JPS61137792A - カラ−熱転写記録方法 - Google Patents

カラ−熱転写記録方法

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JPS61137792A
JPS61137792A JP59260281A JP26028184A JPS61137792A JP S61137792 A JPS61137792 A JP S61137792A JP 59260281 A JP59260281 A JP 59260281A JP 26028184 A JP26028184 A JP 26028184A JP S61137792 A JPS61137792 A JP S61137792A
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JP
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thermal transfer
recording
ink
layer
solid particles
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JP59260281A
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Tadao Kobashi
小橋 忠雄
Hiroshi Onishi
宏 大西
Hiroshi Ezaki
江崎 弘
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、サーマル記録ヘッドと熱転写記録シートを用
い、3原色法更には4原色法を用いて連続階調で、順次
に重ね転写記録し、フルカラー画像を得るカラー熱転写
記録方法に関するものである。
従来の技術 バインダ材と色材を含み、昇温記録制御によってその粘
性が減少制御され、記録媒体(受像体)への転写性が付
与される関係にあるインク材料を有し、このインク材料
から成る層の厚さ以上の粒径を有する固体粒子を混入し
て凹凸表面を形成せしめた熱転写層を、シート状の耐熱
性基体の一方の面側に設置したいわゆる熱浸透型の熱転
写記録シートが提案されている。
この種の熱転写記録シートは、熱転写層表面に記録媒体
を押圧し、耐熱性基体裏面にサーマル記録ヘッドを押圧
して昇温記録制御するごとによって、その加熱量に応じ
て溶融低粘性化したインク材料が固体粒子表面を介して
記録媒体に浸透転写されると共に、記録媒体から熱転写
記録7−トを剥離すると未浸透の溶融インク材料が固体
粒子表面に付着した状態で固体粒子と共に記録媒体に付
着転写されるため、サーマル記録ヘッドからの加熱量に
応じて連続階調性をもって記録媒体に熱転写記録される
従って、インク材料としてシアン、マゼンタ。
イエロー、更には黒等の原色色彩を有する熱転写層を同
一基体面上に面順次で配置して面順次で重ね転写記録す
るが、各原色色彩の熱転写層?夫々別々の基体面に配置
して、夫々にサーマル記録ヘッドを配して、その配置位
置に対応して遅延させた原色記録信号によって線順次で
所定の位置に重ね転写記録すると、フルカラー画像の転
写記録が原理上は可能である。
発明が解決しようとする問題点 然し、この種の記録方法によってフルカラー記録する場
合、各原色熱転写層の熱転写記録特性は、各原色につい
て好しくは同様の特性曲線をもたないと、電気的にこれ
を信号補正する複雑性と共に、特性曲線によっては補正
不可能な場合が生ずる。
従って、良好なフルカラー熱転写記録に当っては各原色
熱転写層は、階調性の観点から適当に広い動作域をもち
、然も類似の特性曲線をもっことが必要であると共に、
各原色色彩の熱転写層の重ね転写においては、バック転
写(ピッキング)やトラソピング不良を生ぜず、所期の
濃度でのインクの重ね転写が行えるよう、転写インクの
物性が制御きれていなければならない。
通常、原色色彩の選択は、熱転写層における色材を変え
て行われるが、他の条件が一定でも、転写記録特性が大
きく変化し、時にはインクトラッピング不良を起こし、
電気的な信号処理によっては調整不良になる場合がある
本発明にかかる点に鑑みて、良好なフルカラー転写記録
を実現するカラー熱転写記録方法の提供を目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明におけるカラー熱転写記録方法は、前記熱転写記
録シートにおける複数種の原色色彩熱転写層の内、少く
とも一種の熱転写層における前記固体粒子の材質2粒径
1粒径分布、混入量、比熱。
融点(軟化点)、前記バインダ材の材質、融点(軟化点
)、混入量1表面張力、前記インク材料から成る層の厚
さ及び前記熱転写層の塗工量の少くとも1以上を他の熱
転写層と異ならせた熱転写記録シートを用いることを特
徴とする。
作  用 前記の熱浸透型の熱浸透記録シートでは、バインダ材か
