JP3945787B2 - ゴルフボール用プリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は、ゴルフボールに、ボール所有者(使用者)の名前、イニシャル、または、ゴルフコンペの記念となる何等かのマークや記号などの画像を印字するゴルフボール用プリンタに関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
最近は、駅のホームなどでスイングの練習をしているような映像がコマーシャルでも使われるように、ゴルフ人口が増え、そして、趣味が高じると誇示の手段を工夫したり、また、各種記念品の価値を高めることが考えられ、その一つとして、ゴルフボールに特徴のある画像を印字することが要求されることがある。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明のゴルフボール用プリンタは、筐体内において水平状態で回転駆動されるように配置されていて、周囲にゴルフボールを嵌合載置できるゴルフボールの外径よりも小さい内径の孔を等間隔に形成しており、該各孔が、前記筐体から突出したゴルフボールをセットさせる載置位置と、前記筐体内の印字部対向位置と、前記筐体内の被印字後のゴルフボールが孔から排出させられる作用を受ける排出作用位置とを採ることができるターンテーブルと、押上作用部の外径が前記ターンテーブルの孔の内径よりも小さく、上昇動作で前記印字部対向位置に臨んでいるゴルフボールを下から押し上げて、上方に位置する印字部に押圧し、下降動作で被印字後のゴルフボールを再び該孔に載置させるボール昇降手段と、被印字後、前記排出作用位置に臨んだゴルフボールを、下から蹴り上げるようにしてターンテーブルの孔から排出させ、前記筐体から突出したボールの取出部へ転動させるボール蹴上手段とを含み、前記印字部の上流側に位置する印画部には、転写リボンと被転写リボンがサーマルヘッドとプラテンローラに圧接され、該転写リボンからタッチ式キーボードで入力された印字画像データに応じた鏡像関係になるポジ像が該被転写リボンに転写され、前記印画部の下流側に位置する印字部には、前記被転写リボンに転写されたポジ像がゴルフボールへ正像に転写されるものである。
【0004】
【作用】
載置位置でターンテーブルの孔に載置されたゴルフボールは、印字部対向位置へ移動され、そこで、昇降させられて、上昇時に印字部に押圧して、押圧部位に所望の印字を受け、下降後に排出作用位置へ移動され、その後取り出せることになる。
【0005】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0006】
図1は、ゴルフボールに文字、記号などの画像を印字できるゴルフボール用プリンタのブロック図で、制御部本体を構成するCPU(中央演算処理装置)1に、バスライン3を介してプログラムデータなどが格納されたROM(リード・オンリ・メモリ)5、データ処理のための各種メモリエリアが形成されたRAM(ランダム・アクセス・メモリ)7が接続され、また同様に、自動販売機のそれと同じような考え方の料金確認センサー9、各種信号或いはデータを入力するためのタッチ入力キーボード13からキー情報が入力されるキーボード制御回路11、各種作業モード画面とキー入力データを表示するディスプレイ17を駆動制御するディスプレイ制御回路15、ゴルフボールが載置された後述のターンテーブルを所定角度回転させるためのターンテーブル始動スイッチ19、ターンテーブルを回転させるためのターンテーブル駆動モータ23を駆動制御するモータ制御回路21、ターンテーブルの所定角度の1ステップ回転を検知してモータ23の停止信号を出力するターンテーブル位置センサー25、ゴルフボールの後述の印字部対向位置での有無を検知するボールセンサー27、印字画像データに応じた鏡像関係になるポジ像を転写作成する印画動作及び該ポジ像を印字画像データの正像に再転写作成する印字動作との印画/印字始動スイッチ29、後述の固定位置に配置されたプラテンローラに対して下側に配置されたサーマルヘッドに、該ローラに圧接するアップ動作と離反するダウン動作とを行わせるヘッド反転ソレノイド33のヘッド反転ソレノイド制御回路31、前記印画動作を司るサーマルヘッド37を駆動制御するサーマルヘッド制御回路35、前記プラテンローラとサーマルヘッドとの印画部のサーマルヘッド側で後述の転写リボンを移送させる転写リボン巻取モータ41を駆動制御する転写巻取モータ制御回路39、供給部での転写リボンの有無を検知する転写リボンセンサー43、前記印画部のプラテンローラ側を走行させられてサーマルヘッドにより転写リボンから前記鏡像関係になるポジ像を転写される後述の被転写リボンを、印画部の下流側の印字部へ移送して後述の加熱されたシリコンゴム製のボール受けパッドにより該ポジ像がゴルフボールへ正像に転写されることを可能にし、その後未印画部分を印画部へ逆移送させる被転写リボン巻取巻戻モータ45を駆動制御する被転写リボン巻取巻戻モータ制御回路47、前記ボール受けパッドを加熱するハロゲンランプ51を駆動制御するハロゲンランプ制御回路49、前記パッドの被加熱温度を監視する温度センサー53、前記印字部対向位置に臨んでいるゴルフボールを、上昇動作で下から押し上げながら、被転写リボンを介して印字部のゴムパッドに押圧させ、その後下降動作で初期の印字部対向位置に戻させる後述のリフター制御用のリフター昇降モータ57を駆動制御するリフター昇降モータ制御回路55、ゴルフボールを印字部のボール受けパッドに押圧させたリフターの上限到達位置を検知してリフター昇降モータ57の上昇方向の回転を停止させる信号を出力するリフター上限センサー59、ゴルフボールを初期の印字部対向位置に戻させた後の下限到達位置を検知してリフター昇降モータ57の下降方向の回転を停止させる信号を出力するリフター下限センサー61及び後述の排出作用位置に臨んだ印字済みのゴルフボールを下から蹴り上げて、後述のボール取出部へ転動させる蹴上アーム操作用のボール排出プランジャ65を駆動制御するボール排出プランジャ制御回路63、ターンテーブルの回転軌道に蹴上アームが存在しているか否かを監視する蹴上アームセンサー67が接続されている。
【0007】
図2はゴルフボール用プリンタ本体の正面図、図3は図2の右側面図、図4は図2の平面図、図5は正面から見た本体内における機構部全体(主基板手前)の拡大説明正面図、図6は主基板の後方部を含めた図5に対する説明平面図、図7は転写リボン及び被転写リボンの移送機構部を主基板を取り除いて示した拡大説明正面図、図8はターンテーブルに対する回転機後部の拡大説明正面図、図9は図8の右側面図、図10はヘッド反転機構部の拡大説明側面部分断面図、図11は印字部とリフター昇降機後部の拡大説明側面部分断面図、図13はゴルフボールの排出機構部の拡大説明平面図、図14はゴルフボールの排出機構部の拡大説明左側面部分断面図、図15,図16及び図17はゴルフボール用プリンタの制御フローチャートである。
【0008】
本発明のゴルフボール用プリンタは、図2,図3及び図4に示す如く、本体100とタッチ入力式のキーボード機能を備えたディスプレイ17とからなり、本体100の前面には、ゴルフボールのセット部102と取出部104とが形成されており、ディスプレイ17側には、コインの投入口17aと吐出口17bとが形成されている。
【0009】
本体正面の内部には、図5に示す機構部全体が配置され、内部奥で垂立している主基板106の後方には図6で示すように転写リボン及び被転写リボンの駆動系が配置されている。
【0010】
具体的には、図5,図6,図8及び図9を参照して、ターンテーブルの回転機後部を説明する。
【0011】
主基板106から水平に垂立した副基板108にテーブル軸201が枢支されていて、該軸201の一端にターンテーブル203が、他端に歯車205がそれぞれ取り付けられている。
【0012】
テーブル軸201は、歯車207,208及び209を介してテーブル駆動モータ23により回転させられ、ターンテーブル203は周囲に外方に向かう欠如部205(205a〜205f)を持った6個の孔204(204A〜204F)を等間隔に形成していて、該孔204の内径がゴルフボールの外径よりも小さい。
