JP3946921B2 - 画像読取方法及び画像読取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像読取方法及び画像読取装置に係り、特に、写真フィルム等の写真感光材料に記録された画像を読み取る画像読取方法及び画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
写真フィルム等の写真感光材料(以下、単にフィルムという)に記録された画像を処理する従来のラボシステムでは、まず、比較的高速でかつ低精細に画像を読み取る予備読み取り(以下、プレスキャンという)を行い、プレスキャンにより得られた画像データに基づいて、比較的低速でかつ高精細に画像を読み取る本読み取り(以下、ファインスキャンという)を行う際の測光条件及びファインスキャンによって得られる画像データに対する画像処理の処理条件を決定し、決定された測光条件でファインスキャンを行うと共に、該ファインスキャンによって得られた画像データに対して上記決定された処理条件で画像処理を行うものがある。
【0003】
この種のラボシステムでフィルムに記録されている画像を読み取るために用いられる画像読取装置には、画像読取処理の高速化を目的として、画像を読み取るためのCCDセンサを備えた測光系を2系統備え、プレスキャンとファインスキャンとを各々異なる測光系で行うことによって、プレスキャンとファインスキャンとを並行して実行するものがある。
【0004】
近年、処理能力の向上のために多数のフィルムを連続して読み取る大規模読み取りが要求されている。
【0005】
一般に、現像後の多数のフィルムを効率的に読み取るために、複数本のフィルム又は複数個のピースフィルムなどの各フィルムの端部同士をスプライシングテープなどで繋ぎ合わせて長尺状にし、この長尺状フィルムを搬送ローラ等の搬送装置により搬送して連続的に読み取ることが提案されている。また、別の方法として長尺状のタブに沿って複数のコマごとに切断されたピースフィルムの長辺(パーフォレーションの位置)を貼着して長尺状にすることも提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フィルムをスプライシングテープなどで繋ぎ合わせると、繋ぎ目が搬送ローラに引っ掛かるなど搬送ローラと干渉して搬送ローラの回転速度を変え、フィルムの搬送速度を遅らせるという問題がある。画像コマの読取中にフィルムの搬送速度が変化すると、良好な読み取りを実行することができないという問題がある。
【0007】
また、パーフォレーションが切れたフィルムの搬送時についても、パーフォレーションの切れ目が搬送ローラに引っ掛かるなど搬送ローラと干渉して搬送ローラの回転速度を変え、フィルムの搬送速度を遅らせる原因となるので、パーフォレーションが切れたフィルムの搬送時においても良好な読み取りを実行することができないという問題がある。
【0008】
そこで、本発明は、搬送速度を変化させる要因となる繋ぎ目やパーフォレーションの切れ目があっても良好な読取を実行できる画像読取方法及び画像読取装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために、請求項1の画像読取方法は、複数の画像コマが記録された長尺状の写真感光材料を長手方向に沿って搬送すると共に、搬送方向と交差する方向に沿って形成された画像読取位置を通過する画像コマを読み取る画像読取方法において、搬送中に搬送手段と干渉して搬送手段による写真感光材料の搬送速度を変化させる写真感光材料の部分を検出し、前記検出された前記写真感光材料の部分が前記搬送手段と干渉するときに読み取られる画像コマを予測し、前記予測された画像コマを写真感光材料が搬送手段に干渉されない状態にして読み取ることを特徴とする。
【0010】
すなわち、写真感光材料の搬送速度を変化させる写真感光材料の部分を検知して、検知した部分が搬送手段と干渉するときに読み取られる画像コマを予測し、予測された画像コマを干渉が生じにくい状態で読み取ることによって、予測された画像コマの読取中に搬送速度が変化して読み取り精度が悪化することを防止できる。したがって、常に良好な画像コマの読取を行なうことが可能である。
【0011】
前記予測された画像コマを写真感光材料が搬送手段に干渉されない状態にして読み取る方法としては、例えば、請求項2に記載したように、搬送手段に代えて前記搬送手段から少なくとも1画像コマの長さ分離間した位置に設けられた補助搬送手段を使用して写真感光材料を搬送することにより読取を実行させる方法とすることができる。
【0012】
また、別の方法として、例えば、反射角度が変化するミラーや反射角度を固定した状態で平行移動可能なミラーにより前記画像読取位置を移動させて前記予測された画像コマを読み取る方法としたり、前記画像読取位置で画像を読み取る読取手段自体を移動させることにより前記画像読取位置を移動させ、前記予測された画像コマを読み取る方法とすることができる。
【0013】
また、請求項3の発明は、上記請求項1に記載の画像読取方法の実現に適した装置であり、複数の画像コマが記録された長尺状の写真感光材料を搬送する複数の搬送手段と、該搬送手段により搬送された写真感光材料の画像コマを、搬送方向と交差する方向に沿って形成された予め定めた読取位置で読み取る読取手段と、前記搬送手段による写真感光材料の搬送中に特定の搬送手段と干渉して特定の搬送手段による写真感光材料の搬送速度を変化させる写真感光材料の部分を検知する検知手段と、該検知手段による検知結果に基いて前記写真感光材料の搬送速度を変化させる部分が特定の搬送手段と干渉するときに読み取られる画像コマを予測する予測手段と、該予測手段により予測された画像コマを写真感光材料が特定の搬送手段に干渉されない状態で読取手段によって読み取られるように制御する制御手段と、備えている。
【0014】
なお、「搬送手段による写真感光材料の搬送中に搬送手段と干渉して前記搬送手段による写真感光材料の搬送速度を変化させる写真感光材料の部分(以下、干渉部と称す。)」とは、例えば、複数の写真感光材料の端部同士を接着テープなどで貼り合わせて長尺状にした長尺状の写真感光材料や、長尺状のタブに沿って複数の写真感光材料の長辺を貼着して形成した写真感光材料では、各写真感光材料同士の接合部分であり、また、その他にパーフォレーションの切れ目のような写真感光材料の破断部等、部分的に接合していない写真感光材料部分である。
【0015】
すなわち、請求項3の発明では、干渉部が特定の搬送手段と干渉するときに読み取られる画像コマを、検知手段の検知結果に基いて予測手段が予測し、干渉部が特定の搬送手段と干渉していない状態で前記予測されたコマが読み取られるように制御手段が制御するため、前記予測された画像コマの読取中に搬送速度が変化して読み取り精度が悪化することを防止できる。したがって、常に良好な画像コマの読取を行なうことが可能である。
【0016】
干渉部が特定の搬送手段と干渉していない状態で前記予測されたコマを読み取る構成としては、例えば、請求項4に記載したように、前記特定の搬送手段から少なくとも1画像コマの長さ分離間した位置に補助搬送手段をさらに設け、前記制御手段は、前記読取手段により予測された画像コマが読み取られる際に、前記補助搬送手段により写真感光材料が搬送されるように制御する構成とすることができる。
