JP2002090140A - 水中における高さ検出方法 - Google Patents

水中における高さ検出方法

Info

Publication number
JP2002090140A
JP2002090140A JP2000280379A JP2000280379A JP2002090140A JP 2002090140 A JP2002090140 A JP 2002090140A JP 2000280379 A JP2000280379 A JP 2000280379A JP 2000280379 A JP2000280379 A JP 2000280379A JP 2002090140 A JP2002090140 A JP 2002090140A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
detection
pressure
pressure sensor
tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000280379A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Imamura
一紀 今村
Haruhisa Wada
晴久 和田
Tatsuya Mizukawa
達也 水川
Katsufumi Nagai
克文 長井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYOKUTO KENSETSU KK
Toa Corp
Shinko Kensetsu Co Ltd
Original Assignee
KYOKUTO KENSETSU KK
Toa Corp
Shinko Kensetsu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYOKUTO KENSETSU KK, Toa Corp, Shinko Kensetsu Co Ltd filed Critical KYOKUTO KENSETSU KK
Priority to JP2000280379A priority Critical patent/JP2002090140A/ja
Publication of JP2002090140A publication Critical patent/JP2002090140A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 頂部筒と検出筒とを連通管で結んだ装置によ
り水中の測定面の高さ位置を検出する際に、連通管の潰
れ等による圧力変化を計測し補正を行なうことで検出精
度の向上がはかれ、連通管に耐圧性のものを使用する必
要をなくして、その装置のコスト低減はかりうる水中水
準器及びそれを使用した作業方法を提供する。 【解決手段】 上面が開放された頂部筒1と耐圧性の検
出筒2とを、頂部筒1より極めて小さい断面積の連通管
4で連絡し、頂部筒1、検出筒2及び連通管4内に頂部
筒1の全断面を覆うように液体9を注入し、検出筒2内
に圧力センサー6を設け、高さが既知の場所に頂部筒1
を設置して圧力センサー6にかかる水圧を検出して頂部
筒1との高低差を検出し、さらに連通管4の頂部筒付近
に補正用圧力センサー14を設けて、検出筒2内の圧力
センサー6の値の補正を可能とする水中における高さ検
出方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として水中バッ
クホウ等を使って水中作業を行なう際に、水中における
バックホウのバケット等の高さ位置を簡易に検出するこ
とのできる水中における高さ検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、海中の測定面の高さを測定する場
合には、水深計を使用していたが、水深計により測定す
る場合には、波の影響による測定誤差を生じるという問
題があった。また、水中バックホウによる水底の捨石均
し作業においては、作業面一面に多数設置した丁張りを
潜水士が目視しながら水中作業を行なっており、このた
め従来の水中バックホウによる水中作業時には、多数の
丁張りを細かく設置する必要があり、捨石均し作業等の
水中作業全体に占める丁張りの設置作業時間が大きく、
手間と費用を要すると共に、水中作業時にバックホウが
丁張りに衝突する等作業上の問題もあった。
【0003】そこで、上記の問題の対応策として、水中
の測定面の高さ位置を波の影響を受けずに簡易に測定で
き、水中バックホウのバケットの先端の移動高さ位置を
測定誤差なく検出することのできる水中水準器及びそれ
を使用した作業方法に関する特開平11−257955
号の発明がなされている。
【0004】上記公知の発明の水中水準器は、それぞれ
耐圧容器からなる頂部筒と検出筒とを耐圧性の連通管で
連絡し、これらの頂部筒、検出筒及び連通管内に頂部筒
の上方に大気圧以上の気体が残るように液体を封入する
と共に、検出筒内に圧力センサーを設け、その圧力セン
サーのある時点での値をゼロに設定し、検出筒の位置移
動時の上記ゼロ値との差を表示するゼロ設定機能付き表
示器を設けたものであり、その水中水準器を使用した作
業方法は、バックホウの旋回中心軸上方のバケットの最
大持ち上げ位置より高い位置に頂部筒を設け、かつバケ
ットの先端に圧力センサーを内設した検出筒を設け、基
準丁張りにバケットの先端を合わせた時の圧力センサー
の値の表示器への入力信号の値のゼロ設定を行なった
後、移動するバケットの先端の高さを、その時の表示器
への入力信号の値と前記ゼロ設定値との差から検出する
ようになっている。
【0005】しかしながら、上記公知の水中水準器にお
いて連通管を長くすることは、耐圧性の連通管であるの
で、その長さには限界があり、また海中の水圧等により
連通管が潰れると、連通管内の水圧に変化が生じ、水頭
差を正確に計れないおそれがあり、更に連通管等を耐圧
性のものにすると、そのコストがかさみ安価な水中水準
器を提供できなくなるという欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上面が開放
された頂部筒と耐圧性の検出筒とを連通管で結んだ装置
により水中の測定面の高さ位置を検出する際に、連通管
等の潰れ等による圧力変化を計測して補正を行ない、検
出精度の向上がはかれ、それにより連通管の長さの延長
を可能にすると共に、連通管等に耐圧性のものを使用す
る必要をなくしてその装置のコストを低減可能な水中に
