JP3949956B2 - 乾燥剤練り込み型樹脂組成物、その樹脂成形品およびその成形方法 - Google Patents

乾燥剤練り込み型樹脂組成物、その樹脂成形品およびその成形方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、包装材料や包装容器等に用いられる吸湿性を有する乾燥剤練り込み型樹脂組成物、その成形品およびその成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、乾物や菓子或いは薬品等の乾燥商品は、シリカゲル等の乾燥剤を小袋に封入して乾燥商品とともに混在させて包装されている。乾燥商品を包装する際に、乾燥商品を袋状包装材に投入して、さらに必要な量の乾燥剤入りの小袋を投入して袋状包装材を密封包装する必要がある。この包装の際に乾燥剤入りの小袋を包装袋に投入する包装作業工程は、通常自動化されているものの乾燥商品によっては、手作業となることがあり面倒であった。さらに、菓子類では、乾燥剤は食品に同封されることになるので、誤って食品に混入されたり、誤飲するおそれもあった。
【0003】
このような課題を解消する従来例として、特開平11−59743号公報に開示された包装材料が提案されている。この従来例は、図3に示すように、基材フィルム1の一面に水分吸着層2を形成し、さらに接着剤3でシーラント層4を積層した包装材料である。水分吸着層2は、シリカゲルやモレキュラーシーブ等の乾燥剤5が分散したビヒクルを溶剤で希釈して、この乾燥剤分散液を、基材フィルム1面に塗布した後に、溶剤を飛散させて、基材フィルム1面に塗膜状の水分吸着層2を形成し、かつ接着剤3でシーラント層4を積層している。シーラント層4は、密封剤や防水剤を兼ねる熱接着性樹脂フィルムが使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来例の包装材料は、ビヒクルに乾燥剤5を分散させ、溶剤で希釈した乾燥剤分散液を基材フィルム1に塗布して、塗膜状の水分吸着層2を形成し、シーラント層4を接着したものであり、しかもこの乾燥剤分散液の塗布工程は、乾燥剤自体の初期性能を著しく劣化させる要因となる。しかも、水分吸着層2の上には、密封剤や防水剤を兼ねるシーラント層4が積層されており、透湿度が低い熱接着性樹脂フィルムは使用できない欠点があった。
【0005】
また、このような問題点を解消するものとして、樹脂に乾燥剤を混合した乾燥剤練り込み型樹脂を成形し、乾燥剤が混合された樹脂成形品を内容物側に露呈させて、包装材料自体に乾燥機能を付与した樹脂成形品が開発されているが、例えば、オレフィン類樹脂では、極性を有する乾燥剤の分散や乾燥剤を保持させるのが困難であり、オレフィン類樹脂に混合する乾燥剤の混合比を高めることが困難であった。さらに、包装材料や容器等では、意匠性を高めるために、乾燥剤練り込み型樹脂に顔料等を分散させて成形することが多く、成形時の乾燥剤練り込み型樹脂の溶融流れ性を高める必要があった。
【0006】
本発明は、上記のような問題点に鑑みなされたものであり、包装材料や包装容器等のそれ自体、又は包装材料や包装容器等の内容物側に乾燥性能を付与することができる乾燥剤練り込み型樹脂組成物、その樹脂成形品、及びその成形方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を達成したものであり、請求項1の発明は、MFR10以上ベース樹脂と、粉末状のモレキュラーシーブと、該モレキュラーシーブと該ベース樹脂との親和性を高める極性基を有する添加剤とを含有し、前記添加剤がエチレン・アクリル酸エステル・無水マレイン酸共重合体であって、該添加剤の混合比を1〜20重量%とし、かつ前記モレキュラーシーブの混合比を5〜80重量%としたことを特徴とする乾燥剤練り込み型樹脂成形物である。
【0008】