【0017】
この構成によれば、搬送中に写真感光材料が干渉する搬送手段が存在しなくなるので、常に一定の搬送速度を維持しつつ、良好な読み取りが可能である。
【0018】
また、請求項5に記載したように、写真感光材料上に照射される光の位置と前記読取手段による読取位置とを同期して移動させる読取位置移動手段をさらに設け、前記制御手段は、少なくとも前記予測された画像コマの読み取りを、写真感光材料の搬送を停止させた状態で、前記読取位置移動手段により前記光の位置と前記読取位置とを同期して移動させながら前記読取手段が読み取るように制御する構成とすることができる。
【0019】
この構成では、写真感光材料の搬送を停止させた状態で読み取り側を移動させることにより前記予測された画像コマを読み取るようにしているので、写真感光材料の搬送中に、写真感光材料と搬送手段が干渉しても画像コマの読み取りに悪影響が与えられることがない、という利点がある。
【0020】
読取位置移動手段は、例えば、読取手段側において読取手段の位置を移動させずに読み取り経路を偏向して画像読取位置を移動する構成としたり、読取手段自体を移動させて画像読取位置を移動する構成とすることができる。
【0021】
また、請求項6の発明の画像読取装置は、長尺状のタブに沿って複数の写真感光材料の長辺を貼着して形成した長尺状の写真感光材料の画像コマを読み取る画像読取装置において、写真感光材料を移動可能に挟持し、且つ、写真感光材料の挟持を解除可能に構成された挟持手段と、長尺状のタブを挟持して搬送するタブ搬送手段と、搬送中の画像コマを予め定めた読み取り位置で読み取る読取手段と、前記写真感光材料の搬送中に、前記挟持手段と干渉して前記搬送速度を変化させる写真感光材料の部分を検知する検知手段と、前記検知手段による検知結果に基いて、写真感光材料が挟持手段と干渉する前に挟持手段による写真感光材料の挟持を解除し、読取手段によって画像コマを読み取る制御手段と、を備えている。
【0022】
すなわち、請求項6の発明では、長尺状のタブに沿って複数の写真感光材料の長辺を貼着して形成した長尺状の写真感光材料の搬送を、タブ搬送手段により行いつつ、挟持手段により写真感光材料を移動可能に挟持している。そのため、搬送中に写真感光材料がばたつくのを防止できる。
【0023】
さらに、検知手段による検知結果に基いて、写真感光材料が挟持手段と干渉する前に挟持手段による写真感光材料の挟持を解除しているため、挟持手段と写真感光材料とが干渉することがない。すなわち、挟持手段と干渉して写真感光材料の搬送速度を変化させる部分が挟持手段を通過する際に、挟持手段による搬送を解除しつつ、タブ搬送手段による搬送を継続するので、写真感光材料の搬送を停止することとなく、効率的な画像の読み取りを行なうことができる。
【0024】
また、請求項7の発明の画像読取装置は、長尺状のタブに沿って複数の写真感光材料の長辺を貼着して形成した長尺状の写真感光材料の画像コマを読み取る画像読取装置において、
写真感光材料を移動可能に挟持する挟持手段と、長尺状のタブを挟持して搬送するタブ搬送手段と、搬送中の画像コマを予め定めた読み取り位置で読み取る読取手段と、前記写真感光材料の搬送中に、前記挟持手段と干渉して前記搬送速度を変化させる写真感光材料の部分を検知する検知手段と、該検知手段による検知結果に基いて前記写真感光材料の搬送速度を変化させる部分が特定の搬送手段と干渉するときに読み取られる画像コマを予測する予測手段と、前記写真感光材料上に照射される光の位置と前記読取手段による読取位置とを同期して移動させる読取位置移動手段と、写真感光材料が挟持手段と干渉する前に写真感光材料の搬送を停止させ、前記読取手段により少なくとも前記予測された画像コマが読み取られるように前記読取位置移動手段を制御する制御手段と、を備えている。
【0025】
すなわち、請求項7の発明では、長尺状のタブに沿って複数の写真感光材料の長辺を貼着して形成した長尺状の写真感光材料の搬送を中に挟持手段と干渉する画像コマを予測し、予測された画像コマの読み取りは搬送を停止させて読み取り側を移動させて行うようにしている。これにより、写真感光材料の搬送中に、写真感光材料と搬送手段が干渉しても画像コマの読み取りに悪影響が与えられることがない、という利点がある。
【0026】
読取位置移動手段は、例えば、読取手段側において読取手段の位置を移動させずに読み取り経路を偏向して画像読取位置を移動する構成としたり、読取手段自体を移動させて画像読取位置を移動する構成とすることができる。
【0027】
なお、請求項5及び請求項7で述べる「前記光の位置と前記読取位置とを同期して移動させる」とは、写真感光材料上に照射される光の位置と前記読取手段による読取位置とが一致するように各構成要素の移動を制御することである。
【0028】
例えば、写真感光材料上に光を照射する光源と、該光源により照射された領域を読み取る(すなわち、写真感光材料を透過した光を入射して読み取る)読取手段とを移動可能に構成し、写真感光材料上に照射される光の位置と前記読取手段による読取位置とが一致するように、光源と読取手段の移動速度と移動方向とを制御する構成が挙げられる。
【0029】
また、別の構成として、前記光源を固定し、読取手段を移動可能に構成し、前記光源側に、偏向角度が一定で移動可能な光路偏向部材(例えば、反射ミラー)を設け、写真感光材料上に照射される光の位置と前記読取手段による読取位置とが一致するように、光路偏向部材と読取手段の移動速度と移動方向とを制御する構成が挙げられる。なお、この構成は逆の構成の場合(すなわち、前記光源が移動可能に構成され、かつ、読取手段が固定された場合)にも適用できる。
【0030】
さらに、別の構成として、前記光源と読取手段とを固定し、前記光源側と読取手段側との両方に、偏向角度が一定で移動可能な光路偏向部材を設け、写真感光材料上に照射される光の位置と前記読取手段による読取位置とが一致するように、2つの光路偏向部材の移動速度と移動方向とを制御する構成が挙げられる。
【0035】
また、このような読取手段としては、請求項に記載したように、ラインCCDが好適である。
【0036】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
まず、図1から図5を参照して本発明の第1の実施の形態であるフィルム画像読取装置(画像読取装置)16の概略構成について説明する。
【0037】
(システム全体の概略構成)
図1には第1の実施の形態に係るフィルム画像読取装置16の概略構成が示されている。図1に示すように、このフィルム画像読取装置16の内部には、フィルム搬送路に沿ってプレスキャン部36、ファインスキャン部38が順次配置されている。各スキャン部36、38では、後述するように現像済みの写真感光材料11(図2及び3参照;以下、ネガフィルム11と称す。)に記録された画像の走査読み取りを各々行う。
【0038】
本第1の実施の形態のフィルム画像読取装置16には、図示しないカメラによって所定数の画像が撮影された現像済みの複数のネガフィルム11を図2及び図3に示すようにスプライシングテープ14等の接着テープによって繋ぎ合わせた長尺状のフィルム12a、12bを読取対象としており、フィルム画像読取装置16にはロール状に巻き取ったものがセットされる。なお、ここでは、図2に示す構成の長尺状のフィルム12aをロール状に巻き取ってセットした場合を説明する。
