ヒンジ部材2に保持されたプレート1は、図4に示されるように、ガイド溝40の外側寄りを摺動するから、湾曲部Rにおいて前記シャッタ用開閉板10が屈曲されるときに前記プレート1が前記ガイド溝40の接触又は引っ掛かりにくい。これにより、前記シャッタ用開閉板10の摺動がスムーズであると共に、前記プレート1が傷つきにくい。さらに、図2及び図4に示されるように、前記ヒンジ部材2の頂部と前記プレート1の表面との高低差が小さく、シャッタ用開閉板10の表面が略平面状となっているから外観がよい。
【0061】
この例のものでは、前記側溝3の一対の対向内壁がそれぞれ順動阻止部33、逆動阻止部34として機能しているから、前記側溝3の開放端縁が前記順動阻止部、逆動阻止部として機能するものと比べて、前記プレート及びヒンジ部材2が破損されにくく、前記シャッタ用開閉板の耐久性が高い。
【0062】
また、この例のものは、前記プレート1は前記凸条部30と凹溝13との嵌合によって回動自在に保持されているため、従来例のように、前記プレート1の円筒部17全体が前記ヒンジ部材2の保持部28に内接されるものと比べて、前期プレート1の回動時に生じる抵抗が小さいから、前記シャッタ用開閉板の屈曲又は伸長がスムーズである。
【0063】
*その他の実施の形態
本発明のシャッタは上記の実施の形態に限定されるものではない。
(実施の形態2)
図5には、前記側溝3の上側の開放端縁に前記プレート1の凹溝13と嵌合する凸条部30を形成させる構成としたものを示している。
【0064】
この例のものは、前記ヒンジ部材2の側溝3以外の部分及びこれに保持されるプレート1は前述の実施の形態1と同じ構成である。
前記側溝3の上側の開放端縁には、断面半円形の凸条部30が長手方向に沿って形成されており、下側の開放端縁には前記プレート1に当接し前記プレート1の逆方向への回動を阻止する逆動阻止部31が形成されている。
【0065】
そして、前記側溝3の上側の対向内壁は、前述の実施の形態1と同様に、前記プレート1の先端部14に当接して前記プレート1の順方向への過剰な回動を阻止する順動阻止部34が形成されており、下側の対向構内壁には、前記逆動阻止部31と共に前記プレート1の逆方向への回動を阻止する逆動阻止部34が形成されている。
このような構成あるため、この例のシャッタは、前述の実施の形態1と同様の効果を有する。
【0066】
(実施の形態3)
図6には、前記ヒンジ部材2の凸条部30とプレート1の長辺側の端縁部に形成された突出部19とが回動自在に係合される構成のものを示している。
【0067】
この例のヒンジ部材2は、上端から下端に向かって横幅が徐々に小さくなる台形状断面に形成されており、前述の実施の形態1と同様に、その上端部には前記プレート1を回動自在且つ抜け止め状態に保持する一対の側溝3が左右対称に形成されている。
【0068】
前記側溝3は、図6に示されるように、その対向内面に逆動阻止部31及び順動阻止部33が形成された上側の溝側壁の高さが、前記凸条部30及び逆動阻止部34が形成された下側の溝側壁の高さよりも所定の長さDだけ高くなるように形成されている。
【0069】
前記側溝3に保持されるプレート1の一方の面には、図6に示されるように、前記側溝3の凸条部30の円弧形状に一致する湾曲面を有し、前記凸条部30に対して回動自在に係合する突出部19が突出形成されている。
【0070】
このような構成であるため、この例のものでは、前述の実施の形態1と同様に、前記順動阻止部33、逆動阻止部31,34によって前記プレート1の回動が制限されるから、前記シャッタ用開閉板10の摺動方向に沿ってガイドレール4の曲率が変化する場合にもシャッタをスムーズに開閉することができる。
【0071】
さらに、前記シャッタ用開閉板10の表面に対して垂直に作用する力に対する強度が高いと共に、図6に示されるように、前記プレート1が前記凸条部30と突出部19との係合によって保持されているから、前記プレート1の連結方向に作用する力に対して強度が高い。これより、前記シャッタ用開閉板10は、屈曲の有無に係わらず、外力や衝撃等に対して高い耐久性を有している。