請求項1の発明では、乾燥剤練り込み型樹脂組成物として、ベース樹脂と、モレキュラーシーブと、モレキュラーシーブとベース樹脂との親和性を高めるために極性基を有する添加剤とを混合した組成からなり、ベース樹脂は例えばオレフィン類樹脂であり、極性を有するモレキュラーシーブに対して、極性基を有する添加剤を混合した組成とすることで、モレキュラーシーブとベース樹脂との親和性を高めるとともに、この乾燥剤練り込み型樹脂組成物による押出成形又は射出成形による成形品の成形性が改善され、成形品の品質を高めることができる作用を有する。添加剤の極性基としてはカルボキシル基である。また、モレキュラーシーブは、乾燥剤としての機能に加えて顔料としての機能を有する。
【0009】
さらに、ベース樹脂の添加剤がエチレン・アクリル酸エステル・無水マレイン酸共重合体からなる樹脂であって、ベース樹脂との親和性が高く、かつモレキュラーシーブと樹脂(ポリオレフィン類樹脂)との親和性を良好なものとして、乾燥剤練り込み型樹脂組成物の溶融流れ性を高めて、成形性と成形品表面の平滑性を良好なものとする作用を有する。その混合比は、全重量の1〜20重量%とし、好ましくは全重量の5〜10重量%とする。また、モレキュラーシーブの重量比をベース樹脂に対して、5重量%〜80重量%の範囲で、押出成形又は射出成形が可能な乾燥剤練り込み型樹脂組成物とすることができる作用を有する。
【0010】
また、請求項2の発明は、MFR10以上ベース樹脂と、粉末状のモレキュラーシーブと、該モレキュラーシーブと該ベース樹脂との親和性を高める極性基を有する添加剤とを含有し、前記添加剤がエチレン・アクリル酸エステル・無水マレイン酸共重合体であって、該添加剤の混合比を1〜20重量%とし、かつ前記モレキュラーシーブの混合比を5〜80重量%とした乾燥剤練り込み型樹脂成形物を押出成形又は射出成形してなる成形品であることを特徴とする乾燥剤練り込み型樹脂成形品である。
【0011】
また、請求項1又は2の発明では、添加剤を加えることで、樹脂とモレキュラーシーブとの親和性を高めて、乾燥剤練り込み型樹脂成形品の表面平滑性を高めることができる。その成形品の形態は、フィルム状、シート状、プレート状、タブレット状、袋状、ペレット状、容器状等に成形することができる。また、乾燥剤練り込み型樹脂成形品のラミネーションが良好となる作用を有する。
【0012】
これらの形態の成形品は、乾燥剤練り込み型樹脂組成物による成形品であり、例えば包装材料をこの組成物で成形した場合、包装内に乾燥剤を投入する必要がなく、しかも包装内の内容物の全面を覆うことができるので、一カ所に乾燥剤を封入した小袋を投入するよりも乾燥性能が良好である作用を有する。また、この成形品がタブレット状、若しくはペレット状等の形態であれば、それ自体を乾燥剤として利用することができる。
【0013】
かつ、モレキュラーシーブの混合比を全重量の5重量%以下とすると、乾燥性能を得ることが困難であり、80重量%以上とすると、成形性が困難であり、成型品の形状や乾燥商品が要求する乾燥性能に応じて、5〜80重量%の範囲で選択することができる。この範囲の重量比とすれば、成形性と平滑性が良好であり、乾燥製品に応じた適切な乾燥性能を有する包装材料を提供できる。
なお、成形品の乾燥性能を考慮すると、モレキュラーシーブの重量比を40重量%以上とするのがより好ましい。
【0014】
また、請求項1又は2の発明では、ベース樹脂の添加剤として、エチレン・アクリル酸エステル・無水マレイン酸共重合体からなる樹脂を混合することで、モレキュラーシーブとベース樹脂との親和性が良好なものとなる作用を有し、成形品の表面平滑性が良好なものとなり、さらに顔料の分散に効果的な作用を有する。添加剤は、全重量の1〜20重量%の割合で混合されており、添加剤の混合比が1重量%を下回る場合と20重量%を越える場合は、成形性が好ましくない。
【0015】
また、請求項3の発明は、ベース樹脂のMFRが10以上であり、該ベース樹脂の重量に対し粉末状のモレキュラシーブを5〜80重量%を混合してペレット状樹脂とした後、該ペレット状樹脂に、該モレキュラシーブと該ベース樹脂との親和性を高める極性基を有する添加剤としてエチレン・アクリル酸エステル・無水マレイン酸共重合体を1〜20重量%を混合して押出成形又は射出成形することを特徴とする乾燥剤練り込み型樹脂成形品の成形方法である。
【0016】
