JPH118731A - デジタル画像焼付装置 - Google Patents

デジタル画像焼付装置

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JPH118731A
JPH118731A JP9160214A JP16021497A JPH118731A JP H118731 A JPH118731 A JP H118731A JP 9160214 A JP9160214 A JP 9160214A JP 16021497 A JP16021497 A JP 16021497A JP H118731 A JPH118731 A JP H118731A
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JP
Japan
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cut sheet
photographic paper
image
sheet photographic
transport
Prior art date
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JP9160214A
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English (en)
Inventor
Yutaka Osone
裕 大曽根
Tetsuya Kurimoto
哲也 栗本
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カットシート印画紙の利用効率が向上するデ
ジタル画像焼付装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 カットシート印画紙11を搬送しなが
ら、一次元画像露光エンジン10を用いてカットシート
印画紙11の搬送方向と略直交する方向の一次元画像を
カットシート印画紙11に露光して二次元画像を形成す
るデジタル画像焼付装置であって、一次元画像露光エン
ジン10の上流側と下流側とに、カットシート印画紙を
挟持搬送する第1および第2の搬送ローラ対12,13
を配置すると共に、第1及び第2の搬送ローラ対12,
13の少なくとも一方のローラを他方のローラより離反
させる圧着解除機構14,15を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル画像デー
タをカットシート印画紙に形成するデジタル画像焼付装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル画像データを印画紙に形成する
場合、印画紙を固定して二次元画像を形成する方法と、
印画紙を搬送しながら一次元画像を形成する方法とがあ
る。
【0003】印画紙を搬送しながら一次元画像を形成す
る方法においては、印画紙を挟持搬送する搬送ローラ対
を1組のみ使用し、搬送の影響を画像に与えないように
している。
【0004】ここで、図9(a)を用いて、1組の搬送ロ
ーラ対で印画紙を挟持搬送しながら、画像を形成するデ
ジタル画像焼付装置の構成を説明する。図において、1
は印画紙2を挟持搬送する搬送ローラ対である。3は印
画紙2に対して一次元画像を形成する一次元画像露光エ
ンジンである。
【0005】次に、上記構成の動作を説明すると、搬送
ローラ対1は印画紙2を矢印A方向に挟持搬送する。そ
して、一次元画像露光エンジン3が、印画紙2へ一次元
画像を露光することにより、印画紙2上に二次元デジタ
ル画像が形成される。
【0006】このような構成のデジタル画像焼付装置に
おいては、図9(b)に示すように、印画紙2の先頭部、
即ち、一次元画像露光エンジン3と搬送ローラ対1との
間の印画紙2の領域は、印画紙2を搬送するためにのみ
用いられる搬送領域、即ち、非露光領域2aとなり、こ
の非露光領域2a以降のハッチングで示した領域が露光
領域2bとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、ミニラボシステ
ムにおいては、縁取りの無い写真の需要の増加により、
所定の大きさにカットされた印画紙(カットシート印画
紙)を用いて形成を行なうタイプが多くなっている。
【0008】しかし、図9に示すような構成のデジタル
画像焼付装置をミニラボシステムに組み込む場合には、
一枚のカットシート印画紙毎に非露光領域(搬送領域)2
aが必要となり、デジタル画像形成後に、この非露光領
域2aを除去しなければならず、印画紙の利用効率が悪
くなる問題点がある。
【0009】更に、除去した非露光領域の処分の問題も
ある。本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、
その目的は、カットシート印画紙の利用効率が向上する
デジタル画像焼付装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(1) 図1は請求項1記載の発明のデジタル画像焼付装置
を説明する原理図である。図において、10はカットシ
ート印画紙11の搬送方向(図において、矢印B,矢印C方
向)と略直交する方向の一次元画像をカットシート印画
紙11に露光する一次元画像露光エンジンである。この
一次元画像露光エンジン10の上流側と、下流側とに
は、カットシート印画紙11を挟持搬送する第1の搬送
ローラ対12及び第2の搬送ローラ対13が配置されて
いる。これら第1及び第2の搬送ローラ対12,13に
は、一方のローラを他方のローラより離反させる第1及
び第2の圧着解除機構14,15が設けられている。
【0011】上記構成のデジタル画像焼付装置において
は、図1(a)に示すように、第2の圧着解除機構15を
駆動して、第2の搬送ローラ対13の一方のローラを他
方のローラより離反させ、第1の搬送ローラ対12によ
りカットシート印画紙11を矢印B方向に搬送すると、
カットシート印画紙11のハッチングで示した領域bを