【0039】
なお、複数本のフィルムを繋ぎ合わせる場合は、図2に示すように、ネガフィルム端部の中央位置にスプライシングテープ14を貼着し、1本のフィルムを複数個の画像コマごとに切断して得たピースフィルムを繋ぎ合わせる場合は、図3に示すように、フィルム端部の両端に画像コマにかからないようにスプライシングテープ14を貼着する。
【0040】
フィルム画像読取装置16のフィルム搬送路の上流側には挿入検出センサ40が設けられている。挿入検出センサ40は、発光素子40Aと受光素子40Bとの対がフィルム搬送路を挟んで対向配置されて構成されている。受光素子40Bは制御回路42に接続されている。制御回路42は、受光素子40Bから出力される信号のレベルの変化に基づいて、フィルム画像読取装置16のフィルム搬送路にフィルム12aが挿入されたか否かを判断する。
【0041】
挿入検出センサ40とプレスキャン部36との間には、1対のローラ44、読取ヘッド46、コマ番号検出センサ48、画面検出センサ50、不連続部検出センサ(検知手段)49が順次配置されている。読取ヘッド46、コマ番号検出センサ48、画面検出センサ50及び不連続部検出センサ49は各々制御回路42に接続されている。
【0042】
フィルム画像読取装置16にセットされるフィルム12aの中には、裏面に透明な磁性材料が塗布されて磁気層が形成され、この磁気層にコマ番号、フィルム種、DXコード等の情報が磁気記録されていることがある。読取ヘッド46は前記磁気層に磁気記録された情報を読取可能な位置に配置されており、前記情報を読み取って制御回路42へ出力する。
【0043】
また、コマ番号検出センサ48及び画面検出センサ50は前述の挿入検出センサ40と同様に発光素子と受光素子の対で構成されている。フィルム12aの中にはコマ番号等の情報が光学的に(例えばバーコード等によって)記録されているものがある。コマ番号検出センサ48は前記光学的に記録されたコマ番号等の情報を検出可能な位置に配置されており、検出したコマ番号等の情報を制御回路42へ出力する。
【0044】
また、画面検出センサ50はフィルム12aの幅方向中央部に対応する位置に配置されている。フィルム12aに記録された画像と画像の間の非画像部分は、濃度がフィルム12aのベースの濃度であるので、前記画像が記録された部分と比較して透過光量が大きい。制御回路42は画面検出センサ50の受光素子から出力される信号のレベルを監視し、レベルがベース濃度に対応する所定レベルにまで大きくなったとき、及び前記レベルがベース濃度に対応するレベルから低下したときに、フィルム12aに記録された画像のエッジが画面検出センサ50に対応したと判断し、エッジ検出のタイミングに基づいてフィルム12aに記録された画面の位置(及びサイズ)を判断する。
【0045】
不連続部検出センサ49は、フィルム12aの幅方向両端部に対応する位置に設けられている。この不連続部検出センサ49は、フィルム搬送路を挟んで対向配置された発光素子49Aと受光素子49Bとから構成されている。
【0046】
受光素子49Bは制御回路(制御手段、予測手段)42に接続されており、制御回路42は、受光素子49Bから出力される信号のレベルの変化に基づいて、搬送速度を変化させるフィルム12aの部分が通過したかを判断する。
【0047】
ここで述べる「搬送速度を変化させるフィルム12aの部分」とは、ネガフィルム11同士の繋ぎ目部分とパーフォレーションの切れ目部分等の不連続部である。
【0048】
すなわち、ネガフィルム11同士の繋ぎ目部分は、スプライシングテープ14で連結されているが、両端側は離間しているため繋ぎの部分では、受光素子49Bは受光素子49Bからの光を直接受光することとなる。また、パーフォレーションの切れ目部分も同様に受光素子49Bは受光素子49Bからの光を直接受光することとなる。これに対して繋ぎ目でない部分で切れ目もない部分では、受光素子49Bは、受光素子49Bからの光をフィルムベースを介して受光することとなる。
【0049】
すなわち、繋ぎ目でない部分で、且つ、パーフォレーションの目が切れていない部分では、ネガフィルム11のベース濃度が検出されるので、受光素子49Bからの光が直接入射する前記繋ぎ目部分や切れ目部分と比較して透過光量が小さい。
【0050】
したがって、制御回路42は、不連続部検出センサ49の受光素子49Bから出力される信号のレベルを監視し、レベルがベース濃度に対応する所定のレベルよりも大きくなった後に再度レベルがベース濃度に戻ったとき、不連続部と判断し、この結果に基づき不連続部が搬送ローラ対(搬送手段)74と干渉するときに読み取られる位置の画像コマを予測し、搬送ローラ対74と補助搬送ローラ対(補助搬送手段)73とを制御する(後述する)。
【0051】
一方、プレスキャン部36は、プレスキャン部36を通過するフィルム12aへ向けて光を射出するように配置されたランプ52を備えている。ランプ52はドライバ54を介して制御回路42に接続されており、射出する光の光量が予め定められた所定値となるようにドライバ54から供給される電圧の大きさが制御回路42によって制御される。
【0052】
ランプ52の光射出側にはC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の3枚のCCフィルタから成るCCフィルタ群56、光拡散ボックス58が順に配置されており、さらにフィルム搬送路を挟んで結像レンズ60、CCDラインセンサ(読取手段)62が順に配置されている。
【0053】
CCフィルタ群56の各CCフィルタは、CCDラインセンサ62におけるR、G、Bの3色の感度のばらつきを補正するために、光路中への挿入量が予め調整されている。CCフィルタ群56、光拡散ボックス58、フィルム12a、及び結像レンズ60を順に透過した光はCCDラインセンサ62の受光面に照射される。
【0054】
CCDラインセンサ62の出力側には、増幅器64、LOG変換器66、A/D変換器68が順に接続されている。CCDラインセンサ62から出力された信号は、増幅器64で増幅され、LOG変換器66で対数変換され(濃度値に対応するレベルに変換される)、A/D変換器68によって信号レベルに対応する値のデジタルデータに変換される。A/D変換器68は制御回路42に接続されており、前記変換されたデジタルデータは濃度値データとして制御回路42に入力される。
【0055】
また、プレスキャン部36とファインスキャン部38との間には、補助搬送ローラ対73、搬送ローラ対74、従動ローラ76とからなる第1のローラ群と、従動ローラ78A、78B、78Cから成る第2のローラ群と、が所定間隔隔てて配置されている。この2つのローラ群の間ではフィルム12aのループが形成される。このループにより、プレスキャン部36におけるフィルム12aの搬送速度と、ファインスキャン部38におけるフィルム12aの搬送速度と、の差が吸収される。
【0056】
第1のローラ群の搬送ローラ対74にはパルスモータ80が連結されている。パルスモータ80はドライバ82を介して制御回路42に接続されている。また、搬送ローラ対73は、図示しない退避機構によって後述する補助搬送ローラ対73によるフィルム12aの搬送時は退避した状態となる。