【0013】
ターンテーブル位置センサー25は、ターンテーブル203の回転周囲の一部に配置されて、欠如部205を監視する透過式センサーで構成できるが、駆動モータ23にステップモータを用いるならば、そのステップパルス数を管理することでも同様の働きになる。
【0014】
次に、図5,図6,図7及び図10を参照して、ヘッド反転機構部を説明する。
【0015】
印画部を構成するプラテンローラ301は、主基板106の決められた位置に片持ち形式で枢支され、サーマルヘッド37もヘッド保持板305の基部が主基板106の支軸106aに片持ち形式で枢支されているが、該保持板305がバネ307により左旋性が与えられていて、該ヘッド37は、プラテンローラ301に対して、印字要素(ドット抵抗素子)を上向きにして下側に配置され、圧接する位置と離反した位置とを採ることができるようになっている。
【0016】
主基板106に取り付けられて、ヘッド保持板305の下側に配置されているヘッド反転(アップ/ダウン)ソレノイド(ロータリーソレノイド)33は、作動アーム33aで該保持板305をバネ307の張力に抗して右旋させ、動作停止でその右旋を解除することにより前記サーマルヘッド35のプラテンローラ301に対する接離を制限する。
【0017】
次に、図5,図6,図7及び図10を参照して、転写リボン及び被転写リボンの移送機構部を説明する。
【0018】
転写リボン401は、供給側の巻芯403が転写供給軸431にセットされ、案内ローラ421−印画部のサーマルヘッド側の案内ローラ423を経て、被巻取側の巻芯405が転写巻取軸433にセットされており、該巻取軸433が、歯車435,437及び439を介して転写巻取モータ41により回転させられるようになっている。
【0019】
被転写リボン451は、供給側の巻芯453が被転写供給軸471にセットされ、印画部のプラテンローラ側−印字部入口側の挟持案内ローラ461,463−印字部出力側の挟持案内ローラ465,467−案内ローラ469を経て、被巻取側の巻芯455が被転写巻取軸473にセットされている。
【0020】
各上側に位置する挟持案内ローラ463及び467は、揺動可能なレバー462及び466の自由端側に枢支され、バネ464及び468の作用により各下側に位置する挟持案内ローラ461及び465に軽く圧接している。
【0021】
被転写供給軸471は、特に図10を参照するように、ワンウエイクラッチ機構475を介してプーリー477に連結されていて、被転写巻取軸473も詳しくは表していないが、ワンウエイクラッチ機構を介してプーリー479に連結されている。
【0022】
被転写巻取軸473は、被転写リボン巻取巻戻モータ47の回転軸に取り付けられたプーリー483−プーリー479−プーリー485−プーリー487−テンションローラ489に掛けられた駆動ベルト491により、該モータ47の右回転時にワンウエイクラッチ機構に連結される方向にあって、駆動(右旋)される。
【0023】
被転写巻取軸471は、プーリー477−プーリー493伝動ベルト495が掛けられ、プーリー493と一体的な歯車497とプーリー479と一体的な歯車501とが歯車503により連結されていて、被転写リボン巻取巻戻モータ47の左回転時にワンウエイクラッチ機構475に連結される方向にあって、駆動(左旋)され、また、歯車497の軸がプラテンローラ301の軸と共通であり、プラテンローラ301の回転が被転写リボン451の移送と同期している。
【0024】
尚、転写リボン401の終端のアルミ箔部分を検知する転写リボンセンサー43は、一例として反射式センサーで、案内ローラ421の下流側の近傍に配置される。
【0025】
次に、図5及び図11を参照して、印字部とリフター昇降機構部とを説明する。
【0026】