露光して、画像を形成することができる。
【0012】又、図1(b)に示すように、第1の圧着解
除機構14を駆動して、第1の搬送ローラ対12の一方
のローラを他方のローラより離反させ、第2の搬送ロー
ラ対13によりカットシート印画紙11を矢印C方向に
搬送すると、カットシート印画紙11のハッチングで示
した領域cを露光して、画像を形成することができる。
【0013】従って、非露光領域(搬送領域)を設けずと
も、カットシート印画紙11の全域にわたって画像を形
成することができ、カットシート印画紙11の利用効率
を向上させることができる。
【0014】尚、図1においては、一次元画像露光エン
ジン10の上流側,下流側にそれぞれ1組の搬送ローラ
対12,13を設けた例で説明を行ったが、これに限定
するものではなく、一次元画像露光エンジン10の上流
側,下流側にそれぞれ複数組の搬送ローラ対を設けても
良い。
【0015】更に、圧着解除機構14,15は、各搬送
ローラ対の一方のローラのみを駆動する例で説明を行っ
たが、両方のローラを駆動して、互に離反させても良
い。 (2) 請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明におい
て、一枚の画像を前記カットシート印画紙の搬送方向で
分割して形成する際に、カットシート印画紙の搬送方向
の上流側の画像を形成する場合には、下流側の搬送ロー
ラ対を用いて前記カットシート印画紙を下流方向に搬送
し、前記カットシート印画紙の分割位置から上流側に向
かって画像を形成し、カットシート印画紙の搬送方向の
下流側の画像を形成する場合には、上流側の搬送ローラ
対を用いて前記カットシート印画紙を上流方向に搬送
し、前記カットシート印画紙の分割位置から下流側に向
かって画像を形成することを特徴とするデジタル画像焼
付装置である。
【0016】図1を用いて動作を説明すると、一次元画
像露光エンジン10がカットシート印画紙11の略中央
部と対向するように、カットシート印画紙11を配置
し、初期位置とする。
【0017】(a)図に示すように、第2の圧着解除機構
15を駆動して、第2の搬送ローラ対13の一方のロー
ラを他方のローラより離反させる。そして、第1の搬送
ローラ対12を用いてカットシート印画紙11を矢印B
方向に挟持搬送しながら、一次元画像露光エンジン10
でカットシート印画紙11の分割位置から上流側に向か
って画像を形成する。画像形成をカットシート印画紙1
1の先端まで行い、その後、初期位置まで復帰させる
と、カットシート印画紙11には、一枚の画像のうちの
半分の画像が領域Bに形成される。
【0018】次に、(b)図に示すように、第1の圧着解
除機構14を駆動して、第1の搬送ローラ対12の一方
のローラを他方のローラより離反させる。そして、第2
の搬送ローラ対13を用いてカットシート印画紙11を
矢印C方向に挟持搬送しながら、一次元画像露光エンジ
ン10でカットシート印画紙11の分割位置から下流側
に向かって画像を形成する。画像形成をカットシート印
画紙11の後端まで行い、その後、初期位置まで復帰さ
せると、カットシート印画紙11には、一枚の画像の残
り半分の画像が領域Cに形成される。
【0019】従って、非露光領域(搬送領域)を設けずと
も、カットシート印画紙11の全域にわたって画像を形
成することができ、カットシート印画紙11の利用効率
を向上させることができる。
【0020】更に、搬送ローラ対によって引っ張られて
カットシート印画紙11は搬送されるので、一次元画像
露光エンジン10とカットシート印画紙を挟持搬送する
搬送ローラ対との間に、カットシート印画紙11の搬送
を邪魔するなんらかの抵抗があったとしても、安定した
搬送を行なうことができる。
【0021】(3) 請求項3記載の発明は、請求項1記載
の発明において、他の焼付装置により上流側に画像が形
成された前記カットシート印画紙の下流側に画像を形成
する場合、上流側の搬送ローラ対を用いて前記カットシ
ート印画紙を上流方向に搬送し、前記カットシート印画
紙の分割位置から下流側に向かって画像を形成し、他の
焼付装置により下流側に画像が形成された前記カットシ
ート印画紙の上流側に画像を形成する場合、下流側の搬
送ローラ対を用いて前記カットシート印画紙を下流方向
に搬送し、前記カットシート印画紙の分割位置から上流
側に向かって画像を形成することを特徴とするデジタル
画像焼付装置である。
【0022】図1を用いて動作を説明すると、一次元画
像露光エンジン10がカットシート印画紙11の分割位
置と対向するように、カットシート印画紙11を配置す
る。そして、カットシート印画紙11の下流側に画像を
形成する場合には、(b)図に示すように、、第1の圧着
解除機構14を駆動して、第1の搬送ローラ対12の一
方のローラを他方のローラより離反させる。そして、上
流側の第2の搬送ローラ対13を用いてカットシート印
画紙11を矢印C方向に挟持搬送しながら、一次元画像
露光エンジン10でカットシート印画紙11の分割位置
から下流側に向かって画像を形成すると、下流側の領域
Cに画像が形成される。
【0023】又、カットシート印画紙11の上流側に画
像を形成する場合には、(a)図に示すように、第2の圧
着解除機構15を駆動して、第2の搬送ローラ対13の
一方のローラを他方のローラより離反させる。そして、
下流側の第1の搬送ローラ対12を用いてカットシート
印画紙11を矢印B方向に挟持搬送しながら、一次元画
像露光エンジン10でカットシート印画紙11の分割位
置から上流側に向かって画像を形成すると、上流側の領
域Bに画像が形成される。
【0024】従って、非露光領域(搬送領域)を設けずと
も、カットシート印画紙11の上流側又は下流側に画像
を形成することができ、カットシート印画紙11の利用
効率を向上させることができる。
【0025】更に、搬送ローラ対によって引っ張られて
カットシート印画紙11は搬送されるので、一次元画像
露光エンジン10とカットシート印画紙を挟持搬送する
搬送ローラ対との間に、カットシート印画紙11の搬送