【0072】
この例のものでは、前記凸条部30と突出部19とが回動自在に係合されるから、前述の実施の形態1の前記凸条部30と凹溝13とが凹凸嵌合するものと比べて、前記プレートの回動時に生じる抵抗力が小さく前記シャッタ用開閉板の屈曲又は伸長がよりスムーズである。
【0073】
また、この例のシャッタ用開閉板10を、図1のシャッタに示されるように、載置面に直立するストレート部材41に沿って保持させた場合に、このシャッタの内部に収容された工作機械などから前記シャッタ用開閉板10の裏面側に水などの液体が飛散又は放射されるとき、前記プレート1を伝って流れ落ちた液体は前記凸条部30が形成された低い溝側壁から前記側溝3内へと侵入する。そして、前記液体は、前記側溝3の溝底を介して前記プレート1の表面側へと回り込むが、前記順動阻止部33が形成された高い溝側壁を乗越えることはできないから、結局、前記低い溝側壁から前記シャッタ用開閉板10の裏面側に流れ出すこととなる。そのため、この例のものにおいては、前記シャッタ用開閉板10の表面側への水などの液体の流出を防止することができる。
【0074】
また、この例において、前記ヒンジ部材2は上端から下端に向かって徐々に横幅が小さくなる断面形状を有しているので、前記シャッタ用開閉板10の外側から透明合成樹脂製の前記プレート1を通してシャッタの内側を見る場合に、前記ヒンジ部材2が視界に入りにくく外観がよい。
【0075】
(実施の形態4)
図7には、前記側溝3の一対の開放端縁が逆動阻止部31,順動阻止部33として機能するものを示している。
【0076】
この例のものは、プレート1の両端縁部に薄肉の首部12を介して円柱部11が設けられたスラット18と、前記円柱部11を回動自在且つ抜け止め状態に保持する一対の側溝3が長手方向に沿って左右対称に形成されたヒンジ部材2とから構成されている。
【0077】
前記側溝3は断面C字状であり、図7に示されるように、前記側溝3の上側の開放端縁には、隣接するプレート1相互が一直線状となるときに、前記円柱部11とプレート1との間に形成された溝部15aに嵌合して、前記プレート1の逆方向への回動を阻止する逆動阻止部31が形成されている。また、前記側溝3の下側の開放端縁には、図7中の破線で示されるように、前記プレート1がガイド溝40の湾曲部Rに沿って回動するときに、前記溝部15bに嵌合して、前記プレート1の順方向への過剰な回動を阻止する順動阻止部33が形成されている。
【0078】
このような構成としたものでは、前述の実施の形態1と同様に、前記順動阻止部33、逆動阻止部31の働きによって前記プレート1の回動が制限されるから、前記シャッタ用開閉板10の摺動方向に沿ってガイドレール4の曲率が変化する場合にもシャッタをスムーズに開閉することができる。
【0079】
前記円柱部11とプレート1とを薄肉部である首部12によって連結することで、前記プレート1が厚肉であっても小さな側溝3を有するヒンジ部材2を用いて前記プレート1相互を屈曲自在に連結することができる。
【0080】
また、この例のものでは、前記側溝3の開放端縁に形成された順動阻止部33、逆動阻止部31が前記溝部15a,15bに嵌合するから、前記プレート1の回動を当接によって回動を阻止するものと比べて、前記プレート1及びヒンジ部材2が破損されにくく、前記シャッタ用開閉板10の耐久性が高い。
【0081】
また、前記側溝3は、前述の実施の形態3と同様に、前記逆動方向側の溝側壁の高さが順動方向側の溝側壁よりも所定の高さDだけ高く形成されているから、前記シャッタ用開閉板10の表面側への水などの液体の流出を防止することができる。
【0082】
(実施の形態5)
図8には、ヒンジ部材2を介して隣接するプレート1がそれぞれ所定の角度θだけ湾曲方向へ回動した状態を最少曲率として、前記プレート1の逆動方向への回動を阻止するものを示している。
【0083】
この例のものは、図8に示されるように、プレート1の長辺側の端縁部に円柱体110が凹凸嵌合によって結合されたスラット18と、前記円柱体110を回動自在且つ抜け止め状態に保持する一対のC字状の側溝3が長手方向に沿って形成された断面T字状のヒンジ部材2とから構成されている。