【0057】
また、搬送ローラ対74の前段の少なくとも1画像コマ分離れた位置には、補助搬送ローラ対73が設けられている。この補助搬送ローラ対73には、補助パルスモータ81が連結されている。補助パルスモータ81は補助ドライバ85を介して制御回路42に接続されている。この補助搬送ローラ対73は、図示しない退避機構によって通常のフィルム搬送時は退避した状態となっている。
【0058】
制御回路42は、通常はドライバ82を介してパルスモータ80を駆動することにより、搬送ローラ対74を駆動してフィルム12aを搬送する。また、制御回路42は、不連続部検出センサ49からの信号のレベルがベース濃度に対応する所定のレベルよりも大きくなって不連続部と判断すると、所定時間経過後にドライバ82を介してパルスモータ80を停止させて搬送ローラ対74による駆動を停止すると共に、図示しない退避機構によって補助搬送ローラ対73を下降させてフィルムを挟持させた状態で、補助ドライバ85を介して補助パルスモータ81を駆動してフィルム12aを搬送させる。
【0059】
なお、不連続部検出センサ49からの信号に基いて不連続部が検出されたと判断してから搬送ローラ対74による駆動を停止するまでの所定時間は以下のように決定する。
【0060】
すなわち、図4に示すように、搬送方向と直交する方向に関して、不連続部検出センサ49の位置、補助搬送ローラ対73の位置、搬送ローラ対74の位置は、夫々固定されており、搬送速度も一定であることから、不連続部検出センサ49の位置から補助搬送ローラ対73までの距離L1に基いて不連続部検出センサ49によって検出された不連続部が不連続部検出センサ49から補助搬送ローラ対73に到達するまでの時間t1(以下、第1時間t1と称す。)を算出する。同様にして、不連続部検出センサ49の位置から搬送ローラ対74までの距離L2に基いて不連続部検出センサ49によって検出された不連続部が不連続部検出センサ49から搬送ローラ対74に到達するまでの時間t2(以下、第2時間t2と称す。)を算出する。
【0061】
次に、不連続部が不連続部検出センサ49において検知されてから第1時間t1が経過し第2時間t2に達するまでの時間において、CCDラインセンサ62による読取位置がフィルム12aに記録された画像コマと画像コマの間の非画像部分にあると判断されるときの時間t3(以下、第3時間t3と称す。;言い換えると、不連続部が不連続部検出センサ49において検知されてから、不連続部が補助搬送ローラ対73と搬送ローラ対74との間に配置され、且つ、CCDラインセンサ62による読取位置がフィルム12aに記録された画像コマと画像コマの間の非画像部分にあると判断されるときの時間。)を算出し、これを搬送ローラ対74による駆動を停止するまでの所定時間とする。
【0062】
補助搬送ローラ対73による1画像コマのフィルム12aの搬送によって不連続部が搬送ローラ対74を通過すると、制御回路42は、補助搬送ローラ対73によるフィルム12aの搬送を停止して、図示しない退避手段により補助搬送ローラ対73を退避させると共に、搬送ローラ対74による駆動を再び開始させる。
【0063】
また、搬送ローラ対74の上流側近傍及び従動ローラ78B、78Cの下流側近傍には、制御回路42に接続されたループ管理用センサ83A及び83Bが各々配置されている。本実施形態におけるループ管理用センサ83A及び83Bは、フィルム12a上の目印(例えば、スプライス)を検出するものであり、制御回路42は、フィルム12aを搬送している間にループ管理用センサ83Aによって上記目印を検出した時点で制御回路42に設けられた図示しないカウンタによるカウントを開始し、同一の上記目印をループ管理用センサ83Bによって検出した時点で上記図示しないカウンタによるカウントを停止することによって得られたカウント値に基づいてループの長さ(ループを形成しているフィルム12aの長さ)を検出することができる。
【0064】
また、従動ローラ78B、78Cとファインスキャン部38との間には、不連続部検出センサ49が配置されている。不連続部検出センサ49は、フィルム12aの幅方向両端部に対応する位置に設けられ、その出力は制御回路42に接続されている。
【0065】
この不連続部検出センサ49は、上述したプレスキャン部36の前段に設けられた不連続部検出センサ49と同様に、フィルム搬送路を挟んで対向配置された発光素子49Aと受光素子49Bとから構成されている。受光素子49Bは制御回路42に接続されており、制御回路42は、受光素子49Bから出力される信号のレベルの変化に基づいて、フィルム12aの不連続部が通過したかを判断する。
【0066】
ファインスキャン部38はプレスキャン部36とほぼ同一の構成とされているので、同様の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0067】
以上のように、第1の実施の形態では、不連続部検出センサ49により繋ぎ目若しくはパーフォレーションの切れ目と判断された部分が検出されないときは、搬送ローラ対74によるフィルム12aの搬送を行い、不連続部検出センサ49により繋ぎ目若しくはパーフォレーションの切れ目と判断された部分が検出されたときは、前記検出された部分が搬送ローラ対74を通過するときに読み取られる画像コマを予測する。
【0068】
その後、予測された画像コマが読み取られる前で、不連続部が補助搬送ローラ対73と搬送ローラ対74との間にあり、且つ、CCDラインセンサ62の読取位置が画像コマ間の領域となったときに、フィルム12aの搬送を搬送ローラ対74から補助搬送ローラ対73に切り替えてフィルム12aを搬送する。
【0069】
すなわち、予測されたコマの読取時は、すでに不連続部が通過した位置に配置された補助搬送ローラ対73によりフィルム12aが搬送されることとなるので、予測されたコマの読取中にフィルム12aの不連続部(繋ぎ目若しくはパーフォレーションの切れ目部分)が補助搬送ローラ対73とが干渉して搬送速度を変化させる恐れがなく、良好な読取を実現できる。
【0070】
(作用)
次にプレスキャン部36における制御回路42によるフィルム12a搬送の制御ルーチンについて図5を参照して説明する。
【0071】
まず、ステップ200では、搬送ローラ対74によりフィルム12aを挟持して搬送を開始させる。次のステップ202では、不連続部検出センサ49の受光量が所定値よりも大きくなっているか、すなわち、不連続部検出センサ49の発光素子49Aからの光がフィルム12aのフィルムベースを通過したときの受光量より大きくなっているかを判断する。
【0072】
一方、受光量が所定値よりも大きくなってから一定時間が経過しない場合は、ステップ206に移行して、受光量が所定値であるかを判断する。
【0073】
受光量が所定値であると判断した場合は、ステップ208に移行して所定時間経過したかを判断する。なお、ステップ208における所定時間とは、前述したように、不連続部が不連続部検出センサ49において検知されてから第1時間t1が経過し第2時間t2に達するまでの時間において、CCDラインセンサ62による読取位置がフィルム12aに記録された画像コマと画像コマの間の非画像部分にあると判断されるときの時間t3である。