印字部は、被転写リボン451の移送方向において前記印画部の下流側に位置していて、ハロゲンランプ51と、該ランプ51を包む丸い空洞部を形成して主基板に片持ち形式で支持されたアルミニュウム製の熱伝導体553とからなり、更に、該熱伝導体553が、下方の一部を肉厚にされて、そこに被転写リボン451の移送方向と平行な円弧状の窪み553aを形成され、その窪みの表面に貼付されたシリコンゴム製のボール受けパッド555を含み、該パッド555がシリコンゴムの2枚重ねになっていて、その間に温度センサー53を挟み込んでいる。
【0027】
リフター昇降機構は、リフター昇降モータ57と、歯車561−歯車563を介して該モータ57により回転駆動される雄ネジを切ったロッド565と、上端側の外径が前記ターンテーブル203における孔204の内径よりも小さく、また、下方に該ロッド565の雄ネジに螺合する雌ネジ部567aを備え、更に上端に環状で内側に傾斜したボール載縁567bを形成し、そして、上端側が副基板108の一部に嵌合されたカラン状のガイド108gに挿通されていると共に、図示していないが、回り止めが施されていて、ロッド565の回転方向に応じて昇降するリフター567とからなる。
【0028】
尚、リフター上限センサー59及びリフター下限センサー61は、それぞれ一例として、マイクロスイッチで、図示していないが、リフター567におけるある部分の昇降軌道内に配置されているものである。
【0029】
次に、図5,図6及び図12,図13,図14を参照して、ゴルフボールの排出機構部を説明する。
【0030】
ターンテーブル203の、印字部に対向している一つの孔204から左に60度回転したところに位置する孔204に対して、下側にボール蹴上アーム601が、副基板108に連設されたコ字状の補助基板110における支軸603により枢支されている。
【0031】
ボール蹴上アーム601は、ボール蹴上部601aと被牽引部601bとからなり、バネ605によりターンテーブル203の回転軌道から退避する方向の右旋性が与えられており、該蹴上部601aが孔204と欠如部205を利用してターンテーブル203を通り越すように上昇(左旋)できる。
【0032】
該アーム601は、被牽引部601bが連結板607を介してボール排出プランジャ65のプランジャピン609に連結されている。
【0033】
図示していない蹴上アームセンサー67(アーム601がプランジャ65の作動で左旋させ始められたことを検知するマイクロスイッチ)は、アーム601の状態を監視して、少なくとも蹴上部601aがターンテーブル203の回転軌道内に侵入している時には、ターンテーブル203の回転を不能にする信号を出力している。
【0034】
そして、ゴルフボールGBが蹴り上げられて落ちてくるところから取出部104との間に傾斜通路611が配置されている。
【0035】
ここで使用する転写リボン401は、熱移行性(加熱によって昇華し得る)染料を含有する染料担持層を基材リボンに形成したものである。
【0036】
また、被転写リボン451は、染料染着性の樹脂からなる剥離可能な受容層を基材リボンに形成したものである。
【0037】
以上のように構成されたゴルフボール用プリンタの制御動作について、図15,図16及び図17の制御フローチャートと共に説明する。
【0038】
このゴルフボール用プリンタの装置は、例えば、ゴルフのクラブハウスにおけるロビーの一コーナーにおかれるもので、ゴルファーが自動販売機と同じような取り扱いで利用できる。
【0039】
本装置が利用されていない時には、本体100上のディスプレイ17は、この装置の機能と利用料金システムなどを表示している。
【0040】
例えば、手持ちのゴルフボールに自分のイニシャルを印字したいと言うゴルフに趣味を持つ人(利用者)が、印字しようとする数に応じた料金を、図15のステップS1のように、コインの投入口17aから入れると、ディスプレイ17に印字画像データを入力させるメッセージが表示され、そして、利用者によってタッチ式キーボードから印字画像データ(イニシャル)が入力、且つ、確定される(ステップS2)と、ステップS3へ移る。
【0041】