を邪魔するなんらかの抵抗があったとしても、安定した
搬送を行なうことができる。
【0026】(4) 請求項4記載の発明は、請求項2記
載の発明において、前記分割して形成された画像間に未
露光部分を形成することを特徴とするデジタル写真焼付
装置である。
【0027】分割して形成された画像間に未露光部分を
形成することにより、分割して形成された画像のずれを
目立たなくすることができる。 (5) 請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明におい
て、前記上流側の搬送ローラ対と、下流側の搬送ローラ
対とのうち、一方の搬送ローラ対は駆動源によって直接
駆動し、他方の搬送ローラ対は、前記駆動源から動力伝
達機構を介して駆動すると共に、一枚の画像を分割しな
いで形成する場合、駆動源によって直接駆動される搬送
ローラ対を用いて前記カットシート印画紙を搬送するこ
とを特徴とするデジタル画像焼付装置である。
【0028】一方の搬送ローラ対は、駆動源によって直
接駆動され、他方の搬送ローラ対は、動力伝達機構を介
して駆動源によって駆動される。そして、カットシート
印画紙を駆動源によって直接駆動される搬送ローラ対を
用いて搬送することにより、精度の良い搬送が行われ、
画像品質が向上する。
【0029】尚、動力伝達機構としては、ギヤ列、ベル
トとプーリ、チェーンとスプロケット等があるが限定す
るものではない。 (6) 請求項6記載の発明は、請求項2又は3記載の発
明において、前記上流側に前記カットシート印画紙の先
端、後端を検出する検出部と、該検出部からの信号を取
り込んで、画像の分割の位置を前記カットシート印画紙
の先端、後端のうち、どちらか一方から決定する制御部
とを設けたことを特徴とするデジタル画像焼付装置であ
る。
【0030】制御部は、検出部からのカットシート印画
紙の先端及び後端を検出した信号を取り込んで、カット
シート印画紙の搬送方向の長さを算出し、画面分割の位
置を先端、後端のうちどちらか一方から決定する。
【0031】検出部が一つですむので、コストを安くす
ることができる。尚、検出部としては、マイクロスイッ
チ等の接触式のセンサや、光電センサ,近接スイッチ等
の非接触式のセンサ等があるが限定するものではない。
【0032】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態を説明する。図3を用いて、本実施の形態例のデジ
タル画像焼付機の全体構成を説明する。本実施の形態例
のデジタル画像焼付装置20は、ミニラボシステム内の
写真屋焼付装置21と、現像装置19との間に配設され
るものである。
【0033】本デジタル画像焼付装置20内には、搬送
路切替部30と、搬送路合流部29とが設けられてい
る。そして、搬送路切替部30と、搬送路合流部29と
の間には、FOCRT(Fiber Optical CRT)等の一次元画像露
光エンジン22へカットシート印画紙を搬送し、一次元
画像露光エンジン22でデジタル画像が形成されたカッ
トシート印画紙を現像装置19へ搬送する第1の搬送路
31と、一次元画像露光エンジン22を迂回する第2の
搬送路32とが設けられている。
【0034】第1の搬送路31において、40は搬送路
切替部30で搬送路が切り替えられたカットシート印画
紙を一次元画像露光エンジン22方向に挟持搬送する第
1の搬送ベルト部、41は第1の移動ガイド板で、この
第1の移動ガイド板41は、図において、実線位置と、
二点鎖線位置との間を図示しないソレノイド等の駆動源
によって移動されるようになっている。
【0035】一次元画像露光エンジン22の上流側(第
1の搬送ベルト部40側)にはカットシート印画紙を挟
持搬送する第1の搬送ローラ対45が、下流側には第2
の搬送ローラ対46が配置されている。
【0036】47は第2の搬送ローラ対46で搬送され
たカットシート印画紙を挟持搬送する第3の搬送ローラ
対、48は第2の搬送ローラ対46と第3の搬送ローラ
対48との間に設けられ、これら2つの搬送ローラ対間
でカットシート印画紙を案内する第2の移動ガイド板で
ある。この第2の移動ガイド板48も、第1の移動ガイ
ド板41と同様に、図において、実線位置と、二点鎖線
位置との間を図示しないソレノイド等の駆動源によって
移動されるようになっている。
【0037】50は第3の搬送ローラ対47で搬送路合
流部29方向へ搬送されたカットシート印画紙を案内す
るガイド板、51はガイド板50で案内されたカットシ
ート印画紙を搬送路合流部29方向へ挟持搬送する第2
の搬送ベルト部である。
【0038】更に、一次元画像露光エンジン22の下部
には、カットシート印画紙を一次元画像露光エンジン2
2に押しつける圧着板60が設けられている。次に、図
2を用いて一次元画像露光エンジン22部分の詳細な説
明を行なう。図において、59は装置フレームに取り付
けられたベースである。圧着板60は、ベース59上に
設けられ、上下方向に延びるガイド61,62に移動可
能に係合している。
【0039】63はベース59に設けられ、出力軸63
aに板カム64が固着された圧着板上下駆動モータであ
る。圧着板60には、板カム64に当接可能なカムフォ
ロア65が設けられ、圧着板上下駆動モータ63を駆動
することにより、圧着板60は上下方向に移動し、カッ
トシート印画紙を一次元画像露光エンジン22に圧着/
圧着解除するようになっている。
【0040】第1の搬送ローラ対45は、回転駆動され
る搬送ローラ71と、搬送ローラ71に当接/離反する
ピンチローラ72とから構成される。同様に、第2の搬
送ローラ対46も、回転駆動される搬送ローラ73と、
搬送ローラ73に当接/離反するピンチローラ74とか
ら構成される。75はベース59に取り付けられた搬送
ローラ駆動モータである。この搬送ローラ駆動モータ7
5の出力軸75aには、プーリ76と、第1の搬送ロー
ラ対45の搬送ローラ71とが固着されている。
【0041】第2の搬送ローラ対46の搬送ローラ73
の軸77には、プーリ78が固着されている。そして、
第1の搬送ローラ対45側のプーリ76と、第2の搬送