溶融低粘性化したいわゆる爵融インク材料の前記固体粒
子表面を介しての記録媒体へのインク浸透、更に前記固
体粒子がその表面に溶融インク材料を付着せしめた状態
で、記録媒体へ付着転写することにより、サーマル記録
ヘッドからの加熱量に対応して連続性をもって記録媒体
への転写記録濃度が制御され、濃度階調で転写記録され
る0 実験的検討によると、熱浸透型の熱転写記録シートにお
いては、動作域、ガンマ値、最大転写記録濃度等その転
写記録特性曲線並びにインクトラッピングは、熱転写層
における固体粒子の材質。
粒径1粒径分布、混入量、比熱、融点(軟化点)。
バインダ材の材質、融点(軟化点)、混入量1表面張力
、及びインク材料から成る層の厚さ並びに熱転写層の塗
工量に依存し、これらの因子の内の1つ以上を制御する
ことによって変化、調節することが判明した。
従って、色材が夫々異なる原色色材に選択された複数の
原色熱転写層の内、少くともその1つの熱転写層の転写
記録特性が、他の熱転写層と比較して著しく異なってい
ても、前述諸因子の1つ以上を変化きせることにより、
転写記録行の整合化をはかることができる。
実施例 第1図は、本発明にかかるカラー熱転写記録方法に適用
される熱浸透型の熱転写記録シートの一例の構成図であ
る。
100は熱転写記録シート、200は記録紙などの記録
媒体(受像体)、400は記録プラテン(図示せず)に
よって記録媒体200を記録シート1ooに圧接する抑
圧で密着性を良くし良好な転写記録を得るために、例え
ば1〜5Kp/C肩程度の高圧力に設定される。
記録シート1oO?′i、耐熱性の薄いフィルムやシー
ト状の基体110の表面110 a側に、印刷インクや
塗料等に用いられる顔料乃至は染料の少くとも何れかを
含む着色色材122と、昇温によってその粘度が低下す
る関係にあるバインダ材121、例えばワックスや高分
子材料などのホントメルトバインダ材との混合材料から
成る薄い厚さのインク材料120から成る層が形成され
る。
インク材料層120には、例えばバインダ材121より
も高融点(軟化点)にして且つ比熱(熱容量)の小さい
固体粒子123が設置されて熱転写層t30が構成され
る。本例では固体粒子123は球状の場合が例示され、
その粒径φは、粒子123間に位置するインク材料層1
20部の厚さt以上に選ばれる。従って、固体粒子12
3は、粒子1123が存在しない部分のインク材料層表
面120aよりも部分的に突出し、熱転写層130の表
面は微細な凹凸を形成する。なお、固体粒子123の突
出表面123b上に薄くインク材料120が被着してい
ても良い0 600は、複数個の抵抗発熱体素子510a、510b
・・・・・を有するリニヤ型のサーマル記録ヘッドで、
基体裏面110bに圧接され、抵抗発熱体素子51ob
 、51ob・・・・・・にはパルス幅(PW)変調の
電気信号500a、5oob・・・・・・等の昇温記録
信号500が選択的に印加され、それらの発熱によって
基体110を介して熱転写層130は昇温記録制御され
る。
昇温記録信号SOOの印加によって、イ/り材料層12
0は裏面120b側から昇温し、融点に達してなお所要
の融解熱が供給されると、この一定の融点温度下におい
てホットメルトバインダ材121は溶融、液状化し、実
質的に粘性が低下したいわゆる溶融インク材料140a
を生成する。
更に記録信号SOOが印加された状態では、この溶融イ
ンク材#+140aの温度は、層表面(すなわち基体表
面110a)測から、融点を越えて再び上昇を開始し、
その昇温罠対応して材料140aは更に粘度が低下し、
流動性が付与されると同時に、この溶融インク材料14
0aを介しての熱伝導により、溶融はインク材料層表面
12 Q a側へと進行する。
一方、固体粒子123としてバインダ材121よりもそ
の融点(乃至it流動点)を高く且つ低比熱、低熱容量
に選んでおくと、基体表面110a、更には溶融インク
材料140aからの固体粒子123を介しての熱伝導に
よって、粒子表面123aに接する未溶融のインク材料
120は、融解熱が供給される。
したがって、第1図Aにおいてパルス幅PwζPw1の
記録信号500aが印加された場合の如く、粒子表面1
23aに沿って溶融インク材料14obか発生し、記録
信号SOOの印加パルス幅Pwと共に、その溶融部分が
拡大し、また溶融部は更に粘度が低下し、流動性が増加
する。
一般に、固体から液体に変移する時、その体積膨張率は
不連続的に増大する。この傾向はホットメルトワックス
材料が特に顕著で、体積膨張は2゜チ程度に迄達する。
斯くして、これらバインダ材121が溶融低粘性化した
いわゆる溶融インク材料140 a、140bは、バイ
ンダ材121溶融時の熱膨張、溶融インク材料の表面張
力、固体粒子123と記録媒体表面200 aとの間の
毛管現象、抑圧400等によって、固体粒子表面123
a 、123bを伝わって矢印160の如く、浸透、押
し出され、記録媒体表面200 aに付着、転写される