ステップS3では、ディスプレイ17が、本体100のセット部102にゴルフボールを置かせることと、その後にボールを1ステップ送らせるターンテーブル始動スイッチ19(ディスプレイ17の一部がスイッチとして表示されている)を押させることを表示し、また、セット部102に置かれたゴルフボールGBは、図6に示すターンテーブル203における孔204aに載せられたことになる。
【0042】
始動スイッチ19を1回押すことは、ステップS4のように、1回分の利用料金をROM5の中にあるプログラムによって減算することを意味すると共に、ターンテーブル駆動モータ23が所定量回転して、ターンテーブル203を1ステップ(60度)回転させ、ボールが載せられていない次の孔204bをセット部102に臨ませる。
【0043】
ステップS5で、2個目以降(2〜5個まで)のボールのセット(供給)を継続するかどうかが判断され(でき)、また、継続する場合には、ステップS6へ移って投入額の残金が1回分の利用金額以上であるかどうかが、ROM5の中にあるプログラムによって判断され、更に、以上である場合には、ステップS7へ移って印字部に対向するターンテーブル203の孔204にゴルフボールが載せられているかどうかが、ボールセンサー27によって判断される。
【0044】
そして、印字部対向位置にゴルフボールが存在しない場合には、ステップS3からの操作を繰り返す。
【0045】
ステップS5で供給を継続しないことにしたり、ステップS6で残金が不足していたり、或いは、ステップS7でゴルフボールの存在が確認されると、ディスプレイ17のメッセージに従い、ステップS8へ移って、画面に表示されている印画/印字始動スイッチ29を操作すると、これによって、プリンタが動作を開始する。
【0046】
先ず、ステップS9で印字部対向位置にゴルフボールGBが存在するかどうかが判断され、存在しない場合は、ステップS10でターンテーブル駆動モータ23が動作して、ボールGBが印字部対向位置に移動してくるまで、ステップS9−S10の処理が繰り返される。
【0047】
ステップS11では、転写リボンセンサー43によって、転写リボンの有無が判断され、転写リボンが存在しなかったり、無くなった場合は、ディスプレイ17からのメッセージに従って、ステップS12で転写リボンの装填を行う。
【0048】
転写リボン401が存在すると、次に、ステップS13で、印字部におけるボール受けパッド555の温度が適正かどうかが温度センサー53により判断され、温度が高過ぎるか低過ぎるかの適正ではない場合は、所定の待機時間をとり、適正状態であると、ステップS14へ移る。
【0049】
ステップS14では、先ず、ヘッド反転ソレノイド(ロータリーソレノイド)33が動作して、作動アーム33aの右回転でヘッド保持板305をバネ307の張力に抗して右旋させて、サーマルヘッド37を転写リボン401と被転写リボン451を挟持するようにプラテンローラ301へ圧接させる。
【0050】
この時、プラテンローラ301と転写リボン401及び被転写リボン451とを同期させながら、プラテンローラ301を時計方向に回転させて(転写リボン巻取モータ41と被転写リボン巻取巻戻モータ47の巻取方向への駆動)、先に入力した印字画像データをサーマルヘッド37に呼び出し(印字画像データ処理)、その印字画像データに応じた鏡像関係になるポジ像を転写リボン401から被転写リボン451へ転写作成させる。
【0051】
この作成作用は、転写リボン401における染料担持層上の熱移行性染料がサーマルヘッド37の熱により、被転写リボン451における染料染着性の樹脂からなる受容層へ昇華・移行して転写作成させる。
【0052】
この第一の転写動作が完了すると、モータ41及び47の動作が停止して、プラテンローラ301の回転及び各リボンの移送が停止すると共に、ヘッド反転ソレノイド33の動作が停止して、この結果、ヘッド保持板305はバネ307の張力により左旋してサーマルヘッド37をプラテンローラ301から離隔させる。
【0053】
