JP3945896B2 - 水中水準器を使用した作業方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として水中バックホウ等を使って水中作業を行なう際に、水中におけるバックホウのバケットの高さ位置を簡易に検出することのできる水中水準器を使用した作業方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、海中の測定面の高さを測定する場合には、水深計を使用していたが、水深計により測定する場合には、波の影響による測定誤差を生じるという問題があった。
また、水中バックホウによる水底の捨石均し作業においては、作業面一面に多数設置した丁張りを潜水士が目視しながら水中作業を行なっており、このため従来の水中バックホウによる水中作業時には、多数の丁張りを細かく設置する必要があり、捨石均し作業等の水中作業全体に占める丁張りの設置作業時間が大きく、手間と費用を要すると共に、水中作業時にバックホウが丁張りに衝突する等作業上の問題もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、水中の測定面の高さ位置を波の影響を受けずに簡易に測定でき、水中バックホウのバケットの先端の移動高さ位置を測定誤差なく検出することのできる水中水準器を使用した作業方法を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、それぞれ耐圧容器からなる頂部筒と検出筒とを耐圧性の連通管で連絡し、これらの頂部筒、検出筒及び連通管内に頂部筒の上方に大気圧以上の気体が残るように液体を封入すると共に、検出筒内に圧力センサーを設け、その圧力センサーのある時点での値をゼロに設定し、検出筒の位置移動時の上記ゼロ値との差を表示するゼロ設定機能付き表示器を設けた水中水準器を用い、バックホウの旋回中心軸上方のバケットの最大持ち上げ位置より高い位置に頂部筒を設け、かつバケットの先端に圧力センサーを内設した検出筒を設け、基準丁張りにバケットの先端を合わせた時の圧力センサーの値の表示器への入力信号の値のゼロ設定を行なった後、移動するバケットの先端の高さを、その時の表示器への入力信号の値と前記ゼロ設定値との差から検出する水中水準器を使用した作業方法からなる。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明するが、図1は本発明の水中水準器の一実施形態の構成図であり、この水中水準器は水中で簡易に高さ位置を測定する装置である。
まず、それぞれ耐圧容器からなる頂部筒1と検出筒2とを、耐圧性を有しかつホース等のように可撓性を有する連通管4で連絡し、これら頂部筒1、検出筒2及び連通管4内に頂部筒1の上方に大気又は圧縮空気等のように大気圧以上の気体8が残るように液体9、例えば水又は適宜な粘度を有する液体を封入している。
【0006】
また、検出筒2内には圧力センサー6を設け、この圧力センサー6のある時点での値をゼロに設定し、検出筒2の位置移動時の上記ゼロ値との差を表示するゼロ設定機能5付きの表示器7をこの水中水準器に設けている。
なお、この水中水準器を構成する頂部筒1、検出筒2及び連通管4はいずれも水圧による変形が生じないものとし、検出筒2内に設けられた圧力センサー6の信号はゼロ設定機能5を有する表示器7に信号線13で伝達されるようになっている。
【0007】
この水中水準器は、測定面の高さを図1の基準高さ面Sからの相対値として表示するものであり、頂部筒1を一定の高さに保った状態で検出筒2を基準高さ面Sに置くと連通管4内に水頭Hに相当する圧力P1が生じる。そこで検出筒2を図1に破線で示すように測定高さ面Tに移動すると、同様に水頭hに相当する圧力P2が生じ、それにより測定高さ面Tと基準高さ面Sとの相対高さは、液体の種類によって定まる定数をKとすると、△H=H−h=K(P1−P2)で表すことができる。
【0008】
ここで、圧力センサー6の信号は表示器7に入力され、検出筒2の動きに応じて図2に示す破線のような入力値となる。基準高さ面Sに検出筒2を置いた時点でゼロ設定機能5によりゼロ設定すると、表示器7の表示は図2の実線で示す表示値となり、検出筒2を置いた測定高さ面Tを基準高さ面Sからの相対高さとして表示することがでる。