信号500a印加終了後、溶融インク材料140a。
14obが冷却して元の例えば固体状態に復帰する以前
であって、且つ固体粒子123が可動性を失なわない状
態で、記録媒体200と記録シート100を剥がすと、
第1図Bに例示する如く、未浸透の溶融インク材料14
0ct 、140bの一部は、固体粒子表面123a 
、123bに付着して固体粒子123と共に記録媒体表
面20Qaへ付着、転着され、色材122を含んだ転写
記録160たる16oaが得られる。
記録信号SOOのパルス幅Pwが信号5oobの如<P
w=Pw2と更に広くなると、インク溶融は遂にはイン
ク材料層表面120aに迄達し、インク材料層120の
全厚み部分が固体粒子12.3と共に記録媒体表面20
0aK付着、転写し、この場合の転写記録160たる1
60bが転写光学記録濃度の最大値となる0 斯くして、記録信号5ooのパルス幅Pwに対応してイ
ンク材料層120が溶融、低粘度化し、この低粘度化に
対応して固体粒子123と共に、記録媒体表面200 
clに転写記録160を生ずるので、パルス幅Pwに対
応して固体粒子123を単位としてその光学濃度が、濃
度変調と面積変調が共存した形で、連続階調で転写記録
できる0この場合、固体粒子123の密度を適当に高く
選ぶと、視覚的には記録画素そのものが濃度階調で制御
される利点がある。
一方、固体粒子123の径φが犬か、粒子123の材質
比熱か大かの少くとも合れかによって、固体粒子123
の熱容量がインク材料j20の熱容量よりも大なる場合
においては、粒子123間隙におけるインク材料120
が層表面12oa部まで熱溶融しても、なお固体粒子1
23の温度が、バインダ材122の融点(軟化点)迄達
しない場合がある。
この状態では、粒子表面123aに隣接する部分のイン
ク材料120は未溶融であるので、インク浸透150は
困難である。インク浸透160は、固体粒子123がバ
インダ材121の融点(軟化点)以上に昇温して初めて
インク浸透150が開始される。
従って、固体粒子123として単一粒径ではなく、適当
に粒径分布をもったものを用いるか、比熱の異なる複数
種の材質の固体粒子123を用いると、パルス幅Pwに
対する転写記録濃度(光学濃度)の変化が緩やかにねり
、連続階調性に優れた低ガンマ値の転写記録特性となる
。また、混入量、すなわち粒子123の配置密度が適当
に低いとインク浸透150に時間がかかり低ガンマ値に
なる。
以上の如く、固体粒子123はその粒径φを層厚を以上
に選ぶことによって、溶融、低粘性化したインク材料1
20を表面123a 、123b上をインク浸透150
を行なったり、表面123a。
123b上鐙インク材料120を付着して記録媒体20
0に付着するインクキャリヤ粒子としての挙動を示すが
、φ≧七〇粒径粒子を含む限りにおいては、固体粒子1
23はφくtの粒径粒子を分布粒径として含んでいても
良い。これらの粒子123はインク材料層120内に埋
没し、インク材料層12oの昇温効果に影響を及ぼす。
以上においては、最大転写記録濃度記録時においても固
体粒子123は溶融しない場合を例示したが、固体粒子
123の融点(軟化点)は、バインダ材121の融点軟
化点)よりも低く常温固体であっても、バインダ材12
1の融点(軟化点)よりも高く、最大転写記録濃度記録
時のインク材料120の温度よりも低いいわゆる中間温
度値に設定しても良い。
後者の中間温度値に設定した場合には、一定のパルス幅
2w以上では、固体粒子123も溶融、低粘性化して記
録媒体20OK付着、転写されるため、このパルス幅以
上で高ガンマ値の転写記録特性となる。
一方、前者の如く低融点(軟化点)に固体粒子123を
選ぶと比熱、熱容量、更には融解熱がバインダ材121
よりも小さいと、昇温記録制御釦よって、インク材料1
20よりも先ず固体粒子123が溶融する。この溶融粒
子からの熱伝導によって粒子表面123aに隣接したイ
ンク材料120がパルス幅PwK応じて溶融され、この
溶融したインク材料120は溶融した粒子123材料と
共に記録媒体200に付着転写される。この場合の転写
記録特性は高ガンマの特性となる。この場合、固体粒子
123の溶融状態における昇温に対する粘性低下が緩や
かな材質を用いる場合と急峻な材質を用いた場合を比較
すると、後者の方が高いガンマ値を示す。なお、固体粒
子123としてホットメルト材を用いる時、必ずしも昇
温によってバインダ材にして相浴しなくても良いが、相
溶性に選ぶと高感度に転写記録できる。
斯くして、固体粒子123は、材質1粒径2粒径分布、
混入量、比熱、融点(乃至は軟化点)を変えると転写記
録特性を調節することができる。
一方、バインダ材121については、インク材料120
の粘性低下に支配的に影響し、その低融点(乃至は軟化
点)材料においては、パルス@Pwが小なる状態で溶融
、低粘性化してインク浸透150を開始し、一方、融点
(乃至は軟化点ンが高い場合は、パルス幅Pwが更に大