また、請求項の発明は、成形方法が押出成形であって、押出成形する際の成形温度を250℃以上300℃以下とすることを特徴とする請求項に記載の乾燥剤練り込み型樹脂成形品の成形方法である
【0017】
請求項の発明では、ベース樹脂と、粉末状のモレキュラーシーブと、ベース樹脂との親和性を高める極性基を有する添加剤とを混合して、押出成形又は射出成形可能な溶融流れ性を有する乾燥剤練り込み型樹脂として、押出成形又は射出成形する成形方法であり、添加剤の混合比を調整することで、フィルム状、シート状、プレート状、タブレット状、袋状、ペレット状、容器状等の種々の形態であっても成形することができた。
【0018】
また、ベース樹脂とモレキュラーシーブとを混合して、ペレット状樹脂又は樹脂混合物とし、その後、モレキュラーシーブを混合したペレット状樹脂に、成形品の乾燥性能に応じた所定の割合で添加剤を混合して成形することが可能である。
【0019】
請求項の発明では、モレキュラーシーブを混合したベース樹脂を、250℃以上300℃以下の成形温度で押出成形することが可能あり、高温にしたとしても、ベース樹脂が発泡することなく成形することができ。また、成形温度を高温に設定することができるので、成形速度を高速にできる作用を有する。
【0020】
さらに、請求項の発明では、添加剤をエチレン・アクリル酸エステル・無水マレイン酸共重合体からなる樹脂とすることで、樹脂溶融流れ性が良好となり、成形性とモレキュラーシーブの分散性や保持性とが良好となり、成型品の平滑性が良好なものとすることができる作用を有する。添加剤は、さらに顔料の分散に効果的な作用を有する。添加剤は、全重量の1〜20重量%以下の割合で混合されており、添加剤の混合比を1重量%以下又は20重量%以上とすると成形性が悪くなる。添加剤の混合比は、5〜10重量%の範囲に設定すると成形性に最も好ましい作用を有する。
【0021】
また、請求項の発明では、モレキュラーシーブの混合比を全重量の5重量%以下とすると、成形品が乾燥性能を得ることは困難であり、80重量%以上とすると、成形性が困難となる。この範囲内の混合比とすれば、成形性と平滑性が良好であり、さらに乾燥性能としては、その成形品にも依存するが、好ましくはモレキュラーシーブの混合比を全重量の40重量%以上とするとよい。モレキュラーシーブの重量比を選択することで、乾燥製品に応じた適切な乾燥性能を有する包装材料等を提供することができる。
【0022】
また、請求項の発明では、モレキュラーシーブを混合する樹脂に少なくとも1つが10以上のMFRである樹脂を含有することにより、モレキュラーシーブを混合する樹脂であっても、押出成形又は射出成形が容易なものとすることができ、成形品の表面の平滑性が良好なものとなる作用を有する。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る乾燥剤練り込み型樹脂組成物、その樹脂成形品およびその成形方法の実施の形態について説明する。なお、本発明に係る乾燥剤練り込み型樹脂成形品は、成形品が吸湿性能(乾燥性能)を有し、しかも吸湿による型崩れが発生せず、積層形成(ラミネーション)或いは乾燥剤練り込み型樹脂のコーティング加工が可能であり、以下、乾燥剤練り込み型樹脂組成物、その樹脂成形品、その成形方法について説明する。
【0024】
(実施形態1)
本実施形態の乾燥剤練り込み型樹脂組成物は、ベース樹脂と、モレキュラーシーブと、モレキュラーシーブとこのベース樹脂との親和性を高める極性基を有する添加剤とを混合した組成物である。この組成物の乾燥剤練り込み型樹脂は、押出機や射出機で成形可能な溶融流れ性を有する。
【0025】
先ず、モレキュラーシーブを混合するベース樹脂としては、例えばLDPE(低密度ポリエチレン)、LLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、各種共重合体(コポリマー)として、アイオノマー、EAA、EMAA、EVA、EEA、EMA、EMMA等から1種又は複数種を混合して用いられ、このような樹脂の中から高MFR(メルトフローレート)、好ましくは温度190℃、荷重21.18Nの条件下で測定したMFR(g/10分)が10以上のものを含むように適宜選んで使用する。