【0074】
ステップ208において、所定時間経過したと判断した場合は、ステップ210に移行して、搬送ローラ対74によるフィルム12aの搬送を停止し、フィルム12aの挟持を解除する。次のステップ212では、補助搬送ローラ対73によりフィルム12aを挟持させて、ステップ214において補助搬送ローラ対73により1画像コマ分フィルム12aを搬送する。
【0075】
その後、ステップ216において、補助搬送ローラ対73による搬送を停止し、フィルム12aの挟持を解除し、再びステップ200に戻り、搬送ローラ対74によりフィルム12aを挟持して搬送を開始させる。
【0076】
以上は、プレスキャン部36における制御回路42によるフィルム12a搬送の制御について説明したが、ファインスキャン部38においても同様にしてフィルム12aの搬送を搬送ローラ対74から補助搬送ローラ対73に切り替えてフィルム12aを搬送するので詳細な説明は省略する。
【0077】
なお、本第1の実施の形態では、搬送ローラ対74と補助搬送ローラ対73とは、少なくとも1画像コマ分離間しているものとし、補助搬送ローラ対73が1画像コマ分フィルム12aを搬送したら、再び搬送ローラ対74によりフィルム1の搬送を開始する構成としているが、搬送ローラ対74と補助搬送ローラ対73との離間間隔は、1画像コマ分に限定されるものではない。同様に、補助搬送ローラ対73によるフィルム12aの搬送も、少なくとも不連続部と判断された個所が搬送ローラ対74を通過する位置まで搬送すればよく、1画像コマ分と限定するものではない。
【0078】
また、別の構成として、例えば、補助搬送ローラ対73によるフィルム12aの搬送と搬送ローラ対74によるフィルム12aの搬送とを交互に行うように構成することもできる。
【0079】
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態に係るフィルム画像読取装置16は、所定数の画像が撮影された現像済みの複数のネガフィルム11をタブ15の長辺に沿って貼着して長尺状とした、図6に示す構成のタブ付きフィルム12cを読取対象としており、上記タブ付きフィルム12cをロール状に巻き取ったものがフィルム画像読取装置16にセットされている。
【0080】
本第2の実施の形態のフィルム画像読取装置16は、第1の実施の形態のようにフィルム12bの長手方向に沿って所定間隔を開けて補助搬送ローラ対73及び搬送ローラ対74を設ける代わりに、図6に示す構成のタブ付きフィルム用搬送ローラ対79を備えた構成である。なお、その他の構成は、上述した第1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
【0081】
タブ付きフィルム用搬送ローラ対79は、図6に示すように、ネガフィルム11側の端部を挟持して搬送するフィルム側搬送ローラ対79a(挟持手段)と、タブ15を挟持して搬送するタブ側搬送ローラ対79b(タブ搬送手段)とから構成されている。
【0082】
フィルム側搬送ローラ対79aは、ネガフィルム11の挟持を解除可能に構成され、不連続部の通過時にはネガフィルム11の挟持を解除する。このとき、タブ側搬送ローラ対79bはタブの搬送を継続しているので、タブ付きフィルム12cの搬送は継続されている。不連続部がフィルム側搬送ローラ対79aを通過したら、フィルム側搬送ローラ対79aは、ネガフィルム11を再び挟持して搬送を開始する。
【0083】
なお、本実施の形態では、フィルム側搬送ローラ対79aによるフィルム挟持の解除タイミングとフィルム側搬送ローラ対79aによるフィルム挟持の再開タイミングは、以下のように決定している。
【0084】
すなわち、図7に示すように、搬送方向と直交する方向に関して、不連続部検出センサ49の位置、フィルム側搬送ローラ対79aの位置は、夫々固定されており、搬送速度も一定であることから、不連続部検出センサ49の位置からフィルム側搬送ローラ対79aに到達する寸前の位置までの距離L4に基いて不連続部検出センサ49によって検出された不連続部が不連続部検出センサ49からフィルム側搬送ローラ対79aに到達する寸前の位置に達するまでの時間t4(以下、第4時間t4と称す。)を算出する。
【0085】
同様にして、不連続部検出センサ49の位置から不連続部がフィルム側搬送ローラ対79aを通過した直後の位置までの距離L5に基いて、不連続部検出センサ49によって検出された不連続部がフィルム側搬送ローラ対79aを通過するまでの時間t5(以下、第5時間t5と称す。)を算出し、第5時間t5から第4時間t4を差し引いて、解除時間(以下、第6時間t6と称す。)を算出する。
【0086】
制御回路42は、不連続部検出センサ49により不連続部が検知されると、不連続部が検知されてから第4時間t4が経過したかを判断する。第4時間t4が経過したと判断すると、制御回路42はフィルム側搬送ローラ対79aによるフィルムの挟持搬送を解除する。その後、制御回路42は、第6時間t6が経過したかを判断し、第6時間t6が経過したと判断すると、フィルム側搬送ローラ対79aによるフィルムの挟持搬送を再開する。
【0087】
なお、タブ側搬送ローラ対79bが1画像コマ分フィルム12cを搬送すると、その間に不連続部がフィルム側搬送ローラ対79aを通過することとなるので、制御回路42は、フィルム側搬送ローラ対79aによるフィルムの挟持搬送が解除されてから、タブ側搬送ローラ対79bが1画像コマ分フィルム12cを搬送したかを判断し、タブ側搬送ローラ対79bが1画像コマ分フィルム12cを搬送したと判断したら、フィルム側搬送ローラ対79aによるネガフィルム11の挟持搬送が再開されるように制御する構成とすることも可能である。
【0088】
このように、第2の実施の形態の構成によれば、フィルムの搬送を停止する必要がないので、処理時間を短縮して効率的な画像の読み取りを行なうことができる。
【0089】
[第3の実施の形態]
図8〜図11を参照して本発明の第3の実施の形態であるフィルム画像読取装置(画像読取装置)17について説明する。
【0090】
(システム全体の概略構成)
図8には第3の実施の形態に係るフィルム画像読取装置17の概略構成が示されている。図8に示すように、このフィルム画像読取装置17は、搬送ローラ対74を一旦停止させて、光源ユニット(制御手段;読取位置移動手段)51によるフィルム上の被照明位置とCCDラインセンサ62のフィルム上の読取位置とを一致させた状態で移動させる(すなわち、同期して移動させる)ことにより、フィルム12の読み取りを行う構成である。
【0091】
プレスキャン部36の光源ユニット51は、ドライバ54を介して制御回路42に接続されたランプ、CCフィルタから成るCCフィルタ群、光拡散ボックスから構成されており、この光源ユニット51は図示しない移動手段により、副走査方向に移動可能に構成されている。
【0092】
光源ユニット51の射出側には、フィルム搬送路を挟んでミラー(制御手段;読取位置移動手段)71、結像レンズ60、CCDラインセンサ62が順に配置されている。光源ユニット51から射出された光は、フィルム12を透過した後、ミラー71aに反射されて結像レンズ60によりCCDラインセンサ62の受光面に結像される。