なる状態からインク浸透15o′f、開始する。
この場合、バインダ材121の材質が、昇温に対する粘
性低下が緩やかな場合は低ガンマの転写記録特性となる
が、粘性低下が急峻な場合には高ガンマの転写記録特性
となる。
インク材料120は、顔料、染料、乃至はこれうの混合
物から成る色材122と、この色材122以外の材料で
あると定義されるバインダ材121との混合材料から形
成される。
したがってインク材料120の比熱、及びパルス幅Pw
に対するインク材料120全体としての粘性低下は、バ
インダ材121の材質と共に混入量に依存する。
バインダ材121の混入量が少ない時は、インク材料1
20の温度に対する所期の粘性低下、従ってインク浸透
150は、犬なるパルス幅2w域で生じ、高ガンマの転
写記録特性となる。一方、犬なる時は小なるパルス幅2
w域から開始し、小なるガンマ特性となる。
この場合、変調パルス幅の最大値を固定すると最大転写
記録濃度は、インク材料120に占める色材122の混
入量、すなわち重量(乃至は容量)チに依存する。
バインダ材121の混入量が大なる時、したがって色材
122の混入量が小なる時は、インク浸透160が効果
的に行われるにも拘わらず色材122混入量不足から最
大転写記録濃度は低い。色材122混入量の増加(した
がってバインダ材121混入量の低下)に伴って最大転
写記録濃度は増加する。然るに更に過度に増加するとバ
インダ材121の不足から溶融したインク材料120の
粘性低下が不充分となり、インク浸透150及び固体粒
子123に付着しての転写が困難となり最大転写記録濃
度は低下するO tくφを満足する範囲内において、インク材料120か
ら成る層の厚さtも転写記録特性に犬なる影響を与える
0 粒子に123の粒径φに対する層120の厚さtが相対
的に小なる場合、転写すべきインク材料120の絶対量
の不足から最大転写記録濃度は小、また粒子表面123
bを介してインク浸透150の径路が長いだめ、インク
材料120はより低粘度があることの必要から、Pwに
対する動作域は犬なるPw域にずれ、然も粒子表面12
3a、123bに付着してのインク転写が支配的となる
ため、高ガンマの特性となる。
然る[1の増加と共に、上記の難点が解消されるため効
果的なPVV−の記録動作域は低PW域に移行K、イン
ク浸透150の径路も短かくなってインク浸透160が
容易になると共に、転写すべきインク材料120の絶対
量が増加するため、ガンマ値も緩やかになり、最大転写
記録濃度も増加する〇 一方、φ>tt−満足する粒子123が存在する範囲内
で熱転写層130の塗工量も、上記のインク材料層12
o、固体粒子123との関係から転写記録特性に大きな
影響を及ぼす。
すなわち、記録信号SOOの最大変調パルス幅が固定さ
れた範囲内で、前述の如く熱転写層130゜すなわちイ
ンク材料12o、固体粒子123は昇温記録制御されて
、記録媒体200に所期の転写記録160が得られなけ
ればならない。
熱転写層130の塗工量の過小は、記録ヘッド510に
よる昇温記録制御能力は充分であるが、転写される町き
インク材料120の過小を招き所期の最大転写記録濃度
が得られない。層130の塗工量の増加につれて最大転
写記録濃度も増加し良好な連続階調の転写記録特性が得
られるようになる。然るに更に塗工量を増加して行くと
層130の熱容量が増加し、インク浸透150の開始パ
ルス幅は、大なる方向にずれ、ガンマ値も大となり、逆
には昇温能力の不足から最大転写記録濃度も減少してく
る。
記録媒体200に熱転写層130を転写記録する場合、
溶融、低粘性化したインク材料120は、インク浸透1
50によって良好に付着、転写されねばならない。この
場合のインクトラッピングは記録媒体表面200 aの
表面張力(界面張力)との関連で溶融、低粘性化したバ
インダ材121の表面張力の大きさに依存する。
例えばバインダ材121の表面張力が大きい場合には、
パルス@Pwが小なる領域では、溶融したバインダ材1
21の温度が低く、したがって比較的に粘度が高いため
、記録媒体表面200 aへの付着が困難で、〜の実質
的な転写記録パルス幅は、大なるパルス幅方向にずれ、
転写記録特性も高ガンマとなる。
然るに、バインダ材121の材質を低表面張力の材質に
変えるか、例えばバインダ材121すなわちインク材料
120に表面活性剤を混入して低表面張力にすると、そ
の表面張力の低下に対応して転写記録可能なパルス幅P
wの小なる領域へとずれ、転写濃度が改善されて記録特
性に、特に低転写記録濃度域で低ガンマで連続階調性に
優れた転写記録特性となる。
斯くして、バインダ材121の材質、融点(乃至は軟化
点)、混入量1表面張力、及びインク材料120から成
る層の厚さ、並びに熱転写層130の塗工量を調節して
転写記録特性の可変化が達成できる。
第2図は、本発明にかかるカラー熱転写記録方法が適用
された熱転写記録シートの断面構造図である。