次に、ステップS15へ移り、ソレノイド33の動作停止に相前後して、再び被転写リボン巻取巻戻モータ47が巻取方向へ駆動して、被転写リボン451における印字画像データの鏡像が転写された部分を、印画部から印字部までの距離情報に従って印字部へ移送する。
【0054】
これらの被転写リボン451の巻取(正)移送時には、被転写巻取軸473側のワンウエイクラッチ機構が連結方向に作用して、巻芯455を装着した軸473がリボン451を巻き取る一方、被転写供給軸471のワンウエイクラッチ機構475が非連結方向に作用して、巻芯453を装着した軸471がリボン451を解く方向に摩擦を作用させながら追従回転する。
【0055】
被転写リボン451における染料を移行された部分の印字部への移送が完了すると、ステップS16へ移ってリフター昇降モータ57が正転駆動し、歯車561及び563を介してロッド565が正方向に回転され、この結果、リフター567が上昇して行く。
【0056】
リフター567は、その外径がターンテーブル203の孔204の内径よりも小さく、途中から環状のボール載縁567bで、ターンテーブル203における印字部に対向したゴルフボールGBを持ち上げて行き、ステップS17の処理がリフター上限センサー59で監視され、最終的にステップS18へ移って、上昇の上限位置でモータ57の回転が停止すると共に、ゴルフボールGBの上面を、被転写リボン451の染料を移行された部分を介して、印字部のハロゲンランプ51により加熱された熱伝導体553の窪み553aに貼付されているボール受けパッド555へ押圧する。
【0057】
この印字部における被転写リボン451は、静止状態では、入口側の一対の挟持ローラ461,463と出口側の一対の挟持ローラ465,467とに挟み込まれていて、ボール受けパッド555からある程度離れた位置に置かれ、そして、ゴルフボールGBによりその上昇に伴い突き上げられて、各上側の挟持ローラ463及び467をレバー462及び466に掛けられたバネ464及び468の張力に抗して変位(右旋及び左旋揺動)させながら該パッド555に押圧され、後述のゴルフボールGBの下降時には、逆にローラ463及び467による押下作用を受けて静止状態に戻る。
【0058】
尚、各上側の挟持ローラ463及び467の揺動可能な配置は、被転写リボン451の移送路への装填にも役立っている。
【0059】
被転写リボン451における染料を移行された部分を剥離してゴルフボールGBの表面に転写させるためには、ボール受けパッド555の温度管理と併せて所定の押圧時間が必要であり、その保持時間(モータ57の停止待機時間)が例えば時計機能とかカウンター機能によってステップS19で監視され、そして、待機時間が経過するとステップS20へ移る。
【0060】
シリコンゴム製のボール受けパッド555は、柔軟性があって、被転写リボンをゴルフボールの表面のリンプルの中にも押し付けさせるので、その第二の転写はムラなく行われる。
【0061】
ステップS20では、再びリフター昇降モータ57が逆駆動し、歯車561及び563を介してロッド565が逆回転され、この結果、リフター567が下降してゆく。
【0062】
利用者が入力した印字画像データのポジ正像が転写印字されたゴルフボールGBは、リフター567の下降に伴い、その途中で再びターンテーブル203における元の孔に置かれる。
【0063】
リフター567が下降の下限位置に達したかどうかは、リフター下限センサー61によってステップS21で監視され、下限位置に達すると、ステップS22へ移る。
【0064】
ステップS22では、リフター昇降モータ57を停止させ、また、被転写リボン巻取巻戻モータ47を逆転駆動し、更に、ターンテーブル駆動モータ23を1ステップ駆動させる。
【0065】
モータ47の逆転駆動による被転写リボン451の巻戻(逆)移送時には、被転写供給軸471側のワンウエイクラッチ機構475が連結方向に作用して、巻芯453を装着した軸471がリボン451を巻き戻す一方、被転写巻取軸473側のワンウエイクラッチ機構が非連結方向に作用して、巻芯455を装着した軸473がリボン451を解く方向に摩擦を作用させながら追従回転する。