【0084】
前記側溝3の上側の開放端縁には、前記プレート1に当接して逆方向への回動を阻止する逆動阻止部31が形成されており、下側の開放端縁には、前記プレート1の順方向への過剰な回動を阻止する順動阻止部33が形成されている。
【0085】
前記逆動阻止部31は、図8中の一点鎖線で示されるように、隣接するプレート1が一直線状に連結された状態よりも所定の角度θだけ前記ガイド溝40の湾曲方向へ回動された状態から逆方向へ回動することを阻止している。ここで、前記所定の角度θは、前記ガイドレール4の最少曲率部において前記シャッタ用開閉板10をスムーズに摺動できる値に設定されている。
【0086】
このような構成としたものでは、前述の実施の形態1と同様に、前記順動阻止部33、逆動阻止部31,34の働きによって前記プレート1の回動が制限されるから、前記シャッタ用開閉板10の摺動方向に沿ってガイドレール4の曲率が変化する場合にもシャッタをスムーズに開閉することができる。
【0087】
また、この例のものでは、前記プレート1相互が前記ガイドレール4の湾曲方向に予め屈曲された状態で連結されているから、前述の実施の形態のように、前記ヒンジ部材2を介してプレート1相互が一直線状となるように連結されるものと比べて、前記ガイドレール4の湾曲部Rにおける前記シャッタ開閉板10の摺動がよりいっそうスムーズである。
【0088】
また、前記円柱部110が前記側溝3に回動自在に保持されているから、図8に示されるように、前記プレートを直線状態から順動方向へ90〜100度の範囲にわたって回動させることができるため、曲率の大きな湾曲部Rを有するガイドレール4に対応することができる。また、図8中の破線で示されるように、前記隣接するプレート相互1を折畳み状態に屈曲させることもできる。
【0089】
また、前記側溝3は、前述の実施の形態3と同様に、前記逆動方向側の溝側壁の高さが順動方向側の溝側壁よりも所定の高さDだけ高く形成されているから、前記シャッタ用開閉板10の表面側への水などの液体の流出を防止することができる。
【0090】
(実施の形態6)
図9には、ヒンジ部材2として、相互に回動自在に嵌り合う内筒51と外筒52とからなるヒンジ筒5を用いたものを示している。
【0091】
この例のものは、帯板状のプレート1と、前記プレート1の長辺側の端縁部に連設され隣接するプレート1相互を屈曲自在に連結するヒンジ筒5とから構成されている。
前記ヒンジ筒5は、図9に示されるように、断面C字状に内筒51とこの内筒51に回動自在に外嵌する同じくC字状の外筒52とから構成されており、前記内筒51及び外筒52の側壁には前記プレート1の端縁部を挿入保持する一対の舌片からなる保持部55が長手方向に沿って突出形成されている。
【0092】
前記舌片の対向内面には、前記保持部55に挿入された前記プレート1を抜け止め状態に挟持する係合突起56が形成されている。
【0093】
前記内筒51の側壁には、前記ヒンジ筒5を介して隣接するプレート1が直線状に連結されるときに、前記外筒52の一方の開放端縁50aが当接して前記プレート1の逆方向への回動を阻止する逆動阻止部53と、前記内筒51及び外筒52がガイド溝40の湾曲方向へ回動されるときに、図10に示されるように、前記外筒52の他方の開放端縁50bが当接して前記プレート1の順方向への過剰な回動を阻止する順動阻止部54とが形成されている。
【0094】
このような構成としたものでは、前記プレート1は、前記逆動阻止部53に支持されることで前記ガイド溝40の湾曲方向のみに選択的に屈曲されるから、前記シャッタ用開閉板10が前記ガイドレール4に沿って摺動されるときに、前記プレート1やヒンジ部材2が前記ガイド溝40に引っ掛かることがない。また、前記プレート1は、前記順動阻止部54によって順方向への過剰な屈曲が防止される。これにより、前記シャッタ用開閉板は、前記ガイドレールの直線部においては略一直線状態で摺動されると共に、前記湾曲部Rにおいてはガイド溝40に沿って屈曲されながら摺動されるから、前記ガイドレール4が直線部と湾曲部を有する場合にもシャッタをスムーズに開閉させることができる。