図において、熱転写記録シー)100は3原色面順次方
式でカラー熱転写記録する場合の例で、/−ト状の耐熱
性基体110上に、シアン色彩の熱転写層130c、マ
ゼンタ色彩の熱転写層130M、イエロー色彩の熱転写
層130Yが記録画像面積に対応して、シート状の耐熱
性基体110の表面110aにその長さ方向に面順次で
配置されている。
原色インク材料層120c 、120M 、120Yに
は、夫々シアン色色材、マゼンタ色色材、イエロー色色
材が混入され、その厚さを111次に薄くすると共に、
固体粒子123 G 、 123M、 123Yの粒径
も順次に小さくして、良好なカラー転写記録を実現しよ
うとするものである。なお、インク材料層120c 、
f 20M、120Yは多孔性に構成することもできる
ものとする。
第3図は、本発明にかかるカラー熱転写記録方法が適用
された一実施例のカラー熱転写記録装置のシステム構成
を示す図である。なお、説明の便宜上、タイミング機構
は図示省略されている。
本実施例は、記録媒体200として基体紙201上に塗
工量202を有するカット紙を、また、熱転写記録シー
ト100としては、第2図記載のカラー熱転写記録シー
トを用いて、フルカラー画像の熱転写記録を行う例で、
631は、転写体o −ル、632は転写体巻取りロー
ルである。
リニヤサーマル記録ヘッド510を矢印512Bの如く
移動し、記録グラテンe1oBから離す。
巻き取りローラー632を矢印632Aの如く回転し、
熱転写記録シート1ooを矢印613の如く紙送りし、
7アン熱転写層130Cの先端をヘッド510の記録部
511に頭出しする。
プラテン61oBを矢印611Aの如く回転させ、紙ロ
ツク機構610bが給紙台640に対応する位置に来た
状態で、紙送シローラー641によってカット紙200
を給紙し、その先端をロック機構610bにより固定す
る。そしてプラテン610Bの回転611Aによって、
カット紙200の先端がへノド510の記録部611を
少し過ぎた状態で、ヘッド510を矢印512Aの如く
移動し1、記録部511とカット紙200との間にシア
ン熱転写層120cを有する記録シート1o。
を圧接する。
この状態で、入力画像信号500Bのシアン信号を変調
電源装置520で記録階調に対応してパルス幅変調し、
このシアン信号を発熱制御記録電気信号500Aとして
線順次で−\ノド510に加える。この線順次周期に同
期せしめてプラテン610Bを611Aの如く回転して
カット紙200を紙送りすると共に、記録シート100
を矢印613の如く紙送りする。
昇温記録制御が終った記録/−ト100は、インク材料
120cが元の固形状態に復帰する以前において且つ固
体粒子123Cが可動性を失なわない状態で、例えばス
トリッパー700を配置して記録媒体たるカット紙20
0から剥離する。
れ・その−9ルス幅に対応して、各記録画素においては
溶融したインク材料120 c更には固体粒子123c
がカット紙200に浸透、転写し、連続階調でシアン色
の転写記録160cが線順次で得られ、シアン色画像が
階調転写記録される。
斯くして、ロック機構61obが再び記録部611に近
づくと、ヘッド610を矢印512Bの如く移動して離
し、マゼンタ熱転写層130Mの頭出しをする。機構6
10bが記録部511を通過すると、以下同様に再び矢
印512Aの如く圧接する。そしてシアン転写記録16
0cK所定の位置合わせをした状態で、信号500Bの
マゼンタ成分に対応したマゼンタ信号5ooAをヘッド
510に線順次印加し、シアン転写記録160cヘマゼ
ンタ転写記録材料層130Mを線順次で重ね記録して、
マゼンタ転写画像を得る。
以下、同様にしてイエロー転写記録1aOYを、重ね転
写記録を行ない、これが終了した状態でヘカット紙20
0はその後端から給紙台640に紙戻しされて出て来る
斯ぐして、カット紙から成る記録媒体200には、転写
記録160c 、 1eoM、 1eoYが重ね転写さ
れ、フルカラー画像がいわゆる熱浸透転写記録される。
以上は、ンアン、マゼンタ、イエローの3原色だよりカ
ラー記録したが、これに更に黒を加えて4原色でカラー
記録することもでき、また、その転写順位は必要に応じ
て任意に変えることができる0 第2図の転写シート100の構成で、以上の如ぐシアン
、マゼンタ、イエローの順に熱転写層130c 、13
0M、130Yを熱転写する場合、その転写順位に応じ
て固体粒子の粒径φは123c 。
123M、123Yの順に小さくなり、インク材料から
成る層の厚さtも120 c 、 120M、120Y
の順に小さくなるため、熱転写層の熱容量は130 c
 、130M、 130Y(7)順に小サイ。
従って、夫々の最大転写記録濃度を与える加熱量は、1
30c 、130M、130Yの順に小さくて済む。そ
のため、先行の転写記録(例えば160c )が後続の
熱転写記録(例えば熱転写層130Mの記録)によって
著しく溶融、低粘性化し、バック転写(例えば熱転写層