ローラ対46側のプーリ78とには、ベルト80が巻き
掛けられ、第1及び第2の搬送ローラ対45,46の搬
送ローラ71,73は、搬送ローラ駆動モータ75によ
って、同方向に駆動されるようになっている。尚、8
1,82は、ベルト80に張力を与えるテンションロー
ラである。
【0042】第1の搬送ローラ対45のピンチローラ7
2は、ベース59上で、上下方向に延びるガイド81,
82に摺動可能に係合する第1のスライドプレート83
上に回転可能に設けられている。同様に、第2の搬送ロ
ーラ対46のピンチローラ74も、ベース59上で、上
下方向に延びるガイド86,87に摺動可能に係合する
第2のスライドプレート88上に回転可能に設けられて
いる。
【0043】第1のスライドプレート83には、搬送ロ
ーラ駆動モータ75の出力軸75aが遊挿される上下方
向に延びた長穴83aが設けられている。同様に、第2
のスライドプレート88にも、搬送ローラ73の軸77
が遊挿される上下方向に延びた長穴88aが形成されて
いる。
【0044】更に、第1のスライドプレート83の下部
には略矩形のカム穴83bが、第2のスライドプレート
88の下部には略矩形のカム穴88bがそれぞれ形成さ
れている。
【0045】90はベース59に設けられたピンチロー
ラ上下駆動モータである。このピンチローラ上下駆動モ
ータ90の出力軸90aには、プーリ91が固着されて
いる。
【0046】第1のスライドプレート83のカム穴83
bには、ベース59上に回転可能に設けられた軸92に
固着され、カム穴83bの内壁面に当接可能な板カム9
3が配設されている。同様に、第2のスライドプレート
88のカム穴88bには、ベース59上に回転可能に設
けられた軸95に固着され、カム穴88bの内壁面に当
接可能な板カム96が配設されている。
【0047】板カム93が固着された軸92と、板カム
96が固着された軸95とには、それぞれプーリ98,
99が固着されている。そして、ピンチローラ上下駆動
モータ90側のプーリ91と、板カム93側のプーリ9
8と、板カム96側のプーリ99とには、ベルト100
が巻き掛けられ、ピンチローラ上下駆動モータ90によ
り、板カム93,96は回転駆動されるようになってい
る。
【0048】板カム93が回転すると、第1のスライド
プレート83は、ガイド81,82に沿って上下方向に
移動し、第1の搬送ローラ対45のピンチローラ72は
搬送ローラ71に対して当接/離反する。同様に、板カ
ム96が回転すると、第2のスライドプレート88はガ
イド86,87に沿って上下方向に移動し、第2の搬送
ローラ対46のピンチローラ74は搬送ローラ73に対
して当接/離反する。
【0049】従って、これら第1及び第2のスライドプ
レート83,88、板カム93,96、プーリ91,98,
99、ベルト100、ピンチローラ上下駆動モータ90
等で、第1および第2の搬送ローラ対45,46の搬送
ローラ71,73に圧着するピンチローラ72,74を離
反(圧着解除)させる圧着解除機構が形成されている。
【0050】更に、第1の搬送ローラ対45の上流側に
は、カットシート印画紙の先端と後端とを検出する第1
のセンサ105が設けられている。又、図3において、
搬送路切替部30と第1の搬送ベルト部40との間に
は、カットシート印画紙が来たことを検出する第2のセ
ンサ106が設けられている。
【0051】次に、図4を用いて、本実施の形態例の電
気的接続を説明する。図において、110は搬送路切替
部30を駆動するソレノイド等の駆動手段、111は第
1の搬送ベルト部40を駆動するモータ等の駆動手段、
112は第2の搬送ベルト部51を駆動するモータ等の
駆動手段、113は第1の移動ガイド板41を駆動する
ソレノイド等からなる第1の移動ガイド板駆動手段、1
14は第2の移動ガイド板48を駆動するソレノイド等
からなる第2の移動ガイド板駆動手段、120は第1お
よび第2のセンサ105,106からの信号を取り込ん
で、搬送路切替部駆動手段110、第1及び第2の搬送
ベルト部駆動手段111,112、第1及び第2の移動
ガイド板駆動手段113,114、搬送ローラ駆動モー
タ75、圧着板上下駆動モータ63、ピンチローラ上下
駆動モータ90、一次元画像露光エンジン22を駆動す
る制御部である。
【0052】次に、図5〜図8を用いて、本実施の形態
例のデジタル画像焼付装置の動作を説明する。 (1) 画像を分割してカットシート印画紙200へ画像焼
付を行なう場合(図2、図3、図4、図5及び図6参照) 図8(a)に示すように、カットシート印画紙200全域
にわたって複数の小さなデジタル画像Cを記録するAPSシ
ステムのインデックスプリント等を形成するケースに相
当する。
【0053】先ず、制御部120は搬送路切替部駆動手
段110を駆動して、カットシート印画紙200を第1
の搬送ベルト部40方向へ搬送する。第2のセンサ10
6によって、カットシート印画紙200が検出される
と、制御部120は以下のような動作を行なう。
【0054】第1の移動ガイド板駆動手段113を駆動
して、第1の移動ガイド板41を図3の実線位置に移動
させる共に、第2の移動ガイド板駆動手段114を駆動
して、第2の移動ガイド板48を図3の二点鎖線位置に
移動させる。又、ピンチローラ上下駆動モータ90を駆
動して、第1の搬送ローラ対45のピンチローラ72を
搬送ローラ71に当接させ、第2の搬送ローラ対46の
ピンチローラ74を搬送ローラ73より離反させ、更
に、搬送ローラ駆動モータ75を駆動する。
【0055】そして、図5(a)に示すように、第1の搬
送ベルト部40で搬送されたカットシート印画紙200
は、第1の移動ガイド板41に案内されて、一次元画像
露光エンジン22方向へ搬送される。このとき、第1の
センサ105がカットシート印画紙200の先端を検出
する。
【0056】更に、図5(b)に示すように、カットシー
ト印画紙200が搬送されると、カットシート印画紙2
00は第1の搬送ローラ対45で挟持され、矢印方向へ
搬送される。カットシート印画紙200の後端を第1の