【0095】
また、この例のものでは、前記ヒンジ筒5は外筒52と内筒51とが相互に回動する構成であるため、前記シャッタ用開閉板10の屈曲又は伸長がスムーズである。
【0096】
(実施の形態7)
図11には、前記ヒンジ部材2の長手方向の両端部に脱出阻止板6とローラ7とを取付けた構成のシャッタ用開閉板10を示している。
【0097】
この例のものは、図11及び図12に示されるように、短辺側の両端部に矩形状の延長片100が連設されたプレート1と、前述の実施例1のシャッタにおいて用いられたヒンジ部材2と、前記ヒンジ部材2と同形状の脱出阻止板6と、前記脱出阻止板6の外側からこの脱出阻止板6を挿通保持すると共に前記ヒンジ部材2の空洞部20にネジ止めされるローラ7とから構成されている。また、前記プレート1とヒンジ部材2の連結部の構造、前記側溝3による前記プレート1の回動制限などは、前述の実施の形態1と同様である。
【0098】
前記延長片100の長さHは、図11に示されるように、前記プレート1相互を連結する前記ヒンジ部材2の端部からこれに取付けられたローラ7の回転頭部71の端部までの突出高さと同じ長さに設定されており、前記延長片100の幅Wは、前記延長片100とローラ7との間に生じる隙間が小さく且つ前記シャッタ用開閉板10の摺動時に前記延長片100が前記ローラ7に当接することがないように設定されている。
【0099】
前記脱出阻止板6は、図12に示されるように、前記ヒンジ部材2の断面形状と略一致する薄板部材であって、その中央部には、前記ヒンジ部材2の端面に略一致する態様で当接されるときに、前記ヒンジ部材2の空洞部20の円筒部21に連通する挿通孔60が形成されている。また、前記脱出阻止板6の上部には、図13に示されるように、前記ヒンジ部材2に取付けられた状態において前記空洞部20の角筒部22の上段22aに係合される突起部61が形成されている。
【0100】
前記ローラ7は、前記空洞部20の円筒部21に螺合されるネジ部70と、前記ネジ部70を回転軸とする回転頭部71とから構成されている。前記ネジ部70には、前記脱出阻止板6の挿通孔60よりも大径であり、前記脱出阻止板6を前記ヒンジ部材2の端面に押圧する円形のフランジ72が形成されている。
【0101】
このような構成であるから、この例のシャッタ用開閉板10の両端縁をガイドレール4に沿って摺動させるとき、前記ローラ7が前記ガイド溝40内を回転運動するため、前記ローラ7の回転運動によって前記シャッタ用開閉板10はガイド溝40に沿ってスムーズに摺動される。また、前記ローラ7と共に前記延長片100も前記ガイド溝40内に保持されているから、前記プレート1の短辺側の端縁部とガイドレール4の端縁部との間に隙間が生じにくく、前記隙間から水などの液体や粉塵などが外部からシャッタ内部へ流入したり、前記シャッタ内部から外部へ流出することが防止される。
【0102】
また、この例のものでは、前記脱出阻止板6によって前記側溝3の長手方向の開放端が閉塞されているので、前記側溝3にスライド自在に保持されたプレート1が長手方向にスライドして前記側溝3から飛び出して、前記シャッタ用開閉板10の両端縁部が不揃いとなることが防止される。そのため、前記シャッタ用開閉板10を前記ガイド溝40に引っ掛かることなくスムーズに摺動することができる。
【0103】
また、この例のものでは、前記脱出阻止板6の突起部61とヒンジ部材2の空洞部20とが係合するから、前記脱出阻止板6は、前記ヒンジ部材2に当接するときの位置決めが容易であると共に、前記ヒンジ部材2の端面に対して回動阻止状態となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態のシャッタの全体構成を示す斜視図である。
【図2】図1のシャッタに用いられるシャッタ用開閉板の断面図である。
【図3】ヒンジ部材とプレートとの連結状態を示す断面図である。
【図4】ガイドレール内におけるシャッタ用開閉板の摺動状態を示す説明図である。
【図5】本発明実施の形態の他のシャッタに用いられるヒンジ部材とプレートとの連結構造を示す断面図である。