130Mへ転写記録160Cが逆転写すること)するこ
とが防止される。加えて媒体200へ、転写記録された
固体粒子は先行した転写インク材料(例えば120C)
表面と、後続の熱転写層のインク材料(例えば120M
)層表面との密着を防止するスペーサー粒子の役目をす
る。
従って、先行した転写記録された固体粒子は常に犬なる
スペーサー効果を有すると共に、その昇温には犬なる加
熱量を必要とする。斯くして先行した転写記録による溶
融やバック転写が防止でき、良好なインクトラッピング
が確保できる。
なお、本例においてインク材料層の厚さを120cに合
わせて120M、120Cを全て同一にすることもでき
る。またインク材料を構成するバインダ材の融点乃至は
軟化点を、その材質や混合割合いを変えて120c 、
120M、120Yの順に低く選んでバック転写を防止
することもできる。
この場合、固体粒子123 C,123M、123Yを
全て同一粒径にすることもできる。
これらは適宜組み合せて構成することができる。
インクトラッピングを良好にするため、インク材料12
00.120M、 120Yの表面張力を、転写順位に
対応して小さくすることができる。通常使用されるワッ
クスや合成樹脂をホットメルトバインダ材とする時、弗
素系界面活性剤(例えば3M社のFluorad 43
0 )は昇温記録制御によっても化学的に安定でその使
用が推奨される。インク材料に対する混合重量%は5%
以内が適当で、転写順位知従ってその混合重量係を増加
する。斯くすることにより、先行した転写記録インク材
料に比較して後続の転写記録インク材料の表面張力は小
となり、良好な重ね転写記録を可能とする。
歩下、熱転写記録ソートの本発明にかかる記録方法に関
する具体的な組成的構成及びその調整選択範囲を明示す
る。
シート状の耐熱性基体110としては、例えば厚さが3
゜5〜15μm程度のポリエチレンテレフタレート、ポ
リイミド、セロファン、ポリカーボネイト、トリアセチ
ルセルロース、ナイロンなどの樹脂フィルムあるいは上
質紙、グラシン紙、トレーシング紙、コンデンサ紙など
の耐熱紙を用いることができる。
インク材料120を構成するバインダ材121は、昇温
記録制御によってその粘性が低下し、転写付着性が付与
されることが条件で、常温(例えば25℃)で必ずしも
固体である必要はないが、転写記録物の保存性から常温
固形のホットメルト材料を用いる。
ホットメルト材料として、例えばキャンデリラワックス
、ミツロウ、パラフィン、マイクロクリスタンワックス
等のワックス類、あるいは低分子量ポリエチレン、低分
子量ポリスチレン、ポリステアリン酸ビニル、石油樹脂
、ポリアミド樹脂。
脂環族飽和炭化水素樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂等
の単体乃至はこれら2種以上の混合材料が用いられるが
、転写感度や転写記録物の堅ろう性等から、融点または
軟化点は5Q〜150’C,好ましくは60〜120′
Cに選ばれて調節される。
また、柔軟性をバインダ剤に持たせるため混合させる柔
軟剤も同様に たとえばポリ酢酸ビニル。
セルロースエステル類、アクリル系樹膜類、あるいはス
テアリン酸、ラノリンなどからそれらの溶融または軟化
温度に基づいて適宜使用される。バインダ材として、そ
れ自体柔軟性江富む、たとえば石油樹脂、低分子量ポリ
スチレン等が使用される場合には、特に、柔軟剤を加え
ないこともある。
さらにまた、昇温と共に粘度が低下し粘着性が増大する
関係にあって且つ常温で流動性の粘着材料をバインダ材
に含むことにより、より一層、昇温に対する粘度の低下
および転写効率を上げることができ、例えばポリブテン
、ポリイソブチレン。
ポリブタジェン、シリコンオイルなど粘着材料をホット
メルト材料に混合して熱特性を調整し、バインダ材12
1として使用することもできる。
これらのバインダ材121の構成の内、連続階調性に優
れている構成は、バインダ材121に軟化点が70〜1
25℃の脂環族飽和炭化水素樹脂(例えば荒用林産化学
社のアルコンP−70.アルコンP−125)を少くと
も含み、これに固形パラフィン、更にはキャンデリラワ
ックス(融点66〜71℃)等を加えた混合材料、また
必要に応じてこれら脂環族飽和炭化水素樹脂系バインダ
を含むインク材料120K、前述の弗素系表面活性剤(
例えば3M社のF1uorad430)を5重量%以内
で加えたものである。この種のバインダ材121の軟化
点は、上記材料の混合量を変えて、軟化点を60〜12
0’Cの範囲で調節することができる。
色材122としては、通常の印刷用インク、塗料等に用
いられる有機乃至無機顔料や染料、更にはこれらの混合
色材か、適宜に選択して使用できる○ 耐光性からは色材122は、少くとも顔料を含録にはカ
ーボンブラック、またフルカラー転写記録においてシア
ン色としてはフタロシアニンブルー(CI Pigme
nt Blue 15 ) 、 7インク色にはナフト