センサ105が検出すると、制御部120は搬送ローラ
駆動モータ75を停止する。
【0057】この時、制御部120はカットシート印画
紙200の搬送方向の長さを演算し、これから形成しよ
うとする画像の分割位置をカットシート印画紙200の
先端又は後端のうちどちらか一方より決定する。
【0058】分割する位置の例としては、予め設定され
た領域に画像を記録する場合と、画像の記録位置が決ま
っていない場合とに大別される。 予め設定した領域に画像を記録する場合 画像分割位置を予め設定しておき、記録する画像に対応
して、オペレータが指定し、制御部120はオペレータ
の指定に応じて分割位置を決定する。
【0059】例えば、APSシステムのインデックスプリ
ントの場合は、画像と画像との間の空白部分に、カット
シート印画紙200に複数の名刺等を記録する場合は、
名刺画像と名刺画像との間の空白部分に、設定領域に文
字を記録する場合には、設定領域外の部分にそれぞれ分
割位置を設定する。
【0060】 画像の記録位置が決まっていない場合 上流部分に形成された画像と、下流部分に形成された画
像との間に、略0.5mmの未露光部分を設け、分割して形
成された画像のずれを目立たなくする。
【0061】更に、上記(1),(2)の場合、分割した画像
のうちの一方の画像のカットシート印画紙200の搬送
方向の長さは、その画像を形成する際にカットシート印
画紙200を搬送する搬送ローラ対45,46と一次元
画像露光エンジンと22の距離より長く設定する。
【0062】更に、制御部120は、第1の移動ガイド
板駆動手段113を駆動して、第1の移動ガイド板41
を図3において二点鎖線位置に移動させる。次に、図5
(c)に示すように、制御部120は、搬送ローラ駆動モ
ータ75を先程とは逆方向に駆動して、カットシート印
画紙200を矢印方向に搬送し、カットシート印画紙2
00の分割位置が一次元画像露光エンジン22に至る
と、搬送ローラ駆動モータ75を停止する。
【0063】このとき、制御部120は圧着板上下駆動
モータ63を駆動して、圧着板60を一次元画像露光エ
ンジン22方向へ移動させ、カットシート印画紙200
を一次元画像露光エンジン22へ押しつける。
【0064】そして、図5(d)に示すように、制御部1
20は、ピンチローラ上下駆動モータ90を駆動して、
第1の搬送ローラ対45のピンチローラ72を搬送ロー
ラ71より離反させ、第2の搬送ローラ対46のピンチ
ローラ74を搬送ローラ73に当接させ、更に、搬送ロ
ーラ駆動モータ75を駆動し、カットシート印画紙20
0を矢印方向に搬送し、一次元画像露光エンジン22を
用いて、カットシート印画紙200の分割位置から下流
部分に向かって画像を形成する。
【0065】下流部分の画像形成が終了すると、図6
(a)に示すように、制御部120は、圧着板上下駆動モ
ータ63を駆動して、圧着板60を一次元画像露光エン
ジン22から離反させ、搬送ローラ駆動モータ75を先
程とは逆方向に駆動し、カットシート印画紙200の分
割位置が一次元画像露光エンジン22に至ると、搬送ロ
ーラ駆動モータ75を停止する。
【0066】次に、図6(b)に示すように、制御部12
0は、ピンチローラ上下駆動モータ90を駆動して、第
1の搬送ローラ対45のピンチローラ72を搬送ローラ
71へ当接させ、第2の搬送ローラ対46のピンチロー
ラ74を搬送ローラ73より離反させる共に、圧着板上
下駆動モータ63を駆動して、圧着板60を一次元画像
露光エンジン22方向へ移動させ、カットシート印画紙
200を一次元画像露光エンジン22へ押しつける。
【0067】更に、搬送ローラ駆動モータ75を駆動
し、カットシート印画紙200を矢印方向に搬送し、一
次元画像露光エンジン22を用いて、カットシート印画
紙200の分割位置から上流部分に向かって画像を形成
する。
【0068】上流部分の画像形成が終了し、デジタル画
像全体がカットシート印画紙200に形成されると、図
6(c)に示すように、制御部120は、圧着板上下駆動
モータ63を駆動して、圧着板60を一次元画像露光エ
ンジン22から離反させ、ピンチローラ上下駆動モータ
90を駆動して、第1の搬送ローラ対45のピンチロー
ラ72を搬送ローラ71へ当接させ、第2の搬送ローラ
対46のピンチローラ74も搬送ローラ73に当接さ
せ、更に、第2の移動ガイド板駆動手段114を駆動し
て、第2の移動ガイド板48を図3において実線位置に
移動させる。
【0069】そして、搬送ローラ駆動モータ75を先程
とは逆方向に駆動し、カットシート印画紙200を矢印
方向に搬送する。このカットシート印画紙200は、第
2の移動ガイド板48,ガイド板50,第2の搬送ベルト
部51を介して、搬送路合流部29に至り、現像装置1
9でカットシート印画紙200の現像がなされる。
【0070】(2) 他の焼付装置により、上流又は下流側
に画像が形成されたカットシート印画紙にデジタル画像
を形成する場合(図2、図3、図4、図5及び図6参照) 図8(b)に示すように、年賀状や暑中見舞い等の一部(上
流側又は下流側)に写真焼付装置21ですでにフィルム
画像Aが形成されたカットシート印画紙200の残りの
部分に文章等のデジタル画像Bを形成するケースに相当
する。
【0071】この場合、先ず、制御部120は搬送路切
替部駆動手段110を駆動して、カットシート印画紙2
00を第1の搬送ベルト部40方向へ搬送する。第2の
センサ106によって、カットシート印画紙200が検
出されると、制御部120は以下のような動作を行な
う。
【0072】第1の移動ガイド板駆動手段113を駆動
して、第1の移動ガイド板41を図3の実線位置に移動
させる共に、第2の移動ガイド板駆動手段114を駆動
して、第2の移動ガイド板48を図3の二点鎖線位置に
移動させる。又、ピンチローラ上下駆動モータ90を駆
動して、第1の搬送ローラ対45のピンチローラ72を
搬送ローラ71に当接させ、第2の搬送ローラ対46の
ピンチローラ74を搬送ローラ73より離反させ、更
に、搬送ローラ駆動モータ75を駆動する。
【0073】そして、図5(a)に示すように、第1の搬