【0093】
ミラー71aには、駆動モータ75が連結されており、駆動モータ75はドライバ77を介して制御回路42に接続されている。また、結像レンズ60は、図示しない移動機構によってミラー71aの移動と同期して移動する構成とされている。すなわち、ミラー71aにより反射された光が常にCCDラインセンサ62の受光面に結像するように、制御回路42によってミラー71aの移動と共に結像レンズ60の移動が制御される。
【0094】
また、ファインスキャン部38の構成はプレスキャン部36と同様であるので説明は省略する。なお、その他の構成は上述した第1の実施の形態と同様であるので、同じ符号を付与して詳細な説明は省略する。
【0095】
第3の実施の形態では、不連続部検出センサ49により繋ぎ目若しくはパーフォレーションの切れ目と判断された部分(すなわち不連続部)が検出されないときは、搬送ローラ対74によるフィルム12の搬送を行って読み取りを実行する。
【0096】
不連続部検出センサ49により繋ぎ目若しくはパーフォレーションの切れ目と判断された部分が検出されたときは、前記検出された部分が搬送ローラ対74を通過するときに読み取られる画像コマを予測する。
【0097】
その後、CCDラインセンサ62が前記予測された画像コマを次に読み取るタイミングとなったときに、搬送ローラ対74によるフィルム12の搬送を停止し、光源ユニット51とミラー71aとを搬送ローラ対74による搬送速度と同じ速度で搬送方向に移動させると共に、ミラー71aにより反射された光が常にCCDラインセンサ62の受光面に導かれるように、結像レンズ60の位置を調整する。
【0098】
(作用)
ここで、プレスキャン部36における制御回路42によるフィルム12搬送の制御ルーチンについて図9を参照して説明する。なお、上述の図5に示した第1の実施形態における制御ルーチンと同じ制御を行う個所は同様の符号を付して説明を省略する。
【0099】
ステップ208において、所定時間経過したと判断した場合は、ステップ310に移行して、搬送ローラ対74によるフィルム12の搬送を停止する。
【0100】
次のステップ312では、光源ユニット51を移動させて照射位置をフィルム12が副走査される方向に1画像コマ分移動させる。この光源ユニット51の移動と同期して、ミラー71aをフィルム12が副走査される方向に1画像コマ分移動させると共に、結像レンズ60の位置を変え、光源ユニット51の移動に伴なうフィルム上の被照射位置の移動に関わらず、光源ユニット51からの光がCCDラインセンサ62の受光面に結像されるように制御する。
【0101】
光源ユニット51、ミラー71a及び結像レンズ60の移動によって1画像コマ分の読取が終了したら、ステップ314において、光源ユニット51、ミラー71a及び結像レンズ60を初期の位置に戻す。その後、ステップ300に戻り、搬送ローラ対74によりフィルム12を挟持して搬送を開始させる。
【0102】
以上は、プレスキャン部36における制御回路42による光源ユニット51、ミラー71a及び結像レンズ60の移動制御について説明したが、ファインスキャン部38においてもプレスキャン部36と同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0103】
このように、本第3の実施の形態では、前記不連続部が搬送ローラ対74と干渉しない状態で読み取ることができる画像コマに関しては通常に読み取り、前記不連続部が搬送ローラ対74と干渉する状態で読み取り対象となる画像コマに関しては、搬送を一旦停止させて、光源ユニット51とミラー71aとを移動させると共に、ミラー71aにより反射された光が常にCCDラインセンサ62の受光面で結像するように、結像レンズ60の位置を調整する。その後、通常の位置に光源ユニット51とミラー71aとをもどしてからフィルムの読み取りを再開する。
【0104】
このように構成したため、前記不連続部が搬送手段と干渉してフィルム12の搬送速度を変える瞬間に読み取られる画像コマが存在しなくなり、常に良好な読み取りを行うことができる。
【0105】
なお、第3の実施の形態では、副走査方向に移動する照射光に追随して移動するようにミラー71aと結像レンズとを移動させる構成としているが、本発明ではこの構成に限らず、例えば、副走査方向に移動する照射光に追随してミラー71aを回動させると共にミラー71aにより反射された光が常にCCDラインセンサ62の受光面で結像するように結像レンズを移動させる構成とすることも可能である。また、ミラー71aを使用せずにCCDラインセンサ62自体を副走査方向に移動する照射光に追随するように移動させる構成とすることも可能である。
【0106】
また、第3の実施の形態では、照射光を副走査方向に移動させるために、光源ユニット51自体を移動させる構成としているが、本発明ではこの構成に限らず、光源ユニット51を固定し、光源ユニット51からの光を予め定めたフィルム上の位置に照射させる反射ミラーなどの光路偏向部材により、フィルムに光を照射する構成とすることも可能である。
【0107】
この場合も、例えば、搬送速度と同じ速度となるように副走査方向に光路偏向部材を移動させる構成としたり、光路偏向部材の光偏向面の偏向角度を変えてフィルム上の被照射位置が副走査方向に移動するように偏向角度を制御する構成とすることも可能である。
【0108】
さらに、本第3の実施の形態では、光源ユニット51及びミラー71aの移動によるフィルム12の読み取りを1画像コマ分(予測された画像コマ分)としているため、光源ユニット51及びミラー71aの移動によるフィルム12の読み取り終了後に1画像コマ分フィルム12が搬送されたら、CCDラインセンサ62による読取を再開するようにしているが、光源ユニット51及びミラー71aの移動によるフィルム12の読取は1画像コマ分に限らない。したがって、これに伴なって再開されるCCDラインセンサ62による読取再開タイミングも1画像コマ分搬送された後に限らない。
【0109】
なお、本第3の実施の形態では、CCDラインセンサは移動させずにミラー71aの位置を調整することによりCCDラインセンサの読取位置を光源ユニットにより照射位置と一致するように調整しているが、本発明はこの構成に限らない。
【0110】
例えば、図10に示すように、光源ユニット51とCCDラインセンサ62とを副走査方向に移動可能に構成したり、図11に示すように、光源ユニット51を固定して設けると共に、光源ユニット51とフィルム12との間に副走査方向に移動可能なミラー71bを設け、このミラー71bをCCDラインセンサ62と同期して副走査方向に移動させることにより、フィルム12上に照射される光の照明位置を移動させる構成とすることも可能である。
【0111】
もちろん、逆の構成(すなわち、CCDラインセンサ62を固定して設けると共に、CCDラインセンサ62とフィルムとの間に副走査方向に移動可能なミラー71bを設け、このミラー71bを光源ユニット51と同期して副走査方向に移動させる構成)も可能である。
【0112】