おける高さ検出方法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上面が開放さ
れた頂部筒と耐圧性の検出筒とを、頂部筒の断面積に比
べて極めて小さい断面積を有する連通管で連絡し、これ
らの頂部筒、検出筒及び連通管内に頂部筒の全断面を覆
うように液体を注入すると共に、検出筒内に圧力センサ
ーを設け、高さが既知の場所に頂部筒を設置して、その
圧力センサーにかかる水頭圧を検出して頂部筒との高低
差を検出し、さらに連通管の頂部筒付近に補正用圧力セ
ンサーを設けて、検出筒内の圧力センサーの値の補正を
行う水中における高さ検出方法からなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。
【0009】図1は本発明の水中における高さ検出方法
の一実施形態を表わす図である。まず、上面が開放され
た頂部筒1と水中の耐圧性の検出筒2とを、ホース等の
ように可撓性を有する連通管4で連絡し、これら頂部筒
1、検出筒2および連通管4内に頂部筒1の全断面を覆
うように液体9、例えば水又は適宜な粘度を有する液体
を注入している。また、検出筒2内には圧力センサー6
を設け、連通管の頂部筒付近に補正用圧力センサー14
を設けている。
【0010】そこで、頂部筒1を高さが既知の場所に設
置して検出筒2を被測定面Tに置くと圧力センサー6に
水頭Hと大気圧に相当する圧力P1が生じる。また、圧
力センサー14にも水頭hと大気圧に相当する圧力P2
が生じる。ここで液体の種類によって定まる定数をKと
し、補正用圧力センサーを設けた位置Sと被測定面Tと
の高低差はΔH=H−h=K(P1−P2)で表すこと
ができる。
【0011】また、頂部筒は高さが既知な場所に設置し
ているため、被測定面Tの絶対的な高さ(例えば標高)
はHT =HO −ΔHで表すことができる。
【0012】なお、本発明の水中における高さ検出方法
においては、連通管4の断面積を頂部筒1の断面積に比
べて極めて小さくしており、例えばこの実施の形態にお
いては、連通管4の径2cm、断面積3.14cm2 に対
し、頂部筒1の断面積を20,000cm2 として、連通
管4が水圧等により潰れた場合も、連通管4内の液体9
が頂部筒1に流入し、水位変化がほとんど生じないよう
にしている。
【0013】さらに本発明の水中における高さ検出方法
においては、連通管4の頂部筒1付近に補正用圧力セン
サー14を設け、上記のごとく連通管4の潰れ等による
連通管4の圧力変化をこの補正用圧力センサー14で計
測し、前記せる連通管4の下端の検出筒2に取り付けた
圧力センサー6の連通管4の潰れ等による圧力変化と大
気圧の補正を行なうようにしており、これにより、検出
精度の向上をはかるようにしている。
【0014】また、図2は本発明の水中における高さ検
出方法における圧力センサー6による連通管4内の圧力
変化Aと、その補正用圧力センサー14による連通管4
内の圧力変化Bをそれぞれ示す水圧値(kPa)の線図
であり、連通管4内の圧力変化は計測用の圧力センサー
6の水圧値及び補正用圧力センサー14の水圧値共に影
響するものであり、図2でCで示す線図は、補正後の水
圧値を示している。
【0015】
【発明の効果】本発明の水中水準器では、水中の測定面
の高さ位置を波の影響を受けずに簡易に測定できる。
【0016】また、本発明においては、連通管の頂部筒
付近に補正用圧力センサーを取り付け、連通管が水圧等
により潰れても、その圧力変化を計測し、連通管下端に
取り付けた圧力センサーの値を補正することができ、測
定精度の向上をはかることができる。
【0017】さらに連通管には耐圧性のものを使用する
必要がないので、連通管の長さの延長が可能であるた
め、頂部筒を高さが既知の陸上固定点に設置し、補正用
圧力センサーにより大気圧補正も可能なので、絶対的な
高さが測定可能となり、その設備を比較的安価なものに
することができる。
【0018】加えて、連通管の断面積を頂部筒の断面積
より極めて小さくしているので、水圧等により連通管が
潰れて、連通管内の液体が頂部筒に流入しても水位変化
はほとんど生じることがなく、これによっても計測精度
の向上をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水中における高さ検出方法の一実施形
態を示す図である。
【図2】図1の圧力センサー及び補正用圧力センサーを
使用した補正後の水圧値の線図である。
【符号の説明】
1 頂部筒 2 検出筒 4 連通管 6 圧力センサー 9 液体 14 補正用圧力センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今村 一紀 東京都千代田区四番町5 東亜建設工業株 式会社内 (72)発明者 和田 晴久 東京都千代田区四番町5 東亜建設工業株 式会社内 (72)発明者 水川 達也 東京都千代田区四番町5 東亜建設工業株 式会社内 (72)発明者 長井 克文 東京都千代田区四番町5 東亜建設工業株 式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が開放された頂部筒と耐圧性の検出
    筒とを、頂部筒の断面積に比べて極めて小さい断面積を
    有する連通管で連絡し、これらの頂部筒、検出筒及び連
    通管内に頂部筒の全断面を覆うように液体を注入すると
    共に、検出筒内に圧力センサーを設け、高さが既知の場
    所に頂部筒を設置して、その圧力センサーにかかる水頭
    圧を検出して頂部筒との高低差を検出し、さらに連通管
    の頂部筒付近に補正用圧力センサーを設けて、検出筒内
    の圧力センサーの値の補正を行う水中における高さ検出
    方法。
JP2000280379A 2000-09-14 2000-09-14 水中における高さ検出方法 Pending JP2002090140A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000280379A JP2002090140A (ja) 2000-09-14 2000-09-14 水中における高さ検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000280379A JP2002090140A (ja) 2000-09-14 2000-09-14 水中における高さ検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002090140A true JP2002090140A (ja) 2002-03-27