送ベルト部40で搬送されたカットシート印画紙200
は、第1の移動ガイド板41に案内されて、一次元画像
露光エンジン22方向へ搬送される。このとき、第1の
センサ105がカットシート印画紙200の先端を検出
する。
【0074】更に、図5(b)に示すように、カットシー
ト印画紙200が搬送されると、カットシート印画紙2
00は第1の搬送ローラ対45で挟持され、矢印方向へ
搬送される。カットシート印画紙200の後端を第1の
センサ105が検出すると、制御部120は搬送ローラ
駆動モータ75を停止する。
【0075】この時、制御部120はカットシート印画
紙200の搬送方向の長さを演算し、これから形成しよ
うとする画像の分割位置をカットシート印画紙200の
先端又は後端のうちどちらか一方より決定する。
【0076】更に、制御部120は、第1の移動ガイド
板駆動手段113を駆動して、第1の移動ガイド板41
を図3において二点鎖線位置に移動させる。次に、図5
(c)に示すように、制御部120は、搬送ローラ駆動モ
ータ75を先程とは逆方向に駆動して、カットシート印
画紙200を矢印方向に搬送し、カットシート印画紙2
00の分割位置が一次元画像露光エンジン22に至る
と、搬送ローラ駆動モータ75を停止する。
【0077】このとき、制御部120は圧着板上下駆動
モータ63を駆動して、圧着板60を一次元画像露光エ
ンジン22方向へ移動させ、カットシート印画紙200
を一次元画像露光エンジン22へ押しつける。
【0078】1. カットシート印画紙200の下流側に
デジタル画像を形成する場合 図5(d)に示すように、制御部120は、ピンチローラ
上下駆動モータ90を駆動して、第1の搬送ローラ対4
5のピンチローラ72を搬送ローラ71より離反させ、
第2の搬送ローラ対46のピンチローラ74を搬送ロー
ラ73に当接させ、更に、搬送ローラ駆動モータ75を
駆動し、カットシート印画紙200を矢印方向に搬送
し、一次元画像露光エンジン22を用いて、カットシー
ト印画紙200の分割位置から下流部分に向かって画像
を形成する。
【0079】下流部分の画像形成が終了すると、図6
(a)に示すように、制御部120は、圧着板上下駆動モ
ータ63を駆動して、圧着板60を一次元画像露光エン
ジン22から離反させ、搬送ローラ駆動モータ75を先
程とは逆方向に駆動し、カットシート印画紙200の分
割位置が一次元画像露光エンジン22に至ると、搬送ロ
ーラ駆動モータ75を停止する。
【0080】そして、図6(c)に示すように、制御部1
20は、ピンチローラ上下駆動モータ90を駆動して、
第1の搬送ローラ対45のピンチローラ72を搬送ロー
ラ71へ当接させ、第2の搬送ローラ対46のピンチロ
ーラ74も搬送ローラ73に当接させ、更に、第2の移
動ガイド板駆動手段114を駆動して、第2の移動ガイ
ド板48を図3において実線位置に移動させる。
【0081】制御部120は、搬送ローラ駆動モータ7
5を先程とは逆方向に駆動し、カットシート印画紙20
0を矢印方向に搬送する。このカットシート印画紙20
0は、第2の移動ガイド板48,ガイド板50,第2の搬
送ベルト部51を介して、搬送路合流部29に至り、現
像装置19でカットシート印画紙200の現像がなされ
る。
【0082】2. カットシート印画紙200の上流側に
デジタル画像を形成する場合 図6(b)に示すように、制御部120は、搬送ローラ駆
動モータ75を駆動し、カットシート印画紙200を矢
印方向に搬送し、一次元画像露光エンジン22を用い
て、カットシート印画紙200の分割位置から上流部分
に向かって画像を形成する。
【0083】上流部分の画像形成が終了し、デジタル画
像全体がカットシート印画紙200に形成されると、図
6(c)に示すように、制御部120は、圧着板上下駆動
モータ63を駆動して、圧着板60を一次元画像露光エ
ンジン22から離反させ、ピンチローラ上下駆動モータ
90を駆動して、第1の搬送ローラ対45のピンチロー
ラ72を搬送ローラ71へ当接させ、第2の搬送ローラ
対46のピンチローラ74も搬送ローラ73に当接さ
せ、更に、第2の移動ガイド板駆動手段114を駆動し
て、第2の移動ガイド板48を図3において実線位置に
移動させる。
【0084】そして、搬送ローラ駆動モータ75を先程
とは逆方向に駆動し、カットシート印画紙200を矢印
方向に搬送する。このカットシート印画紙200は、第
2の移動ガイド板48,ガイド板50,第2の搬送ベルト
部51を介して、搬送路合流部29に至り、現像装置1
9でカットシート印画紙200の現像がなされる。
【0085】(3) 一枚の画像を分割しないで形成する場
合 この場合は、図8(c)に示すように、非露光領域(搬送領
域)200′aを有したカットシート印画紙200′の
露光量域200′bの全域にわたる大きなデジタル画像
Dを形成する場合に相当する。
【0086】この場合は、従来のデジタル画像焼付装置
と同様に、一対の搬送ローラ対でカットシート印画紙2
00′を搬送し、画像を形成する。本実施の形態例の場
合、精度の良い搬送を行い、画像品質を向上させるため
にも、駆動源である搬送ローラ駆動モータ75によって
直接駆動される第1の搬送ローラ対45を用いてカット
シート印画紙200′を搬送することが望ましい。
【0087】上記構成によれば、下記のような効果を得
ることができる。
【0088】(1) 一次元画像露光エンジン22の上流側
と下流側とに、第1及び第2の搬送ローラ対45,46
を設け第1及び第2の搬送ローラ対45,46のピンチ
ローラ72,74を搬送ローラ71,73より離反させる
圧着解除機構を設けたことにより、非露光領域(搬送領
域)を設けずとも、カットシート印画紙200の全域に
わたって画像を形成することができ、カットシート印画
紙200の利用効率を向上させることができる。
【0089】(2) 一枚の画像をカットシート印画紙20
0の搬送方向で分割して形成する際に、カットシート印
画紙200の搬送方向の上流側の画像を形成する場合に
は、下流側の第1の搬送ローラ対45を用いてカットシ