【0026】
添加剤は、例えば、エチレン・アクリル酸エステル・無水マレイン酸共重合体からなる樹脂が用いられる。添加剤は、全重量の1〜20重量%で成形性や成形品の表面平滑性が良好となる効果を発揮し、好ましくは、5〜10重量%の範囲が顔料分散性、成膜性、成形性に好ましい。この顔料はモレキュラーシーブを含む。この共重合体からなる樹脂の成分比は、エチレン60〜96重量%、アクリル酸エステル、3〜40重量%、無水アレイン酸エステルとしては、1〜4重量%が好ましく、さらに、アクリル酸エステルとしては、アクリル酸エチルが好ましい。
【0027】
モレキュラーシーブは、4Åまたは5Åの細孔径を有する粉末状の無機多孔性物質であり、すなわち、モレキュラーシーブ3Aまたはモレキュラーシーブ4Aが好適な乾燥剤として用いられる。その平均粒子径は、例えば10μm前後のものが用いられる。モレキュラーシーブの重量比は、5〜80重量%とし、好ましくは、モレキュラーシーブの重量比を40重量%とする。
【0028】
モレキュラーシーブは、極性を有し、分子の大きさの違いによって物質を分離するのに用いられる多孔質の粒状物質であり、均一な細孔をもつ構造であり、細孔の空洞に入る小さな分子を吸収して一種のふるいの作用をする。なお、その細孔径としては、上記以外に、5Å,10Åのものが知られ、通常、細孔径が3Å,4Å,5Å,10Åのモレキュラーシーブを、それぞれモレキュラーシーブ3A,モレキュラーシーブ4A,モレキュラーシーブ5A,モレキュラーシーブ13Xと称する。無論、本実施形態では、モレキュラーシーブ3A,4Aに限定するものではない。
【0029】
本実施形態の乾燥剤練り込み型樹脂組成物は、ベース樹脂と、モレキュラーシーブと、添加剤とを混合して、押出成形や射出成形することが可能な組成物であり、さらには、コーティング加工をも可能にした乾燥剤練り込み型樹脂組成物である。
【0030】
(実施形態2)
本発明の乾燥剤練り込み型樹脂成形品の実施形態は、上記実施形態の組成の乾燥剤練り込み型樹脂を使用し、押出成形又は射出成形による乾燥剤練り込み型樹脂成形品である。
【0031】
本実施形態の乾燥剤練り込み型樹脂は、ベース樹脂と、モレキュラーシーブと、モレキュラーシーブとベース樹脂との親和性を高める極性基を有する添加剤とが混合されている。モレキュラーシーブの重量比は、ベース樹脂に対して、5〜80重量%とし、成形対象の必要な乾燥性能に応じてモレキュラーシーブの混合比を設定することができる。添加剤としては、例えば、エチレン・アクリル酸エステル・無水マレイン酸共重合体からなる樹脂が用いられ、実施形態1の添加剤と同じものが使用できる。この成形品の形態は、フィルム状、シート状、プレート状、タブレット状、袋状、ペレット状、容器状等である。袋状や容器状の成形品では、内容物側の内面を乾燥剤練り込み型樹脂とし、この成形品の外面は、その包装材や容器等の用途に応じてガスバリヤー性フィルムを積層したものであってもよい。ベース樹脂は、実施形態1のものと同じものが用いられる。
【0032】
なお、乾燥剤練り込み型樹脂成形品は、タブレット状、或いはペレット状の形態とすることによって、梱包容器内に内容物を衝撃から保護するための緩衝材と乾燥剤とを兼ねる成形品として利用することもできる。
【0033】
(実施形態3)
本発明に係る乾燥剤練り込み型樹脂成形品の成形方法の実施形態について説明する。上記実施形態の成型品の成形方法には、大別して二種類の成形方法がある。第1の成形方法は、ベース樹脂と、モレキュラーシーブと、モレキュラーシーブとベース樹脂との親和性を高める極性基を有する添加剤とを配合して所定の成形温度で押出成形又は射出成形する乾燥剤練り込み型樹脂成形品の成形方法である。
【0034】
また、第2の成形方法では、ベース樹脂にモレキュラーシーブを混合してペレット状樹脂又は樹脂混合物とし、その後該ペレット状樹脂又は樹脂混合物に、モレキュラーシーブとベース樹脂との親和性を高める極性基を有する添加剤を混合して、押出機又は射出機に投入して、押出成形又は射出成形する。
【0035】