【0009】
なお、上記ゼロ設定機能5付きの表示器7としては、一般に市販されているものを使用することができる。
以上のごとく、本発明の水中水準器によれば、水中の既知の高さの位置に検出筒2をセットし、ここで圧力センサー6の信号を入力した表示器7の値のゼロ設定を行ない、頂部筒1の位置を保ったまま検出筒2を移動してセットすることにより、任意の場所の高さを検出することができるが、これを図3に示す水中バックホウ12のバケット11の高さを検出する際に適用する作業方法につき以下に説明する。
【0010】
まず、検出筒2をバケット11の先端に取り付け、頂部筒1をバックホウ12の旋回中心軸X上方のバケット11の最大持ち上げ位置よりも高い位置に取り付ける。即ち、バケット11を最大高さまで持ち上げた時の検出筒2より高い位置に頂部筒1を設けることになる。
そこで、このバックホウ12を用いて水底の捨石均し作業を行なう際の均し面の高さ計測を行なう場合には、捨石投入面に基準となる基準丁張り10を予め設置しておく。
【0011】
図3のごとく作業位置にバックホウ12を設置した後、バケット11先端を基準丁張り10に合わせるが、この時、表示器7の前記せるゼロ設定を行なう。
次に、均し作業を開始し、バケット11を均し面に移動すると、表示器7には均し面の高さが基準丁張り10からの相対高さとして表示される。その後、バックホウ12の本体を移動させた時は、再度バケット11を基準丁張り10に合わせてゼロ設定を行なうものであり、そのため、基準丁張り10は適宜所定の間隔ごとに設置しておくものとする。
【0012】
【発明の効果】
本発明の水中水準器を使用した作業方法では、水中の測定面の高さ位置を波の影響を受けずに簡易に測定できる。また、従来の水中バックホウの捨石均し作業時では作業面に数多く設置した丁張りを潜水士が目視しなが作業を行なうため、それらの丁張りの設置作業に長時間を要していたのに対し、本発明ではバックホウの進行方向に沿って基準となる丁張りを適宜設置するだけで良くなるため、大幅に丁張設置作業が削減され、全体の作業時間を短縮することができて経済性が向上する。
【0013】
また、バックホウによる作業も、丁張りを見ながら施工するのではなく、潜水士の目前に置いた表示器の表示を見ながら施工できるため、透明度の悪い海域での施工能率を向上させることができる。
従って、本発明の水中水準器を水中バックホウに取り付けることにより、水中作業の効率が大幅に向上し、またその装置も単純な機構なので比較的安価なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水中水準器の一実施形態の構造図である。
【図2】図1のゼロ設定機能付き表示器に入力される入力値と、ゼロ設定による表示値を示す線図である。
【図3】図1の水中水準器を水中バックホウに取り付けて作業を行なう作業方法の説明用概略側面図である。
【符号の説明】
1 頂部筒 2 検出筒
4 連通管 5 ゼロ設定機能
6 圧力センサー 7 表示器
8 気体 9 液体
10 基準丁張り 11 バケット
12 バックホウ

Claims (1)

  1. それぞれ耐圧容器からなる頂部筒と検出筒とを耐圧性の連通管で連絡し、これらの頂部筒、検出筒及び連通管内に頂部筒の上方に大気圧以上の気体が残るように液体を封入すると共に、検出筒内に圧力センサーを設け、その圧力センサーのある時点での値をゼロに設定し、検出筒の位置移動時の上記ゼロ値との差を表示するゼロ設定機能付き表示器を設けた水中水準器を用い、バックホウの旋回中心軸上方のバケットの最大持ち上げ位置より高い位置に頂部筒を設け、かつバケットの先端に圧力センサーを内設した検出筒を設け、基準丁張りにバケットの先端を合わせた時の圧力センサーの値の表示器への入力信号の値のゼロ設定を行なった後、移動するバケットの先端の高さを、その時の表示器への入力信号の値と前記ゼロ設定値との差から検出する水中水準器を使用した作業方法。
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