ート印画紙200を下流方向に搬送し、カットシート印
画紙200の分割位置から上流側に向かって画像を形成
し、カットシート印画紙200の搬送方向の下流側の画
像を形成する場合には、上流側の第2の搬送ローラ対4
6を用いてカットシート印画紙200を上流方向に搬送
し、カットシート印画紙200の分割位置から下流側に
向かって画像を形成することにより、カットシート印画
紙200に非露光領域(搬送領域)を設けずとも、カット
シート印画紙200の全域にわたって画像を形成するこ
とができ、カットシート印画紙200の利用効率を向上
させることができる。
【0090】又、 第1又は第2の搬送ローラ対45,4
6によって引っ張られてカットシート印画紙200は搬
送されるので、一次元画像露光エンジン22とカットシ
ート印画紙200を挟持搬送する第1又は第2の搬送ロ
ーラ対45,46との間に、カットシート印画紙200
の搬送を邪魔するなんらかの抵抗があったとしても、安
定した搬送を行なうことができる。
【0091】(3) 他の焼付装置である写真焼付装置21
により上流側に画像が形成されたカットシート印画紙2
00の下流側に画像を形成する場合、上流側の第1の搬
送ローラ対45を用いてカットシート印画紙200を上
流方向に搬送し、カットシート印画紙200の分割位置
から下流側に向かって画像を形成し、写真焼付装置21
により下流側に画像が形成されたカットシート印画紙2
00の上流側に画像を形成する場合、下流側の第2の搬
送ローラ対46を用いてカットシート印画紙200を下
流方向に搬送し、カットシート印画紙200の分割位置
から上流側に向かって画像を形成することにより、非露
光領域(搬送領域)を設けずとも、カットシート印画紙2
00の上流側又は下流側に画像を形成することができ、
カットシート印画紙200の利用効率を向上させること
ができる。
【0092】更に、第1又は第2の搬送ローラ対45,
46によって引っ張られてカットシート印画紙200は
搬送されるので、一次元画像露光エンジン22とカット
シート印画紙200を挟持搬送する第1又は第2の搬送
ローラ対45,46との間に、カットシート印画紙20
0の搬送を邪魔するなんらかの抵抗があったとしても、
安定した搬送を行なうことができる。
【0093】(4) 画像の分割位置が記録画像にかかる場
合には、分割して形成された画像間に未露光部分を形成
することにより、分割して形成された画像のずれを目立
たなくすることができる。
【0094】(5) 上流側の第1の搬送ローラ対45と、
下流側の第2の搬送ローラ対とのうち、一方の搬送ロー
ラ対、本実施の形態例の場合は、第1の搬送ローラ対4
5は駆動源である搬送ローラ駆動モータ75によって直
接駆動し、他方の搬送ローラ対、本実施の形態例の場合
は第2の搬送ローラ対46は、搬送ローラ駆動モータ7
5から動力伝達機構であるベルト機構を介して駆動する
ように構成し、一枚の画像を分割しないで形成する場
合、駆動源である搬送ローラ駆動モータ75によって直
接駆動される第1の搬送ローラ対45を用いてカットシ
ート印画紙200′を搬送することにより、精度の良い
搬送が行われ、画像品質が向上する。
【0095】(6) 上流側にカットシート印画紙200
の先端、後端を検出する検出部である第1のセンサ10
5と、第1のセンサ105からの信号を取り込んで、画
像の分割の位置をカットシート印画紙200の先端、後
端のうち、どちらか一方から決定する制御部120とを
設けたことにより、一つのセンサで画像の分割位置を決
定することができ、コストを安くすることができる。
【0096】
【発明の効果】以上述べたように請求項1記載の発明に
よれば、一次元画像露光エンジンの上流側と下流側と
に、カットシート印画紙を挟持搬送する搬送ローラ対を
少なくとも1対配置すると共に、各搬送ローラ対の少な
くとも一方のローラを他方のローラより離反させる圧着
解除機構を設けたことにより、非露光領域(搬送領域)を
設けずとも、カットシート印画紙11の全域にわたって
画像を形成することができ、カットシート印画紙11の
利用効率を向上させることができる。
【0097】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、一枚の画像を前記カットシート印画
紙の搬送方向で分割して形成する際に、カットシート印
画紙の搬送方向の上流側の画像を形成する場合には、下
流側の搬送ローラ対を用いて前記カットシート印画紙を
下流方向に搬送し、前記カットシート印画紙の分割位置
から上流側に向かって画像を形成し、カットシート印画
紙の搬送方向の下流側の画像を形成する場合には、上流
側の搬送ローラ対を用いて前記カットシート印画紙を上
流方向に搬送し、前記カットシート印画紙の分割位置か
ら下流側に向かって画像を形成することにより、非露光
領域(搬送領域)を設けずとも、カットシート印画紙の全
域にわたって画像を形成することができ、カットシート
印画紙の利用効率を向上させることができる。
【0098】更に、搬送ローラ対によって引っ張られて
カットシート印画紙は搬送されるので、一次元画像露光
エンジンとカットシート印画紙を挟持搬送する搬送ロー
ラ対との間に、カットシート印画紙の搬送を邪魔するな
んらかの抵抗があったとしても、安定した搬送を行なう
ことができる。
【0099】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、他の焼付装置により上流側に画像が
形成された前記カットシート印画紙の下流側に画像を形
成する場合、上流側の搬送ローラ対を用いて前記カット
シート印画紙を上流方向に搬送し、前記カットシート印
画紙の分割位置から下流側に向かって画像を形成し、他
の焼付装置により下流側に画像が形成された前記カット
シート印画紙の上流側に画像を形成する場合、下流側の
搬送ローラ対を用いて前記カットシート印画紙を下流方
向に搬送し、前記カットシート印画紙の分割位置から上
流側に向かって画像を形成することにより、非露光領域
(搬送領域)を設けずとも、カットシート印画紙の上流側