なお、ペレット状樹脂は、乾燥剤練り込み型樹脂成形品であり、ベース樹脂とモレキュラーシーブとをペレタイザに投入してスクリューで混練しながらダイから押し出してカットしたものであり、予めペレット状樹脂を成形する。なお、ペレット状樹脂は、ペレタイザで200℃程度の成形温度で溶融して成形することができる。なお、ペレット状樹脂は、それ自体を乾燥剤として利用することができる。
【0036】
上記実施形態3の乾燥剤練り込み型樹脂組成物は、モレキュラシーブがその混合比を5〜80重量%の範囲で混合する。押出成形又は射出成形する際の成形温度を、200〜300℃の範囲の成形温度で押出或いは射出成形する。特に、押出成形の場合には、250℃以上300℃以下の成形温度とすることができ、製造時のラインスピードを速くすることができる。添加剤には、エチレン・アクリル酸エステル・無水マレイン酸共重合樹脂等の機能性ポリオレフィン樹脂が用いられる。添加剤は、全重量の1〜20重量%を混合する。好ましくは、5〜10重量%の範囲がより好ましく、これにより、発泡することなく、かつ押出機または射出機にかかる負担を軽減して流動性が増し、顔料分散性、成膜性、成形性に優れたものとなる。
【0037】
一方、ベース樹脂は、実施形態1と同じものを使用でき、一種類又は複数の樹脂を混合してもよいが、少なくとも1つが試験温度190℃、荷重21.18Nの下で測定したMFR(g/10分)が10以上である樹脂を含有することによって、押出成形又は射出成形における溶融流れ性を良好なものとすることができる。
【0038】
因みに、上記各実施形態のベース樹脂には、例えば、LDPEではペトロセン204(東ソー社製)、LLDPEではNUCポリエチレンLL(日本ユニカー社製)等が用いられる。また、共重合体であるアイオノマー(例えば、エチレンアクリル酸共重合体の塩)ではハイミラン(三井デュポンポリケミカル社製)、EAA(エチレンアクリル酸共重合体)ではプリマコール(ダウケミカル社製)、EMAA(エチレンメタクリル酸共重合体)ではニュクレルAD42115C(三井デュポン社製)、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)ではエバフレックス(三井デュポン社製)、EEA(エチレンエチレンアクリレート共重合体)ではNUC−6220(日本ユニカー社製)、EMA(エチレンメチルアクリレート共重合体)ではTC−120(エクソン社製)、EMMA(エチレンメチルメタクリレート共重合体)ではアクリフト(住友化学工業社製)等が挙げられる。
【0039】
【実施例】
本発明に係る乾燥剤練り込み型樹脂組成物による成形品(ラミネートフィルム)の実施例と比較例とを対比して、本実施例の成形性、表面平滑性、及び吸湿性能について説明する。
【0040】
本実施例の乾燥剤練り込み型樹脂成形品は、例えば、図1に示したように、PETフィルム9上にフィルム状の乾燥剤練り込み型樹脂成形品7を積層したものであり、乾燥剤練り込み型樹脂成形品7にはモレキュラーシーブ8が分散している。乾燥剤練り込み型樹脂成形品7は、ベース樹脂と、モレキュラーシーブと、モレキュラーシーブとベース樹脂との親和性を高める極性基を有する添加剤とを混合した組成の乾燥剤練り込み型樹脂を押出成形したものである。以下、実施例1〜5を参照して、その混合比を説明する。
【0041】
(実施例1)
実施例1では、ベース樹脂がMFRが32であるEMAA(ニュクレル42115C 三井・デュポンケミカル社製)、添加剤がエチレン・アクリル酸エステル・無水マレイン酸共重合体(ボンダインLX4110 住友化学工業社製)、及び乾燥剤として、モレキュラーシーブ3Aが用いられた。それらの混合比(重量%)は、ベース樹脂:添加剤:モレキュラーシーブ3A=45:5:50とした。
【0042】
(実施例2)
実施例2では、ベース樹脂がMFRが32であるEMAA(ニュクレル42115C 三井・デュポンケミカル社製)、添加剤がエチレン・アクリル酸エステル・無水マレイン酸共重合体(ボンダインLX4110 住友化学工業社製)、及び乾燥剤として、モレキュラーシーブ3Aが用いられた。それらの混合比(重量%)は、ベース樹脂:添加剤:モレキュラーシーブ3A=40:10:50とした。
【0043】
(実施例3)