ールAS系モノアゾ顔料(CI PigmentRed
31)、カーミン系顔料(CI Pigment Re
d238 )、イエロー色にはクロムフタルイエロー顔
料(CI Pigment Yellow93 ) 、
縮合アゾイエロー顔料、ベンジジンイエローG (CI
 PigmentYellow 12 )が挙げられる
また一般的に染料としては黒色にはCI 5olven
tBlack3 、 ’/77色にはCI 5olve
nt B1ue25゜マゼンタ色にはCI 5olve
nt Red49 、イエロー色にはCI 5olve
nt Yellowl 6等が使用でき、これらの顔料
、染料乃至はこれらの混合物の3原色乃至は黒を加えた
4原色のインク材料120をもって、熱転写層140を
同一の基体シート110゛  上に面順次で順番に配設
し、これらを面順次で重ね転写するか、上記原色熱転写
層を原色毎に別の転写シート10oを形成し、夫々の原
色転写シート毎に公知のリニヤ型サーマル記録ヘッドを
配し、3乃至は4色の原色記録信号を夫々の記録ヘッド
の配役位置に対応して遅延させ、線順次で重ね転写させ
てフルカラー記録が達成される。
前記の脂環族飽和炭化水素樹脂系バインダ材と、上述の
顔料色材を含むインク材料120と固体粒子123とし
てアルミナ粒子を用いたシアン、マゼンタ、イエロー原
色のカラー熱転写シートを用いると、最良のフルカラー
画像の熱転写記録においては、シアン、マゼンタ、イエ
ローのta カ、マゼンタ、シアン、イエローの順に重
ね熱転写して得られ、特に前者が優れている。
インク材料120を構成する場合のバインダ材121と
色材122の混合重量%は、第1図について説明した理
由によりバインダ材121が90〜40%、したがって
色材122が1o〜60%の範囲内に選ばれて調節され
る。この範囲は色材122として前述の顔料と炭化水素
樹脂系バインダをもってインク材料120が構成される
場合に特に推奨される。
固体粒子123としては、無機材料粒子、高分)材料粒
子の何れもが選択できる。
何れにおいても、転写記録160の色彩に著しく影響を
与えぬためと、固体粒子123の付着転写によって連続
階調性を阻害しないよう、無色。
淡色、白色、更には透明及至は半透明の何れかの材質を
選択することが望ましく、粒形は必ずしも球形であるこ
とを必要としない。
固体粒子123として金属粒子も使用でき、熱伝導率が
大きくこの点からは好しいが、転写記録160保存゛中
に酸化、腐蝕変色を生じ易いため非金属粒子の使用が推
奨される。
ホットメルト材料から成るバインダ材121は通常、0
.5〜0.8 cal/y、℃の比熱をもち(0,5−
/l)x 10  cal 7cm、 sec’ 、 
’Cの熱伝導率をもつ。
アルミナ、ガラス、酸化チタン、ノリ力、溶融石英、等
の無機材料粒子は、比熱が0.1〜0.2cal/f、
’c、熱伝導率が(2〜50)×10calン /(yy(、Sec・°Cの値をもち、バイダ材121
と比較しインダ材121の融点(軟化点)よりsかに高
い値をもち、熱転写記鎌時に溶融することなく、記録媒
体200に付着してスベーテー効果も有するため、看も
良く用いられる。
特にアルミナ粒子は、5×1σ2c a 17cm 、
玄0℃程度の高い熱伝率をもち最適の材料である。
固体粒子123としては、エポキシ樹脂、フェノール樹
脂等の熱硬化性樹脂粒子、エチルセルローズ、ポリスル
フォン、ポリイミド樹脂等の熱可塑性樹脂粒子等が用い
られる。これらは比熱が0.3〜0.5 cal / 
1/ 、℃  程度でホットメルト材より小さな比熱を
有し、熱伝導率は(0,2〜1)×10−3c a l
 7cm 、 Sec 、 ℃でホットメルト材と同程
度からそれ以下迄、これらの材質選択によって広い範囲
で選択、調整することができる。
固体粒子123としては、例えばロジン変性マレイン酸
樹脂(例えば融点90’C)等の有機樹脂や、カルナバ
ワックス(融点83℃)、サゾールワックス(軟化点1
08℃)等のワックス類のホットメルト材粒子で構成す
ることができる。特に刀ルナバワソクス、ケゾールワノ
クスは常温非溶Fllで、ソルベントコーティング法で
熱転写層130を形成する場合に有用である。
なお、固体粒子123をホットメルト材で構成する時、
複数種のホントメルト材を混合してその融点(軟化点)
を調節することができる。
斯くして第1図で説明した如く、上述の選択によって広
い範囲で、比熱や熱伝導率、更にはその融点(軟化点)
が調節することができる。
ま°た、第゛1図で説明した論拠により、固体粒子12
3の諸量、及び熱転写層の塗工量は以下の範囲で調整さ
れる。
熱転写記録−7−ト100に使用される固体粒子123
の比重は、低比重の有機樹脂やワックス材から高比重の
例えばアルミナまで0.9〜49 /crliの範囲に
分布する。φatf:満足する固体粒子123における
粒径φの使用可能範囲は1.5〜40μmで、特に1.