さらに、光源ユニット51とCCDラインセンサ62とを固定して設けると共に、光源ユニット52とフィルム12との間及びフィルム12とCCDラインセンサ62との間にそれぞれ副走査方向に移動可能なミラー71a、71bを設け、これら2つのミラー71a、71bを副走査方向に同期して移動させることにより、フィルム12上に照射される光の照明位置及びCCDラインセンサ62の読み取り位置を一致させることができる。
【0113】
また、CCDラインセンサ等の読取手段をネガフィルムの搬送方向に少なくとも1画像コマの長さ離間した位置に2つ並べて配置し、一方の読取手段により画像コマを読取中に前記干渉が生じると予測される画像コマの読み取りを、前記干渉が生じる前に他の読取手段が読み取るようにしてもよい。この場合もフィルムの搬送を停止しなくともよいので、処理時間を短縮して効率的な画像の読み取りを行なうことができる。
【0114】
なお、上記第1の実施の形態から第3の実施の形態においては、不連続部検出センサ49をフィルム12の幅方向両端部に対応する位置に設ける構成としたが、例えば、図2または図6に示したように、少なくともフィルム12の端部同士が離間した状態でタブやスプライシングテープにより繋ぎ合わされている場合は、不連続部検出センサ49を、フィルム12の離間した端部側のみに設ける構成とすることもできる。この場合、必要な不連続部検出センサ49が1つであるので、装置構成が容易になると共に、その分のコストを下げることができる。
【0115】
なお、例えば、図3に示したように、フィルム12の両端が短いスプライシングテープ14によってそれぞれ繋ぎ合わされている等のように、フィルム12の端部が離間しているかの判断がつきにくい場合や、フィルム12の繋ぎ目端部が離間していない場合は、本実施の形態のように不連続部検出センサ49をフィルム12の幅方向両端部に対応する位置に設け、受光素子2よって受光される受光量がある時点から一定時間増加または減少すると、不連続部を検出したと判断するように構成することもできる。
【0116】
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態のフィルム画像読取装置(画像読取装置)は、第2の実施の形態の応用例であり、タブ付きフィルム用搬送ローラ対79を設けた位置に、タブ15を挟持して搬送する搬送ローラ対74を供えると共に、画像読み取り位置に、図12に示すように、フィルム12cの下側からフィルム12cを支持してフィルム搬送面を形成する凸状のガイド部材20が設けられている。
【0117】
また、第4の実施の形態のフィルム画像読取装置は、全ての搬送ローラがタブ15を挟持して搬送するタブ側搬送ローラ対であり、ネガフィルム11に非接触でフィルム12cを搬送する構成である。なお、その他の構成は、上述した第2の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
【0118】
凸状ガイド部材20は、画像読み取り位置が頂部となるように配設されており、フィルムの通過側の画像読み取り位置にはネガフィルム11を透過した光を通過させるための切欠き部(透過部)22が形成されている。
【0119】
また、凸状ガイド部材20のタブ通過側の搬送方向上流側位置と搬送方向下流側位置とのそれぞれには、フィルム12cを上側から抑え付けるガイドローラ24a、24bが設けられている。
【0120】
本第4の実施の形態では、これら2つのガイドローラ24a、24bと凸状ガイド部材20とによって、フィルム12cが挟持搬送される。このとき、2つのガイドローラ24a、24bにより上側から抑えられる力と凸状ガイド部材20の頂部により下側から押し上げられる力とによってフィルム12cが凸状ガイド部材20の表面に沿って湾曲し、凸状ガイド部材20の頂部位置で平坦性を持つようになる。
【0121】
また、フィルム12cが湾曲された状態では、ネガフィルム11自身の張りによってネガフィルム11が縒れることがないので、ネガフィルム11自体を挟持搬送しなくともタブ15のみを挟持搬送するだけで良好な搬送が可能である。
【0122】
すなわち、2つのガイドローラ24a、24bと凸状ガイド部材20とによって、フィルム12cを挟持搬送する構成とすることにより、ネガフィルム11に非接触な状態であっても良好な読み取りと搬送が可能となる。
【0123】
また、第4の実施の形態において、読み取り対象となるフィルム12cは、ネガフィルム11側にコマ番号等の情報がバーコードや英数字等(図示せず)で記録されると共に、タブ15側に各コマのそれぞれに対して予め定めた配置で設けられるコマ位置検出用のノッチ25が設けられている。
【0124】
そのため、ガイド部材20のノッチ25が通過する領域に、ノッチ25読み取り用の切欠き26が設けられている。画像読み取り用のCCDラインセンサ62は、画像の読み取りと共に該ノッチ25読み取り用の切欠き26からタブ15に記録されたノッチを読み取る。もちろん、切欠き26の代わりにスリットや透明な部材によりノッチ25読み取り用の透過部を構成してもよい。
【0125】
なお、第4の実施の形態の構成では、画像読み取り用のCCDラインセンサ62が画像の読み取りと共にフィルム12cに記録されたバーコードや英数字等の情報及びノッチを読み取る構成としているため、前記情報を読みとるためのセンサ及びコマ検知用のセンサが不要であり、装置構成が簡略化できるので好ましい。もちろん、CCDラインセンサ62が画像のみを読み取るように構成し、前記情報を読みとるためのセンサ及びコマ検知用のセンサをそれぞれ設けても良い。
【0126】
さらに、本第4の実施の形態では、フィルム12cを透過した光をガイド部材により妨げられないようにするために、ガイド部材20に切欠き部22を設けた構成としたが、本発明は、切欠き部22を備えたガイド部材20に限定するものでなく、少なくとも画像読み取り位置に、例えば、スリットや、光の透過を妨げない透明な材料が設けられ、フィルム12cを透過した光がガイド部材20を通過できる構成であれば適用できる。
【0127】
なお、以上述べた全ての実施の形態においては、透過型の読取機構について説明したが、本発明は、光源ユニットと読取機構とを同じ側に設けた構成の反射型の読取機構においても適用することができる。
【0128】
さらに、以上述べた全ての実施の形態において、本発明の写真感光材料としてネガフィルムを適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、リバーサルフィルム(ポジフィルム)の読み取りに対しても本発明は適用できることはいうまでもない。
【0129】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像読取方法によれば、搬送速度を変えさせる要因となる繋ぎ目やパーフォレーションの切れ目があっても良好な読み取りを実行できる、という効果が得られる。
【0130】
また、本発明の画像読取装置によれば、繋ぎ目や切れ目のある長尺状の写真感光材料を常に所定の搬送速度で搬送し、継続して良好に読取を実行できる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るフィルム画像読取装置16の概略構成を示す説明図である。
【図2】スプライシングテープを用いて複数のフィルムを長尺状とした一例を示す説明図である。
【図3】スプライシングテープを用いて複数のフィルムを長尺状とした別の一例を示す説明図である。