【図6】本発明実施の形態の他のシャッタに用いられるヒンジ部材とプレートとの連結構造を示す断面図である。
【図7】本発明実施の形態の他のシャッタに用いられるヒンジ部材とプレートとの連結構造を示す断面図である。
【図8】本発明実施の形態の他のシャッタに用いられるヒンジ部材とプレートとの連結構造を示す断面図である。
【図9】本発明実施の形態の他のシャッタに用いられるヒンジ部材とプレートとの連結構造を示す断面図である。
【図10】図9においてシャッタ用開閉板が屈曲された状態を示す断面図である。
【図11】本発明実施の形態の他のシャッタに用いられるシャッタ用開閉板を示す断面図である。
【図12】図11のシャッタ用開閉板の各部材の連結構造を示す分解斜視図である。
【図13】図11のA−A断面図である。
【図14】従来のシャッタを示す断面図である。
【図15】図14の摺動状態を示す説明図である。
【符号の説明】
(1)・・・プレート
(10)・・・シャッタ用開閉板
(100)・・・延長片
(11)・・・円柱部
(13)・・・凹溝
(18)・・・スラット
(19)・・・突出部
(2)・・・ヒンジ部材
(3)・・・側溝
(30)・・・凸条部
(31)(34)(53)・・・逆動阻止部
(33)(54)・・・順動阻止部
(4)・・・ガイドレール
(40)・・・ガイド溝
(5)・・・ヒンジ筒
(51)・・・内筒
(52)・・・外筒
(6)・・・脱出阻止板
(7)・・・ローラ
(R)・・・湾曲部
Claims (9)
- 帯板状の複数のプレート相互をヒンジ部材によって屈曲自在に連結されたシャッタ用開閉板と、前記シャッタ用開閉板の両端縁部を摺動自在に保持するガイド溝が形成された一対のガイドレールとから構成されるシャッタにおいて、
前記ヒンジ部材は、前記ガイド溝の最小曲率の部分よりも曲率が大きくなる方向にのみ屈曲し得るように隣接する前記プレート相互を連結しており、
前記ヒンジ部材は、隣接する前記プレートの長辺側の端縁部相互を連結する柱状体であり、
前記ヒンジ部材の側壁には、前記プレートを回動自在且つ抜け止め状態に保持する一対の側溝が形成され、
前記側溝には、前記ヒンジ部材を介して隣接するプレートが略一直線状となる際に前記プレートに当接して前記ガイド溝の曲率の大きくなる方向とは逆方向への回動を阻止する逆動阻止手段と、前記プレートが前記曲率の大きくなる順方向へ所定の角度だけ回動した際に前記プレートに当接して前記順方向への回動を阻止する順動阻止手段とが形成されており、
前記側溝の一方の開放端縁には長手方向に沿って凸条部が形成され、
前記プレートの一方の面には、前記凸条部に回動自在に嵌合する凹溝が長手方向に沿って形成されており、
前記逆動防止手段は、前記プレートの他方の面に当接する前記側溝の他方の開放端縁であり、
前記順動阻止手段は、前記プレートが順方向に所定の角度だけ回動された際に前記プレートの凹溝よりも端縁部側を当接支持するように形成された前記側溝の一方の対向内壁であることを特徴とするシャッタ。 - 帯板状の複数のプレート相互をヒンジ部材によって屈曲自在に連結されたシャッタ用開閉板と、前記シャッタ用開閉板の両端縁部を摺動自在に保持するガイド溝が形成された一対のガイドレールとから構成されるシャッタにおいて、
前記ヒンジ部材は、前記ガイド溝の最小曲率の部分よりも曲率が大きくなる方向にのみ屈曲し得るように隣接する前記プレート相互を連結しており、
前記ヒンジ部材は、隣接する前記プレートの長辺側の端縁部相互を連結する柱状体であり、
前記ヒンジ部材の側壁には、前記プレートを回動自在且つ抜け止め状態に保持する一対の側溝が形成され、
前記側溝には、前記ヒンジ部材を介して隣接するプレートが略一直線状となる際に前記プレートに当接して前記ガイド溝の曲率の大きくなる方向とは逆方向への回動を阻止する逆動阻止手段と、前記プレートが前記曲率の大きくなる順方向へ所定の角度だけ回動した際に前記プレートに当接して前記順方向への回動を阻止する順動阻止手段とが形成されており、
前記側溝の一方の開放端縁には長手方向に沿って凸条部が形成され、