又は下流側に画像を形成することができ、カットシート
印画紙の利用効率を向上させることができる。
【0100】更に、搬送ローラ対によって引っ張られて
カットシート印画紙は搬送されるので、一次元画像露光
エンジンとカットシート印画紙を挟持搬送する搬送ロー
ラ対との間に、カットシート印画紙の搬送を邪魔するな
んらかの抵抗があったとしても、安定した搬送を行なう
ことができる。
【0101】請求項4記載の発明によれば、請求項2記
載の発明において、前記分割して形成された画像間に未
露光部分を形成することにより、分割して形成された画
像のずれを目立たなくすることができる。
【0102】請求項5記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、前記上流側の搬送ローラ対と、下流
側の搬送ローラ対とのうち、一方の搬送ローラ対は駆動
源によって直接駆動し、他方の搬送ローラ対は、前記駆
動源から動力伝達機構を介して駆動すると共に、一枚の
画像を分割しないで形成する場合、駆動源によって直接
駆動される搬送ローラ対を用いて前記カットシート印画
紙を搬送することにより、精度の良い搬送が行われ、画
像品質が向上する。
【0103】請求項6記載の発明によれば、請求項2又
は3記載の発明において、前記上流側に前記カットシー
ト印画紙の先端、後端を検出する検出部と、該検出部か
らの信号を取り込んで、画像の分割の位置を前記カット
シート印画紙の先端、後端のうち、どちらか一方から決
定する制御部とを設けたことにより、検出部が一つです
むので、コストを安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明のデジタル画像焼付装置を
説明する原理図である。
【図2】実施の形態例のデジタル画像焼付機の全体構成
を説明する図である図2における一次元画像露光エンジ
ン部分の詳細図である。
【図3】実施の形態例のデジタル画像焼付機の全体構成
を説明する図である。
【図4】図3における電気的接続を説明する図である。
【図5】動作説明する図である。
【図6】動作を説明する図である。
【図7】動作を説明する図である。
【図8】カットシート印画紙に記録される画像の種類を
説明する図である。
【図9】(a)図は1組の搬送ローラ対で印画紙を挟持搬
送しながら、画像を形成するデジタル画像焼付装置の構
成を説明する図、(b)図は(a)図で画像が形成された印画
紙を説明する図である。
【符号の説明】
10 一次元画像露光エンジン 11 カットシート印画紙 12 第1の搬送ローラ対 13 第2の搬送ローラ対 14 第1の圧着解除機構 15 第2の圧着解除機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カットシート印画紙を搬送しながら、一
    次元画像露光エンジンを用いて前記カットシート印画紙
    の搬送方向と略直交する方向の一次元画像を前記カット
    シート印画紙に露光して二次元画像を形成するデジタル
    画像焼付装置であって、 前記一次元画像露光エンジンの上流側と下流側とに、前
    記カットシート印画紙を挟持搬送する搬送ローラ対を少
    なくとも1対配置すると共に、 前記各搬送ローラ対の少なくとも一方のローラを他方の
    ローラより離反させる圧着解除機構を設けたことを特徴
    とするデジタル画像焼付装置。
  2. 【請求項2】 一枚の画像を前記カットシート印画紙の
    搬送方向で分割して形成する際に、 カットシート印画紙の搬送方向の上流側の画像を形成す
    る場合には、下流側の搬送ローラ対を用いて前記カット
    シート印画紙を下流方向に搬送し、前記カットシート印
    画紙の分割位置から上流側に向かって画像を形成し、 カットシート印画紙の搬送方向の下流側の画像を形成す
    る場合には、上流側の搬送ローラ対を用いて前記カット
    シート印画紙を上流方向に搬送し、前記カットシート印
    画紙の分割位置から下流側に向かって画像を形成するこ
    とを特徴とする請求項1記載のデジタル画像焼付装置。
  3. 【請求項3】 他の焼付装置により上流側に画像が形成
    された前記カットシート印画紙の下流側に画像を形成す
    る場合、 上流側の搬送ローラ対を用いて前記カットシート印画紙
    を上流方向に搬送し、前記カットシート印画紙の分割位
    置から下流側に向かって画像を形成し、 他の焼付装置により下流側に画像が形成された前記カッ
    トシート印画紙の上流側に画像を形成する場合、 下流側の搬送ローラ対を用いて前記カットシート印画紙
    を下流方向に搬送し、前記カットシート印画紙の分割位
    置から上流側に向かって画像を形成することを特徴とす
    る請求項1記載のデジタル画像焼付装置。
  4. 【請求項4】 前記分割して形成された画像間に未露光
    部分を形成することを特徴とする請求項2記載のデジタ
    ル写真焼付装置。
  5. 【請求項5】 前記上流側の搬送ローラ対と、下流側の
    搬送ローラ対とのうち、一方の搬送ローラ対は駆動源に
    よって直接駆動し、 他方の搬送ローラ対は、前記駆動源から動力伝達機構を
    介して駆動する共に、 一枚の画像を分割しないで形成する場合、 駆動源によって直接駆動される搬送ローラ対を用いて前
    記カットシート印画紙を搬送することを特徴とする請求
    項1記載のデジタル画像焼付装置。
  6. 【請求項6】 前記上流側に前記カットシート印画紙の
    先端、後端を検出する検出部と、 該検出部からの信号を取り込んで、画像の分割の位置を
    前記カットシート印画紙の先端、後端のうち、どちらか
    一方から決定する制御部と、 を設けたことを特徴とする請求項2又は3記載のデジタ
    ル画像焼付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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