実施例3では、ベース樹脂がMFRが32であるEMAA(ニュクレル42115C 三井・デュポンケミカル社製)、添加剤がエチレン・アクリル酸エステル・無水マレイン酸共重合体(ボンダインLX4110 住友化学工業社製)、及び乾燥剤として、モレキュラーシーブ3Aが用いられた。それらの混合比(重量%)は、ベース樹脂:添加剤:モレキュラーシーブ3A=15:5:80とした。
【0044】
(実施例4)
実施例4では、ベース樹脂がMFRが32であるEMAA(ニュクレル42115C 三井・デュポンケミカル社製)、添加剤がエチレン・アクリル酸エステル・無水マレイン酸共重合体(ボンダインLX4110 住友化学工業社製)、及び乾燥剤としてモレキュラーシーブ3Aが用いられた。それらの混合比(重量%)は、ベース樹脂:添加剤:モレキュラーシーブ3A=10:10:80とした。
【0045】
(実施例5)
実施例5では、ベース樹脂がMFRが32であるEMAA(ニュクレル42115C 三井・デュポンケミカル社製)、及びモレキュラーシーブ3Aが用いられ、ベース樹脂とモレキュラーシーブ3Aの混合比は、ベース樹脂:モレキュラーシーブ3A=50:50とし、ペレタイザでペレット状樹脂が形成した。このペレット状樹脂に、添加剤としてはエチレン・アクリル酸エステル・無水マレイン酸共重合体(ボンダインLX4110 住友化学工業社製)が添加された。それらの混合比(重量%)は、ペレット状樹脂:添加剤=95:5とした。
【0046】
次に、比較例1〜4の配合について、以下に説明する。
【0047】
(比較例1)
比較例1では、ベース樹脂がMFRが32であるEMAA(ニュクレル42115C 三井・デュポンケミカル社製)、及び乾燥剤として、モレキュラーシーブ3Aが用いられ、それぞれ50重量%を混合した。
【0048】
(比較例2)
比較例2では、ベース樹脂がMFRが32であるEMAA(ニュクレル42115C 三井・デュポンケミカル社製)、及び乾燥剤として、モレキュラーシーブ3Aが用いられ、ベース樹脂とモレキュラーシーブ3Aの混合比(重量%)は、ベース樹脂:モレキュラーシーブ3A=20:80とした。
【0049】
(比較例3)
比較例3では、ベース樹脂がMFRが32であるEMAA(ニュクレル42115C 三井・デュポンケミカル社製)、添加剤がエチレン・アクリル酸エステル・無水マレイン酸共重合体(ボンダインLX4110 住友化学工業社製)、及び乾燥剤として、モレキュラーシーブ3Aが用いられた。それらの混合比(重量%)は、ベース樹脂:添加剤:モレキュラーシーブ3A=48:2:50とした。
【0050】
(比較例4)
比較例4では、ベース樹脂がMFRが32であるEMAA(ニュクレル42115C 三井・デュポンケミカル社製)、添加剤がエチレン・アクリル酸エステル・無水マレイン酸共重合体(ボンダインLX4110 住友化学工業社製)、及び乾燥剤として、モレキュラーシーブ3Aが用いられた。その混合比(重量%)は、樹脂:添加剤:モレキュラーシーブ3A=30:20:50とした。
【0051】
この試験では、上記実施例1〜5及び比較例1〜4の各試料に対して、それぞれ押出機によって、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に、膜厚100μmの成膜が形成可能であるか否かを試みた。押出機のダイ部の温度は、下記のように、200〜280℃の範囲で設定した。ラインスピードは、5m/min,10m/min,20m/minに設定してそれぞれ押出成形を行った。その結果、下記の表1のような結果が得られた。
【0052】
【表1】
Figure 0003949956
【0053】
実施例1〜5では、表1から明らかなように、成形温度が280℃であっても樹脂が発泡することなく、20m/mimの高速で概ね成膜することができることが確認できた。しかも、実施例1,2,5では、成形温度が280℃でラインスピードが20m/mimの高速で成形しても目視による表面の荒れが見られなかった。すなわち、添加剤を混合することで、押出機のスクリューモータの負荷を少なくすることが可能であって、ラインスピードを高めることができ、生産性が向上することが確認された。さらに、実施例4のモレキュラーシーブが80重量%であっても成形温度280℃,5m/minで成膜が可能であることが確認された。
