JP3950013B2 - インレットシート貼合方法及び貼合装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大量のデータを書き換え可能に保存するICカードの製造過程における一工程に関し、ICカードの主要構成部材である、保護層を必要に応じて付設したICチップ(以下、「ICチップ」と記す)をフィルム基板上に実装したインレットシートを複数個、コアシートに貼合する方法及び貼合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、プリペイドカードやキャッシュカードなど、磁気カードの利用が広まっているが、該磁気カードよりもさらに大量のデータの保存、書き換えが可能なカードとして、ICチップを内蔵したICカードの利用が始まっている。
【0003】
ICカードの主要構成部材であるインレットシート及びICカードの形状を図2に模式的に示す。図中、1はインレットシート、2はICチップであり、3は保護層、4a、4bはコアシート、5は印刷シート、6はオーバーレイフィルムであり、(a)はインレットシートの平面図、(b)はインレットシートの側面図、(c)はインレットシート1を組み込んだICカードの断面図である。
【0004】
インレットシート1は、PET(ポリエチレンテレフタレート)等樹脂製のフィルム基板にアンテナ等配線回路(不図示)を形成し、ICチップ2や必要に応じて他の回路素子を実装して、構成されている。インレットシート1に実装されているICチップ2の表面及び裏面には必要に応じて保護層3(ICチップ保護のための金属または樹脂等で形成された円盤状の補強板)などが付設されているため、図2(b)に示したように、インレットシート1の両面よりも該ICチップ2が突出した形状を呈している。
【0005】
図2(c)に示すように、ICカードにおいては、インレットシート1よりも厚いICチップ2がカード表面より突出しないように、インレットシート1とICチップ2との厚みの差と同等の厚みを有し、ICチップ2を収納する孔部を有するコアシート4aをインレットシート1に貼合してカード表面の平坦化を図った上で、コアシート4b、及び印刷シート5やオーバーレイフィルム6等で両側よりサンドイッチ状に挟み、接着剤で貼り合わせたり、熱溶着して一体化している。
【0006】
ICカードの製造方法は、いわゆる多面取りであり、カード複数枚分が連続した1枚として、上記コアシート4aにインレットシート1を載せて部分的な溶着等により仮固定した後、反対側のコアシート4bや印刷シート5、オーバーレイフィルム6等必要な樹脂シートを順次積層して、接着剤或いは熱溶着により全面を一体化し、切断して個々のカードを得る。
【0007】
ここで重要な工程は、コアシート4aにインレットシート1を貼合する工程である。コアシート4aは上記したように、インレットシート1のICチップ2とインレットシート1との厚みの差を解消する部材であり、ICチップ2を収納する孔部が設けてあるが、該孔部にICチップ2が収まらない状態、或いはICチップ2を中心としてシート面内でインレットシート1が回転して傾いた状態で配置された場合には、不良品となってしまう。
【0008】
一般的なプリペイドカードやキャッシュカードなどの磁気カードも多面取りで製造されているが、これらはICカードのように段差のある部材を内蔵していないため、上記コアシート4の貼合工程等高精度な位置合わせ工程が不要で不良品の発生率が低く、また、不良品が発生した場合でも1枚当たりの単価が安いため、経済的な影響が小さい。
【0009】
一方、ICカードの場合には、カード毎にICチップを内蔵していることから、1枚当たりの単価が磁気カードに比べて高く、不良品の発生は経済的な影響が大きい。
【0010】
よって、コアシート4aとインレットシート1との貼合工程においては、インレットシート1とコアシート4aとの位置合わせに高精度が求められ、人手によりインレットシート1をコアシート4a上に位置合わせを行いながら載せて貼合しているのが現状である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ICカードは磁気カードに比べて保存しうるデータ量が膨大であるため、様々な用途への応用が期待されている。そのため、ICカードの普及に伴って、製造効率の向上、及び、製造コストの削減が要求されることは必須であり、人手による作業に代えて、自動化により高速で且つ高歩留まりで製造する方法が必要とされている。