Family

ID=18765228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000280379A Pending JP2002090140A (ja) 2000-09-14 2000-09-14 水中における高さ検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002090140A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103512550A (zh) * 2012-06-26 2014-01-15 上海勘测设计研究院 深水筑堤堤基沉降观测仪
CN105606069A (zh) * 2016-03-01 2016-05-25 中国电建集团贵阳勘测设计研究院有限公司 一种柔性管水准标结构
CN106323233A (zh) * 2016-09-08 2017-01-11 广东舍卫工程技术咨询有限公司 沉降杯监测系统及其测量方法
JP2018036223A (ja) * 2016-09-02 2018-03-08 五洋建設株式会社 高度算出システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103512550A (zh) * 2012-06-26 2014-01-15 上海勘测设计研究院 深水筑堤堤基沉降观测仪
CN105606069A (zh) * 2016-03-01 2016-05-25 中国电建集团贵阳勘测设计研究院有限公司 一种柔性管水准标结构
JP2018036223A (ja) * 2016-09-02 2018-03-08 五洋建設株式会社 高度算出システム
CN106323233A (zh) * 2016-09-08 2017-01-11 广东舍卫工程技术咨询有限公司 沉降杯监测系统及其测量方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9423379B2 (en) Measurement of slurry density
AU2015101608A4 (en) Rock acoustic wave detection transducer
US11598685B2 (en) Apparatus and method for measuring ground subsidence using pressure gauge
CN110514736A (zh) 一种装配式钢筋套管灌浆密实度的监测装置及其使用方法
CN104131544A (zh) 现浇钢筋混凝土地下结构侧向土压力测试装置和方法
JP2002090140A (ja) 水中における高さ検出方法
KR102279806B1 (ko) 시추공내 원위치 수압 측정 장치
CN107542453A (zh) 自浮式钻井液漏失测位仪
CN204041117U (zh) 一种注浆施工过程中多参数实时监测控制仪
CN206311600U (zh) 一种地质应力变化液相检测装置
JP2000088618A (ja) 沈下計測装置
CN103917716B (zh) 用于衰减压力脉冲的方法和设备
JP3210955B2 (ja) 函体の曳航制御方法
JP5510648B2 (ja) 浚渫船
JP3786510B2 (ja) 水中水準器及びそれを使用した水中作業方法
KR102570024B1 (ko) 로드셀 기반의 관입력 측정시스템이 구비된 드레인재 타설장치
CN207775952U (zh) 声测管保护装置
JP6841704B2 (ja) 地盤改良方法
JP3945896B2 (ja) 水中水準器を使用した作業方法
US20230160180A1 (en) ZipLevel(R) EZDepth(R) Tool for excavators
CN105783864B (zh) 一种静力水准仪安装高程预设测量装置与测量方法
US6425299B1 (en) Relative height gauge
CN108871509A (zh) 一种闭口法地下水位测量装置和方法
CN108562652B (zh) 一种可拼接的水下构筑物检测阵列超声探头
CN113686411B (zh) 一种研究复合运动条件稳压器液位变化规律的实验系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090924

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100202