【0054】
一方、比較例1〜4においては、成形温度が250℃で成膜は可能であったが表面荒れを生じた。しかし、成形温度が280℃では成膜することができなかった。本発明の有効性がこの試験から確認された。
【0055】
次に、本実施例によるフィルム状の成形品に対して、添加剤を加えることによる吸湿性への影響を調べた。図2は、その吸湿率の測定結果を示し、図2の横軸は暴露時間であり、その縦軸は吸湿率を示している。同図(イ)は、比較例1の添加剤が0重量%のフィルムであり、同図(ロ)は、実施例1の添加剤が5重量%のフィルムであり、同図(ハ)は、実施例2の添加剤が10重量%のフィルムである。
【0056】
因みに、この吸湿率の測定は、実施例1,2と比較例1の試料(膜厚100μmのフィルム)を同一面積に切断して用意して、予め乾燥状態の各試料の重さを測定した後、各試料を室温40℃で90%RHの雰囲気中に暴露して、それぞれその重量の変化を測定して吸湿率を測定した。その結果、図2に示したように、添加剤による吸湿率に与える影響が無いことが確認された。なお、実施例3は、実施例1と比較して相対的にモレキュラーシーブの含有量が多いために、吸湿量率が大きくなり、また吸湿率が飽和に達するまでの時間、すなわち吸湿速度が早くなった。
【0057】
なお、上記実施例1〜5の組成物を射出機で容器を成形したが、上記と同様に成形速度を高めることができ、生産性の向上に効果的であった。
【0058】
【発明の効果】
上述のように、本発明によれば、ベース樹脂とモレキュラーシーブとに、添加剤を混合した乾燥剤練り込み型樹脂組成物であり、モレキュラーシーブの混合比を全重量の80重量%含有したとしても押出或いは射出成形が可能であり、その極性物質の分散性、成形性が良好であり、その成形品の表面平滑性を改善することができる利点がある。
【0059】
また、本発明の成形方法によれば、乾燥剤練り込み型樹脂組成物を押出機により、250℃以上300℃以下の成形温度でフィルムを成膜することが可能であり、しかもラインスピードを高速にできる利点があり、乾燥剤練り込み型樹脂製品の生産性が向上する効果を有する。
【0060】
無論、本発明によれば、射出機においても同様に乾燥剤練り込み型樹脂組成物が200℃以上300℃以下の成形温度で発泡することなく、成形することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の添加剤が吸湿率に与える
【図3】従来の包装材料の断面図である。
【符号の説明】
7 乾燥剤練り込み型樹脂成形品
8 モレキュラーシーブ
9 PETフィルム

Claims (4)

  1. MFR10以上ベース樹脂と、粉末状のモレキュラーシーブと、該モレキュラーシーブと該ベース樹脂との親和性を高める極性基を有する添加剤とを含有し、前記添加剤がエチレン・アクリル酸エステル・無水マレイン酸共重合体であって、該添加剤の混合比を1〜20重量%とし、かつ前記モレキュラーシーブの混合比を5〜80重量%としたことを特徴とする乾燥剤練り込み型樹脂成形物。
  2. 請求項1に記載の乾燥剤練り込み型樹脂成形物を押出成形又は射出成形してなる成形品であることを特徴とする乾燥剤練り込み型樹脂成形品。
  3. ベース樹脂のMFR10以上であり、該ベース樹脂の重量に対し粉末状のモレキュラシーブの混合比を5〜80重量%を混合してペレット状樹脂とした後、該ペレット状樹脂に、該モレキュラシーブと該ベース樹脂との親和性を高める極性基を有する添加剤としてエチレン・アクリル酸エステル・無水マレイン酸共重合体を1〜20重量%を混合して押出成形又は射出成形することを特徴とする乾燥剤練り込み型樹脂成形品の成形方法。
  4. 前記乾燥剤練り込み型樹脂成形品の成形方法が押出成形であり、押出成形する際の成形温度が250以上300℃以下であることを特徴とする請求項3に記載の乾燥剤練り込み型樹脂成形品の成形方法。
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