【0012】
本発明の課題は、上記したICカードの製造工程において、不良品の発生し易い工程である、コアシートとインレットシートとの貼合工程において、正確で高精度な位置合わせを効率良く行い、高歩留まりで高速処理が可能な方法及び装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の第一は、配線回路が形成されたフィルム基板上に少なくともICチップを実装してなる複数個のインレットシートを、該ICチップに対応するICチップ挿入孔を有するコアシートに溶着により貼合するインレットシート貼合方法であって、
コアシートの位置決めを行う工程と、
位置決めされたコアシートを溶着操作を行う領域に搬送する工程と、
インレットシートの位置決めを行う工程と、
位置決めされたインレットシートを溶着操作を行う領域に搬送し、各インレットシートのICチップをコアシートの対応するICチップ挿入孔に挿嵌する工程と、
各インレットシートにつき複数箇所において溶着により該インレットシートをコアシートに固定する工程と、
インレットシートを固定したコアシートを溶着操作を行う領域より排出させる工程と、
を少なくとも有することを特徴とするインレットシート貼合方法である。
【0014】
また、本発明の第二は、配線回路が形成されたフィルム基板上に少なくともICチップを実装してなる複数個のインレットシートを、上記ICチップに対応するICチップ挿入孔を有するコアシートに溶着により貼合するインレットシート貼合装置であって、
コアシートの位置決めを行う手段を備えたコアシート供給部と、
コアシート供給部のコアシートを下記溶着ステージ上まで吸着搬送する手段と、
コアシートを載置して、該コアシート内の所定の領域が溶着部に位置するように、該コアシートを搬送する溶着ステージと、
複数個のインレットシートを供給するインレットシート供給部と、
インレットシート供給部よりインレットシートを下記位置決め部まで吸着搬送する手段と、
インレットシートの位置決めを行う位置決め部と、
位置決め部のインレットシートをコアシートの対応する領域に吸着搬送し、ICチップを対応するICチップ挿入孔に挿嵌させてインレットシートをコアシート上に載せる手段と、
各インレットシートにつき複数箇所において溶着により該インレットシートをコアシートに固定する手段を備えた溶着部と、
インレットシートを固定したコアシートを溶着ステージ上より吸着搬送して排出させる手段と、
を少なくとも有することを特徴とするインレットシート貼合装置である。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の特徴は、コアシートとインレットシートをそれぞれ別の場所で位置合わせをした後に溶着部に搬送して、該溶着部においてインレットシートをコアシートの所定の位置に載置し、溶着して固定することにある。即ち、コアシートに対してインレットシートを直接位置合わせしないため、それぞれの位置合わせ操作を同時に並行して行うことができ、位置合わせに要する時間を短縮することができる。
【0016】
また、コアシートの位置合わせは、コアシートに設けられたICチップ挿入孔を利用することができ、インレットシートについてはICチップを検知すれば良いため、アライメントマーク等を別途形成する必要がなく、位置合わせする対象を直接検知するため、正確で且つ高精度に位置合わせを実施することができる。
【0017】
以下、本発明を実施形態を挙げて詳細に説明する。
【0018】
本発明において用いられるインレットシートは、図2を用いて説明したように、配線回路が形成されたフィルム基板に少なくともICチップを実装してなる。本発明においては、上記ICチップを実装してICカードとしての機能を備えた状態のフィルム基板を「インレットシート」と呼ぶ。
【0019】
本発明において、上記インレットシートに貼合するコアシートとは、該インレットシートから突出したICチップの段差を解消する厚みを備え、該ICチップに対応するICチップ挿入孔を複数個備えている。即ち、1枚のコアシートに複数個のインレットシートが貼合される。当該インレットフィルムを構成するフィルム基板とコアシートは互いに溶着しうる素材からなり、通常は加熱溶着可能なPET等熱可塑性樹脂で構成されている。