【0066】
被転写リボン451の巻戻移送量は、印字部と印画部の距離から転写リボンの染料を移行された部分の長さ(厳密には1/2の長さであるが、所定のクリアランスが必要である)を引いた長さであり、これによって、染料の未移行の先頭部分が、印画部に戻る。
【0067】
モータ23の1ステップ駆動は、ターンテーブル203を60度回転させ、印字済みのゴルフボールGBを印字対向部から排出機構部の上部へ移動させるもので、これでステップS23へ移る。
【0068】
ステップS23では、ボール排出プランジャ65のワンショット(1,2秒)駆動を行い、その間、プランジャピン609が右方(ソレノイドの中)へ引き込まれる。
【0069】
プランジャピン609の右方変位により、被牽引部601bを介して連結板607に連結された蹴上アーム601が、バネ605の張力に抗して左旋し、ゴルフボールGBを蹴上部601aにより蹴り上げて、傾斜通路611に落とし込む。
【0070】
傾斜通路611に落とされた印字済みのゴルフボールGBは、ステップS24のように、その通路を転がって本体100の前面における取出部104に出てきて、利用者が手にすることができるようになる。
【0071】
ボール排出プランジャ65がワンショット動作を終了して、プランジャピン609への吸引力がなくなると、蹴上アーム601はバネ605の張力により右旋復帰して、蹴上部601aがターンテーブル203の回転軌道から退避する。
【0072】
ターンテーブル203の回転軌道を横切る蹴上アーム601の左旋/右旋の回動は、蹴上部601aが孔204と欠如部205とを利用して行われ、アーム601がターンテーブル203の回転軌道中に存在する状態での該テーブル203を回転不能にする(蹴上アームセンサー67)には、前述のマイクロスイッチの他に、ボール排出プランジャ65を動作させている間のワンショット時間を利用することもできる。
【0073】
次に、ステップS25に移って、始めに複数のゴルフボールGBをセットしていれば、ステップS11からの操作を繰り返し、ボールのセット数が1個であったり、最終のボールを取り上げたのであれば、すべての動作が終了する。
【0074】
【発明の効果】
本発明のゴルフボール用プリンタは、使用段階のゴルフボールの表面にイニシャルや記号などのタッチ式キーボードで入力された印字画像データを印字できるので、趣味の世界を広げたり、手軽にゴルフボールに記念品としての価値を持たせることができるなどの効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るゴルフボール用プリンタのブロック図である。
【図2】 本発明の一実施例に係るゴルフボール用プリンタ本体の正面図である。
【図3】 ゴルフボール用プリンタ本体の右側面図である。
【図4】 ゴルフボール用プリンタ本体の平面図である。
【図5】 正面から見た本体内における機構部全体(主基板手前)の拡大説明正面図である。
【図6】 主基板の後方部を含めた図5に対する説明平面図である。
【図7】 転写リボン及び被転写リボンの移送機構部を主基板を取り除いて示した拡大説明正面図である。
【図8】 ターンテーブルに対する回転駆動部の拡大説明正面部分断面図である。
【図9】 ヘッドアップ/ダウン制御機構部の拡大説明側面部分断面図である。
【図10】 印字部とリフター昇降制御機構部の拡大説明側面部分断面図である。
【図11】 ボール排出制御機構部の拡大説明正面部分断面図である。
【図12】 ボール排出制御機構部の拡大説明側面部分断面図である。
【図13】 ボール排出制御機構部の拡大説明底面部分断面図である。
【図14】 ボールの排出機構部の拡大説明左側面部分断面図である。
【図15】 本発明のゴルフボール用プリンタの制御フローチャートの一例である。
【図16】 本発明のゴルフボール用プリンタの制御フローチャートの一例である。
【図17】 本発明のゴルフボール用プリンタの制御フローチャートの一例である。
【符号の説明】
1・・・CPU
3・・・バスライン
5・・・ROM(リード・オンリ・メモリ)