前記プレートの端縁部には、前記プレートが回動自在であるように前記凸条部に係合する突出部が長手方向に沿って形成されており、
前記逆動防止手段は、前記プレートの他方の面に当接する前記側溝の他方の開放端縁であり、
前記順動阻止手段は、前記プレートが順方向に所定の角度だけ回動された際に前記プレートを当接支持するように形成された前記側溝の一方の対向内壁であることを特徴とするシャッタ。 - 請求項1に記載のシャッタにおいて、前記側溝の他方の対向内壁は、前記ヒンジ部材を介して隣接するプレートが略一直線状となる際に前記プレートの凹溝よりも端縁部側を当接支持するように形成されることを特徴とするシャッタ。
- 帯板状の複数のプレート相互をヒンジ部材によって屈曲自在に連結されたシャッタ用開閉板と、前記シャッタ用開閉板の両端縁部を摺動自在に保持するガイド溝が 形成された一対のガイドレールとから構成されるシャッタにおいて、
前記ヒンジ部材は、前記ガイド溝の最小曲率の部分よりも曲率が大きくなる方向にのみ屈曲し得るように隣接する前記プレート相互を連結しており、
前記ヒンジ部材は、隣接する前記プレートの長辺側の端縁部相互を連結する柱状体であり、
前記ヒンジ部材の側壁には、前記プレートを回動自在且つ抜け止め状態に保持する一対の側溝が形成され、
前記側溝には、前記ヒンジ部材を介して隣接するプレートが略一直線状となる際に前記プレートに当接して前記ガイド溝の曲率の大きくなる方向とは逆方向への回動を阻止する逆動阻止手段と、前記プレートが前記曲率の大きくなる順方向へ所定の角度だけ回動した際に前記プレートに当接して前記順方向への回動を阻止する順動阻止手段とが形成されており、
前記プレートの長辺側の端縁部には、前記ヒンジ部材の壁面に形成された断面円形状の側溝に回動自在であり且つ抜け止め状態に保持される円柱部が設けられており、
前記逆動阻止手段は、前記隣接するプレートが略一直線状となる際に前記プレートの一方の面に当接する前記側溝の一方の開放端縁であり、
前記順動阻止手段は、前記プレートが所定の角度だけ回動された際に前記プレートの他方の面に当接する前記側溝の他方の開放端縁であることを特徴とするシャッタ。 - 請求項4に記載のシャッタにおいて、前記円柱部は、前記円柱部の直径よりも小さい肉厚の薄肉部によって前記プレートの端縁部に連結されており、前記逆動阻止手段である一方の開放端縁は、前記プレートの一方の面側から前記薄肉部に当接し、前記順動阻止手段である他方の開放端縁は、前記プレートの他方の面側から前記薄肉部に当接することを特徴とするシャッタ。
- 請求項1ないし5のいずれかに記載のシャッタにおいて、前記ヒンジ部材は、前記シャッタ用開閉板を摺動自在に保持する前記ガイド溝の溝幅方向に長い断面矩形状の柱状体であり、前記一対の側溝は、前記側溝に回動自在に保持される前記プレートの逆動方向側に形成されていることを特徴とするシャッタ。
- 請求項1ないし6のいずれかに記載のシャッタにおいて、前記側溝は、前記側溝に回動自在に保持される前記プレートの逆動方向側に位置する溝側壁の高さが、これに対向する前記プレートの順動方向側に位置する溝側壁の高さよりも大きく形成されていることを特徴とするシャッタ。
- 請求項1ないし7のいずれかに記載のシャッタにおいて、前記ヒンジ部材の両端部には、前記ガイド溝に摺動自在に保持され且つ前記シャッタ用開閉板が摺動される際に前記摺動方向に沿って前記ガイド溝内を回転運動するローラ部材がそれぞれ取付けられており、前記プレートの短辺側の両端縁には、前記ヒンジ部材の端縁からの前記ローラ部材の突出高さと略同じ長さを有し且つ隣接するローラ部材相互間に収容される延長片部が形成されていることを特徴とするシャッタ。
- 請求項1ないし8のいずれかに記載のシャッタにおいて、前記ヒンジ部材は、前記プレートの長辺側の端縁部を長手方向にスライド自在であり且つ前記プレートの連結方向に抜止め状態に保持しており、前記ヒンジ部材の両端部には、前記側溝の長手方向の開放端を閉塞する脱出阻止部材がそれぞれ取付けられていることを特徴とするシャッタ。
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