【0020】
図1に、本発明の貼合方法を実施した本発明の貼合装置の一実施形態の平面概略図を示す。図中、1はインレットシート、2はICチップ、10はコアシート供給部、11はコアシート、12は位置決めピン、13はICチップ挿入孔、20は溶着ステージ、30はインレットシート供給部、33はマガジン、40はトレイ搬送部、50は位置決め部、51は位置決めステージ、60は溶着部、70はコアシート排出部である。
【0021】
尚、図1の構成において、溶着ステージ20は2箇所に位置しているが、これらは溶着ステージ20がX方向に水平移動し、その移動区間のそれぞれの端部に位置した状態を示している。即ち、紙面上左側に示した溶着ステージ20は、コアシート11をコアシート供給部10より供給する、或いはコアシート排出部70へ排出する際の位置を示し、紙面上右側に示した溶着ステージ20は、コアシート11の紙面上最も左側にインレットシート1を溶着する際のステージ20の位置を示す。さらに、溶着ステージ20上のコアシート11、コアシート排出部70のコアシート11については、便宜上、全てのインレットシート1が載った状態を示している。
【0022】
また、本実施形態では、1枚のコアシート11に6×6個のインレットシート1を貼合する形態を示すが、本発明がこれに限定されるものではない。
【0023】
尚、インレットシート1とコアシート11との溶着操作は同時に複数個のインレットシートについて実施することが製造効率上望ましく、本実施形態においては、Y方向の6個一列を同時に溶着するように構成した例を示す。
【0024】
(1)コアシートの位置決め工程
図3に、図1のコアシート供給部10におけるA−A’断面を模式的に示す。図中、14は供給ステージ、15は2枚取り防止部材であり、図1と同じ部材には同じ符号を付した。
【0025】
本発明において、コアシート11の位置合わせはコアシート供給部10において行われる。本実施形態では、コアシート11を積載する供給ステージ14に位置合わせピン12が2本付設されており、該位置合わせピン12にICチップ挿入孔13を貫通させることで、複数枚のコアシート11の位置合わせを同時に行うことができる。尚、位置合わせピン12は1本ではコアシート11が該ピンを中心にXY平面内で回転してしまうため、2本以上必要であり、好ましくは図1に示したように対角線上に、できるだけ離して配置する。また、ICチップ挿入孔13の並びをインレットシート1の搬送ライン(X方向)に合わせる必要があるため、位置合わせピン12は、1本を固定し、残りをXY平面に平行に移動可能にして微調整し得るように構成しておくことが好ましい。さらに、1本を残して他のピンを上下にスライド可能に構成しておくことにより、供給ステージ14上にコアシート11を積載する際に、スライド可能なピンを全て下方にスライドさせておくことにより、上記1本のピン12にICチップ挿入孔13を差し込んだ後、他のピン12を上方にスライドさせて対応するICチップ挿入孔13に挿嵌させれば良く、積載作業が容易になり、好ましい。位置合わせピン12は、ICチップ挿入孔13に挿嵌できれば、その断面の大きさや形状は特に限定されないが、位置合わせ精度を高めるため、ICチップ挿入孔13と同じ形状で、若干小さい寸法に形成しておくことが望ましい。例えば、直径が7.2mmの円形のICチップ挿入孔13に対しては位置合わせピン12は直径が7.1mm程度の円柱状が好ましい。
【0026】
(2)コアシートの搬送工程
コアシート供給部10において位置合わせされたコアシート11を溶着ステージ20上に吸着搬送する。図4に、吸着搬送時のコアシート11と吸着搬送手段との位置関係を示す平面図を、図5にその拡大図を、図6に図5のA−A’断面図を示す。図中、16a、16bはアーム、17はコアシート押さえ部材、18は吸着パッドであり、図1、図3と同じ部材には同じ符号を付した。
【0027】
本実施形態において、コアシート11の吸着搬送手段は、アーム16a、16bを備え、アーム16aにはコアシート11を真空吸着して保持する吸着パッド18が、アーム16bには位置決めピン12周縁部のコアシート11を押さえるU字形のコアシート押さえ部材17が取り付けられている。