5〜16μmの範囲内が良好である。色材122の粒径
はインク材料120の層厚tよりも74%に構成される
が、色材122として顔料を用いる場合には顔料の粒径
分布からφ<j、5μmではφ″2tを満足させること
が難しく、連続階調性が低転写記録濃度域で失なわれる
熱転写層130においてインク材料120に対する固体
粒子123の混入量は、インク材料120が100重量
部に対して固体粒子123が2.5重量部〜230重量
部の範囲内が良く、この範囲で調節される。
熱転写層130の塗工量はQ、5〜6゜69/ゴ の範
囲内が良く、この範囲内で選択される。
特に良好な連続階調転写記録特性は、固体粒子123が
粒径分布をもち、分布粒径の最大値が16μm以下、平
均粒径(メディアン値)が2〜6μmであって、インク
材料120の100重量部に対する固体粒子123の混
入量が前記の如く2.5〜230重量部、熱転写層13
0の塗工量が(0,5〜4 ) y/lrt の範囲内
において得られる。
従って、この範囲が特に推奨される調節範囲である。
原色色彩の熱転写記録シート100において、固体粒子
123の存在は、転写記録160の色彩純度や透光性を
低下させる場合がある。この主たる原因は、固体粒子1
23とバインダ材121との接触界面における光反射に
ある。この改良には、固体粒子123とバインダ材12
1の光屈折率をほど等しく選び、この光層析出的整合に
より光反射を無くするが、軽減することが有効である。
・例えば、バインダ材121として前述の軟化点アO℃
〜125°Cの脂環族飽和炭化水素樹脂(光屈折率nd
:1 、63 )を用いる場合、光屈折率がnd−1、
53であるクラウンフリントガラスにF2゜硼珪クラウ
ンガラスBに6つ等の透明ガラス粉末粒子を用いる。ま
た固体粒子123としてソーダライムガラス(nd=1
.61)や硼珪酸ガラス(nd=1.47)を用いる場
合には、前記炭化水素樹脂にこれより光屈折率の小さな
固形パラフィン(nd=1.42)を混合し、光屈折率
の整合をはかれば良いO 斯くして以上の材質や諸量の範囲内で、例えばバインダ
材121は溶解するが固体粒子123は溶解しない溶剤
に、原色の色材122.バインダ材121.固体粒子1
23を溶解混合した材料液をシート状の耐熱性基体11
0表面に所期の原さにソルベントコーティング法で成層
した後、前記溶剤を蒸発除去せしめ、前記色材121と
バインダ材123から成るインク材料120の層表面に
前記の固体粒子123の少くとも一部を突出させて凹凸
表面を有する夫々原色色彩の熱転写層130を形成せし
めて熱転写記録シート10oが構成される。
発明の効果 以上述べた材質や範囲内で熱転写層の熱転写特性を調節
することにより、原色転写記録特性の調節が連続階調性
を保持して行え、インクトラッピングに浸れ、色再現や
階調性に優れたフルカラー熱転写記録が可能となり、そ
の産業上の効果は大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるカラー熱転写記録方法が適用さ
れる熱転写記録シートの一例の構成図、第2図は本発明
のカラー熱転写記録方法が適用されだ熱転写記録シート
の断面構造図、第3図は第2図の熱転写記録シートを用
いた本発明の熱転写記録方法が適用されたカラー熱転写
記録装置のシステム構成図である。 100・・・・・・熱転写記録シート、110・・・・
・・基体、120.120C,120M、120Y・・
・・・・インク材料、123 、123c 、123M
、123Y・・・・・・固体粒子、130 、130c
、、 1301vi、130Y・・・・・・熱転写層、
1so 、 160G、160M、160Y・・・・・
・転写記録、200・・・・・・記録媒体、400・・
・・・・押EE、510・・・・・・サーマル記録ヘッ
ド、520・・・変調電源装置、610B・・・・・・
記録プラテン。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名ts
o、・愁U与層 160・−・V、写乳魂 2σθ・・記構4称 4θO・、A甲  屋 //θ久

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)バインダ材と色材を含み、昇温記録制御によって
    その粘性が減少制御され、記録媒体への転写性が付与さ
    れる関係にある原色色彩のインク材料を有し、このイン
    ク材料から成る層の厚さ以上の粒径を有する固体粒子を
    混入して凹凸表面を形成せしめた原色色彩の熱転写層を
    、シート状の耐熱性基体の一方の面側に設置した熱転写
    記録シートを用い、サーマル記録ヘッドによる前記耐熱
    性基体を介しての昇温記録制御に対応して、異なる原色
    色彩の複数種の前記熱転写層を、記録媒体の所定の位置
    へ順次に重ね熱転写してカラー熱転写記録するに際し、
    前記複数種の熱転写層の内、少くとも一種の熱転写層に
    おける前記固体粒子の材質、粒径、粉径分布、混入量、
    比熱、融点(軟化点)、前記バインダ材の材質、融点(
    軟化点)、混入量、表面張力、及び前記インク材料から
    成る層の厚さ並びに熱転写層の塗工量の内の1つ以上を
    、他の熱転写層と異ならせた熱転写記録シートを用いる
    ことを特徴とするカラー熱転写記録方法。
  2. (2)サーマル記録ヘッドによる耐熱性基体を介しての
    熱転写層の昇温記録制御が、サーマル記録ヘッドに印加
    されるパルス幅変調記録信号によってなされることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のカラー熱転写記録
    方法。
JP59260281A 1984-05-30 1984-12-10 カラ−熱転写記録方法 Pending JPS61137792A (ja)

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EP19850106604 EP0163297B1 (en) 1984-05-30 1985-05-29 Thermal transfer sheet and method for fabricating same
KR1019850003758A KR890003436B1 (ko) 1984-05-30 1985-05-30 열전사기록 시이트 및 그 기록장치
US07/064,249 US4819010A (en) 1984-05-30 1987-06-19 Thermal printer using a thermally transferable ink sheet
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1286017A2 (en) 2001-08-23 2003-02-26 Isel Co., Ltd. Shutter

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