7・・・RAM(ランダム・アクセス・メモリ)
9・・・料金確認センサー
11・・・キーボード制御回路
13・・・キーボード
15・・・ディスプレイ制御回路
17・・・ディスプレイ
17a・・・コインの投入口
17b・・・吐出口
19・・・ターンテーブル始動スイッチ
21・・・モータ制御回路
23・・・ターンテーブル駆動モータ
25・・・ターンテーブル位置センサー
27・・・バスラインセンサー
29・・・印画/印字始動スイッチ
31・・・ヘッド反転ソレノイド制御回路
33・・・ヘッド反転ソレノイド
35・・・サーマルヘッド制御回路
37・・・サーマルヘッド
39・・・転写巻取モータ制御回路
41・・・転写リボン巻取モータ
43・・・転写リボンセンサー
45・・・転写リボン巻取巻戻モータ
47・・・被転写巻取巻戻モータ制御回路
49・・・ハロゲンランプ制御回路
51・・・ハロゲンランプ
53・・・温度センサー
55・・・リフター昇降モータ制御回路
57・・・リフター昇降モータ
59・・・リフター上限センサー
61・・・リフター下限センサー
63・・・ボール排出プランジャ制御回路
65・・・ボール排出プランジャ
67・・・アームセンサー
100・・・本体
102・・・ゴルフボールのセット部
104・・・取出部
106・・・主基板
106a・・・支軸
106g・・・ガイド
108・・・副基板
110・・・補助基板
201・・・テーブル軸
203・・・ターンテーブル
204(204A〜205F)・・・孔
205(205a〜205f)・・・欠如部
207,208及び209・・・歯車
301・・・プラテンローラ
305・・・ヘッド保持板
307・・・バネ
401・・・転写リボン
431・・・転写供給軸
433・・・転写巻取軸
435,437及び439・・・歯車
451・・・被転写リボン
461,463・・・挟持案内ローラ
465,467・・・挟持案内ローラ
471・・・被転写供給軸
473・・・被転写巻取軸
475・・・ワンウエイクラッチ機構歯車
477,479,483,485及び487・・・プーリー
489・・・テンションローラ
491・・・駆動ベルト
493・・・プーリー
495・・・伝動ベルト
497,501及び503・・・歯車
553・・・熱伝導体
555・・・ボール受けパッド
565・・・ロッド
567・・・リフター
601・・・蹴上アーム
601a・・・蹴上部
601b・・・被牽引部
605・・・バネ
607・・・連結板
609・・・プランジャ
611・・・傾斜通路
GB・・・ゴルフボール

Claims (1)

  1. 筐体内において水平状態で回転駆動されるように配置されていて、周囲にゴルフボールを嵌合載置できるゴルフボールの外径よりも小さい内径の孔を等間隔に形成しており、該各孔が、前記筐体から突出したゴルフボールをセットさせる載置位置と、前記筐体内の印字部対向位置と、前記筐体内の被印字後のゴルフボールが孔から排出させられる作用を受ける排出作用位置とを採ることができるターンテーブルと、押上作用部の外径が前記ターンテーブルの孔の内径よりも小さく、上昇動作で前記印字部対向位置に臨んでいるゴルフボールを下から押し上げて、上方に位置する印字部に押圧し、下降動作で被印字後のゴルフボールを再び該孔に載置させるボール昇降手段と、被印字後、前記排出作用位置に臨んだゴルフボールを、下から蹴り上げるようにしてターンテーブルの孔から排出させ、前記筐体から突出したボールの取出部へ転動させるボール蹴上手段とを含み、前記印字部の上流側に位置する印画部には、転写リボンと被転写リボンがサーマルヘッドとプラテンローラに圧接され、該転写リボンからタッチ式キーボードで入力された印字画像データに応じた鏡像関係になるポジ像が該被転写リボンに転写され、前記印画部の下流側に位置する印字部には、前記被転写リボンに転写されたポジ像がゴルフボールへ正像に転写されることを特徴とするゴルフボール用プリンタ。
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