【0028】
図4〜図6に示すとおり、アーム16aに取り付けた吸着パッド18により最上部のコアシート11を真空吸着して持ち上げ、図1における溶着ステージ20上に移動して該ステージ20上にコアシート11を載せる。この時、静電気や真空密着状態によって、下層のコアシート11も同時に持ち上がる場合があるが、コアシート11の端部においてコアシート11上に回り込む2枚取り防止部材15を積層したコアシート11の外周に複数箇所配置しておくと、コアシート11が持ち上げられる際に必ず、コアシート11の端部が該部材15に接触し、吸着パッド18で支持されていない2枚目以降のコアシート11は当該接触によって1枚目のコアシート11から離れ、2枚取りが防止される。
【0029】
さらに、2枚取り防止部材15によって落とされた2枚目以降のコアシート11が位置決めピン12に引っ掛かって浮き上がっていた場合には、吸着パッド18が該コアシート11を吸着する際に吸着位置にずれを生じ、溶着ステージ20上でコアシート11の位置ずれを生じてしまうが、図5に示すように、コアシート11を吸着する前に、位置決めピン12の周縁部において、浮き上がったコアシート11をコアシート押さえ部材17により一旦押さえることにより、常にコアシート11の同じ位置を吸着することになり、コアシート11の浮き上がりによる位置ずれを防止することができる。コアシート押さえ部材17の形状は、位置決めピン12の周囲のコアシート11を適度に押さえることができれば特に限定されず、図5に示したようなU字形の他にO字形などでも良い。
【0030】
吸着パッド18で吸着したコアシート11はそのままY方向に搬送され、溶着ステージ20上に載置される。コアシート11はコアシート供給部10において既に位置決めされており、また、溶着ステージ20の位置は移動区間の一方の端部で位置ずれを生じにくいことから、溶着ステージ20上に載置されたコアシート11のICチップ挿入孔13は該ステージ20上で常に同じ位置を示すことになる。
【0031】
(3)インレットシートの位置決め工程
図1のインレットシート供給部30、トレイ搬送部40、位置決め部50を拡大した平面図を図7に、正面図を図8に、インレットシート供給部30の右側面図を図9に、位置決め部50の右側面図を図10にそれぞれ示す。図中、31はトレイ、32はICチップ収納孔、34は吸着ユニット、35は吸着パッド、36はセンサ、37a及び37bはアーム、38a及び38bはシリンダ、52a及び52bは側面、53はICチップ検知孔、54は吸着ユニット、55は吸着パッド、57a及び57bはアーム、58はシリンダであり、図1と同じ部材には同じ符号を付した。
【0032】
通常、インレットシート1はトレイ31に1個ずつ載せて重ねてマガジン33に収納されて供給される。トレイ31はICチップ2よりも厚さの厚い平板にICチップ2を収納するICチップ収納孔32を設けたものである。
【0033】
本実施形態においては、Y方向に一列6個のインレットシート1を同時に搬送して溶着させる構成としている。そのためマガジン33も6個用意されるが、マガジン33はトレイ31よりも一回り大きくなるため、最終的にコアシート11上に載置されるインレットシート1のピッチよりもマガジン33が大きい場合があり、そのような場合には、図7に示したように、マガジン33を千鳥配置して用いる。
【0034】
本実施形態において、インレットシート1をインレットシート供給部30から位置決め部50へ吸着搬送する吸着搬送手段は、インレットシート1を真空吸着する吸着パッド35を備えた吸着ユニット34をインレットシート毎に備え、マガジン33の千鳥配置に対応して、該吸着ユニット34を3個一組でそれぞれアーム37a、37bに取り付け、該アーム37aと37bとはシリンダ38aで距離を可変に接続し、さらに全体をシリンダ38bによってインレットシート供給部30と位置決め部50とを始点及び終点として移動可能に構成されている。
【0035】
上記構成において、アーム37aと37bとの距離が最も近接した状態では、吸着したインレットシート1がY方向に一列に並び、最も離れた状態では、それぞれのアームに取り付け吸着ユニット34がマガジン33に対応する。よって、アーム37a、37bを最も離した状態で各吸着パッド35によりインレットシート1を真空吸着し、該インレットシート1を位置決め部50へ搬送する間に、該アーム37a、37bを近接させて、6個同時にステージ51上にインレットシート1を載せることができる。