【図4】不連続部検出センサ49の位置、補助搬送ローラ対73の位置、搬送ローラ対74の位置とを示す説明図である。
【図5】第1の実施の形態に係るプレスキャン部36における制御回路42によるフィルム12搬送の制御ルーチンである。
【図6】第2の実施の形態に係るフィルム画像読取装置16の要部の概略を説明する斜視図である。
【図7】図7(A)は、第2の実施の形態に係るフィルム画像読取装置の要部を側面からみた概略構成図であり、図7(B)は、図7(A)の上面図である。
【図8】第3の実施の形態に係るフィルム画像読取装置17の概略構成を示す説明図である。
【図9】第3の実施の形態に係るプレスキャン部36における制御回路42による光源ユニット51の移動制御とミラー71aの移動の制御ルーチンである。
【図10】図10(A)は第3の実施の形態の応用例を説明するフィルム画像読取装置の要部を側面からみた概略構成図であり、図10(B)は、図10(A)の上面図である。
【図11】図11(A)は第3の実施の形態の別の応用例を説明するフィルム画像読取装置の要部を側面からみた概略構成図であり、図11(B)は、図11(A)の上面図である。
【図12】図12(A)は第4の実施の形態に係るフィルム画像読取装置16の要部の概略を説明する上面図であり、図12(B)は図12(A)の斜視図である。
【符号の説明】
11 ネガフィルム(写真感光材料)
12a、12b 長尺状フィルム
12c タブ付きフィルム
14 スプライシングテープ
15 タブ
16、17 フィルム画像読取装置(画像読取装置)
36 プレスキャン部
38 ファインスキャン部
40 挿入検出センサ
40A、49A 発光素子
40B、49B 受光素子
42 制御回路(制御手段)
44 ローラ
46 読取ヘッド
48 コマ番号検出センサ
49 不連続部検出センサ
50 画面検出センサ
51 光源ユニット(制御手段;読取位置移動手段)
52 ランプ
54 ドライバ
56 CCフィルタ群
58 光拡散ボックス
60 結像レンズ
62 CCDラインセンサ(読取手段)
64 増幅器
66 LOG変換器
68 A/D変換器
71a、71b ミラー(制御手段;読取位置移動手段)
73 補助搬送ローラ対(補助搬送手段)
74 搬送ローラ対(搬送手段)
75 駆動モータ
76 従動ローラ対
78A、78B 従動ローラ
79b タブ側搬送ローラ対
79a フィルム側搬送ローラ対
79 タブ付きフィルム用搬送ローラ対
80 パルスモータ
81 補助パルスモータ
82 ドライバ
83A、83B ループ管理用センサ
85 補助ドライバ

Claims (8)

  1. 複数の画像コマが記録された長尺状の写真感光材料を長手方向に沿って搬送すると共に、搬送方向と交差する方向に沿って形成された画像読取位置を通過する画像コマを読み取る画像読取方法において、
    搬送中に搬送手段と干渉して搬送手段による写真感光材料の搬送速度を変化させる写真感光材料の部分を検出し、
    前記検出された前記写真感光材料の部分が前記搬送手段と干渉するときに読み取られる画像コマを予測し、
    前記予測された画像コマを写真感光材料が搬送手段に干渉されない状態にして読み取ることを特徴とする画像読取方法。
  2. 前記搬送手段に代えて前記搬送手段から少なくとも1画像コマの長さ分離間した位置に設けられた補助搬送手段を使用して前記予測された画像コマを写真感光材料が搬送手段に干渉されない状態にして読み取る請求項1に記載の画像読取方法。
  3. 複数の画像コマが記録された長尺状の写真感光材料を搬送する複数の搬送手段と、
    該搬送手段により搬送された写真感光材料の画像コマを、搬送方向と交差する方向に沿って形成された予め定めた読取位置で読み取る読取手段と、
    前記搬送手段による写真感光材料の搬送中に特定の搬送手段と干渉して特定の搬送手段による写真感光材料の搬送速度を変化させる写真感光材料の部分を検知する検知手段と、
    該検知手段による検知結果に基いて前記写真感光材料の搬送速度を変化させる部分が特定の搬送手段と干渉するときに読み取られる画像コマを予測する予測手段と、
    該予測手段により予測された画像コマを写真感光材料が特定の搬送手段に干渉されない状態で読取手段によって読み取られるように制御する制御手段と、
    を備えた画像読取装置。
  4. 前記特定の搬送手段から少なくとも1画像コマの長さ分離間した位置に補助搬送手段をさらに設け、
    前記制御手段は、前記読取手段により予測された画像コマが読み取られる際に、前記補助搬送手段により写真感光材料が搬送されるように制御する請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 写真感光材料上に照射される光の位置と前記読取手段による読取位置とを同期して移動させる読取位置移動手段をさらに設け、
    前記制御手段は、少なくとも前記予測された画像コマの読み取りを、写真感光材料の搬送を停止させた状態で、前記読取位置移動手段により前記光の位置と前記読取位置とを同期して移動させながら前記読取手段が読み取るように制御する請求項3に記載の画像読取装置。
  6. 長尺状のタブに沿って複数の写真感光材料の長辺を貼着して形成した長尺状の写真感光材料の画像コマを読み取る画像読取装置において、
    写真感光材料を移動可能に挟持し、且つ、写真感光材料の挟持を解除可能に構成された挟持手段と、
    長尺状のタブを挟持して搬送するタブ搬送手段と、
    搬送中の画像コマを予め定めた読み取り位置で読み取る読取手段と、
    前記写真感光材料の搬送中に、前記挟持手段と干渉して前記搬送速度を変化させる写真感光材料の部分を検知する検知手段と、
    前記検知手段による検知結果に基いて、写真感光材料が挟持手段と干渉する前に挟持手段による写真感光材料の挟持を解除し、読取手段によって画像コマを読み取る制御手段と、
    を備えた画像読取装置。
  7. 長尺状のタブに沿って複数の写真感光材料の長辺を貼着して形成した長尺状の写真感光材料の画像コマを読み取る画像読取装置において、
    写真感光材料を移動可能に挟持する挟持手段と、
    長尺状のタブを挟持して搬送するタブ搬送手段と、
    搬送中の画像コマを予め定めた読み取り位置で読み取る読取手段と、
    前記写真感光材料の搬送中に、前記挟持手段と干渉して前記搬送速度を変化させる写真感光材料の部分を検知する検知手段と、
    該検知手段による検知結果に基いて前記写真感光材料の搬送速度を変化させる部分が特定の搬送手段と干渉するときに読み取られる画像コマを予測する予測手段と、
    前記写真感光材料上に照射される光の位置と前記読取手段による読取位置とを同期して移動させる読取位置移動手段と、
    写真感光材料が挟持手段と干渉する前に写真感光材料の搬送を停止させ、前記読取手段により少なくとも前記予測された画像コマが読み取られるように前記読取位置移動手段を制御する制御手段と、
    を備えた画像読取装置。
  8. 前記読取手段は、ラインCCDである請求項3乃至請求項7の何れか1項記載の画像読取装置。
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