【0036】
位置決めステージ51上にインレットシート1を載せた後、アーム37a、37bは再び距離を離しながらインレットシート供給部30に戻り、同様の工程で、トレイ31をトレイ搬送部40に搬送して排出する。
【0037】
ここで、供給されるマガジン33内において、インレットシート1とトレイ31は交互に積層されているが、いずれか一方が抜けている場合などには、インレットシート1をトレイ搬送部40に排出してしまったり、トレイ31を位置決め部50、さらにはコアシート11上に搬送してしまうという不都合を生じてしまう。そのため、本実施形態では、吸着ユニット34にICチップ2を検知するセンサ36を取り付けている。該センサ36はICチップ2を検知するため、インレットシート1は検知されるが、トレイ31はICチップ2の領域にICチップ収納孔32が貫通しているため、検知されず、インレットシート1とトレイ31とを明確に判別検知することができる。そのため、センサ36が検知した6個の吸着ユニット34の吸着対象がそろっていない場合に搬送を停止するように装置の稼働条件を設定しておけば、トレイ31の排出時にいずれかの吸着ユニット34がインレットシート1を吸着していた場合、或いは、インレットシート1の搬送時にいずれかの吸着ユニット34がトレイ31を吸着していた場合には、速やかに搬送作業が停止され、不良品が発生する前に対応することができる。
【0038】
インレットシート1を載せる位置決めステージ51は、底面に向かって互いの距離が狭くなるように傾斜した相対する一対の側面52a、52bを有している。ステージ51に載せられたインレットシート1は、該側面52a、52bの傾斜に沿って滑り込み、該側面52a、52b間の距離とインレットシート1の幅が一致した箇所に保持されるが、この時、XY平面内におけるθ方向のずれが調整され、6個のインレットシート1は互いに平行な位置に配置する。
【0039】
さらに、本実施形態の位置決めステージ51はXY方向に位置を調整することができ、該ステージ51の位置調整により、インレットシート1のXY方向の位置決めを行う。位置決めステージ51の底部には、ステージ51の下方よりインレットシート1のICチップ2を検知しうる大きさを有する検知孔53が形成されており、ステージ51の下方に配置したカメラ59により該検知孔53を介してICチップ2を検知し、画像処理等により位置を特定して所定の位置からのずれを検出して、該ICチップ2が所定の位置に来るようにステージ51のXY方向を微調整する。
【0040】
本実施形態では、1台の位置決めステージ51上に2枚のインレットシート1を載せ、1台のカメラ59により2枚のインレットシート1のICチップ2の位置を順次検知する構成としている。
【0041】
本実施形態において、インレットシート1を位置決め部50から溶着部60へ吸着搬送する吸着搬送手段は、インレットシート1を真空吸着する吸着パッド55を2個備えた吸着ユニット54をインレットシート毎に備え、各位置決めステージ51上の一方のインレットシート1を吸着する吸着ユニット54を3個一組として、一組をアーム57aに、他方の一組を57bにそれぞれ取り付け、アーム単位で上下できるように構成されている。
【0042】
上記構成により、アーム57a、57bの一方に取り付けられた吸着ユニット54で吸着する側のインレットシート1について、各位置決めステージ51の位置を調整して位置決めを行い、該インレットシート1を吸着ユニット54の吸着パッド55で真空吸着して持ち上げ、次いで、残ったインレットシート1の位置決めを行い、他方のアームに取り付けられた吸着ユニット54の吸着パッド55で当該残りのインレットシート1を真空吸着して持ち上げ、同時に6個のインレットシート1を溶着部60へ吸着搬送する。
【0043】
当該構成によれば、カメラ59は位置決めステージ51の台数分、インレットシート1の枚数の半分で済み、高価な画像処理機能を備えたカメラ59の台数を減らして装置の価格を低減することができる。尚、当該工程をより短時間で行う場合には、位置決めステージ51及びカメラ59をインレットシート1の枚数分付設して、同時に6個のインレットシート1の位置決め行い、吸着搬送すれば良い。
【0044】
(4)インレットシートの搬送及びICチップ挿嵌工程
位置決めを行い、各吸着ユニット54の吸着パッド55で真空吸着した6個のインレットシート1をシリンダ58により溶着部60へ搬送する。溶着部60では、吸着ユニット54を下方に下げることによりインレットシート1のICチップ2をコアシート11のICチップ挿入孔13に挿嵌してインレットシート1をコアシート11に載置し、その位置でインレットシート1とコアシート11との溶着を行う。
【0045】
溶着部60の拡大平面図を図11に、正面図を図12に、右側面図を図13にそれぞれ示す。図中、21はクランプ、63は溶着部分、64は溶着ユニット、65は溶着部材、67はアーム、68はシリンダであり、図1と同じ部材には同じ符号を付した。
【0046】
本実施形態においては、溶着ステージ20は図1の紙面上最も左側の位置でコアシート11を載置した後、最も右側の位置まで移動させておく。この右側の位置で溶着部60はコアシート11の最も左側に位置するインレットシート列に対応し、この位置でインレットシート1の載置、溶着を行った後、インレットシート1の一列分、ステージ20を左側に移動させ、順次列毎にインレットシート1の載置、溶着を繰り返す。
【0047】
尚、溶着順序は上記の逆でも良く、その場合はステージ20を右側へ順次移動させながら、コアシート11の右側から左側へ列毎にインレットシート1の載置、溶着を繰り返せば良い。
【0048】
図7、図8、図10に示される吸着ユニット54により吸着搬送されるインレットシート1は既にICチップ2の位置で位置決めされており、一方、コアシート11のICチップ挿入孔13も位置決めされた状態で溶着ステージ20に載置されているため、吸着ユニット54を溶着部60まで移動させた状態でアーム57a、57bを下げると、インレットシート1のICチップ2は速やかにICチップ挿入孔13に挿嵌される。
【0049】
尚、溶着ステージ20には、該ステージ20の移動中の振動等によりステージ20上でコアシート11が位置ずれを生じないように、コアシート11を押さえておくクランプ21を設けておくことが望ましい。本実施形態で用いたクランプ21は、不図示のアクチュエータ等によって図中の矢印方向に上部が開き、コアシート11を溶着ステージ20に載置する際及び該ステージ20から排出する際にはコアシート11の搬送を妨げないように構成されている。
【0050】
装置の構成上、位置決めステージ51のXY方向の位置を微調整する方が、アーム57a、57bの位置をシリンダ58により微調整するよりも高精度に行うことができる。また、位置決めステージ51によりインレットシート1の位置決めを実施しておけば、アーム57a、57bは位置決め部50を始点、溶着部60を終点としてシリンダ58を稼働させれば良いため、それぞれの位置でのアーム57a、57bに取り付けられた吸着ユニット55の吸着パッド54の位置ずれは実質影響がないレベルに抑えることができる。
【0051】
よって、本実施形態の如く、位置決めステージ51上で位置決めしたインレットシート1を溶着部60に搬送した場合には、ICチップ2とICチップ挿入孔13の位置合わせを短時間で正確に且つ高精度に実施することができる。
【0052】
(5)インレットシートの溶着工程
図14にインレットシート1とコアシート11との溶着工程を示す。図中、66はフィルム押さえ部材である。
【0053】
本実施形態では、溶着部材65の近傍にフィルム押さえ部材66を付設している。図14(a)は溶着前の状態を示す。次いで、溶着ユニット64を下方に下げると(b)、該溶着部材65がインレットシート1に接触する前に、フィルム押さえ部材66がインレットシート1を押さえる。これにより、インレットシート1の浮き上がりが防止され、該浮き上がりによるインレットシート1とコアシート11との溶着不良を防止することができる。次いで、溶着部材65がインレットシート1に接触し(c)、該部材65の先端で加熱することにより、インレットシート1とコアシート11が溶着する。溶着終了後、溶着ユニット64を上方に引き上げると(d)、溶着部材65、次いで、フィルム押さえ部材66がインレットシート1から離れる。ここで、フィルム押さえ部材66がインレットシート1を押さえた状態で溶着部材65がインレットシート1から離れるため、溶着部材65先端にインレットシート1が溶着してインレットシート1が溶着部材65に引っ張られるなどの不都合が生じる恐れがない。
【0054】
本実施形態においては、インレットシート1の四隅のドット状の溶着部分63によりインレットシート1をコアシート11に固定する形態を示したが、溶着部分の63の形状、個数、大きさはこれに限定されず、ICチップ2の位置やインレットシート1に形成されるアンテナ等配線回路のデザイン、さらには必要に応じて作り込まれる回路素子の位置等により適宜選択される。
【0055】
(6)コアシートの排出工程
コアシート11の全てのICチップ挿入孔13に対応してインレットシート1を溶着、固定した後、溶着ステージ11を図1の左側の位置に戻し、不図示の吸着搬送手段を用いてコアシート排出部70に吸着搬送する。
【0056】
尚、上記実施形態においてインレットシート1やコアシート11の搬送に用いた吸着パッド18、35、55の位置や個数については、特に限定されず、インレットシート1のICチップ2の位置やインレットシート1に形成されるアンテナ等配線回路のデザイン、さらには必要に応じて作り込まれる回路素子の位置、インレットシート1の重量等により適宜変更が可能である。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、インレットシートとコアシートとをそれぞれ別の場所で位置合わせした後、溶着部に搬送して溶着操作を行うため、それぞれの位置合わせ操作と溶着操作が同時並行で実施され、貼合工程にかかる時間を大幅に短縮することができる。さらに、位置合わせに際しては、位置決めピンやICチップを検知するセンサ、カメラを利用することにより、コアシートやインレットシートに位置合わせに必要なアライメントマークを形成する必要がなく、自動で正確且つ高精度な位置合わせを再現性良く行うことができる。よって、本発明によれば、インレットシートとコアシートとの貼合工程を、高歩留まりで且つ高速に行うことができ、ICカードの大量生産、コストダウンへの対応を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の貼合装置の一実施形態の平面概略図である。
【図2】ICカードの主要構成部材であるインレットシートと、該インレットシートを組み込んだICカードの形状を模式的に示す図である。
【図3】図1のコアシート供給部のA−A’断面図である。
【図4】本発明にかかる、コアシートの搬送時の該コアシートと吸着搬送手段との位置関係を示す平面図である。
【図5】図4の部分拡大図である。
【図6】図5のA−A’断面図である。
【図7】図1のインレットシート供給部、トレイ搬送部、位置決め部の拡大平面図である。
【図8】図1のインレットシート供給部、トレイ搬送部、位置決め部の拡大正面図である。
【図9】図7のインレットシート供給部の右側面図である。
【図10】図7の位置決め部の右側面図である。
【図11】図1の溶着部の拡大平面図である。
【図12】図11の溶着部の正面図である。
【図13】図11の溶着部の右側面図である。
【図14】本発明にかかる、インレットシートとコアシートとの溶着工程図である。
【符号の説明】
1 インレットシート
2 ICチップ
3 保護層
4a、4b コアシート
5 印刷シート
6 オーバーレイフィルム
10 コアシート供給部
11 コアシート
12 位置決めピン
13 ICチップ挿入孔
14 供給ステージ
15 2枚取り防止部材
16a、16b アーム
17 コアシート押さえ部材
18 吸着パッド
20 溶着ステージ
21 クランプ
30 インレットシート供給部
31 トレイ
32 ICチップ収納孔
33 マガジン
34 吸着ユニット
35 吸着パッド
36 センサ
37a、37b アーム
38a、38b シリンダ
40 トレイ搬送部
50 位置決め部
51 位置決めステージ
52a、52b 側面
53 ICチップ検知孔
54 吸着ユニット
55 吸着パッド
57a、57b アーム
58 シリンダ
59 カメラ
60 溶着部
63 溶着部分
64 溶着ユニット
65 溶着部材
66 フィルム押さえ部材
67 アーム
68 シリンダ
70 コアシート排出部

Claims (8)

  1. 配線回路が形成されたフィルム基板上に少なくともICチップを実装してなる複数個のインレットシートを、該ICチップに対応するICチップ挿入孔を有するコアシートに溶着により貼合するインレットシート貼合方法であって、
    コアシートの位置決めを行う工程と、
    位置決めされたコアシートを溶着操作を行う領域に搬送する工程と、
    インレットシートの位置決めを行う工程と、
    位置決めされたインレットシートを溶着操作を行う領域に搬送し、各インレットシートのICチップをコアシートの対応するICチップ挿入孔に挿嵌する工程と、
    各インレットシートにつき複数箇所において溶着により該インレットシートをコアシートに固定する工程と、
    インレットシートを固定したコアシートを溶着操作を行う領域より排出させる工程と、
    を少なくとも有することを特徴とするインレットシート貼合方法。
  2. 配線回路が形成されたフィルム基板上に少なくともICチップを実装してなる複数個のインレットシートを、上記ICチップに対応するICチップ挿入孔を有するコアシートに溶着により貼合するインレットシート貼合装置であって、
    コアシートの位置決めを行う手段を備えたコアシート供給部と、
    コアシート供給部のコアシートを下記溶着ステージ上まで吸着搬送する手段と、
    コアシートを載置して、該コアシート内の所定の領域が溶着部に位置するように、該コアシートを搬送する溶着ステージと、
    複数個のインレットシートを供給するインレットシート供給部と、
    インレットシート供給部よりインレットシートを下記位置決め部まで吸着搬送する手段と、
    インレットシートの位置決めを行う位置決め部と、
    位置決め部のインレットシートをコアシートの対応する領域に吸着搬送し、ICチップを対応するICチップ挿入孔に挿嵌させてインレットシートをコアシート上に載せる手段と、
    各インレットシートにつき複数箇所において溶着により該インレットシートをコアシートに固定する手段を備えた溶着部と、
    インレットシートを固定したコアシートを溶着ステージ上より吸着搬送して排出させる手段と、
    を少なくとも有することを特徴とするインレットシート貼合装置。
  3. 上記コアシート供給部が、コアシートの位置決めを行う手段として、ICチップ挿入孔に貫通させる位置決めピンを少なくとも2本有する請求項2に記載のインレットシート貼合装置。
  4. コアシートをコアシート供給部から溶着ステージ上へ吸着搬送する手段が、該コアシート吸着時にICチップ挿入溝を貫通する位置決めピンの周縁部に位置するコアシート押さえ部材と、コアシートを吸着して保持する吸着パッドとを有するアームを備えた請求項2または3に記載のインレットシート貼合装置。
  5. 上記インレットシート供給部が、ICチップ収納孔を有するトレイとインレットシートとが交互に収納されてなるマガジンを備え、
    当該インレットシート貼合装置が、上記インレットシート供給部近傍にトレイ搬送部を備え、
    上記インレットシートをインレットシート供給部から位置決め部まで吸着搬送する手段が、インレットシートを位置決め部まで及びトレイをトレイ搬送部まで吸着搬送する吸着パッドを有する吸着ユニットを備えた請求項2〜4のいずれかに記載のインレットシート貼合装置。
  6. 上記吸着ユニットが、インレットシートとトレイとを判別検知するセンサを備えた請求項5に記載のインレットシート貼合装置。
  7. 上記位置決め部が、コアシート表面に平行な方向に移動可能で底部にICチップ検知孔を有し、底部に向かって互いの距離が狭くなるように傾斜する相対する一対の側面を有する位置決めステージと、該ステージに載置されたインレットシートのICチップを上記ICチップ検知孔を介して検知するカメラとを有する請求項2〜6のいずれかに記載のインレットシート貼合装置。
  8. 上記溶着部が、コアシートとインレットシートとを加熱溶着させる溶着部材と、該溶着部材近傍に該溶着部材がインレットシートに接する前にインレットシートを押さえる手段とを備えた請求項2〜7のいずれかに記載のインレットシート貼合装置。
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